JP5003365B2 - 印刷システム、印刷プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷システム、印刷プログラムに関する。
パソコンからプリンタに印刷処理を要求した際に、プリンタが要求を受けて直ぐに印刷せずに、例えばユーザを示すICカードをプリンタが読取った後に、そのユーザが要求した印刷処理を行うオンデマンドプリントといわれる機能がある。
このようなオンデマンドプリントでは、パソコンと複数のプリンタとの間にプリントサーバが設けられ、パソコンから要求される印刷処理は、このプリントサーバに一旦保持されるという構成が用いられている。
オンデマンドプリントにおいて、プリントサーバに同一のユーザにより要求された複数の印刷処理が記憶されている場合、ユーザインタフェースが充実し、大型の表示画面を持つプリンタであれば、ユーザは自らが要求した印刷処理のうちのどの印刷処理をプリンタに実行させるかを選択することが可能となっている。
しかし、表示画面を持たないプリンタ、或いは表示領域の狭いプリンタでは、上述したようなユーザによる選択ができないことが多く、その場合、要求した全ての印刷処理が実行されることとなる。
これに関連し、特許文献1には、インデックスプリントを出力することでユーザが実行させたい印刷処理を選択する技術が開示されている。
特開2003−326773号公報
上記特許文献1に開示された技術の場合、ユーザはインデックスプリントを見てから、必要な印刷処理を選択し、プリンタに出力指示をするため、手間がかかるという問題点がある。また、インデックスプリント自体が紙の無駄となっているという問題点もある。
このように従来の技術では、オンデマンドプリントにおいて、ユーザが所望する印刷処理をプリンタに実行させるための手間がかかるという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑み、オンデマンドプリントにおいて、ユーザが所望する印刷処理をプリンタに実行させるための手間を軽減した印刷システム、及び印刷プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、情報を記録する記録手段と、ユーザにより要求された印刷処理を実行する際の実行条件をユーザに設定させる設定手段と、前記設定手段により設定された前記実行条件を示す実行条件情報、前記ユーザを特定するための特定情報である要求時特定情報、及び前記ユーザにより要求された印刷処理の内容を示す印刷処理情報を関連づけて一時的に前記記録手段に保持する情報保持手段と、各々前記印刷処理を実行することにより記録媒体に画像を印刷する複数の印刷手段と、前記複数の印刷手段のうちの1つの印刷手段により、前記情報保持手段により一時的に保持された前記ユーザにより要求された印刷処理を実行する際に、当該ユーザを特定するための特定情報である実行時特定情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された実行時特定情報、前記実行条件情報と比較される情報である印刷実行判断情報、前記情報保持手段により保持された前記要求時特定情報、及び前記情報保持手段により保持された前記実行条件情報に基づき、前記情報保持手段により前記実行条件情報と関連づけて保持された印刷処理情報が示す印刷処理が前記印刷手段により実行可能か否かを判断する判断手段と、前記判断手段により実行可能と判断された印刷処理を前記印刷手段により実行させる実行手段と、を有する。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記実行条件情報は、前記印刷手段の印刷能力を示す印刷能力情報を含み、且つ前記印刷手段を特定する特定情報、前記印刷手段が設けられた位置を示す位置情報、日時を示す日時情報のうちのいずれか1つ以上の情報を含むものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記位置情報は複数の位置を示す情報であり、当該位置は、当該位置情報に示される他の位置を包含する位置を示すか、当該位置情報に示される他の位置に包含される位置を示すものである。
