JP4987720B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、テレビ受像機や映像プロジェクタなどの画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置として、スクリーン上に画像を映し出すプロジェクションディスプレイが普及している。プロジェクションディスプレイには、一般にランプ光源が用いられるが、ランプ光源は、寿命が短く、色再現領域が制限され、光利用効率が低いという問題点を持っている。
【0003】
これらの問題を解決するために、画像形成装置の光源として、レーザ光源を用いることが試みられている。レーザ光源は、ランプ光源に比べて、寿命が長く、指向性が強いため、光利用効率を高めやすい。また、レーザ光源は単色性を示すため、色再現領域が大きく、鮮やかな画像を表示することが可能となる。
【0004】
しかしながら、レーザ光源を用いたディスプレイにおいては、レーザ光の干渉性が高いために、スペックルノイズが生じる。
【0005】
スペックルノイズとは、レーザ光がスクリーンで散乱される際に、散乱光同士が干渉するために生じる、観察者の目で捉えられる微細な粒状のノイズである。スペックルノイズは、観察者の目のF(エフナンバー)とレーザ光源の波長で決まる大きさの粒がランダムに配置されるノイズとなり、観察者がスクリーンの画像を捉えるのを妨害し、深刻な画像劣化を引き起こす。
【0006】
また、スペックルノイズには、スクリーンに映し出される回折面(照明)のノイズがある。このスペックルノイズは像のムラとなり、画像を劣化させる。
【0007】
上記スペックルノイズを低減する方法が、従来から数多く提案されている。特許文献1のディスプレイ装置は、拡散素子を運動させて、変調素子を照明している。拡散素子を運動させることにより、拡散素子で生じるスペックルパターンを時間的に変化させ、変調素子の照明光角度を実質的に変化させている。その結果、スクリーンを投射する角度が時間的に変化することで、スクリーンで発生するスペックルパターンが変化する。視聴者は複数のスペックルパターンを認識するため、スペックルノイズ分布は平均化され、スペックルノイズが低減する。
【0008】
特許文献2のレーザ画像システムは、レーザ光源をマルチアレイ化するとともに、アレイからのトータル出力のスペクトル幅を広げることで、干渉性を低下させて、スペックルノイズを低減している。
【特許文献1】
特開平6−208089号公報
【特許文献2】
特表2004−503923号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1のように拡散素子を運動させるためには、物理的な動作機構である可動部品を設ける必要がある。しかし、可動部品が劣化すると、ディスプレイ装置としての信頼性が問題となる。
【0010】
特許文献2のようにスペクトル幅を広げるだけでは、スクリーン上に写る照明のスペックルノイズを除去しきれない。
【0011】
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、信頼性に優れ、スペックルノイズを除去した画像を形成する画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の画像形成装置は、同じ色のレーザ光を出射する複数のレーザ光出射部を有し、複数のレーザ光出射部からレーザ光を出射する光源部と、複数のレーザ光出射部から出射されたレーザ光により照明される変調素子と、を備え、少なくとも1つのレーザ光出射部は、同じ色のレーザ光を出射する他のレーザ光出射部と異なるタイミングでレーザ光を出射し、少なくとも1つのレーザ光出射部が変調素子を照明するときの光線角度が同じ色のレーザ光を出射する他のレーザ光出射部が変調素子を照明するときの光線角度と異なる、ことを特徴とする。
【0013】
本発明の画像形成装置によれば、物理的な動作機構を設けなくても、スペックルノイズを除去することができる。物理的な動作機構を設けないことにより、装置としての信頼性が向上する。
【0014】
上記画像形成装置は、複数のレーザ光出射部と変調素子との間に光インテグレータをさらに備えても良い。
【0015】
上記画像形成装置は、複数のレーザ光出射部をアレイ状に配置すると共に、複数のレーザ光出射部と光インテグレータとの間に光屈折素子をさらに備えて、複数のレーザ光出射部から出射されるレーザ光が光屈折素子を通過する位置により、光線角度が異なるようにしても良い。
【0016】
上記画像形成装置は、複数のレーザ光出射部をアレイ状に配置すると共に、複数のレーザ光出射部と光インテグレータとの間に、複数のレーザ光出射部毎に光線角度を2軸に変化させる光屈折素子をさらに備えても良い。
【0017】
複数のレーザ光出射部が個々に又は組み合わせでレーザ光を出射するときの1パターンの出射時間は、10msec以下であることが好ましい。
【0018】
さらに好ましくは、各レーザ光出射部の連続出射時間は、1μsec以下である。
【0019】
複数のレーザ光出射部は、複数のレーザ光出射部から出射されるレーザ光の合計光が擬似連続波となるように、且つ合計光のパワーが画像信号により変調されるように、レーザ光を出射しても良い。
【0020】
複数のレーザ光出射部は、複数のレーザ光出射部から出射されるレーザ光の合計光が100HZ〜2KHzの擬似矩形波となるように、且つ擬似矩形波のパワーが画像信号により変調されるように、レーザ光を出射しても良い。
【0021】
