JP5115037B2 - シート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート装置に関するものである。
従来から、家庭用の椅子や車両用シート、マッサージ用シートなど、様々な用途に用いられるリラクゼーション用シートが知られている。リラクゼーション用シートには、シートバックを前後傾させるリクライニング機構、シートクッションの前部を上下方向に移動させるチルト機構、及び着座者の下腿を支持する足載部(オットマン)をシート前後方向に揺動させる足載機構などの複数のシート機構が備えられている。例えば、特許文献1には、シートバックとシートクッションとが常に連動するように、シートクッションの後端部をシートバックに連結支持するガイド手段を備えたリクライニング構造が開示されている。
実開平5−1337号公報
上記各シート機構は、一般に、それぞれの可動部(例えば、操作スイッチ)の動きに応じて単独で動くようになっている。ところで、リクライニング機構によりシートバックを後傾させながらチルト機構によりシートクッションの前部を上方移動させるなど、複数のシート機構を同時に動かしたい場合があるが、このような場合、各シート機構の可動部を個別に操作する必要があり、その操作性が低い。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、所定位置を中心に動くことが可能な可動部と、該可動部の動きに応じて動くシート機構とを備えるシート装置において、可動部の操作性を向上させる技術を提供することにある。
第1の発明は、第1所定位置を中心に動くことが可能な第1可動部と、第2所定位置を中心に動くことが可能な第2可動部と、上記第1可動部の動きに応じて動く第1シート機構と、上記第2可動部の動きに応じて動く第2シート機構とを備えたシート装置であって、上記第1可動部は、上記第2可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、上記第2可動部に当接して該第2可動部とともに動く連動状態とを有し、上記第2可動部は、上記第1可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、上記第1可動部に当接して該第1可動部とともに動く連動状態とを有しており、上記第1シート機構は、シートバックを前後傾させるリクライニング機構であり、上記第2シート機構は、シートクッションの前部を後部に対し上下方向に移動させるチルト機構であることを特徴とするものである。
このように、第1の発明では、第1可動部と第2可動部とは、それぞれの動きに応じてそれぞれのシート機構を動作させるとともに、それぞれ単独で動く単独動作状態と、互いに当接して連動する連動状態とを有している。すなわち、1つの可動部を動かすことで、該可動部のシート機構を単独で動作させることも、他のシート機構と連動させることも可能となる。これにより、リクライニング機構及びチルト機構を備えたシート装置において、可動部の操作性を向上させることができる
第2の発明は、上記第の発明において、上記第1可動部は、上記第1所定位置を中心に所定方向に揺動可能に構成され、上記リクライニング機構は、上記第1可動部が上記所定方向の一方側に揺動したときには、上記シートバックを後傾させるように構成され、上記チルト機構は、上記第1可動部が上記所定方向の一方側に揺動して上記連動状態になったときには、上記シートクッションの前部を上方に移動させるように構成されていることを特徴とするものである。
このように、第の発明では、第1可動部が所定方向の一方側に揺動したときには、リクライニング機構がシートバックを後傾させるとともに、第1可動部が同じ向きにさらに揺動して連動状態になったときには、リクライニング機構がシートバックを後傾させるのに加えて、さらにチルト機構がシートクッションの前部を上方に移動させる。すなわち、シートバックを後傾させながらシートクッションの前部を上方移動させることができる。このように、第1可動部を動かすだけで、着座者に無理な着座姿勢をとらせない一定の相関関係をもってリクライニング機構とチルト機構とを連動させることができる。したがって、着座者の快適性を十分に確保しつつ、可動部の操作性をより一層向上させることができる。
の発明は、第1所定位置を中心に動くことが可能な第1可動部と、第2所定位置を中心に動くことが可能な第2可動部と、上記第1可動部の動きに応じて動く第1シート機構と、上記第2可動部の動きに応じて動く第2シート機構とを備えたシート装置であって、上記第1可動部は、上記第2可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、上記第2可動部に当接して該第2可動部とともに動く連動状態とを有し、上記第2可動部は、上記第1可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、上記第1可動部に当接して該第1可動部とともに動く連動状態とを有しており、上記第1シート機構は、シートに着座した着座者の下腿を支持する足載部をシート前後方向に揺動させる足載機構であり、上記第2シート機構は、シートクッションの前部を後部に対し上下方向に移動させるチルト機構であることを特徴とするものである。
これにより、チルト機構及び足載機構を備えたシート装置において、可動部の操作性を向上させることができる
の発明は、上記第の発明において、上記第1可動部は、上記第1所定位置を中心に所定方向に揺動可能に構成され、上記足載機構は、上記第1可動部が上記所定方向の一方側に揺動したときには、上記足載部をシート前方に揺動させるように構成され、上記チルト機構は、上記第1可動部が上記所定方向の一方側に揺動して上記連動状態になったときには、上記シートクッションの前部を上方に移動させるように構成されていることを特徴とするものである。
このように、第の発明では、第1可動部が所定方向の一方側に揺動したときには、足載機構が足載部をシート前方に揺動させるとともに、第1可動部が同じ向きにさらに揺動して連動状態になったときには、足載機構が足載部をシート前方に揺動させるのに加えて、さらにチルト機構がシートクッションの前部を上方に移動させる。すなわち、足載部をシート前方に揺動させながらシートクッションの前部を上方移動させることができる。このように、第1可動部を動かすだけで、着座者に無理な着座姿勢をとらせない一定の相関関係をもって足載機構とチルト機構とを連動させることができる。したがって、着座者の快適性を十分に確保しつつ、可動部の操作性をより一層向上させることができる。
の発明は、上記第又はの発明において、上記第1可動部は、略レバー形状であり、非操作時は略縦向きの姿勢をとり、かつ、上記所定方向としてのシート前後方向に揺動可能な第1操作スイッチであり、上記第2可動部は、上記第2所定位置を中心にシート前後方向に揺動可能な第2操作スイッチであり、上記所定方向の一方側は、シート後方であることを特徴とするものである。
このように、第の発明では、非操作時は略縦向きの姿勢をとる、略レバー形状の第1操作スイッチをシート後方に揺動させることにより、単独動作状態ではシートバックが後傾し又は足載部がシート前方に揺動し、連動状態ではさらにシートクッションの前部が上方移動する。すなわち、第1操作スイッチをシート後方に倒すことにより、単独動作状態では着座者の背中が後傾され又は着座者の下腿が持ち上げられ、連動状態ではさらに着座者の膝が上方移動する。このように着座者が操作スイッチを操作する向きと着座者の体が動く向きとが略一致するので、着座者は違和感なく操作スイッチを操作できる。これにより、操作スイッチの操作性を大幅に向上させることができる。
の発明は、上記第1〜のいずれか1つの発明において、上記第2可動部は、凹状に形成され、上記第1可動部は、上記連動状態では上記第2可動部の内面に当接するように配置されていることを特徴とするものである。
このように、第の発明では、第1可動部を第2可動部に容易に当接させることができる。これにより、それぞれ単独動作状態と連動状態とを有する、第1及び第2可動部を複雑な装置構成を要することなく構成することができる。
