JP4984500B2 - インク組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、インク組成物に関し、詳細には、紫外線により硬化し、色材成分の紫外線散乱・吸収の影響による硬化不良がないインク組成物、特に、発光ピークの波長方向幅が極めて狭い紫外線LEDを用いた紫外線照射・硬化に適するインク組成物に関する。
インクジェット記録方法は、インク組成物の小滴を飛翔させ、紙等の記録媒体に付着させて印刷を行う印刷方法である。このインクジェット記録方法は、高解像度、高品位な画像を、高速で印刷することができるという特徴を有するものである。インクジェット記録方法に使用されるインク組成物は、水性溶媒を主成分とし、これに着色成分および目詰まりを防止する目的でグリセリン等の湿潤剤を含有したものが一般的である。
一方、水性インク組成物が浸透し難い種類の紙、布類、または全く浸透しない金属、プラスチック等の素材、例えばフェノール、メラミン、塩化ビニル、アクリル、ポリカーボネートなどの樹脂から製造される板、フィルムなどの記録媒体に印字する場合、インク組成物や反応液には、色剤が安定して記録媒体に固着できる成分を含有することが要求される。特に最近では、プラスチックカード、カラーフィルター、プリント基板等に使用されるようになっている。
この様な要求に対しては、色材、紫外線硬化剤(重合性化合物)、(光)重合開始剤等を含んでなる紫外線硬化インクジェットインクが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このインクによれば、記録媒体へのインクの滲みを防止し、画質を向上させることができるとされている。
このような紫外線硬化型のインクは、記録媒体上に付着させたあと、紫外線を照射してインクを硬化させるものである。従来、このような紫外線硬化型のインクを硬化するための紫外線照射手段としては、低圧、高圧、超高圧水銀灯、キセノンランプ、メタルハライドランプ等が用いられていた。
また、紫外線硬化型のインクが、顔料などの色材を含む場合もある。顔料などの色材は紫外領域にも強い散乱・吸収を有する場合が多く、照射した紫外光が有効に利用されず、色材を含有する紫外線硬化インクは硬化不良となり易い。
従来の技術では、上記のような紫外線硬化インクの硬化不良を防ぐ為、水銀灯等で大過剰光量の紫外線を照射したり、紫外線硬化と加熱処理を併用したりする手法が見られた。しかしながら、これらの方法では設備負担が重くなり好ましくないし、水銀灯による照射は冷却設備の必要性や光源の寿命が短いといった問題もあり使い易いものではなかった。また、これら手法では記録媒体に熱が加えられる為、使用可能な記録媒体が制限される等の問題もあった。
そこで、最近は、特定波長域の紫外光のみを高強度にて出射可能で、消費電力が小さくて済む紫外線発光ダイオード(紫外線LED)等の半導体発光素子が開発されたことに伴い、これらの半導体発光素子を光源として採用することで、加熱処理の併用に起因した記録媒体への熱ダメージの付与を解消する一方、省エネルギー化や、設備的にも小型・軽量化が可能である(例えば、特許文献2参照)。
米国特許第5623001号明細書 特開2003−326691号公報
しかしながら、高圧水銀灯やキセノンランプ等による従来の連続スペクトルからなる紫外線発光とは異なり、LEDによる発光は単一ピークであって、該ピークの波長方向幅の広がりが極めて小さい(半値幅で±5〜10μm)ので、使用する顔料等の色材の反射・吸収ピークと照射する紫外線ピークが重なった場合には、やはり、インクを硬化させるのが非常に困難になる。
そこで本発明では、上記従来の技術の欠点を克服し、発光ピークの波長方向幅が極めて狭い紫外線LEDを用いた紫外線照射・硬化に適し、色材成分による紫外線散乱・吸収の影響による硬化不良がないインク組成物を提供しようとするものである。
本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、以下の構成を採用することによって、上記目的が達成され、本発明を成すに至った。
即ち本発明は、以下の通りである。
(1)少なくとも重合性化合物、光重合開始剤及び重合促進剤を含有するインク組成物であって、重合性化合物としてN−ビニル化合物を、光重合開始剤としてビスアシルフォスフィンオキサイド、モノアシルフォスフィンオキサイド及びα−アミノケトンから選ばれる2種以上を、重合促進剤として重合性官能基を有する微粒子を、それぞれ含有することを特徴とするインク組成物。
(2)前記N−ビニル化合物が、N−ビニルフォルムアミドであることを特徴とする前記(1)のインク組成物。
(3)前記微粒子が、表面に重合性官能基を導入したシリカ微粒子であることを特徴とする前記(1)のインク組成物。
(4)前記シリカ微粒子表面への重合性官能基の導入が、シランカップリング剤を用いて行なわれたことを特徴とする前記(3)のインク組成物。
(5)前記重合性官能基が、アクリル基またはメタクリル基であることを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかのインク組成物。
(6)前記重合促進剤としてアミノベンゾエート誘導体を含有することを特徴とする前記(1)のインク組成物。
本発明のインク組成物は、重合性化合物としてN−ビニル化合物を、重合促進剤として重合性官能基を有する微粒子(本明細書中では、単に「重合性微粒子」とも称する)を、光重合開始剤としてビスアシルフォスフィンオキサイド、モノアシルフォスフィンオキサイド及びα−アミノケトンから選ばれる2種以上を、それぞれ含有するものである。
