JP4981891B2 - マルチスロット・パケット・データ転送方法 - Google Patents

マルチスロット・パケット・データ転送方法 Download PDF

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Description

本発明は、GSM/EDGE(Global System for Mobile communications/Enhanced Data rate for GSM Evolution)無線通信システムのマルチスロット・パケット転送モードに関し、特に、近隣セル探索ウィンドウを拡張した場合に使用するためのマルチスロット・パケット転送方法に関する。
第三世代通信(3GPP)が定めるGSM/EDGE規格によれば、移動局(MS)は、モビリティ機能を確保するために、隣接セルの識別を周期的に探索し、同期し、確認しなければならない。BSIC復号と呼ぶこのプロセスは、所与の周波数が特定の隣接基地局の同報通信制御チャネル(BCCH)として使用されていることを示す周波数補正チャネル(FCCH)を探索するステップと、隣接セルの同期に微調整するために、同期チャネル(SCH)を復号するステップと、SCHによる基地トランシーバ局識別符号(BSIC)同報通信を使用して、セルが予想したものである(他のセルが同じ周波数を使用していない)ことを確認するステップとからなる。
都合の悪いことに、パケット転送モード中にBSIC復号を行うために割り当てられたアイドル・フレーム(「探索」フレームとも呼ばれる)は、通常、MSがあるマルチスロット構成内に位置する場合に、BSIC復号を完了するための十分な時間的余裕を与えない。3GPP TS45.008V7.2.0第10.1.1.2節は、「ある許可されたマルチスロット構成(3GPP TS45.002参照)」においては、MSは、BSIC復号またはマルチRAT測定を行うことはできないと規定している。この場合、MSは、BSIC情報を探索し、確認しおよび復号するための要件に適合するために、またはマルチRAT測定を行うために、アイドル・フレーム直前のフレーム内の前回の送信バーストをスキップすることができるか、またはアイドル・フレーム直後のフレーム内の第1の受信バーストをスキップすることができる。3GPP TS45.008V7.2.0第10.1.1.2節により送信バーストをスキップすることは、「探索ウィンドウの拡張」と呼ばれる場合もある。
しかし、送信バーストをスキップすることにより探索ウィンドウを拡張することは、必然的にあるデータ送信がスキップされることを意味する。ある状況の場合には、これによりスキップしたバーストを含む全無線ブロックの送信が破損する場合がある。それ故、BSIC情報を探索し、確認し、および復号するための要件に適合しながら、スキップしたバーストを含む無線ブロックが破損するリスクを低減することができる。下記の図面および添付の詳細な説明を注意深く読めば、通常の当業者であれば本発明の種々の態様、機能および利点をよりよく理解することができるだろう。
通常の基地局識別符号(BSIC)復号を行うことができない許可されたマルチスロット構成の移動局のためのマルチスロット・パケット・データ転送方法は、周知の拡張した探索ウィンドウ技術により、アイドル・フレーム直前のフレーム内の前回の送信バーストをスキップし、また、アイドル・フレーム直前のブロック周期の前回の送信タイムスロット上の無線ブロックの送信を変更する。送信は、無線ブロックの送信を完全にスキップし、前回の送信タイムスロット上の無線ブロックを(1つ以上のダミー・バーストからなる)ダミー・ブロックにより置換し、無線ブロックの送信電力レベルを変更し、および/またはその無線ブロックに対して異なる符号化方式を使用することにより変更することができる。
さらに、この方法は、アイドル・フレーム直前のブロック周期の前回の送信タイムスロット上の無線ブロックを変更する時期を決定するための種々の基準を含む。基準は、移動局が確認応答無線リンク制御モードを使用しているか否かの判定、ロバストな符号化方式を使用しているか否かの判定、低域損失基準パラメータC1が存在するか否かの判定、高い上りブロック誤り率が存在するか否かの判定、高い下り干渉比が存在するか否かの判定、および/または低い下り受信信号レベルが存在するか否かの判定を含む。
