JP5116088B2 - 高い吸水倍率でかつ残留モノマーの少ない吸水性樹脂及びその製造方法 - Google Patents
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Description
重合後に残存モノマーを抽出する方法も、抽出溶媒の残存が安全性の面から問題がある(例えば特許文献15)。
例えば、架橋剤として、多価アルコールを用いる方法(例えば特許文献20、21参照)、多価グリシジル化合物、多価アジリジン化合物、多価アミン化合物、多価イソシアネート化合物を用いる方法(例えば特許文献22参照)、グリオキサールを用いる方法(例えば特許文献23参照)、多価金属を用いる方法(例えば特許文献24、25参照)、シランカップリング剤を用いる方法(例えば特許文献26、27、28参照)等が知られている。
吸水性樹脂の吸水速度を高める試みとして、表面積を大きくするために粒径を小さくしたり、リン片状や顆粒状あるいは多孔質にする方法(例えば特許文献35)などがあげられる。
しかしながら、一般に吸水性樹脂が小さな粒径に形成される場合には、水性液体との接触により吸水性樹脂はいわゆるママコ状態となり、吸水性樹脂そのものが止水層になってしまうため吸水倍率・吸水速度などが低下する。吸水性樹脂が凝集体に形成される場合も通常は、水性液体と接触することで凝集体そのものが凝集体内部でママコ状態となり吸収速度がかえって低下する。
本発明の目的は、紙おむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等の衛生材料に好適に用いることの出来る、従来達成困難であった高い吸水性能と吸水速度の高いバランスを有する吸水性樹脂を提供すること、及び、本発明の吸水性樹脂を安価な方法で簡便に製造できる製造方法を提供することにある。
すなわち、本発明は以下に記載するとおりのものである。
重合条件:
(1)単量体水溶液における、前記水溶性不飽和カルボン酸アンモニウム塩の含有量が全単量体中の50mol%を超え、100mol%以下の範囲であること。
(2)ラジカル系光重合開始剤と過酸化物を用い、紫外線照射する。
[2]水溶性不飽和カルボン酸アンモニウム塩を含有する単量体水溶液を下記(3)及び(4)の条件下で重合することを特徴とする、上記[1]の吸水性樹脂の製造方法。
(3)前記単量体水溶液の厚みを50mm以下にする。
(4)前記単量体水溶液中の溶存酸素を4ppm以下にする。
[3]前記水溶性不飽和カルボン酸アンモニウム塩がアクリル酸アンモニウム塩であることを特徴とする、上記[1]又は[2]の吸水性樹脂の製造方法。
[4]前記単量体水溶液が発泡剤を含有する状態で重合することを特徴とする上記[1]〜[3]の吸水性樹脂の製造方法。
[5]前記発泡剤が炭酸塩であることを特徴とする上記[4]の吸水性樹脂の製造方法。
[6]前記重合工程によって得た樹脂を乾燥処理する乾燥処理工程及び乾燥処理された樹脂を該乾燥処理工程の乾燥条件よりも10℃以上高い温度で加熱処理する加熱処理工程を含むことを特徴とする上記[1]〜[5]の吸水性樹脂の製造方法。
[7]前記加熱処理を下記(5)及び(6)の条件下で行うことを特徴とする上記[6]の吸水性樹脂の製造方法。
(5)吸水性樹脂の乾燥条件よりも10℃以上高く、かつ100〜250℃の範囲で行う。
(6)吸水性樹脂の樹脂外表層の中和率が50mol%未満でかつ、樹脂中心部の中和率が50mol%以上となる加熱処理条件で行う。
また、本発明の吸水性樹脂の製造方法では、溶媒による抽出工程などが無くかつ残留して各種物性に影響が懸念される添加剤等を添加しないなど、簡便に本発明の吸水性樹脂を製造できるため非常に有益である。
<本発明の製造方法について>
本発明の吸水性樹脂の製造方法とは、不飽和カルボン酸アンモニウム塩を含有する単量体溶液をラジカル系光重合開始剤と過酸化物の存在下で紫外線を照射することに重合して、得られる樹脂を乾燥後、加熱処理をする方法である。
