JP4986493B2 - 内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡用冷却装置及びこれを備える内視鏡装置に関する。
内視鏡装置が有する挿入部の先端側には、固体撮像素子(CCD)等の観察部材が配されているため、これらの耐熱温度の関係から最大使用許容温度が80℃程度に制限されている。そのため、工業用内視鏡として複雑な構造のエンジン等の内部を観察しようとしても、運転終了時の温度が200℃以上の高温状態となっているので、このままでは挿入部をエンジン内に挿入して観察することができず、使用範囲が狭くなってしまう。そこで、このような高温環境下でも観察を行うことができるような内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置が種々提案されている(例えば、特許文献1,2参照。)。
特開2000−46482号公報 特許第2731224号
しかしながら、上記従来の内視鏡用冷却装置の場合、基本的には内視鏡装置の挿入部等、一つの装置を挿入して使用される。従って、異物回収のための処置具や、補助光源等を挿入部と合わせて使用することができない。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、高温下においても異物回収や補助光源による照明を行うことができ、観察の際の作業性を向上することができる内視鏡用冷却装置及び内視鏡装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る内視鏡用冷却装置は、冷却用流体を流通させて観察を行う内視鏡装置の挿入部の先端側を冷却する内視鏡用冷却装置であって、先端が開口された開口管路、及び先端が封止された封止管路が配されたシースと、前記封止管路の内部と連通され、該封止管路に前記冷却用流体を供給して回収する流体流通部と、前記封止管路内を流通する前記冷却用流体が前記封止管路の基端から排出されるのを規制する封止部とを備え、複数の管路が前記封止管路に設けられ、何れかの前記管路の基端側から前記挿入部が挿通されることを特徴とする。
この発明は、封止管路に配された複数の管路の何れか一つの管路の基端側から挿入部を挿通し、流体流通部によって冷却用流体を封止管路に供給した場合、挿入した部分の挿入部を冷却用流体によって冷却することができる。この際、他の管路に挿入部以外の発熱する装置を挿入して冷却することができる。また、開口管路に処置具を挿通することにより、挿入部による観察を行いながら所定の作業を行うことができる。
また、本発明に係る内視鏡用冷却装置は、前記内視鏡用冷却装置であって、前記複数の管路が、前記挿入部の先端側が挿通され、前記挿入部との間で前記冷却用流体を一方向に流通する挿入管路と、前記冷却用流体を他の方向に流通させる流通管路とを備えていることを特徴とする。
この発明は、挿入管路及び流通管路の何れか一方の基端側から流体を流入することにより、他方の管路に流体を流通させることができ、封止管路の先端と封止部との間で冷却用流体を循環させることができる。
また、本発明に係る内視鏡用冷却装置は、前記内視鏡用冷却装置であって、前記挿入管路が、前記封止部近傍で開口された先端を有して管状に形成されていることを特徴とする。
この発明は、シース内に挿入管路を挿入することにより、装置全体を容易に組み立てることができる。
また、本発明に係る内視鏡用冷却装置は、前記内視鏡用冷却装置であって、前記開口管路が管状に形成されていることを特徴とする。
この発明は、挿入管路と合わせて開口管路をシース内に挿入することができる。
また、本発明に係る内視鏡用冷却装置は、前記内視鏡用冷却装置であって、前記シースが、前記挿入管路及び前記流通管路を前記封止管路内で画成する仕切り部を備えていることを特徴とする。
この発明は、封止管路内に仕切り部を配置することにより、挿入管路及び流通管路を容易に形成することができる。
本発明に係る内視鏡装置は、本発明に係る内視鏡用冷却装置と、前記封入管路に先端側が挿入される挿入部とを備えていることを特徴とする。
この発明は、本発明に係る内視鏡用冷却装置を備えているので、挿入部の先端側を冷却した状態で観察したり、処置具を挿通した状態で所定の処置をしたりすることができる。
本発明によれば、高温下においても異物回収や補助光源による照明を行うことができ、観察の際の作業性を向上することができる。
本発明に係る第1の実施形態について、図1から図3を参照して説明する。