の発明は、第1所定位置を中心に動くことが可能な第1可動部と、第2所定位置を中心に動くことが可能な第2可動部と、上記第1可動部の動きに応じて動く第1シート機構と、上記第2可動部の動きに応じて動く第2シート機構とを備えたシート装置であって、上記第1可動部は、上記第2可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、上記第2可動部に当接して該第2可動部とともに動く連動状態とを有し、上記第2可動部は、上記第1可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、上記第1可動部に当接して該第1可動部とともに動く連動状態とを有しており、第3所定位置を中心に動くことが可能な第3可動部と、上記第3可動部の動きに応じて動く第3シート機構とをさらに備え、上記第2可動部の単独動作状態とは、上記第2可動部が上記第1及び第3可動部のいずれにも当接せず単独で動く状態であり、上記第2可動部の連動状態とは、上記第2可動部が上記第1及び/又は第3可動部に当接して該当接した第1及び/又は第3可動部とともに動く状態であり、上記第3可動部は、上記第2可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、上記第2可動部に当接して該第2可動部とともに動く連動状態とを有していることを特徴とするものである。
このように、第の発明では、第1及び第3可動部は、それぞれの動きに応じてそれぞれ第1及び第3シート機構を動作させるとともに、第2可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、第2可動部に当接して該第2可動部とともに動く連動状態とを有している。また、第2可動部は、その動きに応じて第2シート機構を動作させるとともに、第1及び第3可動部のいずれにも当接せず単独で動く単独動作状態と、第1及び/又は第3可動部に当接して該当接した第1及び/又は第3可動部とともに動く連動状態とを有している。すなわち、第8の発明によれば、第1及び第3可動部のいずれか1つの可動部を動かすことで、該可動部のシート機構を単独で動作させることも、第2シート機構を連動させることも可能となる。これにより、可動部の操作性を向上させることができる。
の発明は、上記第の発明において、上記第1シート機構は、シートバックを前後傾させるリクライニング機構であり、上記第2シート機構は、シートクッションの前部を後部に対し上下方向に移動させるチルト機構であり、上記第3シート機構は、シートに着座した着座者の下腿を支持する足載部をシート前後方向に揺動させる足載機構であることを特徴とするものである。
これにより、リクライニング機構、チルト機構及び足載機構を備えたシート装置において、第の発明の効果を発揮させることができる。
の発明は、上記第の発明において、上記第1可動部は、上記第1所定位置を中心に所定方向に揺動可能に構成され、上記リクライニング機構は、上記第1可動部が上記所定方向の一方側に揺動したときには、上記シートバックを後傾させるように構成され、上記第3可動部は、上記第3所定位置を中心に上記所定方向に揺動可能に構成され、上記足載機構は、上記第3可動部が上記所定方向の一方側に揺動したときには、上記足載部をシート前方に揺動させるように構成され、上記チルト機構は、上記第1又は第3可動部が上記所定方向の一方側に揺動して上記連動状態になったときには、上記シートクッションの前部を上方に移動させるように構成されていることを特徴とするものである。
このように、第の発明では、第1可動部が所定方向の一方側に揺動したときには、リクライニング機構がシートバックを後傾させるとともに、第1可動部が同じ向きにさらに揺動して連動状態になったときには、リクライニング機構がシートバックを後傾させるのに加えて、さらにチルト機構がシートクッションの前部を上方に移動させる。また、第3可動部が所定方向の一方側に揺動したときには、足載機構が足載部をシート前方に揺動させるとともに、第3可動部が同じ向きにさらに揺動して連動状態になったときには、足載機構が足載部をシート前方に揺動させるのに加えて、さらにチルト機構がシートクッションの前部を上方に移動させる。すなわち、シートバックを後傾させながら又は足載部をシート前方に揺動させながらシートクッションの前部を上方移動させることができる。このように、第1及び第3可動部のいずれか1つの可動部を動かすだけで、着座者に無理な着座姿勢をとらせない一定の相関関係をもってリクライニング機構又は足載機構とチルト機構とを連動させることができる。したがって、着座者の快適性を十分に確保しつつ、可動部の操作性をより一層向上させることができる。
10の発明は、上記第の発明において、上記第1可動部は、略レバー形状であり、非操作時は略縦向きの姿勢をとり、かつ、上記所定方向としてのシート前後方向に揺動可能な第1操作スイッチであり、上記第2可動部は、上記第2所定位置を中心にシート前後方向に揺動可能な第2操作スイッチであり、上記第3可動部は、略レバー形状であり、非操作時は略縦向きの姿勢をとり、かつ、シート前後方向に揺動可能な第3操作スイッチであり、上記所定方向の一方側は、シート後方であることを特徴とするものである。
このように、第10の発明では、非操作時は略縦向きの姿勢をとる、略レバー形状の第1又は第3操作スイッチをシート後方に揺動させることにより、単独動作状態ではシートバックが後傾し又は足載部がシート前方に揺動し、連動状態ではさらにシートクッションの前部が上方移動する。すなわち、第1又は第3操作スイッチをシート後方に倒すことにより、単独動作状態では着座者の背中が後傾され又は着座者の下腿が持ち上げられ、連動状態ではさらに着座者の膝が上方移動する。このように着座者が操作スイッチを操作する向きと、着座者の体が動く向きとが略一致するので、着座者は違和感なく操作スイッチを操作できる。これにより、操作スイッチの操作性を大幅に向上させることができる。
11の発明は、上記第10のいずれか1つの発明において、上記第2可動部は、凹状に形成され、上記第1可動部は、上記連動状態では上記第2可動部の内面に当接するように配置され、上記第3可動部は、上記連動状態では上記第2可動部の内面に当接するように配置されていることを特徴とするものである。
このように、第11の発明では、第1及び第3可動部を第2可動部に容易に当接させることができる。これにより、それぞれ単独動作状態と連動状態とを有する、第1〜第3可動部を複雑な装置構成を要することなく構成することができる。
12の発明は、上記第1〜11のいずれか1つの発明において、上記各可動部は、それぞれの操作部と連結されていて、該各操作部の動きに応じて動くように構成され、上記各操作部は、互いに当接せず単独で動くように配置されていることを特徴とするものである。
このように、第1の発明では、互いに当接せず単独で動くように配置されている各操作部と、各可動部とを連結させることで、それぞれの操作部の動きに応じて各可動部を動かすことができる。したがって、着座者はシート装置を操作する際に、指を挟むことなく操作を行うことができる。これにより、着座者の快適性が十分に確保される。
本発明によれば、それぞれの所定位置を中心に動くことが可能な2以上可動部と、それぞれの可動部の動きに応じてそれぞれ動く2以上シート機構とを備えるシート装置において、それぞれの可動部が他の可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、他の可動部に当接して該当接した可動部とともに動く連動状態とを有するように構成することができる。これにより、1つの可動部を動かすことで、該可動部のシート機構を単独で動作させることも、他のシート機構と連動させることも可能となる。したがって、2以上のシート機構を備えるシート装置において、可動部の操作性を大幅に向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