ビスアシルフォスフィンオキサイド、モノアシルフォスフィンオキサイド及びα−アミノケトンは、何れも365nm以上の波長の光を吸収しラジカルを生成して重合性化合物の重合を開始させる光重合開始剤である。
本発明のインク組成物は、光重合開始剤として365nm以上の波長の光を吸収しラジカルを生成して重合性化合物の重合を開始させるものを2種以上用いることにより、該インク組成物が顔料等の色材を含み、該インクの紫外線照射・硬化手段として発光ピークの波長方向幅が極めて狭い紫外線LEDを用い、該色材成分の散乱・反射・吸収ピークと照射する紫外線ピークが部分的に重なった場合でも、該色材成分の散乱・反射・吸収ピークと異なる吸収ピークを有する光重合開始剤が作用し、硬化不良が回避できる。
例えば、イエローインクの場合、含まれるPY74(ピグメントイエロー74)は250nm以下と400nm以上に紫外吸収を有する。このようなイエローインクは、本発明のように365nm以上の波長の光を吸収する光重合開始剤を用いることにより、十分な硬化が達成できる。
また、マゼンタインクの場合、含まれるPR122(ピグメントレッド122)は350nm以下に紫外吸収を有する。このようなマゼンタインクも、本発明のように365nm以上の波長の光を吸収する光重合開始剤を用いることにより、十分な硬化が達成できる。
また、シアンインクの場合、含まれるPB15:3(ピグメントブルー15:3)は300〜400nmに紫外吸収を有する。このようなシアンインクは、365nm以上の光を吸収する、即ち、より透過性の高い395nm以上の紫外光にも適した光重合開始剤を含有することにより、十分な硬化が達成できる。
ブラックインクの場合、含まれるカーボンブラックは紫外・可視光の全域に渡って吸収がある。このようなブラックインクも、365nm以上の光を吸収する、即ち、より透過性の高い395nm以上の紫外光に適した光重合開始剤を含有することにより、十分な硬化が達成できる。
ホワイトインクの場合、含まれる二酸化チタンも紫外光の全域に渡って散乱・反射スペクトルがある。このようなホワイトインクも、365nm以上の光を吸収する、即ち、より透過性の高い395nm以上の紫外光に適した光重合開始剤を含有することにより、十分な硬化が達成できる。
また、本発明のインク組成物は、重合促進剤として重合性微粒子を使用することによって表面硬化不良と内部硬化不良を防止し、良好な印刷結果を得る事ができる。
以下、本発明のインク組成物について詳細に説明する。
本発明のインク組成物は、少なくとも重合性化合物、光重合開始剤及び重合促進剤を含有するインク組成物であって、重合性化合物としてN−ビニル化合物を、光重合開始剤としてビスアシルフォスフィンオキサイド、モノアシルフォスフィンオキサイド及びα−アミノケトンから選ばれる2種以上を含有するものである。
本発明のインク組成物に用いるビスアシルフォスフィンオキサイド、モノアシルフォスフィンオキサイド及びα−アミノケトンは、前述の通り、何れも365nm以上の波長の光を吸収するものであるが、特にビスアシルフォスフィンオキサイド及びモノアシルフォスフィンオキサイドは、α−アミノケトンよりも長波長域に吸収がある。
ビスアシルフォスフィンオキサイドとしては、例えば、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキシド等が挙げられ、これは、Irgacure 819(チバ スペシャルティ ケミカルズ社製)の商品名で入手可能である。
モノアシルフォスフィンオキサイドとしては、例えば、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド等が挙げられ、これは、Darocur TPO(チバ スペシャルティ ケミカルズ社製)の商品名で入手可能である。
α−アミノケトンとしては、例えば、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1等が挙げられ、これは、Irgacure 369(チバ スペシャルティ ケミカルズ社製)の商品名で入手可能である。
本発明のインク組成物は、光重合開始剤として、少なくとも上記のものを2種以上含んでいれば、他の光重合開始剤を併用して用いても良い。
併用して用いても良い他の光重合開始剤としては、代表的なものとして、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、イソプロピルベンゾインエーテル、イソブチルベンゾインエーテル、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、ベンジル、ジエトキシアセトフェノン、ベンゾフェノン、クロロチオキサントン、2−クロロチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、2−メチルチオキサントン、ポリ塩化ポリフェニル、ヘキサクロロベンゼン等が挙げられる。好ましくは、イソブチルベンゾインエーテル、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシムである。
また、Vicure 10、30(Stauffer Chemical社製)、Irgacure 127、184、500、651、2959、907、379、754、1700、1800、1850、OXE01、Darocure 1173、ITX(チバ スペシャルティ ケミカルズ社製)、Quantacure CTX、ITX(Aceto Chemical社製)、Kayacure DETX−S(日本化薬社製)、ESACURE KIP150(Lamberti社製)、Lucirin TPO(BASF社製)の商品名で入手可能な光重合開始剤も使用することができる。
