本発明の一実施形態について図1〜図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。
〔1.情報記録媒体の構成の概要、記録情報及びその内容〕
まず、図1に基づき、本発明の一実施形態である光情報記録媒体(情報報記録媒体)200の構成について説明する。図1は、本実施形態の光情報記録媒体200の構成の概要、記録情報及びその内容を概念的に示す模式図である。
本実施形態の光情報記録媒体200は、図1の上部に示すように、光ヘッド12からの再生光の入射側から、透光層10、第1情報記録層(情報を読み出すことのみ可能な層,情報記録層)20、中間層30、第2情報記録層(情報を追記録することのみが又は情報を書き換えることが可能な層,情報記録層)40及び基板50が設けられた構成である。なお、紙面に対して上側から見れば、基板50上に、第2情報記録層40、中間層30、第1情報記録層20及び透光層10が、この順で積層されていると言っても良い。
第1情報記録層20及び第2情報記録層40の情報は、再生光によって読み出すことが可能となっている。
なお、光情報記録媒体200では、情報記録層は、第1情報記録層20及び第2情報記録層40の2層のみとなっているが、情報記録層は、3層以上であっても良い。
第1情報記録層20は、いわゆる再生専用の情報記録層であり、情報を読み出すことのみ可能な層(ROM層:Read Only Memory Layer)である。
また、第2情報記録層40は、いわゆる追記録型又書き換え型の情報記録層であり、情報を追記録することのみが可能な層(R層:Recordable Layer)又は情報を書き換えることが可能な層(RE層:RE-writable Layer)のいずれであっても良い。
なお、透光層10、第1情報記録層20、中間層30、第2情報記録層40及び基板50の具体的な構成材料等の例については、後述する。
また、第1情報記録層20(ROM層)は、光情報記録媒体200の外周側から、第1情報記録領域20A、第4情報記録領域20B及び第5情報記録領域20Cの少なくとも3つの記憶領域を含んでいる。
一方、第2情報記録層40(R層/RE層)は、光情報記録媒体200の外周側から、第2情報記録領域40A及び第3情報記録領域40Bの少なくとも2つの記憶領域を含んでいる。
ところで、ROM層は、例えば、異なる材料の界面上に凹凸形状でのプリピット列が形成されて情報が記録される場合がある。そこで、以下では、ROM層の場合、「情報記録面」に情報が記録されると言う場合がある。
一方、RE層若しくはR層の場合は、例えば、情報記録層の媒体表面方向における情報記録領域の物理的性質を変化させることにより情報が記録される。そこで、以下では、RE層若しくはR層の場合、「情報記録領域」に情報が記録されると言う場合がある。
すなわち、「情報記録層」は、以上のように、情報が記録される情報記録領域若しくは情報記録面を含んでおり、特定の記録特性を備える反射膜や記録膜等からなる単膜、多層膜、又は2層間の界面における媒体面方向(再生光の入射面の面内方向)の所定範囲を指す。
なお、上記のように、「情報記録層」を、「情報記録面」に情報が記録される場合と、「情報記録領域」に情報が記録される場合とに区別して説明すると煩雑となるので、以下では、原則として、「情報記録層の情報記録領域に情報が記録される」などと言うことにする。
また、光情報記録媒体200に記録される情報は、光情報記録媒体200の出荷時に予め情報が記録される場合、出荷後にユーザによって情報が記録される場合及び出荷後に以下で説明するバックアップ/リストアシステム(連携システム)1又は光ディスク装置(情報記録再生装置)2の動作において情報が記録される場合などを含む概念である。
すなわち、光情報記録媒体200は、ROM層、RE層及びR層といった記録特性の異なる情報記録層が多層化されたいわゆるハイブリッド光情報記録媒体である。
また、「追記録することのみが可能」とは、情報の読み出しは可能であり、記録において、追記録のみ可能であることを指す。
次に、図1の下部に基づき、光情報記録媒体200の第1情報記録層20及び第2情報記録層40の各情報記録層に設けられた各情報記録領域に記録される情報(データ)について説明する。
図1に示すように、第1情報記録領域20Aは、第1情報記録層20に割り当てられた情報記録領域であり、OS(オペレーティング・システム:第1情報,ソフトウェア)
やアプリケーションソフトなどの各種ソフトウェア(第1情報)やmpegデータ(エムペグファイル:第1情報,コンテンツ,動画データ)などの各種コンテンツ(第1情報)、いわゆる固定データが記録される領域である。なお、第1情報記録領域20Aは、各種ソフトウェア又は各種ソフトウェアが複数記録されていても良いが、煩雑さをさけるため、図1では、OSのみが記録されている例を示している。
ここで、「ソフトウェア(第1情報)」とは、コンピュータを機能させるように命令を組合せて表現したプログラムのことである。例えば、OSなどの応用ソフトや、表計算ソフトなどのアプリケーションソフトなどを含む広い概念である。
「コンテンツ(第1情報)」とは、コンピュータの処理対象となる情報のことである。データベースに蓄積されたデータや、画像、動画、音楽、音声データ、及びメール等のテキストデータ、WEBページに掲載されているデータ、写真やカメラ立ち上げ時のファインダ画面、並びに、ワンセグ、3セグ、及び地デジなどの放送コンテンツなど、ソフトウェアの処理対象となるさまざまな情報を含む概念である。
また、「コンテンツ」のデータ形式及びデータ圧縮方式の規約としては、音楽に関するAAC(Advanced Audio Coding)、WAV(Windows(登録商標)の音声データの標準的なファイル形式。WAVEファイルやWAVEサウンドファイルとも呼ばれる。)、及びMP3(MPEG-1 Audio Layer 3)などが例示できる。
また、その他、「コンテンツ」のうち動画コンテンツ(コンテンツ)のデータ形式及びデータ圧縮方式の規約としては、映像に関するFlash(マクロメディアが販売しているWeb用のアニメーション作成ソフト)、MP4(MPEG-1 Audio Layer 4)、及びMPEG2(ITU−T「国際電気通信連合電気通信標準化部門」とISO「国際標準規格」によって標準技術として勧告された、動画や音声を圧縮・伸張する規格。現在MPEG方式には、ビデオCDなどのメディアに使用されるMPEG1、DVDや放送メディアに使用されるMPEG2、ネットワーク配信、携帯端末向けのMPEG4などがある。)などが例示できる。
また、「コンテンツ」の通信方式に関する規約(通信プロトコル)としては、Bluetooth、Felica、PLC、WirelessLAN(無線LAN:WLAN)、IrDA(赤外線無線)、IrSS(赤外線無線)、及びWCDMA(通信網)などが例示できる。
なお、以下では、煩雑となるので、適宜ソフトウェアの一例としてOSを例に用いて説明し、コンテンツの一例としてMPEG2(エムペグデータ)を例に用いて説明し、正確ではないが、単に「mpegデータ」、「mpeg」などと記載する。
次に、第2情報記録領域40Aは、第2情報記録層40に割り当てられた情報記録領域であり、OSのセキュリティー向上やバージョンアップが目的のOS更新用情報(第2情報,更新情報)やユーザ設定情報などの各種ソフトウェアの利用に供される情報(第2情報)が記録される。
また、mpegデータなどの各種コンテンツの有効利用に供するため各種コンテンツに付加される各種付加情報(第2情報)及び各種コンテンツに付属する各種付属情報(第2情報)などや、各種コンテンツのセキュリティー向上の利用や各種コンテンツの画像の不具合等を補正・訂正・修正・較正等するための利用に供される動画修正用情報(第2情報)などが記録されても良い。
さらに、アプリケーションソフト(第1情報)に標準的に備わっている機能に、新たに機能を追加することは、プラグイン(アドイン)と呼ばれるが、このようなプラグイン機能をアドインソフトなどで実現するような情報(第2情報)が記録されても良い。また、第1情報記録領域20Aに記録されている情報がデータベース(第1情報)であるような場合、第2情報記録領域40Aには、該データベースの利用に供される追加データ(第2情報)などが記録されても良い。
以上より、光情報記録媒体200によれば、第1情報記録領域20Aにソフトウェア又はコンテンツである第1情報が予め記録されている1つの光情報記録媒体200に対して、同媒体の第2情報記録領域40Aに第1情報の利用に供される第2情報が記録されるようになっている。
なお、第1情報は、1種類であっても良いし、複数種類存在しても良い。また、第2情報は、1種類の第1情報に対して複数存在していても良い。例えば、1種類の第1情報に対して作成日時又は更新日時の異なる複数の第2情報が存在する場合などが例示できる。
それゆえ、第2情報を記録するために別途バックアップ用記録媒体を用意する必要がなく、第1情報と第2情報との物理的・時間的分離を極力回避することができ、必要な時間と労力を低減させて、低コストでのバックアップが可能になる。
また、第2情報は、同媒体の第2情報記録領域40Aに記録されることがわかっているので、第2情報が時間的・物理的に無秩序に記録されるような場合と異なり、第2情報がどこに記録されているかを探索した上で第2情報を再インストールしたりするといった無駄な作業を行わなくても良い。