−シート装置の構成−
図1は、本実施形態に係るシート1を備えたシート装置を斜め上方から見た斜視図である。図1に示すシート1は車両用シートであり、着座者の着座するシートクッション3と、シートクッション3の後端付近から上方に延びるシートバック2と、シートクッション3の前端下部に設けられた足載部(オットマン)4とを備えている。シートクッション3の左側(車幅方向内側)のベースサイドフレーム22(図2参照)には、シート機構の操作部(可動部)5が設けられている。
〈シート機構〉
本実施形態のシート装置は、シートバック2を前後傾させるリクライニング機構(第1シート機構)12と、シートクッション3の前部を後部に対し上下方向に移動させるチルト機構(第2シート機構)13と、オットマン4をシート前後方向に揺動させる足載機構(第3シート機構)14とを備えている(図3参照)。なお、本発明においてシート機構とは、シートの一部又は全部を動かす機構のことである。
図2は、シートクッション3のフレーム構造をクッション体を省略して示す斜視図である。シートクッション3の左右両側部には、例えば鋼板のプレス成型品であるクッションサイドフレーム15,15が設けられている。左右のクッションサイドフレーム15,15は、前端部及び後端部がそれぞれパイプ部材16,17により連結されている。また、クッションサイドフレーム15,15の前後方向の中間部位には線材からなるスプリング18が左右に架け渡されている。さらに、前端部のパイプ部材16には、オットマン4のフレームである板部材20がアーム19を介して揺動可能に取り付けられている。
左右のクッションサイドフレーム15,15の下方外側には、ベースフレーム21のサイドフレームであるベースサイドフレーム22,22がそれぞれ配置されている。これらのベースサイドフレーム22,22もプレス成型品であり、左右のベースサイドフレーム22,22は連結板23やパイプ部材24,24によって互いに連結されている。また、各ベースサイドフレーム22の後端部には湾曲して上方に延びる立上り部22cが形成されている。左右の立上り部22c,22cには、シートバック2のシートバックフレーム52(図3参照)が角度調節部25を介してシート左右方向に延びる回転軸26周りに回動可能に取り付けられている。回転軸26はベースサイドフレーム22よりも外側へ突出している。
《リクライニング機構》
図3に示すように、上記リクライニング機構12は、シートバックフレーム52の下端とベースサイドフレーム22との取付部に設けられている。上記回転軸26の突出部26aには、ウォーム歯車28が固定されている。また、ベースサイドフレーム22の立上り部22cには、モータの出力軸によって回転駆動されるウォーム30を備えたリクライニング用電動モータ29が支持されている。リクライニング用電動モータ29のウォーム30はウォーム歯車28と噛み合っているので、リクライニング用電動モータ29の作動によって角度調節部25に操作力が入力される。これにより回転軸26が回転し、シートバック2が回動(前後傾)する。なお、リクライニング用電動モータ29はリード線(図示せず)を介して後述するスイッチ回路の第1固定端子46(図8参照)と電気的に接続されている。
《チルト機構》
上記チルト機構13は、シートクッション3の左側のクッションサイドフレーム15の内側(右側)に隣接して設けられている。クッションサイドフレーム15の前部には下方へ延びる突出部15aが形成されているとともに、その後端部には下方へ延びる突出部15bが形成されている。クッションサイドフレーム15の後端部の突出部15bは、ベースサイドフレーム22に取り付けられたシート左右方向に延びる支持ピン33の周りに回動可能に支持されている。クッションサイドフレーム15が支持ピン33周りに回動することで、シートクッション3の前部が上下方向に移動する。
一方、クッションサイドフレーム15の前部の突出部15aはリンク31及び揺動レバー32を介してベースサイドフレーム22の前部に高さ調節可能に連結されている。揺動レバー32は略「く」の字状(略V字状)の部材であり、シート左右方向に延びる揺動軸60を介してベースサイドフレーム22の前部に連結されている。さらに、揺動レバー32はその一端(出力側)がリンク31に連結されているとともに、他端(入力側)がピン35を介してラック34に連結されている。
そしてチルト機構13は、ラック34を介してチルト用電動モータ36の駆動力が揺動レバー32に入力されるように構成されている。ラック34にはチルト用電動モータ36の出力軸に結合したピニオン37が噛み合っている。また、ラック34はチルト用電動モータ36の駆動力を受けて前後方向に進退するようにベースサイドフレーム22にスライド自在に支持されている。さらに、ラック34の進退によって揺動レバー32が揺動できるように、ピン35は揺動レバー32の入力側に形成された長穴32aに移動可能に係合している。そうして揺動レバー32がラック34に引かれて回動すると、その出力側は上方へ移動し、リンク31を介してクッションサイドフレーム15の前部を押し上げることになる。なお、チルト用電動モータ36はリード線(図示せず)を介して後述するスイッチ回路の第2固定端子47(図8参照)と電気的に接続されている。
《足載機構》
上記足載機構14は、シートクッション3の前端下部に設けられている。クッションサイドフレーム15,15の前端部のシート左右方向に延びるパイプ部材16にはアーム19を介して、オットマン4の板部材20が揺動可能に取り付けられている。板部材20にはラック39がシート左右方向に延びるピン38を介して連結されており、このラック39には足載用電動モータ40の出力軸に結合したピニオン41が噛み合っている。ラック39は足載用電動モータ40の駆動力を受けて前後方向に進退するようにベースフレーム21にスライド自在に支持されている。そうして足載用電動モータ40が作動すると、ラック39が斜め上方へ移動し、板部材20を斜め上方へ押し上げることになる。なお、オットマン4は板部材20の平坦面が略倒立状態となる収納位置と、板部材20の平坦面が略水平状態となる使用位置との間で揺動するように設置されている。本実施形態では、オットマン4を収納位置方向へ動かすことをシート後方へ揺動させるといい、オットマン4を使用位置方向へ動かすことをシート前方へ揺動させるという。また、足載用電動モータ40はリード線(図示せず)を介して後述するスイッチ回路の第3固定端子48(図8参照)と電気的に接続されている。
〈可動部〉
図1及び図4に示すように、操作部5は、第1〜第3操作スイッチ(第1〜第3可動部)6〜8を備えている。第1及び第3操作スイッチ6,8は、略レバー形状であり、非操作時は略縦向きの姿勢をとるように構成されている。また、第1操作スイッチ6はシート左右方向に延びる第1軸部材(第1所定位置)9を中心にシート前後方向に揺動可能になっており、第3操作スイッチ8はシート左右方向に延びる第3軸部材(第3所定位置)11を中心にシート前後方向に揺動可能になっている。
第1軸部材9は第3軸部材11の外径よりも大きい内径を有する管状部材であり、その管内を第3軸部材11が第1軸部材9と同軸で貫通している(図8参照)。また、第1操作スイッチ6と第3操作スイッチ8とは、互いに当接しないようにシート左右方向に間隔を開けて並列に配置されている。これらにより、第1操作スイッチ6と第3操作スイッチ8とを、それぞれ単独で揺動させることができる。
また、第2操作スイッチ7は凹状に形成されている。第2操作スイッチ7は、シート左右方向に延びる第2軸部材(第2所定位置)10を中心にシート前後方向に揺動可能になっている。
第1操作スイッチ6は、その前面6a及び後面6bと第2操作スイッチ7の内面7a(上縁部7bを含む)とが、非操作時には所定間隔をあけるように、また後述する連動状態では当接するように配置されている。また、第3操作スイッチ8も、第1操作スイッチ6と同様に、その前面8a及び後面8bと第2操作スイッチ7の内面7aとが、非操作時には所定間隔をあけるように、また後述する連動状態では当接するように配置されている。具体的には、第1及び第3操作スイッチ6,8の下半分が第2操作スイッチ7の凹部内に位置するように配置されている。