本実施形態に係る内視鏡装置1は、所謂直視型のものであって、図示しないCCDが配された内視鏡先端部2が先端に配されて、細長で可撓性を有するとともに湾曲操作可能な挿入部3と、挿入部3を湾曲操作させるジョイスティック5が配された操作部6と、CCDにより撮像された図示しない観察対象物を画像表示させる表示部7が配された装置本体8と、空気や水等の冷却用流体を流通させて挿入部3の先端側を冷却する内視鏡用冷却装置10と、挿入部3の先端をさらに照明するための図示しないライトガイドが内部に配された細長で可撓性の導光部11及び光源12を有する補助光源装置13と、図示しない観察対象物から異物回収等の所定の処置を行うための処置具14とを備えている。
内視鏡用冷却装置10は、先端が開口された開口管路15、及び先端が封止された封止管路16が内部に配された外シース(シース)17と、封止管路16と接続され、封止管路16に冷却用流体を供給する流体流通部18と、封止管路16内を流通する冷却用流体が封止管路16の基端から排出されるのを規制する封止部20とを備えている。
外シース17は円管状で金属部材からなり、開口管路15が設けられる部分の管壁が、他よりも厚い肉厚部21となっている。外シース17の先端の肉厚部21を除く部分には、封止管路16を封止するカバーガラス22が設けられている。
封止管路16には、基端側から挿入部3の先端側が挿通される円管状の第一内シース(挿入管路)23と、補助光源装置13の導光部11の先端側が挿通される円管状の第二内シース(管路)25とがさらに設けられている。第一内シース23及び第二内シース25とも先端が開口されており、カバーガラス22近傍の所定位置に配されている。第一内シース23及び第二内シース25は、基端側が外シース17の基端から突出する長さとなっており、略同一形状となっている。
第一内シース23の内径は、挿入部3が挿入された際に挿入部3の外周面との間に流体流通部18からの冷却用流体が一方向に流れる第一流通管路(流通管路)26を形成可能な大きさとなっている。また、第二内シース25の内径は、導光部11が挿入された際に導光部11の外周面との間に流体流通部18からの冷却用流体が一方向に流れる図示しない第二流通管路(流通管路)を形成可能な大きさとなっている。
封止管路16内の第一内シース23及び第二内シース25以外の領域は、第一流通管路26及び第二流通管路とは異なる方向に冷却用流体を流す第三流通管路(流通管路)27となっている。第一流通管路26、第二流通管路、及び第三流通管路27は、封止管路16の先端側で互いに連通されている。
流体流通部18は、冷却用流体の供給源28と、供給源28からの冷却用流体を第一流通管路26及び第二流通管路に流入させるために、第一内シース23及び第二内シース25の基端側のそれぞれに径方向外方に突出して配された流体供給口30A,30Bと、封止管路16内を循環した冷却用流体を排出するために外シース17の基端側に配された流体排出口31と、供給源28と流体供給口30A,30Bとを接続する供給配管32と、供給源28と流体排出口31とを接続する排出配管33とを備えている。
供給源28は、冷却用流体が貯留されるタンク35と、タンク35内の冷却用流体を冷却するための冷却部36と、冷却用流体を供給配管32に供給するためのポンプ37とを備えている。
封止部20は、第一内シース23及び第二内シース25が貫通可能な挿通孔40aが形成されて、挿通孔40aに第一内シース23及び第二内シース25が挿通された状態で封止管路16の基端を封止する第一封止部40と、挿入部3又は導光部11が貫通可能な挿通孔41aが形成されて、挿入部3又は導光部11が挿通された状態で、第一内シース23又は第二内シース25の基端を封止する第二封止部41と、開口管路15に処置具を挿通した状態で、開口管路15の基端を封止する第三封止部42とを備えている。
第一封止部40、第二封止部41、及び第三封止部42は、何れもゴム製とされて、第一封止部40は封止管路16の基端に、第二封止部41は第一内シース23及び第二内シース25の基端に、第三封止部42は開口管路15の基端にそれぞれ嵌合可能な外径となっている。第一封止部40は、封止管路16と嵌合された際に、流体排出口31よりも基端側に先端が配されるような長さとなっている。また、第二封止部41は、第一内シース23及び第二内シース25と嵌合された際に、流体供給口30A,30Bよりも基端側に先端が配されるような長さとなっている。なお、第一封止部40と第三封止部42とは一体であっても構わない。
処置具14は、開口管路15に挿通される細長で可撓性を有する処置具挿入部43と、処置具挿入部43の先端に配された処置部45と、処置具挿入部43の基端に接続され、処置具挿入部43に配された図示しない操作ワイヤを介して処置部45を操作する処置具操作部46とを備えている。