上記画像形成装置は、複数のレーザ光出射部を側面に配置されて、側面に入射されたレーザ光を主面から変調素子に出射する光インテグレータをさらに備えても良い。
【0022】
複数のレーザ光出射部は、光インテグレータの側面の対辺にそれぞれ配置されても良い。
【0023】
複数のレーザ光出射部は、光インテグレータの側面の4辺にそれぞれ配置されても良い。
【0024】
複数のレーザ光出射部は、光インテグレータの中心部に対して、点対称の位置に配置されても良い。
【0025】
複数のレーザ光出射部は、光インテグレータのコーナー部にそれぞれ配置されても良い。
【0027】
上記光源部は、レーザ光を発光するレーザ光源とファイバとをさらに備え、各レーザ光出射部は、ファイバを介して供給されたレーザ光源のレーザ光を出射する出射口であっても良い。
【発明の効果】
【0028】
本発明の画像形成装置は、信頼性に優れ、スペックルノイズを除去した画像を形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0030】
(実施形態1)
図1に、本発明の実施形態1の画像形成装置の概略図を示す。本実施形態の画像形成装置は、レーザ光源を用いたプロジェクションディスプレイである。
【0031】
[画像形成装置の構成]
本実施形態の画像形成装置は、赤色のレーザ光を出射する赤色光源部1a、緑色のレーザ光を出射する緑色光源部1b、及び青色のレーザ光を出射する青色光源部1cを備える。赤色光源部1a、緑色光源部1b、及び青色光源部1cは、それぞれレーザ光出射部1a_1、1a_2、1a_3、レーザ光出射部1b_1、1b_2、1b_3、及びレーザ光出射部1c_1、1c_2、1c_3を有する。レーザ光出射部1a_1、1a_2、1a_3は、赤色のレーザ光を発光する赤色レーザ光源である。レーザ光出射部1b_1、1b_2、1b_3は、緑色のレーザ光を発光する緑色レーザ光源である。レーザ光出射部1c_1、1c_2、1c_3は、青色のレーザ光を発光する青色レーザ光源である。
【0032】
本実施形態の画像形成装置は、光源部1a〜1c毎に、照明光学系2と変調素子7とを備える。赤、緑、青(RGB)の3色の光源部1a〜1cから出射されたレーザ光は、RGBの各色の変調を行う変調素子7を照明する照明光学系2にそれぞれ導かれる。各照明光学系2は、光源部1a〜1cから出射されたレーザ光を矩形に整形し、ほぼ均一化する光インテグレータ4と、光インテグレータ4の光を変調素子7にリレーする投影光学系6とを含む。投影光学系6は、ミラー61とフィールドレンズ62とを含む。
【0033】
本実施形態の画像形成装置はさらに、3つの変調素子7から出射されたRGBのレーザ光を合波するダイクロイックプリズム9と、合波された光を拡大してスクリーン10上に投射する投射光学系8と、を備える。本実施形態の画像形成装置は、空間的加法混色により、スクリーン10上にカラー画像を形成する。
【0034】
[レーザ光の光線角度]
図2に、緑色光源部1bのレーザ光出射部1b_1、1b_2及び1b_3から出射されたレーザ光が異なる光線角度で光インテグレータ4に入射される構成を示す。図2(a)は、緑色光源部1bのレーザ光出射部1b_1、1b_2及び1b_3、光屈折素子21、及び光インテグレータ4を示す斜視図であり、(b)は正面図である。図2に示すように、レーザ光出射部1b_1、1b_2及び1b_3は、幅方向に3つずつ設けられ、合計9個のレーザ光出射部が2次元アレイ状に配列される。
【0035】
本実施形態の画像形成装置は、9個のレーザ光出射部と光インテグレータ4との間に、光屈折素子21を備える。光屈折素子21は、レーザ光出射部毎に光線角度を異ならせる素子であり、具体的には、凸レンズやレーザ光出射部毎に傾きが異なるプリズムアレイである。9個のレーザ光出射部からそれぞれ出射された緑色のレーザ光は、光屈折素子21に入射され、光屈折素子21の通過位置により光線角度がレーザ光出射部毎に2軸に異なった状態で、光インテグレータ4に導かれる。本実施形態は、9個のレーザ光出射部に対して、一つの光屈折素子21を設けることにより、各レーザ光出射部から出射されるレーザ光の光線角度を制御する。複数のレーザ光出射部から出射されたレーザ光が照明光学系2に入射するときの角度が異なることにより、変調素子7を照明する角度がレーザ光出射部毎に異なる。
【0036】
図2においては、緑色光源部1bについて説明したが、赤色光源部1aと青色光源部1cにおいても緑色光源部1bと同様の構成を持ち、2次元アレイ状に配列された9個のレーザ光出射部から出射されるレーザ光が、1つの光屈折素子21を介することにより、レーザ光出射部毎に2軸に異なった光線角度で光インテグレータ4にそれぞれ導かれる。なお、複数のレーザ光出射部の光線角度において、全てが異なっている必要はない。いくつかのレーザ光出射部の光線角度が異なる構成であれば、同じ光線角度の組が複数有っても良い。
【0037】
[レーザ光の出射タイミング]
赤色光源部1a、緑色光源部1b及び青色光源部1cのそれぞれは、各レーザ光出射部からレーザ光を所定の順番で出射する。各レーザ光出射部によるレーザ光の出射タイミングと、画像信号によるパワー変調を、赤色光源部1aを例にして図3に示す。図3においては、赤色光源部1aの各レーザ光出射部の合計光が擬似連続波31となるように、各レーザ光出射部は、1a_1→1a_2→1a_3→1a_1→・・・の順番で連続的にレーザ光を出射する。明るいシーンや暗いシーンなど映像によって画像信号が変化すると、画像信号に従って、各レーザ光出射部のパワーが変調される。図3においては、画像信号がフレーム毎に変調する例を示しており、赤色レーザ光源1aの合計光のパワーはフレーム毎にステップ状に変調されている。
