この発明は、第一の電話装置および他の通信装置が第一のデータ中継装置を介して他のネットワークに接続されるように構成された第一のネットワークと、第二の電話装置および他の通信装置が第二のデータ中継装置を介して他のネットワークに接続されるように構成された第二のネットワークとを、接続制御装置による制御によって通信可能に接続する接続制御システムおよび接続制御方法に関する。
従来より、ネットワーク機能を持つ家電(いわゆる、情報家電)が普及するにつれて、各家庭では、これらの情報家電を用いてホームネットワークの構築がなされている。そして、これら各家庭のホームネットワーク間でデータなどのやり取りなどが行われるようになってきている。
そこで、このようなホームネットワーク同士など離れたネットワーク同士を接続する様々な技術が開示されている。
例えば、非特許文献1では、通常、使用されているアナログ電話機とは別のVOIP電話機を用意し、さらに、このVOIP電話機自体に新しくネットワーク接続機能を追加して、その機能を実行することで、離れたネットワークを接続する技術が開示されている。具体的には、このVOIP電話機にネットワーク機能を設定し、当該機能が実行されると、VOIP電話機は、接続先装置との間に一時的な仮想ネットワークを構築する。そして、VOIP電話機は、自ネットワーク装置のIPアドレスを接続先端末装置に割当てることで、相互にアドレス変換をしながら通信を行う。
ところで、上記した非特許文献1の技術では、一般的に使用されているアナログ電話機とは別に、VOIP電話機が必要であり、さらに、離れたネットワーク同士を接続するための機能をVOIP電話機に新たに設定および実行する必要であるので、利用者の負担が大きいという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、利用者の負担なく、容易に異なるネットワーク同士を接続することが可能である通信システム、通信方法および通信プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、第一の電話装置および他の通信装置が第一のデータ中継装置を介して他のネットワークに接続されるように構成された第一のネットワークと、第二の電話装置および他の通信装置が第二のデータ中継装置を介して他のネットワークに接続されるように構成された第二のネットワークとを、接続制御装置による制御によって通信可能に接続する接続制御システムであって、前記第一のデータ中継装置は、前記第一の電話装置と第二の電話装置との間で音声通信が実行されている際に、前記第一のデータ中継装置と第二のデータ中継装置とを前記音声通信とは異なる通信で通信可能に接続する旨の要求を示す接続要求を前記第一の電話装置から受け付ける接続要求受付手段と、前記接続要求受付手段によって前記第一の電話装置から接続要求を受け付けた場合に、当該接続要求とともに、前記第一の電話装置に割り当てられている第一電話番号と前記第二の電話装置に割り当てられている第二電話番号とを前記接続制御装置に送信する接続要求送信手段と、前記接続制御装置は、前記電話装置の電話番号ごとに、各電話装置が接続されるデータ中継装置が、前記音声通信とは異なる通信で利用する当該データ中継装置を一意に識別するアドレス情報であって、接続相手のデータ中継装置との通信を可能にするためのアドレス情報を対応付けて記憶するアドレス情報記憶手段と、前記第一のデータ中継装置から前記接続要求および電話番号を受信した場合に、前記アドレス情報記憶手段から、前記第一電話番号に対応する前記第一のデータ中継装置のアドレス情報と前記第二電話番号に対応する前記第二のデータ中継装置のアドレス情報とを取得し、各アドレス情報を用いた前記音声通信とは異なる通信で前記第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置を通信可能に接続する通信接続手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記アドレス情報記憶手段は、前記電話装置の電話番号ごとに、各データ中継装置が前記音声通信とは異なる通信に際して用いる鍵情報をさらに対応付けて記憶し、前記接続制御手段は、前記アドレス情報記憶手段から前記第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置に対応する鍵情報をそれぞれ取得し、当該第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置を通信可能に接続するに際して、前記鍵情報を各データ中継装置に送信することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記通信接続手段は、前記第二のデータ中継装置に対して接続要求を転送し、当該第二のデータ中継装置から当該接続要求を許可する旨の接続許可応答を受信した場合に限り、前記第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置を前記音声通信とは異なる通信で通信可能に接続することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記第二のデータ中継装置は、前記第一の電話装置と第二の電話装置との間で音声通信が実行されている際に、前記第一のデータ中継装置と第二のデータ中継装置とを前記音声通信とは異なる通信で通信可能に接続する旨の要求を示す接続要求を前記第二の電話装置から受け付ける接続要求受付手段と、前記接続要求受付手段によって前記第二の電話装置から接続要求を受け付けた場合に、当該接続要求とともに、前記第一の電話装置に割り当てられている第一電話番号と前記第二の電話装置に割り当てられている第二電話番号とを前記接続制御装置に送信する接続要求送信手段と、をさらに備え、前記接続制御装置の通信接続手段は、前記第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置から前記接続要求および電話番号をそれぞれ受信した場合に、前記アドレス情報記憶手段から各電話番号に対応するアドレス情報として前記第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置のアドレス情報をそれぞれ取得し、各アドレス情報を用いて前記第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置を前記音声通信とは異なる通信で通信可能に接続することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記接続要求受付手段は、前記接続要求とともに、前記第一のネットワークが接続を許可されている所定の第三者通信装置を特定するための第三者特定情報を受け付け、前記接続要求送信手段は、前記接続要求および電話番号とともに、前記第三者特定情報を前記接続制御装置に送信し、前記通信接続手段は、前記第一のデータ中継装置から、前記接続要求および電話番号とともに第三者特定情報を受信した場合に、当該第三者特定情報で特定される前記第三者通信装置および前記第一のデータ中継装置を前記音声通信とは異なる通信で通信可能に接続するとともに、前記第三者通信装置および前記第二のデータ中継装置を前記音声通信とは異なる通信で通信可能に接続することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記データ中継装置は、前記第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置が通信可能に接続された後、前記第一の電話装置と第二の電話装置との間で実行されていた音声通信が終了したことを検知した場合に、前記第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置による通信を終了するように制御する通信終了制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、第一の電話装置および他の通信装置が第一のデータ中継装置を介して他のネットワークに接続されるように構成された第一のネットワークと、第二の電話装置および他の通信装置が第二のデータ中継装置を介して他のネットワークに接続されるように構成された第二のネットワークとを、接続制御装置による制御によって通信可能に接続することに適する接続制御方法であって、前記第一のデータ中継装置は、前記第一の電話装置と第二の電話装置との間で音声通信が実行されている際に、前記第一のデータ中継装置と第二のデータ中継装置とを前記音声通信とは異なる通信で通信可能に接続する旨の要求を示す接続要求を前記第一の電話装置から受け付ける接続要求受付工程と、前記接続要求受付工程によって前記第一の電話装置から接続要求を受け付けた場合に、当該接続要求とともに、前記第一の電話装置に割り当てられている第一電話番号と前記第二の電話装置に割り当てられている第二電話番号とを前記接続制御装置に送信する接続要求送信工程と、前記接続制御装置は、前記第一のデータ中継装置から前記接続要求および電話番号を受信した場合に、前記電話装置の電話番号ごとに、各電話装置が接続されるデータ中継装置が、前記音声通信とは異なる通信で利用する当該データ中継装置を一意に識別するアドレス情報であって、接続相手のデータ中継装置との通信を可能にするためのアドレス情報を対応付けて記憶するアドレス情報記憶部から、前記第一電話番号に対応する前記第一のデータ中継装置のアドレス情報と前記第二電話番号に対応する前記第二のデータ中継装置のアドレス情報とを取得し、各アドレス情報を用いて前記第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置を通信可能に接続する通信接続工程と、を含んだことを特徴とする。