図1は、マルチスロット・パケット・データ転送方法のある実施形態による、少なくとも1つのサービス提供セル110および少なくとも1つの隣接セル120、130を含む移動局150を有する無線通信ネットワーク100である。図の場合、移動局150は、携帯電話であるが、別の方法としては、移動局は、無線接続部を含むポータブル・コンピュータであっても、セルラートランシーバを含む携帯情報端末であっても、その他のものであってもよい。図の場合、無線通信ネットワーク100は、GSM/EDGE(Global System for Mobile communications/Enhanced Data rate for GSM Evolution)無線ネットワークであるが、無線通信ネットワーク100は、TDMAのような時分割多重アクセス・ネットワークおよび将来の実施を含むGSMの他の実施態様であってもよい。
二方向信号115で示すように、移動局150は、そのサービス提供セル110からパケット・データを送受信する。この実施形態の場合には、信号115は、マルチスロット・パケット・データ転送を含む。また、移動局150は、モビリティ機能を確保するために、隣接セルの識別を探索し、同期し、および確認する近隣セル探索ウィンドウ内でBSIC復号を周期的に行う。この状況の場合には、隣接セル120は、信号125によりBSIC復号のために必要な情報を同報通信し、もう1つの隣接セル130は、信号135によりBSIC復号に必要な情報を同報通信する。図では2つの隣接セル120、130しか図示されていないが、隣接セルの数は、ゼロ、1、またはそれ以上に一般化することができる。
図2は、図1の無線通信ネットワーク100内のマルチスロット・パケット・データ転送方法のある実施形態を実施している、例示としての26のフレームを含むマルチフレーム200である。マルチフレーム200は、26の時分割多元接続(TDMA)フレームを有する。この例示としてのマルチフレーム200の場合には、3GPP TS45.008V7.2.0第10.1.1.2節により、アイドル・フレーム216の直前のフレーム290内の前回の送信バースト295がスキップされるばかりでなく、アイドル・フレーム216に先行するブロック206内の各フレーム260、270、280、290の前回の送信バースト265、275、285、295もスキップされる。アイドル・フレーム216の直前のブロック周期206を形成しているすべてのフレーム260、270、280、290内の前回の送信バースト265、275、285、295をスキップすると、本質的には、全無線ブロックの送信がスキップされ、上りデータ転送性能が改善され、その場合、無線ブロックの予想したバーストのすべてより少ないものを受信した場合、図1の移動局150のアップリンク符号化方式の復号が信頼できなくなるか、または行うことができなくなる。
図の場合、マルチフレーム200は、GSM/EDGEパケット・データ・トラフィック・チャネル(PDTCH)上で使用するための26のフレームを含むマルチフレームである。パケット・データ転送および制御チャネルをサポートするために使用するマルチフレームは、実際には、2つの26のフレームを含むマルチフレームを有する52のフレームを含むマルチフレームであることに留意されたい。ここでは、説明を簡単にするために26のフレームを含むマルチフレーム・エンティティについて説明する。しかし、このマルチスロット・パケット・データ転送方法は、他のタイプのマルチフレームにも適用することができる。例示としてのマルチフレーム200は、3つのブロック周期201、202、203およびその後に続くパケット・タイミング・アドバンス制御チャネル(PTCCH)上で任意の信号を送受信するために使用することができるフレーム213を有する。この後に、さらに3つのブロック周期204、205、206およびアイドル・フレーム216(探索フレームとも呼ばれる)が続く。各ブロック周期201、202、203、204、205、206は、4つのTDMAフレームを有し、各フレームは、通常、0〜7の番号がついている8つのタイムスロットを有する。