また、請求項4の発明は、ユーザにより要求された印刷処理を実行する際の実行条件をユーザに設定させる設定ステップと、前記設定ステップにより設定された前記実行条件を示す実行条件情報、前記ユーザを特定するための特定情報である要求時特定情報、及び前記ユーザにより要求された印刷処理の内容を示す印刷処理情報を関連づけて一時的に情報を記録する記録手段に保持する情報保持ステップと、各々前記印刷処理を実行することにより記録媒体に画像を印刷する複数の印刷手段のうちの1つの印刷手段により、前記情報保持ステップにより一時的に保持された前記ユーザにより要求された印刷処理を実行する際に、当該ユーザを特定するための特定情報である実行時特定情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得された実行時特定情報、前記実行条件情報と比較される情報である印刷実行判断情報、前記情報保持ステップにより保持された前記要求時特定情報、及び前記情報保持ステップにより記録された前記実行条件情報に基づき、前記情報保持ステップにより前記実行条件情報と関連づけて保持された印刷処理情報が示す印刷処理が前記印刷手段により実行可能か否かを判断する判断ステップと、前記判断ステップにより実行可能と判断された印刷処理を前記印刷手段により実行させる実行ステップと、を有する処理をコンピュータに実行させるための印刷プログラムである。
請求項1の発明によれば、オンデマンドプリントにおいて、ユーザが所望する印刷処理をプリンタに実行させるための手間を軽減した印刷システムを提供することができる。
請求項2の発明によれば、実行条件情報を、前記印刷手段を特定する特定情報、前記印刷手段が設けられた位置を示す位置情報、日時を示す日時情報、及び前記印刷手段の印刷能力を示す印刷能力情報のうちのいずれか1つ以上の情報を含むものとすることができる。
請求項3の発明によれば、位置を他の位置を包含するものに指定した場合には、その位置が包含する他の位置の全てで印刷することが可能となるし、他の位置に包含される位置を指定した場合には、その位置でのみ印刷することが可能となるので、印刷可能な位置を柔軟に設定することが可能となる。
請求項4の発明によれば、オンデマンドプリントにおいて、ユーザが所望する印刷処理をプリンタに実行させるための手間を軽減した印刷プログラムを提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る印刷システムの全体構成を示す図である。同図には、PC(Personal Computer)20、プリントサーバ22、複数(図では3つ)のプリンタ10A、10B、10C、複数(図では3つ)のICカードリーダ11A、11B、11C、及びそれらを接続するネットワークが示されている。以下の説明では、各プリンタ、ICカードリーダを区別する場合には、符号に対応する文字(AやBなど)を付加し、特に区別しない場合には各プリンタ、ICカードリーダに対応する文字を省略して説明する。
上述した構成において、PC20は、ユーザにより要求された印刷処理を実行する際の実行条件をユーザに設定させるものである。また、PC20は、設定された実行条件を示す実行条件情報、ユーザを特定するための特定情報(ユーザID)である要求時特定情報、及びユーザにより要求された印刷処理の内容を示す印刷処理情報をプリントサーバ22に印刷要求として送信するものである。
プリンタ10は、印刷処理を実行することにより記録媒体(以下、単に紙と記す)に画像を印刷するものである。プリントサーバ22は、上記実行条件情報、要求時特定情報、及び印刷処理情報をPC20から取得して、一時的に保持するものである。
ICカードリーダ11は、同図に示されるように各々プリンタ10に接続されているもので、ユーザにより要求された印刷処理を実行する際に、当該ユーザを特定するための特定情報である実行時特定情報(ユーザID)を取得するものである。
このように本実施の形態に係る印刷システムは、ICカードリーダ11にICカードを読み込ませることによって一時的に保持された印刷処理情報が示す印刷を実行するものであるので、上記印刷処理システムは、通常のオンデマンドプリントとは異なり、印刷先が自動的に指定されないオンデマンドプリントシステムである。
次に、図2を用いてプリンタ10のハードウェア構成について説明する。プリンタ10は、CPU(Central Processing Unit)40と、フラッシュメモリ42と、RAM(Random Access Memory)44と、NVM(Non-Volatile Memory)46と、UI(User Interface)48と、HDD(Hard Disk Drive)50と、プリンタエンジン52と、通信I/F(インタフェース)54と、バス56とを含む。
CPU40は、プリンタ10の全体の動作を司るものであり、後述するフローチャートに示される処理は、CPU40により実行される。フラッシュメモリ42は、RAM44に展開されるプログラム及び起動時に動作するブートプログラム等が記憶されている。
RAM44は、OS(Operating System)やプログラムや画像情報等が展開される記憶装置である。NVM46には、プリンタ10に係る設定値等が記憶される。
通信I/F54は、ネットワークに接続するためのNIC(Network Interface Card)やそのドライバ、或いはUSBデバイス等を含んで構成される。
プリンタエンジン52は、紙に画像を印刷するエンジンである。HDD50は、画像情報等が記録される記憶装置である。UI48は、ユーザがプリンタ10の操作や情報を入力する際に用いられるものである。バス56は、情報のやりとりが行われる際に使用される。
