JP4986987B2 - 穿刺用安全套管針 - Google Patents

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Description

本発明は、穿刺機能(ランセット、乱切刀、槍状刀又は両刃メス)を低下させずに、安全機能を強化した「安全套管針(トロカール又は外套針)」に関する。
当該技術分野で周知のように、套管針は、外科手術、特に腹腔鏡手術及び内視鏡手術の切開術に使用する細長い鋭利な器具である。
套管針を使用して、皮膚を穿刺し、体壁を切除又は貫通し、切除した体壁を通じてカニューレを挿管し又は管を配置し、管内に外科用器具を導入して、必要な外科手術又は医療処置を行うことができる。
套管針の剥き出しの先端部により損傷を受ける下層組織及び下層器官を保護する当該技術分野で長期間未解決の問題を適切に解決しなければならない。1度切開を完了すると、弾力で前方に弾む傾向のある体壁が、套管針を突き刺すときに相当な抵抗力を生ずる事実により、この問題は、より深刻となった。
この問題の適当な回答を与える多くの開発が試みられた。本明細書中に多過ぎる種々の前記開発を記載することはできない。種々の前記開発が行われたが、問題は、依然として解決していない。
このため、本発明の主目的は、下層器官と下層組織とを損傷から保護し防御する信頼性のある有効な套管針を提供することである。
また、本発明の他の目的は、付加機能、即ち穿刺形状を有する套管針を提供することである。
本発明により、前記目的及び効果を容易に達成できる。
本発明により、長さ方向に移動可能な刃と、長さ方向に移動可能な制動/遮蔽部材とを有する套管針が提供される。下記に詳細に説明するように、一連の異なる動作位置に套管針を移動できるボタン制動組立体が設けられる。套管針の動作位置は、鋭利な先端部を有する套管針の鋭利なブレード部材を套管針の遠位ハウジング部と遮蔽部材との両方に接近して配置する安全位置を含む。安全位置では、遮蔽部材の位置に無関係に刃が露出せず、刃を完全に遮蔽することができる。また、鈍いハウジングの先端部を越えるが、遮蔽部材の先端部を越えずに、遠位端方向に刃の先端部を移動した防護位置にも刃を位置決めすることができる。防護位置にある刃は、係止解除可能な刃係止部の係止により、防護位置に保持される。
套管針の刃が防護位置にあっても套管針の刃の先端部を越えて延伸する突出位置と、防護位置にある刃を露出できる引込位置との間で制動/遮蔽部材を自由に移動することができる。制動/遮蔽部材は、係止機構に連動し、制動/遮蔽部材の後方移動により、制動/遮蔽部材の爪又はラチェットを刃係止部に係合し、遮蔽部材の前進移動により、刃係止部の係合を解除して、近位の套管針のハウジング内に刃を引込めることができる。
従って、本発明では、開口部を通じて制動部材を押し出すとき、制動部材は、前方に移動し、その後、突き刺される人体組織との接触する制動部材は、後方に移動し、人体組織から刃を分離して、必要に応じて、近位の套管針のハウジング内に刃を引込めることができる。このように、切開の完了直後に、安全位置に刃を配置することができる。
本発明の別の実施の形態では、制動部材は、前進位置に係止されず、前進位置に向かって付勢されるだけである。従って、下層組織及び器官が外傷及び損傷を受けるのを制動部材により防止することができる。
更に本発明では、遮蔽部材の最遠位位置を越える遠位位置に刃を手動で配置することができ、この構造では、必要に応じて套管針を穿刺用として使用することができる。
下記の詳細な説明について前記の構造及び位置を更に完全に説明する。添付する図面について、本発明の好適な実施の形態を以下詳細に説明する。
本発明は、穿刺機能を有する保護された套管針に関する。套管針は、改良された刃の保護及び安全性が好都合であると共に、後述のように穿刺刃を使用することができるので、外科用器具の有用性を拡大できる。図面を参照して、好適な実施の形態を示す。図面は、断面図及び本発明の詳細をある程度示す斜視図である。