本発明のインク組成物に含まれる重合性化合物としては、少なくともN−ビニル化合物を含有していれば良い。
N−ビニル化合物としては、N−ビニルフォルムアミド、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルアセトアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム及びそれらの誘導体等が挙げられる。
また、本発明のインク組成物には、重合性化合物として、N−ビニル化合物以外のその他の重合性化合物を含んでいても良い。
当該その他の重合性化合物としては、光重合開始剤から生成するラジカルまたはイオンにより重合されるものであれば特に限定ない。このような重合性化合物とは、高分子の基本構造の構成単位となり得る分子をいう。このような重合性化合物は光重合性モノマーとも呼ばれ、単官能モノマー、二官能モノマー、多官能モノマーが含まれる。
このような重合性化合物の代表的なものとして、単官能モノマーとしては、(2−メチル−2−エチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルアクリレート、(2−メチル−2−イソブチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、イソボルニルアクリレート、メトキシジエチレングリコールモノアクリレート、アクロイルモルホリン、メタクリル酸ラウリル、アリルグリコール、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸シクロヘキシル、オキセタンメタアクリレート等を挙げることができる。
二官能モノマーとしては、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレ−ト、ポリエチレングリコール#400ジアクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジメタクリロキシプロパン、ヒドロキシピオペリン酸エステルネオペンチンルグリコールジアクリレート等を挙げることができる。
多官能モノマーとしては、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタアクリレート、トリメチロールプロパンEO付加物トリアクリレート、トリメチロールプロパンPO付加物トリアクリレート、グリセリンEO付加物トリアクリレート、グリセリンEO変性トリアクリレート、グリセリンPO付加物トリアクリレート、ペンタエリストールトリアクリレート、ジペンタエリストールヘキサアクリレート、フタル酸水素−(2,2,2−トリアクロイルオキシメチル)エチル、ジペンタエリストールポリアクリレート等を挙げることができる。
N−ビニル化合物以外に併用する上記単官能モノマー、二官能モノマー、多官能モノマーのうち、好ましくは、アクロイルモルホリン(単官能モノマー)、フェノキシエチルアクリレート(単官能モノマー)、トリプロピレングリコールジアクリレート(二官能モノマー)、フタル酸水素−(2,2,2−トリアクロイルオキシメチル)エチル(多官能モノマー)、グリセリンEO変性トリアクリレート(多官能モノマー)であるが、本発明は、これらの併用に限定されるものではない。
本発明のインク組成物に含まれる重合促進剤としては、少なくとも重合性官能基を有する微粒子を含有していれば良い。
重合性官能基を導入した微粒子の重合促進機構としては、明確ではないが、紫外線を吸収し、開裂した光重合開始剤により生成したラジカルが、微粒子表面にトラップされて安定化し、微粒子表面へ導入された重合性官能基及び表面に吸着した重合性化合物と容易に重合反応を開始する事により重合反応を促進するものと推測される。
重合性官能基を有する微粒子とは、特に限定されないが、一般的に体質顔料と称されるもので、シリカ、アルミナ、チタニア、酸化カルシウム等の無機化合物が例示され、特に、シリカ、アルミナ等の透明なものも好適に使用でき、その中でもシリカが特に好ましい。
また、該微粒子が有する重合性官能基としては、特に限定されず、アクリロイル基、メタクリロイル基等が例示され、さらに、1つ以上の二重結合を有する重合性官能基とすることも可能である。
該微粒子の大きさとしては、特に限定されないが、粒径が10〜200nmのものが好ましい。
該重合性官能基を有する微粒子の調製方法は、特に限定されないが、テトラエトキシシラン等のシラン化合物のゾルゲル反応によって、水酸基等を多数有するシリカ微粒子を作製し、該水酸基に重合性官能基を付与できるような化合物(シランカップリング剤)と反応させる方法が挙げられる。
本発明のインク組成物における、該重合性官能基を有する微粒子の含有量としては、特に限定されず、使用形態、条件、インク組成物の粘度と重合性の関係等に応じて適宜選択されるべきものであるが、インク組成物全量に対し10質量%以下であることが好ましい。
また、本発明のインク組成物には、重合促進剤として、重合性微粒子以外のものを含んでいても良い。
当該その他の重合性化合物としては特に限定されないが、臭気の問題やインク組成物の硬化がより確実になることから、特にアミノベンゾエート誘導体が、好ましい。これはアミノベンゾエート誘導体が、酸素による重合阻害を軽減する為である。
アミノベンゾエート誘導体は、350nm以上の波長域に吸収を持たないものである。このようなアミノベンゾエート誘導体の例としては、特に限定されないが、エチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−4−ジメチルアミノベンゾエート等が挙げられ、これは、Darocur EDB、EHA(チバ スペシャルティ ケミカルズ社製)の商品名で入手可能である。
