JP4984814B2 - 通信管理装置および通信管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザ間の通信用に確立されるセッションを管理する通信管理装置および通信管理方法に関し、特に、セッションの救済を確実に実行しつつ、迅速にサービスを再開することができる通信管理装置および通信管理方法に関する。
従来、発信側と着信側との間で回線を確立してから通信を開始する回線交換型の通信方法においては、障害などが発生した場合でも回線が確立済みであった呼を救済する様々な方法が検討されている。例えば特許文献1においては、呼の救済に必要な情報をメモリに保持しておき、呼を復帰する際には、メモリに保持された情報を参照して呼を再開させることが記載されている。
このような処理は、例えばSIP(Session Initial Protocol:セッション開始プロトコル)などの通信制御プロトコルにおいてセッションを救済する場合にも同様に検討されている。以下、図8を参照して、SIPにおけるセッションの救済について簡単に説明する。
SIPにおいては複数の発ユーザと複数の着ユーザとの間のそれぞれのセッションが1つのSIPサーバによって制御されている。図8は、これらのうちの1つのセッションが確立された後に、障害が発生してセッションが救済される様子を示すシーケンス図である。同図に示すように、セッション確立時には、発ユーザがセッション開始要求をSIPサーバへ送信し(ステップS1)、SIPサーバは、このセッション開始要求を着ユーザへ転送する(ステップS2)。
着ユーザは、セッション開始要求を受信すると、セッション開始応答をSIPサーバへ送信し(ステップS3)、SIPサーバは、このセッション開始応答を発ユーザへ転送する(ステップS4)。発ユーザは、セッション開始応答を受信すると、受信確認応答(ACK)をSIPサーバへ送信し(ステップS5)、ACKが着ユーザへ転送されて(ステップS6)、発ユーザと着ユーザの間のセッションが確立される。このとき、セッションの状態管理などのセッション制御に係る情報(以下「セッション制御情報」という)および確立されたセッションにおいて使用されるリソースの情報(以下「呼処理リソース情報」という)は、SIPサーバのメモリに保持される。
発ユーザと着ユーザは、確立されたセッションを用いて通信を行うが、例えばSIPサーバの故障などにより異常が検知されると(ステップS7)、SIPサーバは、SIPサーバの動作を復旧させるための初期設定を行うとともに(ステップS8)、メモリに保持されているセッション制御情報から呼処理リソース情報を再生成し(ステップS9)、既に通信中として安定していたセッションの救済を図る。
こうしてセッションが救済された後は、定期的に発ユーザがセッション更新要求をSIPサーバへ送信し(ステップS10)、SIPサーバは、このセッション更新要求を着ユーザへ転送する(ステップS11)。
着ユーザは、セッション更新要求を受信すると、セッション更新応答をSIPサーバへ送信し(ステップS12)、SIPサーバは、このセッション更新応答を発ユーザへ転送する(ステップS13)。発ユーザは、セッション更新応答を受信すると、ACKをSIPサーバへ送信し(ステップS14)、ACKが着ユーザへ転送されて(ステップS15)、発ユーザと着ユーザ間のセッションが存続していることが確認される。
特開平7−123451号公報
しかしながら、上述のようなセッション救済時には、SIPサーバの初期設定と呼処理リソース情報の再生成が同時に行われるため、SIPサーバが復旧するまでの時間が遅延するという問題がある。すなわち、SIPサーバは、故障などの異常発生時に初期設定を実行するとともに、引き続きメモリに保持されるセッション制御情報から既に確立されていたセッションを救済するが、この一連の処理には比較的長時間を要し、SIPサーバの復旧に時間がかかる。そしてこの間、SIPサーバは、新たなセッション開始要求などを受け付けることができず、サービスの再開が遅延してしまう。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、セッションの救済を確実に実行しつつ、迅速にサービスを再開することができる通信管理装置および通信管理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ユーザ間の通信用に確立されるセッションを管理する通信管理装置であって、ユーザ間のセッションを制御する信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された信号に基づいてセッションの管理に利用されるセッションごとの情報を記憶する主記憶手段と、前記主記憶手段によって記憶された情報の一部を含むセッションごとの救済ファイルを作成して前記主記憶手段の外部に保持させる作成手段と、前記通信管理装置の異常発生後に前記受信手段によって受信された信号に対応する救済ファイルを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された救済ファイルを用いてこの救済ファイルに対応するセッションの管理を再開する制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記通信管理装置の異常発生時に前記主記憶手段を初期化する初期化手段をさらに有することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記作成手段は、前記主記憶手段によって記憶された情報のうちユーザへの課金に係る情報を含む救済ファイルを作成することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御手段は、前記取得手段によって取得された救済ファイルに対応するセッションに割り当てる呼処理リソースを再確保することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記制御手段は、前記取得手段によって取得された救済ファイルに対応するセッションの管理を行うインスタンスを再生成することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記主記憶手段は、前記取得手段によって取得された救済ファイルに対応するセッションについて、この救済ファイルに含まれる情報を引き継いで記憶することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記作成手段は、セッションの識別情報を含む救済ファイルを作成し、前記取得手段は、前記受信手段によって受信された信号に含まれる識別情報を抽出し、識別情報が一致する救済ファイルを取得することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記作成手段は、セッションごとの救済ファイルを前記通信管理装置の外部に保持させることを特徴とする。