図1は、ほぼ近位端に配置される摘み12と、ほぼ遠位端に配置される先端部(チップ)14とを有する套管針10を示す。本発明の実施の形態では、套管針組立体は、鈍い遠位端が設けられる2つの遠位ハウジング部材48,50を有しかつ2つの遠位ハウジング部材48,50間に溝49を形成する套管針ハウジング18と、套管針ハウジング18の鈍い遠位端を遠位端方向に越える防護位置と、防護位置から内側に引込まれる安全位置との間で套管針ハウジング18内で摺動可能な鋭利な先端部56を有する刃組立体16,20,22と、防護位置にある刃組立体16,20,22の先端部56を越えて制動部材24が延伸する突出位置と、防護位置にある刃組立体16,20,22の先端部56を露出させる引込位置との間で、套管針ハウジング18に対して相対的に移動可能に套管針ハウジング18内に配置される制動部材24と、刃組立体16,20,22の先端部56を防護位置に保持する刃係止部22と、制動部材24に接続される係止解除部材26と、遠位端方向に制動部材24を付勢するばね部材36とを備える。刃組立体16,20,22と制動部材24は、2つの遠位ハウジング部材48,50間の溝49内で摺動でき、制動部材24が組織に接触して突出位置から引込位置に内側に制動部材24を摺動させると、防護位置にて制動部材24から刃組立体16,20,22の鋭利な先端部56が露出して、先端部56により組織を切断できる。制動部材24と組織との接触が解除されると、制動部材24は、ばね部材36により遠位端方向に引込位置から突出位置に移動し、制動部材24が引込位置から突出位置に移動すると、係止解除部材26の移動による刃係止部22と套管針ハウジング18との係合解除動作により、刃組立体16,20,22を防護位置から安全位置に移動させることができる。
本発明の套管針10は、管又はハウジング18に対して相対的に摺動可能に配置される刃16を備える。管18の内部に摺動可能に配置される刃支持体20に刃16が取り付けられる。回動可能に刃支持体20に軸着される刃係止部22は、後述のように、管18の特定位置に係合可能である。刃16、刃支持体20及び刃係止部22を有する全刃組立体は、管18の内部で有利に摺動可能であり、ばね36により器具の近位端に向かって内側に付勢される。
更に本発明の套管針10は、図1に示すように、管18内部に摺動可能に取り付けられる遮蔽部材(制動部材)24も有利に備え、遮蔽部材24は、長さ方向に係止解除部材26に接続される。遮蔽部材24及び係止解除部材26は、ばね36により管18の遠位端方向に有利に付勢される。係止解除部材26の爪58は、近位の表面58aと、遠位の角部58bとを有し、刃係止部22に対して係止解除部材26を内側に移動する間、係止解除部材26の近位の表面58aで刃係止部22を案内し、遠位の角部58bを刃係止部22に係合する。
刃16、刃支持体20及び刃係止部22から構成される刃組立体は、収納位置(安全位置)(図1)と、係止位置(防護位置)(図2)と、穿刺位置(切開位置)(図6)との間で管18の軸に沿って移動でき、収納位置(図1)では、刃16の鋭利な先端部が遠位ハウジング部材48の内部に配置され、伸張係止位置(図2)では、刃16の鋭利な先端部が遠位ハウジング部材48を越えて延伸するが、遮蔽部材24を越えて延伸せず、穿刺位置(図6)では、刃16の鋭利な先端部が遮蔽部材24の延伸する遠位先端部を越えて延伸する。
前記のように、図1に示すように、ばね36の弾性作用と、刃支持体20に接触する接続スリーブ32と、接続ロッド30を収容する摘みボタン28とにより、刃組立体の摺動動作が行われる。
遮蔽部材24と係止解除部材26との遮蔽組立体は、管18の内部で軸方向に有利に移動でき、上記のように、遮蔽組立体は、套管針10の遠位端に向ってばね36により付勢される。後述のように、套管針10を使用する切開術間に、接触する組織により遮蔽部材24に圧力が加えられ、遮蔽部材24及び係止解除部材26が、ばね36の弾力に抗して近位端方向に移動すると、切開に使用する刃16の鋭利な先端部56を防護位置(図3)に配置することができる。
器具の摘みハウジング34内の近位の開口凹部内に摘みボタン28を有利に取り付けることができる。使用者の手で楽に握れる形状に摘みハウジング34を形成することができ、套管針10を収容するカニューレ(図示せず)のハウジングに摘みハウジング34を嵌合するのが好ましい。
図1は、近位端方向に刃支持体20に弾性力を加えると共に、遠位端方向に遮蔽部材24に弾性力を加えるように有利に配置されるばね36を示す。ばね36は、必要に応じて管18内に刃組立体と遮蔽組立体の両組立体を有利に付勢する作用がある。