本発明のインク組成物は色材も含むものである。
本発明のインク組成物に含まれる色材は、染料、顔料のいずれであってもよいが、インク組成物の不溶化あるいは増粘等の作用によって、インク組成物中の着色成分の浸透を抑制する場合には、インク中に溶解している染料よりも分散している顔料の方が有利であり、また、印刷物の画像耐久性の面から顔料の方が有利である。
本発明で使用される染料としては、直接染料、酸性染料、食用染料、塩基性染料、反応性染料、分散染料、建染染料、可溶性建染染料、反応分散染料など通常インクジェット記録に使用される各種染料を使用することができる。
本発明で使用される顔料としては、特別な制限なしに無機顔料、有機顔料を使用することができる。
無機顔料としては、酸化チタンおよび酸化鉄に加え、コンタクト法、ファーネス法、
サーマル法などの公知の方法によって製造されたカーボンブラックを使用することができる。また、有機顔料としては、アゾ顔料(アゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料などを含む)、多環式顔料(例えば、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフラロン顔料など)、染料キレート(例えば、塩基性染料型キレート、酸性染料型キレートなど)、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラックなどを使用することができる。
顔料の具体例としては、カーボンブラックとして、三菱化学社製のNo.2300、No.900、MCF88、No.33、No.40、No.45、No.52、MA7、MA8、MA100、No.2200B等が、コロンビア社製のRaven5750、同5250、同5000、同3500、同1255、同700等が、キャボット社製のRegal 400R、同330R、同660R、Mogul L、同700、Monarch 800、同880、同900、同1000、同1100、同1300、同1400等が、デグッサ社製のColor Black FW1、同FW2、同FW2V、同FW18、同FW200、Color Black S150、同S160、同S170、Printex 35、同U、同V、同140U、Special Black 6、同5、同4A、同4等が挙げられる。
イエローインクに使用される顔料としては、C.I.ピグメントイエロー1、2、3、12、13、14、16、17、73、74、75、83、93、95、97、98、109、110、114、128、129、138、150、151、154、155、180、185等が挙げられる。
また、マゼンタインクに使用される顔料としては、C.I.ピグメントレッド5、7、12、48(Ca)、48(Mn)、57(Ca)、57:1、112、122,
123、168、184、202、209、C.I.ピグメントヴァイオレット 19等が挙げられる。
さらに、シアンインクに使用される顔料としては、C.I.ピグメントブルー1、2、3、15:3、15:4、60、16、22が挙げられる。
本発明の好ましい態様によれば、顔料はその平均粒径が10〜200nmの範囲にあるものが好ましく、より好ましくは50〜150nm程度のものである。
インク組成物における色材の添加量は、0.1〜25重量%程度の範囲が好ましく、より好ましくは0.5〜15重量%程度の範囲である。
本発明の好ましい態様によれば、これらの顔料は、分散剤または界面活性剤で水性媒体中に分散させて得られた顔料分散液としてインク組成物に添加されるのが好ましい。好ましい分散剤としては、顔料分散液を調製するのに慣用されている分散剤、例えば高分子分散剤を使用することができる。なお、この顔料分散液に含まれる分散剤および界面活性剤がインク組成物の分散剤および界面活性剤としても機能することは当業者に明らかであろう。
具体的には、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸−スチレン共重合体、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル変性ポリアクリル酸、ポリオキシアルキレン付加ポリアルキレンアミン、ポリビニルブチラール等の高分子分散剤や、ポリエステル変性ポリジメチルシロキサン、ポリエーテル変性ポリジメチルシロキサン等のシリコーン系界面活性剤、アセチレンジオール系界面活性剤、ソルビタン系界面活性剤等が挙げられる。
本発明のインク組成物には、水性溶媒を含んでいてもよい。更に任意の成分として、樹脂エマルジョン、無機酸化物コロイド、湿潤剤、pH調製剤、防腐剤、防かび剤等を添加しても良い。
また、本発明のインク組成物は、有機溶剤を含まず、無溶剤型のインク組成物であることが更に好ましい。
本発明のインク組成物は、基板または記録媒体等の上に塗布またはインクジェット記録方法による吐出し等により付着させ、その後に、紫外線を照射するものである。
紫外線の照射量は、基板または記録媒体等の上に付着させたインク組成物量、厚さにより異なり、厳密には特定できず、適宜好ましい条件を選択するものであるが、例えば、10mJ/cm以上、10,000mJ/cm以下であり、また、好ましくは50mJ/cm以上、6,000mJ/cm以下の範囲で行う。かかる程度の範囲内における紫外線照射量であれば、十分硬化反応を行うことができる。
