JP5118872B2 - 半導体デバイスの欠陥観察方法及びその装置 - Google Patents

半導体デバイスの欠陥観察方法及びその装置 Download PDF

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Description

本発明は工業製品,特に半導体前工程における製造途中の半導体に対し,収束電子ビームを照射しその照射位置から放出される電子を検出して観察対象の画像を撮像する走査電子顕微鏡(以下SEM: Scanning Electron Microscope)に関し,特に高倍率の画像を撮像することが必要なSEM式半導体ウェーハ検査装置やSEM式半導体パターン計測装置,半導体ウェーハで検出された欠陥をより詳細に観察し,さらにこれらの検査装置で出力された欠陥をもとにさらに詳細な検査を行う半導体デバイスの欠陥観察方法及びその装置に関する。
半導体の微細化に伴い、半導体の前工程製造プロセスの制御はますます困難になってきており,半導体の露光工程においては光近接効果によって生じるの設計パターン寸法とレジストに転写されたパターンとの差が無視できなくなってきている。このため,光近接効果をシミュレーションし,マスクパターンを補正する近接効果補正(OPC: Optical Proximity Correction)が行われている。また,OPCを適用したマスクを用いた露光工程においては,プロセスの変動により比較的不良が発生しやすい箇所,ホットスポットが発生してしまう。
そこで,このホットスポットにおいても,多少のプロセス変動に影響を受けずにも正常な製造が行われるよう,マスクのレイアウト設計を変更することが行われるようになっている。このように,製造における不良の発生を抑制するよう,設計を行う手法はDFM(Design For Manufacturing)として知られるようになってきており,これ効率的に行うため,製造の状態を設計にスムースにフィードバックを行うようなシステムが切望されている。このための手法の一つとして,たとえば特開2002−33365号公報(特許文献1)に示されるように,CAD(Computer Aided Design)データの解析により,製造状態を管理するポイントを自動的に決定し,この位置をSEM(Scanning Electron Microscope)等の顕微鏡を用いて撮像,観察する方法が開示されている。
また,これとは異なる手法として,ウェーハを全面,あるいは部分的に検査し,検出された欠陥を特開平10−135288号公報(特許文献2)に示されているようにSEM等の顕微鏡を用いたレビュー装置により高倍率で欠陥を観察し,製造状態を管理する方法として,が知られている。
特開2002−33365号公報 特開平10−135288号公報
しかし,上記従来の技術では,半導体ウェーハの製造状態を正確にモニタリングすることは困難になってきている。特許文献1に開示されているようなCADデータの解析により製造状態を管理するポイントを自動的に決定する方法では,半導体のパターンの高密度化と,半導体ウェーハの200mmから300mmへの大型化により,評価すべき管理ポイント数が多くなりすぎ,全数を管理することができなくなってきている。このため,評価ウェーハや評価チップのサンプリングを行い,評価点数を削減しているが,最小のサンプリング数で最大の効果を得る方法については確立されていない。
特許文献2に開示されているようなレビュー装置による,欠陥のレビューに関しては,着目すべき欠陥をレビューすることが困難であるという課題があった。DFMを行うにあたり重要となる製造における情報は,リソグラフィシミュレーションを行った際の設計時の仮説と実製造時の検査,計測で得られた結果が一致しているかどうかであり,ランダム異物など設計とは大きな関係がない欠陥をレビューするのみでは設計へのフィードバックが難しい。
設計へのフィードバックを行うにあたり重要となる情報は,パターンの細りや太り,コンタクトホール径の縮小といった欠陥より得られるが,通常のウェーハ外観検査装置では極めて欠陥検出感度を高めなければ検出ができない欠陥がDOI(Defect of Interest)となる。一方,検査装置の感度を極めて高くすると,配線パターン上面の非欠陥のグレインや,比較を行うダイ同士の膜厚の違いを検出する等,非DOI欠陥が数多く検出されてしまい,妥当な製造状態の管理ができないという課題があった。
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決して、多数のDOI欠陥を高速に検査することを可能にする半導体欠陥の検査またはレビュー方法およびその装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では,CADデータの解析により製造状態を管理するポイントを自動的に決定する方法において,SEMを用いて検査ポイント近傍の低倍画像を第1の撮像条件で撮像し,CADデータとSEM画像の比較により異常部を抽出し,SEMを第2の撮像条件に設定した後,異常部のみ観察に適した高倍SEM像を撮像するようにした。
すなわち本発明では、走査型電子顕微鏡を用いて検査対象試料上の欠陥を観察する方法において、検査対象試料上の観察すべき複数の検査領域をグルーピングし、このグルーピングした観察すべき複数の検査領域を第1の撮像条件に設定した走査型電子顕微鏡で撮像して観察すべき複数の検査領域の第1の倍率の画像を取得し、この取得した複数の検査領域の画像を設計データと比較して異常部を抽出し、抽出した異常部を第2の撮像条件に設定した走査型電子顕微鏡で撮像して抽出した異常部の第1の倍率よりも高い第2の倍率の画像を取得するようにした。