次に、本実施形態に係る内視鏡用冷却装置10及び内視鏡装置1の使用方法、及び作用について説明する。
まず、所定の方法によって、図1から図3に示すように、挿入部3の先端側が挿入された第一内シース23及び導光部11の先端側が挿入された第二内シース25が外シース17に挿入された状態とする。これによって、挿入部3と第一内シース23との間に第一流通管路26が形成されるとともに、導光部11と第二内シース25との間に第二流通管路が形成され、挿入部3及び導光部11のそれぞれの位置が固定される。
この状態で、供給源28のポンプ37を駆動して冷却用流体をタンク35から封止管路16に送出する。即ち、冷却用流体は、供給配管32を介して流体供給口30A,30Bから第一流通管路26及び第二流通管路に流入する。このとき、流体供給口30A,30Bが第二封止部41の先端よりも先端側に配されているので、冷却用流体は、第一流通管路26及び第二流通管路を封止管路16の先端側に向って流れる。
冷却用流体は、次に第三流通管路27に流入して、封止管路16の基端側に流れる。このとき、流体排出口31が、外シース17に設けられた第一封止部40よりも先端側に配されているので、冷却用流体は、流体排出口31から排出配管33に導入される。こうして、排出配管33からタンク35に戻った冷却用流体は、再び上述した経路を循環する。
この状態で挿入部3を外シース17とともに図示しない観察対象物の内部に挿入し、外シース17の先端のカバーガラス22を介して導光部11から照明光を観察対象物に照射し、挿入部3のCCDにその状態を撮像させて表示部7に表示させる。このとき、外シース17の周囲が高温状態でも、冷却用流体によって挿入部3先端が冷却されているので、挿入部3を介して内部に配された不図示のCCDカメラ等の温度上昇が抑えられる。
異物を回収する際には、開口管路15の基端に配された第三封止部42から開口管路15に処置具14の処置具挿入部43を先端側から挿入する。そして、図示しない異物に対して処置具操作部46を操作して、異物を回収する。なお、予め、処置具挿入部43を開口管路15に挿入した状態としていてもよい。
観察及び異物回収等の所定の処置が終了した際には、外シース17とともに観察対象物から挿入部3や処置具挿入部43を取り出して、内視鏡用冷却装置10の供給源28のポンプ37の駆動を停止して、所定の観察を終了する。
この内視鏡用冷却装置10及びこれを備える内視鏡装置1によれば、封止管路16に配された第一内シース23に基端側から挿入部3を挿通し、流体流通部18によって冷却用流体を第一流通管路26に供給した場合、挿入した部分の挿入部3を冷却用流体によって冷却することができる。この際、第二流通管路にも冷却用流体を供給することによって、第二内シース25に挿入した補助光源装置13の導光部11を冷却することができる。また、開口管路15に処置具14を挿通することにより、挿入部3による観察を行いながら所定の作業を行うことができる。この結果、高温下においても異物回収や補助光源装置13による照明を行うことができ、観察の際の作業性を向上することができる。
また、外シース17と第一内シース23及び第二内シース25とが別体に設けられているので、外シース17の封止管路16に第一内シース23及び第二内シース25を挿入することによって、内視鏡用冷却装置10を容易に組み立てることができる。
次に、第2の実施形態について図4及び図5を参照しながら説明する。
なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡用冷却装置50の外シース52に、第一内シース23が挿通される第一貫通孔52aと、第二内シース25が挿通される第二貫通孔52bと、処置具挿入部43が挿通される開口管路となる第三貫通孔52cとが設けられているとした点である。
外シース52の先端には、凹部52Aが設けられており、凹部52Aとの間に空間が形成されるように外シース52の先端には接着剤によってカバーガラス53が接着されている。カバーガラス53には、第三貫通孔52cを貫通した処置具挿入部43が貫通可能な処置具貫通孔53aが設けられている。
第一内シース23は、先端が開口されており、第一貫通孔52aに挿入された際に、第一貫通孔52aとの間に第三流通管路27を形成可能な外径となっている。また、第二内シース25は、先端が開口されており、第二貫通孔52bに挿入された際に、第二貫通孔52bとの間に第三流通管路27を形成可能な外径となっている。そのため、第一貫通孔52a及び第二貫通孔52bのそれぞれと連通された流体排出口31が外シース52の基端側にそれぞれ配されている。第一流通管路26、第二流通管路、及び第三流通管路27は、カバーガラス53と凹部52Aとの間に形成された空間にて連通されている。