このように、第1及び第3操作スイッチ6,8を第2操作スイッチ7に対して配置することにより、第1及び第3操作スイッチ6,8は、第2操作スイッチ7に当接せず単独で動く単独動作状態と、第2操作スイッチ7に当接して該第2操作スイッチ7とともに動く連動状態とを有することになる。
図5は、第1操作スイッチ6の単独動作状態を説明する図である。なお、図5では第3操作スイッチ8を省略している。上述の通り、非操作時においては、第1操作スイッチ6の前側面6a及び後面6bと第2操作スイッチ7の内面7aとの間には所定間隔があけられている。従って、この間隔を超えない範囲、すなわち、図5に示す第1操作スイッチ6の中心線の回転角度領域αにおいては、第2操作スイッチ7と当接することなく第1操作スイッチ6を揺動させることができる。このように本実施形態では、第1操作スイッチ6は第2操作スイッチ7に当接せず単独で動く単独動作状態を有している。
上記「領域」とは、本明細書では、第2操作スイッチ7の停止している状態(非操作時)において、第2操作スイッチ7と当接することなく第1操作スイッチ6を揺動させることができる回転角度範囲(単独動作領域)であり、第2操作スイッチ7の揺動にともない相対的に変化するものである。なお、第3操作スイッチ8も、第2操作スイッチ7に当接せず単独で動く単独動作状態を有している。
図6は、第2操作スイッチ7の単独動作状態を説明する図である。なお、図6では第3操作スイッチ8を省略している。上述の通り、第1操作スイッチ6の前面6a及び後面6bと第2操作スイッチ7の内面7aとの間には所定間隔があけられている。従って、この間隔を超えない範囲、すなわち、図6に示す第2操作スイッチ7の中心線の回転角度領域βにおいては、非操作状態の第1操作スイッチ6と当接することなく第2操作スイッチ7を揺動させることができる。このように本実施形態では、第2操作スイッチ7は第1及び第3操作スイッチ6,8のいずれにも当接せず単独で動く単独動作状態を有している。
一方、第1操作スイッチ6が回転角度領域α(単独動作領域)を超えて前傾又は後傾したとき、又は第2操作スイッチ7が回転角度領域β(単独動作領域)を超えてシート前後方向に揺動したときには、第1操作スイッチ6と第2操作スイッチ7とは連動して揺動することになる。例えば、図7に示すように、第1操作スイッチ6を回転角度領域αを超えて後傾させると、第1操作スイッチ6の後面6bが対向する第2操作スイッチ7の内面7a(上縁部7b)に当接して、第2操作スイッチ7もシート後側に揺動する。従って、第1操作スイッチ6を単独動作領域を超える領域(連動領域)へ後傾させることにより、第2操作スイッチ7を直接操作せずとも、第2操作スイッチ7を揺動させることができる。
このように本実施形態では、第1操作スイッチ6は第2操作スイッチ7に当接して該第2操作スイッチ7とともに動く連動状態を有している。なお、第3操作スイッチ8も第2操作スイッチ7に当接して該第2操作スイッチ7とともに動く連動状態を有している。同時に、第2操作スイッチ7は、第1操作スイッチ6及び/又は第3操作スイッチ8に当接して該当接した操作スイッチとともに動く連動状態とを有している。
〈スイッチ回路〉
図8は、ベースサイドフレーム22を介してシートクッション3の内側に備えられたスイッチ回路61〜63と、シートクッション3の外側に備えられた操作部5との関係を説明する図である。第1操作スイッチ6をその下端部で軸支する第1軸部材9は、ベースサイドフレーム22に形成されたシート左右方向に貫通する貫通孔22aに回転自在に挿入支持されている。また、第3操作スイッチ8をその下端部で軸支する第3軸部材11は、管状の第1軸部材9とスイッチ回路ケース42に形成されたシート左右方向に貫通する貫通孔42aとに、回転自在に挿入されて2点支持されている。さらに、第2操作スイッチ7をその中心部で軸支する第2軸部材10は、ベースサイドフレーム22と支持壁59とにそれぞれ形成されたシート左右方向に貫通する貫通孔22b,59aに回転自在に挿入されて2点支持されている。
図8及び図9に示すように、スイッチ回路ケース42内には、各操作スイッチ6〜8のスイッチ回路61〜63が設けられている。なお、図9では第3操作スイッチ8及び第3スイッチ回路63を省略している。また、図示省略しているが、各スイッチ回路61〜63の固定端子46〜48は動かないように固定されている。
第1スイッチ回路61は、第1端子台43と第1可動端子49,49と第1固定端子46,46からなる。第1端子台43は板状の部材であり、その両面がシート前側及び後側に向いていて、第1操作スイッチ6の非操作時は略縦向きの姿勢をとる。また、第1端子台43は、第1軸部材9を介して第1操作スイッチ6と連結されていて、第1操作スイッチ6の揺動に応じて第1軸部材9を中心にシート前後方向に揺動する。第1可動端子49,49は第1端子台43の両面に設けられており、第1端子台43とともに第1軸部材9を中心にシート前後方向に動く。第1固定端子46,46は板バネ状の端子であり、第1操作スイッチ6の非操作時においては、第1可動端子49,49と所定間隔をあけて第1端子台43をシート前側及び後側から挟むように配置されている。
第2スイッチ回路62は、第2端子台44と第2可動端子50,50と第2固定端子47,47からなる。第2端子台44は板状の部材であり、その両面が上側及び下側に向いていて、第2操作スイッチ7の非操作時は略横向きの姿勢をとる。第2端子台44は、第2軸部材10を介して第2操作スイッチ7と連結されていて、第2操作スイッチ7の揺動に応じて第2軸部材10を中心に上下方向に回動する。第2可動端子50,50は第2端子台44の下面におけるシート前後方向両端部に設けられており、第2端子台44とともに第2軸部材10を中心に動く。第2固定端子47,47は板バネ状の端子であり、第2操作スイッチ7の非操作時においては、第2端子台44の下方に第2可動端子50,50と所定間隔をあけて配置されている。
図10に示すように、第1操作スイッチ6をシート後方に揺動させると、第1端子台43がシート後方に揺動して後側の第1可動端子49が後側の第1固定端子46と接触する。そして、後側の第1可動端子49が後側の第1固定端子46と接触すると、シートバック2が後傾する。
また、第2操作スイッチ7をシート後方に揺動させると、第2端子台44が図10に示す反時計回りに回動して後側の第2可動端子50が後側の第2固定端子47と接触する。そして、後側の第2可動端子50が後側の第2固定端子47と接触すると、シートクッション3の前部が上方移動する。
折り曲げ加工された板バネ状の第1固定端子46は、第1操作スイッチ6をシート後方に揺動させるほど略直線状に延びるように構成されている。これにより、後側の第1可動端子49と後側の第1固定端子46とが接触した後も、第1操作スイッチ6をシート後側に倒すことができる。しかも、第1操作スイッチ6の単独動作状態において、後側の第1可動端子49と後側の第1固定端子46との接触状態が維持されるのでシートバック2の後傾動作が継続される。なお、第1操作スイッチ6が単独動作状態で揺動する限り、第2可動端子50と第2固定端子47とは接触しない。
図11に示すように、第1操作スイッチ6と第2操作スイッチ7とが連動状態になると、板バネ状の第1固定端子46が略直線状に延びた状態で後側の第1可動端子49と接触し、後側の第2可動端子50が後側の第2固定端子47と接触する。すなわち、第1及び第2スイッチ回路61,62は、連動状態では、シートバック2を後傾させるとともに、シートクッション3の前部を上方移動させるように構成されている。シートバック2が後傾するとシートクッション3の前部が上方移動するように連動させるのは、着座者の身体が腰部を中心に反った状態となるのを回避するためである。すなわち、本実施形態において、リクライニング機構12とチルト機構13とは着座者に無理な着座姿勢をとらせない一定の相関関係をもって連動する。