図2において、アイドル・フレーム216の直前の2つのブロック周期205、206のすべてのタイムスロットについては詳細に説明した。B4ブロック周期205においては、各フレーム220、230、240、250は、各フレームの頂部のところに陰影マークで示す8つのタイムスロットを有する。この例の場合には、図1の移動局150には、4つの送信タイムスロットT1、T2、T3およびT4が割り当てられていて、各ブロック周期201、202、203、204、205、206に対しては、1つの受信タイムスロットRが割り当てられている。GSMシステムは、バースト誤りに対して保護するためにインターリーブを使用するので、移動局は、1つのブロック周期(例えば、B4)の各フレーム内で同じタイムスロット(例えば、T1)を使用する1つの無線ブロックを送信する。それ故、1つの無線ブロックは、B4ブロック周期205の各フレーム220、230、240、250内の4つのT1送信タイムスロット222、232、242、252を使用して送信される。もう1つの無線ブロックは、B4ブロック周期205の各フレーム220、230、240、250内の4つのT2送信タイムスロット223、233、243、253中にデータ・バーストを使用して送信される。第3の無線ブロックは、B4ブロック周期205の各T3送信タイムスロット224、234、244、254上のデータ・バーストを使用して送信される。第四の無線ブロックは、T4送信タイムスロット225、235、245、255を使用して送信される。B4ブロック周期205の詳細は、マルチフレーム200内のすべての先行するブロック周期201、202、203、204に適用することができることに留意されたい。
いくつかの符号化方式の場合、データ・バーストは、無線ブロックを適切に送信するために、ブロック周期のすべてのフレームの割り当てられたタイムスロットにより送信しなければならない。実際には、いくつかの符号化方式の場合で、データ・バーストが喪失している場合には、無線ブロックを復号することができない。例えば、CS4符号化方式(GPRS)、MCS−3、MCS−4、MCS−7、MCS−8およびMCS−9変調および符号化方式の場合には、無線ブロックを適切に復号するために、ブロック周期内のすべてのデータ・バーストを受信しなければならない。それ故、アイドル・フレーム216の直前のフレーム290内の前回の送信バースト295が、3GPP TS45.008V7.2.0第10.1.1.2節によりスキップされた場合で、いくつかの符号化方式を使用した場合には、B5ブロック周期206のT4タイムスロット265、275、285、295上の全無線ブロックが破損する。送信バーストをスキップした場合、他の符号化方式は、無線ブロックが必ずしも破損するわけではないが、送信バーストをスキップすると、依然として、ノイズおよび他のタイプの干渉のような他の要因により無線ブロックが破損する場合があることに留意されたい。「より」ロバストな符号化方式なら、僅かにロバストな符号化方式よりもっと多くのデータ・バーストの喪失に耐えることができる。もちろん、ロバストでない符号化方式は、どんなデータ・バーストの喪失にも耐えることはできない。
それ故、アイドル・フレーム216の直前のフレーム290内の前回の送信バースト295だけをスキップする代わりに、アイドル・フレーム216の直前のブロック周期206内のバースト265、275、285、295を含む最も大きな番号のパケット・データ・チャネル(PDCH)が、ある状況において変更またはスキップされる。それ故、1つの無線ブロックが、B5ブロック周期206の各フレーム260、270、280、290内の4つのT1送信タイムスロット262、272、282、292により送信される。他の無線ブロックは、B5ブロック周期206の各フレーム260、270、280、290内の4つのT2送信タイムスロット263、273、283、293中にデータ・バーストにより送信される。第3の無線ブロックは、B5ブロック周期206の各T3送信タイムスロット264、274、284、294上のデータ・バーストを使用して送信される。アイドル・フレーム216の直前の最も大きな番号のPDCH265、275、285、295がすでにスキップされていることに留意されたい。最後でないT4送信タイムスロット265、275、285は使用されないが、最後のT4送信タイムスロット295が、3GPP TS45.008V7.2.0第10.1.1.2節によりBSIC復号299を行う目的で探索ウィンドウを拡張するために再割り当てされる。
図3は、マルチスロット・パケット・データ転送方法のある実施形態のフローチャートである。このフローチャートは、マイクロプロセッサ上で稼働しているソフトウェア・プログラムにより、移動局(図1の移動局150など)で実施することができる。移動局が許可されたマルチスロット構成内に位置しているが、アイドル・フレームの範囲内で通常のBSIC復号を行えないスタート・ステップ310の後で、移動局は、自分がアイドル・フレーム直前のブロック周期で処理をしているのか否かを判定する。図2を参照すると、決定ステップ320は、移動局がB5ブロック周期206中に送信の準備をしていて、ステップ325に進もうとしている場合には、「はい」で応答する。そうでない場合には、決定ステップ320は「いいえ」の経路を通りスタート・ステップ310に戻る。