また、第2情報として随時最新のものを記録しておくようにすれば、リストア時の面倒な作業が不要となり、第1情報の利用に供される第2情報を含めた確実なリストアが可能になる。
以上より、ソフトウェア、コンテンツ及びこれらの利用に供される第2情報のバックアップやリストアなどを必要な時間と労力を低減させて、1つの光情報記録媒体200で簡単に行うことができる。
また、第3情報記録領域40Bは、第2情報記録層40のいわゆるリードインエリアに割り当てられた情報記録領域であり、以下で説明するように、第2情報記録層40に記録されるOS更新用情報などの情報(第2情報)をファイル単位で管理するためのファイル管理情報が予め記憶されている。
これにより、前記第2情報記録領域40Aに記録される情報をファイル管理情報に基づいてファイル単位で管理することができる。
これにより、文字や数値、画像や音声、プログラムなどPCで扱えるすべてのデータを該ファイルに入れて管理することができる。
また、第4情報記録領域20Bは、第1情報記録層20のリードイン領域に割り当てられた記憶領域であり、ファイル管理情報に含まれるファイルの属性を示すファイル属性情報に応じて、OS更新用情報などの第2情報を自媒体の第2情報記録領域40Aに記録してバックアップを行うためのバックアップ処理用プログラムが予め記憶されている。
これにより、例えば、以下で説明する光ディスク装置2などに光情報記録媒体200を装填したときなどに自動的にバックアップを実行させることが可能となる。
なお、「プログラム」は、コンピュータを機能させるように命令を組合せて表現したものであり、実行形式プログラム、中間コードプログラム及びソースプログラムなどいずれの段階のプログラムも含まれる。
「バックアップ」とは、システムの異常などによるデータの破損に備え別の記憶装置や記憶媒体に全く同じデータを保存しておくことである。
また、第5情報記録領域20Cは、第1情報記録層20のリードイン領域に割り当てられた記憶領域であり、OSなどの第1情報を光ディスク装置記憶部(他の記録媒体,記録部)4のソフトウェアデータ記憶部(他の記録媒体,記録部)401や、ハードディスク(他の記録媒体,通信装置記録部)32に記録させたり、OS更新用情報などの第2情報を光ディスク装置記憶部4や、ハードディスク32に記録させたりしてリストアを行うためのリストア処理用プログラムが予め記憶されている。
前記構成によれば、例えば、以下で説明する情報記録再生装置などに本発明の情報記録媒体を装填したときなどに自動的にリストアを実行させることが可能となる。
「リストア」とは、バックアップされたファイルやデータを使って元の状態に戻すことである。
次に、図2(a)〜(d)に基づき、「ファイル管理情報」の詳細について説明する。
なお、ファイル管理情報は、ファイルの属性を示すファイル属性情報を含んでおり、OS更新用情報などの情報(第2情報)は、該ファイル属性情報に基づいて記録される。
ここで、「ファイル属性情報」とは、ファイルの名前やサイズ、作成日時、更新日時などファイルに付記された情報のことである。
図2(a)は、光情報記録媒体200におけるファイル管理情報の属性情報を示す図であり、図2(b)は、単一ファイルに付属する属性情報の一例を示す図であり、図2(c)は、同属性情報の他の例を示す図であり、図2(d)は、同属性情報の他の例を示す図である。
図2(a)に示すように、ファイル管理情報には、記号FILE_NAME(ファイル属性情報)、FILE_ADR(ファイル属性情報)、FILE_TYPE(ファイル属性情報)、FILE_SIZE(ファイル属性情報)及びFILE_UPD(ファイル属性情報)などで表される各種属性情報が含まれている。
FILE_NAMEは、ファイル名であり、例えば、「OS更新用情報」などと命名される。
FILE_ADRは、ファイルの物理的アドレス情報であり、例えば、「XX1・・・」のような番地が付与される。
FILE_TYPEは、ファイルの種類を示す情報であり、例えば、「OS」や「mpeg」などが例示できる。
FILE_ADRは、ファイルの大きさを示す情報であり、例えば、「YY1Y(メガバイト)」などが例示できる。
FILE_UPDは、ファイルの作成日時又は更新日時(日付)を示す情報であり、例えば、「2008/12/11 18:00」などが例示できる。
このようなファイル属性情報によれば、例えば、FILE_NAMEなどにより、複数のファイル(すなわち、第2情報)を物理的に区別して管理したり、FILE_UPDなどにより、複数のファイルを時間的に区別したりして管理することができる。
より具体的には、図2(b)に示す「ファイル1」は、FILE_NAMEからOSの利用に供される情報であると区別され、FILE_UPDから更新日時が、「2008/12/11 18:00」となっている。
一方、図2(d)に示す「ファイル2」は、FILE_NAMEからOSの利用に供される情報であると区別され、FILE_UPDから更新日時が、「2008/12/12 11:05」となっている。これらにより「ファイル1」と「ファイル2」とは、同一のOSの利用に供される情報であると区別(特定)され、「ファイル2」の更新日時が「ファイル1」の更新日時よりも新しいので、「ファイル2」がOSの最新のOS用更新情報であると区別(特定)される。
このようにして、特定の第1情報の利用に供される第2情報が複数存在している場合でも、最新の第2情報を特定することができる。
よって、以上により、本発明を光情報記録媒体200のようなハイブリッド光情報記録媒体に適用することができるため、自媒体の記憶容量を単層の情報記録媒体に比べて高くすることができる。
〔2.情報記録媒体のより具体的な構造について〕
次に、図3及び図4に基づき、本発明の情報記録媒体の一実施形態である光情報記録媒体(情報記録媒体)200及び光情報記録媒体(情報記録媒体)201のより具体的な構造について説明する。
なお、〔2.情報記録媒体のより具体的な構造について〕において説明すること以外の構成は、〔1.情報記録媒体の構成の概要、記録情報及びその内容〕と同じである。また、説明の便宜上、〔1.情報記録媒体の構成の概要、記録情報及びその内容〕の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
近年、多層光情報記録媒体においては、情報の書き換え可能な情報記録層以外に、様々なコンテンツが記録されている情報記録層で、かつ再生のみ可能な再生専用の情報記録層又は追記録可能な情報記録層を追加して記録容量を向上させた光情報記録媒体(以降、ハイブリッド光情報記録媒体)が求められている。なお、以降、上記書き換え可能な情報記録層をRE層と呼び、上記再生専用の情報記録層をROM層と呼び、上記追記録可能な情報記録層は、R層と称する。
以下で説明する光情報記録媒体200及び光情報記録媒体201は、いずれも、いわゆるハイブリッド光情報記録媒体であり、基板上に、複数の記録層と、複数の記録層の各々を分離する中間層と、基板から最も遠い位置に設けられた透光層とを有し、複数の記録層は、再生光によって情報を読み出すことが可能となっており、当該複数の記録層のうち、少なくとも1層の記録層が情報の読みだすことのみ可能な層(再生専用の記録層:以下、「ROM層」という)であり、その他の記録層のうち少なくとも1層が、情報を記録可能な層であるという構造を基本としている。
より、具体的には、図3に示すように、本実施形態の光情報記録媒体200は、再生光入射面側から順に、透光層10、第1情報記録層(情報を読み出すことのみ可能な層、情報記録層)20、中間層30、第2情報記録層(情報を追記録することが又は情報を書き換えることが可能な層、情報記録層)40及び基板50が積層された構造となっている。
なお、図3は、光情報記録媒体200の概略構成の一例を示す断面図である。
透光層10は、例えば、厚さ75μmの紫外線硬化樹脂からなる。透光層10の材料は、再生光の波長において透過率が高いものであれば良い。すなわち、透光層10は、例えばポリカーボネートフィルムと透明粘着剤とで形成されていても良い。また、透光層10の表面には、表面保護のためのハードコートが設けられていても良い。さらに、透光層10の厚さは、光情報記録媒体200の情報記録再生装置が有する光学系に応じて変更されても良い。具体的には、透光層10は、例えば0.6mmのポリカーボネ−ト基板であっても良い。
第1情報記録層20は、ROM層であり、例えば、成膜時の窒素流量により屈折率調整された厚さ15nmの窒化アルミからなる。第1情報記録層20の厚さ及び材料は、これに限られるものではなく、例えば再生光波長における第1情報記録層20の反射率の値が0.4%より大きく2.2%以下となるものであれば良い。
すなわち、第1情報記録層20は、再生光波長において透光性を有しており、上記反射率の値は、第2情報記録層40を再生するときの第2再生光ではフォーカス引き込みが不可能になる値であり、第1情報記録層20を再生するときの第1再生光ではフォーカス引き込みが可能になる値であれば良い。
具体的には、第1情報記録層20は、上記窒化アルミの他に、例えば窒化シリコン、又は、窒化アルミもしくは窒化シリコンを主成分とする誘電体からなっていても良く、多層構造であっても良い。