本発明に用いられる不飽和カルボン酸アンモニウム塩単量体は特に限定するものではなく(メタ)アクリル酸、イタコン酸、(無水)マレイン酸、クロトン酸、フマル酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸などのアンモニウム塩があげられるが、好ましくは(メタ)アクリル酸のアンモニウム塩を用いる。不飽和カルボン酸アンモニウム塩の製造方法はカルボン酸の中和、もしくは不飽和アミド化合物もしくは不飽和ニトリル化合物の微生物になどによる加水分解などの誘導体でもかまわない。
該単量体水溶液の濃度は単量体が溶解できる範囲であれば特に制限されるものではないが、10〜70重量%が好ましく、特にアクリル酸アンモニウムを単量体として用いる場合は、経済的、反応制御のしやすさなどの観点からは30〜65重量%が最も好ましい。
なお、加熱処理装置については特に制限無く、熱風乾燥機、流動層乾燥機、ナウター式乾燥機などの公知の装置が用いられる。
微生物による加水分解反応に供される不飽和ニトリルとは、分子内に不飽和結合とシアン基との両方を含む化合物のことをいう。不飽和結合とシアン基をそれぞれ多数含んでいてもかまわない。不飽和結合とは炭素原子間の結合に二重結合(エチレン結合)あるいは三重結合(アセチレン結合)を含むものをいう。このような化合物の例として、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、クロトンニトリル、ケイ皮酸ニトリルなどがあげられる。なかでもアクリロニトリル及びメタクリロニトリルが好ましく、特にアクリロニトリルが好ましい。
該不純物の具体的例としては、アクリル酸の場合では、アクリル酸の二量体であるβ−アクリロイルオキシプロピオン酸およびアクリル酸の水和物であるβ−ヒドロキシプロピオン酸、及びそれらの塩等が挙げられる。
本発明の吸水性樹脂は、ポリマー分子鎖中における繰り返し単位の50mol%以上がカルボキシル基含有単位からなる吸水性樹脂である。ポリマー分子鎖中における繰り返し単位のうちのカルボキシル基含有単位は、50mol%以上であることが必要であり、吸水性能の点から好ましくは80mol%以上、さらに好ましくは90mol%以上である。
本発明の吸水性樹脂を構成するカルボキシル基を含有していない単位としては、アクリルアミド、メタアクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクレリート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドン、N−アクリロイルピペジリン、N−アクリロイルピロリジンなどのノニオン性化合物から誘導される親水性単位や、(メタ)アクリルニトリル、スチレン、塩化ビニル、ブタジエン、イソブテン、エチレン、プロピレン、ステアリル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレートなどの化合物から誘導される疎水性単位などがあげられる。
本発明の吸水性樹脂を構成するポリマー分子鎖中のカルボキシル基は、アンモニアで部分中和されている必要がある。アンモニアによるカルボキシル基全体の中和率は50mol%以上が好ましく、更に好ましくは55mol%以上、最も好ましくは60mol%以上である。
当該吸水性樹脂は樹脂内部にコア−シェル構造をもつが、樹脂全体として平均化されたカルボキシル基中和率は30mol%以上であることが好ましく、より好ましくは50mol%以上である。樹脂全体の平均カルボキシル基中和率が極端に低下すると無加圧化での吸水倍率の低下を招くことがあり、好ましくない。
当該樹脂内部のコア−シェル構造は、樹脂外表面と樹脂中心部のカルボキシル基中和率を赤外吸光分析法の一つである顕微ATR法によって測定することにより求めることができる。