また、照射する紫外線光は、安全性、環境に対する面から、オゾンの発生しない350nm以上の長波長域の紫外線を使用する事が好ましい。また、照射する紫外線光は、連続したスペクトルを有するものではなく、発光ピーク幅の狭いものが好ましい。この発光ピークの波長域としては350〜420nmの範囲が好ましい。
紫外線照射手段としては、特に限定さいれないが、エネルギー消費、小型化、ランプ寿命の点から紫外線LEDや紫外線発光半導体レーザ等の紫外線発光半導体素子が好ましい。紫外線LEDを用いる場合は、発光ピーク波長が異なる2種類以上のLED、例えば、発光ピーク波長が365nmのLEDと発光ピーク波長が395nmのLEDを組み合わせることが好ましい。
その他の紫外線照射手段としては、メタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ等のランプが挙げられる。例えばFusion System社製のHランプ、Dランプ、Vランプ等の市販されているものも用いることができる。
また、本発明のインク組成物を用いた記録方法では、紫外線光照射前、同時またはその後に加熱してもよい。加熱は、記録媒体に熱源を接触させて加熱する方法、赤外線やマイクロウェーブ(2,450MHz程度に極大波長を持つ電磁波)などを照射し、または熱風を吹き付けるなど記録媒体に接触させずに加熱する方法などが挙げられる。
以下、本発明を以下の実施例によって詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔実施例1〕
1.重合性微粒子1およびその分散液の調製
シリカゾルIPA−ST(日産化学工業社製、シリカ濃度30wt%のイソプロピルアルコール(以下「IPA」と略す)分散液)88.1重量部を200mL容の三角フラスコに加え、シランカップリング剤 サイラエースS710(3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、チッソ社製)7.9重量部を添加した。マグネティックスターラーで攪拌しながら0.05mol/L濃度の塩酸を4重量部添加し、室温で24時間攪拌しながら反応を行った。その結果、メタクリル基を有する重合性微粒子1(MPS)を含むIPA分散液Aを得た。
300mL容の丸底フラスコにN−ビニルフォルムアミド(以下「NVF」とも称する、ビームセット770、荒川化学工業社製)70重量部、上記分散液A 100重量部を加え、ロータリーエバボレーターを用いてIPAを留去し、重合性微粒子1を30wt%含む分散液Bを得た。
2.顔料分散液の調製
2−1.(イエロー)顔料分散液C
色材である顔料としてC.I.ピグメントイエロー(P.Y.)74とポリウレタン樹脂(平均分子量約20,000)(以下「分散剤」とも称する、)とNVFを、顔料:分散剤:NVF=15:5:80の割合で混合して、サンドミル(安川製作所製)中でガラスビーズ(直径1.7mm、混合物の1.5倍重量)と共に2時間分散させた。その後、ガラスビーズを分離し、顔料分散液C(顔料濃度15wt%)を調製した。
2−2.(マゼンタ)顔料分散液D
顔料をC.I.ピグメントレッド(P.R.)122に代えた以外は、上記顔料分散液Cと同様に顔料分散液D(顔料濃度15wt%)を調製した。
2−3.(シアン)顔料分散液E
顔料をC.I.ピグメントブルー(P.B.)15:3に代えた以外は、上記顔料分散液Cと同様に顔料分散液E(顔料濃度15wt%)を調製した。
2−4.(ブラック)顔料分散液F
顔料をC.I.ピグメントブラック(P.Bk.)7に代えた以外は、上記顔料分散液Cと同様に顔料分散液F(顔料濃度15wt%)を調製した。
3.インク組成物の調製
3−1.イエロー顔料インク組成物(Y)
遮光性を有する容器に、分散液B 20重量部、顔料分散液C 10重量部を加え、NVF 29重量部、トリプロピレングリコールジアクリレート(以下「TPGDA」とも称する、アロニックスM−220、東亜合成社製)25重量部、グリセリンEO変性トリアクリレート(以下「AGE3」とも称する、HKエステル A−Gly−3E、新中村化学社製)10重量部、Irgacure 819(ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキシド、チバ スペシャリティ ケミカルズ社製)4.0重量部、Irgacure 369(2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、チバ スペシャリティ ケミカルズ社製)1.0重量部、Darocur EHA(2−エチルヘキシル−4−ジメトキシアミノベンゾエート、チバ スペシャリティ ケミカルズ社製)1重量部を添加し、マグネティックスターラーで1時間攪拌・混合してから、紫外線を遮蔽した環境下で5μmのメンブランフィルターを用いてろ過して、下記組成のイエローインク組成物を調製した。
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 4.0wt%
Irgacure 369 1.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントイエロー74(色材) 1.5wt%
3−2.マゼンタ、シアン、ブラック顔料インク組成物
以下同様に、それぞれ、分散液Cに替えて、分散液D、E、Fを用いて以下の組成のインク組成物を調製した。
マゼンタ顔料インク組成物(M)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 4.0wt%
Irgacure 369 1.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントレッド122(色材) 1.5wt%
