本発明は、空孔付き分散制御ファイバおよび光伝送システムに関する。
高速光伝送システムでは、波長分散の累積による波形の歪が信号誤りを生じ、伝送特性を劣化させる。また近年では波長分割多重(WDM)伝送が広く用いられており、使用波長帯は1波長ではなく、広い波長に亘っている。したがって、高速WDM伝送システムでは、広い波長帯に亘って累積分散を補償する必要がある。
WDM伝送システムにおける累積分散を補償する分散補償技術は、分散補償ファイバ(DCF)、ファイバブラッググレーティング、電気段での信号再生など様々な技術に基づいて検討されている。特にDCFは光ファイバ伝送路との接続性が良く、広帯域性を有しているため広く用いられている。DCFでは、損失がファイバ長に比例して増加するため、単位長さ当りの補償量が大きいことが望まれる。また使用波長帯の複数の波長チャンネルを一括で補償するためには、分散スロープを同時に補償することが望まれる。これまで、補償量が大きくスロープ補償を行える、様々な構造のDCFが報告されている。
また、コアネットワークなど長距離伝送路では分散の影響を軽減するために、零分散波長を1550nm帯に有する分散シフトファイバ(DSF)が広く用いられている。DSFでは波長1310nm帯にて−20ps/nm・km程度の分散を有するため、当該波長帯での伝送特性が劣化する。そのためDSFに対しては波長1310nm帯で正の分散を有するDCFで分散補償を行う必要がある。しかしながら、従来のDCFでは1310nmでは材料分散が支配的となり、正の分散を実現することは難しい。ここで近年フォトニック結晶ファイバ(PCF)と呼ばれる、ファイバ内に空孔を有する光ファイバが関心を集めている。PCFでは零分散波長を短波長側へシフトさせることができるので、1310nm帯において正の分散を得ることができる。非特許文献1では、PCFを用いてDSFの1310nm帯における分散補償を実現している。
さらに、高度な光伝送システムを実現するために、光信号のバッファに対する要求が高まっている。そのため近年、光ファイバや光デバイス中における非線形効果を利用した、光遅延回路が広く検討され、最近では800psの遅延が実現されている。
なお、非特許文献2には、ホールアシストファイバにおいて、ファイバコアと当該ファイバコアの周囲に設けられた空孔と間の距離cが曲げおよび接続の損失特性にて重要なパラメータであり、ファイバコアの半径aに対する空孔距離cの位置に前記空孔を2以上とすることで、空孔が設けられた領域を実効的に同じ屈折率とみなすことができるホールアシストファイバの設計技術が記載されている。
K.Nakajima et al., "Dispersion Compesation of Dispersion-Shifted Fibre at 1310 nm using Photonic Crystal Fibre",ECOC2006 Proceeding, Tu.3.3.5,2006年9月
K.Nakajima et al., "Hole-Assisted Fiber Design for Small Bending and Splice Losses", IEEE Photonics Technology Letters, vol.15,no.12,2003年12月,p.1737-1739
しかしながら、一般的なDCFでは補償量は−100ps/nm・km〜−200ps/nm・km程度であり、さらに大きな補償量とするためには、構造が複雑になってしまう。また、非特許文献1のPCFにおける1310nm帯の分散は数十ps/nm・km程度であり、かつ分散スロープも同時に制御することは難しい。また従来の非線形効果を用いた遅延回路では、遅延時間は0.01ns〜1ns程度であり、かつその回路構成も複雑である。
そこで、本発明は、前述した問題に鑑み提案されたもので、簡易な構造にて、分散の制御性を向上させた空孔付き分散制御ファイバおよび光伝送システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明に係る空孔付き分散制御ファイバは、
半径a
1の円形状コア領域と、前記円形状コア領域と同心円状に形成され、内径が前記a
1よりも大きいa
2であり、外径が前記a
2よりも大きいa
3であるリング状コア領域と、前記円形状コア領域と前記リング状コア領域の間に形成された複数の空孔と、前記リング状コア領域の外側を覆うクラッド領域とを有する空孔付き分散制御ファイバであって、
前記円形状コア領域および前記リング状コア領域における導波モードの伝搬定数が等しくなる結合波長λ
Pを使用波長帯域の近傍に有し、
前記空孔が3つ以上であり、
前記空孔の直径をdとし、軸心から前記空孔までの距離をc/2とし、前記円形状コア領域および前記リング状コア領域が前記クラッド領域の屈折率に対してそれぞれΔ
1およびΔ
2の比屈折率差を有するとき、前記結合波長λ
Pが次式を満たし、
波長1550nmにおける波長分散の分散スロープに対する比が230nm〜530nmの範囲内であり、
零分散波長が1300nm〜1324nmの範囲内である
することを特徴とする。