上述の通り、各シート機構12〜14は各スイッチ回路61〜63において固定端子と可動端子とが接触すると動作を行うように構成されている。すなわち、シートバック2の前後傾やシートクッション3の前部の上下移動は、各操作スイッチ7〜9の傾斜に比例するのではなく、単独動作状態又は連動状態になっている時間に比例する。したがって、例えばシートバック2を所定の位置で停止させるときは、第1可動端子49と第1固定端子46とが非接触の状態、すなわち、第1操作スイッチ6を略縦向きの姿勢にすればよい。
なお、第3スイッチ回路63と足載用電動モータ40とは、第3端子台45に設けられた後側の第3可動端子51が後側の第3固定端子48と接触すると、オットマン4がシート前方に揺動するように接続されている。すなわち、第2及び第3スイッチ回路62,63は、連動状態では、オットマン4をシート前方に揺動させるとともに、シートクッション3の前部を上方移動させるように構成されている。オットマン4がシート前方へ揺動するとシートクッション3の前部が上方移動するように連動させるのは、着座者の脚が膝を中心に極端に曲がった状態となるのを回避するためである。すなわち、本実施形態において、チルト機構13と足載機構14とは着座者に無理な着座姿勢をとらせない一定の相関関係をもって連動する。
また、各操作スイッチ6〜8をシート前方に揺動させると、各スイッチ回路61〜63及び各シート機構12〜14は上述した動作と全く逆の動作をする。
−シート装置の動作−
第1操作スイッチ6を単独動作状態でシート前方に倒すと、シートバック2が前傾する。逆に、第1操作スイッチ6を単独動作状態でシート後方に倒すと、シートバック2が後傾する。また、シートバック2の前傾又は後傾中に、第1操作スイッチ6を非操作状態(略縦向きの姿勢)に戻すと、シートバック2が、第1操作スイッチ6が戻されたときの位置で停止する。同様に、シートクッション3の前部だけを上下移動させるときは第2操作スイッチ7を単独動作状態で操作し、オットマンだけをシート前後方向に揺動させるときには第3操作スイッチ8を単独動作状態で操作する。
第1操作スイッチ6をシート前方に単独動作状態よりも深く倒して連動状態にすると、シートバック2が前傾するとともに、シートクッション3の前部が下方に移動する。逆に、第1操作スイッチ6をシート後方に単独動作状態よりも深く倒すと、シートバック2が後傾するとともに、シートクッション3の前部が上方に移動する。また、シートバック2及びシートクッション3が動作しているときに、第1操作スイッチ6を非操作状態に戻すと、第2操作スイッチ7も非操作状態となり、シートバック2及びシートクッション3が、操作スイッチ6,8が戻されたときの位置で停止する。同様に、第2操作スイッチ7をシート前方又は後方に単独動作状態よりも大きく揺動させて連動状態にすると、シートクッション3の前部が下方又は上方に移動するとともに、シートバック2が前傾又は後傾する。
一方、オットマン4とシートクッション3を連動させるときは、上記と同様の手順で、第2又は第3操作スイッチ7,8を連動状態で操作する。なお、連動状態から単独動作状態に移行することや、単独動作状態から連動状態に移行しることも当然可能である。
−効果−
本実施形態によれば、第1及び第3操作スイッチ6,8は、それぞれの動きに応じてそれぞれ第1及び第3シート機構12,14を動作させるとともに、第2操作スイッチ7に当接せず単独で動く単独動作状態と、第2操作スイッチ7に当接して第2操作スイッチ7とともに動く連動状態とを有している。また、第2操作スイッチ7は、その動きに応じて第2シート機構13を動作させるとともに、第1及び第3操作スイッチ6,8のいずれにも当接せず単独で動く単独動作状態と、第1及び/又は第3操作スイッチ6,8に当接して当接した第1及び/又は第3操作スイッチ6,8とともに動く連動状態とを有している。すなわち、本実施形態のシート装置によれば、第1及び第3操作スイッチ6,8のいずれか1つの操作スイッチを動かすことで、該操作スイッチのシート機構を単独で動作させることも、第2シート機構13を連動させることも可能となる。これにより、操作スイッチ(可動部)6〜8の操作性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、リクライニング機構12に第1操作スイッチ6を、チルト機構13に第2操作スイッチ7を、足載機構14に第3操作スイッチ8をそれぞれ対応させている。これにより、リクライニング機構12、チルト機構13及び足載機構14を備えたシート装置において、操作スイッチ6〜8の操作性を向上させる効果を発揮させることができる。
さらに、本実施形態によれば、第1操作スイッチ6が所定方向の一方側に揺動したときには、リクライニング機構12がシートバック2を後傾させるとともに、第1操作スイッチ6が同じ向きにさらに揺動して連動状態になったときには、リクライニング機構12がシートバック2を後傾させるのに加えて、さらにチルト機構13がシートクッション3の前部を上方に移動させる。また、第3操作スイッチ8が所定方向の一方側に揺動したときには、足載機構14がオットマン4をシート前方に揺動させるとともに、第3操作スイッチ8が同じ向きにさらに揺動して連動状態になったときには、足載機構14がオットマン4をシート前方に揺動させるのに加えて、さらにチルト機構13がシートクッション3の前部を上方に移動させる。すなわち、シートバック2を後傾させながら又はオットマン4をシート前方に揺動させながらシートクッション3の前部を上方移動させることができる。このように、第1及び第3可動部のいずれか1つの可動部を動かすだけで、着座者に無理な着座姿勢をとらせない一定の相関関係をもってリクライニング機構12又は足載機構14とチルト機構13とを連動させることができる。したがって、着座者の快適性を十分に確保しつつ、操作スイッチ6〜8の操作性をより一層向上させることができる。
加えて、本実施形態によれば、非操作時は略縦向きの姿勢をとる、略レバー形状の第1又は第3操作スイッチ6,8をシート後方に揺動させることにより、単独動作状態ではシートバック2が後傾し又はオットマン4がシート前方に揺動し、連動状態ではさらにシートクッション3の前部が上方移動する。すなわち、第1又は第3操作スイッチ6,8をシート後方に倒すことにより、単独動作状態では着座者の背中が後傾され又は着座者の下腿が持ち上げられ、連動状態ではさらに着座者の膝が上方移動する。このように着座者が操作スイッチ6〜8を操作する向きと、着座者の体が動く向きとが略一致するので、着座者は違和感なく操作スイッチ6〜8を操作できる。これにより、操作スイッチ6〜8の操作性を大幅に向上させることができる。
また、本実施形態によれば、第2操作スイッチ7が凹状に形成されているとともに、第1操作スイッチ6及び第3操作スイッチ8がそれぞれの連動状態では第2操作スイッチ7の内面に当接するように配置されている。したがって、第1及び第3操作スイッチ6,8を第2操作スイッチ7に容易に当接させることができる。これにより、それぞれ単独動作状態と連動状態とを有する、第1〜第3操作スイッチ6〜8を複雑な装置構成を要することなく構成することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、第1所定位置を中心に揺動することが可能な第1操作スイッチ6と、第2所定位置を中心に揺動することが可能な第2操作スイッチ7と、第1操作スイッチ6の揺動に応じて動くリクライニング機構12と第2操作スイッチ7の揺動に応じて動くチルト機構13とを備えたものである。以下、実施形態1と異なる点について説明する。
−シート装置の構成−
〈シート機構〉
図12に示すように、本実施形態に係るシート装置はリクライニング機構12とチルト機構13とを備えている。リクライニング機構12とチルト機構13はともに電動モータを動力源としている。リクライニング用電動モータ29はスイッチ回路の第1固定端子46(図14参照)と、チルト用電動モータ36はスイッチ回路の第2固定端子47(図14参照)とそれぞれリード線(図示せず)を介して電気的に接続されている。