カルボン酸及びカルボキシレートの組成比を規定する指標として、1695cm−1(カルボン酸νC=0 ベースライン1774〜1616cm−1)および1558cm−1(カルボキシレートνCOO− ベースライン1616〜1500cm−1)のピーク面積比(1695/1558cm−1)を計算する。別途、全カルボン酸の10mol%,30mol%,50mol%,70mol%,90mol%,100mol%をアンモニアで中和した部分架橋ポリアクリル酸を標準サンプルとして測定し、作成した検量線より組成比を求める。
(1)無加圧における吸水倍率の測定方法;Tea−bag法
不織布製のティーバック式袋(7×9cm)に吸水性樹脂A(g)(約0.5g)を均一に入れ、液温25℃の生理食塩水500ccに1時間浸漬する。所定時間後にティーバック式袋を引き上げ、10分間自然に水切りを行った後にティーバック式袋の重量B(g)を測定する。ブランクとして同様の操作を、吸水性樹脂を加えずにティーバック式袋のみで行い、重量C(g)を計測する。吸水倍率を次式より求める。
吸水倍率(g/g)=(B(g)−C(g))/A(g)
100ccのガラス製ビーカーに25℃に調整した0.9%の生理食塩水を50g測り取る。ここに30*8mmの回転子を入れ、回転計のついたマグネチックスターラーの上にのせ、600rpmで回転させる。非接触式回転計にて、回転数を確認する。吸水性樹脂を2.00g測り取り、ビーカーに投入する。吸水性樹脂投入後から、液表面が平らになるまでの時間を吸収時間とする。
(i)測定装置
測定装置はBio−Rad社製 FTS−575を用いた。
(ii)測定条件
顕微ATR法(結晶板Ge 1回反射)
Back Ground : Air 常温測定
アパーチャー : 50×50μm、
積算回数 : 100回
測定によって得られたスペクトルデータから1695cm−1(カルボン酸νC=0 ベースライン1774〜1616cm−1)および1558cm−1(カルボキシレートνCOO− ベースライン1616〜1500cm−1)のピーク面積比(1695/1558cm−1)を求める。
(iii)検量線の作成
検量線作成用試料として全カルボン酸の10mol%,30mol%,50mol%,70mol%,90mol%,100mol%をアンモニアで中和した部分架橋ポリアクリル酸を用いた。検量線試料を割断し、中心部分を顕微ATR法にて1試料につき5回実施。−COOH/−COO−ピーク面積比より検量線(5次多項式近似曲線)を作成した。割断はウルトラミクロトーム(Reichert社製 ULTRACUT N)にて行った。
(iv)サンプルの測定
検量線試料と同様に測定を行った。樹脂体外表面はATR法で直接測定し、樹脂体中心部はウルトラミクロトームにて割断を行ってからATR法にて測定を行った。樹脂体外表面は1試料につき3回、樹脂体中心部は1試料につき5回測定を行い、その平均値を測定結果とした。
300mlのビーカーに吸水性樹脂1gを精秤し、生理食塩水を250g加えて2時間攪拌する。所定時間経過後、メンブレンフィルターでろ過し、ろ液を高速液体クロマトグラフィーで分析した。
高速液体クロマトグラフィーの分析条件は以下のとおりである。
カラム : 東ソー製 ODS80Ts
カラム温度 : 40℃
キャリアー : 10mMリン酸水溶液、0.7cc/minで流す
検出 : UV207nm
打ち込み量 : 50μl
底面に250メッシュのナイロン網を貼ったアクリル樹脂製の円筒形器具(外径35.0mm、内径24.5mm、高さ30mm、重さ D(g))に、吸水性樹脂 E(g)(約0.16g)を均一になるように入れ、重りとして0.0psiでは何ものせないが、0g/cm2では21g・cm2、57g/cm2では278.3gの分銅(外径24.5mm)をのせる。SUS製シャーレ(内径120mm)に生理食塩水を60cc入れ、円筒形器具を中に1時間置く。所定時間経過後、紙製タオルにて水切りを行い、天秤で器具全体の重量F(g)測定を行う。吸水倍率は次式(1)にて求める。
<式(1)>
吸水倍率(g/g)=(F(g)−D(g)−分銅の重さ(g))/E(g)