上述した課題を解決する第2の発明に係る空孔付き分散制御ファイバは、
第1の発明に係る空孔付き分散制御ファイバであって、
前記結合波長λPが波長1260nmから1625nmの範囲である
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第3の発明に係る空孔付き分散制御ファイバは、
第2の発明に係る空孔付き分散制御ファイバであって、
規格化空孔位置c/2a1が1.08〜1.58であり、かつ前記比屈折率差Δ1が1.0〜1.6%であり、かつ前記比屈折率差Δ2が0.0〜0.78%であり、かつ規格化リングコア内径a2/a1が5以下であり、かつ規格化リングコア外径a3/a1が7以下である
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第4の発明に係る空孔付き分散制御ファイバは、
第1乃至第3の発明の何れか一つに係る空孔付き分散制御ファイバであって、
前記結合波長λPにおける波長分散が−200ps/nm・km以下となる
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第5の発明に係る光伝送システムは、
使用波長帯において正の分散を有する光ファイバと、第1の発明に係る空孔付き分散制御ファイバとを含む
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第6の発明に係る光伝送システムは、
第5の発明に係る光伝送システムであって、
前記使用波長帯において正の分散を有する光ファイバが、波長1300nm〜1324nmで零分散波長を有する
ことを特徴とする。
上述した課題を解決する第7の発明に係る光伝送システムは、
波長1300nm〜1324nmに零分散波長を有する光ファイバと、第1の発明に係る空孔付き分散制御ファイバとを含む
ことを特徴とする。
本発明によれば、分散の制御性が高く設計が容易となり、簡易な構造のため製造性が良いという効果を奏する。
さらには、従来のDCFと比べて大きな負または正の分散を実現でき、分散補償の効率が高いという効果を奏する。
さらには、使用波長帯を柔軟かつ容易に設計できるという効果も奏する。
さらには、簡易な回路構成で従来に比べて大きな光信号の遅延を得られるという効果も奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施例に基づき詳細に説明する。
以下に、本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにつき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバの概略断面図である。
本実施例に係る空孔付き分散制御ファイバは、図1に示すように、長手方向と垂直をなす断面にて、中心に位置し、半径がa1のコア(円形状コア領域)1と、このコア1の同心円状に形成され、内径がa1よりも大きいa2であり、外径がa2よりも大きいa3であるリングコア(リング状コア領域)2と、このリングコア2の外側を覆うクラッド(クラッド領域)3と、軸心からc/2の距離に形成され、直径dの空孔4とを有する。コア1、リングコア2、およびクラッド3の屈折率をそれぞれn1、n2、n3とする。コア1およびリングコア2のクラッド3に対する比屈折率差Δ1およびΔ2は以下の(2)式で定義される。
ここで、空孔4が屈折率の異なる2つ以上の領域にまたがって配置されると、製造が非常に困難になるため、空孔4はコア1とリングコア2の間であるa1〜a2の範囲にあることが好ましい。
ここで、図2に、本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバの半径方向における実効的な屈折率の分布を示す。上述した非特許文献2に記載されるように、a1〜a2の部分である空孔層41は、実効的に同じ屈折率の層とみなすことができる。したがって、ここでは空孔数を6としているが、空孔数が6よりも少ない、または多い構造であっても同様の効果が得られる。ただし、空孔数が2の場合は複屈折の問題が生じるため、空孔数は3以上であることが好ましい。
ここで、図3に、本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバの動作原理を説明するための概略を示す。図3(a)は、本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバの屈折率の分布図であり、図3(b)は、それがコア領域のみからなる導波路とした場合の導波モードの分布図であり、図3(c)は、それが空孔層およびリング状コア領域からなる導波路とした場合の導波モードの分布図であり、図3(d)は、波長λが結合波長λPよりも小さい場合の導波モードの分布図であり、図3(e)は、波長λが結合波長λPと同一である場合の導波モードの分布図であり、図3(f)は、波長λが結合波長λPよりも大きい場合の導波モードの分布図である。図3中の点線は各導波路における導波モード分布を表す。結合波長λPとは、図3(b)に示す導波路の導波モードの伝搬定数と、図3(c)に示す導波路の導波モードの伝搬定数が等しくなる波長をいう。