次に、ステップ325において、3GPP TS45.008V7.2.0第10.1.1.2節により探索ウィンドウを拡張すべきか否かの判定が行われる。次に現れるアイドル・フレームの時間周期中にBSIC復号またはマルチRAT測定を完了できる場合には、探索ウィンドウを拡張する必要はなく、流れはスタート・ステップ310に戻る。しかし、次に現れるアイドル・フレームの時間内にBSIC復号またはマルチRAT測定が完了しない場合には、拡張した探索ウィンドウが必要になる。ステップ325は、マルチフレーム内の残りのフレームと一致するマルチフレームについての最初の判定により、マルチフレーム毎に決定することができることに留意されたい。拡張した探索ウィンドウを必要としないいくつかの状況があり(例えば、近隣セルのSCH位置が、アイドル・フレーム内に位置している場合のように)、また拡張した探索ウィンドウが非常な助けになる他の状況もある(例えば、FCCH探索中、または近隣セルのSCH位置がアイドル・フレームの境界と交差している場合のように)。それ故、近隣セルの相対的タイミング(および近隣セルの数)により、拡張した探索ウィンドウを必要としないいくつかの周期が起こる場合もあるし、拡張した探索に対する必要性が頻繁に起こる周期が起こる場合もある。
次に、移動局は、自分がアイドル・フレーム直前のフレームを処理しているのか否かを判定する。図2を参照すると、移動局がアイドル・フレーム216の直前のフレーム290中に送信の準備をしている場合には、決定ステップ330は「はい」で応答する。次に、流れはステップ375に進み、スタート・ステップに戻る前に、3GPP TS45.008V7.2.0第10.1.1.2節により、フレームの前回の送信バーストをスキップする。そうでない場合には、決定ステップ330は「いいえ」経路を通ってステップ340に進む。
ステップ340においては、アイドル・フレーム直前の最も番号が大きいPDCH上の無線ブロックの送信を変更する時間が決定される。最後のフレームでないフレーム内のバーストを変更する時間の決定は、実施態様特定のものであり、設計者が、データ破損とデータの転送速度との間の適当な折り合いを決定した状況により変わるし、現在の残りの考慮を含む。このフローチャートの場合には、ステップ340は、2つの決定ステップ350、360により実施される。ステップ350において、移動局は、移動局が確認応答RLCモードで動作しているのか否かを判定する。移動局が確認応答RLCモードで動作している場合には、流れはステップ360に進み、そこで移動局は使用している符号化方式が、ロバストな符号化方式であるか否かを判定する。ロバストな符号化方式は、純粋な信号処理の観点から見て、バーストが喪失している場合でも、無線ブロックを復号することができる符号化方式である。ステップ360において、符号化方式がロバストな符号化方式であるとの判定が行われた場合には、流れはスタート・ステップ310に戻る。
しかし、移動局が、ステップ350において移動局が確認応答RLCモードで動作していないと判定した場合、または移動局がステップ360において、ロバストな符号化方式により送信していないと判定した場合には、移動局は、それをスキップすることにより、ステップ370に従ってフレームの前回の送信バーストを変更する。いくつかの状況の下で、アイドル・フレームの直前のフレーム内およびアイドル・フレームの直前のブロック周期内のすべての他のフレーム内の前回の送信バーストをスキップすることにより、マルチスロット・パケット・データ転送方法は、データ破損と転送速度との間の許容できない折り合いとなる状況を回避する。ロバストな符号化方式を使用した場合でも、アイドル・フレームの直前のフレームの前回の送信バーストだけをスキップした場合でも(すなわち、アイドル・フレームの直前のブロック周期の最後のフレームでないフレームの最も番号の大きい送信タイムスロット中のバーストを送信した場合でも)、無線ブロックが破損する場合が依然としてあることに留意されたい。