封止部55は、第一貫通孔52a及び第二貫通孔52bのそれぞれの基端内面に配された第一Oリング55Aと、第一内シース23及び第二内シース25のそれぞれの基端外面に配された第二Oリング55Bと、第三貫通孔52cの基端内面に配された第三Oリング55Cとを備えている。
この内視鏡用冷却装置50及びこれを備える内視鏡装置56も、第1の実施形態と同様の作用・効果を奏することができる。特に、外シース52に対して、第一内シース23及び第二内シース25の位置決めを容易に行うことができる。
次に、第3の実施形態について図6を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第3の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡用冷却装置60が、第一内シース23及び第二内シース25の代わりに、挿入管路61及び流通管路62を封止管路63内で画成する仕切り部65を備えているとした点である。
外シース66は、封止管路63と開口管路15とを備えており、両者は、隔壁部64によって区切られている。
仕切り部65は、平板状の第一仕切片65Aと、第一仕切片65Aの中央に直交して立設されて仕切り部65が断面略T字状となるように配された第二仕切片65Bとを備えており、中心軸線C方向に延びて形成されている。そして、第一仕切片65Aが隔壁部64と密着して配され、第二仕切片65Bの端部が外シース66の内周面に密着して配されている。この際、仕切り部65の先端とカバーガラス22との間には空間が形成されている。この結果、第二仕切片65Bによって、封止管路63が挿入管路61と流通管路62とに二分され、仕切り部65の先端にて互いに連通される。
ここで、挿入部3と挿入管路61との間に形成される空間が、第1及び第2の実施形態に係る第一流通管路26に相当する。
なお、流通管路62に図示しない導光部を挿通しても構わない。この場合、導光部と流通管路62との間に形成される空間が、第1及び第2の実施形態に係る第二流通管路に相当する。
仕切り部65の基端には、外シース66の基端と嵌合される略円柱状の栓部67が接続されている。栓部67の外周には、Oリング(封止部)68が装着されている。栓部67には、挿入部3が挿通される挿入部貫通孔67aと、挿入管路61と連通される流体供給口67b及び流通管路62と連通される図示しない流体排出口と、開口管路15と連通された処置具貫通孔67cとが設けられている。なお、仕切り部65の第一仕切片65A及び第二仕切片65Bと外シース66の内面とが接触する部分に、図示しないシール材を設けて、仕切り部65と外シース66との間を確実に封止しても構わない。
次に、本実施形態に係る内視鏡用冷却装置60及びこれを備える内視鏡装置69の使用方法、及び作用について説明する。
まず、所定の方法によって組み立てられた内視鏡用冷却装置60の挿入部貫通孔67aに挿入部3を挿入して、挿入管路61に挿入部3を挿通する。
次に、図示しない供給源のポンプを駆動して冷却用流体を封止管路63に送出する。このとき、冷却用流体は、供給配管32を介して流体供給口67bから挿入管路61内に流入する。そして、冷却用流体が、挿入部3と挿入管路61との間に形成される空間内を先端側に向って流れる。
冷却用流体は、仕切り部65の先端から流通管路62に流入して、封止管路63の基端側に流れる。こうして、流体排出口及び排出配管33からタンク35に戻った冷却用流体は、再び上述した経路を循環する。
この状態で挿入部3を図示しない観察対象物の内部に挿入し、外シース66の先端のカバーガラス22を介して、挿入部3のCCDにその状態を撮像させて表示部7に表示させる。このとき、外シース66の周囲が高温状態でも、冷却用流体によって挿入部3の先端が冷却されているので、挿入部3を介して内部に配された不図示のCCDカメラ等の温度上昇が抑えられる。
図示しない異物を回収する際には、開口管路15に挿入された図示しない処置具の図示しない処置具操作部を操作して、異物を回収する。
観察及び異物回収等の所定の処置が終了した際には、外シース66とともに観察対象物から挿入部3や処置具挿入部を取り出して、内視鏡用冷却装置60の供給源28のポンプ37の駆動を停止する。
この内視鏡用冷却装置60及びこれを備える内視鏡装置68によれば、封止管路63内に仕切り部65を配置することにより、挿入管路61及び流通管路62を容易に設けることができる。
