JP5115813B2 - 散水圧砕機用スイベルジョイント装置 - Google Patents
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そして、前記圧砕機は、先端側である圧砕アーム側と、後端側であるブラケット側が分離され、圧砕アーム側がブラケット側に対して回動可能に装着されている。したがって、前記圧砕アームが被破砕物を斜めに挟み込んだ場合でも、アームを閉じて被破砕物に圧力を加えるとその反力によって、圧砕アームが被破砕物に対し直角となる向きに回動し、被破砕物に対してその圧砕力を有効に伝達することができる。
このような圧砕機は、ショベルマシンを移動しなくても、圧砕アームが自ら反力自由回動して圧砕物を常に有効に圧砕するので、コンクリート構造物の解体作業を非常に効率よく行うことができる。
また、前記圧砕機には、圧砕アームを枢支するフレーム部に、被圧砕物に向けて散水できる散水ノズルが備えられるようになっており、散水によって圧砕時の粉塵の発生を防止することもできる。
上記発明により、反力自由回動の機能が有効に発揮され、被破砕物がいかなる角度で存在していても有効な圧砕力を伝達することができ、また、可撓性ホースを外部に垂下させて連結する必要がなくなり、可撓性ホースが作業の邪魔をしたり、外部の障害物に当たって破損したりして作業性を低下させる恐れがなくなり、さらに、給油源並びに給水源が簡易かつ集中的に連結でき、機能性の高い散水圧砕機が実現された。
また、上記原因による水漏れにより装置に錆が生じやすくなるという問題もあった。
一方、近年、環境問題の重要性から、コンクリート構造物等の解体作業時における粉塵の発生をさらに減少させることが要望されてきていることへの対応も必要となってきていた。
本発明は上記課題に鑑み、水漏れがなく、油に水が混入することなく、錆の発生を防ぎ、かつ粉塵の発生を防ぐ散水圧砕機用のスイベルジョイント装置を提供する。
(1)ショベルマシンにブラケットを介して取り付けられる散水圧砕機に使用するスイベルジョイント装置であって、2つの独立した給水源からそれぞれ供給される第1の給水路と第2の給水路を有し、前記第1の給水路が、スイベルジョイント装置の駆体の中央部に貫設された貫通孔に挿設された通水管よりなり、前記第2の給水路が、前記通水管の外壁と貫通孔の内壁との間に形成された環状筒形の空間よりなることを特徴とする散水圧砕機用スイベルジョイント装置。
(2)ショベルマシンにブラケットを介して取り付けられる散水圧砕機に使用するスイベルジョイント装置であって、その中央部に貫通孔が、周辺部に散水圧砕機の油圧シリンダーに加圧油を供給する複数の給油孔が穿設された駆体と、前記貫通孔内に挿設される外径が前記貫通孔の内径より小さい長尺の通水管と、前記貫通孔の上下両開口部に螺着して前記通水管を駆体に定着する係止具とでなり、前記通水管の内部空間よりなる第1の給水路と前記通水管の外壁と貫通孔の内壁との間に形成された環状筒形の空間よりなる第2の給水路を備えてなることを特徴とする前記(1)に記載の散水圧砕機用スイベルジョイント装置。
(3)前記貫通孔内に挿設された長尺の通水管の上下端が駆体から突出して定着されてなり、前記貫通孔の上端開口部に螺着された係止具の駆体から突出した部分の側壁に前記第2の給水路に注水する注水口が設けられ、駆体下端側面に前記第2の給水路に注水された水の取出口が設けられてなることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載の散水圧砕機用スイベルジョイント装置。
(4)前記貫通孔に挿設された通水管が、製泡機に接続され、粉塵を包み込む密着気泡を散水圧砕機の散水口に供給可能にしてなることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の散水圧砕機用スイベルジョイント装置。
〈1〉ショベルマシンにブラケットを介して取り付けられる散水圧砕機に使用するスイベルジョイント装置が、