(1)移動局がRLC確認応答(または非確認応答)モードで動作しているか否か、および(2)ネットワークがコマンドした符号化方式のロバスト性という2つの図に示す基準の他に、ステップ340を実施する場合の決定基準として使用することができる追加のまたは他の基準は、低域損失基準パラメータC1、高い上りブロック誤り率、高い下り干渉比、および低い下り受信信号レベルを含む。すでに説明したように、データ転送速度を過度に低減しないで、無線ブロックの破損のリスクを許容できる程度のものにするように、決定ステップ340を実施するために、種々のシーケンシャルな順序で任意の数の基準を使用することができる。
アイドル・フレームの直前のブロックの最後のフレームでないフレームの前回の送信バーストをスキップするのが望ましくない場合には、最後のフレームでないフレームの前回の送信バーストを、ダミー・バーストまたは有用でないデータを保持しているプレースホルダー・バーストになるように変更することができる。このような修正を行っても、送信バーストのスキップのように現在のドレーン内に減少は起こらないが、このような修正を行っても、改善されたデータ転送性能の上記利点は維持される。別の方法としては、最後のフレーム内のバーストが喪失していても、ブロックのネットワーク復号の確率を改善するために、上り送信電力を増大することにより、最後のフレームでないフレームの前回の送信バーストを変更することができる。もう1つの変更は、アイドル・フレームの直前のブロックの最後のフレームでないフレーム内の前回のバーストの符号化方式を変更することである。符号化方式のこの変更は、上り送信電力の増大と一緒に行うことができる。
図4および図5は、移動局(例えば、図1の移動局150)が、ロバストでない符号化方式を使用して、またアイドル・フレームの直前のフレーム内の前回の送信バーストだけをスキップ(図4)して、結果としての破損した無線ブロックを回復するか、またはアイドル・フレーム直前のブロック周期内の前回の送信タイムスロット上の無線ブロックの送信をスキップ(図5)して、確認応答RLCモードで4つの上り送信タイムスロット上でパケット・データを送信している場合の比較である。
図4は、3つの従来技術の26のフレームを含むマルチフレーム410、430、450である。第1のマルチフレーム410においては、アイドル・フレーム416の直前のブロック周期426内の前回の送信無線ブロック[N]495が、アイドル・フレーム416の直前のフレーム内のスキップした前回の送信バーストにより破損している。符号化方式がロバストなものでないので、アイドル・フレーム416の直前のフレーム内の前回の送信バーストをスキップすると、自動的に前回の無線ブロックが確実に復号されない。他の無線ブロック492、493、494は適切に復号される。
第2のマルチフレーム430においては、すべてのブロック周期431、432、433、434、435および436中に、すべての無線ブロックが完全に送信され、適切に復号される。分かりやすくするために、第2のマルチフレーム430のアイドル・フレーム446の直前のフレーム内の前回の送信バーストはスキップされていないことに留意されたい。例えば、この特定のアイドル・フレーム中にはBSIC行動は必要ないか、または探索ウィンドウを拡張する必要がない。
移動局が確認応答RLCモードで動作しているので、移動局(例えば、図1の移動局150)は、無線ブロックN495を復号することができなかったことを示すサービスを提供している基地局(例えば、図1の基地局110)から、パケット・アップリンクAck/Nack(PUA/N)メッセージ438を受信する。次の機会に、移動局は、この場合は、第3のマルチフレーム450の第2のブロック周期452中である無線ブロックNを再送信する。
この例の場合には、基地局は、無線ブロックNを適切に受信するために、無線ブロックN−1を受信した後で、8つのブロック周期431、432、433、434、435、436、451、452の間待機しなければならない。ジッタは8ブロック周期である。ブロック周期が20ミリ秒(ms)である場合には、ジッタは全部で160msになる。ジッタは、一般にネットワーク構成、特に所与のブロックを否定的に確認応答(Nack−ing)するための時間に(少なくとも次のスケジューリング済み確認応答メッセージを送信する時間だけ増大したサービス提供セルによるBS_CV_MAXパラメータ同報通信の値に)依存し、ジッタは、また、移動局が確認応答メッセージを分析し、再送信の準備をし、それを(通常は、2ブロック周期である)エアインタフェースにより送信する時間に依存することに留意されたい。