また、本発明では、走査型電子顕微鏡を用いて検査対象試料上の欠陥を観察する方法において、検査対象試料上の観察すべき複数の検査領域が第1の撮像条件に設定した走査型電子顕微鏡の電子線走査範囲内に入るように設置した状態で第1の撮像条件で撮像して観察すべき複数の検査領域の画像を取得し、第1の撮像条件で撮像して取得した複数の検査領域の画像を設計データと比較して異常部を抽出し、この抽出した異常部を走査型電子顕微鏡を第2の撮像条件に設定して撮像して画像を取得するようにした。
更に本発明では、走査型電子顕微鏡を用いて検査対象試料上の欠陥を観察する方法において、検査対象試料上の複数の検査領域を走査型電子顕微鏡の電子線走査範囲内に入れて第1の撮像条件で撮像し,第1の撮像条件で撮像して得た複数の検査領域画像を設計データと比較して異常部を抽出し,この抽出した異常部を走査型電子顕微鏡を第2の撮像条件に設定して撮像し、設計データとの比較結果をもとに第2の撮像条件で撮像して得た異常部の画像を分類し,この分類した結果に基づいて分類ごとに予め設定した部分の寸法を計測し,分類結果と寸法の計測結果とを撮像して得た画像とともに表示するようにした。
また、本発明では、半導体デバイスの欠陥観察装置を、検査対象試料を載置して平面内で移動可能なテーブルを備えた走査型電子顕微鏡と、この走査型電子顕微鏡で検査対象試料を観察するための撮像条件を設定する撮像条件設定手段と、この撮像条件設定手段で設定した第1の撮像条件における走査型電子顕微鏡の撮像視野内に検査対象試料上の観察すべき複数の検査領域が入るように走査型電子顕微鏡のテーブルを制御するテーブル制御手段と、撮像条件設定手段で第1の撮像条件に設定した走査型電子顕微鏡で撮像して得た複数の検査領域の画像を設計データと比較して異常部を抽出する第1の画像処理手段と、撮像条件設定手段で走査型電子顕微鏡を第2の撮像条件に設定した状態で抽出した異常部を撮像して得た画像を処理する第2の画像処理手段とを備えて構成した。
更にまた、本発明では、半導体デバイスの欠陥観察装置を、走査型電子顕微鏡手段と、
この走査型電子顕微鏡で検査対象試料を観察するための撮像条件を設定する撮像条件設定手段と、この撮像条件設定手段で走査型電子顕微鏡手段を第1の撮像条件に設定した状態で検査対象上の複数の検査領域を撮像して得られた画像を設計データと比較して異常部を抽出する第1の画像処理手段と、撮像条件設定手段で走査型電子顕微鏡手段を第2の撮像条件に設定した状態で第1の画像処理手段で抽出した異常部を撮像して得た画像を処理して異常部を分類して分類ごとに予め設定した部分の寸法を計測する第2の画像処理手段と
を備えて構成した。
本発明によれば第1の撮像条件においてはSEMの走査する電子ビームの電流量が大きく設定し,第2の撮像条件で直接観察するよりも高速な検査を可能にする。
また,本発明によれば,ステージ移動回数を削減できるために,第1の撮像条件においては,SEMの軸上から離れた位置と,軸上の位置において電子ビームの対象物上でのビーム径が大きく変化しないよう,検査対象上における電子ビームの開き角を小さく設定することで検査対象の位置をステージにより移動させることなく複数の検査領域を検査することで高速な検査を可能にする。
また,本発明では,SEMの軸上から離れた位置において,電子ビームのビーム径が増大しないように,対物レンズより検査対象に対して離れた方向に設置する2つの偏向器とともに対物レンズ内,または下方に第3の偏向器を設置し,仮想的に対物レンズを移動させることで更にSEMの軸上から離れた位置におけるビーム径の増大を防ぐことができる。
また,本発明では,CADデータとSEM画像との比較において,設計データの部位,たとえばライン部とコーナー部で異なる基準で異常部を抽出することで,安定した異常部抽出を実現することができる。
図1から20を用いて本発明を説明する。
チップ上の微細図形の寸法が露光波長と同程度になった現在,光の近接効果を考慮したマスクパターンの補正技術(OPC:optical proximity correction)が必須となっている。具体的には,光の回折現象などを考慮して,マスクパターン上の図形コーナ部などに補正用のパターンを追加する必要がある。このようなマスクパターンにおいては,同一のパターンピッチにおいてもプロセスの変動に応じて欠陥が発生しやすい箇所としにくい箇所が発生する。
このような欠陥が発生しやすい箇所をホットスポットと呼ばれ,リソグラフィシミュレーション等によりプロセスの変動に影響を受けやすい位置をCAD上で特定することができる。このホットスポットが少なくなるように,設計の変更が行われる必要があるが,この変更においては,リソグラフィシミュレーション等による設計時の仮説と実際との乖離がないかを評価する必要がある。
そこで,この実現のため,このホットスポットに相当するパターンを重点的に検査し,製造状態を管理することが重要である。パターンピッチの微細化に伴い,正常なパターンが形成されるプロセス条件はマージンが小さくなった結果,管理すべき検査領域の数も大幅に増大してきている。
このホットスポットに対応する検査にはSEMを用いて高倍画像を取得し,パターン間の幅の計測等の検査が行われている。図1はホットスポットとその周辺をSEMで撮像した一例を示す。101はSEM画像,102は設計データであり,一般に長方形の組み合わせで記述されている。103は観測すべき検査領域であり,プロセスの変動によりパターン形成が影響を受けやすい箇所である。
さて,マスクパターンの良否や,あるいはプロセス条件の決定には,多数の,プロセス変動の影響を受けやすい検査領域の検査を行う必要があるが,従来の方式では検査,計測時間の増大が引き起こされる。SEM像を撮像する上で,時間の増大を引き起こす要因は,1)SEM撮像を行う視野を移動させるためのステージ移動,