ここで、上記第2再生光は、第2情報記録層40等のRE層を再生するときに光情報記録媒体200に照射されるものであり、例えば旧規格の光情報記録媒体に対応した情報記録再生装置でも照射できるものである。また、上記第1再生光は、第2再生光よりも強度が高く、第1情報記録層20を再生するときに光情報記録媒体200(又は後述の光情報記録媒体201)に照射されるものである。この第1再生光は、新規格の光情報記録媒体に対応した情報記録再生装置にて照射されるものである。
中間層30は、例えば、厚さ25μmの透明紫外線硬化樹脂からなる。中間層30の材料は、これに限られたものではなく、再生光の波長において透過率が高い材料であれば良い。また、中間層30の厚さも、これに限られたものではなく、各記録層(ここでは、第1情報記録層20及び第2情報記録層40)を分離でき、層間クロストークが問題にならない適度の厚さであれば良い。
なお、層間クロストークとは、再生中の記録層以外の記録層からのノイズを指す。さらに、中間層30は、多層構造であっても良い。また、中間層30の、第1情報記録層20側の面には、第1情報記録層20に形状として記録される情報に応じた凹凸からなるプリピット(図示しない)が設けられている。
第2情報記録層40は、RE層であり、図3に示すように、例えば7層の薄膜からなる。この7層の薄膜は、再生光入射側から、第1保護膜41(例えば、厚さ35nmのZnS−SiO2)、第2保護膜42(例えば、厚さ5nmのZrO)、記録層43(例えば、厚さ10nmのGeTe−Sb2Te3)、第3保護膜44(例えば、厚さ5nmのZrO)、第4保護膜45(例えば、厚さ35nmのZnS−SiO2)、第5保護膜46(例えば、厚さ5nmのZrO)、及び反射膜47(例えば、厚さ20nmのAPC(AgPdCu))が順に積層されてなる。
なお、第2情報記録層40の材料、厚さ及び層数は、これに限られるものではなく、RE層として機能するものであれば良い。
基板50は、例えば、厚さ1.1mmのポリカーボネートからなる。基板50の材料、大きさ及び厚さは、これに限られるものではなく、表面にグルーブが設けられており、上記かつ基板として使用できる程度の所定の強度があれば良い。具体的には、基板50は、例えばポリオレフィン樹脂、金属等からなっていても良い。さらに、基板50は、多層構造であっても良い。
なお、上記基板50の表面には、グルーブの他に、第2情報記録層40に形状として記録される情報に応じた凹凸からなるプリピットが設けられていても良い。この場合、第2情報記録層40のプリピットが設けられた領域は、情報の読み出しのみ可能な領域となる。すなわち、第2情報記録層40は、RE領域とROM領域とを含む構成であっても良い。但し、本発明を適用する観点からは、このROM領域の範囲はRE領域と比較してできるだけ狭い方が好ましい。
次に、図4に示すように、本実施形態の別の一例である光情報記録媒体201は、再生光入射面側から順に、透光層10、第1情報記録層20、中間層30、第3情報記録層(情報が記録可能な層、情報記録層)60、中間層30、第2情報記録層40及び基板50が積層された構造となっている。なお、図4は、光情報記録媒体201の概略構成の一例を示す断面図である。
透光層10は、例えば、厚さ50μmの紫外線硬化樹脂からなる。透光層10の材料は、再生光の波長において透過率が高いものであれば良い。すなわち、透光層10は、例えばポリカーボネートフィルムと透明粘着剤とで形成されていても良い。また、透光層10の表面には、表面保護のためのハードコートが設けられていても良い。さらに、透光層10の厚さは、光情報記録媒体201の情報記録再生装置が有する光学系に応じて変更されても良い。具体的には、透光層10は、例えば0.6mmのポリカーボネ−ト基板であっても良い。第1情報記録層20は、ROM層であり、例えば、成膜時の窒素流量により屈折率調整された厚さ15nmの窒化アルミからなる。
第1情報記録層20の厚さ及び材料は、これに限られるものではなく、例えば再生光波長における第1情報記録層20の反射率の値が0.4%より大きく2.2%以下となるものであれば良い。すなわち、第1情報記録層20は、再生光波長において透光性を有しており、上記反射率の値は、第2情報記録層40又は第3情報記録層60を再生するときの第2再生光ではフォーカス引き込みが不可能になる値であり、第1情報記録層20を再生するときの第1再生光ではフォーカス引き込みが可能になる値であれば良い。
具体的には、第1情報記録層20は、上記窒化アルミの他に、例えば窒化シリコン、又は、窒化アルミもしくは窒化シリコンを主成分とする誘電体からなっていても良く、多層構造であっても良い。
中間層30は、例えば、厚さ25μmの透明紫外線硬化樹脂からなる。中間層30の材料は、これに限られたものではなく、再生光の波長において透過率が高い材料であれば良い。また、中間層30の厚さも、これに限られたものではなく、各記録層(ここでは、第1情報記録層20、第2情報記録層40及び第3情報記録層60)を分離でき、層間クロストークが問題にならない適度の厚さであれば良い。さらに、中間層30は、多層構造であっても良い。
また、第1情報記録層20と第3情報記録層60との間に積層されている中間層30において、この中間層30の、第1情報記録層20側の面には、第1情報記録層20に形状として記録される情報に応じた凹凸からなるプリピットが設けられている。
なお、第2情報記録層40と第3情報記録層60との間に積層されている中間層30において、この中間層30の、第3情報記録層60側の面には、グルーブが設けられている。なお、中間層30には、グルーブと第3情報記録層60に形状として記録される情報に応じた凹凸からなるプリピットとが設けられていても良い。この場合、第3情報記録層60のプリピットが設けられた領域は、情報の読み出しのみ可能な領域となる。すなわち、第3情報記録層60は、RE領域とROM領域とを含む構成であっても良い。
但し、本発明を適用する観点からは、このROM領域の範囲はRE領域と比較してできるだけ狭い方が好ましい。
第2情報記録層40は、RE層であり、例えば7層の薄膜からなる。この7層の薄膜は、再生光入射側から、第1保護膜41(例えば、厚さ35nmのZnS−SiO2)、第2保護膜42(例えば、厚さ5nmのZrO)、記録層43(例えば、厚さ10nmのGeTe−Sb2Te3)、第3保護膜44(例えば、厚さ5nmのZrO)、第4保護膜45(例えば、厚さ35nmのZnS−SiO2)、第5保護膜46(例えば、厚さ5nmのZrO)、及び反射膜47(例えば、厚さ20nmのAPC(AgPdCu))が順に積層されてなる。
なお、第2情報記録層40の材料、厚さ及び層数は、これに限られるものではなく、RE層として機能するものであれば良い。
第3情報記録層60は、RE層であり、例えば、6層の薄膜からなる。この6層の薄膜は、再生光入射側から、第1保護膜61(例えば、厚さ35nmのZnS−SiO2)、第2保護膜62(例えば、厚さ5nmのZrO)、記録層63(例えば、厚さ6nmのGeTe−Sb2Te3)、第3保護膜64(例えば、厚さ5nmのZrO)、半透明膜65(例えば、厚さ20nmのAPC(AgPdCu))、及び透過率調整膜66(例えば、厚さ19nmのTiO2)が順に積層されてなる。
第3情報記録層60の材料、厚さ及び層数は、これに限られるものではなく、再生光の波長において透過率60%程度を有するRE層として機能するものであれば良い。
基板50は、例えば、厚さ1.1mmのポリカーボネートからなる。基板50の材料、大きさ及び厚さは、これに限られるものではなく、表面にグルーブが設けられており、かつ基板として使用できる程度の所定の強度があれば良い。具体的には、基板50は、例えばポリオレフィン樹脂、金属等からなっていても良い。さらに、基板50は、多層構造であっても良い。
なお、上記基板50の表面には、グルーブの他に、第2情報記録層40に形状として記録される情報に応じた凹凸からなるプリピットが設けられていても良い。この場合、第2情報記録層40のプリピットが設けられた領域は、情報の読み出しのみ可能な領域となる。すなわち、第2情報記録層40は、RE領域とROM領域とを含む構成であっても良い。
但し、本発明を適用する観点からは、このROM領域の範囲はRE領域と比較してできるだけ狭い方が好ましい。
なお、光情報記録媒体201は、上述した構成に限られるものではなく、RE層のいずれかがR層であっても良い。
また、光情報記録媒体200及び光情報記録媒体201は、2層又は3層構造に限られたものではなく、さらに記録層を加えた光情報記録媒体であっても良い。
なお、光情報記録媒体200(及び光情報記録媒体201)の第1情報記録層20は、屈折率が1.75より大きく2.06以下である誘電体からなることが好ましい。
ここで、光情報記録媒体201は、第3情報記録層60が追加され、中間層30が1つ追加されている点を除けば、光情報記録媒体200とほぼ同一の構造である。
ただ、第3情報記録層60が1つ増えているので、上述したOS用更新情報などの第2情報の記憶容量が少なくとも2倍向上している。
このように、情報記録層をより多層化することで、本発明の情報記録媒体の記憶容量を増加させることが可能である。
〔3.連携システムの構成について〕
次に、図5〜図7に基づき、本発明の一実施形態であるバックアップ/リストアシステム(連携システム)1の構成について説明する。