図5は、マルチスロット・パケット・データ転送方法のある実施形態を実施している3つの26のフレームを含むマルチフレーム510、530、550である。第1のマルチフレーム510のアイドル・フレーム516の直前のブロック周期526内の前回の送信タイムスロットによる無線ブロック595の送信がスキップされるので、無線ブロックは破損しないし、無線ブロックNを再送信する必要もない。
第1のマルチフレーム510内のアイドル・フレーム516の前の前回のブロック周期526中に、第1の3つの無線ブロック592、593、594が送信され、最後の無線ブロック595が変更される。例えば、変更した無線ブロックはスキップされ、図2のブロック周期206のタイムスロットT4中に、インターリーブしているデータ・バースト265、275、285、295により送信されない。代わりに、スキップされた無線ブロックが、次の使用できるブロック周期531中に送信される。移動局は、第2のマルチフレーム530の他のブロック周期532、533、534、535、536の割り当てられたタイムスロット中に送信を継続する。この場合も、分かりやすくするために、第2のマルチフレーム530のアイドル・フレーム536の直前のすべてのフレーム内の前回の送信バーストはスキップされていない。
無線ブロックNが前のブロック周期526の代わりに次のブロック周期531中に送信されたので、無線ブロックNは喪失しているデータ・バーストにより破損しないで、NACKは受信されない。第3のマルチフレーム550においては、残りの無線ブロックは、図のブロック周期551、552中に送信される。
図4および図5に示すように、同じ無線ブロックN−3からN+31を第1のマルチフレーム510の前回のブロック526中に、第3のマルチフレーム550の第2のブロック522に送信することができる。図の例のマルチスロット・パケット・データ転送方法を使用することにより、喪失している送信バーストによるジッタは、160msから20msに低減する。移動局がロバストでない符号化方式を使用し、マルチスロット・パケット・データ転送方法の実施態様の利点を持たない非確認応答RLCモードで動作していた場合には、無線ブロックNは、回復できないほどに破損することに留意されたい。各マルチフレームが、アイドル・フレームの直前のフレーム内の前回の送信バーストだけをスキップした場合には(例えば、アイドル・フレーム446の直前のフレーム436内の前回の送信バーストがスキップされ、それ故、無線ブロックN+24も破損しているというように)、データ・バースト損失のマイナスの衝撃はさらに大きなものになる。対照的に、移動局がロバストでない符号化方式を使用し、マルチスロット・パケット・データ転送方法の実施態様の利点を含む非確認応答RLCモードで動作していた場合には、無線ブロックは破損しないし、送信は軽度のジッタにより影響を受けるだけである。
図3の実施態様の場合には、移動局が確認応答RLCモードで動作していて、符号化方式がロバストであると思われる場合には、無線ブロックの破損のリスクは許容できるものであり、移動局は最後のフレームでないフレームの前回の送信バーストで送信する。対照的に、符号化方式がロバストなものではなく、移動局が最後のフレームでないフレームの前回の送信バーストで送信する場合には、無線ブロックは破損し、最後のフレームでないフレーム中のこれらの前回の送信バースト中に使用した現在のドレーンは無駄になり、移動局は、無線ブロックを再送信しなければならなくなり、その結果ジッタが増大する。
それ故、マルチスロット・パケット・データ転送方法は、拡張した探索ウィンドウを使用している場合、無線ブロックを破損する送信バーストを変更する。この変更により、無線ブロックを破損させる送信バーストをスキップすることによる無駄になった現在のドレーンが低減し、移動局が確認応答RLCモードで動作している場合、無線ブロックの再送信によるジッタが低減し、および/またはデータ転送性能を改善することができる。
本明細書は、現在好ましい実施形態であると思われるもの、および本発明者がその所有を確立し、通常の当業者であれば本発明を実施し使用することができるようにする方法で記述した本発明の最善の形態を含んでいるが、開示の実施形態には多くの等価物が存在し、好ましい実施形態により制限されず、本出願の審査中に行われたすべての補正、および発行したこれらの特許請求の範囲のすべての等価物を含む添付の特許請求の範囲により制限される、本発明の範囲および精神から逸脱することなしに種々の修正および変更を行うことができることを理解することができるだろう。