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバは、コア1のみで構成される導波路(図3(b)に示す実線を参照)と、空孔層41およびリングコア2で構成される導波路(図3(c)に示す実線を参照)の結合系であると見なすことができる。上記のような2つの導波路の結合系では、図3(d)、図3(e)、図3(f)に示すように、結合波長λPにおいて伝搬定数の急激な変化が生じ、結果として大きな分散値が得られる。図3(b)に示す導波路、および図3(c)に示す導波路において導波路を形成するためには、コア1の屈折率およびリングコア2の屈折率はクラッド3の屈折率よりも大きい必要がある。また、コア1とリングコア2の距離を大きくする、またはコア1とリングコア2の間の層(空孔層41)の屈折率を小さくすることで、λPにおける分散の絶対値を大きくすることができる。従来のフッ素添加による屈折率の低減では、製造上添加量に限界があるため屈折率の低減量も限界があるが、本実施例では空孔4の大きさによって容易に空孔層41の屈折率を低減することが可能である。
図4に、本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、空孔位置と波長分散との関係を示す。ここでは、コア1の半径a1を1.5μmとし、規格化リングコア内径a2/a1を3.0とし、規格化リングコア外径a3/a1を5.0とし、規格化空孔直径d/2a1を0.4とし、コア1の比屈折率差Δ1を1.5%とし、リングコア2の比屈折率差Δ2を0.3%とした。図4中にて、実線、破線、点線、一点鎖線は規格化空孔位置c/2a1がそれぞれ1.2、1.4、1.5、1.6の場合を表す。図4に示すように、空孔付き分散制御ファイバでは−1000ps/nm・km〜−3000ps/nm・kmといった非常に大きな負の分散値を得られることが分かる。分散の絶対値が最も大きくなる波長が結合波長λPに対応する。ここで、結合波長λPと規格化空孔位置c/2a1との関係を図5に示す。図5に示すように、空孔4の位置をコア1に近づけて空孔位置を変えることで、結合波長λPは波長1310nm帯や1550nm帯などの任意の波長帯で設計することができる。したがって、本実施例に係る空孔付き分散制御ファイバによれば、任意の波長帯において絶対値の大きな負の分散を得ることが可能である。結合波長λPは、図4および図5より以下の(3)式にて近似できる。
例えば、図4および図5では、k01=477.8、k1=725.4と求められる。
図6に、本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、空孔直径と波長分散との関係を示す。ここで、コア1の半径a1、規格化リングコア内径a2/a1、規格化リングコア外径a3/a1、コア1の比屈折率差Δ1、リングコア2の比屈折率差Δ2は、図4と同様とし、規格化空孔位置c/2a1を1.5とした。図中の実線、破線、点線、一点鎖線、二点鎖線は、規格化空孔直径d/2a1がそれぞれ0.2、0.3、0.4、0.5、0.6の場合を表す。
この図に示すように、空孔4を小さくするほど広帯域に負分散および負分散スロープが実現でき、空孔4を大きくするほど任意の波長での分散の絶対値が大きくすることができる。図6にて、図4と同様に、分散の絶対値が最も大きくなる波長が結合波長λPに対応する。ここで、結合波長λPと規格化空孔直径d/2a1との関係を図7に示す。結合波長λPは、図6および図7より以下の(4)式にて近似できる。
例えば、図6および図7では、k02=1556.3、k21=849.6、k22=11.14と求められる。
ここで、図8に本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、コア1の比屈折率差Δ1と波長分散との関係を示す。ここで、規格化空孔直径d/2a1、コア1の半径a1、規格化リングコア内径a2/a1、規格化リングコア外径a3/a1、リングコア2の比屈折率差Δ2は、図4と同様とし、規格化空孔位置c/2a1を1.5とした。図中の実線、破線、点線は、コア1の比屈折率差Δ1がそれぞれ1.4%、1.5%、1.6%の場合を表す。
この図に示すように、コア1の比屈折率差Δ1を大きくすることで、結合波長λPが長波長側になっていることが分かる。図8にて、図4と同様に、分散の絶対値が最も大きくなる波長が結合波長λPに対応する。ここで、結合波長λPとコア1の比屈折率差Δ1との関係を図9に示す。結合波長λPは、図8および図9より以下の(5)式にて近似できる。
例えば、図8および図9では、k03=619.9、k3=63182と求められる。
図10に、本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、リングコア2の比屈折率差Δ2と波長分散との関係を示す。ここで、規格化空孔位置c/2a1、規格化空孔直径d/2a1、コア1の半径a1、規格化リングコア内径a2/a1、規格化リングコア外径a3/a1は、図8と同様とし、コア1の比屈折率差Δ1を1.5%とした。図中の実線、破線、点線、一点鎖線、二点鎖線は、リングコア2の比屈折率差Δ2がそれぞれ0.6%、0.4%、0.3%、0.2%、0.0%の場合を表す。