なお、〔3.連携システムの構成について〕において説明すること以外の構成は、〔1.情報記録媒体の構成の概要、記録情報及びその内容〕及び〔2.情報記録媒体のより具体的な構造について〕と同じである。また、説明の便宜上、〔1.情報記録媒体の構成の概要、記録情報及びその内容〕及び〔2.情報記録媒体のより具体的な構造について〕の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。なお、以下の項目では、同様な説明は煩雑となるので、省略する。
図5は、バックアップ/リストアシステム1のより具体的な構成を示すブロック図である。
図5に示すように、バックアップ/リストアシステム1は、光ディスク装置(情報記録再生装置)2及び通信装置(情報通信装置)3を連携させたシステムである。
光ディスク装置2と通信装置3は通信可能となっており、ここで、「通信」は、有線通信、無線通信のいずれの通信方法も含まれる。
なお、光ディスク装置2の構成の詳細については、後述し、ここでは、通信装置3の具体的構成について説明する。
図5に示すように、通信装置3は、通信装置側通信制御部(受信制御手段)31、ハードディスク(他の記録媒体,通信装置記録部)32、ハードディスク制御部(記録制御手段,第1情報記録確認手段,第2情報記録確認手段)33、通信装置制御部34、通信装置メモリ35、通信装置ディスプレイ36及び通信装置キーボード37を含んでいる。
通信装置側通信制御部31は、主として、光ディスク装置2から情報を受信したり、光ディスク装置2へ情報を送信したり、ハードディスク制御部(記録制御部)33に情報を送信したりするものである。
より、具体的には、光ディスク装置2及びハードディスク制御部33とで、OSやアプリケーションソフトなどの各種ソフトウェア(第1情報)やmpegデータなどの各種コンテンツ(第1情報)及び、これらの利用に供されるOS用更新情報(第2情報)や動画用修正情報(第2情報)などをやり取りしたり、命令、指令、通知、問合せなどの情報処理のための情報をやり取りしたりする制御を行うものである。
ハードディスク制御部(記録制御手段,第1情報記録確認手段,第2情報記録確認手段)33は、ハードディスク32にOSやアプリケーションソフトなどの各種ソフトウェアやmpegデータなどの各種コンテンツ及びこれらの利用に供されるOS用更新情報や動画用修正情報などが記憶されているか否かを確認、ハードディスク32にOSやアプリケーションソフトなどの各種ソフトウェアやmpegデータなどの各種コンテンツ及びこれらの利用に供されるOS用更新情報や動画用修正情報などが記憶されていることが確認された場合に、通信装置側通信制御部31にその情報を送信したり、通信装置側通信制御部31から送信されてきた情報をハードディスク32に記録させたりする制御を行うものである。
通信装置制御部34は、いわゆる通信装置3のCPU(central processing unit)であり、通信装置3の各構成の全体的な制御を行うものである。通信装置メモリ35は、一時的に各種情報を保持するものである。通信装置ディスプレイ36は、画像データを表示するものである。
通信装置メモリ35は、通信装置3内における各種情報を一時的に記憶するものである。
通信装置ディスプレイ36は、ハードディスク32から読み出された動画等のコンテンツを表示するものである。
通信装置キーボード37は、ユーザの指示を通信装置3に入力するためのものである。ハードディスク制御部33は、ハードディスク32に情報を記録させたり、ハードディスク32から情報を読み出したりする制御を行うものである。
ハードディスク32は、情報を記録するためのものであり、ソフトウェアデータ記憶領域321とソフトウェア更新用データ記憶領域322との少なくとも2つの記憶領域を含んでいる。
ソフトウェアデータ記憶部401は、主として通信装置側通信制御部31が光ディスク装置2から受信したOSなどのソフトウェア(第1情報)を記憶したり、予めこれらの情報を記憶させたりする記録領域である。
ソフトウェア更新用データ記憶領域322は、主として通信装置側通信制御部31が光ディスク装置2から受信したOS更新用情報(第2情報)を記録したり、予めこれらの情報を記憶させたりする記録領域である。
次に、図6及び図7に基づき、本発明の一実施形態である光ディスク装置(情報記録再生装置)2の構成について説明する。
図2は、光ディスク装置2の一実施形態の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、光ディスク装置2は、主として光ディスク装置記憶部(他の記録媒体,記録部)4、光ディスク装置制御部5、ディスク装填認識部6、光ディスク装置操作部7、光ピックアップ8、記録再生回路群9、スピンドルモータ13、及び光ディスク装置ディスプレイ19含んでいる。
光ピックアップ8は、さらにアクチュエータ11及び光ヘッド12を含んでいる。
また、記録再生回路群9は、さらに、ピックアップ駆動回路14、レーザ駆動回路15、再生回路16、アクチュエータ駆動回路17及びスピンドルモータ駆動回路18を含んでいる。
また、光ディスク装置2は、光情報記録媒体200(光情報記録媒体201、なお以下、光情報記録媒体200を使用する)を含むDVDやBDなどの光情報記録媒体に対して情報の記録及び再生を行う装置である。
図6に示すように、光ディスク装置2では、スピンドルモータ駆動回路18によって駆動されたスピンドルモータ13により回転する光情報記録媒体200の近傍へ、アクチュエータ駆動回路17によって駆動されたアクチュエータ11(光ピックアップ8)が移動し、さらに、ピックアップ駆動回路14によって、光ピックアップ8が、図示しない光情報記録媒体200のトラックへ移動するようになっている。
そして、光ディスク装置制御部5がレーザ駆動回路15を介して記録条件を設定し、光ヘッド12から記録用のレーザビームを光情報記録媒体200の記録部位に照射することによって、光情報記録媒体200のトラックに情報が記録されるようになっている。
また、光ディスク装置2は、光ディスク装置制御部5がアクチュエータ駆動回路17介してアクチュエータ11を光情報記録媒体200の近傍に移動させ、ピックアップ駆動回路14を介して光ピックアップ8を光情報記録媒体200の記録部位へ移動させる。そして、光ディスク装置制御部5がレーザ駆動回路15を介して光ヘッド12から再生用のレーザビームを光情報記録媒体200に照射するようになっている。
次に、光ヘッド12が検出した反射光は、再生回路16にて再生信号に変換され、光ディスク装置制御部5に入力される。これにより、光ディスク装置2は、光情報記録媒体200のトラックに記録された情報を再生するようになっている。
また、光ディスク装置2には、ディスク装填認識部6が設けられている。ディスク装填認識部6は、光情報記録媒体200の装填を検出するためのものであり、例えば、各種センサが例示できるが、光情報記録媒体200の装填を検出できるものであれば、どのようなセンサを用いても良い。
また、ディスク装填認識部6は、検出した結果を検出信号として光ディスク装置制御部5へ出力するようになっている。
光ディスク装置操作部7は、ユーザが、光ディスク装置2に各種の操作命令を入力するためのものであり、例えば、操作ボタンとそのインターフェースなどが例示できる。
なお、再生回路16からの再生情報(第1情報、第2情報、更新情報、ファイル管理情報など)は、光ディスク装置記憶部4に一時的若しくは常時記録される。
光ディスク装置ディスプレイ19は、光ディスク装置記憶部4に記録されたmpegデータを読み出した結果としての画像データなどを表示させるためのものである。
次に、図7に基づき、光ディスク装置2における主要部(光ディスク装置制御部5など)の詳細について説明する。図7は、光ディスク装置2における主要部の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、光ディスク装置2の光ディスク装置制御部5は、ディスク管理部51、再生制御部52、記録データ管理部(第1情報確認手段,第2情報確認手段)53、
記録制御部(記録制御手段)54、光ディスク装置表示制御部55、光ディスク装置側通信制御部(送信制御手段)56、ピックアップ制御部57及びレーザ制御部58を含む構成である。
再生制御部52は、さらにROM再生指示部521、RE再生指示部522、再生データ処理部523を含んでいる。
記録データ管理部53は、さらに、バックアップ・リストア実行部531、記録データ確認部(第1情報確認手段,第2情報確認手段)532及び再生データ保持部533を含んでいる。
記録制御部54は、さらに記憶容量確認部541、データ記録実行部542を含んでいる。
光ディスク装置側通信制御部56は、さらに通信データ保持部561を含んでいる。
次に、上述した各構成要素について説明する。
ディスク管理部51は、ディスク装填認識部6が光情報記録媒体200などの情報記録媒体が、光ディスク装置2に装填されたことを検出した検出信号を受信して、再生制御部52などに動作命令を送信するなどの処理を行うものである。
再生制御部52は、ピックアップ制御部57及びレーザ制御部58に指令を発して光情報記録媒体200に記録されている情報の再生を実行するものである。