吸水性樹脂の保水力を示す指標として下記式(2)で表される「保水倍率」を用いる。
前記Tea−bag法の吸収倍率測定試験実施直後の含水樹脂を包含したティーバックを遠心分離機に入れ、250Gで3分間脱水し、重量を測定する。吸水性樹脂を用いずに同様の操作を行い、重量を測定しブランクとする。次式(2)に従って保水倍率を算出する。測定は3回行い、平均値を保水倍率とする。
<式(2)>
吸水性樹脂の保水倍率(g/g)={(吸水後遠心分離機で脱水後のティーバッグの重量)−(吸水後のブランクのティーバッグ重量)−(吸水性樹脂の重量)}/(吸水性樹脂の重量)
(アクリル酸の中和によるアクリル酸アンモニウムの調製)
アクリル酸は和光純薬製、試薬特級品を使用した。アクリル酸は使用する前に蒸留を行い、重合禁止剤を除去してから使用した。次に、アクリル酸100gを水91.02gに溶解した。この水溶液を氷浴にて冷却し、液温30℃以下に保ちながら、25重量%のアンモニア水溶液117.94gを攪拌しながら徐々に加え40重量%のアクリル酸アンモニウム水溶液を得た。
(アクリルニトリルの加水分解によるアクリル酸アンモニウムの調製)
(1)生体触媒の調製
ニトリラーゼ活性を有するアシネトバクター エスピー AK226(FERM BP−08590)を塩化ナトリウム0.1%、リン酸2水素カリウム0.1%、硫酸マグネシウム7水和物0.05%、硫酸鉄7水和物0.005%、硫酸マンガン5水和物0.005%、硫酸アンモニウム0.1%、硝酸カリウム0.1%(いずれも重量%)を含む水溶液をpH=7に調製した培地で、栄養源としてアセトニトリル0.5重量%を添加し、30℃で好気的に培養した。これを30mMリン酸バッファー(pH=7.0)にて洗浄し菌体懸濁液(乾燥菌体15重量%)を得た。続いてアクリルアミド、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、5%N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン水溶液、菌体懸濁液、30mMリン酸緩衝液の混合液に、2.5%過硫酸カリウム水溶液を混合して重量物を得た。最終的な組成は、乾燥菌体濃度3%、30mMリン酸バッファー(pH=7)52%、アクリルアミド18%、メチレンビスアクリルアミド1%、5%N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン水溶液12%、2.5%過硫酸カリウム水溶液14%(何れも重量%)とした。該重合物を約1×3×3mm角の粒子に裁断し固定化菌体を得た。この固定化菌体を30mMリン酸バッファー(pH=7)で洗浄し固定化菌体触媒(以下生体触媒)を調製した。
内容積500mlの三角フラスコに蒸留水400gを入れ、これに前述の生体触媒1g(乾燥菌体0.03gに相当)を金網かごに入れたものを液中にセットし、ゴム栓で封をした後、恒温水槽に浸けて内温を20℃に保ち、スターラーで攪拌した。
アクリロニトリルを間欠的に2重量%分フィード(アクリロニトリル濃度は0.5重量%以上で管理)し、アクリル酸アンモニウムの蓄積反応を行ったところ40重量%まで蓄積できた。
得られたアクリル酸アンモニウム水溶液は無色透明であった。また、同一条件で反応液を5L作製し、UF膜(旭化成ペンシル型モジュールSIP−0013)による精製操作を行ったところ、目詰まり等の現象は見られず、全液を処理することができ、高純度40重量%アクリル酸アンモニウム水溶液を得た。
(アクリル酸の中和によるアクリル酸ナトリウムの調製)
アクリル酸は和光純薬製、試薬特級品を使用した。アクリル酸は使用する前に蒸留を行い、重合禁止剤を除去してから使用した。次に、アクリル酸100.0gを水43.20gに溶解した。この水溶液を氷浴にて冷却し、液温30℃以下に保ちながら、25重量%の水酸化ナトリウム水溶液166.7gを攪拌しながら徐々に加え40重量%の75mol%中和のアクリル酸ナトリウム水溶液を得た。