この図に示すように、リングコア2の比屈折率差Δ2を大きくすることで、結合波長λPが短波長側になっていることが分かる。図10にて、図4と同様に、分散の絶対値が最も大きくなる波長が結合波長λPに対応する。リングコア2の比屈折率差Δ2が0.2%以下となる場合には、結合波長λPはほぼ一定であり、分散の絶対値が大きくなることが分かる。ここで、結合波長λPとリングコア2の比屈折率差Δ2との関係を図11に示す。結合波長λPは、図10および図11より、λPは以下の(6)式にて近似できる。
例えば、図10および図11では、k04=1618.8、k41=938.6、k42=−6.04×106と求められる。
図12に、本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、規格化リングコア内径a2/a1と波長分散との関係を示す。ここで、規格化空孔位置c/2a1、規格化空孔直径d/2a1、コア1の半径a1、規格化リングコア外径a3/a1、コア1の比屈折率差Δ1は、図10と同様とし、リングコア2の比屈折率差Δ2を0.3%とした。図中の実線、破線、点線、一点鎖線は、規格化リングコア内径a2/a1がそれぞれ2.5、3.0、3.5、4.0の場合を表す。
この図に示すように、規格化リングコア内径a2/a1を大きくすることで、結合波長λPが長波長側になることが分かる。ここで、結合波長λPと規格化リングコア内径a2/a1との関係を図13に示す。結合波長λPは、図12および図13より、以下の(7)式にて近似できる。
例えば、図12および図13では、k05=1560.9、k51=−13.64、k52=5.455と求められる。
図14に、本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、規格化リングコア外径a3/a1と波長分散との関係を示す。ここで、規格化空孔位置c/2a1、規格化空孔直径d/2a1、コア1の半径a1、コア1の比屈折率差Δ1、リングコア2の比屈折率差Δ2は、図12と同様とし、規格化リングコア内径a2/a1を3とした。図中の実線、破線、点線は、規格化リングコア外径a3/a1がそれぞれ4.0、5.0、6.0の場合を表す。
この図に示すように、規格化リングコア外径a3/a1を大きくすることで、結合波長λPが短波長側になることが分かる。図14にて、図4と同様に、分散の絶対値が最も大きくなる波長が結合波長λPに対応する。ここで、結合波長λPと規格化リングコア外径a3/a1との関係を図15に示す。結合波長λPは、図14および図15より、以下の(8)式にて近似できる。
例えば、図14および図15では、k06=1010.5、k61=178.8、k62=−13.41と求められる。
ここで、結合波長λPは、(3)式〜(8)式で示したλPの個々のパラメータに対応する依存性の線形結合で表させると仮定すると、以下の(9)式にて表すことができる。
ここで一例として、図4〜図15から係数kij(i=1,2,…6、j=1,2)を求めると前述の値と同様となる。また、k0は−993.5と求められる。このように、結合波長λPの構造依存性を表す係数kを求め、(9)式を用いることで、λPを任意の波長に設計でき、結果として任意の波長帯で絶対値の大きな負の分散が得られる。
使用波長帯を一般的に光通信で用いられる通信波長帯(O〜Lバンド:1260nm〜1625nm)とすると、λPを1260nm〜1625nmの範囲内とするために、(3)式〜(8)式を用いると構造パラメータの設計範囲は以下のようになる。
さらに、図1および図2で示した構造上の特性から、以下の(11)式となる。
(10)式および(11)式から規格化空孔直径d/2a1は、以下の(12)式として設計する必要がある。
したがって、(10)式〜(12)式を満たすことにより結合波長λPを1260nm〜1625nmに設計することが可能となる。ここで、製造上の観点からコア1の半径a1は、0.5μm以上であることが好ましい。また、コア1が大きくなるとコアの導波モードが支配的となり、結合波長λPの制御性が低下するため、a1は2.0μm以下であることが好ましい。
以下に、本発明の第2の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバを用いた光伝送システムにつき、図面を参照して説明する。このシステムでは、上述した本発明の第1の実施例に係る空孔付き制御ファイバが用いられる。本実施例は、通常の単一モードファイバ(SMF)および分散シフトファイバ(DSF)の分散補償を行う一手法の光伝送システムである。
図16は、本発明の第2の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバを用いた光伝送システムの構成図である。