2つの独立した給水源からそれぞれ供給される第1の給水路と第2の給水路を有し、前記第1の給水路が、スイベルジョイント装置の駆体の中央部に穿設された貫通孔に挿設された通水管よりなり、前記第2の給水路が、前記通水管の外壁と貫通孔の内壁との間に形成された環状筒形の空間よりなるので、
また、その中央部に貫通孔が、周辺部に散水圧砕機の油圧シリンダーに加圧油を供給する複数の給油孔が穿設された駆体と、前記貫通孔内に挿設される外径が前記貫通孔の内径より小さな長尺の通水管と、前記貫通孔の上下両開口部に螺着して前記通水管を駆体に定着する係止具とでなり、前記通水管の内部空間よりなる第1の給水路と前記通水管の外壁と貫通孔の内壁との間に形成された環状筒形の空間よりなる第2の給水路を備えてなり、かつ前記貫通孔内に挿設された長尺の通水管の上下端が駆体から突出して固着され、前記貫通孔の上端開口部に螺着された係止具の駆体から突出した部分の側壁に前記第2の給水路に注水する注水口が設けられいるので、
スイベルジョイント装置の注水口と給油孔とが同一平面状になく隔離されており、油に水が混入するおそれはなく、また注水口が駆体から突出して設けられるため、漏水処理や点検が行いやすく水漏れが予防でき、漏水により駆体の錆発生も防止できる。
また、給水路を第1給水路と第2給水路の二層構造としたことによって散水用の水を第1の給水路又は第2の給水路のいずれか一方又は両方で散水圧砕機の散水ノズルに供給でき、内側の第1給水路をもっぱら利用することによって駆体に穿設された貫通孔の内壁の腐食が防止できる。
〈2〉前記貫通孔に挿通された通水管が、製泡機に接続され、粉塵を包み込む密着気泡を散水圧砕機の散水ノズルに供給可能にしてなるので、被破砕物の圧砕によって発生する粉塵を泡で包み込むことができ、被破砕物圧砕時の散水量を減少させてより効果的な粉塵防止策を施すことができる。
なお、この場合給水路を独立した二層構造としたことから第1の給水路で密着気泡を、第2の給水路で水の供給が行えるので、粉塵の発生状況によって密着気泡と水との比率を任意に選択して作業でき、粉塵の発生を最小限に留めることができる。
図1は本発明の散水圧砕機用スイベルジョイント装置の詳細断面図、図2は本発明の散水圧砕機用スイベルジョイント装置の説明用一部断面斜視図、図3は本発明の散水圧砕機用スイベルジョイント装置の使用状態を示す一例の図、図4は本発明の散水圧砕機用スイベルジョイント装置が散水圧砕機に装着されている状態を示す図、図5は本発明の散水圧砕機用スイベルジョイント装置の給水関連の配管の一実施例の説明図、図6は本発明の散水圧砕機用スイベルジョイント装置の油圧配管の一実施例の説明図である。
図中、1はスイベルジョイント装置、2は貫通孔、2a・2bは開口部、3は給油孔、4は通水管、5a・5bは係止具、6aは(第2給水路の)注水口、6bは(第2給水路の)取出口、7aは(第1給水路の)注水口、7bは(第1給水路の)取出口、10は駆体である。そして、11は圧砕アーム、12はブラケット、13はショベルマシン、14はブーム、15aは第1給水ホース、15bは第2給水ホース、16は製泡機、17は給水ポンプ、18は泡用ノズル、19は散水ノズル、20は第2給水路、30は散水圧砕機、31は油圧シリンダー、32は給油ホース、40は第1給水路、60aは分配注水口、60bは排出口、70aは分配注水孔、70bは排出孔、80は分配部材、80aは分配孔、80bは分配管である。
具体的には、図1、2に示すように、その中央部に貫通孔2が、周辺部に散水圧砕機の油圧シリンダーに加圧油を供給する複数の給油孔3、3、・・が穿設された駆体10と、前記貫通孔2内に挿設された外径が貫通孔2の内径より小さい長尺の通水管4と、前記貫通孔2の上下両開口部2a、2bに螺着して前記通水管4を駆体10に定着する係止具5a、5bとで構成され、前記通水管4の内部空間よりなる第1の給水路40と通水管4の外壁と貫通孔2の内壁との間に形成された環状筒形の空間よりなる第2の給水路20を備えてなり、そして前記貫通孔2内に挿設された長尺の通水管4の上下端が駆体10から突出して固着され、前記貫通孔2の上端開口部2aに螺着された係止具5aの駆体10から突出した部分の側壁に前記二層の給水路の外側の第2の給水路20に注水する注水口6aが設けられ、駆体10の下端側面に前記外側の第2の給水路20に注水された水の取出口6bが設けられている。
