JP4988020B2 - 施工用ガイドシート及びそれを用いた折戸の施工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、扉を施工する際に、ランナーのレールへの嵌め込み作業を容易に行うための施工用ガイドシートとそれを用いた折戸の施工方法に関するものである。
従来より、折戸は押し入れや部屋の間仕切り等で開口部を大きく開放でき、開放時の扉が邪魔にならないために広く利用されて設けおり、開口部の上下にレールを設けると共に扉の上下に車やピボットからなるランナーを設けて、レール内をランナーが走行することで扉が開閉する構造となっており、例えば特許文献1のようなものが一般的に見られる。
特許文献1では、吊元側の扉の下部ピボットを嵌合するピボット軸受部と下部レールに固定するための固定部を有する固定具本体と、下部ピボットを下部レール側からピボット軸受部に誘導するスロープ部とガイド側壁を有する案内用治具が開示されており、吊元側の扉の下部ピボットをピボット軸受部に容易に固定でき、固定後に案内用治具を取り外して固定具本体のネジの締め付けが容易に行え目立たなくなるという効果がみられる。
特許3232244号公報
しかし、一方で、施工者は自分の背丈よりも長い扉の下部ランナーを下部レールに嵌め込む際に、図5に示すように下部ランナー32の位置がわからず誤った場所に落とし込むことによって、床Bや扉3、下部レール21等の部品を傷つけるおそれがあり、施工にひじょうに手間取るという問題点があるが、これについては特許文献1では解決されていない。
本発明は、かかる問題点に鑑みなされたものであり、折戸を施工する際に、ランナーのレールへの嵌め込み作業を容易に行うための治具を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、請求項1に係る施工用ガイドシートの発明は、扉の施工に用いる冶具であって、扉の厚みよりも寸法が大きな薄板からなり、薄板の略中央に位置決め孔を設け、位置決め孔から放射状に少なくとも1本以上の目印線を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る施工用ガイドシートの発明は、請求項1に記載の施工用ガイドシートの位置決め孔から放射状の一方向に薄板端部まで切り欠き部を設けたことを特徴とする。
請求項3に係る施工用ガイドシートを用いた折戸の施工方法の発明は、請求項1または請求項2に記載の施工用ガイドシートの位置決め孔を下部ランナーの軸部に嵌合固定し、目印線を下部レール開口部に合致させ下部ランナー下端部を下部レール開口部に嵌め込むことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、扉の施工に用いる施工用ガイドシートとして、扉の厚みよりも寸法が大きな薄板からなり、薄板の略中央に位置決め孔を設け、位置決め孔から放射状に少なくとも1本以上の目印線を設けているので、特に折戸に用いた場合、施工用ガイドシート位置決め孔を折戸の下部ランナーの軸部に嵌合固定した上で、目印線を下部レール開口部に合致させることで、そのまま折戸を降ろせば下部ランナー下端部を下部レール開口部に嵌め込むことができ、床や扉、下部レール等の部品を傷つけることもなく簡単に施工することができる。
請求項2に係る発明では、請求項1に記載の施工用ガイドシートにおいて、その位置決め孔から放射状の一方向に薄板端部まで切り欠き部を設けることによって、請求項1の効果に加えて、折戸の下部ランナー下端部を下部レール開口部への嵌め込み作業が完了した後、施工用ガイドシート引っ張り出して外すことができるので、施工がより簡単になる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の施工用ガイドシートを折戸に用いた施工方法を具体的に示したものである。
本発明の折戸の施工方法を示す参考図。 本発明の折戸施工時の下部ランナーと下部レールの拡大斜視図。 本発明の施工用ガイドシートの基本形を示す平面図。 本発明の施工用ガイドシートの変形例を示す平面図。 従来の折戸施工時の下部ランナーと下部レールの拡大斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図1から図4を用いて説明する。もちろん本発明は前記図面及び本実施形態の記載内容に限られるものではない。