【0038】
[作用効果]
本実施形態の画像形成装置は、赤色光源部1a、緑色光源部1b及び青色光源部1cのそれぞれにおいて、レーザ光出射部毎に光線角度を異ならせると共に、各レーザ光出射部が異なったタイミングで順番にレーザ光を出射する。この構成により、時間変化とともに、変調素子7を照明する光の角度が変化するため、スクリーン10を投射する角度を変化させることができる。これにより、視聴者から見て、スペックルノイズは平均化されるため、スペックルノイズを除去することができる。このように、本実施形態は、物理的な動作機構を設けなくても、スペックルノイズを除去することができる。よって、信頼性に優れた画像形成装置を実現できる。また、物理的な動作機構である可動部品を設けないことにより、装置が小型化するという利点もある。
【0039】
また、本実施形態によれば、各レーザ光出射部の合計光が擬似連続波31となるように、複数のレーザ光出射部が個々に絶え間なくレーザ光を出射することで、明るい画像を表示する場合であっても、各レーザ光出射部のピーク出力を抑えることができる。これにより、装置としての安全性が向上する。また、レーザ光による光学部品やレーザ光源自身のダメージを防ぐことができる。さらに、レーザ光源の熱による劣化を防ぐことができ、光学部品の耐光性が向上する。また、合計光の出力をフレーム毎にパワー変調することにより、暗い画像の場合はレーザ光出力を押さえることができ、省電力を実現できる。さらに、変調素子7を同期させて制御することにより、コントラストおよび諧調数を増加させることができる。
【0040】
なお、赤色光源部1a、緑色光源部1b及び青色光源部1cのそれぞれにおいて、全てのレーザ光出射部がそれぞれ順番にレーザ光を出射する必要はなく、複数のレーザ光出射部の組み合わせにより順番にレーザ光を出射しても良い。例えば、(1a_1+1a_2)→(1a_2+1a_3)→(1a_3+1a_1)→(1a_1+1a_2)+(1a_2→1a_3)→・・・のように、各レーザ光出射部からレーザ光を出射しても良い。さらに、時間変化と共に、使用するレーザ光出射部やレーザ光出射部の組み合わせが変化するようにしても良い。
【0041】
また、赤色光源部1a、緑色光源部1b及び青色光源部1cのそれぞれにおいて、図2のようにレーザ光出射部の幅方向に3個配置されたレーザ光出射部は、同時にレーザ光を出射しても良いし、それぞれが異なるタイミングで順番にレーザ光を出射しても良い。例えば3個のレーザ光出射部1a_1が図3の1a_1に示すタイミングで同時にレーザ光を出射しても良いし、それぞれが異なるタイミングで順番にレーザ光を出射しても良い。また、レーザ光を出射する順番は図3に限定されない。各レーザ光出射部の合計光が擬似連続波31になれば良い。
【0042】
図3において、各レーザ光出射部がレーザ光を出射してから次にレーザ光を出射するまでの1サイクルの時間t1は、10msec以下であることが好ましい。さらに好ましくは、レーザ光出射部が単独で又は複数のレーザ光出射部の組み合わせ(例えば、レーザ光出射部1a_1とレーザ光出射部1a_2)で1パターンのレーザ光を出射するときの出射時間t2は、10msec以下であることが好ましい。1パターンの出射時間t2を10msec以下にすることで、視聴者が一つの画像と認識する時間内に複数のスペックルノイズパターンを発生させることができ、スペックルノイズを除去することができる。また、1フレーム内に複数回のパターン出射が繰り返される場合は、全部のパターンについて10msec以下の時間にする必要はない。複数のスペックルノイズパターンを発生させることができるようにすれば良く、例えば1フレーム内において15パターンの出射が行われる場合に10パターン分についての出射時間を10msec以下にするようにしても良い。
【0043】
各レーザ光出射部がレーザ光を連続出射する時間が1μsec以下であることが、より好ましい。各レーザ光出射部の連続出射時間を1μsec以下にすることにより、レーザ光のパルス出射によるピークパワーの増大が可能となり、画像の明るさを明るくすることができる。また同じ画像の明るさの場合、レーザ光出射部の個数を減らすことができ、小型化、低コスト化が可能となる。一つのレーザ光出射部からの連続出射時間を1μsec以下とすると、レーザ光の干渉性が低下することによるスペックルノイズの低減効果も同時に得ることができる。各レーザ光出射部の連続出射時間を短くする場合、フレーム内において繰り返す出射パターンの回数を増やせば良い。
【0044】
なお、各レーザ光出射部の出力パワーは同じである必要はなく、合計光の1フレームあたりのパワーが画像信号により変調された量に制御されていればよい。図3においては、画像信号により合計光がステップ状に変調される場合について説明したが、ステップ状である必要はなく、1フレームあたりの合計光量が制御された量であれば、合計光の変調形状はいかなる波形でも構わない。
【0045】
なお、擬似連続波31となるように、連続的にレーザ光を出射するときの間隙ができないように、わずかに同時出射する時間を持たせることが好ましい。また、擬似連続波31となるように連続出射するときに、電気信号の遅延などによりわずかに間隙時間ができた場合であっても、本発明においては擬似連続波とみなす。また、フレームの切り替え時には、変調素子7と同期させて、出射の間隙時間を形成するように制御してもよい。
【0046】