(アクリル酸の中和によるアクリル酸アンモニウムの調製)
アクリル酸は和光純薬製、試薬特級品を使用した。アクリル酸は使用する前に蒸留を行い、重合禁止剤を除去してから使用した。次に、アクリル酸100gを水150.73gに溶解した。この水溶液を氷浴にて冷却し、液温30℃以下に保ちながら、30重量%のアンモニア水溶液59.03gを攪拌しながら徐々に加え38重量%のアクリル酸アンモニウム水溶液を得た。
製造例1の40重量%アクリル酸アンモニウム水溶液を300g、N,N’−メチレンビスアクリルアミドを0.0623g添加する。次に42重量%グリセリン水溶液をシリンジにて1.43g添加した。続いて光重合開始剤として2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オンを0.0067gと過硫酸アンモニウムを0.0033g添加し、この単量体水溶液を10℃に冷却し、窒素ガスでバブリングすることにより脱気し、反応系中を窒素置換した。溶存酸素は1ppm以下となった。
この水溶液を水溶液厚み20mmとなるようにして、高圧水銀ランプ(SEN EngineeringCO.,Ltd.製 MUMK−20−25XE、20W、発光長253nm これを3台使用)を用いて、2分間紫外線を照射した(光量 684mJ/cm2)。内部温度は13℃から開始して最高到達温度は約90℃であった。その後、ゲルを取り出し粗解砕を行ってから130℃の熱風乾燥機を用いて2時間乾燥させる。乾燥終了後、ホモジナイザーにて粉砕し、篩い分けにて100〜850μmを回収する。これをイナートオーブンにて窒素雰囲気下で30分間、170℃で加熱した。このようにして得られた吸水性樹脂を吸水性樹脂(1)とする。
製造例2の40重量%アクリル酸アンモニウム水溶液を300g、N,N’−メチレンビスアクリルアミドを0.0623g添加する。続いて光重合開始剤として2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オンを0.0067gと過硫酸アンモニウムを0.0033g添加し、この単量体水溶液を10℃に冷却し、窒素ガスでバブリングすることにより脱気し、反応系中を窒素置換した。溶存酸素は1ppm以下となった。
この水溶液を水溶液厚み20mmとなるようにして、高圧水銀ランプ(SEN EngineeringCO.,Ltd.製 MUMK−20−25XE、20W、発光長253nm これを3台使用)を用いて、2分間紫外線を照射した(光量 684mJ/cm2)。内部温度は13℃から開始して最高到達温度は約90℃であった。その後、ゲルを取り出し粗解砕を行ってから130℃の熱風乾燥機を用いて2時間乾燥させる。乾燥終了後、ホモジナイザーにて粉砕し、篩い分けにて100〜850μmを回収する。
得られた吸水性樹脂50gをビーカーに仕込み、架橋剤としてエチレングリコールジグリシジルエーテル 0.1250g、水 3.000gを添加し、130℃で15分間加熱反応後、乾燥し表面架橋した吸水性樹脂を得た。その後、シリカを0.3000g添加し、混合した。
これをイナートオーブンにて窒素雰囲気下で10分間、180℃で加熱した。このようにして得られた吸水性樹脂を吸水性樹脂(2)とする。
製造例2の40重量%アクリル酸アンモニウム水溶液を300g、トリメチロールプロパントリアクリレートを0.024g添加する。続いて光重合開始剤として2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オンを0.0067gと過硫酸アンモニウムを0.0033g添加し、この単量体水溶液を10℃に冷却し、窒素ガスでバブリングすることにより脱気し、反応系中を窒素置換した。溶存酸素は1ppm以下となった。次いで炭酸水素ナトリウムを1.2gを混合した。