一般的に、SMFの波長分散は、波長1300nm〜1324nmにおいて零となり、波長に対して単調に増加し、波長1550nm帯において約17ps/nm・kmの正の値をとる。したがって、1550nmにおけるSMFの分散は、当該波長帯で負の分散を有する光ファイバを接続することで補償することができる。さらに当該波長を中心に広帯域に亘って補償するためには、SMFの分散スロープも同時に補償する必要がある。分散および分散スロープの補償性能を示すパラメータとして、以下の(13)式で表される分散補償率ηが知られている。
ここでλは波長であり、DTおよびSTは被補償ファイバ(例えばSMF)の分散値および分散スロープを表し、DcおよびScは補償用ファイバ(例えば、本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバ)の分散値および分散スロープを表す。ηが1のとき補償性能が最も良くなる。ここで、SMFの波長1550nmにおける分散対分散スロープ比DT/STの値は一般的に約330nmとなる。
ここで、本実施例に係る空孔付き分散制御ファイバは、実施例1で示したように結合波長λPを所望の波長に設計することで、当該波長において大きな負の分散が得られる。したがって、結合波長λPを1550nm帯にすることで、当該波長帯における正の分散を補償することが可能である。さらに結合波長λPにおける分散が−200ps/nm・km以下になるように設計すると従来の分散補償ファイバ(DCF)に比べて効率良く分散補償が行えるため、より好ましい。また、波長1550nmにおける分散対分散スロープ比D/Sを230nm〜530nmとすることでSMFに対する分散補償率が1±0.3以内となり、広帯域な分散補償が行えるため、より好ましい。
さらに、本実施例に係る空孔付き分散補償ファイバは、実施例1にて示した通り、結合波長λPを零分散波長よりも長波長側に設定することで、零分散波長で負の分散スロープが得られる。SMFは前述の通り分散は波長に対して単調増加であるため、零分散波長における分散スロープは正となる。したがって、本実施例に係る空孔付き分散制御ファイバの零分散波長をSMFと同等の波長に設計し、当該SMFと接続することで、SMFの零分散波長近傍における分散補償を実現できる。ここでSMFの零分散波長は、1300nm〜1324nmであるため、SMFの零分散波長近傍の分散補償を行う場合には、本実施例に係る空孔付き分散制御ファイバの零分散波長を1300nm〜1324nmの範囲とする必要がある。
一方、DSFでは零分散波長が1550nm帯となり、零分散波長よりも長波長側での正の分散となる。DSFの零分散波長より長波長側における正の分散は、前記SMFの場合と同様に当該波長帯で負の分散を有する光ファイバによって補償することができる。本実施例に係る空孔付き分散制御ファイバを用いて結合波長λPを前記零分散波長よりも長波長側に設計することで、当該波長帯において大きな負の分散が得られ、前述のSMFの場合と同様にして効率的な分散補償が行える。
光伝送システムは、図16に示すように、光信号を出射する送信器51と、この送信器51に一端が接続された単一モードファイバ52と、この単一モード光ファイバ52の他端側に接続された空孔付き分散制御ファイバ53とを有する。この空孔付き分散制御ファイバ53の他端側には、これらファイバ内を透過した光信号を受光する受光器54が接続される。単一モードファイバ52は、例えばSMFまたはDSFを表す。光信号は、送信器51から単一モードファイバ52に入射され、単一モードファイバ52を透過した光信号は空孔付き分散制御ファイバ53において分散が補償されて受信器54で受光される。ここでは、空孔付き分散制御ファイバ53を単一モードファイバ52の後段に配置した光伝送システムを用いて説明したが、この空孔付き分散制御ファイバを単一モードファイバの前段、または前段および後段の両方に配置した光伝送システムとしても構わない。また送信器51および受信器54は、光信号を単一モードファイバ52に導入する部分、および単一モードファイバ52を透過した光信号を受光する部分の一例であり、中継器、他の光ファイバや他の光ネットワークとの接続部とした光伝送システムとしても構わない。
図17に、本実施例に係る光伝送システムにおける波長分散特性を示す。図17(a)は、空孔付き分散制御ファイバにおいて、コア1の半径a1を1.5μmとし、規格化リングコア内径a2/a1を3.0とし、規格化リングコア内径a2/a1を5.0とし、規格化空孔位置c/2a1を1.5とし、規格化空孔直径d/2a1を0.4とし、コア1の比屈折率差Δ1を1.5%とし、リングコア2の比屈折率差Δ2を0.345%としたときの波長分散特性を表す図であり、図17(b)は分散補償を行う前のSMFの波長分散特性、および補償を行った後(SMF+空孔付き分散制御ファイバ)の波長分散特性を表す図である。図17(a)に示すように、結合波長λPは1551nmであった。本実施例に係る空孔付き分散制御ファイバは約−1500ps/nm・kmの分散値を実現しており、SMFの距離に対して約1/100の長さの距離でSMFの補償を行うことができる。また、図17(b)に示すように、波長1550nm±6nmの範囲において、波長分散の絶対値を1ps/nm・km以下に低減していることが分かる。