〈可動部〉
図13は、本実施形態に係るシート1を備えたシート装置を斜め上方から見た斜視図である。操作部5は、第1操作スイッチ6及び第2操作スイッチ7を備えている。第1操作スイッチ6は、略レバー形状であり、非操作時は略縦向きの姿勢をとるように構成されている。また、第1操作スイッチ6はシート左右方向に延びる第1軸部材9を中心にシート前後方向に揺動可能になっている。第2操作スイッチ7は、凹状に形成されている。第2操作スイッチ7は、シート左右方向に延びる第2軸部材10を中心にシート前後方向に揺動可能になっている。
第1操作スイッチ6は、その前面6a及び後面6bと第2操作スイッチ7の内面7aとが、非操作時には所定間隔をあけるように、また連動状態では当接するように配置されている。具体的には、第1操作スイッチの下半分が第2操作スイッチの凹部内に位置するように配置されている。このように、第1操作スイッチ6を第2操作スイッチ7に対して配置することにより、第1操作スイッチ6と第2操作スイッチ7とは、それぞれ単独で動く単独動作状態と、互いに当接して連動する連動状態とを有することになる。
〈スイッチ回路〉
図14は、ベースサイドフレーム22を介してシートクッション3の内側に備えられたスイッチ回路61,62と、シートクッション3の外側に備えられた操作部5との関係を示す断面図である。第1操作スイッチ6をその下端部で軸支する第1軸部材9は、ベースサイドフレーム22とスイッチ回路ケース42とにそれぞれ形成されたシート左右方向に貫通する貫通孔22a,42aに回転自在に挿入されて2点支持されている。また、第2操作スイッチ7をその中心部で軸支する第2軸部材10は、ベースサイドフレーム22と支持壁59とにそれぞれ形成されたシート左右方向に貫通する貫通孔22b,59aに回転自在に挿入されて2点支持されている。スイッチ回路ケース42内には、第1操作スイッチ6のスイッチ回路61と、第2操作スイッチ7のスイッチ回路62が設けられている。第1スイッチ回路61の第1端子台43に設けられた後側の第1可動端子49が後側の第1固定端子46と接触すると、シートバック2が後傾する。また、第2スイッチ回路62の第2端子台44に設けられた後側の第2可動端子50が後側の第2固定端子47と接触すると、シートクッション3の前部が上方移動する。
−効果−
本実施形態によれば、第1操作スイッチ6と第2操作スイッチ7とは、それぞれの動きに応じてそれぞれのシート機構12,13を動作させるとともに、それぞれ単独で動く単独動作状態と、互いに当接して連動する連動状態とを有している。すなわち、1つの操作スイッチを動かすことで、該操作スイッチのシート機構を単独で動作させることも、他のシート機構と連動させることも可能となる。これにより、操作スイッチ(可動部)6,7の操作性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、リクライニング機構12に第1操作スイッチ6を、チルト機構13に第2操作スイッチ7をそれぞれ対応させている。これにより、リクライニング機構12及びチルト機構13を備えたシート装置において、操作スイッチ6,7の操作性を向上させる効果を発揮させることができる。
さらに、本実施形態によれば、第1操作スイッチ6が所定方向の一方側に揺動したときには、リクライニング機構12がシートバック2を後傾させるとともに、第1操作スイッチ6が同じ向きにさらに揺動して連動状態になったときには、リクライニング機構12がシートバック2を後傾させるのに加えて、さらにチルト機構13がシートクッション3の前部を上方に移動させる。すなわち、シートバック2を後傾させながらシートクッション3の前部を上方移動させることができる。このように、第1操作スイッチ6を動かすだけで、着座者に無理な着座姿勢をとらせない一定の相関関係をもってリクライニング機構12とチルト機構13とを連動させることができる。したがって、着座者の快適性を十分に確保しつつ、操作スイッチ6,7の操作性を向上させることができる。
加えて、本実施形態によれば、非操作時は略縦向きの姿勢をとる、略レバー形状の第1操作スイッチ6をシート後方に揺動させることにより、単独動作状態ではシートバック2が後傾し、連動状態ではさらにシートクッション3の前部が上方移動する。すなわち、第1操作スイッチ6をシート後方に倒すことにより、単独動作状態では着座者の背中が後傾され、連動状態ではさらに着座者の膝が上方移動する。このように着座者が操作スイッチ6,7を操作する向きと着座者の体が動く向きとが略一致するので、着座者は違和感なく操作スイッチ6,7を操作できる。これにより、操作スイッチ6,7の操作性を大幅に向上させることができる。
また、本実施形態によれば、第2操作スイッチ7が凹状に形成されているとともに、第1操作スイッチ6が連動状態では第2操作スイッチ7の内面に当接するように配置されている。したがって、第1操作スイッチ6を第2操作スイッチ7に容易に当接させることができる。これにより、それぞれ単独動作状態と連動状態とを有する、第1及び第2操作スイッチ6,7を複雑な装置構成を要することなく構成することができる。
(実施形態3)
本実施形態は、実施形態2とは異なり、第1所定位置を中心に揺動することが可能な第1操作スイッチ6と、第2所定位置を中心に揺動することが可能な第2操作スイッチ7と、第1操作スイッチ6の揺動に応じて動く足載機構14と第2操作スイッチ7の揺動に応じて動くチルト機構13とを備えたものである。以下、実施形態2と異なる点について説明する。
−シート装置の構成−
〈シート機構〉
図15に示すように、本実施形態に係るシート装置は足載機構14とチルト機構13とを備えている。足載機構14とチルト機構13はともに電動モータを動力源としている。足載用電動モータ40はスイッチ回路の第1固定端子46(図14参照)と、チルト用電動モータ36はスイッチ回路の第2固定端子47(図14参照)とそれぞれリード線(図示せず)を介して電気的に接続されている。
〈スイッチ回路〉
第1スイッチ回路61の第1端子台43に設けられた後側の第1可動端子49が後側の第1固定端子46と接触すると、オットマン4がシート前方に揺動する。また、第2スイッチ回路62の第2端子台44に設けられた後側の第2可動端子50が後側の第2固定端子47と接触すると、シートクッション3の前部が上方移動する。
−効果−
本実施形態によれば、足載機構14に第1操作スイッチ6を、チルト機構13に第2操作スイッチ7をそれぞれ対応させている。これにより、チルト機構13及び足載機構14を備えたシート装置において、操作スイッチ6,7の操作性を向上させる効果を発揮させることができる。
また、本実施形態によれば、第1操作スイッチ6が所定方向の一方側に揺動したときには、足載機構14がオットマン4をシート前方に揺動させるとともに、第1操作スイッチ6が同じ向きにさらに揺動して連動状態になったときには、足載機構14がオットマン4をシート前方に揺動させるのに加えて、さらにチルト機構13がシートクッション3の前部を上方に移動させる。すなわち、オットマン4をシート前方に揺動させながらシートクッション3の前部を上方移動させることができる。このように、第1操作スイッチ6を動かすだけで、着座者に無理な着座姿勢をとらせない一定の相関関係をもって足載機構14とチルト機構13とを連動させることができる。したがって、着座者の快適性を十分に確保しつつ、操作スイッチ6,7の操作性をより一層向上させることができる。
さらに、本実施形態によれば、非操作時は略縦向きの姿勢をとる、略レバー形状の第1操作スイッチ6をシート後方に揺動させることにより、単独動作状態ではオットマン4がシート前方に揺動し、連動状態ではさらにシートクッション3の前部が上方移動する。すなわち、第1操作スイッチ6をシート後方に倒すことにより、単独動作状態では着座者の下腿が持ち上げられ、連動状態ではさらに着座者の膝が上方移動する。このように着座者が操作スイッチ6,7を操作する向きと着座者の体が動く向きとが略一致するので、着座者は違和感なく操作スイッチ6,7を操作できる。これにより、操作スイッチ6,7の操作性を大幅に向上させることができる。