次に、第4の実施形態について図7から図9を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第4の実施形態と第2の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡用冷却装置70の外シース71の管壁が略均一な肉厚とされ、第一内シース23及び第二内シース25の代わりに一つの円管状の内シース(挿入管路)72のみが設けられて外シース71に挿通されているとした点である。
外シース71は略同一断面形状とされ、第2の実施形態と同一のカバーガラス53が先端に接着されている。
開口管路73は、内シース72と略同一の断面形状とされ、外シース71の径方向に内シース72と並んだ状態で溶接されて配されている。また、内シース72と開口管路73とは、何れも外シース71の壁面に固定されている。これにより、開口管路73を除く外シース71内の他の領域が封止管路74となる。また、内シース72によって封止管路74が二分されて、第一流通管路75及び第三流通管路76が形成されている。第一流通管路75と第三流通管路76とは、内シース72の先端側にて互いに連通されている。
外シース71の基端側には、径方向外方に突出して、第一流通管路75と連通する流体供給口30が一つのみ設けられている。また、外シース71の基端側には、径方向外方に突出して、第三流通管路76と連通する流体排出口31が設けられている。
封止部77は、内シース72及び開口管路73が貫通可能に形成されて、内シース72及び開口管路73が挿通された状態で封止管路74の基端を封止する第一封止部77Aと、挿入部3が貫通可能に形成されて、挿入部3が挿通された状態で、内シース72の基端を封止する第二封止部77Bと、開口管路51に処置具を挿通した状態で、開口管路73の基端を封止する第三封止部77Cとを備えている。
第一封止部77A、第二封止部77B、及び第三封止部77Cは、何れもゴム製とされて、第一封止部77Aは外シース71の基端に、第二封止部77Bは内シース72の基端に、第三封止部77Cは開口管路73の基端にそれぞれ嵌合可能な外径となっている。第一封止部77Aは、流体供給口30及び流体排出口31よりも基端側に先端が配される長さとなっている。なお、内シース72と外シース71との接触する部分を確実に封止するため、外シース71との接触圧力を高めるように、内シースを金属以外の樹脂等の弾性部材で形成してもよい。また、接触する部分に図示しないシール材を配して封止してもよい。
次に、本実施形態に係る内視鏡用冷却装置70及びこれを備える内視鏡装置78の使用方法、及び作用について説明する。
所定の方法によって図7に示す状態に組み立てた後、冷却用流体を封止管路74に送出する。このとき、冷却用流体は、供給配管32を介して流体供給口30から第一流通管路75内に流入する。そして、封止管路74の先端側に向って流れ、内シース72の先端から第三流通管路76に流入して、封止管路74の基端側に流れる。
この内視鏡用冷却装置70及び内視鏡装置78によれば、第2の実施形態と同様の効果を奏することができる。
次に、本発明の参考例について図10を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
本参考例と第4の実施形態との異なる点は、本参考例に係る内視鏡用冷却装置80の内シース(挿入管路)81が、円管状ではなく断面六角形の角管状に形成されているとした点である。
内シース81の各角部81aは、外シース71の内周面に密着されて固定されている。そして、内シース81と外シース71との間に形成された六つの隙間のうち、何れかの隙間が開口管路82とされ、他の隙間が流通管路83とされている。流通管路83は、さらに第一流通管路85及び第三流通管路86に二分されている。カバーガラス87は円盤状に形成され、開口管路82と連通される切り欠き部87aを有して外シース71の先端に密着されている。なお、内シース81の各角部81aと外シース71とを確実に封止するために、互いに接触する部分に図示しないシール材を配しても構わない。
この内視鏡用冷却装置80及びこれを備える内視鏡装置88によれば、第4の実施形態と同様の作用により、挿入部3を冷却することができる。この際、内シース81と外シース71とを嵌合させることによって開口管路82を形成することができ、容易に組み立てることができる。
次に、第の実施形態について図11を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