図1は本発明の折戸の施工方法を示す参考図である。予め開口部Aに枠材(下枠2、上枠4、縦枠5)を施工し、下枠2には下部レール21、上枠4には上部レール41をそれぞれ固定する。次いで、ランナー32が一端側に設けられ他端側を蝶番(図示せず)で結合した2枚の扉31からなる折戸3を抱えて上部ランナー(図示せず)を上部レール41のレール溝部(図示せず)に嵌め込んだ後、下部ランナー32の下部ランナー下端部33を下部レール21の下部レール開口部22に嵌め込んで折戸3を施工する。
本発明の施工用ガイドシート1の基本形は図3に示すように扉の厚みよりも寸法(直径)が大きな円形の薄板状で、中心に位置決め孔11を設け、位置決め孔から放射状に少なくとも1本以上(図3では16本であるが特に限定されない)の直線で目印線12を設けている。なお、円形の薄板が最も好ましいが、楕円形、矩形、三角形、多角形等でも特に問題はない。薄板の材質としては、紙、樹脂シート、発泡樹脂板、木質繊維板等が用いられる。図2に示すように、施工用ガイドシート1の位置決め孔11に下部ランナー32の軸部34を挿入して前記と同様に施工を行う。
これによると、見え難い扉3の下部であっても、扉の厚みよりも直径が大きな施工用ガイドシート1が扉3よりはみ出しており、位置決め孔11の延長線上にある目印線12を下部レール開口部22に合わせると、下部ランナー下端部33が自動的に下部レール開口部22に合致するので簡単に嵌め込むことができる。
図4に施工用ガイドシート1の変形例を示す。これによると、位置決め孔11から放射状の一方向に薄板端部まで切り欠き部13を設けている。切り欠き部13は嵌め込み作業が終了した後には不要となるため簡単に外すことができる。切り欠き部13の幅は位置決め孔11の直径よりも狭くして好ましくは下部ランナー32の軸部34の直径と略同じか少し狭くすることで、軸部34から外れ難くなるので作業がし易くなる。
さらに、便利に使用できるように、切り欠き部13と位置決め孔11を挟んで逆方向に引っ張り部14を設けており、PULL等の表示をしておけばわかり易い。また、円周の周囲に矢印15を記載すれば引っ張り部14が扉3に隠れて見えない場合も矢印の方向に回せば引っ張り部14が見つかる。施工用ガイドシート1の特に目印線12を蛍光色で着色すれば暗いところでもわかり易い。
施工用ガイドシート1は使い捨てにすることもできるが、下部ランナー32の軸部34の直径はほとんどの製品で略共通しているので使い回しをすることもでき、省資源でゴミの発生も防ぎコストダウンも図れる。また、透明の樹脂シートを用いれば下部レール開口部22を目で確認することができ、より作業が容易に行える。
折戸を施工する際に、簡単な施工用ガイドシートを使用することで、ランナーのレールへの嵌め込み作業を容易に行うことができる。また、折戸以外でも一般の開き戸や引戸においても扉の下部に設けた軸材を床部に設けたレールや孔に嵌め込む際にも同様に本発明の施工用ガイドシートを利用でき、極めて有用で産業上の利用可能性が高い。
A 開口部
B 床
1 施工用ガイドシート
11 位置決め孔
12 目印線
13 切り欠き部
14 引っ張り部
15 矢印
2 下枠
21 下部レール
22 下部レール開口部
3 折戸
31 扉
32 下部ランナー
33 下部ランナー下端部
34 軸部
4 上枠
41 上部レール
5 縦枠

Claims (3)

  1. 扉の施工に用いる冶具であって、扉の厚みよりも寸法が大きな薄板からなり、薄板の略中央に位置決め孔を設け、位置決め孔から放射状に少なくとも1本以上の目印線を設けたことを特徴とする施工用ガイドシート。
  2. 位置決め孔から放射状の一方向に薄板端部まで切り欠き部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の施工用ガイドシート
  3. 請求項1または請求項2に記載の施工用ガイドシートの位置決め孔を下部ランナーの軸部に嵌合固定し、目印線を下部レール開口部に合致させ下部ランナー下端部を下部レール開口部に嵌め込むことを特徴とする折戸の施工方法。
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