また、本発明は、第一の電話装置および他の通信装置が第一のデータ中継装置を介して他のネットワークに接続されるように構成された第一のネットワークと、第二の電話装置および他の通信装置が第二のデータ中継装置を介して他のネットワークに接続されるように構成された第二のネットワークとを通信可能に接続する接続制御システムにおける前記データ中継装置であって、自己のネットワークに接続される電話装置または他のネットワークから、自己のネットワークと他のネットワークとを音声通信とは異なる通信で通信可能に接続する旨の要求を示す接続要求を受け付ける接続要求受付手段と、前記接続要求受付手段によって自己のネットワークに接続される電話装置または他のネットワークから接続要求を受け付けた場合に、自己のネットワークに接続される電話装置と他のネットワークに接続される電話装置との間で音声通信が実行されていることを根拠に、前記他のネットワークが、音声通信とは異なる通信で利用する当該データ中継装置を一意に識別するアドレス情報であって、接続相手のデータ中継装置との通信を可能にするためのアドレス情報を取得して、当該アドレス情報を用いて自己のネットワークと他のネットワークとを音声通信とは異なる通信で通信可能に接続する通信接続手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記接続要求受付手段によって前記自己のネットワークに接続される電話装置から接続要求を受け付けた場合に、前記接続要求と前記アドレス情報とを前記他のネットワークに送信する接続要求送信手段をさらに備え、前記通信制御手段は、前記接続要求と前記アドレス情報とが前記他のネットワークに送信されると、当該他のネットワークから当該接続要求を許可する旨の接続許可応答を受信した場合に限り、前記自己のネットワークと他のネットワークとを音声通信とは異なる通信で通信可能に接続することを特徴とする。
本発明によれば、第一のデータ中継装置は、第一の電話装置と第二の電話装置との間で通信が実行されている際に、第一のデータ中継装置と第二のデータ中継装置とを通信可能に接続する旨の要求を示す接続要求を第一の電話装置から受け付けて、第一の電話装置から接続要求を受け付けた場合に、当該接続要求とともに、第二の電話装置に割り当てられている電話番号を接続制御装置に送信し、接続制御装置は、電話装置の電話番号ごとに、各電話装置が接続されるデータ中継装置を一意に識別するためのアドレス情報を対応付けて記憶し、第一のデータ中継装置から接続要求および電話番号を受信した場合に、第一のデータ中継装置のアドレス情報を取得するとともに、電話番号に対応するアドレス情報として第二のデータ中継装置のアドレス情報を取得し、各アドレス情報を用いて第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置を通信可能に接続するので、利用者の負担なく、異なるネットワーク同士を容易に接続することが可能である。
例えば、一般的に使用されているアナログ電話機とは別に、あたらしくVOIP電話機を購入し、さらに、そのVOIP電話機でネットワーク接続を行うために、IPアドレスなどの接続情報を設定したり、操作手順を習得する必要がなく、通常のアナログ電話機または何ら特別な設定がされていないIP電話機だけで異なるネットワーク同士を接続することができる結果、利用者の負担なく、容易に異なるネットワーク同士を接続することが可能である。
また、本発明によれば、電話装置の電話番号ごとに、各データ中継装置が通信に際して用いる鍵情報をさらに対応付けて記憶し、第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置に対応する鍵情報をそれぞれ取得し、当該第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置を通信可能に接続するに際して、鍵情報を各データ中継装置に送信するので、利用者の負担なく、異なるネットワーク同士を容易にかつ安全に接続することが可能である。
例えば、VPNなどのセキュアな接続を行うために必要な鍵情報などを、電話機で使用する音声通信上でやり取りする必要がなく、利用者の負担なく、容易にかつ安全に高度なVPN接続を用いて異なるネットワーク同士を接続することが可能である。
また、本発明によれば、第二のデータ中継装置に対して接続要求を転送し、当該第二のデータ中継装置から当該接続要求を許可する旨の接続許可応答を受信した場合に限り、第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置を通信可能に接続するので、無条件で接続せずに、接続先が許可する場合のみ接続することができ、勝手に接続されることを防ぐ結果、セキュリティを高くしつつ、高度なVPN接続を用いて異なるネットワーク同士を接続することが可能である。
また、本発明によれば、第二のデータ中継装置は、第一の電話装置と第二の電話装置との間で通信が実行されている際に、第一のデータ中継装置と第二のデータ中継装置とを通信可能に接続する旨の要求を示す接続要求を第二の電話装置から受け付けて、第二の電話装置から接続要求を受け付けた場合に、当該接続要求とともに、第二の電話装置に割り当てられている電話番号を接続制御装置に送信し、接続制御装置は、第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置から接続要求および電話番号をそれぞれ受信した場合に、各電話番号に対応するアドレス情報として、第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置を一意に識別するアドレス情報であって、接続相手のデータ中継装置との通信を可能にするためのアドレス情報をそれぞれ取得し、各アドレス情報を用いて第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置を通信可能に接続するので、片方のGW装置から接続要求を受信して、許可応答を待つのに比べて、接続制御装置は、迅速にGW装置を接続するアドレス情報などを取得して、両方のGW装置に送信することができる結果、GW装置が接続要求を送信してから、GW装置間の接続が完了するまでの処理時間を短縮することが可能である。
また、本発明によれば、接続要求とともに、第一のネットワークが接続を許可されている所定の第三者通信装置を特定するための第三者特定情報を受け付け、接続要求および電話番号とともに、第三者特定情報を接続制御装置に送信し、第一のデータ中継装置から、接続要求および電話番号とともに第三者特定情報を受信した場合に、当該第三者特定情報で特定される第三者通信装置および第一のデータ中継装置を通信可能に接続するとともに、第三者通信装置および第二のデータ中継装置を通信可能に接続するので、複数のネットワーク同士を容易に相互接続することが可能である。
例えば、第一のネットワークの利用者Aが音楽ダウンロードサービスに利用者登録しており、第二のネットワークの利用者Bが音楽ダウンロードサービスに利用者登録していない場合に、利用者Aがお勧めの音楽の視聴を利用者Bに促したとすると、利用者Bは利用者登録する必要はなく、音楽ダウンロードサービスを利用することができる。
また、本発明によれば、データ中継装置は、第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置が通信可能に接続された後、第一の電話装置と第二の電話装置との間で実行されていた通信が終了したことを検知した場合に、第一のデータ中継装置および第二のデータ中継装置による通信を終了するように制御するので、切断に際しても、特別な能力や機能を必要とせず、さらに、利用者の負担なく、異なるネットワーク同士を容易に接続および切断することが可能である。
例えば、切断するのに、電話機を操作する必要がなく、利用者の負担を軽減することができ、さらに、電話機による通話が完了しているにも関わらず、無駄な接続を防止することができ、第三者のネットワーク侵入の機会を防ぐことができる。
また、本発明によれば、自己のネットワークに接続される電話装置または他のネットワークから、自己のネットワークと他のネットワークとを通信可能に接続する旨の要求を示す接続要求を受け付けて、自己のネットワークに接続される電話装置または他のネットワークからから接続要求を受け付けた場合に、自己のネットワークに接続される電話装置と他のネットワークに接続される電話装置との間で通信が実行されていることを根拠に、他のネットワークに割り当てられた、データ中継装置を一意に識別するアドレス情報であって、接続相手のデータ中継装置との通信を可能にするためのアドレス情報を取得して、当該アドレス情報を用いて自己のネットワークと他のネットワークとを通信可能に接続するので、利用者の負担なく、異なるネットワーク同士を容易にかつ安全に接続することが可能である。
例えば、第一のネットワークと第二のネットワークとがVOIP網で接続されており、第一の電話装置と第二の電話装置とがVOIP電話機である場合、データ中継装置は、第一の電話装置と第二の電話装置とのセッション情報から第二のネットワークに接続されるルータなどに割り当てられている第二のデータ中継装置を一意に識別するアドレス情報であって、第一のデータ中継装置との通信を可能にするためのアドレス情報を取得して、当該アドレス情報を用いて第一のネットワークと第二のネットワークとを通信可能に接続するので、利用者の負担なく、異なるネットワーク同士を容易にかつ安全に接続することが可能である。
また、本発明によれば、自己のネットワークに接続される電話装置から接続要求を受け付けた場合に、前記接続要求と前記アドレス情報とを前記他のネットワークに送信し、接続要求とアドレス情報とが他のネットワークに送信されると、当該他のネットワークから当該接続要求を許可する旨の接続許可応答を受信した場合に限り、自己のネットワークと他のネットワークとを通信可能に接続するので、無条件で接続せずに、接続先が許可する場合のみ接続することができ、勝手に接続されることを防ぐ結果、セキュリティを高くしつつ、高度なVPN接続を用いて異なるネットワーク同士を接続することが可能である。
例えば、接続要求としてVPN接続情報を送信する場合、当該接続要求をSIP(Session Initiation Protocol)のSDP(Session Description Pritocol)のネゴシエーション要求である場合、SDP上で接続要求やVPN接続情報をやり取りすることができる結果、セキュリティを高くしつつ、高度なVPN接続を用いて異なるネットワーク同士を接続することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る接続制御装置の実施例を詳細に説明する。なお、以下の実施例で用いる主要な用語、実施例1に係る通信装置の概要および特徴、実施例1に係る通信装置の構成および処理の手順、実施例1の効果を順に説明し、続いて、他の実施例について説明する。