また、本発明は、第1のサーバおよび第2のサーバによる二重化構成を採り、通常時は前記第1のサーバが現用系としてユーザ間の通信用に確立されるセッションを管理する通信管理装置であって、前記第1のサーバは、ユーザ間のセッションを制御する信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された信号に基づいてセッションの管理に利用されるセッションごとの情報を記憶する主記憶手段と、前記主記憶手段によって記憶された情報の一部を含むセッションごとの救済ファイルを作成して前記主記憶手段の外部に保持させる作成手段と、前記作成手段によって救済ファイルが保持させられた後、前記第1のサーバに異常が発生すると、前記第2のサーバを現用系に切り替える切替手段とを有し、前記第2のサーバは、前記第2のサーバが現用系となった後、ユーザ間のセッションを制御する信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された信号に対応する救済ファイルを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された救済ファイルを用いてこの救済ファイルに対応するセッションの管理を再開する制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、ユーザ間の通信用に確立されるセッションを管理する通信管理方法であって、ユーザ間のセッションを制御する信号を受信する第1の受信工程と、前記第1の受信工程にて受信された信号に基づいてセッションの管理に利用されるセッションごとの情報をメモリに記憶する記憶工程と、前記記憶工程にて記憶された情報の一部を含むセッションごとの救済ファイルを作成して前記メモリの外部に保持させる作成工程と、前記通信管理装置の異常発生後にユーザ間のセッションを制御する信号を受信する第2の受信工程と、前記第2の受信工程にて受信された信号に対応する救済ファイルを取得する取得工程と、前記取得工程にて取得された救済ファイルを用いてこの救済ファイルに対応するセッションの管理を再開する制御工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザ間のセッションを制御する信号を受信し、受信された信号に基づいてセッションの管理に利用されるセッションごとの情報をメモリに記憶し、記憶された情報の一部を含むセッションごとの救済ファイルを作成してメモリの外部に保持させ、通信管理装置の異常発生後に受信された信号に対応する救済ファイルを取得し、取得された救済ファイルを用いてこの救済ファイルに対応するセッションの管理を再開する。このため、通信管理装置の異常が発生した場合にメモリを初期化して迅速に通信管理装置を復旧させることができるとともに、通信管理装置の復旧後、セッションを制御する信号が通信管理装置に受信されたセッションのみを救済ファイルを用いて救済することができる。結果として、セッションの救済を確実に実行しつつ、迅速にサービスを再開することができる。
また、本発明によれば、通信管理装置の異常発生時にメモリを初期化するため、確実に通信管理装置を復旧させ、サービスを再開することができる。
また、本発明によれば、メモリによって記憶された情報のうちユーザへの課金に係る情報を含む救済ファイルを作成するため、ユーザ間の通信開始後にメモリが初期化されても、救済ファイルを用いることにより通信開始時からの通信について正確に課金することができる。
また、本発明によれば、取得された救済ファイルに対応するセッションに割り当てる呼処理リソースを再確保するため、通信開始時に確保された呼処理リソースの情報がメモリから消去されても、新たに呼処理リソースを確保してセッションを継続することができる。
また、本発明によれば、取得された救済ファイルに対応するセッションの管理を行うインスタンスを再生成するため、通信開始時に生成されたインスタンスの情報がメモリから消去されても、新たにインスタンスを生成してセッションを継続することができる。
また、本発明によれば、取得された救済ファイルに対応するセッションについて、この救済ファイルに含まれる情報を引き継いで記憶するため、通信管理装置の異常が発生した場合にメモリが初期化されても、事後にメモリを異常発生前の状態に復帰させることができる。
また、本発明によれば、セッションの識別情報を含む救済ファイルを作成し、受信された信号に含まれる識別情報を抽出し、識別情報が一致する救済ファイルを取得するため、通信管理装置の異常発生後に受信された信号に対応する救済ファイルを確実に取得し、通信を継続する意志があるユーザ間のセッションを救済することができる。
また、本発明によれば、セッションごとの救済ファイルを通信管理装置の外部に保持させるため、異常が発生した通信管理装置以外の通信管理装置でも救済ファイルを用いてセッションを救済することができ、サービスの信頼性をさらに向上することができる。
