JP5114086B2 - 固体酸化物型燃料電池モジュールおよびその起動方法 - Google Patents
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Description
前記アノードバーナおよび前記カソードバーナでの燃焼において、前記アノードバーナまたは前記カソードバーナの少なくともどちらか一方に対し、燃料となる第1の流体および酸化剤となる第2の流体を供給するのに加えて、前記第1および前記第2の流体と異なる第3の流体を所定の流量で供給することを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法を提供する。
前記第3の流体として不活性ガスを用い、第1の流体に対して1.5倍以上5倍以下の流量比で供給することを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法を提供する。
前記第3の流体としてミストを用い、第1の流体の流量1NL/minに対して0.68 g/min以上2.3 g/min以下の流量で供給することを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法を提供する。
前記アノードバーナの燃焼ガス組成が還元雰囲気であり、かつ前記カソードバーナの燃焼ガス組成が酸化雰囲気であることを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法を提供する。
前記アノードバーナに供給する混合気の等量比が1.0〜1.2であり、かつ前記カソードバーナに供給する混合気の等量比が0.4〜0.7であることを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法を提供する。
前記アノードバーナまたは前記カソードバーナの少なくともどちらか一方に対し、燃料となる第1の流体および酸化剤となる第2の流体を供給する装置に加えて、前記第1および前記第2の流体と異なる第3の流体を供給する装置を具備することを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールを提供する。
前記第3の流体が不活性ガスであることを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールを提供する。
前記不活性ガスが前記第1の流体に対して1.5倍以上5倍以下の流量比で供給される機構を有することを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールを提供する。
前記第3の流体がミストであることを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールを提供し、さらに、前記ミストを発生させる手段としてのスプレイ装置または超音波振動装置を具備することを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールを提供する。
前記ミストが前記第1の流体の流量1NL/minに対して0.68 g/min以上2.3 g/min以下の流量で供給される機構を有することを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールを提供する。
本実施の形態に係る固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法は、前記固体酸化物型燃料電池モジュールが起動用のアノードバーナおよびカソードバーナを内蔵しており、前記アノードバーナおよび前記カソードバーナでの燃焼において、前記アノードバーナまたは前記カソードバーナの少なくともどちらか一方に対し、燃料となる第1の流体および酸化剤となる第2の流体を供給するのに加えて、前記第1および前記第2の流体と異なる第3の流体を所定の流量で供給する。このとき、前記第3の流体として不活性ガス(例えば、窒素)を用い、第1の流体に対して1.5倍以上5倍以下の流量比で供給することを特徴とする。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る固体酸化物型燃料電池モジュールの構造の1例を示す断面模式図である。SOFCモジュール100は、セル容器1、カソード容器2およびアノード容器3で外殻を構成し、その外側が断熱材4で断熱・保温されている。
次に、図1に示した固体酸化物形燃料電池モジュール100を用いて、起動用バーナが安定して燃焼するための条件について例を挙げて説明する。
本実施の形態に係る固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法は、前記固体酸化物型燃料電池モジュールが起動用のアノードバーナおよびカソードバーナを内蔵しており、前記アノードバーナおよび前記カソードバーナでの燃焼において、前記アノードバーナまたは前記カソードバーナの少なくともどちらか一方に対し、燃料となる第1の流体および酸化剤となる第2の流体を供給するのに加えて、前記第1および前記第2の流体と異なる第3の流体を所定の流量で供給する。このとき、前記第3の流体としてミスト(例えば、純水のミスト)を用い、第1の流体の流量1NL/minに対して0.68 g/min以上2.3 g/min以下の流量で供給することを特徴とする。
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る固体酸化物型燃料電池モジュールの構造の1例を示す断面模式図である。なお、前記第1の実施の形態に係るSOFCモジュールと同様の構造を有する部分は、図1と同じ記号を用い、詳細な説明を省略する。
次に、図2に示したSOFCモジュール200を用いて、起動用バーナが安定して燃焼するための条件について例を挙げて説明する。前述した第1の実施の形態の場合と同様に、室温状態のSOFCモジュール200に対し、起動用バーナ22,26に点火して、SOFC運転温度(900〜1000℃)まで昇温する燃焼試験を行った。
(固体酸化物型燃料電池モジュールの構造)
図3は、本発明の第3の実施の形態に係る固体酸化物型燃料電池モジュールの構造の1例を示す断面模式図である。なお、前記第1の実施の形態に係るSOFCモジュールと同様の構造を有する部分は、図1と同じ記号を用い、詳細な説明を省略する。
次に、図3に示したSOFCモジュール300を用いて、起動用バーナが安定して燃焼するための条件について例を挙げて説明する。前述した第1の実施の形態の場合と同様に、室温状態のSOFCモジュール300に対し、起動用バーナ22,26に点火して、SOFC運転温度(900〜1000℃)まで昇温する燃焼試験を行った。
上記の本発明の実施の形態によれば、下記の効果を奏する。