なお、複数のレーザ光出射部からそれぞれ出射されるレーザ光の中心波長は、同一である必要はない。単色のレーザ光源として表示する色が忠実に再現できる範囲で中心波長をずらし、単色レーザ光源としての合計スペクトル幅を広げることが好ましい。スペクトル幅を広げることにより、干渉性を低下させ、更にスペックルノイズを低下させることができる。合計スペクトル幅は、半値全幅Δλが0.5〜10nmの範囲が好ましい。
【0047】
本実施形態のように、赤、緑、青の単色の光源部1a、1b、1cのそれぞれにおいて、複数のレーザ光出射部から出射された光線は、同一の光インテグレータ4を経て、同一の変調素子7を照明することが好ましい。複数のレーザ光出射部を用いた場合、各々の光量分布や光軸のずれによって、均一照明が困難になるが、同一の光インテグレータ4を用いて変調素子7を照明すると、光量平均化が行われ、容易に変調素子7を均一に照明することができる。本実施形態のように、光源部1a、1b、1c毎に1つの光インテグレータ4を用いた場合であっても、複数のレーザ光出射部が順番にレーザ光を出射することで、逐次異なる波面(角度)の光が光インテグレータ4から出射し、変調素子7を照明する角度が変化する。
【0048】
なお、本実施形態では、赤、緑、青の光源部1a、1b、1cがそれぞれ備えるレーザ光出射部は、レーザ光を発光する単色のレーザ光源である場合について説明したが、各レーザ光出射部は、レーザ光を出射するための出射口であっても良い。すなわち、赤、緑、青の光源部1a、1b、1cのそれぞれにおいて、各光源部が、赤、緑、青のいずれかのレーザ光を発光する1つの単色レーザ光源を備え、単色レーザ光源からのレーザ光を本実施形態のように異なるタイミングで複数のレーザ光出射部から出射する構成であっても良い。レーザ光出射部が出射口である場合であっても、本実施形態を適用できる。
【0049】
(実施形態2)
図4に、本発明の実施形態2の画像形成装置の概略図を示す。本実施形態の画像形成装置は、プロジェクションディスプレイであり、赤色光源部11a、緑色光源部11b、及び青色光源部11cから出力されたレーザ光を、同一の光インテグレータ4を介して、同一の変調素子47に入射する構成を有する。RGB3色の光源部11a、11b、11cは、単一の変調素子47を時分割して使用する。それ以外の構成や動作については実施形態1とほぼ同じである。以下、本実施形態の画像形成装置の構成について、詳細を説明する。
【0050】
[画像形成装置の構成]
本実施形態の画像形成装置は、実施形態1と同様に、複数のレーザ光出射部をそれぞれ有する、赤色光源部11a、緑色光源部11b、及び青色光源部11cを備える。赤色光源部11aのレーザ光出射部11a_1、11a_2、11a_3は、赤色のレーザ光を発光する赤色レーザ光源である。緑色光源部11bのレーザ光出射部11b_1、11b_2、11b_3は、緑色のレーザ光を発光する緑色レーザ光源である。青色光源部11cのレーザ光出射部11c_1、11c_2、11c_3は、青色のレーザ光を発光する青色レーザ光源である。
【0027】
本実施形態の画像形成装置は、RGBの光源部11a〜11cに共通の照明光学系2と変調素子47とをさらに備える。RGB3色のレーザ光源11a〜11cから出射された光は、同一の照明光学系2を経て、同一の変調素子47に導かれる。照明光学系2は、各色のレーザ光を略同軸上とするダイクロイックプリズム49、光インテグレータ4、及び投影光学系6を含む。3色のレーザ光を略同軸上とするためにダイクロイックプリズム49を用いているが、ダイクロイックミラーや偏光ミラーを用いてもよい。なお、単一の変調素子47を複数色のレーザ光が照明できる構成であれば、特に同軸上としなくてもよい。
【0027】
変調素子47は、具体的には2次元マイクロミラーデバイスである。RGB3色のレーザ光源11a、11b、11cは単一の変調素子47を時分割して使用し、スクリーン上で時間平均的加法混色することにより、カラー画像を表示する。
【0051】
[レーザ光の光線角度]
赤色光源部11a、緑色光源部11b、及び青色光源部11cの各レーザ光出射部から出射された複数のレーザ光は、異なる光線角度で、ダイクロイックプリズム49に導かれる。図5に、緑色光源部11bを例として、レーザ光出射部11b_1、11b_2及び11b_3と、レーザ光出射部毎に向きが異なるようにして配置された3個の光屈折素子51を示す。図5に示すように、レーザ光出射部11b_1、11b_2及び11b_3は、1次元アレイ状に配列される。レーザ光出射部11b_1、11b_2、11b_3から出射されたレーザ光は、出射側に設けられた光屈折素子51により、2軸上(光軸zに対するx軸、y軸の2軸)に異なる光線角度となって、ダイクロイックプリズム49に入射される。赤色光源部11aと青色光源部11cは、緑色光源部11bと同様に、光屈折素子51を備える。
【0052】
[レーザ光の出射タイミング]
赤色光源部11a、緑色光源部11b、及び青色光源部11cの各レーザ光出射部は、単一の変調素子71を時分割して使用するため、分割された時間に各色の合計光が擬似矩形波となるように、順番にレーザ光を出射する。
【0053】