また、本発明によれば、第1のサーバが、ユーザ間のセッションを制御する信号を受信し、受信された信号に基づいてセッションの管理に利用されるセッションごとの情報をメモリに記憶し、記憶された情報の一部を含むセッションごとの救済ファイルを作成してメモリの外部に保持させ、救済ファイルが保持させられた後、第1のサーバに異常が発生すると、第2のサーバを現用系に切り替え、第2のサーバが、現用系となった後、ユーザ間のセッションを制御する信号を受信し、受信された信号に対応する救済ファイルを取得し、取得された救済ファイルを用いてこの救済ファイルに対応するセッションの管理を再開する。このため、第1のサーバの異常が発生した場合に第2のサーバを現用系として迅速にサービスを再開させることができるとともに、第2のサーバが現用系となった後、セッションを制御する信号が第2のサーバに受信されたセッションを救済ファイルを用いて救済することができる。結果として、セッションの救済を確実に実行しつつ、迅速にサービスを再開することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下においては、SIPにおける通信を例に挙げて説明するが、本発明は、SIP以外のプロトコルであってシグナリングによってセッションを確立するプロトコルであれば適用することができる。
図1は、本実施の形態における通信システムの概略構成を示す図である。同図に示すように、本実施の形態においては、発ユーザ100−1〜100−3がSIPサーバ200を介して着ユーザ300−1〜300−3とセッションを確立した上で、音声通話やテレビ電話などの通信を行うものとする。なお、SIPサーバ200が収容する発ユーザおよび着ユーザの数は3ユーザに限定されることはない。
このような通信システムにおいて、例えば発ユーザ100−1が着ユーザ300−1との通信を希望する場合には、発ユーザ100−1からセッションの開始を要求するセッション開始要求が送信され、SIPサーバ200は、このセッション開始要求を着ユーザ300−1へ転送する。そして、セッション開始要求を受信した着ユーザ300−1からセッションの開始を許可するセッション開始応答が送信され、SIPサーバ200は、このセッション開始応答を発ユーザ100−1へ転送する。発ユーザ100−1がセッション開始応答を受信すると、受信確認応答であるACKが発ユーザ100−1からSIPサーバ200を介して着ユーザ300−1へ返送され、セッションが確立される。
以後、発ユーザ100−1と着ユーザ300−1は、確立されたセッションを利用して通信を行う。このとき、発ユーザ100−1と着ユーザ300−1の間で確立されたセッションが存続していることを確認するために、定期的に発ユーザ100−1からセッション更新要求が送信され、SIPサーバ200は、このセッション更新要求を着ユーザ300−1へ転送する。その後、セッション開始要求の送信時と同様に、セッション更新応答およびACKが発ユーザ100−1と着ユーザ300−1の間でやり取りされ、セッションが存続していることが確認される。
また、通信を終了する場合には、セッションの切断を要求するセッション切断要求とこのセッション切断要求に対する応答のセッション切断応答とが発ユーザ100−1および着ユーザ300−1の間でやり取りされ、セッションが切断されることになる。その他の発ユーザ100−2、100−3および着ユーザ300−2、300−3における通信も発ユーザ100−1と着ユーザ300−1の間の通信と同様に行われる。なお、以下では、セッション確立時に発信する発ユーザ100−1〜100−3を代表して単に「発ユーザ100」といい、セッション確立時に着信する着ユーザ300−1〜300−3を代表して単に「着ユーザ300」という。
本実施の形態においては、SIPサーバ200は、セッションの確立時に、例えば発ユーザおよび着ユーザの情報や発信時刻の情報などのセッションの救済に必要となる情報を救済ファイルとしてハードディスクなどの外部記憶に記憶しておく。そして、例えばSIPサーバ200の故障などの異常が検知されると、SIPサーバ200は、復旧のために主記憶であるメモリを初期化し、サービスを再開する。その後、既に確立済みであったセッションにおいて、発ユーザまたは着ユーザから例えばセッション更新要求やセッション更新応答などのSIP信号が送信されると、SIPサーバ200は、これらのSIP信号を受信する。そして、SIPサーバ200は、SIP信号が受信されたセッションについてのみ外部記憶に記憶された救済ファイルを用いて、呼処理リソース情報を新たにメモリ上に生成し、このセッションを異常発生前の状態に復帰させる。
図2は、本実施の形態に係るSIPサーバ200の要部構成を示すブロック図である。図2に示すSIPサーバ200は、送受信部210、セッション制御部220、主記憶部230、救済ファイル作成部240、外部記憶部250、異常検知部260、初期化処理部270、および救済ファイル検索部280を有している。
送受信部210は、発ユーザ100および着ユーザ300から送信されるSIP信号を受信し、必要に応じてセッション制御部220の指示に従い、SIP信号を着ユーザ300および発ユーザ100へ転送する。具体的には、送受信部210は、発ユーザ100から送信されるセッション開始要求およびセッション更新要求や、着ユーザ300から送信されるセッション開始応答およびセッション更新応答などのSIP信号を受信し、これらのSIP信号を着ユーザ300または発ユーザ100へ転送する。また、送受信部210は、SIPサーバ200の異常検知後にSIP信号を受信すると、このSIP信号に含まれるセッションごとに固有のコールIDを抽出し、このコールIDが異常検知後に初めて抽出されたものである場合には、救済ファイル検索部280へ出力する。
セッション制御部220は、送受信部210によって受信されるSIP信号の種類に応じてセッションの確立や切断などを制御する。このとき、セッション制御部220は、セッションごとの作業領域としてインスタンスを生成し、各セッションの状態を対応するインスタンスにおいて管理する。すなわち、セッション制御部220は、例えばSIP信号の宛先の分析などをそれぞれのセッションに対応して生成されたインスタンスにおいて実行する。また、セッション制御部220は、セッション確立時に確保されるセッションごとの呼処理リソースを示す呼処理リソース情報、セッションごとの発ユーザ、着ユーザ、および発信時刻などセッションの内容を示すセッション情報、およびセッションごとのインスタンス情報を主記憶部230に記憶させる。