図18に、本実施例に係る光伝送システムにおける、SMFの零分散波長付近を分散補償したときの波長分散特性を示す。ここで、空孔付き分散制御ファイバにおいて、コア1の半径a1を1.5μmとし、規格化リングコア内径a2/a1を3.0とし、規格化リングコア外径a3/a1を5.0とし、規格化空孔位置c/2a1を1.5とし、規格化空孔直径d/2a1を0.4とし、コア1の比屈折率差Δ1を1.5%、リングコア2の比屈折率差Δ2=0.6%とした。このとき結合波長λPは1407nmであった。実線、破線、点線はそれぞれ、SMFの分散補償前の波長分散、空孔付き分散制御ファイバの波長分散、補償後(SMF+空孔付き分散制御ファイバ)の波長分散を表す。この図より、空孔付き分散制御ファイバを用いることで、SMFの零分散波長±10nmにおいて分散スロープの絶対値をSMFの半分以下である0.04ps/nm2/km以下に補償することができる。したがって、本実施例に係る空孔付き分散制御ファイバによれば、零分散波長を1310nm帯に設計でき、かつ1310nm帯において負の分散スロープを実現できるので、SMFの零分散波長付近における分散補償を実現できる。
なお、本実施例では、零分散波長をSMFまたはDSFにおける1310nm帯または1550nm帯の分散補償の一手法について説明したが、本実施例に係る光伝送システムの単一モードファイバはSMFおよびDSFに限られず、空孔付き分散制御ファイバを適切に設計することで、任意の波長帯において任意の光ファイバの正の分散または零分散波長近傍の分散スロープの補償に有効である。
参考例1
以下に、本発明の第1の参考例に係る光伝送システムにつき、図面を参照して説明する。本参考例は、空孔付き分散制御ファイバのLP02モードの波長分散を用い、一般的なDSFの1310nm帯における分散補償を行う一手法の光伝送システムである。
DSFの分散は波長に対して単調に増加し、一般的に1550nm帯で零分散波長となる。そのため、1310nm帯で−20ps/nm・km程度の負の分散を有する。したがって、DSFの1310nm帯での分散を補償するためには、当該波長帯において正の分散を有する光ファイバが必要となる。さらに、DSFの1310nm帯で広帯域に分散補償を行うためには分散および分散スロープを同時に補償する必要がある。上記(13)式にて示したとおり、当該波長帯における分散対分散スロープ比を補償用ファイバと被補償ファイバとで合わせることで、分散および分散スロープの補償が実現される。ここでDSFの1310nmにおける分散特性は負の分散および正の分散スロープであり、分散対分散スロープ比は約−220ps/nm・kmである。
図19に、本発明の第1の参考例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、LP01モードとLP02モードの波長分散特性を示す。ここで、本参考例に係る空孔付き分散制御ファイバにおいて、コア1の半径a1を1.5μmとし、規格化リングコア内径a2/a1を3.0とし、規格化リングコア外径a3/a1を5.0とし、規格化空孔位置c/2a1を1.5とし、規格化空孔直径d/2a1を0.4とし、コア1の比屈折率差Δ1を1.5%とし、リングコア2の比屈折率差Δ2を0.7%とした。この図に示すように、LP02モードに対して、波長1310nm帯で数百ps/nm・kmを超える大きな分散が得られることが分かる。LP02モードの分散特性は、LP01モードと対称となる。本参考例に係る空孔付き分散制御ファイバでは、結合波長λPを波長1310nm帯に設計することができるので、LP02モードを用いることで当該波長帯において大きな正の分散を実現できる。
さらに、LP02モードの分散は結合波長λPより長波長側では波長に対して単調に減少する。したがって、結合波長λPを使用波長帯(例えば、1310nm)よりも短波長側に設計することで、使用波長帯において正の分散および負の分散スロープが得られ、DSFの分散または分散スロープの補償が可能である。より好ましくは、空孔付き分散制御ファイバの分散対分散スロープ比を−150nm〜−280nmの範囲内とすることで、DSFに対する1310nmにおける分散補償率ηを1±0.3とできる。
図20に、本発明の第1の参考例に係る空孔付き分散制御ファイバを用いて、波長1310nm帯で負の分散を有する光ファイバの分散補償を行うときの光伝送システムの構成を示す。この図に示すように、光伝送システムは、光信号を出射する送信器61と、この送信器61に一端が接続された1310nm帯で負の分散を有する負分散ファイバ62と、この負分散ファイバ62の他端側に接続され、負分散ファイバ62を透過した光信号をLP02モードに変換するモード変換器63とを有する。このモード変換器63には、空孔付き分散制御ファイバ64の一端が接続される。この分散制御ファイバ64の他端側には、このファイバを透過した光信号を受光する受光器65が接続される。光信号は、送信器61から負分散ファイバ62に入射され、空孔付き分散制御ファイバ64において分散を補償され受光器65で受光される。より好ましくは、負分散ファイバ62を透過した光信号をモード変換器63にてLP02モードに変換することで、後段の空孔付き分散制御ファイバ64との接続特性が改善される。ここでは、モード変換器63および空孔付き分散制御ファイバ64を負分散ファイバ62の後段に配置した光伝送システムを用いて説明したが、モード変換器および空孔付き分散制御ファイバを負分散ファイバの前段、または前段および後段の両方に配置した光伝送システムとしても構わない。また、送信器61および受信器65は、光信号を負分散ファイバ62に導入する部分、および空孔付き分散制御ファイバを透過した光信号を受光する部分の一例であり、中継器、他の光ファイバや他の光ネットワークとの接続部とした光伝送システムとしても構わない。