なお、以上説明した構成に、例えばスキャナエンジンや、電話回線と接続するためのインタフェース等、画像処理に関するものを加えるようにしても良い。
次に、図3を用いてPC20、及びプリントサーバ22の構成について説明する。これら装置の構成はスペック等を除いて同一であることが多いので、ここではPC20として説明する。
PC20は、CPU12と、HDD13と、RAM14と、通信I/F15と、ROM16と、表示部17と、操作入力部18と、それらを接続するバス19とを含む。
CPU12は、PC20の全体の動作を司るものであり、後述するPC20の処理の流れを示すフローチャートは、CPU12により実行される。HDD13は、各種プログラム、OSなどが記録される記憶装置である。RAM14は、OS、プログラムなどが展開される記憶装置である。また、プリントサーバ22のHDD13は、情報を記録する記録手段に対応する。
通信I/F15は、ネットワークに接続するためのものであり、NICやそのドライバ、又はUSBデバイス等を含んで構成される。ROM16は、PC20の起動時に動作するブートプログラムなどが記憶されている記憶装置である。表示部17は、各種情報をユーザに表示するものである。操作入力部18は、ユーザがPC20の操作指示や各種情報を入力する際に用いられるものである。バス19は、情報のやりとりが行われる際に使用される。
なお、上述したHDD13には、CPU12により実行される後述する履歴記録プログラムやそのプログラムが用いるデータなどが記録される。このプログラムは、必ずしもHDD13に記録されたプログラムでなくても良い。HDD13以外の記録媒体として、具体的には可搬型の記録媒体にプログラムを記録したものが挙げられる。この場合、PC20に、可搬型の記録媒体を読み取るための読み取り装置を設け、可搬型の記録媒体は読み取り装置に対して、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こし、それに対応する信号の形式で、読み取り装置にプログラムの記述内容を伝達できるものである。
可搬型の記録媒体として、例えば光磁気ディスク、光ディスク(CDやDVDなどを含む)、磁気ディスク、メモリ(ICカード、メモリカードなどを含む)などが挙げられる。
次に、プリントサーバ22により、HDD13に保持される情報について、図4を用いて説明する。
上述したように、プリントサーバ22は、PC20から印刷要求を受信することで、実行条件情報、要求時特定情報、及び印刷処理情報をPC20から取得して、それらを一時的に保持するものである。
従って、同図には、PC20から取得したユーザID、印刷処理情報、及び実行条件情報が示されている。実行条件情報は、更にプリンタ名、位置、日時、印刷能力を含む。
このうち、ユーザIDは、印刷要求したユーザの特定するための情報である。印刷処理情報は、ユーザが印刷したい情報を含むものであり、例えばワープロで作成された文書情報や画像情報、印刷処理の名称を示す情報等であり、同図の場合、資料や画像などとなっている。プリンタ名は、プリンタを特定するための情報であり、同図ではDCCF450となっている。位置はプリンタ20が設けられた位置を示す情報であり、同図の場合、六本木や海老名などとなっている。日時は、印刷してもよい日時を示すものであり、同図の2行目のように、時間帯で設定したり、あるいは日にち等で設定することが可能である。印刷能力は、プリンタ20の印刷能力を示すものであり、同図に示されるように例えばカラー印刷やステープル、或いはパンチ等が可能か否かが印刷能力に相当する。
このように、プリントサーバ22は、図4に示した情報を関連づけて一時的に保持するものである。また、図4で示した横一列の情報(ユーザID、印刷処理情報、及び実行条件情報)を印刷関連情報と記すこととする。
次に、プリントサーバ22に予め記録されている位置情報について、図5を用いて説明する。同図に示されるように、位置情報は、場所1、場所2、場所3、及びIPアドレスを含む情報である。そして、各1行は、プリンタ20毎に設けられるものであり、IPアドレスはプリンタ20のIPアドレスを示している。
また、位置情報は、複数の位置を示す情報であり、当該位置は、当該位置情報に示される他の位置を包含する位置を示すか、当該位置情報に示される他の位置に包含される位置を示している。
具体的には、同図の1行目を例にすると、1行目には複数の位置(場所1が六本木、場所2が5F、場所3がA会議室)が示されている。そして、例えば5Fは、A会議室を包含する位置であり、六本木に包含される位置である。同様に六本木は、5FとA会議室を包含する位置であり、A会議室は、六本木と5Fに包含される位置である。