さらに、セッション制御部220は、送受信部210において着ユーザ300からセッション開始応答が受信されると、セッションの救済に備えて救済ファイルを作成するように救済ファイル作成部240へ指示する。また、セッション制御部220は、救済ファイル検索部280から救済ファイルが出力されると、救済ファイルに対応するセッションの呼処理リソースを再確保するとともに、このセッションの管理に使用されるインスタンスを再度生成し、改めて呼処理リソース情報およびインスタンス情報を主記憶部230に記憶させる。
主記憶部230は、セッション制御部220におけるセッション管理に用いられる情報を記憶するメモリであり、セッション確立時にセッションごとの呼処理リソース情報、セッション情報、およびインスタンス情報を記憶する。また、主記憶部230は、救済ファイル検索部280から救済ファイルが出力されると、救済ファイルに含まれるセッション情報を改めて記憶する。
救済ファイル作成部240は、セッション制御部220から救済ファイルの作成が指示されると、セッションの発着ユーザ、発信時刻、および通話開始時刻などを含むセッション情報を主記憶部230から読み出し、セッションごとのコールIDに対応付けてセッションごとの救済ファイルを作成する。そして、救済ファイル作成部240は、作成した救済ファイルを外部記憶部250に記憶させる。なお、救済ファイル作成部240が作成する救済ファイルには、上記のセッション情報以外にも、例えばユーザへの課金に必要な情報などが含まれている。
外部記憶部250は、例えばハードディスクやフラッシュメモリなどの外部記憶装置であり、救済ファイル作成部240によって作成された救済ファイルを記憶する。すなわち、外部記憶部250は、例えば図3に示すように、各セッションのコールIDに発着ユーザ、発信時刻、および通話開始時刻などが対応付けられた救済ファイルを記憶する。外部記憶部250は外部記憶装置であるため、SIPサーバ200の外部に独立して設けることも可能である。
異常検知部260は、SIPサーバ200において発生する故障などの異常を検知し、異常が検知された場合には、その旨を初期化処理部270へ通知する。
初期化処理部270は、異常検知部260から異常が検知された旨が通知されると、主記憶部230を初期化して、主記憶部230に記憶された情報を消去する。すなわち、初期化処理部270は、SIPサーバ200に異常が発生した場合、既に記憶されているセッションごとの呼処理リソース情報、セッション情報、およびインスタンス情報を主記憶部230から消去することにより、新たなセッション開始要求の受け付けを可能にし、迅速なサービスの再開を図る。
救済ファイル検索部280は、送受信部210から出力されるコールIDに一致する救済ファイルを外部記憶部250から検索し、該当する救済ファイルが外部記憶部250に記憶されている場合には、この救済ファイルをセッション制御部220および主記憶部230へ出力する。また、救済ファイル検索部280は、送受信部210から出力されるコールIDに一致する救済ファイルが外部記憶部250に記憶されていない場合には、エラーが発生したものとしてエラー信号を送受信部210から送信させる。
次いで、上記のように構成されたSIPサーバ200のよる発ユーザ100および着ユーザ300間のセッション開始時の動作について、図4に示すフロー図を参照しながら説明する。
セッション開始時には、上述したように発ユーザ100と着ユーザ300の間でセッション開始要求およびセッション開始応答の2種類のSIP信号がやり取りされる。ここでやり取りされるSIP信号は、SIPサーバ200の送受信部210によって受信され(ステップS101)、SIP信号の種類が発ユーザ100から送信されたセッション開始要求であるか否かが判定される(ステップS102)。
ここでは、SIP信号がセッション開始要求であるものとすると(ステップS102Yes)、セッション開始要求が受信された旨がセッション制御部220へ通知され、セッション制御部220によって、着ユーザ300へセッション開始要求を転送する旨の指示が送受信部210へ出される。この指示を受け、セッション開始要求が送受信部210から着ユーザ300へ送信される(ステップS103)。また、セッション制御部220において、新たに開始されるセッションの管理のためのインスタンスが生成されるとともに、このセッションのための呼処理リソースが確保され(ステップS104)、インスタンス情報および呼処理リソース情報が主記憶部230に記憶される。また、セッション情報のうち、セッション開始要求から判明する発着ユーザおよび発信時刻などの情報がコールIDに対応付けられて主記憶部230に記憶される。
こうしてセッション確立の準備が整えられ、着ユーザ300へセッション開始要求が転送されると、セッション開始要求に対する応答としてセッション開始応答が着ユーザ300から送信される。セッション開始応答がSIPサーバ200の送受信部210によって受信されると、このSIP信号がセッション開始要求ではないため(ステップS102No)、引き続き送受信部210によって、セッション開始応答が受信されたか否かが判定される(ステップS105)。ここでSIP信号がセッション開始応答でなければ(ステップS105No)、このSIP信号はセッションの開始に関するものではないと考えられるため、セッション開始時の動作は終了する。
ここでは、SIP信号がセッション開始応答であるので(ステップS105Yes)、セッション開始応答が受信された旨がセッション制御部220へ通知され、セッション制御部220によって、発ユーザ100へセッション開始応答を転送する旨の指示が送受信部210へ出される。この指示を受け、セッション開始応答が送受信部210から発ユーザ100へ送信される(ステップS106)。また、セッション開始応答の転送によってセッションが確立されて発着ユーザ間の通話が開始されるため、主記憶部230に記憶されたセッション情報に通話開始時刻などの情報が追加される。