2)SEMの撮像時間
である。
そこで,本発明では,まず,SEMの電子ビームを走査する範囲を拡大することにより,ステージ移動回数を削減するようにする。
図2はウェーハのチップにおける検査ポイントを示している。201は半導体チップであり,チップ内に検査領域が多数存在する。チップのサイズはたとえば4mm程度であるのに対して,本発明で述べるSEMの電子ビームを走査可能な範囲は数十μm〜数百μmである。このため,半導体チップの全面に散らばる検査領域のSEM画像を取得するには複数回のステージ移動が必要である。そこで,ステージを移動せずに電子ビームを走査可能な矩形の検査領域202を図2に示すようにグルーピングする。
電子ビームを照射する領域がSEMの中心軸から離れるとともに,コマ収差などにより電子ビームの検査対象上でのビーム径が増大し,これが電子ビームを走査可能な領域の限界を決定する。収差は,軸からの距離により決定されるため,図2と異なり,図3のように円形状に走査可能な検査領域302を設定することで,より妥当なグルーピングを行うこともできる。ただし,グルーピングの計算時間としては図2のような正方形状のグルーピングの方が効率的である。
SEMの撮像時間を短縮するため,電子ビームを走査できる領域全体から画像を撮像するよりも,検査領域のみに電子ビームを走査する。ただし,電子ビームを走査する際に,位置決め誤差が発生するため,必ずしも正確に電子ビームを走査できるとは限らない。そこで,検査領域に対して,位置決め誤差発生予測分オフセットを加えた領域に電子ビームを走査し,SEM像を撮像する。このオフセットは典型的には100nm程度である。なお,電子ビームの照射位置の位置決め誤差はCADデータと比較して位置決めを行い,補正する必要があるため,検査領域に位置決め誤差発生予測分のオフセットに位置合せができるよう,X,Y両方向にエッジがあるようにすることが望ましい。
図4で電子ビームの撮像領域を示す。401から405はそれぞれSEMの撮像領域を示す。406と407は電子ビームの走査方向に隣接した検査領域であり,これらは別々に撮像するより,401に示すように,同時に撮像した方が短時間で撮像できる。一方,ほぼ同一であっても,電子ビームの走査方向と直交する方向に隣接していた場合,403と404に示すように別々に撮像した方が短時間で撮像できる。これはSEMにおいて電子ビームを走査した場合,走査終点から,走査始点に電子ビームを振り戻すためのブランキング時間が必要となるため,電子ビームの走査方向に近接している場合においては,たとえ電子ビームの走査領域が多少増加しても一度の電子ビーム走査で複数の検査領域を走査した方が最終的に短時間で電子ビーム走査が完了するためである。このように,電子ビームの走査方向も考慮したグルーピングを行い,これに基づきSEM撮像を行う。
第1の実施例について、図5乃至図16を用いて説明する。
先ず、図5に第1の実施例で用いる検査装置の全体構成を示す。SEM本体50の内部には、以下の電子光学系及び検出系を備える。501は電子源であり、電子ビーム500を射出する。射出された電子ビーム500は電子レンズ502、503を通過した後、電子ビーム軸調整器504により非点収差やアライメントずれを補正される。505と506のとは2段の偏向器であり電子ビーム500を偏向し、電子ビーム500を照射する位置を制御する。電子ビーム500は対物レンズ507により収束されてウェーハ508の撮像対象領域509に対して照射される。撮像対象領域509からはこの結果、2次電子と反射電子が放出され、2次電子および反射電子は一次電子ビーム通過穴510’を有する反射板510に衝突し,そこで発生した二次電子が電子検出器511により検出する。検出器511で検出された2次電子および反射電子はA/Dコンバータ512でデジタル信号に変換され、メモリ513に格納される。なお,A/Dコンバータとメモリとの間には加算回路526が配置されている。
加算回路526は,電子ビーム500を同一箇所に繰り返し走査する場合に,同一のビーム照射位置で得られた検出信号の加算平均(フレーム加算)を算出することで,ショットノイズを小さくすることを可能にする。514はXYステージであり、ウェーハ508を移動させ、ウェーハ508の任意の位置の画像撮像を可能にしている。515は画像処理ユニットであり、メモリ513で格納された画像より異常部を抽出する,あるいは異常部として既に抽出された領域の寸法測定や,画像の外観特徴の算出が行われる。
異常部の抽出方法としては、設計データ比較が可能であり,このため,CADデータか,あるいはこれを変換したデータが画像処理ユニット515に入力できるようにしておき,たとえば,SEM画像より検出したパターン間のエッジ間隔とCADデータより求めた対応するパターン間のエッジ間隔を比較して差が予め設定した基準よりも大なる場合に異常部として抽出する。また、SEM画像より求めた検査対象パターンのエッジ間隔とCADデータより求めた対応するパターンのエッジ間隔とを比較して差が予め設定した基準よりもの差が大なる場合に異常部として抽出しても良い。また、試料上のある特徴点を基準位置としてSEM画像より求めた検査対象パターンのエッジ位置とCADデータより求めた対応するパターンのエッジ位置との差が予め設定した基準よりも大なる場合に異常部として抽出しても良い。更に, 画像処理ユニット515はSEMの電子ビーム走査時の位置ずれ補正をSEM画像とCADデータとのマッチングより求める。この方法としてたとえば正規化相関値の最大値をとる位置を,設計データとCADデータがマッチングをとれた位置として算出する方法を用いることができる。