このように、位置に包含関係を持たせることにより、ユーザが例えば単に位置を六本木と設定した場合には、六本木に位置するプリンタ10の全てで印刷することが可能となるし、A会議室と設定した場合には、A会議室のプリンタ10でのみ印刷することが可能となるので、印刷可能なプリンタ10を柔軟に設定することが可能となる。
以下、上述した構成で実行される処理を、フローチャートを用いて説明する。まず、図6を用いて、印刷処理について説明する。
まず、ステップ101で、PC20は設定処理を実行する。この設定処理は、実行条件を設定するものであり、ユーザにより設定されるものである。次のステップ102で、プリントサーバ22は、上記設定処理で設定された実行条件を示す実行条件情報、要求時特定情報、印刷処理情報をPC20から取得し、ステップ103で一時的にHDD13に保持する。
上記要求時特定情報は、上述したようにユーザIDであり、PC20に予め保持されているため、PC20は、そのユーザIDをプリントサーバ22に送信する。また、印刷処理情報は、上述したようにユーザが印刷したい情報を含むものであり、例えばワープロで作成された文書情報や画像情報などを含むものである。
その後、ユーザが複数のプリンタのうちの1つのプリンタにより、プリントサーバ22により一時的に保持されたユーザにより要求された印刷処理を実行する際に、ユーザはICカードリーダ11に自らが所持するICカードを読み込ませる。
ユーザがICカードをICカードリーダ11に読み込ませると、ステップ104からステップ105に処理が進む。ステップ105で、プリントサーバ22は、ICカードリーダ11により読み込まれた実行時特定情報(ユーザID)を、プリンタ10を介して取得する。このとき、プリントサーバ22は、実行条件情報と比較される情報である印刷実行判断情報もプリンタ10から取得する。この印刷実行判断情報は、実行条件情報(図4参照)に示される情報を含むものであり、具体的には、印刷能力、プリンタ名等である。なお、これらの情報は、プリンタ10に保持されているMIB(Management Information Base)を利用するようにしても良い。
次のステップ106で、プリントサーバ22は、取得された実行時特定情報、印刷実行判断情報、要求時特定情報、実行条件情報に基づき、印刷処理情報が示す印刷処理が、ユーザがICカードを読み込ませたICカードリーダ11に接続されたプリンタ20により実行可能か否かを判断する。
このステップ106の処理は、実行可能であると判断された場合には、実行フラグがオンとされ、そうでない場合には実行フラグがオフとされる処理である。
次のステップ107で、プリントサーバ22は、実行フラグがオンか否か判断する。否定判断した場合には、処理を終了し、肯定判断した場合には、ステップ108でプリンタ10により、実行可能と判断された印刷処理を実行させ、処理を終了する。なお、実行可能と判断される印刷処理は複数の場合も当然にあり得る。
次に、図7を用いて上記設定処理(図6:ステップ101)について説明する。この処理は、PC20により実行されるものである。
まず、ステップ201で、ユーザにより設定されたプリンタ名を設定する。このプリンタ名の設定は、ユーザが印刷したいプリンタ名を設定するものである。次のステップ202で、ユーザにより設定されたプリンタの設けられた位置を設定する。次のステップ203で、ユーザにより設定された日時を設定する。更に次のステップ204で、ユーザにより設定された印刷能力を設定し、処理を終了する。
なお、上記各設定は、設定しないものがあっても良い。設定しない場合は、図4に示したように、「なし」と設定される。また、設定された実行条件は、予めプリントサーバ22に送信し、プリントサーバ22は、それを保持しておくようにしても良い。
このようにユーザが実行条件を設定することにより、オンデマンドプリントにおいて、ユーザが所望する印刷処理をプリンタに実行させるための手間を軽減することができる。
次に、図8を用いて上記実行可能判断処理(図6:ステップ106)について説明する。この処理は、プリントサーバ22により実行されるものである。
まず、ステップ301で、実行時特定情報と同一の要求時特定情報を持つ印刷関連情報を抽出する。この処理は、図4で示した一時的に保持されているユーザIDから、プリンタ10で印刷をしようとするユーザのユーザIDと同一のものを抽出する処理である。
次のステップ302で、抽出されたか否か判断し、抽出されなかった場合には、ステップ310で、実行フラグをオフとして処理を終了する。
一方、ステップ302で抽出されたと判断した場合には、ステップ303で、ステップ301で抽出した印刷関連情報からプリンタ特定情報が一致するものを抽出する。このプリンタ特定情報とは、プリンタ名と位置を示す情報である。
次のステップ304で、抽出されたか否か判断し、抽出されなかった場合には、ステップ310で、実行フラグをオフとして処理を終了する。