さらに、着ユーザ300からのセッション開始応答が受信されたため、救済ファイルの作成がセッション制御部220から救済ファイル作成部240へ指示され、救済ファイル作成部240によって、主記憶部230に記憶されたセッション情報が取得されて救済ファイルが作成される。すなわち、救済ファイル作成部240によって、発着ユーザ、発信時刻、および通話開始時刻などの課金に必要な情報が主記憶部230から取得され、これらの情報がコールIDに対応付けられた救済ファイルが作成される。こうして作成された救済ファイルは、外部記憶部250に記憶される(ステップS107)。これにより、外部記憶部250には、例えば図3に示したように、コールIDに発着ユーザ、発信時刻、および通話開始時刻などが対応付けられたセッションごとの救済ファイルが記憶されることになる。
こうしてセッション救済の準備が整えられ、発ユーザ100へセッション開始応答が転送されると、さらに発ユーザ100から着ユーザ300へセッション開始応答に対するACKが送信され、発ユーザ100と着ユーザ300の間のセッションが確立される。そして、セッション制御部220のセッションに対応するインスタンスにおいて、確立されたセッションの管理が開始される(ステップS108)。具体的には、セッション制御部220のインスタンスにおいて、発ユーザ100と着ユーザ300の間でやり取りされる信号の宛先分析などが行われる。また、セッションの確立後、定期的に発ユーザ100から送信されるセッション更新要求が送受信部210によって受信されると、セッションが存続していることを確認するため、セッション制御部220のインスタンスにおいて、セッション更新要求およびセッション更新応答の転送が制御される。
次に、SIPサーバ200の故障などの異常が検知された場合に、確立済みのセッションを救済する動作について、図5に示すフロー図を参照しながら説明する。
SIPサーバ200において異常が発生すると、異常検知部260によって異常が検知され(ステップS201)、その旨が初期化処理部270へ通知される。そして、初期化処理部270によって、主記憶部230が初期化され、主記憶部230に記憶されている呼処理リソース情報、セッション情報、およびインスタンス情報が消去される(ステップS202)。主記憶部230が初期化されることにより、SIPサーバ200は初期状態に戻り、セッション開始要求を受け付けて新たにセッションを確立することが可能になる。換言すれば、主記憶部230の初期化が行われると、確立済みのセッション救済前にSIPサーバ200が復旧し、迅速にサービスを再開することができる。
SIPサーバ200が復旧すると、送受信部210によってSIP信号を受信することが可能になるため、SIP信号の受信が待機される(ステップS203)。ここでは、例えばセッション更新要求など、特に確立済みのセッションに関するSIP信号の受信が待機され、新たなセッション開始要求などが受信された場合には、上述したセッション開始時の動作が行われる。セッション更新要求などのSIP信号が送受信部210によって受信されると(ステップS203Yes)、異常検知部260によって異常が検知された後であることから、送受信部210によってSIP信号に含まれるコールIDが抽出され、このコールIDが異常検知後に初めて抽出されたものであれば、救済ファイル検索部280へ出力される。なお、コールIDが異常検知後に既に抽出されたものであれば、このコールIDに対応するセッションは既に救済されていると考えられるため、通常通りセッション制御部220のインスタンスにおけるセッション管理が行われる。
救済ファイル検索部280へコールIDが出力されると、救済ファイル検索部280によって、外部記憶部250に記憶された救済ファイルの中からコールIDが一致する救済ファイルが検索される(ステップS204)。この結果、コールIDが一致する救済ファイルが外部記憶部250に記憶されていなければ(ステップS204No)、このコールIDに対応するセッションは救済不可能であると判断され、エラー処理が実行される(ステップS208)。具体的には、救済ファイル検索部280の指示によって、セッション救済が不可能である旨のエラー信号が送受信部210から異常検知後にSIP信号を送信したユーザへ送信される。
エラー信号を受信するユーザは、セッションの救済が不可能であることを把握するため、再度セッション開始要求を送信して、新たにセッションを確立することになる。このようなエラーが発生するケースとしては、例えばセッション開始要求が着ユーザ300へ転送された後、着ユーザ300からのセッション開始応答が転送される前にSIPサーバ200が故障する場合などが考えられる。すなわち、このようなケースにおいては、セッション開始応答が転送されていないため、救済ファイル作成部240によって救済ファイルが作成されておらず、外部記憶部250に救済ファイルが記憶されていない。このため、SIPサーバ200が復旧して着ユーザ300からセッション開始応答が受信されても、セッション開始応答に含まれるコールIDと一致する救済ファイルが外部記憶部250に記憶されておらず、改めて最初からセッションの確立が行われることになる。
一方、異常検知後に受信されたSIP信号に含まれるコールIDと一致する救済ファイルが外部記憶部250に記憶されていれば(ステップS204Yes)、この救済ファイルが救済ファイル検索部280によって読み出され、セッション制御部220および主記憶部230へ出力される。そして、セッション制御部220によって、この救済ファイルに対応するセッションのためのインスタンスが再生成されるとともに、呼処理リソースが再確保される(ステップS205)。これらの呼処理リソース情報およびインスタンス情報は、改めて主記憶部230に記憶され、SIPサーバ200における異常検知前に確立済みであったセッションの管理が可能となる。また、救済ファイルに含まれる発着ユーザや発信時刻などのセッション情報が主記憶部230に展開され(ステップS206)、インスタンスや呼処理リソースは異常検知後に改めて確保されるものの、課金に関する情報などは異常検知前のセッション確立時からの状態が引き継がれる。