さらに、第1および第2、頂部および底部等の関係を示す用語を使用した場合には、あるものを他のエンティティ、項目または行動から区別するためだけに使用したのであり、このようなエンティティ、項目または行動の間に、任意の実際のこのような関係または順序を必ずしも要求するものでもなければ、意味するものでもないことを理解されたい。本発明の機能の大部分および本発明の原理の多くのものはソフトウェア・プログラムまたは命令と一緒にまたはその中で最もよく実施することができる。通常の当業者であれば、おそらく、例えば、使用できる時間、現在の技術、および経済的考慮事項によりかなりの努力と多くの設計上の選択を行わなければならないかもしれないが、開示のコンセプトおよび原理によりこのようなソフトウェア命令およびプログラムを最小限度の実験により容易に生成することができるだろう。それ故、このようなソフトウェアをさらに記述するにしても、簡単に手短かに行い、本発明の原理およびコンセプトが分かりにくくなるのをできるだけ避けることにする。
実施形態は、フロッピー(登録商標)・ディスク、CD−ROM、ハード・ドライブまたは任意の他のコンピュータ可読記憶媒体のような実体的な媒体で実施される命令を含むコンピュータ・プログラム・コードを含む。この場合、コンピュータ・プログラム・コードをプロセッサ内にロードしプロセッサにより実行した場合、プロセッサは本発明を実施するための装置になる。実施形態は、例えば、記憶媒体内に格納されているか、コンピュータ内にロードされ、および/またはコンピュータにより実行されるか、または電気配線、またはケーブル、光ファイバ、または電磁放射線を介してある種の送信媒体により送信されるコンピュータ・プログラム・コードを含む。この場合、コンピュータ・プログラム・コードが、コンピュータ内にロードされコンピュータにより実行された場合、コンピュータは本発明を実施するための装置になる。汎用マイクロプロセッサ上で実施した場合、コンピュータ・プログラム・コード・セグメントは、特定の論理回路を生成するためのマイクロプロセッサを構成する。
マルチスロット・パケット・データ転送方法のある実施形態による、少なくとも1つのサービス提供セルおよび少なくとも1つの隣接セルを含む移動局を有する無線通信ネットワーク。 図1の無線通信ネットワークのマルチスロット・パケット・データ転送方法のある実施形態を実施している例示としての26のフレームを含むマルチフレーム。 マルチスロット・パケット・データ転送方法のある実施形態のフローチャート。 スキップしたアイドル・フレーム直前のフレーム内の前回の送信バーストを含む3つの従来技術の26のフレームを含むマルチフレーム、および確認応答無線リンク制御(RLC)モードによるスキップしたバーストの回復。 マルチスロット・パケット・データ転送方法のある実施形態を実施している3つの26のフレームを含むマルチフレーム。

Claims (17)

  1. 通常の基地局識別符号(BSIC)復号を行うことができない許可されたマルチスロット構成の移動局のためのマルチスロット・パケット・データ転送方法であって、
    アイドル・フレームの直前のフレーム内の最後の送信バーストをスキップするステップ(375)と、
    前記アイドル・フレームの直前のブロック周期を構成する最後の送信タイムスロット上の無線ブロックの他の全てのフレームの送信を変更するステップ(370)と、を含む方法。
  2. 前記マルチスロット構成は、アイドル・フレーム(216)の直前のブロック周期(206)内に複数のフレーム(260,270,280,290)を含むとともに、各フレーム(260,270,280,290)内に複数の送信タイムスロット(261〜265,271〜275,281〜285,291〜295)を含むように構成され、そして、1つの無線ブロックが、前記ブロック周期(206)内の複数のフレーム(260,270,280,290)における同じ送信タイムスロットを使用して送信され、
    前記送信を変更するステップ(370)は、前記アイドル・フレーム(216)の直前のブロック周期(206)内において、前記スキップされた送信バースト(295)を含むフレーム(290)以外の全てのフレーム(260,270,280)における最後の送信タイムスロット(265,275,285)を使用する無線ブロックの送信を変更するステップを含む、請求項1に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  3. 記送信を変更するステップが、