図21に、本発明の第1の参考例に係る空孔付き分散制御ファイバを用いて、DSFの波長1310nm帯における波長分散を補償したときの波長分散特性を示す。図21(a)は、本参考例に係る空孔付き分散制御ファイバにおいて、コア1の半径a1を1.5μmとし、規格化リングコア内径a2/a1を3.0とし、規格化リングコア外径a3/a1を5.0とし、規格化空孔位置c/2a1を1.5とし、規格化空孔直径d/2a1を0.4とし、コア1の比屈折率差Δ1を1.5%とし、リングコア2の比屈折率差Δ2を0.725%としたときのLP02モードの波長分散特性を表す図であり、図21(b)は、分散補償を行う前のDSFの波長分散特性、および補償を行った後(DSF+空孔付き分散制御ファイバ)の波長分散特性を表す図である。図21(a)に示すように、結合波長λPは1309nmであった。本参考例に係る空孔付き分散制御ファイバは、約1400ps/nm・kmの分散値を実現しており、DSFのファイバ長に対して約1/70の長さでDSFの分散補償を行うことができる。また、図21(b)に示すように、波長1310nm±4nmにおいて分散の絶対値を1ps/nm・km以下に補償している。
なお、本参考例では、DSFを1310nmにおいて分散補償を行う一手法について説明したが、本参考例に係る手法および光伝送システムは上述の範囲に限られない。空孔付き分散制御ファイバを適切に設計することで、任意の波長において任意の光ファイバの負の分散を補償することが可能となる。
参考例2
以下に、本発明の第2の参考例に係る光遅延回路につき、図面を参照して説明する。この回路では、任意の波長帯において1nm/km以上の群遅延を実現する一手法である。
本参考例に係る空孔付き分散制御ファイバでは、結合波長λP付近では波長分散が急激に変化するため、光波の群速度も変化する。図22に、本発明の参考例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、群速度の波長特性を示す。ここで、本参考例に係る空孔付き分散制御ファイバにおいて、コア1の半径a1を1.5μmとし、規格化リングコア内径a2/a1を3.0とし、規格化リングコア外径a3/a1を5.0とし、規格化空孔位置c/2a1を1.5とし、規格化空孔直径d/2a1を0.6とし、コア1の比屈折率差Δ1を1.5%とし、リングコア2の比屈折率差Δ2を0.3%とした。このとき結合波長λPは1555nmである。図22において、実線、破線はそれぞれ空孔付き分散制御ファイバおよびSMFを表す。図22に示すように、空孔付き分散制御ファイバの群速度は、波長1560nm以下ではSMFの群速度より遅くなっていることが分かる。したがって、本参考例に係る空孔付き分散制御ファイバを用いることで、従来の光ファイバ遅延器に比べて効率的に光の遅延を起こすことが可能である。波長1550nmにおいてSMFよりも1ns/km以上の群遅延を得るためには、本参考例に係る空孔付き分散制御ファイバの結合波長λPにおける群速度が0.2043×106km/s以下であることが好ましい。
図23に、本参考例に係る空孔付き分散制御ファイバを用いた光遅延回路の構成を示す。この図に示すように、光遅延回路は、光信号71が入力される波長変換素子72と、波長変換素子72に一端が接続された空孔付き分散制御ファイバ73と、この空孔付き分散制御ファイバの他端側が接続され、光信号を出力する波長変換素子74とを有する。この光遅延回路では、波長変換素子(以下、素子と称す)72,74の動作のON/OFFを制御する制御器76が設けられる。入力された光信号71および出力する光信号74の波長をλ1とし、制御器76によって素子72,75がON状態のとき、素子72では波長λ1が波長λ2に変換し、素子75では波長λ2が波長λ1に変換するものとする。すなわち、素子72,75がON状態のとき空孔付き分散制御ファイバ73にはλ2の光信号が伝搬し、素子72,75がOFF状態のときλ1の光信号が伝搬する。ここで空孔付き分散制御ファイバ73におけるファイバ長をLとし、群速度をvg(λ)とすると、入力端から出力端への到達時間τは、以下の(14)式にて表される。
ここで、素子72,75を通過する時間は、ファイバ73中を伝搬する時間と比べて十分に小さく、無視できるものとする。上記(14)式より、以下の(15)式を得ることができる。素子72,75をON状態とすることで、光の遅延を生じさせることができる。