これにより、確立済みのセッションに関して主記憶部230に記憶される情報がSIPサーバ200の異常検知前の状態に復帰し、セッションが救済されることになるため、セッション制御部220において再生成されたインスタンスにおけるセッションの管理が再開される(ステップS207)。また、このセッションの管理は、SIPサーバ200の異常検知後に、SIP信号が受信されたことを契機として再開されているため、異常検知後にSIP信号を送信せずセッションの継続の意志がないユーザ間のセッションは救済されない。したがって、無駄にセッションを救済することがなく、SIPサーバ200の復旧後のセッション救済による処理負荷を軽減することができる。
なお、上記の説明ではSIPサーバ200の異常検知後に受信されたSIP信号のコールIDに一致する救済ファイルのセッションのみが救済されるものとしたが、例えば外部記憶部250に記憶される救済ファイルをグループ化しておき、グループ内のいずれかの救済ファイルを用いてセッションが救済される際に、グループ内のすべてのセッションが同時に救済されるようにしても良い。すなわち、セッションごとの救済ファイルを例えば発ユーザ100が同一地域や同一企業のものごとにグループ化して外部記憶部250に記憶しておき、救済ファイル検索部280によって外部記憶部250から救済ファイルが取得される際に、同一グループに属するすべての救済ファイルが取得されるようにしておく。こうすることにより、同一地域や同一企業から発信されて確立されていたセッションが一斉に救済されることになり、効率的にセッション救済を実行することができる。
次に、発ユーザ100と着ユーザ300の間のセッション確立後にSIPサーバ200が故障し、セッションが救済される際の一連の処理の例について、図6に示すシーケンス図を参照しながら説明する。
セッション確立時には、まず、発ユーザ100からセッション開始要求がSIPサーバ200へ送信され(ステップS301)、SIPサーバ200の送受信部210によって受信される。送受信部210によってセッション開始要求が受信されると、セッション制御部220によって、セッションに割り当てるインスタンスが生成され呼処理リソースが確保されるとともに、送受信部210からセッション開始要求が着ユーザ300へ転送される(ステップS302)。
着ユーザ300によってセッション開始要求が受信されると、セッション開始要求に応答するセッション開始応答がSIPサーバ200へ送信され(ステップS303)、SIPサーバ200の送受信部210によって受信される。送受信部210によってセッション開始応答が受信されると、セッション制御部220によって通話開始時刻などのセッション情報が主記憶部230に記憶されるとともに、送受信部210からセッション開始応答が発ユーザ100へ転送される(ステップS304)。また、セッション制御部220からセッション開始応答が受信された旨が救済ファイル作成部240へ通知され、救済ファイル作成部240によって主記憶部230から必要な情報が読み出され、セッションの救済ファイルが作成される(ステップS305)。作成された救済ファイルは、外部記憶部250に記憶される。
SIPサーバ200から転送されたセッション開始応答が発ユーザ100によって受信されると、発ユーザ100からSIPサーバ200へACKが送信され(ステップS306)、さらにSIPサーバ200から着ユーザ300へACKが転送される(ステップS307)。これにより、発ユーザ100と着ユーザ300の間のセッションが確立され、SIPサーバ200のセッション制御部220におけるセッション対応のインスタンスにおいては、セッションの管理が開始され(ステップS308)、発ユーザ100と着ユーザ300が通信中となる。
発ユーザ100と着ユーザ300の通信中に、SIPサーバ200が故障するなどの異常が発生すると、異常検知部260によって異常の発生が検知され(ステップS309)、その旨が初期化処理部270へ通知される。そして、初期化処理部270によって、主記憶部230が初期化され(ステップS310)、主記憶部230に記憶された確立済みのセッションの呼処理リソース情報、セッション情報、およびインスタンス情報が消去される。この時点で、主記憶部230が初期状態に戻るため、SIPサーバ200はサービスを再開することができ、発ユーザ100や着ユーザ300から送信されるSIP信号を受信することが可能となる。
一方、発ユーザ100と着ユーザ300は既に確立されたセッションによって通信を行っているため、セッションの存続を確認するためのセッション更新要求が発ユーザ100から定期的にSIPサーバ200へ送信され(ステップS311)、SIPサーバ200では上述のようにSIP信号を受信することが可能となっているため、発ユーザ100から送信されたセッション更新要求が送受信部210によって受信される。送受信部210によってセッション更新要求が受信されると、SIPサーバ200の異常検知後であることから、セッション更新要求に含まれるコールIDが抽出され、抽出されたコールIDが異常検知後に初めて抽出されたものであるか否かが判定される。
ここでは、このセッション更新要求が異常検知後に発ユーザ100から初めて受信したSIP信号であるため、抽出されるコールIDも初めて抽出されたものであり、コールIDが救済ファイル検索部280へ出力される。そして、救済ファイル検索部280によって、コールIDが一致する救済ファイルが外部記憶部250に記憶された救済ファイルの中から検索され、コールIDが一致する救済ファイルがセッション制御部220および主記憶部230へ出力されて展開される(ステップS312)。すなわち、セッション制御部220によって、救済ファイルに対応するセッションのためのインスタンスが再生成され呼処理リソースが再確保されるとともに、救済ファイルに含まれるセッションの発着ユーザや発信時刻などの情報が主記憶部230に改めて記憶される。これにより、発ユーザ100と着ユーザ300の間のセッションについては、主記憶部230に記憶される情報がSIPサーバ200の異常検知前の状態に復帰し、課金に必要な情報などについては、異常検知前のセッション確立時点からの状態が引き継がれることになる。換言すれば、発ユーザ100と着ユーザ300の間のセッションが救済されたことになる。