本願発明におけるスイベルジョイント装置は、ショベルマシン13のブーム14の先端に取り付けられた散水圧砕機30に固着される。
図3に示す実施例においては、スイベルジョイント装置1には、ショベルマシン13のブーム14に、ブーム稼働時に邪魔にならないように配設された第1給水ホース15a、第2給水ホース15bと接続されている。そして、前記第1給水ホース15aは、製泡機16と接続され、第2給水ホース15bは給水ポンプ17と接続される。
各ホースは、ブームの動きに連動するようスイベルパイプで製泡機16や給水ポンプ17と接続されるのが好ましい。
一方、スイベルジョイント装置1の第2給水路20の注水口6aには、前記給水ポンプ17と接続された給水ホース15bが接続され、貫通孔2に水が供給され、前記水は、散水圧砕機30に備えられた散水口の散水ノズル19、19から散水される。
こうすることで、圧砕作業時には、配管の接続の変更作業をすることなく、散水のみ、あるいは気泡のみ、さらには、散水と気泡の両方を任意に選択して供給することができる。
前記第1給水路40と第2給水路20とは、いずれか一方又は両方を選択使用することができ、第1給水路、第2給水路のどちらにも製泡機16又は給水ポンプ17を接続することができる。したがって、両方の給水路に一種類の装置、すなわち2台の製泡機16を、又は2台の給水ポンプ17を接続することもできる。
また、もっぱら第1給水路40を使用すれば駆体10に穿設された貫通孔2の内壁の腐食を防止できる。
なお、実施例のように、第1の給水路40を製泡機に接続し、第2の給水路20を給水ポンプに接続して併用すれば、粉塵の発生状況によって密着気泡と水との比率を任意に選択して作業でき、粉塵の発生を最小限に抑えることができ好適である。
そこで、本発明のスイベルジョイント装置と散水圧砕機30とを接続する給水関連の配管の実施例を図5に基づいて説明する。
図5は本発明の散水圧砕機用スイベルジョイント装置と散水圧砕機との給水関連の配管の一実施例の説明図である。
図5(b)は、供給された泡又は水を、各散水口に分配するための分配部材の斜視図である。図において、分配部材80は、上面中央付近に分配注水孔70aが穿設され、前記分配注水孔70aに注入された水等を分配部材80の側面に穿設された4つの排出口に分岐するための分配孔80aが、分配部材80内に前記注水孔70aと排出孔70bとを連通するように穿設されている。
そして、分配部材80は、上面4隅にL字型の分配管80bが固設され、分配管の一方の開口部を分配注水口60aとし、他方の開口部を排出口60bとなるよう形成されている。
そして、図5(a)の配管の一例に示すように、製泡機16と接続される給水ホース15aは、注水口7aに接続され、スイベルジョイント装置1の第1給水路40に気泡を供給する。そして、前記気泡は、取出口7bから分配部材80の分配注水孔70aに送られ、分配部材80に設けられた分配孔80aを通って、排出孔70bから、散水圧砕機30に備えられた泡用ノズル18(図4参照)へ供給される。
また、給水ポンプ17と接続される給水ホース15bは、注水口6aに接続され、スイベルジョイント装置1の第2給水路20に水を供給する。そして、前記水は、取出口6bから分配部材80の分配注水口60aに送られ、分配部材80に固着された分配管80bを通って、排出口60bから、散水圧砕機30に備えられた散水ノズル19(図4参照)へ供給される。
また、分配部材80は、分配管80bを固設しているので、軽量なものとなっているが、その形状や注水口・排水口の配置等、限定されるものではなく、適宜選択したものを採用することができる。