516は二次記憶装置であり、メモリ513に格納された画像を記憶することが可能である。また,画像処理により得られた検査対象領域509の異常部や,異常部の外観特徴もメモリ513に格納することができる。517はコンピュータ端末であり、二次記憶装置516、あるいはメモリ513に格納された画像を表示することができる。また、ユーザは端末517に入力することにより、装置の様々な動作の設定を行うことができる。
518は全体制御系であり、521は電子ビームの電流量制御ユニット,522は偏向器505と506を制御する偏向制御ユニット,523は電子レンズ502と503と507を制御する電子レンズ強度制御ユニット,524はXYステージ514の移動による視野移動を制御するステージ制御ユニット,525は検査シーケンス全体を制御するシーケンス制御ユニットである。519はデータ入力部であり,検査対象領域509の座標,およびSEM画像と比較すべきCADデータが入力される。520はデータ変換部であり, CADデータをSEM画像とのマッチングを行いやすいように,ストロークデータから画像データへの変換を行う。
図5に示したSEM50の電子光学系で検査対象領域509に電子ビーム500を走査したときの収差を示したのが図6である。601はSEM50の電子光学系の中心軸からの距離と収差との対応を示している。軸上で最も収差が小さいため,ビーム径も小さく,軸からはずれるに従い,収差が大きくなる。現在,ホットスポット部の検査を行っているCD-SEM(Critical Dimension SEM:測長SEM)などで形状不良を検査する場合には,比較的良好な分解能を得ることができる602の領域のみを用いてSEM50での撮像を行う。一方,本発明では,あらかじめ粗い分解能で異常部を抽出し,異常部のみ,良好な分解能で撮像するため,異常部の抽出のステップにおいては603の領域を用いて撮像し,異常部と判定された場合のみ602の領域を用いて高倍撮像を行う。
図7に,図5で説明した装置を用いた検査シーケンスを示す。まず,図2または図3で示したように,同一ステージ位置で撮像する検査領域をグルーピングする。ついで,図4で説明した,同時撮像を行う検査領域をグルーピングする。なお,701と702のステップは,リソグラフィーシミュレータ等の情報より,検査する領域が決定されれば,自動的に設定することができるため,必ずしも図5に示した装置内で行わずともよく,CADデータや検査領域座標の入力とともに,グルーピング情報を入力しても良い。
次に703のステップで電子光学系を低解像,高速撮像が可能な条件に設定する。高速な撮像を行うためには,
1)SEM50の電子源501の放出する電子ビーム500の電流量を大きくすること,
2)偏向器505,506での偏向スピードを大きくすること,
3)偏向器505,506が検査領域に対して電子ビーム500を走査する際,同一箇所を繰り返し走査する回数を1度あるいは少数に設定し,これに応じて加算器526での加算回数(フレーム加算数)を少なく設定すること,
4)A/Dコンバータ512のサンプリング周波数と偏向器での偏向スピードにより,画素サイズが決定されるが,この画素サイズが大きくなるようなサンプリング周波数設定すること,
のうち幾つかの組み合わせが設定される。
704のステップでは,701のステップでグルーピングしたまだ未検査のグループの1つが選択され,これに属するすべての検査領域に電子ビーム走査が可能なように,XYステージ524が移動し,705のステップでは,このステージ位置で撮像するすべての702のステップでグルーピングした同時に撮像する検査領域のグループ毎にSEM撮像を行い,706のステップでこの撮像した画像を処理して異常部を抽出する。
すべての検査領域の撮像が終了したのち,706のステップで抽出された異常部の高解像度画像を撮像するため,707のステップにて高解像の撮像が行えるような電子光学系の撮像条件が設定される。すなわち,703のステップで設定した撮像条件とほぼ反対に,
1)電子源501の放出する電子ビームの電流量を小さくすること,
2)偏向器505,506での偏向スピードを小さくすること,
3)偏向器505,506が検査領域に対して電子ビームを走査する際,同一箇所を繰り返し走査し,これに応じて加算器526での加算回数(フレーム加算数)を多く設定すること,
4)画素サイズが小さくなるようなサンプリング周波数設定すること,
のうち幾つかの組み合わせが設定される。
ついで,708のステップにて,701及び702のステップと同様のグルーピングを行い,撮像シーケンスを決定する。ただし,高解像度撮像の設定となっているため,電子ビームを走査可能な範囲は狭くなり,多数の検査対象領域509がグルーピングされることは無い。ついで,709のステップにて,708のステップでグルーピングしたまだ未検査のグループの1つが選択され,これに属するすべての検査対象領域509に電子ビーム500の走査が可能なように,XYステージ524が移動し,710のステップで,705のステップと同様にしてSEM撮像を行い,711のステップにて撮像した画像の詳細解析や分類が行われる。
図8に偏向した際の電子ビーム500の軌道を示す。本発明で用いるSEM50では2段の偏向器505と506を相反するように偏向することで検査対象領域509上での収差が小さくなるようにしているが,SEM50の光学的な中心軸からおおきくずれると,図9の901に示すように電子ビーム500がレンズのそれぞれ異なる位置を通過することが主因となり,検査対象領域509上でコマ収差等が発生し,解像度が低下する。この現象は対物レンズ507に入射する際の電子ビーム500の径を小さくすることにより,解消される。たとえばコマ収差の場合,対物レンズ507に入射する電子ビーム500の径の2乗に比例して収差が発生するため,これを小さくすることにより,軸から離れた位置における検査対象上での電子ビーム500の径を小さくすることができる。