赤色光源部11aを例として、レーザ光出射部11a_1、11a_2、11a_3の出射タイミングと画像信号に基づくパワー変調を図6に示す。図6は、複数のレーザ光出射部の組み合わせにより、レーザ光を順番に出射する例であり、(11a_1+11a_3)→(11a_1+11a_2)→(11a_2+11a_3)→(11a_1+11a_3)→・・・という順番でレーザ光を出射する。赤色光源部11aの合計光が擬似矩形波61となるような出射タイミングで、レーザ光出射部11a_1、11a_2、11a_3はレーザ光を出射する。本実施形態は、単一の変調素子47をRGB3色で時分割して使用するため、赤色光源部11a、緑色光源部11b、及び青色光源部11cの擬似矩形波61のパルス幅が、それぞれ100〜2KHzの範囲になるように制御される。本実施形態では、1フレーム内に赤、緑、青の各擬似矩形波61が順に変調素子47に照射される。擬似矩形波61のパルス幅を100〜2KHzにすることで、色われ等がなく、変調素子47による諧調を与えることができるようになる。
【0054】
図6は、画像信号により合計光の擬似矩形波61がフレーム毎にステップ状に変調するように、各レーザ光出射部が出射パワーを変調する様子を示している。画像信号により、各レーザ光出射部がパワーを変調することにより、暗い画像の場合には省電力化を実現できる。また、各レーザ光出射部のパワーを変調素子7と同期させて制御することにより、画像のコントラストと諧調数を増加させることができる。
【0055】
[作用効果]
本実施形態は、実施形態1と同様の効果を有する。すなわち、各光源部において、光屈折素子51を各レーザ出射部毎に備えて、変調素子47を照明する角度をレーザ光出射部毎に2軸上に異ならせ、且つ複数のレーザ光出射部の組み合わせが順番にレーザ光を出射することにより、スペックルノイズパターン数が増える。これにより、時間平均化後のスペックルノイズを低減することができる。
【0056】
本実施形態の画像形成装置は、赤、緑、青の光源部11a、11b、11cが光インテグレータ4と変調素子47とを共有し、赤、緑、青の光源部11a、11b、11cの各レーザ光出射部が同一の光インテグレータ4を経て、同一の変調素子47を照明しているため、画像形成装置の光学系の小型化が可能になるという効果をさらに有する。
【0057】
なお、本実施形態において、各光源部のレーザ光出射部は単色のレーザ光源である場合に限らず、1つの単色レーザ光源から供給されたレーザ光を出射する出射口であっても良い。
【0058】
なお、レーザ光出射部の光線角度を異ならせる構成は、図2や図5に限定されない。各レーザ光出射部から出射されたレーザ光が、2軸上に異なった光線角度で光インテグレータ4に入射される構成であれば良い。例えば、1次元に配列された複数のレーザ光出射部をそれぞれ異なる向きに傾けて配置させて、図2の光屈折素子21を介して、ダイクロイックプリズム49にレーザ光を入射する構成にしても良い。
【0059】
なお、図6では、赤、緑、青の各色の合計光が1フレーム内において1つの擬似矩形波61を形成するようにしているが、1フレーム内において、各色の合計光が2つ以上の擬似矩形波61を形成するように、レーザ光出射部の出射タイミングが制御されてもよい。また、2個のレーザ光出射部の組み合わせにより、1パターンの合計光を構成しているが、実施形態1のように、複数のレーザ光出射部が単独で順番にレーザ光を出射しても良い。
【0060】
また、1つの擬似矩形波61を形成するときの出射パターンの繰り返し回数を増やして、各レーザ光出射部の連続出射時間を短くしても良い。実施形態1と同様に、各レーザ光出射部の連続出射時間を短くすることにより、レーザ光のパルス出射によるピークパワーの増大が可能となり、画像の明るさを明るくすることができる。また同じ画像の明るさの場合、レーザ光出射部の個数を減らすことができ、小型化、低コスト化が可能となる。また、一つのレーザ光出射部の連続出射時間を短くすることにより、レーザ光の干渉性が低下することによるスペックルノイズの低減効果を同時に得ることができる。
【0061】
擬似矩形波61を形成するときのレーザ光出射部による出射時間の間隙は、1μsec以下であることが好ましい。擬似矩形波内の強度変動が時間的に大きい場合、画像諧調を忠実に再現できないことが問題となるが、出射時間の間隙を1μsec以下とすることで、画像諧調を忠実に再現することができる。
【0062】
各レーザ光出射部の出力パワーは同じである必要はなく、合計光である擬似矩形波61のパワーが画像信号により制御されたパワーとなるように、制御されれば良い。
【0063】
実施形態1及び実施形態2において、変調素子7、47の像を投射する投射光学系8およびスクリーン10は、特に実施形態に限定されず、変調素子像を視聴者が観察できれば良い。例えば、スクリーン10を反射型としてフロントプロジェクションタイプとしても良いし、透過型としてリアプロジェクションタイプとしても良い。また投射光学系8を設けずに、変調素子7、47の直後に透過型スクリーンを設ける構成にしても良い。
【0064】
なお、照明光学系2は、実施形態1、2に限定されず、レーザ光出射部からの光を変調素子7、47に導ける構成であればよい。光インテグレータ4は、ビームを整形しほぼ均一化できればよく、フライアイレンズやホログラム素子などを用いることができる。また、光インテグレータ4の光をリレーする投影光学系6は、設計により省略することもできる。
【0065】
(実施形態3)
図7に、本発明の実施形態3の画像形成装置の概略図を示す。本実施形態の画像形成装置は液晶ディスプレイであり、そのバックライトとしてレーザ光源を用いる。本実施形態の画像形成装置は、赤色レーザ光源であるレーザ光出射部71a_1〜71a_6、緑色レーザ光源であるレーザ光出射部71b_1〜71b_6、青色レーザ光源であるレーザ出射部71c_1〜71c_6を備える。本実施形態の画像形成装置は、各レーザ光出射部の光を側面に入射されて、主面から光を出射する導光板型光インテグレータ74と、導光板型光インテグレータ74の光を出射する主面側に設けられた変調素子77とをさらに備える。導光板型光インテグレータ74と変調素子77は、照明光学系を構成する。