[用語の説明]
まず最初に、本実施例で用いる主要な用語を説明する。本実施例で用いる「接続制御装置」とは、異なるネットワーク同士を通信可能に接続する。つまり、第一の電話装置および他の通信装置が第一のデータ中継装置を介して他のネットワークに接続されるように構成された第一のネットワークと、第二の電話装置および他の通信装置が第二のデータ中継装置を介して他のネットワークに接続されるように構成された第二のネットワークとを、通信可能に接続する装置である。例を挙げると、電話機(A)およびWebTVなどがGW装置(A)を介してインターネットやVoIP網、PSTN網、IP網などに接続されるように構成された宅内ネットワーク(A)(例えば、家庭内LAN、ホームネットワークなど)と、電話機(B)およびWebTVなどがGW装置(B)を介してインターネットやVoIP網、PSTN網、IP網などに接続されるように構成された宅内ネットワーク(B)とを接続する。なお、「接続制御装置」は、特許請求の範囲に記載の「接続制御装置」に対応する。
また、それぞれの宅内ネットワークに構成される装置としては、上記した「電話機」や「WevbTV」以外にも「PC(Personal Computer)」などの情報家電がある。「電話機(A)」「電話機(B)」は、アナログ電話機やVoIP電話機などのテンキーを備え、ダイアル信号により相手先を指定して通話接続を行う電話機である。「WebTV」は、インターネットが利用できるテレビであり、テレビを見ながら、WWW(World Wide Web)を閲覧したり、電子メールを送受信したりすることができる。「PC」は、一般的に使用されている家庭用コンピュータであり、文書や図などのドキュメントを作成する他、GW装置を介してインターネットに接続して、音楽や映画のダウンロードや検索サイトへのアクセスを行うことができる。また、これらの装置は、あくまで一例であり、上記した情報家電以外にも家電標準化技術であるDLNA(Digital Living Netwirk Alliance)やUPnP(Universal Plug and Play)などのプロトコルを用いて接続される「メディアサーバ」や、「ハードディスクレコーダ」など様々な装置がある。
なお、「電話機(A)」は、特許請求の範囲に記載の「第一の電話装置」に対応し、「電話機(B)」は、同様に、特許請求の範囲に記載の「第二の電話装置」に対応する。ただし、本実施例では、「電話機(A)」を、特許請求の範囲に記載の「第一の電話装置」とし、「電話機(B)」を、特許請求の範囲に記載の「第二の電話装置」として説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、「電話機(B)」や他のネットワークにある電話機が「第一の電話装置」としてもよく、接続要求を送信した電話機が「第一の電話装置」となり、当該接続要求先のネットワークに存在する電話機が「第二の電話装置」となる。
また、インターネットに接続される装置としては、GW装置(C)を介して、インターネットに接続される「サービスサーバ(C)」などがある。「サービスサーバ(C)」は、音楽ダウンロード、映画の視聴、検索サイトなどの各種サービスを提供するSP(Service Provider)の装置である。「サービスサーバ(C)」は、サービス利用登録を行った利用者(利用者装置)のみがサービスを利用することができ、この利用者登録により利用者を管理することで、サービスの不正利用などを防いでいる。この「サービスサーバ(C)」は、あくまで一例であり、他にもSPにより様々なサーバが存在する。
また、本実施例で用いる「GW装置(A)」「GW装置(B)」「GW装置(C)」とは、宅内ネットワークおよびインターネットなどの宅外ネットワークを通信可能に接続する装置であり、アドレス変換やデータの載せ換えなどを行うことにより情報家電を相互接続する。具体的には、インターネットと宅内ネットワークの間に配置され、ホームルータ、プロトコル変換、ファイアウォール、ファイアウォールのルール動的変更などの機能や放送受信機能などのセットトップボックスを備える。例えば、宅内ネットワークに設置されたWebTVから発信されるリクエストであり、当該宅内ネットワークに設置されたHDDやPCからWebTVに提供されるサービスに関して情報を要求する旨のリクエストを受信したり、宅内ネットワークに設置されたWebTVからインターネット接続要求を受信して、NAT変換を行い、当該要求をインターネット網に送信したりする。
また、これら「GW装置(A)」「GW装置(B)」「GW装置(C)」は、宅内ネットワークの電話回線と外部の公衆電話交換回線網であるPSTN網(Public Switch Telephone Networks)とを接続する機能を備える。具体的に例を挙げると、宅内ネットワークに接続される電話機(A)、電話機(B)などの既存のアナログ電話機からダイアル信号を受信し、交換機などを介して、当該電話機と接続先とを接続する。さらに、VoIP−GW(Vice Over Internet Protocol―GateWay)としての機能を有するとともに、IP電話アダプタを有し、宅内ネットワークと外部のVoIP網とを接続する。具体的に例を挙げると、宅内ネットワークに接続されたIP電話からダイアル番号を受信し、外部のVoIP網に接続されるIP電話機と接続する。また、IP電話アダプタは、必ずしもGW装置に内蔵されている必要はなく、他の装置として宅内ネットワークに接続されていてもよい。
なお、「GW装置(A)」は、特許請求の範囲に記載の「第一のデータ中継装置」に対応し、「GW装置(B)」は、同様に、特許請求の範囲に記載の「第二のデータ中継装置」に対応し、「GW装置(C)」は、特許請求の範囲に記載の「第三者通信装置」に対応する。また、これらの「GW装置」に関しても、上記した「電話機」と同様に、本実施例では、「GW装置(A)」を、特許請求の範囲に記載の「第一のデータ中継装置」とし、「GW装置(B)」を、特許請求の範囲に記載の「第二のデータ中継装置」として説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、「GW装置(B)」や他のGW装置が「第一のデータ中継装置」としてもよく、接続要求を送信した電話機が接続されるGW装置が「第一のデータ中継装置」となり、当該接続要求先のネットワークにあるGW装置が「第二のデータ中継装置」となる。
[接続制御装置の概要および特徴]
次に、図1を用いて、実施例1に係る接続制御装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る接続制御装置を含むシステムの全体構成図である。
図1に示すように、このシステムは、宅内ネットワーク(A)と、宅内ネットワーク(B)と、接続制御装置とが、インターネットやVoIP網・PSTN網により接続されて構成される。宅内ネットワーク(A)は、GW装置(A)と、電話機(A)と、WebTVやPCなどの情報家電(ネットワーク装置)とから構成される。そして、これらの宅内ネットワークに接続される各装置は、GW装置(A)を介してインターネットに接続されて、接続制御装置やGW装置(B)に接続される。また、電話機(A)は、GW装置(A)を介して、VoIP網やPSTN網に接続され、電話機(B)と音声接続(通話)される。
また、宅内ネットワーク(B)も、宅内ネットワーク(A)と同様に、GW装置(B)と、電話機(B)と、WebTVやPCなどの情報家電(ネットワーク装置)とから構成される。そして、これらの宅内ネットワークに接続される各装置は、GW装置(B)を介してインターネットに接続されて、接続制御装置やGW装置(A)に接続される。また、電話機(B)は、GW装置(B)を介して、VoIP網やPSTN網に接続され、電話機(A)と音声接続(通話)される。
そして、電話機(A)には、電話番号「03−XXX−XXXX」が割り当てられ、同様に、電話機(B)には、電話番号「06−XXX−XXXX」が割り当てられている。また、GW装置(A)には、IPアドレス「192.168.1.1」が設定されており、同様に、GW装置(B)には、IPアドレス「10.1.1.1」が設定されている。そして、図1では、電話機(A)は、電話番号「06−XXX−XXXX」をダイアルして、電話機(B)と通信が実行されている状態、つまり、電話機(A)を発信元、電話機(B)を着信先として通話状態にある。
このような構成のもと、実施例1に係る接続制御装置は、上記したように、宅内ネットワーク(A)と、宅内ネットワーク(B)とを、通信可能に接続することを概要とするものであり、特に、利用者の負担なく、異なるネットワーク同士(宅内ネットワーク(A)と宅内ネットワーク(B))を容易に接続することが可能である点に主たる特徴がある。
この主たる特徴を具体的に説明すると、図1に示すように、接続制御装置は、電話機(A)や電話機(B)の電話装置の電話番号ごとに、各電話装置が接続されるGW装置を一意に識別するためのアドレス情報を対応付けてアドレス情報DBに記憶する。具体的には、『設定されている「電話番号」、GW装置に割り当てられた「IPアドレス」』として「03−XXX−XXXX、192.168.1.1」や「06−XXX−XXXX、10.1.1.1」などと記憶する。
そして、GW装置(A)は、電話機(A)と電話機(B)との間で通信が実行されている際に、GW装置(A)とGW装置(B)とを通信可能に接続する旨の要求を示す接続要求を電話機(A)から受け付ける(図1の(1)と(2)参照)。上記した例で具体的に説明すると、GW装置(A)は、電話機(A)が電話機(B)と通話中に、プッシュボタン押下や受話器のon−hook−off−hook動作などの特定の動作を行うことで送信される宅内ネットワーク(B)との接続要求を電話機(A)から受信する。
続いて、GW装置(A)は、電話機(A)から接続要求を受け付けた場合に、当該接続要求とともに、電話機(B)に割り当てられている電話番号を接続制御装置に送信する(図1の(3)参照)。上記した例で具体的に説明すると、GW装置(A)は、電話機(A)から接続要求を受け付けた場合に、当該接続要求とともに、電話機(A)に割り当てられている電話番号(03−XXX−XXXX)と電話機(B)に割り当てられている電話番号(06−XXX−XXXX)とを接続制御装置に送信する。