    前記最後の送信タイムスロット上の前記無線ブロックの送信をスキップするステップを含む請求項1に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  4. 記送信を変更するステップが、
    前記最後の送信タイムスロット上の前記無線ブロックの送信を、少なくとも1つのダミー・バーストの送信により置換するステップを含む請求項1に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  5. 記送信を変更するステップが、
    前記最後の送信タイムスロット上の前記無線ブロックの送信電力レベルを変更するステップを含む請求項1に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  6. 前記送信電力レベルを変更するステップが、前記送信電力レベルを増大するステップを含む請求項に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  7. 前記送信を変更するステップが、
    前記最後の送信タイムスロット上の前記無線ブロックに対して異なる符号化方式を使用するステップを含む請求項1に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  8. 前記異なる符号化方式が、よりロバストなものである請求項に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  9. 前記アイドル・フレームが、近隣セル探索ウィンドウを含む請求項1に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  10. 前記移動局が、アイドル・フレームの直前のブロック周期内の最後のフレームでないフレームを処理しているか否かを判定するステップ(330)と、
    前記ブロック周期を構成する無線ブロックの他の全てのフレームの最後の送信バーストを変更するか否かを評価するステップ(340)と、をさらに含む請求項1に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  11. 前記評価ステップにおいて前記ブロック周期を構成する無線ブロックの他の全てのフレームの最後の送信バーストを変更するとの結論に達した場合に、前記ブロック周期を構成する無線ブロックの他の全てのフレームの前記最後の送信バーストを変更するステップ(370)を含む請求項10に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  12. 前記評価ステップが、
    非確認応答無線リンク制御モードが使用中であることを確認するステップ(350)を含む請求項10に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  13. 前記評価ステップが、
    ロバストでない符号化方式が使用中であることを確認するステップ(360)を含む請求項10に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  14. 前記評価ステップが、
    低域損失基準パラメータC1が存在することを確認するステップを含む請求項10に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  15. 前記評価ステップが、
    高い上りブロック誤り率が存在することを確認するステップを含む請求項10に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  16. 前記評価ステップが、
    高い下り干渉比が存在することを確認するステップを含む請求項10に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
  17. 前記評価ステップが、
    低い下り受信信号レベルが存在することを確認するステップを含む請求項10に記載のマルチスロット・パケット・データ転送方法。
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