(実施形態4)
本実施形態は、実施形態2及び3において操作スイッチとして用いられている各可動部をスイッチ回路における機構部として用いるものである。そして、各機構部は、互いに当接せず単独で動くように配置されているそれぞれの操作部5と連結されるとともに、それぞれの操作部5の動きに応じて動くように構成されている。以下、実施形態2及び3と異なる点について説明する。
−シート装置の構成−
〈可動部〉
図16に示すように、本実施形態に係るシート装置の操作部5は第1スイッチ53と第2スイッチ54とからなり、シートクッション3の左側に位置するベースサイドフレーム22(図2参照)にクッション体を介して設けられている。
第1スイッチ53は、略レバー形状であり、非操作時は略縦向きの姿勢をとるように構成されていて、シート左右方向に延びる第1軸部材9を中心にシート前後方向に揺動可能になっている。すなわち、第1スイッチ53は実施形態1〜3の第1操作スイッチ6とほぼ同じ構成をなしている。
一方、第2スイッチ54は、略レバー形状であり、非操作時は横向きの姿勢をとるように構成されていて、シート左右方向に延びる第2軸部材10を中心に上下方向に回動可能になっている。すなわち、第2スイッチ54は実施形態1〜3において凹状に形成された第2操作スイッチ7とは異なり、第1スイッチ53と当接しない状態で配置されている。これにより、第1スイッチ53と第2スイッチ54とは互いに当接せず単独で動くことができる。
〈スイッチ回路〉
図17は、ベースサイドフレーム22を介してシートクッション3の内側に備えられたスイッチ回路と、シートクッション3の外側に備えられた操作部5との関係を示す断面図である。第1スイッチ53をその下端部で軸支する第1軸部材9は、ベースサイドフレーム22とスイッチ回路ケース42とにそれぞれ形成されたシート左右方向に貫通する貫通孔22a,42aに回転自在に挿入されて2点支持されている。また、第2スイッチ54をその中心部で軸支する第2軸部材10は、ベースサイドフレーム22と支持壁59とにそれぞれ形成されたシート左右方向に貫通する貫通孔22b,59aに回転自在に挿入されて2点支持されている。
図16及び17に示すように、第1スイッチ回路61は、第1機構部55と第1端子台43と第1可動端子49,49と第1固定端子46,46からなる。略レバー形状の第1機構部(第1可動部)55は、スイッチ回路ケース42の内部に配置されているとともに、第1機構部55をその下端部で軸支する第1軸部材9を介して第1スイッチ53と連結されている。すなわち、第1機構部55は、第1スイッチ53のシート前後方向への揺動に応じてシート前後方向に揺動するように構成されている。
また、第2スイッチ回路62は、第2機構部56と第2端子台44と第2可動端子50,50と第2固定端子47,47からなる。凹状に形成された第2機構部(第2可動部)56は、スイッチ回路ケース42の内部に配置されているとともに、第2機構部56をその中心部で軸支する第2軸部材10を介して第2スイッチ54と連結されている。すなわち、第2機構部56は、第2スイッチ54の上下方向への回動に応じてシート前後方向に揺動するように構成されている。さらに、第1機構部55は、第2機構部56に当接せず単独で動く単独動作状態と、第2機構部56に当接して該第2機構部56とともに動く連動状態とを有するように配置されている。具体的には、第1機構部55の下半分が第2機構部56の凹部内に位置するように配置されている。したがって、第1スイッチ53を単独動作状態からさらに後傾させても、第1スイッチ53と第2スイッチ54とは互いに当接しないが、シート内部のスイッチ回路において第1機構部55と第2機構部56とが連動状態になる。
第1端子台43は、第1軸部材9を介して第1機構部55と連結されていて、第1機構部55の揺動に応じて第1軸部材9を中心にシート前後方向に揺動する。また、第2端子台44は、第2軸部材10を介して第2機構部56と連結されていて、第2機構部56の揺動に応じて第2軸部材10を中心に上下方向に回動する。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、互いに当接せず単独で動くように配置されている各操作部53,54と各機構部55,56とを連結させることで、それぞれの操作部の動きに応じて各機構部を動かすことができる。したがって、着座者はシート装置を操作する際に、指を挟むことなく操作を行うことができる。これにより、着座者の快適性が十分に確保される。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、各操作スイッチ及び各機構部を軸部材周りに揺動するように構成したが、これに限らず、例えば図18に示すように、軸部材9,10が長穴57,58の中をスライド自在に動くように構成することもできる。
また、本発明のシート装置は、リクライニング機構、チルト機構及び足載機構以外のシート機構を備えたシート装置、すなわち、4つ以上のシート機構を備えたシート装置にも用いることができる。
さらに、上記各実施形態では、シート1として車両用シートを用いたが、本発明のシート装置は家庭用の椅子やマッサージ用シート等、様々な用途に用いることができる。なお、実施形態1及び2とは異なり、例えば、シートバックの後傾時にシートクッションの前部が下方移動するように連動させることもできる。すなわち、シート装置の用途に合わせて、連動状態における各シート機構の動く向きを自由に組み合わせることができる。
加えて、スイッチ回路の構成は上記各実施形態に限定されず、他の色々な形で実施することができる。また、上記各実施形態では、シート機構を電動としたが、液圧等で圧動するシート機構を用いることもできる。
また、上記実施形態4では、操作スイッチを2つにしたが、操作スイッチが3つのシート装置にも適用することができる。
なお、操作部5がシートの車幅方向内側以外の箇所に設けられたシート装置の構成も、上述したシート装置とほぼ同様である。
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明は、所定位置を中心に動くことが可能な可動部と、該可動部の動きに応じて動くシート機構とを備えるシート装置等について有用である。
本発明の実施形態1に係るシートを備えたシート装置を斜め上方から見た斜視図である。 同実施形態のシートクッションのフレーム構造をクッション体を省略して示す斜視図である。 同実施形態のシート装置の各機構を示す側面図である。 シート左側から見た非操作時の操作スイッチの正面図である。 第1操作スイッチの単独動作状態を説明する図である。 第2操作スイッチの単独動作状態を説明する図である。 第1及び第2操作スイッチの連動状態を説明する図である。 図1のVIII−VIII線の矢視断面図である。 図8のIX−IX線の矢視断面図である。 第1スイッチ回路の単独動作状態を説明する図である。 第1及び第2スイッチ回路の連動状態を説明する図である。 実施形態2のシート装置の各機構を示す側面図である。 同実施形態に係るシートを備えたシート装置を斜め上方から見た斜視図である。 図13のXIV−XIV線の矢視断面図である。 実施形態3のシート装置の各機構を示す側面図である。 シート左側から見た実施形態4に係るシート装置の非操作時の操作部の正面図である。 図16のXVII−XVII線の矢視断面図である。 その他の実施形態に係るシート装置の操作部の正面図である。
1 シート
2 シートバック
3 シートクッション
4 足載部(オットマン)
6 第1操作スイッチ(第1可動部)
7 第2操作スイッチ(第2可動部)
7a 内面
7b 上縁部
8 第3操作スイッチ(第3可動部)
9 第1所定位置(第1軸部材)
10 第2所定位置(第2軸部材)
11 第3所定位置(第3軸部材)
12 リクライニング機構
13 チルト機構
14 足載機構
53 第1スイッチ
54 第2スイッチ
55 第1機構部(第1可動部)