その後、接続制御装置は、電話機(A)から接続要求および電話番号を受信した場合に、GW装置(A)のアドレス情報を取得するとともに、アドレス情報DBから電話番号に対応するアドレス情報としてGW装置(B)のアドレス情報を取得し、各アドレス情報を用いてGW装置(A)およびGW装置(B)を通信可能に接続する(図1の(4)〜(6)参照)。
上記した例で具体的に説明すると、接続制御装置は、電話機(A)から接続要求および電話番号(03−XXX−XXXX)と電話番号(06−XXX−XXXX)とを受信した場合に、アドレス情報DBから電話番号(03−XXX−XXXX)に対応するGW装置(A)のアドレス情報(192.168.1.1)と、電話番号(06−XXX−XXXX)に対応するアドレス情報としてGW装置(B)のアドレス情報(10.1.1.1)を取得する。なお、GW装置(A)は、必ずしも電話機(A)の電話番号を送信する必要はなく、電話機(A)と接続制御装置が通信できていることを根拠に、当該接続要求からGW装置(A)のアドレス情報(192.168.1.1)を取得するようにしてもよい。
そして、接続制御装置は、取得したGW装置(B)のアドレス情報(10.1.1.1)をGW装置(A)に送信するとともに、取得したGW装置(A)のアドレス情報(192.168.1.1)をGW装置(B)に送信する。その後、接続制御装置は、GW装置(A)とGW装置(B)とにそれぞれ送信したアドレス情報を使用して、GW装置(A)にGW装置(B)と接続することを指示する。その後、GW装置(A)は、受信したアドレス情報を用いて、GW装置(B)と通信可能に接続する。
このように、実施例1に係る接続制御装置は、上記した主たる特徴のごとく、利用者の負担なく、宅内ネットワーク(A)と宅内ネットワーク(B)などのように異なるネットワーク同士を容易に接続することが可能である。
[接続制御装置を含むシステムの構成]
次に、図2と図3を用いて、図1に示した接続制御装置を含むシステムの構成を説明する。図2は、実施例1に係る接続制御装置を含むシステムの構成を示すブロック図であり、図3は、アドレス情報DBに記憶される情報の構成例を示す図である。図2に示すように、このシステムは、GW装置(A)10と、GW装置(B)20と、接続制御装置30とから構成される。
(GW装置(A)10の構成)
GW装置(A)10は、外部ネットワークI/F部11と、内部ネットワークI/F部12と、電話機接続I/F部13と、記憶部14と、制御部15とから構成される。外部ネットワークI/F部11は、インターネットおよびVOIP網、PSTN網に接続される装置との間でやり取りされる通信を制御する。具体的に例を挙げると、外部ネットワークI/F部11は、インターネットに接続される接続制御装置30やGW装置(B)20と接続要求などの各種データのやり取りを行い、VOIP網またはPSTN網に接続されるGW装置(B)20との間で、それぞれのGW装置に接続される電話機から出力される音声データのやり取りなどを行う。
内部ネットワークI/F部12は、宅内ネットワーク(A)に接続される他の装置との間でやり取りされる通信を制御する。具体的には、宅内ネットワーク(A)に接続されるPCやWebTVなどとの間でやり取りされる通信を制御する。例えば、内部ネットワークI/F部12は、PCやHDDなどからインターネット接続要求を受信し、外部ネットワークI/F部11に当該インターネット接続要求を転送して、PCやHDDは、インターネットに接続することができる。
電話機接続I/F部13は、宅内ネットワーク(A)に接続される電話機(A)との間でやり取りされる通信を制御する。具体的に例を挙げれば、電話機(A)からダイアル信号を受信し、当該ダイアル信号を後述する制御部に送信したり、接続先の電話機とやり取りされる音声信号を受信したりする。
記憶部14は、制御部15による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する。具体的に例を挙げると、インターネットに接続するために必要なIPアドレス(例えば、1.1.1.1など)や、特定動作によるダイアル信号と当該ダイアル信号を受信した場合に処理内容とを対応付けて記憶する。さらに例を挙げると、受話器のon−hook−off−hook動作やプッシュボタン押下によるダイアル信号を受信すると、接続要求を送信するなどといった処理内容を記憶する。なお、記憶部14に記憶される各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
制御部15は、制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有するとともに、特に本発明に密接に関連するものとしては、接続要求受付部16と、音声通信処理部17と、接続要求送信部18と、接続部19とを備え、これらによって種々の処理を実行する。
接続要求受付部16は、電話機(A)と電話機(B)との間で通信が実行されている際に、GW装置(A)とGW装置(B)とを通信可能に接続する旨の要求を示す接続要求を電話機(A)から受け付ける。具体的に例を挙げれば、電話機(A)から受話器のon−hook−off−hook動作やプッシュボタン押下によるダイアル信号を受信すると、接続要求受付部16は、記憶部14に当該ダイアル信号と接続要求送信が対応付けて記憶されていることより、当該ダイアル信号を接続要求として受信し、後述する接続要求送信部18に送信する。また、電話機(A)からダイアル信号(06−XXX−XXXX)などの電話番号を受信すると、接続要求受付部16は、後述する音声通信処理部17に当該電話番号を送信する。
音声通信処理部17は、受信したダイアル信号および音声信号に対して、各種処理を行う。具体的に例を挙げれば、接続要求受付部16から電話番号(06−XXX−XXXXなど)を受信すると、音声通信処理部17は、PSTN網に接続される図示しない交換機に当該ダイアル信号を送信し、電話機(B)と接続する。また、電話機(A)と電話機(B)との間で通信が実行されている際に、電話機(A)から音声信号を受信すると、音声通信処理部17は、当該音声信号を電話機(B)に送信し、電話機(B)からインターネットを介して音声信号を受信すると、当該音声信号を電話機(A)に送信する。
接続要求送信部18は、接続要求受付部16によって電話機(A)から接続要求を受け付けた場合に、当該接続要求とともに、電話機(A)および電話機(B)にそれぞれ割り当てられている電話番号を接続制御装置30に送信する。上記した例で具体的に説明すると、電話機(A)から受話器のon−hook−off−hook動作やプッシュボタン押下によるダイアル信号を受信すると、接続要求受付部16は、当該ダイアル信号に基づいて接続要求を接続要求送信部18に送信する。その後、接続要求送信部18は、電話機(A)の電話番号(03−XXX−XXXX)と接続先である電話機(B)の電話番号(06−XXX−XXXX)を取得して、受信した当該接続要求と電話機(A)の電話番号(03−XXX−XXXX)と電話機(B)の電話番号(06−XXX−XXXX)とを接続制御装置30に送信する。
接続部19は、GW装置(A)10とGW装置(B)20とを接続する。上記した例で具体的に説明すると、接続制御装置30からGW装置(B)20のアドレス情報(10.1.1.1)とVPN接続に必要な鍵情報とを受信するとともに、接続制御装置30からGW装置(A)10とGW装置(B)20とを接続する旨の指示を受信すると、接続部19は、受信したGW装置(B)20のアドレス情報(10.1.1.1)と鍵情報とを用いて、GW装置(A)10とGW装置(B)20とをVPNを用いて接続し(鍵情報を設定したり、ファイアウォールの設定変更を行ったりするなど)、宅内ネットワーク(A)と宅内ネットワーク(B)とをセキュアな回線で通信可能に接続する。
(GW装置(B)20の構成)
GW装置(B)20は、GW装置(A)10と同様に、外部ネットワークI/F部21と、内部ネットワークI/F部22と、電話機接続I/F部23と、記憶部24と、制御部25の接続要求受付部26と、音声通信処理部27と、接続要求送信部28と、接続部29とから構成され、上記したGW装置(A)10の外部ネットワークI/F部11と、内部ネットワークI/F部12と、電話機接続I/F部13と、記憶部14と、制御部15の接続要求受付部16と、音声通信処理部17と、接続要求送信部18と、接続部19と同様の機能を有するので、ここでは、その詳細な説明は省略する。
(接続制御装置30の構成)
接続制御装置30は、通信制御I/F部31と、記憶部32と、制御部34とから構成される。通信制御I/F部31は、インターネットを介してGW装置(A)10やGW装置(B)20との間でやり取りされる通信を制御する。上記した例で具体的に説明すると、GW装置(A)10から接続要求を受信したり、GW装置(A)10にGW装置(B)20のアドレス情報を送信したり、GW装置(B)20にGW装置(A)10のアドレス情報を送信したりする。
記憶部32は、制御部34による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納し、特に本発明に密接に関連するものとしては、アドレス情報記憶部33を備える。アドレス情報記憶部33は、電話装置の電話番号ごとに、各電話装置が接続されるGW装置を一意に識別するためのアドレス情報を対応付けて記憶する。上記した例で具体的に説明すると、図3に示すように、『設定されている「電話番号」、GW装置に割り当てられた「IPアドレス」、VPN接続を行うのに必要な「鍵情報」』として「03−XXX−XXXX、192.168.1.1、XXXX」や「06−XXX−XXXX、10.1.1.1、YYYY」などと記憶する。なお、アドレス情報記憶部33に記憶される各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
制御部34は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有するとともに、特に本発明に密接に関連するものとしては、通信制御部35を備え、これらによって種々の処理を実行する。