更に、刃支持体20に適宜に取り付けたばね38により、刃係止部22に軸回転力を加えることができる。この構造では、刃支持体20にコイルばね38を取り付けるのが好適であり、ばね台42と刃支持体20の柱支持体44の背面との間にコイルばね38の一方(第1)のアーム40を配置し、コイルばね38の他方(第2)のアーム46により刃係止部22に反時計方向の弾性力が加えられる。コイルばね38は、回転点60と、回転点60から延伸する第1のアーム40と、第1のアーム40とは異なる方向に回転点60から延伸する第2のアーム46とを有する。第2のアーム46を介してコイルばね38のばね作用を刃係止部22に付与することにより刃係止部22を付勢して、套管針ハウジング18に係合させる。
遮蔽部材24と刃16とを各々支持する2つの追加遠位ハウジング部材48,50を套管針10に設けるのが更に有利である。
接触する可能性のある全ての組織に殆ど又は全く外傷又は損傷を与える危険がないように特に設計される遠位ハウジング部材48,50の先端部を鈍く丸く(尖らずに)形成するのが有利である。遠位ハウジング部材48,50を管18に有利に取り付け又は接続して、遠位ハウジング部材48,50と管18とにより、本発明の套管針10のハウジング構成体が形成される。
図2〜図5は、構成部材を様々な異なる位置に配置した図1の套管針10を示す。
即ち、図2は、刃16、刃支持体20及び刃係止部22を伸張させて遠位の防護位置(係止位置)に係止した套管針10を示す。この場合、コイルばね38のアーム46の弾力により刃係止部22に設けられる係止部52は、係止位置(遠位防護位置)で管18の開口又は孔54内に延伸して係合して、収納位置に向かう近位端方向への係止部52の移動が阻止されるので、刃組立体は、係止位置に固定され、刃16は、防護位置に固定される。防護位置にある刃16の鋭利な先端部56は、遠位ハウジング48,50を越えて延伸するが、図2に示すように、鋭利な先端部56は、まだ遮蔽部材24に重なる状態にある。図2の防護位置に摘みボタン28を押圧すると、コイルばね38により上方に向かって押圧される刃係止部22の係止部(突起)52は、管18の開口54に係合し、係止解除部材26の爪58が刃係止部22に当接して、套管針10は、伸張係止位置の構造となる。係止部52と開口54との係合状態を管18の外部から有利に目視できる使用者は、套管針10が防護位置にあり、刃組立体が伸張係止位置にあるか否かを容易に認識することができる。
図3は、切開手術間に人体組織との接触により遮蔽部材24がばね36の弾力に抗して近位端方向の引込位置に移動するが、刃56が防護位置にある套管針10を示す。図3に示すように、切開手術間に人体組織に接触する遮蔽部材24は、ばね36の弾性力に抗して突出位置から近位方向の引込位置に押圧されて、鋭利な先端部56が露出するので、先端部56を人体組織に適宜突き刺し貫通させることができる。遮蔽部材24の近位端方向への引込位置への移動により、係止解除部材26も近位端方向に移動し、図3に示すように、図2に示すように、刃係止部22の下端(図7に示す角部62)に当接する爪58は、刃係止部22の下端の背後に移動して、刃係止部22の下端に爪58が係合可能な状態となる。
図4は、刃16と遮蔽部材24とが何れも体壁を貫通し、ばね36の弾力により遮蔽部材24が引込位置から遠位端方向の突出位置に押圧された本発明の套管針10を示す。遮蔽部材24が遠位端方向に移動し、刃16の先端部56を越えて、遮蔽部材24は、再度突出位置に移動し、これにより、係止解除部材26も遠位端方向に移動するので、図5に示すように、刃係止部22の下端(図7に示す角部62)に係合する爪58を、突出位置に向かって遠位端方向に係止解除部材26と共に移動し、爪58の移動により刃支持体20に対して刃係止部22を時計方向に回転させて、爪58の係止部52と管18の孔54との係合を解除して、係止部52を管18の孔54から離間することができる。
図5に示すように、係止解除部材26の移動による刃係止部22と管18との係合解除動作と、その後の刃係止部22の係止部52を管18の孔54から離間させて、ばね36の弾力により刃支持体20及び刃係止部22と共に近位端方向に刃16を移動し、遠位ハウジング部材48,50内の収納位置(図1)に刃16の鋭利な先端部56を引込めることができる。この場合、延伸する鈍い先端部を形成する遠位ハウジング部材48,50内の近位端方向に少なくとも一致する位置、即ち遠位ハウジング部材48,50の鈍い先端部に、刃16の鋭利な先端部56の刃先全体を配置することが好ましい点に留意すべきである。