ROM再生指示部521は、光情報記録媒体200の第1情報記録層20(ROM層)に記憶されているソフトウェア又はコンテンツなどの読み出しの指示を行うものである。なお、以下では煩雑となるので、光情報記録媒体200の第1情報記録層20には、特定のOSが記録されているものとして説明する。
RE再生指示部522は、光情報記録媒体200の第2情報記録層40(R層・RE層)に記憶されているファイル管理情報やOS用更新情報などの読み出しの指示を行うものである。
再生データ処理部523は、光ヘッド12から再生回路16を介して光ディスク装置制御部5に送信されてくるOS、ファイル管理情報、OS用更新情報、バックアップ処理プログラム及びリストアプログラムなど(以下、これらを総称して「再生情報」という)を受け取り、記録データ管理部53に送信したりするなど再生情報の処理を行うものである。
記録データ管理部53は、ROM再生指示部521の指示により読み出されるバックアップ用プログラムやリストア用プログラムを実行させたり、光情報記録媒体200、光ディスク装置記憶部4及びハードディスク32にOS又はOS用更新情報などが記録されているか否かを確認したり、再生データ処理部523から送信されてくる再生情報を再生データ保持部533又は光ディスク装置記憶部4に記憶させたりするものである。
バックアップ・リストア実行部531は、再生データ処理部523から送信されてくるバックアップ用プログラムやリストア用プログラムを起動させたり、終了させたりなどプログラムの実行又は終了などを指示するものである。
記録データ確認部532は、光ディスク装置記憶部4にOS又はOS用更新情報などが記録されているか否かを確認したり、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介して、ハードディスク制御部33に対してハードディスク32にOS又はOS用更新情報などが記録されているか否かを問い合わせたりするものである。
再生データ保持部533は、再生データ処理部523から送信されてくる再生情報を一時的に記憶するものである。
記録制御部54は、光情報記録媒体200の第2情報記録領域40A又は光ディスク装置記憶部4の記憶容量を確認したり、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介してハードディスク制御部33にハードディスク32の記憶容量を問い合わせたり、光情報記録媒体200、光ディスク装置記憶部4及びハードディスク32にOSやOS用更新情報を記憶させるなどの制御を行うものである。
記憶容量確認部541は、光情報記録媒体200の第2情報記録領域40A又は光ディスク装置記憶部4の記憶容量を確認したり、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介してハードディスク制御部33にハードディスク32の記憶容量を問い合わせたりするものである。
データ記録実行部542は、ピックアップ制御部57を介してピックアップ駆動回路14を駆動させ、レーザ制御部58を介してレーザ駆動回路15を駆動させるなどして光情報記録媒体200に対してOS用更新情報(最新のもの)を記録したり、逆に光情報記録媒体200に記憶されているOSやOS用更新情報を光ディスク装置記憶部4に記憶させたり、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介してOSやOS用更新情報を送信し、ハードディスク制御部33に送信されたOSやOS用更新情報をハードディスク32へ記憶させたりするものである。
光ディスク装置表示制御部55は、光ディスク装置記憶部4のユーザ問合せ用画像記憶部403に記憶されている「ユーザ問合せ用画像」を読み出して、光ディスク装置ディスプレイ19に表示させるものである。
光ディスク装置側通信制御部56は、通信装置側通信制御部31とで光ディスク装置2と通信装置3との通信を制御するものである。
通信データ保持部561は、通信装置3に送信するためのOSやOS用更新情報などの情報を一時的に記憶したり、通信装置3から送信されてきたOSやOS用更新情報などの情報を一時的に記憶したりするものである。
〔4.連携システムの主な動作〕
次に、図7に基づいて、バックアップ/リストアシステム1の主な動作について説明する。
まず、光ディスク装置2が、自装置内でバックアップ処理を行う場合について説明すると、光ディスク装置2では、図7に示す記録データ確認部532が光ディスク装置記憶部4のソフトウェア更新用データ記憶部402にOS用更新情報が記録されているか否かを確認し、データ記録実行部542は、記録データ確認部532によって光ディスク装置記憶部4のソフトウェア更新用データ記憶部402にOS用更新情報が記録されていることが確認された場合に、OS用更新情報を光情報記録媒体200の第2情報記録領域40Aに記録するようになっている。
なお、OS用更新情報は、光情報記録媒体200の第3情報記録領域40Bに記録されているOS用更新情報のFILE_UPD(ファイル属性情報)と光ディスク装置記憶部4のソフトウェア更新用データ記憶部402に記憶されているOS用更新情報のFILE_UPDとを比較して、ソフトウェア更新用データ記憶部402に記憶されているOS用更新情報が最新のものであった場合にソフトウェア更新用データ記憶部402からOS用更新情報を読み出し、光情報記録媒体200の第2情報記録領域40Aに記憶する(差分バックアップ)。
これにより、ソフトウェア更新用データ記憶部402に記録されているOS用更新情報(最新のもの)を光情報記録媒体200の第2情報記録領域40Aに記録させてバックアップを行うことができる。
また、光ディスク装置2の装置単独で処理が行なわれる場合にソフトウェア更新用データ記憶部402にOS用更新情報(最新のもの)が記録されていることが確認された場合にしか、バックアップを行わないので、無駄なバックアップ処理を行わなくて済む。
次に、光ディスク装置2と通信装置3とが連携してバックアップ/リストアシステム1として動作(バックアップ動作)する場合について説明すると、光ディスク装置2の記録データ確認部532は、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介してハードディスク制御部33に指示して、ハードディスク32にOS用更新情報(最新のもの)が記録されているか否かを確認させ、通信装置3の通信装置側通信制御部31は、ハードディスク制御部33によりハードディスク32にOS用更新情報が記録されていることが確認された場合に、ハードディスク制御部33を介してハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322からOS用更新情報を読み出し、光ディスク装置2に送信するようになっている。
なお、OS用更新情報は、光情報記録媒体200の第3情報記録領域40Bに記録されているOS用更新情報のFILE_UPD(ファイル属性情報)とハードディスク32に記憶されているOS用更新情報のFILE_UPDとを比較して、ハードディスク32に記憶されているOS用更新情報が最新のものであった場合にソフトウェア更新用データ記憶領域322からOS用更新情報を読み出し、光ディスク装置2に送信する(差分バックアップ)。
これにより、通信装置側通信制御部31は、ハードディスク制御部33によってハードディスク32にOS用更新情報が記録されていることが確認された場合にしか、OS用更新情報を光ディスク装置2に送信しないので、OS用更新情報の無駄な送信を防止することができる。
また、光ディスク装置2の光ディスク装置側通信制御部56は、通信装置側通信制御部31によって送信されたOS用更新情報を受信するようになっている。
また、光ディスク装置2のデータ記録実行部542は、光ディスク装置側通信制御部56によって受信されたOS用更新情報を光情報記録媒体200の第2情報記録領域40Aに記録するようになっている。
これにより、光ディスク装置2と通信可能な通信装置3のハードディスク32から光情報記録媒体200の第2情報記録領域40AにOS用更新情報を記録してバックアップを行うことが可能となる。
なお、光ディスク装置2のデータ記録実行部542は、バックアップを行う前に、待機状態となり、光ディスク装置ディスプレイ19にユーザの許可を促す表示を行い、光ディスク装置操作部7からのユーザ入力(バックアップ許可)を受けて実行するようにしても良い。
また、データ記録実行部542が、光ディスク装置記憶部4及びハードディスク32の寿命を監視し、監視状況から上述の動作を制御してバックアップするように構成しても良い。
次に、光ディスク装置2の自装置内でリストア処理を行う場合について説明すると、光ディスク装置2では、記録データ確認部532が、光ディスク装置2の光ディスク装置記憶部4のソフトウェアデータ記憶部401にOSが記録されているか否かを確認するようになっている。また、記録データ確認部532は、光ディスク装置2の光ディスク装置記憶部4のソフトウェア更新用データ記憶部402にOS用更新情報が記録されているか否かを確認するようになっている。
また、データ記録実行部542は、記録データ確認部532によってOSが光ディスク装置記憶部4のソフトウェアデータ記憶部401に記録されていないと確認された場合に、OSを光ディスク装置記憶部4のソフトウェアデータ記憶部401に記録し、又は、記録データ確認部532によってOS用更新情報が光ディスク装置記憶部4のソフトウェアデータ記憶部401に記録されていないと確認された場合に、OS用更新情報を光ディスク装置記憶部4のソフトウェアデータ記憶部401に記録するようになっている。