なお、図5に示す実施例においては、第2給水路20の取出口6bを、貫通孔2と連通するように駆体10の下端側面に2箇所設けている。取出口6bは、その配置箇所や数は限定されるものではなく、分配部材や散水口との接続に適した位置に、任意の数を配置することが好ましい。
そして、上記のように第1給水路40と、第2の給水路20とが異なる給水源に接続でき、散水圧砕機30に設けられる散水口(泡用ノズル18や散水ノズル19)にそれぞれに接続することができるので、作業時における粉塵発生状況によって、任意に散水量や散水位置、密着気泡の量等を制御することができる。
2 貫通孔
2a、2b 開口部
3 給油孔
4 通水管
5a、5b 係止具
6a (第2給水路の)注水口
6b (第2給水路の)取出口
7a (第1給水路の)注水口
7b (第1給水路の)取出口
10 駆体
11 圧砕アーム
12 ブラケット
13 ショベルマシン
14 ブーム
15a 第1給水ホース
15b 第2給水ホース
16 製泡機
17 給水ポンプ
18 泡用ノズル
19 散水ノズル
20 第2給水路
30 散水圧砕機
31 油圧シリンダー
32 給油ホース
40 第1給水路
60a 分配注水口
60b 排出口
70a 分配注水孔
70b 排出孔
80 分配部材
80a 分配孔
80b 分配管
Claims (4)
- ショベルマシン(13)にブラケット(12)を介して取り付けられる散水圧砕機(30)に使用するスイベルジョイント装置(1)であって、
2つの独立した給水源からそれぞれ供給される第1の給水路(40)と第2の給水路(20)を有し、
前記第1の給水路(40)が、スイベルジョイント装置(1)の駆体(10)の中央部に貫設された貫通孔(2)に挿設された通水管(4)よりなり、
前記第2の給水路(20)が、前記通水管(4)の外壁と貫通孔(2)の内壁との間に形成された環状筒形の空間よりなることを特徴とする散水圧砕機用スイベルジョイント装置。 - ショベルマシン(13)にブラケット(12)を介して取り付けられる散水圧砕機(30)に使用するスイベルジョイント装置(1)であって、
その中央部に貫通孔(2)が、周辺部に散水圧砕機(30)の油圧シリンダーに加圧油を供給する複数の給油孔(3)が穿設された駆体(10)と、前記貫通孔(2)内に挿設される外径が前記貫通孔(2)の内径より小さい長尺の通水管(4)と、前記貫通孔(2)の上下両開口部(2a、2b)に螺着して前記通水管(4)を駆体(10)に定着する係止具(5a、5b)とでなり、前記通水管(4)の内部空間よりなる第1の給水路(40)と前記通水管(4)の外壁と貫通孔(2)の内壁との間に形成された環状筒形の空間よりなる第2の給水路(20)を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の散水圧砕機用スイベルジョイント装置。 - 前記貫通孔(2)内に挿設された長尺の通水管(4)の上下端が駆体(10)から突出して定着されてなり、前記貫通孔(2)の上端開口部(2a)に螺着された係止具(5a)の駆体(10)から突出した部分の側壁に前記第2の給水路(20)に注水する注水口(6a)が設けられ、駆体(10)下端側面に前記第2の給水路(20)に注水された水の取出口(6b)が設けられてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の散水圧砕機用スイベルジョイント装置。
- 前記貫通孔(2)に挿設された通水管(4)が、製泡機に接続され、粉塵を包み込む密着気泡を散水圧砕機(30)の散水口に供給可能にしてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の散水圧砕機用スイベルジョイント装置。
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