通信制御部35は、GW装置(A)10から接続要求および電話番号を受信した場合に、GW装置(A)10のアドレス情報を取得するとともに、アドレス情報記憶部33から電話番号に対応するアドレス情報としてGW装置(B)20のアドレス情報を取得する。また、アドレス情報記憶部33からGW装置(A)10およびGW装置(B)20に対応する鍵情報をそれぞれ取得し、当該GW装置(A)10およびGW装置(B)20を通信可能に接続するに際して、鍵情報をGW装置(A)10およびGW装置(B)20に送信する。そして、GW装置(B)20に対して接続要求を転送し、当該GW装置(B)20から当該接続要求を許可する旨の接続許可応答を受信した場合に限り、GW装置(A)10およびGW装置(B)20を通信可能に接続する。
上記した例で具体的に説明すると、通信制御部35は、電話機(A)から接続要求と電話番号(03−XXX−XXXX)と電話番号(06−XXX−XXXX)とを受信した場合に、アドレス情報記憶部33から電話番号(03−XXX−XXXX)に対応するGW装置(A)10のアドレス情報(192.168.1.1)と、電話番号(06−XXX−XXXX)に対応するアドレス情報としてGW装置(B)20のアドレス情報(10.1.1.1)を取得し、また、アドレス情報記憶部33からGW装置(A)10およびGW装置(B)20に対応する鍵情報(XXXXとYYYY)をそれぞれ取得する。
そして、通信制御部35は、GW装置(B)20に対して接続要求を転送し、当該GW装置(B)20から当該接続要求を許可する旨の接続許可応答を受信した場合に限り、取得したGW装置(B)20のアドレス情報(10.1.1.1)と鍵情報(YYYY)とをGW装置(A)10に送信するとともに、取得したGW装置(A)10のアドレス情報(192.168.1.1)と鍵情報(XXXX)とをGW装置(B)20に送信する。その後、通信制御部35は、GW装置(A)10に送信したアドレス情報と鍵情報とを使用してGW装置(B)20と接続することを指示する。続いて、指示を受けたGW装置(A)10の接続部19は、GW装置(A)10とGW装置(B)20とを接続する。
[接続制御装置を含むシステムによる処理]
次に、図4を用いて、接続制御装置を含むシステムによる処理を説明する。図4は、実施例1に係る接続制御装置を含むシステムによる処理の流れを示すシーケンス図である。
図4に示すように、電話機(A)と電話機(B)とがVoIPまたはPSTNにて音声通話中である際に、電話機(A)は、接続要求を送信する特定の操作(PB押下やon−hook−off−hook動作)を行う(ステップS401)。そして、GW装置(A)10は、この特定の操作を検出し、記憶部14を参照して接続要求であると判断して(ステップS402)、接続要求と電話機(A)の電話番号と電話機(B)の電話番号を接続制御装置30に送信する(ステップS403)。
続いて、接続要求とそれぞれの電話番号とを受信した接続制御装置30の通信制御部35は、受信したそれぞれの電話番号に対応したGW装置(A)10とGW装置(B)20のアドレス情報と、それぞれの鍵情報とをアドレス情報記憶部33から取得する(ステップS404)。そして、接続制御装置30の通信制御部35は、GW装置(A)10から受信した接続要求と取得したGW装置(A)のアドレス情報と鍵情報とをGW装置(B)20に転送する(ステップS405)。
接続要求を転送されたGW装置(B)20は、当該接続要求を受信したことを音声信号などで電話機(B)に通知する(ステップS406)。音声信号を受信した電話機(B)は、PB押下などの操作により接続を許可する旨の応答をGW装置(B)20に送信する(ステップS407)。
その後、GW装置(B)20は、電話機(B)から接続許可信号を受信すると、接続制御装置30から受信したGW装置(A)10のアドレス情報と鍵情報とを用いて、接続するのに必要な設定(例えば、鍵情報を設定したり、ファイアウォールの設定変更を行ったりするなど)を行い(ステップS408)、接続制御装置30に接続許可応答を送信する(ステップS409)。
そして、接続制御装置30の通信制御部35は、取得したGW装置(B)20のアドレス情報と鍵情報とをGW装置(A)10に送信する(ステップS410)。続いて、GW装置(A)10は、GW装置(B)20と同様に、接続制御装置30から受信したGW装置(B)20のアドレス情報と鍵情報とを用いて、接続するのに必要な設定(例えば、鍵情報を設定したり、ファイアウォールの設定変更を行ったりするなど)を行う(ステップS411)。
その後、接続制御装置30の通信制御部35は、GW装置(A)10にGW装置(B)20と接続する旨の指示を与え、GW装置(A)10は、設定した情報に基づいて、GW装置(B)20とVPNを用いて接続する(ステップS412)。そして、GW装置(A)10は、電話機(A)に接続完了を通知する(ステップS413とステップS414)。
[GW装置(A)による処理]
次に、図5を用いて、GW装置(A)10による処理を説明する。図5は、実施例1に係るGW装置(A)10による処理の流れを示すフローチャートである。
図5に示すように、接続要求を示す特定の操作による信号を電話機(A)から受信すると(ステップS501肯定)、GW装置(A)10の接続要求送信部18は、当該接続要求とともに、電話機(A)および電話機(B)にそれぞれ割り当てられている電話番号を接続制御装置20に送信する(ステップS502)。
その後、接続制御装置30から接続先であるGW装置(B)20のアドレス情報と鍵情報と接続指示とを受信すると(ステップS503肯定)、GW装置(A)10の接続部19は、受信したGW装置(B)20のアドレス情報と鍵情報とを用いて、GW装置(A)10とGW装置(B)20とをVPNを用いて接続し(鍵情報を設定したり、ファイアウォールの設定変更を行ったりするなど)、宅内ネットワーク(A)と宅内ネットワーク(B)とをセキュアな回線で通信可能に接続する(ステップS504)。そして、GW装置(A)10は、接続完了を電話機(A)に通知する(ステップS505)。
[GW装置(B)による処理]
次に、図6を用いて、GW装置(B)20による処理を説明する。図6は、実施例1に係るGW装置(B)20による処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示すように、接続制御装置30から接続要求とGW装置(A)10のアドレス情報と鍵情報とを受信すると(ステップS601肯定)、GW装置(B)20は、当該接続要求を受信したことを音声信号などで電話機(B)に通知する(ステップS602)。
その後、PB押下などの操作により接続を許可する旨の応答を電話機(B)から受信すると(ステップS603肯定)、GW装置(B)20は、接続制御装置30から受信したGW装置(A)10のアドレス情報と鍵情報とを用いて、接続するのに必要な設定(例えば、鍵情報を設定したり、ファイアウォールの設定変更を行ったりするなど)を行う(ステップS604)。
続いて、GW装置(B)は、電話機(B)から受信した接続許可応答を接続制御装置30に送信する(ステップS605)。その後、GW装置(A)10から接続されることで、GW装置(A)10とGW装置(B)20とがVPNを用いて接続される。
[接続制御装置による処理]
次に、図7を用いて、接続制御装置30による処理を説明する。図7は、実施例1に係る接続制御装置30による処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、GW装置(A)10から接続要求と電話機(A)と電話機(B)とのそれぞれの電話番号を受信すると(ステップS701肯定)、接続制御装置30の通信制御部35は、接続要求元であるGW装置(A)10のアドレス情報と鍵情報とを取得するとともに(ステップS702)、接続要求先であるアドレス情報記憶部33から電話番号に対応するアドレス情報としてGW装置(B)20のアドレス情報を取得する(ステップS703)。
そして、接続制御装置30は、受信した接続要求と取得したGW装置(A)10のアドレス情報と鍵情報とをGW装置(B)20に送信する(ステップS704)。その後、GW装置(B)20から接続要求に対する許可応答を受信すると(ステップS705肯定)、接続制御装置30の通信制御部35は、取得したGW装置(B)20のアドレス情報と鍵情報とをGW装置(A)10に送信し、GW装置(A)10に対して接続指示を与える(ステップS706)。
[実施例1による効果]
このように、実施例1によれば、GW装置(A)10は、電話機(A)と電話機(B)との間で通信が実行されている際に、GW装置(A)10とGW装置(B)20とを通信可能に接続する旨の要求を示す接続要求を電話機(A)から受け付けて、電話機(A)から接続要求を受け付けた場合に、当該接続要求とともに、電話機(B)に割り当てられている電話番号を接続制御装置30に送信し、接続制御装置30は、電話機の電話番号ごとに、各電話装置が接続されるGW装置を一意に識別するためのアドレス情報を対応付けて記憶し、GW装置(A)10から接続要求および電話番号を受信した場合に、GW装置(A)10のアドレス情報を取得するとともに、アドレス情報記憶部33から電話番号に対応するアドレス情報としてGW装置(B)20のアドレス情報を取得し、各アドレス情報を用いてGW装置(A)10およびGW装置(B)20を通信可能に接続するので、利用者の負担なく、容易に異なるネットワーク同士を接続することが可能である。
例えば、一般的に使用されているアナログ電話機とは別に、あたらしくVoIP電話機を購入し、さらに、そのVoIP電話機でネットワーク接続を行うために、IPアドレスなどの接続情報を設定したり、操作手順を習得する必要がなく、通常のアナログ電話機または使用している電話機だけで異なるネットワーク同士を接続することができる結果、利用者の負担なく、容易に異なるネットワーク同士を接続することが可能である。
また、実施例1によれば、アドレス情報記憶部33は、電話機の電話番号ごとに、各GW装置が通信に際して用いる鍵情報をさらに対応付けて記憶し、アドレス情報記憶部33からGW装置(A)10およびGW装置(B)20に対応する鍵情報をそれぞれ取得し、当該GW装置(A)10およびGW装置(B)20を通信可能に接続するに際して、鍵情報を各GW装置に送信するので、利用者の負担なく、容易にかつ安全に異なるネットワーク同士を接続することが可能である。