その後、送受信部210に受信されたセッション更新要求が着ユーザ300へ転送され(ステップS313)、セッション更新要求に応答するセッション更新応答が着ユーザ300からSIPサーバ200へ送信され(ステップS314)、さらに、セッション更新応答がSIPサーバ200から発ユーザ100へ転送される(ステップS315)。SIPサーバ200から転送されたセッション更新応答が発ユーザ100によって受信されると、発ユーザ100からSIPサーバ200へACKが送信され(ステップS316)、SIPサーバ200から着ユーザ300へACKが転送される(ステップS317)。これにより、発ユーザ100と着ユーザ300の間のセッションが存続していることが確認され、SIPサーバ200のセッション制御部220で再生成されたインスタンスにおいては、セッションの管理が再開される(ステップS318)。
以上のように、本実施の形態によれば、セッション確立時にセッションの救済に必要な情報を救済ファイルとして外部記憶しておき、異常発生時には、主記憶を初期化してSIPサーバの復旧を図る。そして、異常発生後、SIP信号が受信されたことを契機として、このSIP信号の送信元のユーザに関するセッションについて外部記憶された救済ファイルを取得し、改めてインスタンスや呼処理リソースを確保するとともに、課金に関する情報などはセッション確立時点からの状態を引き継ぐ。このため、セッションに関する主記憶の状態を異常発生前の状態に復帰させ、セッションを確実に救済することができる。そして、異常発生時には、セッションの救済を待機することなくSIPサーバのサービスを再開することができるため、セッションの救済を確実に実行しつつ、迅速にサービスを再開することができる。
なお、上記一実施の形態において、通信管理の信頼性を向上するために、SIPサーバ200の二重化構成が採られることがある。すなわち、現用系のSIPサーバ200と予備系のSIPサーバ200とが設置され、現用系のSIPサーバ200に異常が発生した場合には系が切り替えられて、セッションの制御が継続されることがある。このような二重化構成が採られる場合に本発明を適用する際の変形例を図7に示す。図7においては、予備系のSIPサーバ200の内部構成は、現用系のSIPサーバ200の内部構成と同一であるため、図示を省略している。
図7に示すように、現用系のSIPサーバ200と予備系のSIPサーバ200とが設けられる場合は、救済ファイルを記憶する外部記憶部250をそれぞれのSIPサーバ200が共用する。したがって、現用系のSIPサーバ200内の救済ファイル作成部240によって作成された救済ファイルが外部記憶部250に記憶されると、この救済ファイルは、予備系のSIPサーバ200からも参照することが可能となる。そして、現用系のSIPサーバ200に異常が発生し、予備系が現用系に切り替えられると、新たに現用系となったSIPサーバ200は、外部記憶部250に記憶された救済ファイルを用いてセッションを救済する。
このように救済ファイルを共用の外部記憶部250に記憶しておくことにより、系の切り替えが発生した場合にも適正にセッションを救済することができる。また、セッションの救済に必要な情報が救済ファイルとして外部記憶部250に記憶されているため、現用系のSIPサーバ200の主記憶部230に記憶される情報を逐一予備系のSIPサーバ200の主記憶部230へ転送する必要がない。なお、外部記憶部250は、現用系のSIPサーバ200および予備系のSIPサーバ200の外部に設けられていても良く、いずれか一方のSIPサーバ200の内部に設けられていても良い。
(付記1)ユーザ間の通信用に確立されるセッションを管理する通信管理装置であって、
ユーザ間のセッションを制御する信号を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された信号に基づいてセッションの管理に利用されるセッションごとの情報を記憶する主記憶手段と、
前記主記憶手段によって記憶された情報の一部を含むセッションごとの救済ファイルを作成して前記主記憶手段の外部に保持させる作成手段と、
前記通信管理装置の異常発生後に前記受信手段によって受信された信号に対応する救済ファイルを取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された救済ファイルを用いてこの救済ファイルに対応するセッションの管理を再開する制御手段と
を有することを特徴とする通信管理装置。
(付記2)前記通信管理装置の異常発生時に前記主記憶手段を初期化する初期化手段をさらに有することを特徴とする付記1記載の通信管理装置。
(付記3)前記作成手段は、
前記主記憶手段によって記憶された情報のうちユーザへの課金に係る情報を含む救済ファイルを作成することを特徴とする付記1記載の通信管理装置。
(付記4)前記制御手段は、
前記取得手段によって取得された救済ファイルに対応するセッションに割り当てる呼処理リソースを再確保することを特徴とする付記1記載の通信管理装置。
(付記5)前記制御手段は、
前記取得手段によって取得された救済ファイルに対応するセッションの管理を行うインスタンスを再生成することを特徴とする付記1記載の通信管理装置。
(付記6)前記主記憶手段は、
前記取得手段によって取得された救済ファイルに対応するセッションについて、この救済ファイルに含まれる情報を引き継いで記憶することを特徴とする付記1記載の通信管理装置。
(付記7)前記作成手段は、
セッションの識別情報を含む救済ファイルを作成し、
前記取得手段は、
前記受信手段によって受信された信号に含まれる識別情報を抽出し、識別情報が一致する救済ファイルを取得することを特徴とする付記1記載の通信管理装置。