(1)SOFC起動用のバーナに、燃料となる第1の流体および酸化剤となる第2の流体を供給するのに加えて、燃焼に対して不活性な第3の流体を所定の流量で供給することから、混合気における等量比に影響を与えず、その結果、アノードバーナの燃焼ガスとカソードバーナの燃焼ガスをそれぞれ望ましい還元性ガスおよび酸化性ガスに容易に維持することができる。
(2)SOFC起動用のバーナに、燃料となる第1の流体および酸化剤となる第2の流体を供給するのに加えて、燃焼に対して不活性な第3の流体を所定の流量で供給することから、バーナの発熱量(燃料の流量)と混合気の流速を独立して制御することができる。
(3)起動用バーナの発熱量(燃料の流量)とバーナ材を通過する混合気の流速を独立して制御できることから、バーナの安定した燃焼を維持しながら最適な加熱をすることができ、その結果、SOFCモジュールを従来よりも短時間で起動することができる。
起動試験用のSOFCモジュールとして、前述した実施の形態のSOFCモジュール100(図1参照),200(図2参照),300(図3参照)を用意した。各SOFCモジュールを用いて、室温から運転温度(900〜1000℃)まで昇温する起動試験を行い、起動に掛かる時間を計測した。なお、昇温試験は、昇温時の熱衝撃または過大な温度勾配によるSOFCモジュールの損傷を防止するため、セル容器1の内部に設置した複数の温度センサの温度差が約100℃以下となるように、起動用バーナ22,26に供給するメタンガス(第1の流体)の流量を制御して行った。
1…セル容器、2…カソード容器、3…アノード容器、4…断熱材、
5…カソード室、6…アノード室、7…発電用空気配管、8…発電用燃料配管、
9…電気良導体、10…単セル、
11…カソード集電極、12…カソード電極、13…アノード集電極、14…アノード電極、
15,21…バーナ配管室、16,22…混合室、17,23…バーナ材、
18,24…表面温度センサ、19,25…裏面温度センサ、
20…カソードバーナ、26…アノードバーナ、
27,29…燃料配管、28,30…空気配管、
31,51…窒素配管、41…給水管、42…ミスト発生器。
Claims (11)
- 燃料電池モジュール起動用のアノードバーナおよびカソードバーナを内蔵した固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法であって、
前記アノードバーナおよび前記カソードバーナは表面燃焼バーナであり、
前記アノードバーナおよび前記カソードバーナでの燃焼において、前記アノードバーナまたは前記カソードバーナの少なくともどちらか一方に対し、燃料となる第1の流体および酸化剤となる第2の流体を供給するのに加えて、前記第1および前記第2の流体と異なり燃焼に対して不活性な第3の流体を所定の流量で供給して、前記第1の流体の流量と、前記第1および前記第2の流体を含む混合気の流速とを独立して制御することを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法。 - 請求項1に記載の固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法において、
前記第3の流体として不活性ガスを用い、第1の流体に対して1.5倍以上5倍以下の流量比で供給することを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法。 - 請求項1に記載の固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法において、
前記第3の流体としてミストを用い、第1の流体の流量1NL/minに対して0.68 g/min以上2.3 g/min以下の流量で供給することを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法において、
前記アノードバーナの燃焼ガス組成が還元雰囲気であり、かつ前記カソードバーナの燃焼ガス組成が酸化雰囲気であることを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法。 - 請求項4に記載の固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法において、
前記アノードバーナに供給する混合気の等量比が1.0〜1.2であり、かつ前記カソードバーナに供給する混合気の等量比が0.4〜0.7であることを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュールの起動方法。 - 燃料電池モジュール起動用のアノードバーナおよびカソードバーナを内蔵した固体酸化物型燃料電池モジュールであって、
前記アノードバーナおよび前記カソードバーナは表面燃焼バーナであり、
前記アノードバーナまたは前記カソードバーナの少なくともどちらか一方に対し、燃料となる第1の流体および酸化剤となる第2の流体を供給する装置に加えて、前記第1および前記第2の流体と異なり燃焼に対して不活性な第3の流体を供給して、前記第1の流体の流量と、前記第1および前記第2の流体を含む混合気の流速とを独立して制御する装置を具備することを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュール。 - 請求項6に記載の固体酸化物型燃料電池モジュールにおいて、
前記第3の流体が不活性ガスであることを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュール。 - 請求項7に記載の固体酸化物型燃料電池モジュールにおいて、
前記不活性ガスが前記第1の流体に対して1.5倍以上5倍以下の流量比で供給される機構を有することを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュール。 - 請求項6に記載の固体酸化物型燃料電池モジュールにおいて、
前記第3の流体がミストであることを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュール。 - 請求項9に記載の固体酸化物型燃料電池モジュールにおいて、
前記ミストを発生させる手段としてのスプレイ装置または超音波振動装置を具備することを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュール。 - 請求項9乃至請求項10に記載の固体酸化物型燃料電池モジュールにおいて、
前記ミストが前記第1の流体の流量1NL/minに対して0.68 g/min以上2.3 g/min以下の流量で供給される機構を有することを特徴とする固体酸化物型燃料電池モジュール。
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