例えば、VPNなどのセキュアな接続を行うために必要な鍵情報などを、電話機で使用する音声通信上でやり取りする必要がなく、電話機だけで利用者の負担なく、高度なVPN接続を用いて異なるネットワーク同士を容易にかつ安全に接続することが可能である。
また、実施例1によれば、GW装置(B)20に対して接続要求を転送し、当該GW装置(B)20から当該接続要求を許可する旨の接続許可応答を受信した場合に限り、GW装置(A)10およびGW装置(B)20を通信可能に接続するので、無条件で接続せずに、接続先が許可する場合のみ接続することができ、勝手に接続されることを防ぐ結果、セキュリティを高くしつつ、高度なVPN接続を用いて異なるネットワーク同士を接続することが可能である。
さて、これまで実施例1では、GW装置(A)からのみ接続要求が送信された場合について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、GW装置(A)およびGW装置(B)の両方から接続要求を送信するようにしてもよい。
そこで、実施例2では、図8を用いて、GW装置(A)およびGW装置(B)の両方が接続要求を送信する場合について説明する。なお、以下では、実施例2に係る処理の手順、実施例2の効果を順に説明する。
[接続制御装置を含むシステムによる処理]
次に、図8を用いて、接続制御装置を含むシステムによる処理を説明する。図8は、実施例2に係る接続制御装置を含むシステムによる処理の流れを示すシーケンス図である。
図8に示すように、実施例1と同様に、電話機(A)と電話機(B)とがVoIPまたはPSTNにて音声通話中である際に、電話機(A)は、接続要求を送信する特定の操作(PB押下やon−hook−off−hook動作)を行う(ステップS801)。そして、GW装置(A)は、この特定の操作を検出し、記憶部を参照して接続要求であると判断して(ステップS802)、接続要求と電話機(A)の電話番号と電話機(B)の電話番号を接続制御装置に送信する(ステップS803)。
続いて、接続要求とそれぞれの電話番号とを受信した接続制御装置は、受信したそれぞれの電話番号に対応したGW装置(A)とGW装置(B)のアドレス情報と、それぞれの鍵情報とをアドレス情報DBから取得する(ステップS804)。
そして、電話機(A)と同様に、電話機(B)は、接続要求を送信する特定の操作(PB押下やon−hook−off−hook動作)を行う(ステップS805)。その後、GW装置(B)は、この特定の操作を検出し、記憶部を参照して接続要求であると判断して(ステップS806)、接続要求と電話機(B)の電話番号と電話機(A)の電話番号を接続制御装置に送信する(ステップS807)。
そして、接続制御装置は、両方のGW装置から接続要求を受信したことを根拠に、接続許可を受信したと判定し、取得したGW装置(B)のアドレス情報と鍵情報とをGW装置(A)に送信し(ステップS808)、また、取得したGW装置(A)のアドレス情報と鍵情報とをGW装置(B)に送信する(ステップS809)。
その後、GW装置(A)とGW装置(B)は、実施例1と同様に、受信した各情報に基づいて、接続するのに必要な各設定を行う(ステップS810とステップS811)。そして、接続制御装置は、GW装置(A)とGW装置(B)とに相互接続する旨の指示を与え、GW装置(A)は、設定した情報に基づいて、GW装置(B)20とVPNを用いて接続し、GW装置(B)も同様にGW装置(A)と接続する(ステップS812)。
そして、GW装置(A)は、電話機(A)に接続完了を通知し(ステップS813とステップS814)、同様に、GW装置(B)は、電話機(B)に接続完了を通知し(ステップS815とステップS816)。以降、GW装置(A)とGW装置(B)との間は、VPNを用いたセキュアな回線で接続される。なお、このように両方のGW装置から接続要求を受信した場合、接続制御装置は、どちらかの接続要求を優先して処理するようにしてもよい。
[実施例2による効果]
このように、実施例2によれば、GW装置(B)は、電話機(A)と電話機(B)との間で通信が実行されている際に、GW装置(A)とGW装置(B)とを通信可能に接続する旨の要求を示す接続要求を電話機(B)から受け付けて、電話機(B)から接続要求を受け付けた場合に、当該接続要求とともに、電話機(B)に割り当てられている電話番号を接続制御装置に送信し、接続制御装置は、GW装置(A)およびGW装置(B)から接続要求および電話番号をそれぞれ受信した場合に、アドレス情報DBから各電話番号に対応するアドレス情報としてGW装置(A)およびGW装置(B)のアドレス情報をそれぞれ取得し、各アドレス情報を用いてGW装置(A)およびGW装置(B)を通信可能に接続するので、片方のGW装置から接続要求を受信して、許可応答を待つのに比べて、接続制御装置は、迅速にGW装置を接続するアドレス情報などを取得して、両方のGW装置に送信することができる結果、GW装置が接続要求を送信してから、GW装置間の接続が完了するまでの処理時間を短縮することが可能である。
さて、これまで実施例1と2では、GW装置(A)とGW装置(B)との2つの装置の間を接続する場合について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、GW装置(A)とGW装置(B)と他のGW装置(GW装置(C))との3つのGW装置をそれぞれ接続するようにしてもよい。
そこで、実施例3では、図9および図10を用いて、GW装置(A)およびGW装置(B)の両方が接続要求を送信する場合について説明する。なお、以下では、実施例3に係る接続制御装置の概要および特徴、処理の手順、実施例3の効果を順に説明する。
[接続制御装置の概要および特徴]
まず、図9を用いて、実施例3に係る接続制御装置の概要および特徴を説明する。図9は、実施例3に係る接続制御装置を含むシステムの全体構成図である。
図9に示すように、このシステムは、宅内ネットワーク(A)と、宅内ネットワーク(B)と、接続制御装置と、サービスネットワーク(C)とが、インターネットやVoIP網・PSTN網により様々な装置が接続されて構成される。また、宅内ネットワーク(A)と、宅内ネットワーク(B)に接続される装置は、実施例1と同様に、電話機や他の情報家電が接続されている。
また、実施例1と同様に、電話機(A)には、電話番号「03−XXX−XXXX」が割り当てられ、電話機(B)には、電話番号「06−XXX−XXXX」が割り当てられ、GW装置(A)には、IPアドレス「192.168.1.1」が設定されており、同様に、GW装置(B)には、IPアドレス「10.1.1.1」が設定されている。また、実施例1と同様に、電話機(A)は、電話番号「06−XXX−XXXX」をダイアルして、電話機(B)と通信が実行されている状態、つまり、電話機(A)を発信元、電話機(B)を着信先として通話状態にある。
そして、実施例1とは異なり、宅内ネットワーク(A)や接続制御装置とインターネットを介して、サービスネットワーク(C)が接続されており、サービスネットワーク(C)には、サービスサーバ(C)や他の装置が接続される。サービスネットワーク(C)に接続されるサービスサーバ(C)や他の装置は、あらかじめ登録された利用者に対してのみ、GW装置(C)を介して、音楽ダウンロードや映画視聴などのサービスを提供する。また、GW装置(C)には、IPアドレス「1.1.1.1」が設定されている。
このような構成のもと、接続制御装置は、実施例1と同様に、電話機(A)や電話機(B)の電話装置の電話番号ごとに、各電話装置が接続されるGW装置を一意に識別するためのアドレス情報を対応付けてアドレス情報DBに記憶する。そして、実施例1とは異なり、接続制御装置は、GW装置(A)またはGW装置(B)が利用者登録しているサービス情報をサービス情報DBに記憶する。具体的に例を挙げると、サービス情報DBは、『利用者登録を行っているGW装置を示す「GW装置のIPアドレス」、サービスを一意に識別する「サービス識別子」、サービスを提供する装置が接続されるGW装置の「IPアドレス」』として「192.168.1.1、#01、1.1.1.1」や「192.168.1.1、#02、2.2.2.2」などと記憶する。
そして、GW装置(A)は、電話機(A)と電話機(B)との間で通信が実行されている際に、GW装置(A)とGW装置(B)とを通信可能に接続する旨の要求を示す接続要求とともに、GW装置(C)を特定するサービス特定情報として「#01」を電話機(A)から受け付ける(図9の(1)と(2)参照)。上記した例で具体的に説明すると、GW装置(A)は、電話機(A)が電話機(B)と通話中に、#01押下や受話器のon−hook−off−hook動作などの特定の動作を行うことで送信される電話機(B)が接続される宅内ネットワーク(B)との接続要求とサービス特定情報(#01)とを電話機(A)から受信する。
続いて、GW装置(A)は、電話機(A)から接続要求を受け付けた場合に、当該接続要求と電話機(B)に割り当てられている電話番号をとともに、サービス特定情報を接続制御装置に送信する(図9の(3)参照)。上記した例で具体的に説明すると、GW装置(A)は、電話機(A)から接続要求を受け付けた場合に、当該接続要求と電話機(A)に割り当てられている電話番号(03−XXX−XXXX)と電話機(B)に割り当てられている電話番号(06−XXX−XXXX)とともに、サービス特定情報(#01)を接続制御装置に送信する。
その後、接続制御装置は、電話機(A)から接続要求および電話番号とともにサービス特定情報を受信した場合に、GW装置(A)のアドレス情報を取得するとともに、アドレス情報DBから電話番号に対応するアドレス情報としてGW装置(B)のアドレス情報を取得し、そして、サービス情報DBからGW装置(C)のアドレス情報を取得し、各アドレス情報を用いてGW装置(A)およびGW装置(B)を通信可能に接続する(図9の(4)〜(6)参照)。
上記した例で具体的に説明すると、接続制御装置は、電話機(A)から接続要求および電話番号(03−XXX−XXXX)と電話番号(06−XXX−XXXX)とを受信した場合に、アドレス情報DBから電話番号(03−XXX−XXXX)に対応するGW装置(A)のアドレス情報(192.168.1.1)と、電話番号(06−XXX−XXXX)に対応するアドレス情報としてGW装置(B)のアドレス情報(10.1.1.1)を取得する。