この水溶液を水溶液厚み20mmとなるようにして、高圧水銀ランプ(SEN EngineeringCO.,Ltd.製 MUMK−20−25XE、20W、発光長253nm これを3台使用)を用いて、2分秒間紫外線を照射した(光量 684mJ/cm2)。内部温度は13℃から開始して最高到達温度は約90℃であった。その後、ゲルを取り出し粗解砕を行ってから130℃の熱風乾燥機を用いて2時間乾燥させる。乾燥終了後、ホモジナイザーにて粉砕し、篩い分けにて100〜850μmを回収する。
得られた吸水性樹脂50gをビーカーに仕込み、架橋剤としてエチレングリコールジグリシジルエーテル 0.1250g、水 3.000gを添加し、130℃で15分間加熱反応後、乾燥し表面架橋した吸水性樹脂を得た。その後、シリカを0.3000g添加し、混合した。
これをイナートオーブンにて窒素雰囲気下で10分間、180℃で加熱する。このようにして得られた吸水性樹脂を吸水性樹脂(3)とする。
実施例1においてイナートオーブンでの加熱条件を175℃で25分間としたこと以外は、実施例1と同様な操作を行い、吸水性樹脂を得た。このようにして得られた吸水性樹脂を吸水性樹脂(4)とする。
[実施例5]
実施例2において単量体水溶液の厚みを30mmとし、イナートオーブンでの加熱条件を165℃で45分間とした以外は、実施例2と同様な操作を行い、吸水性樹脂を得た。このようにして得られた吸水性樹脂を吸水性樹脂(5)とする。
実施例3において単量体水溶液の厚みを10mmとした以外は、実施例3と同様な操作を行い、吸水性樹脂を得た。このようにして得られた吸水性樹脂を吸水性樹脂(6)とする。
[実施例7]
実施例3において炭酸水素ナトリウムを炭酸アンモニウムとした以外は実施例3と同様な操作を行い、吸水性樹脂を得た。このようにして得られた吸水性樹脂を吸水性樹脂(7)とする。
実施例3において篩い分けを300〜106μmとした以外は実施例3と同様な操作を行い、吸水性樹脂を得た。このようにして得られた吸水性樹脂を吸水性樹脂(8)とする。
[実施例9]
実施例3において炭酸水素ナトリウム1.2gを炭酸水素アンモニウム2.4gとした以外は実施例3と同様な操作を行い、吸水性樹脂を得た。このようにして得られた吸水性樹脂を吸水性樹脂(9)とする。
製造例1の40重量%アクリル酸アンモニウム水溶液を300g、トリメチロールプロパントリアクリレートを0.024g添加する。続いて光重合開始剤として2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オンを0.0067gと過硫酸アンモニウムを0.0033g添加し、この単量体水溶液を10℃に冷却し、窒素ガスでバブリングすることにより脱気し、反応系中を窒素置換した。溶存酸素は1ppm以下となった。次いで炭酸水素ナトリウムを1.2gを混合した。
この水溶液を水溶液厚み20mmとなるようにして、高圧水銀ランプ(SEN EngineeringCO.,Ltd.製 MUMK−20−25XE、20W、発光長253nm これを3台使用)を用いて、2分間紫外線を照射した(光量 684mJ/cm2)。内部温度は13℃から開始して最高到達温度は約90℃であった。その後、ゲルを取り出し粗解砕を行ってから130℃の熱風乾燥機を用いて2時間乾燥させる。乾燥終了後、ホモジナイザーにて粉砕し、篩い分けにて100〜850μmを回収する。
このようにして得られた吸水性樹脂を吸水性樹脂(10)とする。
製造例3の40重量%の75mol%中和アクリル酸ナトリウム水溶液を300g、トリメチロールプロパントリアクリレート0.036g添加する。続いて光重合開始剤として2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オンを0.0067gと過硫酸ナトリウムを0.0033g添加し、この単量体水溶液を10℃に冷却し、窒素ガスでバブリングすることにより脱気し、反応系中を窒素置換した。