の実施形態と第3の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡用冷却装置90の外シース91の管壁が略均一な肉厚とされ、仕切り部92が、挿入部3を支持可能な形状とされた点である。
仕切り部92は、中心軸線C方向を長手方向とする板状部材からなり、外シース91の内周面に接続されるために所定の長さの幅方向両側の端部93A,93Bを残して挿入部3の外周に沿って幅方向に湾曲されて形成された支持部93と、支持部93の径方向外側面から外シース91に向かって突出して設けられた平板状の足部95とを備えている。そして、支持部93、端部93B、足部95、及び外シース91に囲まれた領域が開口管路96となるように、周縁部の一部に切り欠き部97aが設けられたカバーガラス97が外シース91の先端に接着されている。そして開口管路96以外の領域が封止管路98となっている。
ここで、支持部93、端部93A,93B、及び外シース91に囲まれた領域は挿入管路100とされる。また、挿入部3を挿通させて支持部93に支持させた際、例えば、外シース91との間の空間が第一流通管路101となる。さらに、端部93A、支持部93、足部95、及び外シース91に囲まれた空間が、第三流通管路102となる。仕切り部92の先端とカバーガラス97との間には、空間が形成されており、第一流通管路101と第三流通管路102とが連通されている。なお、仕切り部92の端部93A,93B、足部95と、外シース91の内面とが接触する部分に、ゴム等の図示しないシール材を設けて、各流通管路間の途中を確実に封止してもよい。
封止部103は、ゴム製で中央に挿入部3を貫通して封止する貫通孔103aが設けられて短管状に形成されており、第一流通管路101と連通された流体供給口105と、第三流通管路102と連通された流体排出口106と、開口管路96と連通された処置具挿入口107とが軸方向にそれぞれ管壁を貫通して設けられている。封止部103の外径は、外シース91の基端に嵌合可能な大きさとされている。
次に、本実施形態に係る内視鏡用冷却装置90及びこれを備える内視鏡装置108の使用方法、及び作用について説明する。
まず、封止部103の貫通孔103aに挿入部3の先端側を挿通して、封止部103を挿入部3の基端側に移動させる。そして、仕切り部92が内部に装着された外シース91の挿入管路100に挿入部3を挿入して、仕切り部92の支持部93に挿入部3が支持されるようにして封止部103を外シース91の基端に嵌合させる。このとき、第一流通管路101と流体供給口105とが連通し、第三流通管路102と流体排出口106とが連通するように、封止部103の向きに注意する。こうして、冷却用流体を流通させることにより、上述した他の実施形態と同様に冷却用流体を循環させて、挿入部3の先端側を冷却することができる。
なお、図12に示すように、外シース110の内周面に、仕切り部92の端部93A,93B及び足部95が係合可能な第一係合溝110aが設けられ、封止部111の先端に、仕切り部92の端部93A,93B及び足部95がそれぞれ係合可能な第二係合溝111aが設けられ、封止部111と外シース91とを嵌合させる際に、第二係合溝111aにそれぞれ端部93A,93B及び足部95を係合させてもよい。この場合、外シース91及び封止部111によって仕切り部92を確実に固定して封止管路の基端側を封止させることができる。
次に、第の実施形態について図13及び図14を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
の実施形態と第2の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡用冷却装置120の第一内シース121、第二内シース122、及び開口管路123が、それぞれ円管状ではなく、これらが一体に組み合わされた際に外形が略円形になるように形成されて外シース125に配されているとした点である。
外シース125は、略同一断面形状とされている。先端に接着されたカバーガラス126には、開口管路123が連通される切り欠き部126aが形成されている。
第一内シース121、第二内シース122、及び開口管路123とも、略扇形断面とされ、それぞれを組み合わせた状態で外シース125内に嵌合可能な略円形断面となるようにそれぞれ形成されている。