図5に示す刃組立体が伸張係止位置にある摘みボタン28の位置から更に穿刺位置に向かって摘みボタン28を押圧しなければ、構造内に固定・保持される刃16により、如何なる不測の損傷も組織等に与えないことは、容易に理解できよう。
前記のように、本発明の套管針10は、遮蔽部材24に関係なく、必要に応じて、図2に示す係止位置から図6に示す穿刺位置に刃16を移動して、切断術又は切開術に刃16を有利に使用できる穿刺機能を更に有する。
図6は、完全に遠位の穿刺位置(切開位置)に摘みボタン28を移動し又は押圧することにより、遮蔽部材24が突出位置にあっても、防護位置を通過して、遮蔽部材24を越えて延伸する穿刺位置まで刃16の鋭利な先端部56、刃支持体20及び刃係止部22を遠位端方向に移動した形態にある套管針10を示す。穿刺機能が完了した後、図2に示す防護位置に套管針10を戻して、次の手術に適宜使用することができる。
本発明の実施の形態では、刃係止部22と係止解除部材26とを更に詳細に図7に示す。
図7は、管18を省略した套管針10の構成部材の拡大図を示す。図7は、凹部60内で刃支持体20に軸着した刃係止部22を有する刃支持体20を示す。凹部60に刃係止部22を軸着することにより、凹部60により形成される回転点の周囲で刃支持体20に対して刃係止部22が回転する刃係止部22の回転点又は回転軸が形成される。
更に図示のように、係止解除部材26が前方の近位端方向の引込位置に摺動したとき、刃係止部22の下方に突出する角部62に係止する爪58が係止解除部材26に設けられる。この目的で、必要に応じて、ほぼ遠位端方向に向かい高さが増大する徐々に傾斜した表面を爪58に有利に設けて、角部62を通過して爪58を容易に近位端方向に移動することができる。
図7は、遮蔽部材24に接続される他端を有する係止解除部材26を示すが、本実施の形態では、係止解除部材26の他端は、遮蔽部材24の突出柱68が内部に延伸する開口66を有する遠位端部64である。このように、遮蔽部材24と係止解除部材26は、互いに軸方向に装着され接続される。勿論、他の方法で遮蔽部材24と係止解除部材26を接続することもできる。
刃組立体に対して相対的に軸回転可能に取り付けると共に、刃組立体に対して相対的に軸回転可能に取り付けかつハウジング(管18)に係合可能に軸回転する刃係止部22を図示することを理解すべきである。逆に、軸回転可能にハウジング18に軸着する刃係止部22を刃組立体に係合させる刃係止部22とする逆の構造も可能である。
切開術後に刃を引込める制動部材として作動/遮蔽部材24を主に機能させることにも留意すべきである。また、比較的鈍く切れない制動/遮蔽部材24の先端部は、遮蔽機能としても同様に役立つ。
本発明の套管針は、不測の又は予期しない手術中の損傷から下層組織と下層器官とを特に保護しながら、外科手術患者の体壁を通過する套管針の位置を確実かつ安全に制御する利点があることを容易に理解すべきである。また更に、本発明の套管針は、套管針を付加的に有利に使用できる有利な穿刺機能を有する。
本願明細書は、本発明の例示的な実施の形態を示す。当業者に公知の材料により、所期の目的に対して適切に使用できかつ所期の目的に対して適切な寸法に器具の種々の前記構成部材を形成できることを容易に理解すべきである。
本発明の範囲内で本発明に使用する部品と組立体を様々に変更できることも理解すべきである。このように、本発明の範囲は、補正される特許請求の範囲でも限定され、明細書に詳記した実施の形態は、あらゆる点で本発明の広義の技術的範囲中に包含される一例に過ぎない。
刃組立体を収納位置に配置した安全状態にある本発明の套管針を示す断面図 刃組立体を伸張した係止位置に配置し、遮蔽部材を突出位置に配置した防御状態にある本発明の套管針を示す断面図 組織に当接する遮蔽部材が近位端側の引込位置に移動して刃が切開位置にある本発明の套管針を示す断面図 遠位端にある制動組立体と防護位置にある刃組立体とを有する本発明の套管針を示す断面図 制動組立体が刃係止部を作動する本発明の套管針を示す断面図 穿刺位置に刃を配置した本発明の套管針を示す断面図 ハウジングを省略して制動組立体の機能を示す本発明の套管針の部分斜視図
符号の説明