よって、光ディスク装置2は、光情報記録媒体200の第1情報記録領域20Aに記録されているOS、又は、光情報記録媒体200の第2情報記録領域40Aに記録されているOS用更新情報を光ディスク装置2の光ディスク装置記憶部4に記録してリストアを実行することができる。
また、記録データ確認部532によって、光ディスク装置2の光ディスク装置記憶部4にOSが記録されていないと確認された場合、又は、記録データ確認部532によって光ディスク装置2の光ディスク装置記憶部4にOS用更新情報が記録されていないことが確認された場合にしかリストアを実行しないので、不必要にリストアが実行されることを防止することができる。
次に、光ディスク装置2と通信装置3とが連携してバックアップ/リストアシステム1として動作(リストア動作)する場合について説明すると、記録データ確認部532は、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介してハードディスク制御部33に指示して、ハードディスク32にOSが記録されているか否かを確認させ、通信装置側通信制御部31は、ハードディスク制御部33によってハードディスク32にOSが記録されていないことが確認された場合に、OSを光情報記録媒体200の第1情報記録領域20Aから読み出して通信装置3に送信するようになっている。
また、記録データ確認部532は、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介してハードディスク制御部33に指示して、ハードディスク32にOS用更新情報が記録されているか否かを確認させ、光ディスク装置側通信制御部56は、ハードディスク制御部33によってハードディスク32にOS用更新情報が記録されていないことが確認された場合に、OSを光情報記録媒体200の第2情報記録領域40Aから読み出して通信装置3に送信するようになっている。
これにより、光ディスク装置側通信制御部56は、ハードディスク制御部33によってハードディスク32にOSが記録されていないことが確認された場合又はハードディスク制御部33によってハードディスク32にOS用更新情報が記録されていないことが確認された場合にしか、OS又はOS用更新情報を通信装置3に送信しないので、OS又はOS用更新情報の無駄な送信を防止することができる。
また、通信装置3の通信装置側通信制御部31は、光ディスク装置2からOSを受信し又はOS用更新情報を受信するようになっている。
また、通信装置3のハードディスク制御部33は、通信装置側通信制御部31によって受信されたOSを通信装置3のハードディスク32に記録し、又は、通信装置側通信制御部31によって受信されたOS用更新情報を通信装置3のハードディスク32に記録するようになっている。
これにより、光情報記録媒体200の第1情報記録領域20A又は第2情報記録領域40Aから光ディスク装置2と通信可能な通信装置3のハードディスク32にOS又は前記OS用更新情報を記録してリストアを行うことが可能となる。
なお、光ディスク装置2のデータ記録実行部542は、リストアを行う前に、待機状態となり、光ディスク装置ディスプレイ19にユーザの許可を促す表示を行い、光ディスク装置操作部7からのユーザ入力(リストア許可)を受けて実行するようにしても良い。
〔5.連携システムの動作の詳細〕
次に、図8に示すフローチャートに基づいて、その動作の詳細について説明する。
まず、光ディスク装置2及び通信装置3の電源を入れ、バックアップ/リストアシステム1を稼動状態にして「START」となる。
(主としてバックアップのフロー)
次に、ステップS1(以下、ステップは省略する)では、光ディスク装置2に光情報記録媒体200が所定の媒体ホルダ(不図示)挿入(装填)されてS2に進む。
S2では、ディスク装填認識部6が、光情報記録媒体200の装填があったことを検出し、検出結果(検出信号)をディスク管理部51に送信する。
ディスク管理部51は、上記検出結果を受けて、ディスク識別情報(通常は光情報記録媒体200の再生光入射側に対して一番奥の内周側、例えば、第3情報記録領域40Bの内周側に配置される)を読み出し、光情報記録媒体200のディスク構造を認識して、その後、再生制御部52のROM再生指示部521に動作命令を発する。
ROM再生指示部521は、上記動作命令を受けて記録再生回路群9を介して光ピックアップ8及びスピンドルモータ13などを制御して光情報記録媒体200の第4情報記録領域20Bからバックアップ用処理プログラム及び第5情報記録領域20Cからリストア用処理プログラムを再生する。
再生データ処理部523は、再生回路16を介して読み出されたバックアップ用処理プログラム及びリストア用処理プログラムの再生情報を受けて、再生データ保持部533に保持し、その旨をバックアップ・リストア実行部531に通知する。
バックアップ・リストア実行部531は、再生データ保持部533からバックアップ用処理プログラム及びリストア用処理プログラムを読み出すと共に起動させてS3に進む。
なお、以下のフローでは、バックアップ処理とリストア処理とを或る程度関係づけ、これらの処理を選択的に実行するフローについて説明するが、これらの処理を互いに関係づけることなく、個別に行うようにバックアップ/リストアシステム1を構成しても良い。
S3では、バックアップ用処理プログラム及びリストア用処理プログラムに従い、記録データ管理部53が、光ディスク装置記憶部4のソフトウェアデータ記憶部401に光情報記録媒体200の第1情報記録領域20Aに記録されているOSと同一のOSが存在しているか否かを確認する。
また、このとき、記録データ管理部53は、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介してハードディスク制御部33に指示して、ハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322に光情報記録媒体200の第1情報記録領域20Aに記録されているOSと同一のOSが存在しているか否かを確認させる。
光ディスク装置記憶部4のソフトウェアデータ記憶部401、又は、ハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322のいずれかに光情報記録媒体200の第1情報記録領域20Aに記録されているOSと同一のOSが存在している場合には、「YES」となりリストア用処理プログラムを終了して、S4に進む。
一方、光ディスク装置記憶部4のソフトウェアデータ記憶部401、又は、ハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322のいずにも光情報記録媒体200の第1情報記録領域20Aに記録されているOSと同一のOSが存在していない場合には、「NO」となりバックアップ用処理プログラムを終了して、S12に進む。
次に、S4では、バックアップ用処理プログラムに従って、再生制御部52のRE再生指示部522が、記録再生回路群9を介して光情報記録媒体200の第3情報記録領域40Bを再生し、ファイル管理情報を読み出す。読み出されたファイル管理情報は、再生回路16を介して再生データ処理部523に送信され、再生データ処理部523は、再生データ保持部533に再生した、ファイル管理情報を一時記憶させてS5に進む。
S5では、バックアップ用処理プログラムに従って、記録データ管理部53の記録データ確認部532が、ファイル管理情報のFILE_NAMEと光ディスク装置記憶部4のソフトウェア更新用データ記憶部402に記録されているOS用更新情報のFILE_NAMEとを比較して、ソフトウェア更新用データ記憶部402にOSに対応するOS用更新情報(第1情報記録領域20Aに記録されたOSに対応する更新情報、以下同様。)が存在しているか否かを確認する。
このとき、記録データ確認部532は、ソフトウェア更新用データ記憶部402にOSに対応するOS用更新情報が存在している場合には、FILE_UPDを比較してソフトウェア更新用データ記憶部402のOS用更新情報が最新のもの(光情報記録媒体200に記録されているものよりも新しいもの)であるか否かも確認する。
一方、記録データ管理部53は、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介してハードディスク制御部33に指示して、ハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322に光情報記録媒体200の第2情報記録領域40Aに記録されているOSに対応するOS用更新情報が存在しているか否かを確認させる。
このとき、記録データ確認部532は、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介して、ハードディスク制御部33に、光情報記録媒体200に記録されているOSに対応するファイル管理情報を送信し、ハードディスク制御部33は、ファイル管理情報のFILE_NAMEに基づいて、同一のFILE_NAMEのファイルが存在するか否かを確認し、同一のFILE_NAMEのOS用更新情報が存在している場合には、FILE_UPDを確認して、該OS用更新情報が最新のものか否かを確認する。