このように設定した際の電子ビーム500の軌道を示したのが図10である。図10では電子レンズ503の磁場を弱く設定することにより,電子ビーム500の対物レンズ507上のビーム径が最小となるクロスポイント1001を図8のそれよりも対物レンズ507により近い側に移動させることにより,これを実現する。
図10のように対物レンズ507に入射する電子ビーム500の径を小さくした場合には,
1)対物レンズ507における縮小倍率が大きくなる,
2)回折収差が大きくなる,
という2つの現象が発生するため,電子光学系の中心軸900付近のビーム径は逆に大きくなる。
そこで,電子光学系の中心軸900からの距離と収差との対応は図11の1101に示すようになり,参考のために記載した図6の場合の収差特性を示すデータ601と比べて電子光学系の中心軸から離れた位置においても収差の増大が穏やかであるため,電子ビーム500を走査できる領域を拡大することができる。また,電子光学系の軸中心900と軸周辺でビーム径が大きく変化しないことは,画像処理の処理内容を均一にする上で効果がある。また,高速な異常部抽出を行う上でも効果がある。
高速な撮像をおこなうためには,電子ビーム500の走査間隔を広く設定する必要があるが,一方において,電子ビーム500の径が小さいまま,走査間隔を広げるとエイリアシングが発生する。検査対象領域509上での電子ビーム500の強度プロファイルがガウス分布を持つと仮定すれば,電子ビーム500による空間遮断周波数特性もガウス分布となり,電子ビーム500の径に対して,遮断周波数は反比例する特性をもつ。
この電子ビーム径による遮断周波数が高く,電子ビームの走査間隔によってきまるサンプリング周波数の1/2を超えれば,エイリアシングによる疑似模様が発生する恐れが高くなる。このとき,撮像対象領域509に微細構造のパターンがある場合の説明図が図12である。図12において丸印で表した1211〜1214は電子ビーム500が検査対象領域509に照射された状態(照射スポット)を示している。一方、1202〜1206は検査対象領域509におけるパターンと下地であって、1202,1204,1206が下地,1203,1205がパターンを表している。
図12に示すような領域を1201のビーム径を有する電子ビーム500を矢印の方向に走査することを上の矢印から順次下側の矢印へ移動させることを4回繰り返した場合,1204の下地は撮像されなくなってしまい,本来のパターンと異なる擬似模様が撮像されることになる。一方,同じ領域を図13の1301〜1304に示すようなより大きなビーム径を有する電子ビーム500で走査すれば,1204を含む領域の明度情報が撮像されるため,擬似模様を発生させることがない。このように,電子ビーム500の走査間隔を広げた高速な撮像においては,電子光学系の中心軸900におけるビーム径を走査間隔に応じて大きくすることが必要になり,このため,図10に示したような光学系の設定が有利であり,図7の検査シーケンスにおける703のステップにおいて,設定する条件の一つとすることが望ましい。
次に、電子光学系の変形例として,図14に示す構成について説明する。図14の電子光学系では,図5のそれと異なり,第3の偏向器1401を対物レンズ507の内側,あるいは下に配置する。このうち図14には、対物レンズ507の内側に配置した例を示す。図5の電子光学系に対して,更に電子ビーム500の走査領域を広げるためには,電子ビーム500が対物レンズ507において大きく角度変化がされないよう,対物レンズ507の光軸中心へ電子ビーム500を曲げようとする力と反対方向に電子ビーム500を偏向させるようにする。ただし,この場合には電子ビーム500が検査対象に対して法線方向から入射できなくなるため,許容できる範囲内で偏向する。この偏向器1401は対物レンズ507の内側,あるいは下側にあるため,偏向器505,506よりも電子ビーム500に対して大きな磁場,あるいは電界を形成する必要があり,高速な偏向を行うことはできない。このため,偏向器1401による偏向は図7のシーケンスの705のステップの撮像を開始する前にのみ偏向する値を設定し,705のステップ内での電子ビーム500の走査は偏向器505と506とで制御するようにする。
次に,図7の706のステップで実施する異常部の抽出処理について説明する。図15(a)の1501はSEMにより取得した画像であり,境界部1502と1503とを含んだ領域1504が画像処理により,異常部の有無を判定すべき領域である。ここで対応するCADデータが図15(b)に示すようなパターン15051506であり,一般に矩形領域の折れ曲がり直線で記述されているため,特にコーナー部が実際のSEM画像と異なっている。これをそのまま用いてSEM画像とCADデータを比較すると,コーナー部を欠陥として判定してしまう。
そこで,本発明では,まず,折れ曲がり直線で近似されているパターンをパターン毎に塗りつぶした2値化画像に変化させたのち,ガウス等の等方的な関数によりフィルタリングをかけた後,再度2値化することにより,図15(c)の1507,1508に示すような丸みを帯びたコーナーを持つパターンを得る。ついで,パターン1507,1508の境界位置を求めて図15(d)に示すようなエッジ画像,1509,1510を得,各エッジ画像の各位置毎のエッジと同方向の図15(a)のSEM画像上でのエッジをその近傍より探索し,対応をとることと,SEM画像上の大きな強度のエッジに対応するCAD上のエッジを探索し,対応をとることで,形状の変化と,本来ないパターンの発生,パターンの消失,断線を抽出する。