【0066】
赤色レーザ光源であるレーザ光出射部71a_1〜71a_6は、レーザ光出射部毎に異なった角度でレーザ光が導光板型光インテグレータ74に入射するように、導光板型光インテグレータ74の側面に配置される。緑色及び青色のレーザ光源についても同様である。本実施形態においては、導光板型光インテグレータ74の側面の4辺全てに、RGBそれぞれのレーザ光出射部が配置される。図7においては、導光板型光インテグレータ74の上面と底面側の側面に1組のRGBのレーザ光出射部がそれぞれ設けられており、左右の側面に2組のRGBのレーザ光出射部がそれぞれ設けられている。レーザ光出射部毎に異なった角度でレーザ光が導光板型光インテグレータ74に入射するように構成することで、導光板型光インテグレータ74が変調素子77を照明するときの光線角度をレーザ光出射部毎に異ならせている。
【0067】
RGBそれぞれの各レーザ光出射部は、実施形態1又は実施形態2と同様に単独で又は組み合わせで、順番にレーザ光を出射して、変調素子77を照明する。
【0068】
導光板型光インテグレータ74は、裏面と各レーザ光出射部が設けられている箇所を除く側面に反射面を備える。導光板型光インテグレータ74は、内部に均一拡散手段を有し、光量分布を均一化させた光を主面から出射する。導光板型光インテグレータ74から出射された光は変調素子77に導かれ、画像が形成される。
【0069】
本実施形態は、実施形態1と同様の効果を有する。すなわち、RGBの各レーザ光出射部が変調素子77を照明する角度が時間とともに変化するため、スペックルノイズが除去される。変調素子77で形成された画像を見る視聴者は、スペックルノイズのない画像を見ることができる。さらに、物理的動作機構を設けていないため、信頼性が向上する。
【0070】
また、本実施形態の構成によれば、複数のレーザ光出射部を分散して配置することができるため、レーザ光出射部の放熱機構の設計の自由度が広がるという効果をさらに有する。
【0071】
また、レーザ光源は点光源であるため、1つのレーザ光源では照明の均一化が困難であるという問題が生じるが、本実施形態のように、複数のレーザ光出射部から導光板型光インテグレータ74に光を入射する構成にすることにより、1点から入射する場合と比較して、照明の均一度を上げることができる。
【0072】
なお、本実施形態では、導光板型光インテグレータ74の側面にレーザ光出射部を配置しているが、変調素子77を照明する角度が異なれば良く、例えば裏面側にレーザ光出射部を配置しても良い。また、導光板型光インテグレータ74から出射された光が変調素子77を照明する角度が、レーザ光出射部毎に異なれば、レーザ光出射部をどのような位置に配置しても構わない。
【0073】
なお、RGB各色のレーザ光出射部は単色のレーザ光源である場合に限らず、1つの単色レーザ光源から供給されたレーザ光を出射する出射口であっても良い。
【0074】
(実施形態4)
図8に、本発明の実施形態4の画像形成装置の構成を示す。図8に示すレーザ光出射部81b_1〜81b_6は、レーザ光を出射するための出射口である。本実施形態の画像形成装置は、緑色レーザ光源81b_0から出射されたレーザ光を分岐して、ファイバ82にカップリングし、レーザ光出射部81b_1〜81b_6からレーザ光を出射する。緑色レーザ光源81b_0、ファイバ82及びレーザ光出射部81b_1〜81b_6は緑色光源部を構成する。
【0075】
本実施形態の画像形成装置は、液晶ディスプレイのバックライトとしてレーザ光源を用いる構成であり、導光板型光インテグレータ74と変調素子77は、実施形態3と同じである。導光板型インテグレータ74は拡散構造やプリズム群などで構成され、変調素子77を均一に照明する。
【0076】
レーザ光出射部81b_1〜81b_6は、変調素子77を異なる角度から照明するために、導光板型光インテグレータ74に対して異なる位置にそれぞれ取り付けられる。図8においては、実施形態3と同様に、レーザ光出射部81b_1〜81b_6は導光板型光インテグレータ74の側面の4辺に配置される。
【0077】
レーザ光出射部81b_1〜81b_6は、レーザ光を順番に出射する。レーザ光の出射パターンは、実施形態1と同様にレーザ光出射部が単独で順次出射しても良く、実施形態2のように複数のレーザ光出射部の組み合わせが順番に出射しても良い。また、時間変化と共に使用するレーザ光出射部を、又はレーザ光出射部の組み合わせを変化させて、順番にレーザ光を出射しても良い。
【0078】
本実施形態のようにレーザ光源を1つしか用いない場合であっても、視聴者が明るさを認識する時間内に各レーザ光出射部からレーザ光を順次出射することで、実施形態7と同様に、スペックルノイズを除去することができる。
【0079】
また、1つのレーザ光源であっても、複数のレーザ光出射部から光を出射することにより、導光板型光インテグレータ74から出射される光を均一化することができる。すなわち、照明の均一度をあげることができる。
【0080】
レーザ光出射部を複数個設けて、レーザ光入射部から導光板型インテグレータ74に入射されるレーザ光の光パワー密度を低下させることにより、レーザ光による光学部品やレーザ光源のダメージを防ぐことができる。
【0081】