56 第2機構部(第2可動部)

Claims (12)

  1. 第1所定位置を中心に動くことが可能な第1可動部と、第2所定位置を中心に動くことが可能な第2可動部と、上記第1可動部の動きに応じて動く第1シート機構と、上記第2可動部の動きに応じて動く第2シート機構とを備えたシート装置であって、
    上記第1可動部は、上記第2可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、上記第2可動部に当接して該第2可動部とともに動く連動状態とを有し、
    上記第2可動部は、上記第1可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、上記第1可動部に当接して該第1可動部とともに動く連動状態とを有しており、
    上記第1シート機構は、シートバックを前後傾させるリクライニング機構であり、
    上記第2シート機構は、シートクッションの前部を後部に対し上下方向に移動させるチルト機構であることを特徴とするシート装置。
  2. 請求項記載のシート装置において、
    上記第1可動部は、上記第1所定位置を中心に所定方向に揺動可能に構成され、
    上記リクライニング機構は、上記第1可動部が上記所定方向の一方側に揺動したときには、上記シートバックを後傾させるように構成され、
    上記チルト機構は、上記第1可動部が上記所定方向の一方側に揺動して上記連動状態になったときには、上記シートクッションの前部を上方に移動させるように構成されていることを特徴とするシート装置。
  3. 第1所定位置を中心に動くことが可能な第1可動部と、第2所定位置を中心に動くことが可能な第2可動部と、上記第1可動部の動きに応じて動く第1シート機構と、上記第2可動部の動きに応じて動く第2シート機構とを備えたシート装置であって、
    上記第1可動部は、上記第2可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、上記第2可動部に当接して該第2可動部とともに動く連動状態とを有し、
    上記第2可動部は、上記第1可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、上記第1可動部に当接して該第1可動部とともに動く連動状態とを有しており、
    上記第1シート機構は、シートに着座した着座者の下腿を支持する足載部をシート前後方向に揺動させる足載機構であり、
    上記第2シート機構は、シートクッションの前部を後部に対し上下方向に移動させるチルト機構であることを特徴とするシート装置。
  4. 請求項記載のシート装置において、
    上記第1可動部は、上記第1所定位置を中心に所定方向に揺動可能に構成され、
    上記足載機構は、上記第1可動部が上記所定方向の一方側に揺動したときには、上記足載部をシート前方に揺動させるように構成され、
    上記チルト機構は、上記第1可動部が上記所定方向の一方側に揺動して上記連動状態になったときには、上記シートクッションの前部を上方に移動させるように構成されていることを特徴とするシート装置。
  5. 請求項又は記載のシート装置において、
    上記第1可動部は、略レバー形状であり、非操作時は略縦向きの姿勢をとり、かつ、上記所定方向としてのシート前後方向に揺動可能な第1操作スイッチであり、
    上記第2可動部は、上記第2所定位置を中心にシート前後方向に揺動可能な第2操作スイッチであり、
    上記所定方向の一方側は、シート後方であることを特徴とするシート装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1つに記載のシート装置において、
    上記第2可動部は、凹状に形成され、
    上記第1可動部は、上記連動状態では上記第2可動部の内面に当接するように配置されていることを特徴とするシート装置。
  7. 第1所定位置を中心に動くことが可能な第1可動部と、第2所定位置を中心に動くことが可能な第2可動部と、上記第1可動部の動きに応じて動く第1シート機構と、上記第2可動部の動きに応じて動く第2シート機構とを備えたシート装置であって、
    上記第1可動部は、上記第2可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、上記第2可動部に当接して該第2可動部とともに動く連動状態とを有し、
    上記第2可動部は、上記第1可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、上記第1可動部に当接して該第1可動部とともに動く連動状態とを有しており、
    第3所定位置を中心に動くことが可能な第3可動部と、
    上記第3可動部の動きに応じて動く第3シート機構とをさらに備え、
    上記第2可動部の単独動作状態とは、上記第2可動部が上記第1及び第3可動部のいずれにも当接せず単独で動く状態であり、
    上記第2可動部の連動状態とは、上記第2可動部が上記第1及び/又は第3可動部に当接して該当接した第1及び/又は第3可動部とともに動く状態であり、
    上記第3可動部は、上記第2可動部に当接せず単独で動く単独動作状態と、上記第2可動部に当接して該第2可動部とともに動く連動状態とを有していることを特徴とするシート装置。
  8. 請求項記載のシート装置において、
    上記第1シート機構は、シートバックを前後傾させるリクライニング機構であり、
    上記第2シート機構は、シートクッションの前部を後部に対し上下方向に移動させるチルト機構であり、
    上記第3シート機構は、シートに着座した着座者の下腿を支持する足載部をシート前後方向に揺動させる足載機構であることを特徴とするシート装置。
  9. 請求項記載のシート装置において、
    上記第1可動部は、上記第1所定位置を中心に所定方向に揺動可能に構成され、
    上記リクライニング機構は、上記第1可動部が上記所定方向の一方側に揺動したときには、上記シートバックを後傾させるように構成され、
    上記第3可動部は、上記第3所定位置を中心に上記所定方向に揺動可能に構成され、
    上記足載機構は、上記第3可動部が上記所定方向の一方側に揺動したときには、上記足載部をシート前方に揺動させるように構成され、
    上記チルト機構は、上記第1又は第3可動部が上記所定方向の一方側に揺動して上記連動状態になったときには、上記シートクッションの前部を上方に移動させるように構成されていることを特徴とするシート装置。
  10. 請求項記載のシート装置において、
    上記第1可動部は、略レバー形状であり、非操作時は略縦向きの姿勢をとり、かつ、上記所定方向としてのシート前後方向に揺動可能な第1操作スイッチであり、
    上記第2可動部は、上記第2所定位置を中心にシート前後方向に揺動可能な第2操作スイッチであり、
    上記第3可動部は、略レバー形状であり、非操作時は略縦向きの姿勢をとり、かつ、シート前後方向に揺動可能な第3操作スイッチであり、
    上記所定方向の一方側は、シート後方であることを特徴とするシート装置。
  11. 請求項10のいずれか1つに記載のシート装置において、
    上記第2可動部は、凹状に形成され、
    上記第1可動部は、上記連動状態では上記第2可動部の内面に当接するように配置され、
    上記第3可動部は、上記連動状態では上記第2可動部の内面に当接するように配置されていることを特徴とするシート装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1つに記載のシート装置において、
    上記各可動部は、それぞれの操作部と連結されていて、該各操作部の動きに応じて動くように構成され、
    上記各操作部は、互いに当接せず単独で動くように配置されていることを特徴とするシート装置。
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