一方、ステップ304で抽出されたと判断した場合には、ステップ305で、ステップ303で抽出した印刷関連情報から日時情報が一致するものを抽出する。この日時情報が一致とは、ユーザにより設定された日時情報に、現在の日時が一致すること、或いは含まれることを意味する。ここで、現在の日時が含まれるとは、例えばユーザに設定された日時が2時から3時までとなっていた場合、この時間帯に現在の日時が含まれることを意味する。
次のステップ306で、抽出されたか否か判断し、抽出されなかった場合には、ステップ310で、実行フラグをオフとして処理を終了する。
一方、ステップ306で抽出されたと判断した場合には、ステップ307で、ステップ305で抽出した印刷関連情報から印刷能力情報が一致するものを抽出する。
次のステップ308で、抽出されたか否か判断し、抽出されなかった場合には、ステップ310で、実行フラグをオフとして処理を終了する。
一方、ステップ308で抽出されたと判断した場合には、ステップ309で、実行フラグをオンとして処理を終了する。
以上説明した抽出処理において、対応する情報が「なし」(図4参照)の場合は抽出されるものとするようにしても良いし、抽出されないようにしても良い。抽出されるとした場合には、任意のプリンタ10で印刷しても構わないユーザは、設定する際に「なし」とすればよいので設定処理の手間を軽減することができる。一方、抽出されないとした場合には、ユーザが誤って印刷させたくないプリンタ10のカードリーダ11にICカードを読み込ませても印刷されることはない。
上記実行可能判断処理で判断された結果を、図9を用いて具体的に説明する。図9に示される判断結果は、ユーザIDがfx2703のユーザがICカードを読み込ませたプリンタ10の位置が六本木、5F、B会議室である場合の判断結果を示している。
まず、ユーザIDで抽出すると、同図に示されるように網掛けで表示されている1、2、4行目の印刷関連情報が抽出されるが、ICカードを読み込ませた時刻である現在の時刻が日時10:00−12:00の範囲内ではないため、4行目は抽出されない。よって、この場合は1、2行目の印刷関連情報が抽出され、印刷されることとなる。
もちろん、ICカードを読み込ませた時刻が11:00なら4行目も抽出される。また、ユーザIDがfx2082のユーザがKSPの7F、757居室のモノクロプリンタにてICカードを読み込ませた場合は3、6行目の印刷関連情報が抽出される。また、KSPの7F、757居室ではないKSPの他の場所のプリンタ10なら6行目だけが抽出される。
以上説明した実施形態のおける設定処理(図7参照)は、PC20に搭載されたソフトウェアが動作することで実現されている。このソフトウェアは、具体的にはプリンタドライバが一般的であるが、図10に示されるように、Webブラウザを用いた構成とするようにしても良い。
具体的には、Webブラウザにより、プリントサーバ22に保持されている位置情報を動的に取得し、表示する。取得した位置情報を用いて印刷時の実行条件を設定し、印刷ファイル(文書情報や画像情報)をプリントサーバ22にアップロードすることでプリンタドライバの代わりとすることが出来る。これにより、プリンタドライバが搭載されていないPC20でも印刷することが可能となる。
また、本実施の形態を適用するプリンタ10は、表示領域の狭いプリンタを想定しているが、表示領域を十分に有する画像形成装置に適用しても良い。表示領域を十分に有する画像形成装置の場合は、従来よりその表示領域を用いて印刷する印刷処理の内容を表示し、その中からユーザが選択するというものであったが、本実施の形態を適用することにより、ユーザが選択する手間がなくなるので、ユーザが所望する印刷処理をプリンタに実行させるための手間を軽減することができる。
更に、本実施の形態では、実行条件を満たすプリンタ10でのみ印刷可能としているが、プリンタ10が実行条件を満たしていない場合でも、印刷可能とするようにしても良い。この場合、実行条件が満たされている印刷処理を優先的に印刷するようにしても良く、そのようにした場合、実行条件が満たされていない印刷処理ほど後から印刷されることとなる。
また、実行条件に印刷順序の優先順位を表す条件を追加しても良い。更に、ユーザがICカードを読み込ませて印刷した時に、印刷されなかった印刷関連情報等の一覧を記した印刷結果報告シートの印刷の可否を選択可能なようにしても良い。この場合、複数ある自分の印刷関連情報の中で、どのような実行条件により今回の印刷処理が実行されたのか、また印刷が実行されなかった印刷関連情報を把握することが出来る。
更に、本実施の形態に係るプリントサーバ22は、図1では1つしか示されていないが、図4に示した情報の同期をとるようにすることで、複数のサーバを用いることも可能である。
また、以上説明した各フローチャートの処理の流れは一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で処理順序を入れ替えたり、新たなステップを追加したり、不要なステップを削除したりすることができることは言うまでもない。