なお、図8においては、緑色レーザ光源81b_0を用いた場合について説明しているが、赤色レーザ光源と青色レーザ光源についても、図8と同様の構成を用いることができる。RGBのそれぞれにおいて、1つのレーザ光源に対して複数の出射口を導光板型光インテグレータ74の側面に設けることにより、レーザ光源自体を導光板型光インテグレータ74の側面に配置する図7よりも、RGBの各出射口を近づけることができる。白色を出力する構成に適している。
【0082】
また、図7の構成と図8の構成とを組み合わせて、RGBの光源部をそれぞれ構成しても良い。例えば、赤色と青色のレーザ光源については半導体レーザを用いて、図7のようにレーザ光源であるレーザ光出射部を導光板型光インテグレータ74の側面に配置し、緑色のレーザ光源についてはファイバレーザを用いて、図8のように出射口であるレーザ光出射部を導光板型光インテグレータ74の側面に配置しても良い。緑色のレーザ光を半導体レーザにより発光させることは難しいため、緑色レーザ光源については、波長変換により緑色のレーザ光を発光するファイバレーザを用いることが考えられる。本実施形態は、ファイバレーザをレーザ光源として使用する場合に適している。
【0083】
(実施形態5)
図9に、実施形態5の画像形成装置の構成を示す。本実施形態の画像形成装置は、板状光インテグレータ94を備え、板状光インテグレータ94の側面の対辺となる2辺にレーザ光出射部81b_5及び81b_6を設ける。それ以外の構成は、実施形態4と同じである。
【0084】
板状光インテグレータ94は導光板型又は中空型の光インテグレータである。通常、板状光インテグレータ94に対して1辺から光りを入射する場合、光入射の上流部と下流部とで光の不均一化が生じ易い。特に、側面から入射された光を正面に出射する板状光インテグレータ94においては、レーザ光源が点光源であるために光の均一化が困難になるという問題が生じる。しかし、本実施形態のように、対辺にレーザ光出射部81b_5及び81b_6を設けることで、光入射の上流部と下流部とを無くすことができ、さらに視聴者が画像を認識する時間内、例えば10msec以下で、レーザ光出射部81b_5と81b_6とが交互にレーザ光を出射することで、均一照明を実現できる。
【0085】
スペックルノイズを低減するための光の入射角度の変化が最も大きくなるのが、180度であるため、レーザ光出射部の組は対辺に配置されることが好ましい。なお、板状光インテグレータ94の中心部に対し、点対称の位置になるように、レーザ光出射部を板状光インテグレータ94の側面の対辺に配置すると良い。レーザ光の出射角度は、対向して板状光インテグレータ94の中心部に主光線が行くように調整されることが、スペックルノイズの除去のために好ましい。
【0086】
本実施形態によれば、スペックルノイズの低減と均一照明とを実現できる。スペックルノイズの低減と均一照明とを実現するためには、少なくとも1組のレーザ光出射部を板状光インテグレータ94の側面の対辺に設けると良い。なお、スペックルノイズの低減をより大きくし、より均一な照明を実現するためには、複数組のレーザ光出射部を、板状光インテグレータ94の対辺もしくは中心部に対する点対称の位置に配置することが好ましい。
【0087】
(実施形態6)
図10に、実施形態6の画像形成装置の構成を示す。本実施形態の画像形成装置は、レーザ光出射部101b_1〜101b_4を導光板型光インテグレータ74のコーナー部に配置する。レーザ光出射部101b_1〜101b_4は、各レーザ光出射部が対向するように、すなわち板状光インテグレータ74の中心部に主光線が向くように、配置される。本実施形態において、レーザ光出射部101b_1〜101b_4の配置以外の構成と動作は実施形態4と同じである。
【0088】
点光源であるレーザ光源を用いた場合、光が板状光インテグレータ74のコーナー部に到達しにくいため、均一化が難しいが、本実施形態のように、コーナー部にレーザ光出射部101b_1〜101b_4を設けることにより、均一化を容易に実現できる。
【0089】
レーザ光出射部101b_1〜101b_4の出射側には、面方向にレーザ光を広げるシリンドリカルレンズ又はシリンドリカルレンズが連続しているレンチキュラーレンズからなる光学素子を設けることが好ましい。光学素子により、レーザビームを平面状にすることで、均一化を助けることができる。
【0090】
なお、実施形態1から実施形態6について、レーザ光出射部の数は実施形態に限定されない。順番にレーザ光を出射できるように、RGBの各光源部において、2個以上のレーザ光出射部を設けていれば良い。
【0091】
また、実施形態1から実施形態6では、赤、緑、青の光源部のそれぞれが複数のレーザ光出射部を設けたが、赤、緑、青の少なくともいずれか1色について複数のレーザ光出射部を設ける構成であっても良い。
【0092】
さらに、実施形態1から実施形態6の画像形成装置は、RGB3色のレーザ光源を用いる場合について説明したが、本発明は特にこれに限定されず、3色以上のレーザ光源を用いても良い。
【産業上の利用可能性】
【0093】
本発明の画像形成装置は、信頼性に優れ、スペックルノイズを除去した画像を形成できるという効果を有し、動画や静止画などを形成するプロジェクションディスプレイや液晶ディスプレイに有用である。
【図面の簡単な説明】
【0094】
【図1】本発明の実施形態1の画像形成装置の概略構成図
【図2】本発明の実施形態1の光源部から光インテグレータへのレーザ光の光線角度を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は正面図