光ディスク装置記憶部4のソフトウェアデータ記憶部401、又は、ハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322のいずれかに光情報記録媒体200の第1情報記録領域20Aに記録されているOSと同一のOSが存在している場合には、「YES」となりリストア用処理プログラムを終了して、S4に進む。
S5では、記録データ確認部532若しくはハードディスク制御部33によって、光ディスク装置記憶部4のソフトウェア更新用データ記憶部402又はハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322のいずれかに最新のOS用更新情報が存在していることが確認された場合には、S6に進む。
一方、S5で、記録データ確認部532若しくはハードディスク制御部33によって、光ディスク装置記憶部4のソフトウェア更新用データ記憶部402又はハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322のいずれにも最新のOS用更新情報が存在していないことが確認された場合には、バックアップ・リストア実行部531は、バックアップ処理用プログラムを終了し「END」となる。
S6では、バックアップ処理用プログラムに従い、OS用更新情報のFILE_SIZEに基づいて記憶容量確認部541が光情報記録媒体200の第2情報記録領域40Aの記録容量(空き容量)が充分か否かを確認し、S7に進む。
S7では、記憶容量確認部541が、光情報記録媒体200の第2情報記録領域40Aの記録容量が充分であることを確認できた場合には、その旨を光ディスク装置表示制御部55に通知して「YES」となりS8に進む。一方、S6で、光情報記録媒体200の第2情報記録領域40Aの記録容量が充分でなかった場合には、バックアップ・リストア実行部531にその旨を通知し、バックアップ・リストア実行部531は、バックアップ処理用プログラムを終了し「END」となる。
なお、このとき、光ディスク装置ディスプレイ19などに「記録できません。」と表示させるようにしても良い。
S8では、光ディスク装置表示制御部55は、上記通知を受けて光ディスク装置記憶部4のユーザ問合せ用画像記憶部403からユーザ問合せ用画像を読み出し、光ディスク装置ディスプレイ19に「記録しても良いか?」と表示させてS9に進む。
なお、このとき、通信装置ディスプレイ36に「記録しても良いか?」と表示させる構成を採用しても良い。
S9で、光ディスク装置操作部7(又は通信装置キーボード37によりユーザの指示を受けるよう構成しても良い)を介してユーザから記録許可が入力された場合には、「YES」となりS10に進む。
一方、S9で、光ディスク装置操作部7を介してユーザから記録不許可が入力された場合には、「NO」となり、記録制御部54は、その旨をバックアップ・リストア実行部531に通知する。バックアップ・リストア実行部531は、バックアップ処理用プログラムを終了し「END」となる。
S10では、バックアップ処理用プログラムに従い、最新のOS用更新情報がソフトウェア更新用データ記憶部402に記憶されている場合には、データ記録実行部542が、そのOS用更新情報を読み出し、記録再生回路群9を介して光情報記録媒体200の第1情報記録領域20AにOS用更新情報を記録する。このとき、元のOS用更新情報に対応するファイル管理情報のFILE_ADRのアドレス開始位置からOS用更新情報を上書きし、不要な残余データは削除してS11に進む。
一方、バックアップ処理用プログラムに従い、最新のOS用更新情報がソフトウェア更新用データ記憶領域322に記憶されている場合には、データ記録実行部542が、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介してハードディスク制御部33に指示して、そのOS用更新情報を読み出させ、光ディスク装置2に送信させる。
光ディスク装置側通信制御部56は、上記OS用更新情報を受信すると、通信データ保持部561に該OS用更新情報を一時記憶させて、その旨をデータ記録実行部542に通知する。
データ記録実行部542は、上記通知を受けて、記録再生回路群9を介して光情報記録媒体200の第1情報記録領域20AにOS用更新情報を記録する。このとき、元のOS用更新情報に対応するファイル管理情報のFILE_ADRのアドレス開始位置からOS用更新情報を上書きし、不要な残余データは削除し、S11に進む。
S11では、データ記録実行部542が、光情報記録媒体200の第3情報記録領域40Bに記録されているファイル管理情報を、光情報記録媒体200に記録したOS用更新情報に対応して更新し、その旨をバックアップ・リストア実行部531に通知する。
バックアップ・リストア実行部531は、上記通知を受けてバックアップ処理用プログラムを終了し「END」となる。
(主としてリストアのフロー)
次に、S12では、リストア用処理プログラムに従って、データ記録実行部542が、再生制御部52のROM再生指示部521に指示して、光情報記録媒体200の第1情報記録領域20Aに記録されているOSを再生させる。
次に、再生データ処理部523は、再生回路16を介して送信されてくるOSの再生情報を再生データ保持部533に一時記録させ、その旨をデータ記録実行部542に通知する。
データ記録実行部542は、再生データ保持部533に記録されたOSを読み出し、光ディスク装置記憶部4のソフトウェアデータ記憶部401に記憶させてS13に進む。
一方、データ記録実行部542は、再生データ保持部533に記録されたOSを読み出し、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介してハードディスク制御部33にOSを送信し、ハードディスク制御部33が、受信したOSをハードディスク32のソフトウェアデータ記憶領域321に記録させても良い。この場合にもS13に進む。
次に、S13では、リストア用処理プログラムに従って、再生制御部52のRE再生指示部522が、記録再生回路群9を介して光情報記録媒体200の第3情報記録領域40Bを再生し、ファイル管理情報を読み出す。読み出されたファイル管理情報は、再生回路16を介して再生データ処理部523に送信され、再生データ処理部523は、再生データ保持部533に再生した、ファイル管理情報を一時記憶させてS14に進む。
次に、S14では、リストア用処理プログラムに従って、記録データ管理部53の記録データ確認部532が、ファイル管理情報のFILE_NAMEと光ディスク装置記憶部4のソフトウェア更新用データ記憶部402に記録されているOS用更新情報のFILE_NAMEとを比較して、ソフトウェア更新用データ記憶部402にOS用更新情報(OSに対応する更新情報)が存在しているか否かを確認する。
一方、記録データ管理部53は、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介してハードディスク制御部33に指示して、ハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322に、光情報記録媒体200の第2情報記録領域40Aに記録されているOSに対応するOS用更新情報が存在しているか否かを確認させる。
このとき、記録データ確認部532は、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介して、ハードディスク制御部33に、光情報記録媒体200に記録されているOSに対応するファイル管理情報を送信し、ハードディスク制御部33は、ファイル管理情報のFILE_NAMEに基づいて、同一のFILE_NAMEのファイルが存在するか否かを確認する。
光ディスク装置記憶部4のソフトウェアデータ記憶部401、又は、ハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322のいずれにも光情報記録媒体200の第1情報記録領域20Aに記録されているOSに対応するOS更新情報が存在していない場合には、「YES」となりS15に進む。
一方、光ディスク装置記憶部4のソフトウェアデータ記憶部401、又は、ハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322のいずれかに光情報記録媒体200の第1情報記録領域20Aに記録されているOSに対応するOS更新情報が存在している場合には、バックアップ・リストア実行部531がリストア用処理プログラムを終了して、「END」となる。
S15では、リストア用処理プログラムに従い、OS用更新情報のFILE_SIZEに基づいて記憶容量確認部541が光ディスク装置記憶部4のソフトウェア更新用データ記憶部402の記憶容量を確認する。次に、記憶容量確認部541は、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介してハードディスク制御部33にハードディスク32の記憶容量を確認してS16に進む。