ここで、空孔付き分散制御ファイバ73は、結合波長λP付近で急激な群速度の変化を有するため、上記(15)式より大きな光遅延を生じすることができるため、好ましい。
ここで、例として図22で示した空孔付き分散制御ファイバを用いる場合を以下に示す。ファイバ長Lを1kmとし、波長λ1を1570nmとし、波長λ2を1540nmとすると、図22より、約100nsの光遅延を生じることができる。また、制御器76からの信号によって波長変換後の波長λ2を変化させることで、遅延量を任意に設計することができる。
本発明は、波長1310nmにおける正の分散や波長1550nmにおける負の分散を相殺する分散補償ファイバとして利用することができる。また光遅延器として利用することができる。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバの概略断面図である。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバの半径方向における実効的な屈折率の分布図である。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバの動作原理を説明するための概略図である。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、空孔位置と波長分散との関係を示す図である。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、結合波長λPと規格化空孔位置c/2a1との関係を示す図である。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、空孔直径と波長分散との関係を示す図である。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、結合波長λPと規格化空孔直径d/2a1との関係を示す図である。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、コアの比屈折率差Δ1と波長分散との関係を示す図である。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、結合波長λPとコアの比屈折率差Δ1との関係を示す図である。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、リングコアの比屈折率差Δ2と波長分散との関係を示す図である。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、結合波長λPとリングコアの比屈折率差Δ2との関係を示す図である。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、規格化リングコア内径a2/a1と波長分散との関係示す図である。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、結合波長λPと規格化リングコア内径a2/a1との関係を示す図である。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、規格化リングコア外径a3/a1と波長分散との関係を示す図である。
本発明の第1の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、結合波長λPと規格化リングコア外径a3/a1との関係を示す図である。
本発明の第2の実施例に係る空孔付き分散制御ファイバを用いた光伝送システムの構成図である。
本発明の第2の実施例に係る光伝送システムにおける波長分散特性を示す図である。
本発明の第2の実施例に係る光伝送システムにおける、単一モードファイバの零分散波長付近を分散補償したときの波長分散特性を示す図である。
本発明の第1の参考例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、LP01モードとLP02モードの波長分散特性を示す図である。
本発明の第1の参考例に係る空孔付き分散制御ファイバを用いて、波長1310nm帯で負の分散を有する光ファイバの分散補償を行うときの光伝送システムの構成を示す図である。
本発明の第1の参考例に係る空孔付き分散制御ファイバを用いて、DSFの波長1310nm帯における波長分散を補償したときの波長分散特性を示す図である。
本発明の第2の参考例に係る空孔付き分散制御ファイバにおける、群速度の波長特性を示す図である。
本発明の第2の参考例に係る空孔付き分散制御ファイバを用いた光遅延回路の構成を示す図である。
1 コア
2 リングコア
3 クラッド
4 空孔
41 空孔層
51,61 送信器
52 単一モードファイバ
53,64,73 空孔付き分散制御ファイバ
54,65 受信器
62 1310nm負分散ファイバ
63 モード変換器
71 入力光信号
72,75 波長変換素子
74 出力光信号
76 制御器
a1 コアの半径
a2 リングコアの内径
a3 リングコアの外径
c 空孔位置
d 空孔の直径
n1 コアの屈折率
n2 リングコアの屈折率
n3 クラッドの屈折率