この水溶液を水溶液厚み20mmとなるようにして、高圧水銀ランプ(SEN EngineeringCO.,Ltd.製 MUMK−20−25XE、20W、発光長253nm これを3台使用)を用いて、2分間紫外線を照射した(光量 684mJ/cm2)。内部温度は13℃から開始して最高到達温度は約90℃であった。その後、ゲルを取り出し粗解砕を行ってから130℃の熱風乾燥機を用いて2時間乾燥させる。乾燥終了後、ホモジナイザーにて粉砕し、篩い分けにて100〜850μmを回収する。
得られた吸水性樹脂50gをビーカーに仕込み、架橋剤としてエチレングリコールジグリシジルエーテル 0.1250g、水 3.000gを添加し、130℃で15分間加熱反応後、乾燥し表面架橋した吸水性樹脂を得た。その後、シリカを0.3000g添加し、混合した。
これをイナートオーブンにて窒素雰囲気下で10分間、180℃で加熱する。このようにして得られた吸水性樹脂を比較吸水性樹脂(1)とする。
製造例4の38重量%の75mol%中和アクリル酸アンモニウム水溶液を300g、トリメチロールプロパントリアクリレート0.1593g添加する。この単量体水溶液を30℃に調整し、窒素ガスでバブリングすることにより脱気し、反応系中を窒素置換した。次いで過硫酸アンモニウム0.9209gと亜硫酸水素ナトリウム0.0557gを添加し、重合を開始した。内部温度は30℃から開始して最高到達温度は約100℃であった。その後、ゲルを取り出し粗解砕を行ってから180℃の熱風乾燥機を用いて1時間乾燥させる。乾燥終了後、ホモジナイザーにて粉砕し、篩い分けにて100〜850μmを回収する。
得られた吸水性樹脂50gをビーカーに仕込み、架橋剤としてエチレングリコールジグリシジルエーテル 0.1250g、水 3.000gを添加し、130℃で15分間加熱反応後、乾燥し表面架橋した吸水性樹脂を得た。その後、シリカを0.3000g添加し、混合した。
このようにして得られた吸水性樹脂を比較吸水性樹脂(2)とする。
Claims (7)
- 水溶性不飽和カルボン酸アンモニウム塩を含有する単量体水溶液を下記(1)及び(2)の条件下で重合する重合工程を含むことを特徴とする吸水性樹脂の製造方法。
重合条件:
(1)単量体水溶液における、前記水溶性不飽和カルボン酸アンモニウム塩の含有量が全単量体中の50mol%を超え、100mol%以下の範囲であること。
(2)ラジカル系光重合開始剤と過酸化物を用い、紫外線照射する。 - 水溶性不飽和カルボン酸アンモニウム塩を含有する単量体水溶液を下記(3)及び(4)の条件下で重合することを特徴とする、請求項1記載の吸水性樹脂の製造方法。
(3)前記単量体水溶液の厚みを50mm以下にする。
(4)前記単量体水溶液中の溶存酸素を4ppm以下にする。 - 前記水溶性不飽和カルボン酸アンモニウム塩がアクリル酸アンモニウム塩であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の吸水性樹脂の製造方法。
- 前記単量体水溶液が発泡剤を含有する状態で重合することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の吸水性樹脂の製造方法。
- 前記発泡剤が炭酸塩であることを特徴とする請求項4の吸水性樹脂の製造方法。
- 前記重合工程によって得た樹脂を乾燥処理する乾燥処理工程及び乾燥処理された樹脂を該乾燥処理工程の乾燥条件よりも10℃以上高い温度で加熱処理する加熱処理工程を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の吸水性樹脂の製造方法。
- 前記加熱処理を下記(5)及び(6)の条件下で行うことを特徴とする請求項6に記載の吸水性樹脂の製造方法。
(5)吸水性樹脂の乾燥条件よりも10℃以上高く、かつ100〜250℃の範囲で行う。
(6)吸水性樹脂の樹脂外表層の中和率が50mol%未満でかつ、樹脂中心部の中和率が50mol%以上となる加熱処理条件で行う。
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