このとき,課題になるのが,折れ曲がり直線で形成されていたCADデータのコーナー部における形状信頼性である。本発明では,ガウス等の等方的な関数によりフィルタリングをかけることにより,SEM画像により類似したパターンにすることができるが,このフィルタ関数は必ずしもプロセスによって等しくないし,また,形状によっても変化するため,実SEM画像と一致するとは限らない。
そこで,本発明では,場所ごとに異常部抽出しきい値を変化させることでこれに対応させる。本フィルタ関数による近似は,直線状のパターンにおいては,比較的精度が良く,一方,コーナーや,ラインの終端においては精度が悪いことが判っており,これらの部分では,もとのCADデータのライン部と,フィルタリングにより近似したパターンのエッジ部との距離が離れている。そこで,異常判定の基準を,この近似したパターンと元のCADデータの形状との比較より,算出する。
本方式により異常部を抽出する際の,更なる課題は,比較的大きな画素サイズ,大きなビーム径で画像を検出した際のSEM像におけるエッジ部の明度低下である。図16の1601に示すような立体的なパターンに電子ビーム1602が照射されると,電子ビーム1602は1601の内部に侵入しながら,2次電子を発生させる。2次電子がSEMに検出されるためにはこの検査対象内部で発生した2次電子がパターン外に放出されることが必要であるが,パターンエッジにおいては,平面的な箇所に比較し,2次電子が発生した領域から外部までの距離が短くなるため,パターンエッジでSEMが検出する2次電子が多くなり,明瞭なエッジを検出することができる。しかし,このビーム径が大きくなると,ビームが照射されて発生する2次電子全体に対するエッジ部から放出される2次電子の割合が小さくなるため,パターンエッジ部での明度の向上割合が低下し,画像処理による安定したエッジ検出が困難になる。
第1の実施例において、比較的大きな画素サイズ,大きなビーム径で画像を検出する際に、このビーム径が大きくなると,ビームが照射されて発生する2次電子全体に対するエッジ部から放出される2次電子の割合が小さくなるため,パターンエッジ部での明度の向上割合が低下し,画像処理による安定したエッジ検出が困難になる。
この課題に対しては,電子ビームの照射により発生する2次電子,あるいは反射電子を撮像対象から放出される方向毎に異なる検出器で検出することが有効である。この課題を解決するための手段を、第2の実施例として以下に説明する。
図17に示した構成は、図5に示した構成とほぼ同一の構成であるが,2つの検出器1701,1702を備えており,それぞれ,検査対象から放出された電子のうち,SEMの中心軸900から角度をもって放出された電子をそれぞれ検出し, A/D変換器512に入力できるようになっている。これを加算器526で同一位置での走査毎に加算し,メモリ513で独立に画像を蓄積し,画像処理ユニット515ので画像処理を行い,異常部抽出ができるようになっている。
各検出器511,1701,1702でそれぞれ撮像したパターンの明度変化を図18に示す。図18(a)の1801,1802のはそれぞれパターンの平面図を示し、A−A断面の断面形状プロファイルを図18(b)の1803に示す。このような断面プロファイルを有するパターンに電子ビーム500を照射して各検出器511,1701,1702で検出した電子の明度プロファイルがそれぞれ,1804,18051806である。ビームプロファイルの拡大により,検出器511で検出する信号では,パターンエッジの部分が明るく光るエッジ効果があまり発生しなくなっている。この現象は,さらに,検査対象がレジストである場合など,電子ビームによる形状変化を抑えるために,電子ビームの加速電圧を低く設定した場合,対象内部での2次電子が発生する範囲が小さくなるため,さらにエッジ効果の発生は少なくなる。
一方,斜方に放出される電子を検出器1701及び1702で検出して得られる明度プロファイル1805、1806では,比較的エネルギーの高い電子が検出される傾向があるため,検出器511で検出して得られる明度プロファイル1804よりもエッジ効果は発生しないものの,近年の配線間距離に対して配線高さが高いパターン(アスペクト比が高いパターン)においては配線間に照射された電子ビームにより斜方に放出される電子は隣接するパターンに衝突し,検出されなくなるため,下地部は配線上に対して暗く検出される。このため,暗い部分が下地,明るい部分がパターンと判断することが可能になる。ただし,検出器1701と1702のように対向して2検出器のみ配置した場合には,検出器1701と1702の電子を検出する方向にパターンがない場合には,下地が暗く検出されないので,配線エッジの検出は困難になる。このため,各検出器511,1701,1702のより検出した画像を相補的に用いて,安定なパターン検出を行い,第1の実施例で説明した方法と同様にCADデータと比較して異常部を抽出する。
異常部を抽出したのちは,707のステップにて高解像撮像の設定にしたのち,高解像画像を撮像し,711のステップにて画像の解析,分類を行う。ここでは高解像度で撮像した画像をもとに,CADデータとの比較を行い,形状の変化を検出し,寸法変化を出力するとともに,分類を行う。この分類としては,たとえば図19に示すような分類がある。図19(a)の正常パターン1901に対して,図19(b)は太り1902,図19(c)は細り1903,図19(d)は細ブリッジ1904,図19(e)は太ブリッジ1905,図19(f)は断線1906,図19(g)は異物1907である。分類した結果は,端末517に表示,記憶装置516に記録するとともに,分類毎に異なる寸法計測方法の選択を行う。例えば,図19(b)の太り1902,及び、図19(c)の細り1903は本来あるべきパターン幅からの増減幅,図19(d)の細ブリッジ1904, 図19(e)の太ブリッジ1905はブリッジ幅,図19(f)の断線1906は断線幅,図19(g)の異物1907は異物のXおよびY投影長,といったように,異常毎にユーザが着目する寸法結果を表示させる。