シアン顔料インク組成物(C)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 4.0wt%
Irgacure 369 1.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントブルー15:3(色材) 1.5wt%
ブラック顔料インク組成物(K)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 4.0wt%
Irgacure 369 1.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントブラック7(色材) 1.5wt%
〔実施例2〕
1.重合性微粒子2およびその分散液の調製
シリカゾルIPA−ST(日産化学工業社製、シリカ濃度30wt%のIPA分散液)88.5重量部を200mL容の三角フラスコに加え、シランカップリング剤 KBM−5103(3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、信越化学工業社製)7.5重量部を添加した。マグネティックスターラーで攪拌しながら0.05mol/L濃度の塩酸を4重量部添加し、室温で24時間攪拌しながら反応を行った。その結果、アクリル基を有する重合性微粒子2(APS)を含むIPA分散液Gを得た。
300mL容の丸底フラスコにNVF 70重量部、上記分散液G 100重量部を加え、ロータリーエバボレーターを用いてIPAを留去し、重合性微粒子2を30wt%含む分散液Hを得た。
2.インク組成物の調製
分散液Bに代えて、分散液Hを用いた以外は、前記実施例1と同様の方法で、下記組成の各インク組成物(Y、M、C、K)を調製した。
イエロー顔料インク組成物(Y)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 4.0wt%
Irgacure 369 1.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子2 6.0wt%
C.I.ピグメントイエロー74(色材) 1.5wt%
マゼンタ顔料インク組成物(M)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 4.0wt%
Irgacure 369 1.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子2 6.0wt%
C.I.ピグメントレッド122(色材) 1.5wt%
シアン顔料インク組成物(C)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 4.0wt%
Irgacure 369 1.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子2 6.0wt%
C.I.ピグメントブルー15:3(色材) 1.5wt%
ブラック顔料インク組成物(K)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 4.0wt%
Irgacure 369 1.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子2 6.0wt%
C.I.ピグメントブラック7(色材) 1.5wt%
〔実施例3〕
1.二酸化チタン微粒子(ホワイト顔料)およびその分散液の調製
チタン含有鉱石を硫酸で溶かして硫酸チタン溶液を得る。この硫酸チタン溶液を加水分解して得た含水酸化チタンに、TiOの100質量部に対してリン酸アンモニウムを0.50質量部、硫酸カリウムを0.30質量部、硫酸アルミニウムを0.30質量部添加し、含水酸化チタンを生成物温度が1,020℃になるまで実験室用回転マッフル炉内で加熱した。生成した二酸化チタン微粒子を室温に冷却し、透過型電子顕微鏡写真で観測したところ、平均一次粒子径が0.13μmであるアナターゼ型であることが判った。この表面処理された二酸化チタン微粒子1500gとイソプロピルアルコール(以下IPA)1000gを混合し、サンドミル(安川製作所製)でジルコニウムビーズ(1.0mm)をスラリーの1.5倍量を充填し、2時間分散させた後、ビーズを取り除きインクジェット用白色インクに用いる二酸化チタン微粒子(ホワイト顔料)の60wt% IPA分散液(分散液I)を得た。
2.ホワイト顔料インク組成物(W)
300mL容の丸底フラスコにNVF 140重量部、前記ホワイト顔料分散液I 100重量部を加えロータリーエバポレーターを用いてIPAを留去し、二酸化チタン微粒子を30wt%含むモノマー分散液Jを得た。
遮光性を有する容器にモノマー分散液J 10重量部を加え、分散液A 10重量部、NVF 39重量部、TPGDAc 25重量部、AGE3 10重量部、Irgacure 819 4.0重量部、Irgacure 369 1.0重量部 Darocur EHA 1重量部を添加し、マグネティックスターラーで1時間攪拌・混合して、下記組成のホワイト顔料インク組成物(Y)を調製した。
NVF 53 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
Irgacure 819 4.0wt%
Irgacure 369 1.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 3.0wt%
二酸化チタン微粒子(色材) 3.0wt%
〔実施例4〕