(16,20,22)・・刃組立体、 (18)・・套管針ハウジング(管)、 (24)・・制動部材(遮蔽部材)、 (26)・・係止解除部材、 (36)・・ばね部材(ばね)、 (40)・・第1のアーム、 (46)・・第2のアーム、 (48,50)・・ハウジング、 (56)・・鋭利な先端部、 (58)・・爪、

Claims (11)

  1. 鈍い遠位端が設けられる2つの遠位ハウジング部材を有しかつ2つの遠位ハウジング部材間に溝を形成する套管針ハウジングと、
    套管針ハウジングの鈍い遠位端を遠位端方向に越える防護位置と、防護位置から内側に引込まれる安全位置との間で套管針ハウジング内で摺動可能な鋭利な先端部を有する刃組立体と、
    防護位置にある刃組立体の先端部を越えて制動部材が延伸する突出位置と、防護位置にある刃組立体の先端部を露出させる引込位置との間で、套管針ハウジングに対して相対的に移動可能に套管針ハウジング内に配置される制動部材と、
    刃組立体の先端部を防護位置に保持する刃係止部と、
    制動部材に接続される係止解除部材と、
    遠位端方向に制動部材を付勢するばね部材とを備え、
    2つの遠位ハウジング部材間の溝内で刃組立体と制動部材とを摺動でき、
    制動部材が組織に接触して突出位置から引込位置に内側に制動部材を摺動させると、防護位置にて制動部材から刃組立体の鋭利な先端部が露出して、先端部により組織を切断でき、
    制動部材と組織との接触が解除されると、制動部材は、ばね部材により遠位端方向に引込位置から突出位置に移動し、
    制動部材が引込位置から突出位置に移動すると、係止解除部材の移動による刃係止部と套管針ハウジングとの係合解除動作により、刃組立体を防護位置から安全位置に移動させることを特徴とする套管針組立体。
  2. 刃係止部は、刃組立体と套管針ハウジングとの一方に取り付けられかつ刃組立体と套管針ハウジングとの他方に着脱自在に係合し、刃組立体を防護位置に着脱自在に固定する請求項1に記載の套管針組立体。
  3. 刃係止部の係止部が套管針ハウジングの孔に係合するとき、係止解除部材は、刃係止部に選択的に係合され、
    刃係止部は、係止解除部材の移動により套管針ハウジング又は刃組立体との係合を解除する請求項2に記載の套管針組立体。
  4. 刃組立体と套管針ハウジングとの一方に対して軸回転可能に刃係止部を取り付け、
    刃組立体と套管針ハウジングとの他方に係合して套管針ハウジングに対する刃組立体の内側への移動を防止する係止位置と、防護位置から安全位置に刃組立体を内側に移動できる非係止位置との間で刃係止部を軸回転できる請求項2に記載の套管針組立体。
  5. 刃組立体に軸着される刃係止部に設けた係止部を係止位置で套管針ハウジングに係合させ、係止解除部材は、刃係止部に係合可能な爪を有する請求項4に記載の套管針組立体。
  6. 刃係止部に弾力を作用させて、刃係止部を付勢して套管針ハウジングに係合させるばねを設けた請求項5に記載の套管針組立体。
  7. ばねは、回転点と、回転点から延伸する第1のアームと、第1のアームとは異なる方向に回転点から延伸する第2のアームとを有し、
    第2のアームを介してばねのばね作用を刃係止部に付与することにより刃係止部を付勢して、套管針ハウジングに係合させる請求項6に記載の套管針組立体。
  8. 係止解除部材の爪は、近位の表面と、遠位の角部とを有し、
    刃係止部に対して係止解除部材を内側に移動する間、係止解除部材の近位の表面で刃係止部を案内し、遠位の角部を刃係止部に係合する請求項5に記載の套管針組立体。
  9. 制動部材の遠位端が套管針ハウジングの遠位端を越えて延伸する突出位置と、套管針ハウジングの遠位端に近接する引込位置との間で制動部材を套管針ハウジング内で摺動させる請求項1に記載の套管針組立体。
  10. 套管針ハウジングに対して刃組立体を摺動させて、套管針ハウジングの遠位端と制動部材の遠位端とを越える穿刺位置に鋭利な先端部を延伸させる請求項1に記載の套管針組立体。
  11. 制動部材の遠位端が套管針ハウジングの遠位端を越えて延伸する突出位置に向けて制動部材をばね部材により付勢し、
    刃組立体が防護位置にありかつ制動部材が突出位置にあるとき、制動部材は、刃組立体の鋭利な先端部を遠位方向に越えて延伸する請求項1に記載の套管針組立体。
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