封止部127は、第一内シース121、第二内シース122、及び開口管路123が貫通可能とされて、第一内シース121、第二内シース122、及び開口管路123が挿通された状態で図示しない封止管路を封止する第一封止部128と、図示しない挿入部又は図示しない導光部が貫通可能な挿通孔130aが形成されて、挿入部又は導光部が挿通された状態で、第一内シース121又は第二内シース122の基端を封止する第二封止部130A,130Bと、開口管路123に処置具を挿通した状態で、開口管路123の基端を封止する第三封止部131とを備えている。
第一封止部128、第二封止部130A,130B、及び第三封止部131は、何れもゴム製とされて、第一封止部128は外シース125の基端に、第二封止部130A,130Bは第一内シース121又は第二内シース122の基端に、第三封止部131は開口管路123の基端にそれぞれ嵌合可能な外径となっている。そして、第一封止部128は、流体排出口31よりも基端側に先端が配される長さとなっており、第二封止部130A,130Bは、流体供給口30A,30Bよりも基端側に先端が配される長さとなっている。即ち、第一封止部128、第二封止部130A,130B、及び第三封止部131とも、略扇形断面とされ、それぞれを組み合わせた状態で略円形断面となる。なお、第一内シース121、第二内シース122、開口管路123同士が接触する面に図示しないシール材を設けて、又は各面を接着して、確実に封止してもよい。
この内視鏡用冷却装置120及びこれを備える内視鏡装置132によれば、第2の実施形態と同様の作用・効果を奏することができる。
次に、第の実施形態について図15及び図16を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
の実施形態と第の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る内視鏡用冷却装置140の封止管路141が、互いに略C字状断面の同一断面形状とされた一対の流通管路142A,142Bを備えているとした点である。
外シース143は、管壁が略均一な肉厚の略円形断面とされている。開口管路145も断面略C字状に形成されており、一対の流通管路142A,142Bと組み合わされた際に、全体で外シース143と嵌合可能な略円形断面となるように形成されている。この際、一対の流通管路142A,142B及び開口管路145で囲まれた中央部に挿入管路146が形成される。一対の流通管路142A,142Bは、先端が開口して形成され、カバーガラス126近傍にて互いに連通されている。
封止部147は、一対の流通管路142A,142B及び開口管路145が貫通可能とされて、一対の流通管路142A,142B及び開口管路145が挿通された状態で封止管路141の基端を封止する第一封止部148と、流体供給口150a又は流体排出口150bが形成されて流通管路142A又は流通管路142Bの基端を封止する第二封止部150A,150Bと、開口管路145に処置具を挿通した状態で、開口管路145の基端を封止する第三封止部151とを備えている。
第一封止部148、第二封止部150A,150B、及び第三封止部151は、何れもゴム製とされて、第一封止部148は外シース143の基端に、第二封止部150A,150Bは一対の流通管路142A,142Bの各基端に、第三封止部151は開口管路145の基端にそれぞれ嵌合可能な外径となっている。なお、図15(b)に示すように、流通管路142A,142B、開口管路145同士が接触する面に、シール材152Aを設けるとともに、内視鏡先端部2と接触する部分に内側シール材152Bを設けた構造としてもよい。この場合、挿入管路146に対する挿入部3の装着のしやすさを考慮して、内視鏡先端部2と接触する部分にのみ内側シール材152Bを設ける。
次に、本実施形態に係る内視鏡用冷却装置140及びこれを備える内視鏡装置152の使用方法、及び作用について説明する。
図示しない供給源から冷却用流体を封止管路141に送出する。このとき、冷却用流体は、供給配管32を介して流体供給口150aから流通管路142A内に流入する。そして、先端側に向って流れ、流通管路142Aの先端から流通管路142Bに流入して、流通管路142B内を流れる。こうして、流体排出口150b及び排出配管33から排出されて供給源に戻った冷却用流体は、再び上述した経路を循環する。
この内視鏡用冷却装置140及びこれを備える内視鏡装置152によれば、他の実施形態と同様に挿入部3を好適に冷却することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記第5の実施形態では、内シース81の断面が略六角形とされているが、これに限らず、他の多角形でも構わない。また、断面が楕円形であっても構わない。