本実施の形態に係る印刷システムの全体構成を示す図である。 プリンタのハードウェア構成を示す図である。 PC、及びプリントサーバのハードウェア構成を示す図である。 プリントサーバが保持する実行条件情報、要求時特定情報、及び印刷処理情報を示す図である。 位置情報を示す図である。 印刷処理を示すフローチャートである。 設定処理を示すフローチャートである。 実行可能判断処理を示すフローチャートである。 実行可能判断処理で判断された結果を示す図である。 Webブラウザを用いた構成例を示す図である。
符号の説明
10、10A、10B、10C プリンタ
12、40 CPU
13、50 HDD
14、44 RAM
15、54 通信I/F
16 ROM
17 表示部
18 操作入力部
20 PC
22 プリントサーバ
46 NVM
48 UI
52 プリンタエンジン

Claims (4)

  1. 情報を記録する記録手段と、
    ユーザにより要求された印刷処理を実行する際の実行条件をユーザに設定させる設定手
    段と、
    前記設定手段により設定された前記実行条件を示す実行条件情報、前記ユーザを特定す
    るための特定情報である要求時特定情報、及び前記ユーザにより要求された印刷処理の内
    容を示す印刷処理情報を関連づけて一時的に前記記録手段に保持する情報保持手段と、
    各々前記印刷処理を実行することにより記録媒体に画像を印刷する複数の印刷手段と、
    前記複数の印刷手段のうちの1つの印刷手段により、前記情報保持手段により一時的に
    保持された前記ユーザにより要求された印刷処理を実行する際に、当該ユーザを特定する
    ための特定情報である実行時特定情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された実行時特定情報、前記実行条件情報と比較される情報で
    ある印刷実行判断情報、前記情報保持手段により保持された前記要求時特定情報、及び前
    記情報保持手段により保持された前記実行条件情報に基づき、前記情報保持手段により前
    記実行条件情報と関連づけて保持された印刷処理情報が示す印刷処理が前記印刷手段によ
    り実行可能か否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により実行可能と判断された印刷処理を前記印刷手段により実行させる実
    行手段と、
    を有する印刷システム。
  2. 前記実行条件情報は、前記印刷手段の印刷能力を示す印刷能力情報を含み、且つ前記印刷手段を特定する特定情報、前記印刷手段が設けられた位置を示す位置情報、日時を示す日時情報のうちのいずれか1つ以上の情報を含む請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記位置情報は複数の位置を示す情報であり、当該位置は、当該位置情報に示される他
    の位置を包含する位置を示すか、当該位置情報に示される他の位置に包含される位置を示
    す請求項2に記載の印刷システム。
  4. ユーザにより要求された印刷処理を実行する際の実行条件をユーザに設定させる設定ス
    テップと、
    前記設定ステップにより設定された前記実行条件を示す実行条件情報、前記ユーザを特
    定するための特定情報である要求時特定情報、及び前記ユーザにより要求された印刷処理
    の内容を示す印刷処理情報を関連づけて一時的に情報を記録する記録手段に保持する情報
    保持ステップと、
    各々前記印刷処理を実行することにより記録媒体に画像を印刷する複数の印刷手段のう
    ちの1つの印刷手段により、前記情報保持ステップにより一時的に保持された前記ユーザ
    により要求された印刷処理を実行する際に、当該ユーザを特定するための特定情報である
    実行時特定情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された実行時特定情報、前記実行条件情報と比較される情
    報である印刷実行判断情報、前記情報保持ステップにより保持された前記要求時特定情報
    、及び前記情報保持ステップにより記録された前記実行条件情報に基づき、前記情報保持
    ステップにより前記実行条件情報と関連づけて保持された印刷処理情報が示す印刷処理が
    前記印刷手段により実行可能か否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにより実行可能と判断された印刷処理を前記印刷手段により実行させ
    る実行ステップと、
    を有する処理をコンピュータに実行させるための印刷プログラム。
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