前記実施例1のブラック顔料インク組成物(K)の調製において、Irgacure 819に代えて、Darocur TPO(2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド、チバ スぺシャリティ ケミカルズ社製)を用いた以外は、同様の方法で下記組成のブラック顔料インク組成物(K)を調製した。
ブラック顔料インク組成物(K)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Darocur TPO 4.0wt%
Irgacure 369 1.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントブラック7(色材) 1.5wt%
〔実施例5〕
前記実施例1のブラック顔料インク組成物(K)の調製において、Darocur EHAに代えて、Darocur EDB(エチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、チバ スペシャリティ ケミカルズ社製)を用いた以外は、同様の方法で下記組成のブラック顔料インク組成物(K)を調製した。
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 4.0wt%
Irgacure 369 1.0wt%
Darocur EDB 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントブラック7(色材) 1.5wt%
〔比較例1〕
前記実施例1のインク組成物(Y、M、C、K)の調製において、Irgacure 369を除き、Irgacure 819を5.0重量部用いた以外は、同様の方法で下記組成のインク組成物(Y、M、C、K)を調製した。
イエロー顔料インク組成物(Y)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 5.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントイエロー74(色材) 1.5wt%
マゼンタ顔料インク組成物(M)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 5.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントレッド122(色材) 1.5wt%
シアン顔料インク組成物(C)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 5.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントブルー15:3(色材) 1.5wt%
ブラック顔料インク組成物(K)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 5.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントブラック7(色材) 1.5wt%
〔比較例2〕
前記実施例1のブラック顔料インク組成物(K)の調製において、Irgacure 819を除き、Irgacure 369を5.0重量部用いた以外は、同様の方法で下記組成のブラック顔料インク組成物(K)を調製した。
ブラック顔料インク組成物(K)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 369 5.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントブラック7(色材) 1.5wt%
〔比較例3〕
前記実施例1のブラック顔料インク組成物(K)の調製において、Irgacure 819およびIrgacure 369に代えて、Darocur TPOを5.0重量部用いた以外は、同様の方法で下記組成のブラック顔料インク組成物(K)を調製した。
ブラック顔料インク組成物(K)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Darocur TPO 5.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントブラック7(色材) 1.5wt%
〔比較例4〕
前記実施例1のブラック顔料インク組成物(K)の調製において、Irgacure 819およびIrgacure 369に代えて、Darocur 1173を5.0重量部用いた以外は、同様の方法で下記組成のブラック顔料インク組成物(K)を調製した。
なお、Darocur 1173は、365nm以上の波長域に吸収がない光重合開始剤である。
ブラック顔料インク組成物(K)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Darocur 1173 5.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントブラック7(色材) 1.5wt%
〔比較例5〕
前記実施例1のブラック顔料インク組成物(K)の調製において、Irgacure 369に代えて、Darocur 1173を用いた以外は、同様の方法で下記組成のブラック顔料インク組成物(K)を調製した。
ブラック顔料インク組成物(K)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 4.0wt%