そして、接続制御装置は、受信したアドレス情報(192.168.1.1)とサービス特定情報(#01)がサービス情報DBに記憶されている場合、GW装置(A)がサービス利用者登録を行っていると判定し、アドレス情報(192.168.1.1)とサービス特定情報(#01)に対応付けて記憶されるアドレス情報(1.1.1.1)を取得する。
そして、接続制御装置は、取得したGW装置(B)のアドレス情報(10.1.1.1)とGW装置(C)のアドレス情報(1.1.1.1)とをGW装置(A)に送信するとともに、取得したGW装置(A)のアドレス情報(192.168.1.1)とGW装置(C)のアドレス情報(1.1.1.1)とをGW装置(B)に送信する。
その後、接続制御装置は、GW装置(A)とGW装置(B)とにそれぞれ送信したアドレス情報を使用して、GW装置(A)とGW装置(C)とを接続することを指示するとともに、GW装置(B)とGW装置(C)とを接続することを指示する。そして、指示を受けたGW装置(A)およびGW装置(B)は、それぞれGW装置(C)と通信可能に接続する。
なお、接続制御装置は、アドレス情報DBにそれぞれのGW装置に応じた鍵情報を記憶し、接続要求を受信すると、アドレス情報とあわせて鍵情報を取得して送信することで、VPNなどのセキュアな回線を用いて、それぞれのGW装置同士を接続するようにしてもよい。
このように、実施例3に係る接続制御装置は、複数のネットワーク同士を相互に容易に接続することが可能である。具体的には、宅内ネットワーク(A)とサービスネットワーク(C)とを接続し、宅内ネットワーク(B)とサービスネットワーク(C)とを接続することができる。
[接続制御装置を含むシステムによる処理]
次に、図10を用いて、接続制御装置を含むシステムによる処理を説明する。図10は、実施例3に係る接続制御装置を含むシステムによる処理の流れを示すシーケンス図である。
図10に示すように、電話機(A)と電話機(B)とがVoIPまたはPSTNにて音声通話中である際に、電話機(A)は、接続要求を送信する特定の操作(#02押下やon−hook−off−hook動作)を行うとともに、サービスを特定する動作を行う(ステップS1001)。そして、GW装置(A)は、この特定の操作を検出し、記憶部を参照して接続要求であると判断して(ステップS1002)、接続要求と電話機(A)の電話番号と電話機(B)の電話番号とサービス特定情報とを接続制御装置に送信する(ステップS1003)。
続いて、接続要求とそれぞれの電話番号とを受信した接続制御装置は、受信したそれぞれの電話番号に対応したGW装置(A)とGW装置(B)のアドレス情報と、それぞれの鍵情報とをアドレス情報DBから取得するとともに、サービス特定情報に対応したGW装置(C)のアドレス情報をサービス情報DBから取得する(ステップS1004)。そして、接続制御装置は、GW装置(A)から受信した接続要求と、取得したGW装置(A)のアドレス情報と鍵情報と、GW装置(C)のアドレス情報とをGW装置(B)に送信する(ステップS1005)。
接続要求を転送されたGW装置(B)は、当該接続要求を受信したことを音声信号などで電話機(B)に通知する(ステップS1006)。音声信号を受信した電話機(B)は、PB押下などの操作により接続を許可する旨の応答をGW装置(B)に送信する(ステップS1007)。
その後、GW装置(B)は、電話機(B)から接続許可信号を受信すると、接続制御装置から受信したGW装置(A)のアドレス情報を用いて、接続するのに必要な設定(例えば、ファイアウォールの設定変更を行ったりするなど)を行い(ステップS1008)、接続制御装置に接続許可応答を送信する(ステップS1009)。
そして、接続制御装置は、取得したGW装置(B)のアドレス情報とGW装置(C)のアドレス情報とをGW装置(A)に送信する(ステップS1010)。続いて、GW装置(A)は、GW装置(B)と同様に、接続制御装置から受信した各種情報を用いて、接続するのに必要な設定(例えば、ファイアウォールの設定変更を行ったりするなど)を行う(ステップS1011)。
その後、接続制御装置は、GW装置(A)とGW装置(B)とに接続する旨の指示を与え、GW装置(A)は、設定した情報に基づいて、GW装置(C)と接続し(ステップS1012)、GW装置(B)は、設定した情報に基づいて、GW装置(C)と接続する(ステップS1013)。
そして、GW装置(A)は、電話機(A)に接続完了を通知し(ステップS1014とステップS1015)、同様に、GW装置(B)は、電話機(B)に接続完了を通知する(ステップS1016とステップS1017)。
[実施例3による効果]
このように、実施例3によれば、接続要求とともに、宅内ネットワーク(A)が接続を許可されているGW装置(C)を特定するためのサービス特定情報を受け付け、接続要求および電話番号とともに、サービス特定情報を接続制御装置に送信し、GW装置(A)から、接続要求および電話番号とともにサービス特定情報を受信した場合に、当該サービス特定情報で特定されるGW装置(C)およびGW装置(A)を通信可能に接続するとともに、GW装置(C)およびGW装置(B)を通信可能に接続するので、複数のネットワーク同士を相互に容易に接続することが可能である。
例えば、宅内ネットワーク(A)の利用者Aがサービスサーバ(C)が提供する音楽ダウンロードサービスに利用者登録しており、宅内ネットワーク(B)の利用者Bが音楽ダウンロードサービスに利用者登録していない場合に、利用者Aがお勧めの音楽の視聴を利用者Bに促したとすると、利用者Bは利用者登録する必要はなく、音楽ダウンロードサービスを利用することができる。
さて、これまで実施例1〜3では、接続制御装置がGW装置のアドレス情報を取得してGW装置同士を接続する場合について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、GW装置が接続先GW装置のアドレス情報を取得して、他のGW装置と接続するようにしてもよい。
そこで、実施例4では、図11を用いて、GW装置(X)がGW装置(Y)のアドレス情報を取得して、GW装置(X)とGW装置(Y)とを接続する場合について説明する。なお、以下では、実施例4に係るデータ中継装置(GW装置(X))を含むシステムの概要および特徴、実施例4の効果を順に説明する。
[データ中継装置の概要および特徴]
図11を用いて、実施例4に係るデータ中継装置の概要および特徴を説明する。図11は、実施例4に係るデータ中継装置を含むシステムの全体構成図である。
図11に示すように、このシステムは、宅内ネットワーク(X)と、宅内ネットワーク(Y)とが、インターネットおよびVoIP網により接続されて構成される。宅内ネットワーク(X)は、GW装置(X)と、VOIP電話機(X)と、WebTVやPCなどの情報家電(ネットワーク装置)とから構成される。そして、これらの宅内ネットワークに接続される各装置は、GW装置(X)を介してインターネットに接続される。また、VOIP電話機(X)は、GW装置(X)を介して、VoIP網に接続され、VOIP電話機(Y)と音声接続(通話)される。また、宅内ネットワーク(V)も、宅内ネットワーク(X)と同様に、GW装置(Y)と、VOIP電話機(Y)と、WebTVやPCなどの情報家電(ネットワーク装置)とから構成される。
そして、VOIP電話機(X)には、電話番号「XX−XXX−XXXX」が割り当てられ、同様に、VOIP電話機(Y)には、電話番号「YY−YYY−YYYY」が割り当てられている。また、GW装置(X)には、IPアドレス「192.168.1.1」が設定されており、同様に、GW装置(Y)には、IPアドレス「10.1.1.1」が設定されている。そして、図1では、VOIP電話機(X)は、電話番号「YY−YYY−YYYY」をダイアルして、VOIP電話機(Y)と通信が実行されている状態、つまり、VOIP電話機(X)を発信元、VOIP電話機(Y)を着信先として通話状態にある。
このような構成のもと、GW装置(X)は、VOIP電話機(X)とVOIP電話機(Y)との間で通信が実行されている際に、宅内ネットワーク(X)と宅内ネットワーク(Y)とを通信可能に接続する旨の要求を示す接続要求をVOIP電話機(X)から受け付ける(図11の(1)と(2)参照)。上記した例で具体的に説明すると、GW装置(X)は、VOIP電話機(X)がVOIP電話機(Y)と通話中に、プッシュボタン押下や受話器のon−hook−off−hook動作などの特定の動作を行うことで送信される宅内ネットワーク(Y)との接続要求をVOIP電話機(X)から受信する。
続いて、GW装置(X)は、VOIP電話機(X)から接続要求を受け付けた場合に、VOIP電話機(X)とVOIP電話機(Y)との間で通信が実行されていることを根拠に、VOIP電話機(Y)が接続されている宅内ネットワーク(Y)に割り当てられたアドレス情報を取得して、接続要求とアドレス情報とを宅内ネットワーク(Y)に送信する(図1の(3)と(4)参照)。上記した例で具体的に説明すると、GW装置(X)は、VOIP電話機(X)から接続要求を受け付けた場合に、VOIP電話機(X)とVOIP電話機(Y)との間でセッション情報から接続先の宅内ネットワーク(Y)に接続されるGW装置(Y)のIPアドレス(10.1.1.1)を取得し、当該接続要求と自身のアドレス(192.168.1.1)とアドレス情報(10.1.1.1)とをGW装置(Y)に送信する。なお、GW装置(X)は、必ずしも自身のアドレス情報(192.168.1.1)を送信する必要はなく、接続要求を受信したGW装置(Y)は、VOIP電話機(X)とVOIP電話機(Y)とが通信できていることを根拠に、当該接続要求からGW装置(X)のアドレス情報(192.168.1.1)を取得するようにしてもよい。
そして、GW装置(X)は、接続要求とアドレス情報とを宅内ネットワーク(Y)に送信されると、宅内ネットワーク(Y)から当該接続要求を許可する旨の接続許可応答を受信した場合に限り、宅内ネットワーク(X)と宅内ネットワーク(Y)とを通信可能に接続する(図11の(5)と(6)参照)。上記した例で具体的に説明すると、接続要求を受信したGW装置(Y)は、当該接続要求とともに送信された要求元のアドレス情報(192.168.1.1)と、VOIP電話機(Y)とVOIP電話機(X)とのセッション情報から取得したGW装置(X)のアドレス情報とが一致する場合に、当該接続要求を許可する旨の応答をGW装置(X)に送信する。