【図3】本発明の実施形態1のレーザ光出射部の出射タイミングとパワーを示す図
【図4】本発明の実施形態2の画像形成装置の概略構成図
【図5】本発明の実施形態2の光源部から光インテグレータへのレーザ光の光線角度を示す図
【図6】本発明の実施形態2のレーザ光出射部の出射タイミングとパワーを示す図
【図7】本発明の実施形態3の画像形成装置の概略構成図
【図8】本発明の実施形態4の画像形成装置の概略構成図
【図9】本発明の実施形態5の画像形成装置の概略構成図
【図10】本発明の実施形態6の画像形成装置の概略構成図
【符号の説明】
【0095】
1a,11a 赤色光源部
1b,11b 緑色光源部
1c,11c 青色光源部
1a_1〜1a_3,11a_1〜11a_3,71a_1〜71a_6 赤色レーザ光出射部
1b_1〜1b_3,11b_1〜11b_3,71b_1〜71b_6、81b_1〜81b_6、101b_1〜101b_4 緑色レーザ光出射部
1c_1〜1c_3,11c_1〜11c_3,71c_1〜71c_6 青色レーザ光出射部
2 照明光学系
4 光インテグレータ
6 投影光学系
7,47,77 変調素子
8 投射光学系
9,49 ダイクロイックプリズム
10 スクリーン
21,51 光屈折素子
74 導光板型光インテグレータ
81b_0 緑色レーザ光源
82 ファイバ
94 板状光インテグレータ
Claims (14)
- 同じ色のレーザ光を出射する複数のレーザ光出射部を有し、前記複数のレーザ光出射部からレーザ光を出射する光源部と、
前記複数のレーザ光出射部から出射されたレーザ光により照明される変調素子と、を備え、
少なくとも1つのレーザ光出射部は、同じ色のレーザ光を出射する他のレーザ光出射部と異なるタイミングでレーザ光を出射し、
前記少なくとも1つのレーザ光出射部が前記変調素子を照明するときの光線角度が同じ色のレーザ光を出射する前記他のレーザ光出射部が前記変調素子を照明するときの光線角度と異なる、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記複数のレーザ光出射部と前記変調素子との間に光インテグレータをさらに備える請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記複数のレーザ光出射部をアレイ状に配置すると共に、
前記複数のレーザ光出射部と前記光インテグレータとの間に光屈折素子をさらに備え、
前記複数のレーザ光出射部から出射されるレーザ光が前記光屈折素子を通過する位置により、前記光線角度が異なることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記複数のレーザ光出射部をアレイ状に配置すると共に、
前記複数のレーザ光出射部と前記光インテグレータとの間に、前記複数のレーザ光出射部毎に前記光線角度を2軸に変化させる光屈折素子を備える、請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記複数のレーザ光出射部が個々に又は組み合わせでレーザ光を出射するときの1パターンの出射時間は、10msec以下であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 各レーザ光出射部の連続出射時間は、1μsec以下であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記複数のレーザ光出射部は、前記複数のレーザ光出射部から出射されるレーザ光の合計光が擬似連続波となるように、且つ前記合計光のパワーが画像信号により変調されるように、レーザ光を出射することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記複数のレーザ光出射部は、前記複数のレーザ光出射部から出射されるレーザ光の合計光が100HZ〜2KHzの擬似矩形波となるように、且つ前記擬似矩形波のパワーが画像信号により変調されるように、レーザ光を出射することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記複数のレーザ光出射部を側面に配置されて、側面に入射されたレーザ光を主面から前記変調素子に出射する光インテグレータをさらに備える請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記複数のレーザ光出射部は、前記光インテグレータの側面の対辺にそれぞれ配置される請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記複数のレーザ光出射部は、前記光インテグレータの側面の4辺にそれぞれ配置される請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記複数のレーザ光出射部は、前記光インテグレータの中心部に対して、点対称の位置に配置される請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記複数のレーザ光出射部は、前記光インテグレータのコーナー部にそれぞれ配置される請求項12に記載の画像形成装置。
- 前記光源部は、レーザ光を発光するレーザ光源とファイバとをさらに備え、
各レーザ光出射部は、前記ファイバを介して供給された前記レーザ光源のレーザ光を出射する出射口である、請求項1に記載の画像形成装置。
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