(付記8)前記作成手段は、
セッションごとの救済ファイルを前記通信管理装置の外部に保持させることを特徴とする付記1記載の通信管理装置。
(付記9)第1のサーバおよび第2のサーバによる二重化構成を採り、通常時は前記第1のサーバが現用系としてユーザ間の通信用に確立されるセッションを管理する通信管理装置であって、
前記第1のサーバは、
ユーザ間のセッションを制御する信号を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された信号に基づいてセッションの管理に利用されるセッションごとの情報を記憶する主記憶手段と、
前記主記憶手段によって記憶された情報の一部を含むセッションごとの救済ファイルを作成して前記主記憶手段の外部に保持させる作成手段と、
前記作成手段によって救済ファイルが保持させられた後、前記第1のサーバに異常が発生すると、前記第2のサーバを現用系に切り替える切替手段とを有し、
前記第2のサーバは、
前記第2のサーバが現用系となった後、ユーザ間のセッションを制御する信号を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された信号に対応する救済ファイルを取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された救済ファイルを用いてこの救済ファイルに対応するセッションの管理を再開する制御手段とを有する
ことを特徴とする通信管理装置。
(付記10)ユーザ間の通信用に確立されるセッションを管理する通信管理方法であって、
ユーザ間のセッションを制御する信号を受信する第1の受信工程と、
前記第1の受信工程にて受信された信号に基づいてセッションの管理に利用されるセッションごとの情報をメモリに記憶する記憶工程と、
前記記憶工程にて記憶された情報の一部を含むセッションごとの救済ファイルを作成して前記メモリの外部に保持させる作成工程と、
前記通信管理装置の異常発生後にユーザ間のセッションを制御する信号を受信する第2の受信工程と、
前記第2の受信工程にて受信された信号に対応する救済ファイルを取得する取得工程と、
前記取得工程にて取得された救済ファイルを用いてこの救済ファイルに対応するセッションの管理を再開する制御工程と
を有することを特徴とする通信管理方法。
本発明は、セッションの救済を確実に実行しつつ、迅速にサービスを再開する場合に適用することができる。
一実施の形態に係る通信システムの概略構成を示す図である。 一実施の形態に係るSIPサーバの要部構成を示すブロック図である。 一実施の形態に係る救済ファイルの例を示す図である。 一実施の形態に係るセッション開始動作を示すフロー図である。 一実施の形態に係るセッション救済動作を示すフロー図である。 一実施の形態に係る通信動作の一例を示すシーケンス図である。 一実施の形態に係るSIPサーバの構成の変形例を示すブロック図である。 セッション救済動作の例を示すシーケンス図である。
符号の説明
210 送受信部
220 セッション制御部
230 主記憶部
240 救済ファイル作成部
250 外部記憶部
260 異常検知部
270 初期化処理部
280 救済ファイル検索部

Claims (3)

  1. ユーザ間の通信用に確立されるセッションを管理する通信管理装置であって、
    ユーザ間のセッションを制御する信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された信号に基づいてセッションの管理に利用されるセッションごとの情報であるセッション情報、呼処理リソース情報、インスタンスが記憶される主記憶手段と、
    前記主記憶手段によって記憶されたセッション情報を含むセッションごとの救済ファイルを作成して前記主記憶手段の外部に保持させる作成手段と、
    前記通信管理装置の異常発生時に前記主記憶手段を初期化する初期化手段と、
    前記通信管理装置の異常発生後に前記受信手段によって受信された信号に対応する救済ファイルを前記外部から取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された救済ファイルを用いて、呼処理リソース情報およびインスタンスを生成し、生成した呼処理リソース情報およびインスタンスを前記主記憶手段に記憶させるとともに、前記取得手段によって取得された救済ファイルに含まれるセッション情報を前記主記憶手段に記憶させる制御手段と
    を有することを特徴とする通信管理装置。
  2. 前記作成手段は、
    前記主記憶手段によって記憶された情報のうちユーザへの課金に係る情報を含む救済ファイルを作成することを特徴とする請求項1記載の通信管理装置。
  3. ユーザ間の通信用に確立されるセッションを管理する通信管理方法であって、
    ユーザ間のセッションを制御する信号を受信する第1の受信工程と、
    前記第1の受信工程にて受信された信号に基づいてセッションの管理に利用されるセッションごとの情報であるセッション情報、呼処理リソース情報、インスタンスをメモリに記憶させる記憶工程と、
    前記記憶工程にて記憶されたセッション情報を含むセッションごとの救済ファイルを作成して前記メモリの外部に保持させる作成工程と、
    前記通信管理装置の異常発生時に前記主記憶手段を初期化する初期化工程と、
    前記通信管理装置の異常発生後にユーザ間のセッションを制御する信号を受信する第2の受信工程と、
    前記第2の受信工程にて受信された信号に対応する救済ファイルを前記外部から取得する取得工程と、
    前記取得工程にて取得された救済ファイルを用いて、呼処理リソース情報およびインスタンスを生成し、生成した呼処理リソース情報およびインスタンスを前記主記憶手段に記憶させるとともに、前記取得手段によって取得された救済ファイルに含まれるセッション情報を前記主記憶手段に記憶させる制御工程と
    を有することを特徴とする通信管理方法。
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