Darocur 1173 1.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントブラック7(色材) 1.5wt%
〔比較例6〕
前記比較例5のブラック顔料インク組成物(K)の調製において、Irgacure 819に代えて、Irgacure 369を用いた以外は、同様の方法で下記組成のブラック顔料インク組成物(K)を調製した。
ブラック顔料インク組成物(K)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 369 4.0wt%
Darocur 1173 1.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントブラック7(色材) 1.5wt%
〔比較例7〕
前記比較例5のブラック顔料インク組成物(K)の調製において、Irgacure 819に代えて、Darocur TPOを用いた以外は、同様の方法で下記組成のブラック顔料インク組成物(K)を調製した。
ブラック顔料インク組成物(K)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Darocur TPO 4.0wt%
Darocur 1173 1.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
重合性微粒子1 6.0wt%
C.I.ピグメントブラック7(色材) 1.5wt%
〔比較例8〕
1.シリカ粒子分散液の調製
300mL容の丸底フラスコにNVF 70重量部、シリカゾルIPA−ST(日産化学工業社製、シリカ濃度30wt%のIPA分散液) 100重量部を加え、ロータリーエバボレーターを用いてIPAを留去し、シリカ粒子を30wt%含む分散液Kを得た。
2.インク組成物の調製
前記実施例1のブラック顔料インク組成物(K)の調製において、分散液Bに代えて、分散液Kを用いた以外は、同様の方法で下記組成のブラック顔料インク組成物(K)を調製した。
ブラック顔料インク組成物(K)
NVF 51 wt%
TPGDA 25 wt%
AGE3 10 wt%
分散剤 0.5wt%
Irgacure 819 4.0wt%
Irgacure 369 1.0wt%
Darocur EHA 1.0wt%
シリカ粒子 6.0wt%
C.I.ピグメントブラック7(色材) 1.5wt%
〔硬化試験〕
上記の各インク組成物をガラス基板上に約0.05mL滴下して硬化試験を行った。紫外線照射は下記2つの照射装置を組み合わせ、積算光量5000mJ/cmの硬化条件にて硬化処理を行った後、以下の硬化性の目視評価を実施した。結果を下記表に示す。
照射装置1:光源 紫外線LED UCCU033(日亜化学工業社製)
ピーク波長365nm
照射条件 22mW/cm
照射装置2:光源 ハンディ紫外線ライト(LED使用)
ピーク波長395nm
照射条件 20mW/cm
〔硬化性 評価指標〕
A : 表面も内部も完全に硬化する。
B : 表面のみ硬化して内部が液状である状態、または、内部のみ硬化して表面
が硬化していない状態、または、表面に硬化する部分と硬化しない部分が混
在し、不均一な状態である。
C : 硬化せず、液状のままである。
Figure 0004984500
Figure 0004984500
〔印字試験〕
セイコーエプソン社製インクジェットプリンターEM−930Cを利用し、上記実施例のインク組成物をそれぞれ対応するノズル列に充填し、常温・常圧下にて吐出する条件でベタパターン及び文字印刷を実施した。記録媒体にはOHPフィルム(富士ゼロックス社製、XEROX FILM<枠なし>)、塩化ビニルシート Viewcal(桜井社製、VC2000)を用いた。
そして、排紙口に設置した上記2種の紫外線照射装置を組み合わせて積算光量5000mJ/cmの条件で紫外線照射する事により、印字及び硬化処理を行った。
その結果、上記のメディアいずれにも良好なベタパターン及び文字印刷が可能である事を確認した。

Claims (7)

  1. 少なくとも重合性化合物、光重合開始剤及び重合促進剤を含有するインクジェットインクであって、重合性化合物としてN−ビニル化合物を、光重合開始剤としてビスアシルフォスフィンオキサイド及びモノアシルフォスフィンオキサイドから選ばれる少なくとも1種、並びにα−アミノケトンを、重合促進剤として表面に重合性官能基を導入したシリカ微粒子を、それぞれ含有することを特徴とするインクジェットインク。
  2. 前記N−ビニル化合物が、N−ビニルフォルムアミドであることを特徴とする請求項1記載のインクジェットインク。
  3. 前記シリカ微粒子表面への重合性官能基の導入が、シランカップリング剤を用いて行なわれたことを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェットインク
  4. 前記重合性官能基が、アクリル基またはメタクリル基であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のインクジェットインク
  5. 更に、重合促進剤としてアミノベンゾエート誘導体を含有することを特徴とする請求項1記載のインクジェットインク
  6. 紫外線LEDを用いた紫外線照射により硬化することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインクジェットインク。
  7. 照射する紫外線光の発光ピーク波長が350〜420nmの範囲であることを特徴とする請求項6に記載のインクジェットインク。
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