S16では、記憶容量確認部541が、光ディスク装置記憶部4のソフトウェア更新用データ記憶部402又はハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322の記録容量が充分であることを確認できた場合には、その旨を光ディスク装置表示制御部55に通知して「YES」となりS17に進む。一方、S16で、光ディスク装置記憶部4のソフトウェア更新用データ記憶部402又はハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322の記録容量がいずれも充分でなかった場合には、バックアップ・リストア実行部531にその旨を通知し、バックアップ・リストア実行部531は、リストア処理用プログラムを終了し「END」となる。
S17では、光ディスク装置表示制御部55は、上記通知を受けて光ディスク装置記憶部4のユーザ問合せ用画像記憶部403からユーザ問合せ用画像を読み出し、光ディスク装置ディスプレイ19に「記録しても良いか?」と表示させてS18に進む。
なお、このとき、通信装置ディスプレイ36に「記録しても良いか?」と表示させる構成を採用しても良い。
S18で、光ディスク装置操作部7(又は通信装置キーボード37からユーザに入力させるように構成しても良い)を介してユーザから記録許可が入力された場合には、「YES」となりS19に進む。
一方、S18で、光ディスク装置操作部7を介してユーザから記録不許可が入力された場合には、「NO」となり、記録制御部54は、その旨をバックアップ・リストア実行部531に通知する。バックアップ・リストア実行部531は、リストア処理用プログラムを終了し「END」となる。
S19では、リストア処理用プログラムに従い、データ記録実行部542が、光情報記録媒体200の第2情報記録領域40Aに記録されているOS用更新情報を読み出し、光ディスク装置記憶部4のソフトウェア更新用データ記憶部402に記憶させる。
或いは、S19で、リストア処理用プログラムに従い、データ記録実行部542が、光情報記録媒体200の第2情報記録領域40Aに記録されているOS用更新情報を読み出し、光ディスク装置側通信制御部56及び通信装置側通信制御部31を介してハードディスク制御部33に送信して、そのOS用更新情報をハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322に記憶させる。
データ記録実行部542が、光ディスク装置記憶部4のソフトウェア更新用データ記憶部402にOS用更新情報を記録するか、又はハードディスク32のソフトウェア更新用データ記憶領域322に記録した場合には、その旨をバックアップ・リストア実行部531に通知し、バックアップ・リストア実行部531は、リストア処理用プログラムを終了させて「END」となる。
以上より、ソフトウェア、コンテンツ及びこれらの利用に供される更新情報などの各種情報のバックアップやリストアなどを必要な時間と労力を低減させて簡単に行うことができる。
なお、本発明の情報記録媒体は、各種情報の読み出しが可能な情報記録媒体であって、予め第1のデータが記録された第1の情報記録領域と前記第1のデータに基づく第2のデータが記録再生可能な第2の情報記録領域とを有していても良い。
また、本発明の情報記録媒体は、前記第2の情報記録領域に記録されている前記第2のデータを管理するためのファイル管理情報が記録再生可能な第3の情報記録領域を有していても良い。
また、本発明の情報記録媒体は、前記第1のデータは固定データであって、前記第2のデータは、第1のデータに対する更新情報であっても良い。
また、本発明の情報記録媒体は、ファイル管理情報は、ファイル名、更新日時のうち少なくとも一つを基にして算出された情報であっても良い。
また、本発明の情報記録媒体は、前記第3の情報記録領域に記録されているファイル管理情報を元に前記第2のデータを第2の情報記録領域に記録するためのバックアップ処理プログラムが予め記録されている第4の情報記録領域を有していても良い。
また、本発明の情報記録媒体は、前記第3の情報記録領域に記録されているファイル管理情報を元に前記第2のデータをリストアするためのリストア処理プログラムが予め記録されている第5の情報記録領域を有していても良い。
また、本発明の情報記録媒体は、光情報記録媒体であって、基板上に、再生光によって情報を読み出すことが可能な複数の情報記録層と、前記基板より最も遠い位置に設けられた透光層とを有し、前記複数の情報層記録層の各々を分離する中間層と、前記複数の情報記録層のうち、少なくとも1層が情報の書き換えができない記録層であり、他の情報記録層のうち少なくとも1層が情報を記録可能な層で構成された光情報記録媒体であり、前記情報の書き換えができない記録層が前記第1情報記録領域に割り当てられ、前記情報を記録可能な層が前記第2情報記録領域及びまたは前記第3情報領域に割り当てられていても良い。
また、本発明の情報記録媒体は、光情報記録媒体であって 基板上に、再生光によって情報を読み出すことが可能な複数の情報記録層と、前記基板より最も遠い位置に設けられた透光層とを有し、前記複数の情報層記録層の各々を分離する中間層と、前記複数の情報記録層のうち、少なくとも1層が情報の書き換えができない記録層であり、他の情報記録層のうち少なくとも1層が情報を記録可能な層で構成された光情報記録媒体であり、前記情報の書き換えができない記録層が前記第1情報記録領域、及びまたは前記第4情報領域、第5情報記録領域に割り当てられ、前記情報を記録可能な層が前記第2情報記録領域及びまたは前記第3情報領域に割り当てられていても良い。
また、本発明の情報記録再生装置は、前記情報記録媒体の第3の情報領域から再生したファイル管理情報に基づいて第2のデータを前記情報記録媒体の第2の情報記録領域に記録しても良い。
また、本発明の情報記録再生装置は、前記情報記録媒体の第3の情報領域から再生したファイル管理情報に基づいて第2のデータを情報記録再生装置内の所望の情報記録領域に記録しても良い。
また、本発明のバックアップシステムは、前記情報処理装置は、各種データの記録再生を行う主記録装置と、前記情報記録媒体の記録再生を行う情報記録再生装置とそれらを制御する制御部とを少なくとも有し、前記バックアップシステムは、主記録装置に第1のデータの有無を判別する第1の判別手段と、主記録装置に第2のデータの有無を判別する第2の判別手段と、情報記録媒体の第2の情報記録領域への第2のデータの記録可否を判別する第3の判別手段と、前記第1の判別手段、第2の判別手段、および第3の判別手段の判別結果を受けて行われる、第2の情報記録領域に第2のデータを記録する第1の記録手段とを含んでも良い。
また、本発明のリストアシステムは、前記情報処理装置は、各種データの記録再生を行う主記録装置と、前記情報記録媒体の記録再生を行う情報記録再生装置とそれらを制御する制御部とを少なくとも有し、前記リストアシステムは、主記録装置に第1のデータの有無を判別する第4の判別手段と、前記第4の判別手段の判別結果を受けて行われる、主記録装置に第1のデータを記録する第2の記録手段と、情報記録媒体の第2の情報記録領域に第2のデータの有無を判別する第5の判別手段と、主記録装置への第2のデータの記録可否を判別する第6の判別手段と、前記第5の判別手段、第6の判別手段の判別結果を受けて行われる、主記録装置に第2のデータを記録する第3の記録手段とを含んでも良い。
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組合せて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、バックアップ/リストアシステム1、光ディスク装置2及び通信装置3の各ブロック、特に光ディスク装置制御部5は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、バックアップ/リストアシステム1、光ディスク装置2及び通信装置3は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、前記プログラムを格納したROM(read only memory)、前記プログラムを展開するRAM(random access memory)、前記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記録装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるバックアップ/リストアシステム1、光ディスク装置2及び通信装置3の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、前記光ディスク装置2に供給し、そのコンピュータ(又はCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
前記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやコンパクトディスク−ROM/MO/MD/デジタルビデオデイスク/コンパクトディスク−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、バックアップ/リストアシステム1、光ディスク装置2及び通信装置3を通信ネットワークと接続可能に構成し、前記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。