本発明の第1の実施形態に係る内視鏡装置を示す全体概要図である。 本発明の第1の実施形態に係る内視鏡用冷却装置を示す要部構成図である。 (a)図1のA−A断面図、(b)(a)のB部拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡用冷却装置を示す要部構成図である。 図4のD−D断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る内視鏡用冷却装置を示す(a)要部構成図、(b)図1のA−A断面に相当する図である。 本発明の第4の実施形態に係る内視鏡用冷却装置(a)の要部を示す斜視図、(b)(a)のE−E断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る内視鏡用冷却装置を示す要部構成図である。 本発明の第4の実施形態に係る内視鏡用冷却装置における(a)先端側の図1のA−A断面に相当する図、(b)基端側の図1のA−A断面に相当する図である。 本発明の参考例に係る内視鏡用冷却装置を示す(a)要部斜視図、(b)(a)のE−E断面図、(c)(a)の拡大図である。 本発明の第の実施形態に係る内視鏡用冷却装置を示す(a)要部構成図、(a)のF−F断面図である。 本発明の第の実施形態に係る内視鏡用冷却装置の変形例を示す(a)要部構成図、(b)図11(b)のF−F断面に相当する図である。 本発明の第の実施形態に係る内視鏡用冷却装置を示す(a)要部斜視図、(b)(a)の拡大図である。 本発明の第の実施形態に係る内視鏡用冷却装置を示す要部構成図である。 本発明の第の実施形態に係る内視鏡用冷却装置を示す(a)先端側要部構成図、(b)(a)の変形例を示す先端側要部構成図である。 本発明の第の実施形態に係る内視鏡用冷却装置を示す基端側要部構成図である。
符号の説明
1,56,69,78,88,108,132,152 内視鏡装置
3 挿入部
10,50,60,70,80,90,120,140 内視鏡用冷却装置
15,73,82,96,123,145 開口管路
16,74,98,141 封止管路
17,52,66,71,91,110,125,143 外シース(シース)
18 流体流通部
20,55,77,103,111,127,147 封止部
23,121 第一内シース(挿入管路)
25,122 第二内シース(管路)
26,75,85,101 第一流通管路(流通管路)
27,86,102 第三流通管路(流通管路)
61,100,146 挿入管路
62,83,142A,142B 流通管路
63 封止管路
65,92 仕切り部
67 Oリング(封止部)
72,81 内シース(挿入管路)

Claims (6)

  1. 冷却用流体を流通させて観察を行う内視鏡装置の挿入部の先端側を冷却する内視鏡用冷却装置であって、
    先端が開口された開口管路、及び先端が封止された封止管路が配されたシースと、
    前記封止管路の内部と連通され、該封止管路に前記冷却用流体を供給して回収する流体流通部と、
    前記封止管路内を流通する前記冷却用流体が前記封止管路の基端から排出されるのを規制する封止部とを備え、
    複数の管路が前記封止管路に設けられ、何れかの前記管路の基端側から前記挿入部が挿通されることを特徴とする内視鏡用冷却装置。
  2. 前記複数の管路が、前記挿入部の先端側が挿通され、前記挿入部との間で前記冷却用流体を一方向に流通する挿入管路と、
    前記冷却用流体を他の方向に流通させる流通管路とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用冷却装置。
  3. 前記挿入管路が、前記封止部近傍で開口された先端を有して管状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用冷却装置。
  4. 前記開口管路が管状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡用冷却装置。
  5. 前記シースが、前記挿入管路及び前記流通管路を前記封止管路内で画成する仕切り部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用冷却装置。
  6. 請求項1から5の何れか一つに記載の内視鏡用冷却装置と、
    前記封入管路に先端側が挿入される挿入部とを備えていることを特徴とする内視鏡装置。

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