図20にコンピュータ端末517への分類結果および寸法計測結果の表示画面を示す。図20(a)の2001はウェーハマップであり,抽出した異常部が分類結果毎に異なる色,あるいはマークで表示される。図20(b)の2002は半導体チップにおける異常部の分布状態を示しており,図20(a)の2001と同様に分類結果毎にことなるマーキングがされている。図20(a)の2001には選択された異常部のチップ,図20(b)の2002にはチップ内座標が示されている。撮像した画像は図20(c)の2003のように表示され,異常部の計測した寸法と,分類結果が示される。
本発明では,検査領域をリソグラフィーシミュレータで求めた,欠陥が発生しやすい領域としたが,必ずしもこれには限定されずに検査領域を決定することができる。例えば,ウェーハの周辺領域に形成されたメモリセルのセル境界に近接したセル部など,欠陥が発生する可能性の高い領域や,あるいは,過去にシステマティックな欠陥が発生したポイント,下層のレイヤーの配線密度が厚く,CMPを行った際の削り量が大きくなるポイントなどを検査領域として設定することも可能である。
検査領域の一例を示す回路パターンの平面図である。 検査する際に画像撮像が可能なようにステージを移動させる位置を決定するために矩形の領域でグルーピングする例を示す半導体チップの平面図である。 検査する際に画像撮像が可能なようにステージを移動させる位置を決定するために円形の領域でグルーピングする例を示す半導体チップの平面図である。 電子ビームを走査する領域の一例を示す半導体チップの平面図である。 第1の実施例における検査装置全体の概略構成を示すブロック図である。 電子光学系中心軸からの距離と収差との関係を示すグラフである。 欠陥自動撮像方式の処理手順を示すシーケンス図である。 電子ビーム軌道の一例を示す電子光学系のブロック図である。 電子光学系中心軸からの距離が大きい場合の収差増大を説明する電子光学系の一部分を示す図である。 電子ビーム軌道の他の例を示す電子光学系のブロック図である。 低解像撮像時と高解像度撮像時それぞれの電子光学系中心軸からの距離と収差との関係を示すグラフである。 電子ビーム径が小さい場合の疑似模様発生メカニズムの説明する検査対象パターンを電子ビームスポットとの関係を示す図である。 疑似模様発生抑制を行う電子ビーム走査方法の一例と検査対象パターンを電子ビームスポットとの関係を示す図である。 電子光学系の偏向器配置の一実施例を示す電子光学系のブロック図である。 (a)は検査対象パターンの平面図、(b)は設計データから得た検査対象パターンの輪郭図、(c)は設計データを画像処理して得た丸みを帯びたコーナを持つパターンの平面図、(d)は(c)のパターンから輪郭情報を求めて作成した図である。 エッジ部におけるSEM像明度増大を説明するためのパターン断面の拡大図である。 第2の実施例における検査装置全体の概略構成を示すブロック図である。 (a)は検査対象パターンの平面図、(b)は検査対象パターンの断面図、(c)は検査対象パターンを電子線で走査したときに検出器511で検出される信号を示す信号波形図、(d)は検査対象パターンを電子線で走査したときに検出器1701で検出される信号を示す信号波形図(e)は検査対象パターンを電子線で走査したときに検出器1702で検出される信号を示す信号波形図である。 (a)は正常パターンを高解像で撮像して得たSEM画像、(b)は太りパターンを高解像で撮像して得たSEM画像、(c)は細りパターンを高解像で撮像して得たSEM画像、(d)は細ブリッジパターンを高解像で撮像して得たSEM画像、(e)は太ブリッジパターンを高解像で撮像して得たSEM画像、(f)は断線パターンを高解像で撮像して得たSEM画像、(g)は異物を高解像で撮像して得たSEM画像である。 (a)分類結果として異常部の分布をウェーハマップ形式で表示した状態を示す表示画面の正面図、(b)分類結果として半導体チップ内の異常部の分布を表示した状態を示す表示画面の正面図、(c)異常部のSEM画像を示す表示画面の正面図である。
符号の説明
501・・・電子源 502・・・電子レンズ 503・・・電子レンズ
504・・・電子ビーム軸調整器 505・・・偏向ユニット
506・・・偏向ユニット 507・・・対物レンズ 508・・・ウェーハ
509・・・撮像対象 510・・・ExB 511・・・電子検出器
512・・・A/Dコンバータ 513・・・メモリ 514・・・XYステージ 515・・・画像処理ユニット 516・・・二次記憶装置
517・・・コンピュータ端末 518・・・全体制御系
519・・・データ入力部 520・・・設計データ変換部
521・・・電子ビームの電流量制御ユニット 522・・・偏向制御ユニット
523・・・電子レンズ強度制御ユニット 524・・・ステージ制御ユニット
525・・・シーケンス制御ユニット
526・・・加算回路

Claims (10)

  1. 走査型電子顕微鏡を用いて検査対象試料上の欠陥を観察する方法であって、
    前記検査対象試料上の観察すべき複数の検査領域をグルーピングし、
    該グルーピングした観察すべき複数の検査領域を第1の撮像条件に設定した走査型電子顕微鏡で撮像して該観察すべき複数の検査領域の第1の倍率の画像を取得し、