続いて、GW装置(X)は、当該応答を受信すると、取得したGW装置(Y)のアドレス情報を用いて、GW装置(X)とGW装置(Y)とを通信可能にして、宅内ネットワーク(X)と宅内ネットワーク(Y)とを接続する。なお、GW装置(Y)は、当該接続要求とともに送信された要求元のアドレス情報(192.168.1.1)と、VOIP電話機(Y)とVOIP電話機(X)とのセッション情報から取得したGW装置(X)のアドレス情報とが一致するか否かを自動的に判定して、一致する場合、接続を許可する応答を送信し、一致しない場合、接続を拒否する応答を送信するようにしてもよい。また、接続要求とともに、VPN接続に必要な鍵情報を送信して、宅内ネットワーク(X)と宅内ネットワーク(Y)とをVPNを用いて接続するようにしてもよい。
また、実施例4では、GW装置(X)がVOIP電話機(X)から接続要求を受信した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、VOIP電話機(X)からGW装置(X)を介してGW装置(Y)が接続要求を受信してもよい。このように、GW装置(Y)が接続要求を受信した場合も、上記したように、VOIP電話機(X)とVOIP電話機(Y)との間で通信が実行されていることを根拠に、VOIP電話機(Y)は、当該接続要求からGW装置(X)のアドレス情報(192.168.1.1)を取得して、宅内ネットワーク(X)と宅内ネットワーク(Y)とを接続する。
[実施例4による効果]
このように、実施例4によれば、VOIP電話機(X)とVOIP電話機(Y)との間で通信が実行されている際に、宅内ネットワーク(X)と宅内ネットワーク(Y)とを通信可能に接続する旨の要求を示す接続要求をVOIP電話機(X)から受け付けて、VOIP電話機(X)とVOIP電話機(Y)との間で通信が実行されていることを根拠に、VOIP電話機(Y)が接続されている宅内ネットワーク(Y)に割り当てられているアドレス情報を取得して、当該アドレス情報を用いて宅内ネットワーク(X)と宅内ネットワーク(Y)とを通信可能に接続するので、利用者の負担なく、異なるネットワーク同士を容易にかつ安全に接続することが可能である。
例えば、宅内ネットワーク(X)と宅内ネットワーク(Y)とがVOIP網で接続されており、GW装置(X)は、VOIP電話機(X)とVOIP電話機(Y)とのセッション情報から宅内ネットワーク(Y)に接続されるGW装置(Y)に割り当てられているアドレス情報を取得して、当該アドレス情報を用いて宅内ネットワーク(X)と宅内ネットワーク(Y)とを通信可能に接続するので、利用者の負担なく、異なるネットワーク同士を容易にかつ安全に接続することが可能である。
また、実施例4によれば、VOIP電話機(X)から接続要求を受け付けた場合に、接続要求とアドレス情報とを宅内ネットワーク(X)に送信し、宅内ネットワーク(Y)から当該接続要求を許可する旨の接続許可応答を受信した場合に限り、宅内ネットワーク(X)と宅内ネットワーク(Y)とを通信可能に接続するので、無条件で接続せずに、接続先が許可する場合のみ接続することができ、勝手に接続されることを防ぐ結果、セキュリティを高くしつつ、高度なVPN接続を用いて異なるネットワーク同士を接続することが可能である。
例えば、接続要求としてVPN接続情報を送信する場合、当該接続要求をSIP(Session Initiation Protocol)のSDP(Session Description Pritocol)のネゴシエーション要求である場合、SDP上で接続要求やVPN接続情報をやり取りすることができる結果、セキュリティを高くしつつ、高度なVPN接続を用いて異なるネットワーク同士を接続することが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、(1)切断制御、(2)認証および通信路、(3)課金、(4)第三者特定情報、(5)接続要求認識信号、(6)システム構成等、にそれぞれ区分けして異なる実施例を説明する。
(1)切断制御
例えば、GW装置(A)またはGW装置(B)は、宅内ネットワーク(A)と宅内ネットワーク(B)とを接続した後、電話機(A)と電話機(B)の通話が終了を契機に、宅内ネットワーク(A)と宅内ネットワーク(B)との接続を切断するようにしてもよい。
このようにすることで、切断に際しても、特別な能力や機能を必要とせず、さらに、利用者の負担なく、容易に異なるネットワーク同士を接続および切断することが可能である。例えば、切断するのに、また、電話機を操作する必要がなく、利用者の負担を軽減することができ、さらに、電話機による通話が完了しているにも関わらず、無駄な接続を防止することができ、第三者のネットワーク侵入の機会を防ぐことができる。
(2)認証および通信路
また、接続制御装置は、記憶するアドレス情報DBに基づいて、GW装置からのアクセス可否を判定してもよく(具体的に例を挙げれば、アドレス情報DBにアドレスが記憶されていることを条件に、アクセスを許可するなど)、また、接続制御装置は、別途利用者情報(例えば、ユーザIDやパスワードなど)をアドレス情報DBに記憶しておき、接続してきたGW装置に対して、パスワード入力を求めるなどの利用者認証を行ってもよい。
また、実施例1〜3では、GW装置は、インターネットなどを介してアドレス情報や鍵情報などを送信する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、接続制御装置との間で安全な通信路を用いて、接続するようにしてもよい。例えば、上記した認証を行った結果、特別なポート番号を使用して安全な通信路を確保したり、GW装置と接続制御装置とを特別なプロトコルで通信するようにしたりしてもよい。
(3)課金
また、接続制御装置は、GW装置間の接続に関する情報として、接続時間やVPNの使用可否などを保持しておくことで、後に課金情報として用いてもよい。例えば、接続時間に応じて課金をしたり、VPNを使用すると課金するなど、様々な課金情報として用いることができる。
(4)第三者特定情報
また、実施例3では、接続制御装置は、GW装置から第三者特定情報としてサービス特定情報(例えば、#02など)を受信する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、第三者通信装置(GW装置(C))のIPアドレスなどを受信してもよい。具体的には、IPアドレスやサーバ名(ホスト名)など第三者通信装置を特定するあらゆる情報を受信して、容易に複数のネットワーク同士を相互に接続することが可能である。
(5)接続要求認識信号
また、実施例1〜3では、GW装置(A)は、電話機(A)からon−hook−off−hook動作による信号を受信すると、接続制御装置に接続要求を送信する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらかじめGW装置に信号と接続要求とを対応付けて設定しておくことで、別の動作により、接続制御装置に接続要求を送信するようにしてもよい。具体的には、「##」などの特別なPB(Push Button)信号などを、あらかじめGW装置に設定してもよく、通常の電話機で送信することができるあらゆる信号を検出することができる。
(6)システム構成等
また、本実施例において説明した各処理のうち(例えば、図5、6、7に示した処理など)、自動的におこなわれるものとして説明した処理(例えば、接続要求と認識するためのon−hook−off−hook動作など)の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、アドレス情報DBやサービス情報DB)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる(例えば、接続要求受付部と接続要求送信部とを統合するなど)。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
なお、本実施例で説明した各機能部の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上のように、本発明に係る接続制御システムおよび接続制御方法は、第一の電話装置および他の通信装置が第一のデータ中継装置を介して他のネットワークに接続されるように構成された第一のネットワークと、第二の電話装置および他の通信装置が第二のデータ中継装置を介して他のネットワークに接続されるように構成された第二のネットワークとを、接続制御装置による制御によって通信可能に接続することに有用であり、特に、利用者の負担なく、異なるネットワーク同士を容易に接続することに適する。
実施例1に係る接続制御装置を含むシステムの全体構成図である。
実施例1に係る接続制御装置を含むシステムの構成を示すブロック図である。
アドレス情報DBに記憶される情報の構成例を示す図である。
実施例1に係る接続制御装置を含むシステムによる処理の流れを示すシーケンス図である。
実施例1に係るGW装置(A)による処理の流れを示すフローチャートである。
実施例1に係るGW装置(B)による処理の流れを示すフローチャートである。
実施例1に係る接続制御装置による処理の流れを示すフローチャートである。
実施例2に係る接続制御装置を含むシステムによる処理の流れを示すシーケンス図である。
実施例3に係る接続制御装置を含むシステムの全体構成図である。
実施例3に係る接続制御装置を含むシステムによる処理の流れを示すシーケンス図である。
実施例4に係るデータ中継装置を含むシステムの全体構成図である。
符号の説明
10 GW装置(A)
11 外部ネットワークI/F部
12 内部ネットワークI/F部
13 電話機接続I/F部
14 記憶部
15 制御部
16 接続要求受付部
17 音声通信処理部
18 接続要求送信部
19 接続部
20 GW装置(B)
21 外部ネットワークI/F部
22 内部ネットワークI/F部
23 電話機接続I/F部
24 記憶部
25 制御部
26 接続要求受付部
27 音声通信処理部
28 接続要求送信部
29 接続部
30 接続制御装置
31 通信制御I/F部
32 記憶部
33 アドレス情報記憶部
34 制御部
35 通信制御部