JP4985581B2 - ベーン圧縮機 - Google Patents
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Description
以下、本発明のベーン圧縮機を具体化した第1の実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。なお、以下の説明においてベーン圧縮機の「前」及び「後」は、図1に示す矢印Y1の方向を前後方向とし、「上」及び「下」は、図1に示す矢印Y2の方向を上下方向とする。
さて、回転軸17が回転されると、ロータ18及びベーン20が回転し、冷媒ガスが吸入空間Saから一対の吸入口14b、及び吸入通路13bを介して吸入行程中の各圧縮室21に吸入される。そして、各圧縮室21に吸入された冷媒ガスは、圧縮行程中の圧縮室21の容積減少により圧縮される。圧縮された冷媒ガスは、各圧縮室21から吐出口13aを介して各吐出室13d(吐出空間Da)に吐出される。各圧縮室21から各吐出室13dへ冷媒ガスが吐出されたとき、冷媒ガスがリヤハウジング11の内周面に衝突したりする等により冷媒ガスから潤滑油が分離され、吐出空間Daには潤滑油が存在することとなる。
(1)圧縮室21の外周側に一対の吐出室13dを含む吐出空間Daが区画されるとともにハウジングH内に吐出領域30が区画され、リヤサイドプレート15に吐出空間Daと吐出領域30とを繋ぐ吐出通路15eが形成されたベーン圧縮機10において、吐出通路15eを一対の吐出室13dのうちの一方の吐出室13dのみに連通させた。このため、吐出空間Da内に他方の吐出室13dから一方の吐出室13dへ向かう冷媒ガスの流れを生じさせ、この流れに潤滑油を乗せて冷媒ガスとともに潤滑油を吐出空間Daから吐出領域30へ排出することができ、吐出空間Daに潤滑油が貯まることを防止することができる。したがって、吐出脈動の緩衝作用を有している吐出空間Daの容積減少を防止して吐出脈動を低減することができる。また、潤滑油が吐出空間Da内に死にオイルとして貯まることを無くし、ベーン圧縮機10内を流れる潤滑油量の低下を防止することができる。その結果として、ベーン圧縮機10内の各摺動部に供給される潤滑油量の減少を防止し、各摺動部の信頼性の低下を防止することができる。
次に、本発明のベーン圧縮機を具体化した第2の実施形態を図5にしたがって説明する。なお、以下に説明する第2の実施形態では、既に説明した第1の実施形態と同一構成については、同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
(7)吐出通路15e及び連通通路41aを介して吐出空間Daの冷媒ガスを油分離器40に供給することができるとともに、導入通路55を介して吐出空間Daの冷媒ガスを油分離器40に供給することができる。すなわち、吐出空間Daに吐出された冷媒ガスが、2つの通路に分かれて油分離器に供給される。よって、例えば、吐出空間Daに吐出された冷媒ガスの全てを、吐出通路15e及び連通通路41aのみを利用して油分離器40に供給した場合の連通通路41aの通路断面積に対し、連通通路41aと導入通路55における第4通路54の通路断面積を小さくする(絞る)ことができる。その結果として、油分離器40に向かう冷媒ガスの流速を高め、潤滑油の分離効率を高めることができる。
○ 図6に示すように、リヤサイドプレート15の下部に、前端(一端)が吐出空間Daの下部に連通し、後端(他端)が膨出部15cの後端面に開口する第1補助通路61をリヤサイドプレート15の厚み方向へ延びるように形成する。また、膨出部15cに、下端(一端)が第1補助通路61の後端に連通するとともに、上端(他端)が吐出通路15eの溝部15fに連通する第2補助通路62を形成する。そして、第1補助通路61と第2補助通路62とから、吐出空間Daと吐出通路15eとを繋ぐ補助通路64を形成してもよい。なお、補助通路64はガスケットGによってシールされている。
○ 各実施形態において、前端(一端)が吐出空間Daに連通するとともに後端(他端)が低圧部としての吐出領域30の下部に連通するように、リヤサイドプレート15を厚み方向に貫通する排出通路を吐出通路15eとは別にリヤサイドプレート15に形成し、吐出空間Daの潤滑油を吐出領域30の下部に直接戻すようにしてもよい。
○ 各実施形態において、吐出通路15eの絞り部15gが連通する吐出室13dを各実施形態とは逆の他方の吐出室13dとしてもよい。
(1)前記吐出通路において前記一方の吐出室に連通する絞り部は、前記シリンダブロックの上下方向における中央部に形成されている請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のベーン圧縮機。
Claims (4)
- ハウジング内には筒状のシリンダブロックが収容され、該シリンダブロックの内部にはベーンを備えたロータが回転軸の回転に伴って回転可能に収容されるとともに前記シリンダブロックの両端にはサイドプレートが接合され、前記ベーンによって前記シリンダブロック内には一対の圧縮室が形成されるとともに前記シリンダブロックには各圧縮室に連通する吐出口が形成され、前記シリンダブロックの外周面と、該外周面に対向する前記ハウジングの内周面と、両サイドプレートにおいて前記シリンダブロックに対向する一方の端面とで囲まれる空間には、前記圧縮室で圧縮された冷媒ガスの吐出空間が区画されており、前記吐出空間の一部には、前記回転軸を挟んだ前記シリンダブロックの外周面それぞれから前記回転軸に向けて延びる段差面、該段差面から前記外周面に向けて延びる取付面、前記ハウジングの内周面、及び両サイドプレートの一方の端面によって区画される領域よりなり、かつ前記取付面から前記吐出口それぞれが開口する一対の吐出室が形成され、一方のサイドプレートにおける他方の端面と、前記ハウジングの内面との間には前記吐出空間から冷媒ガスが吐出される吐出領域が区画され、前記一方のサイドプレートに前記吐出空間と前記吐出領域とを繋ぐ吐出通路が形成されたベーン圧縮機であって、
前記吐出通路は、該吐出通路の一端が一対の吐出室のうちのいずれか一方に向けて開口して前記吐出空間に連通するとともに他端が前記吐出領域に連通しており、前記吐出通路のみにより前記吐出室と前記吐出領域とが繋がれているベーン圧縮機。 - 前記一方のサイドプレートにおける他方の端面には、前記冷媒ガスから潤滑油を分離する油分離器が接合されるとともに該油分離器は前記吐出領域内に設けられ、前記油分離器には前記吐出通路に連通する連通通路が形成されている請求項1に記載のベーン圧縮機。
- 前記一方のサイドプレートには、前記吐出通路及び連通通路の他に、前記吐出空間と前記油分離器とを繋ぐ導入通路が形成され、前記導入通路の前記吐出空間側の開口は、前記吐出室以外の前記吐出空間に向けて開口し、前記導入通路の開口面積は、前記吐出通路の開口面積より小さく形成されている請求項2に記載のベーン圧縮機。
- 前記一方のサイドプレートには、前記吐出空間と前記吐出通路とを繋ぐ補助通路が形成され、前記補助通路の前記吐出空間側の開口は、前記吐出室以外の前記吐出空間に向けて開口し、前記補助通路の開口面積は、前記吐出通路の開口面積より小さく形成されている請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のベーン圧縮機。
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| JP2008205789A JP4985581B2 (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | ベーン圧縮機 |
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