    該取得した複数の検査領域の画像を設計データと比較して異常部を抽出し、
    該抽出した異常部を第2の撮像条件に設定した前記走査型電子顕微鏡で撮像して該抽出した異常部の前記第1の倍率よりも高い第2の倍率の画像を取得することを特徴とする半導体デバイスの欠陥観察方法。
  2. 前記検査領域をグルーピングする工程において、前記検査対象試料上の複数の検査領域に対して,検査領域すべてが,前記検査対象を撮像する電子顕微鏡の電子ビームの走査範囲に前記検査領域が入るよう第1のグルーピングを行い,前記グルーピングにより生成した検査領域群をさらに,電子顕微鏡で同時に撮像する検査領域群に第2のグルーピングを行い、前記第1の倍率の画像を取得する工程において、前記第2のグルーピングを行った複数の検査領域を前記第1の撮像条件に設定した走査型電子顕微鏡で撮像することを特徴とする請求項1記載の半導体デバイスの欠陥観察方法。
  3. 走査型電子顕微鏡を用いて検査対象試料上の欠陥を観察する方法であって、
    前記検査対象試料上の観察すべき複数の検査領域が第1の撮像条件に設定した走査型電子顕微鏡の電子線走査範囲に入るように設置した状態で前記第1の撮像条件で撮像して該観察すべき複数の検査領域の画像を取得し、
    該第1の撮像条件で撮像して取得した複数の検査領域の画像を設計データと比較して異常部を抽出し、
    該抽出した異常部を前記走査型電子顕微鏡を前記第1の撮像条件より高い分解能である第2の撮像条件に設定して撮像して画像を取得することを特徴とする半導体デバイスの欠陥観察方法。
  4. 走査型電子顕微鏡を用いて検査対象試料上の欠陥を観察する方法であって、
    検査対象試料上の複数の検査領域を走査型電子顕微鏡の電子線走査範囲に入れて第1の撮像条件で撮像し,
    該第1の撮像条件で撮像して得た前記複数の検査領域画像を設計データと比較して異常部を抽出し,
    該抽出した異常部を前記走査型電子顕微鏡を前記第1の撮像条件より高い分解能である第2の撮像条件に設定して撮像し、
    前記設計データとの比較結果をもとに前記第2の撮像条件で撮像して得た異常部の画像を分類し,
    該分類した結果に基づいて分類ごとに予め設定した部分の寸法を計測し,
    前記分類結果と前記寸法の計測結果とを前記撮像して得た画像とともに表示する ことを特徴とする半導体デバイスの欠陥観察方法。
  5. 前記第1の撮像条件における前記走査型電子顕微鏡の電子ビームの電流量は前記第2の撮像条件における前記走査型電子顕微鏡の電子ビームの電流量よりも大きいことを特徴とする請求項1又は3又は4の何れかに記載の半導体デバイスの欠陥観察方法。
  6. 前記第1の撮像条件における前記走査型電子顕微鏡の1画素あたりの撮像時間は前記第2の撮像条件における前記走査型電子顕微鏡の1画素あたりの撮像時間よりも短いことを特徴とする請求項1又は3又は4の何れかに記載の半導体デバイスの欠陥観察方法。
  7. 検査対象試料を載置して平面内で移動可能なテーブルを備えた走査型電子顕微鏡と、
    該走査型電子顕微鏡で検査対象試料を観察するための撮像条件を設定する撮像条件設定手段と、
    該撮像条件設定手段で設定した第1の撮像条件における前記走査型電子顕微鏡の撮像視野内に前記検査対象試料上の観察すべき複数の検査領域が入るように前記走査型電子顕微鏡のテーブルを制御するテーブル制御手段と、
    前記撮像条件設定手段で第1の撮像条件に設定した前記走査型電子顕微鏡で撮像して得た前記複数の検査領域の画像を設計データと比較して異常部を抽出する第1の画像処理手段と、
    前記撮像条件設定手段で前記走査型電子顕微鏡を前記第1の撮像条件より高い分解能である第2の撮像条件に設定した状態で前記抽出した異常部を撮像して得た画像を処理する第2の画像処理手段とを備えたことを特徴とする半導体デバイスの欠陥観察装置。
  8. 走査型電子顕微鏡手段と、
    該走査型電子顕微鏡で検査対象試料を観察するための撮像条件を設定する撮像条件設定手段と、
    該撮像条件設定手段で走査型電子顕微鏡手段を第1の撮像条件に設定した状態で検査対象上の複数の検査領域を撮像して得られた画像を設計データと比較して異常部を抽出する第1の画像処理手段と、
    前記撮像条件設定手段で走査型電子顕微鏡手段を前記第1の撮像条件より高い分解能である第2の撮像条件に設定した状態で前記第1の画像処理手段で抽出した異常部を撮像して得た画像を処理して前記異常部を分類して分類ごとに予め設定した部分の寸法を計測する第2の画像処理手段とを備えたことを特徴とする半導体デバイスの欠陥観察装置。
  9. 前記撮像条件設定手段は、前記検査対象試料上の複数の検査領域に対して,検査領域すべてが,前記検査対象を撮像する電子顕微鏡の電子ビームの走査範囲に前記検査領域が入るよう第1のグルーピングを行い,前記グルーピングにより生成した検査領域群をさらに,走査型電子顕微鏡手段で同時に撮像する検査領域群に第2のグルーピングを行い、前記第1の画像処理手段は、前記第2のグルーピングを行った複数の検査領域を前記第1の撮像条件に設定した走査型電子顕微鏡で撮像して得た画像を処理することを特徴とする請求項7又は8に記載の半導体デバイスの欠陥観察装置。
  10. 前記撮像条件設定手段は、第1の撮像条件における前記走査型電子顕微鏡の電子ビームの電流量を前記第2の撮像条件における前記走査型電子顕微鏡の電子ビームの電流量よりも大きく設定することを特徴とする請求項7又は8に記載の半導体デバイスの欠陥観察装置。
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