JP5121171B2 - 三フッ化ホウ素系触媒、及び、該三フッ化ホウ素系触媒を含む常温湿気硬化性樹脂組成物 - Google Patents
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Description
また、上記変成シリコーン樹脂の硬化触媒としては、有機錫化合物の外にも、重金属を含有しないものとして、有機酸及びアミン化合物も知られている。しかしながら、これらを用いても、速い硬化速度は得られない。むしろ、これらの化合物は有機錫化合物と併用する助触媒として使用されているのが実情である。
そこで、本発明者らはさらに鋭意研究をすすめ、ルイス酸及び/又はその誘導体と、分子内に加水分解性シリル基等を有する硬化性有機重合体とを混合してから加熱処理することで、配合初期から硬化性を速められることを見出し、硬化性に優れる硬化性有機重合体組成物を発明するに至った(特許文献5)。
1.三フッ化ホウ素及び/又はその錯体からなる化合物(a1)0.001〜10重量部、オクチルアミン、ジブチルアミン、トリブチルアミンから選ばれる一種以上のアミノ基を有する化合物(a2)0.01〜30重量部、及び、その分子中に下記一般式(1)で表される加水分解性シリル基を有する化合物(a3)0.01〜30重量部との混合物を、加熱処理することにより得られる触媒であって、下記一般式(1)で表される加水分解性シリル基を有する硬化性有機重合体(A)に配合したときに常温で湿気硬化触媒として作用することを特徴とする触媒。
2.三フッ化ホウ素及び/又はその錯体からなる化合物(a1)が、三フッ化ホウ素及び/又はそのアミン錯体であることを特徴とする1.に記載の触媒。
3.その分子中に上記一般式(1)で表される加水分解性シリル基を有する化合物(a3)の加水分解シリル性基がジアルコキシシリル化合物であることを特徴とする1.または2.のいずれかに記載の触媒。
4.三フッ化ホウ素及び/又はその錯体からなる化合物(a1)0.001〜10重量部、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−エチル−3−アミノプロピルトリメトキシシランから選ばれる一種以上のアミノ基及び加水分解性シリル基を有する化合物(a4)0.01〜30重量部との混合物を、加熱処理することにより得られる触媒であって、下記一般式(1)で表される加水分解性シリル基を有する硬化性有機重合体(A)に配合したときに常温で湿気硬化触媒として作用することを特徴とする触媒。
20個のアルキル基を、nは0、1又は2を、それぞれ示す。
5.三フッ化ホウ素及び/又はその錯体からなる化合物(a1)が、三フッ化ホウ素及び/又はそのアミン錯体であることを特徴とする4.に記載の触媒。
硬化性有機重合体(A)は市販されており、本発明ではそれらを用いることができる。市販品としては例えば、カネカ社製商品名;S203、S303、SAT200、SAT070、MA440、MA447、エピオンシリーズ、SAシリーズ,ORシリーズ等、
旭硝子社製商品名;ES−S2410、ES−S2420、ES−S3430、ES−S3460等が挙げられる。
ールアミン、グアニジン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン、N−メチル−3,3′−イミノビス(プロピルアミン)、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンジアミン、ペンタエチレンジアミン、1,2−ジアミノプロパン、1,3−ジアミノプロパン、1,2−ジアミノブタン、1,4−ジアミノブタン、1,9−ジアミノノナン、ATU(3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン)、CTUグアナミン、ドデカン酸ジヒドラジド、ヘキサメチレンジアミン、m−キシリレンジアミン、ジアニシジン、4,4′−ジアミノ−3,3′−ジエチルジフェニルメタン、ジアミノジフェニルエーテル、3,3′−ジメチル−4,4′−ジアミノジフェニルメタン、トリジンベース、m−トルイレンジアミン、o−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、メラミン、1,3−ジフェニルグアニジン、ジ−o−トリルグアニジン、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン、ビス(アミノプロピル)ピペラジン、N−(3−アミノプロピル)−1,3−プロパンジアミン、ビス(3−アミノプロピル)エーテル、サンテクノケミカル社製ジェファーミン等の複数の第一級アミノ基を有する化合物、ピペラジン、シス−2,6−ジメチルピペラジン、シス−2,5−ジメチルピペラジン、2−メチルピペラジン、N,N′−ジ−t−ブチルエチレンジアミン、2−アミノメチルピペリジン、4−アミノメチルピペリジン、1,3−ジ−(4−ピペリジル)−プロパン、4−アミノプロピルアニリン、ホモピペラジン、N,N′−ジフェニルチオ尿素、N,N′−ジエチルチオ尿素、N−メチル−1,3−プロパンジアミン等の複数の第二級アミノ基を有する化合物、更に、メチルアミノプロピルアミン、エチルアミノプロピルアミン、エチルアミノエチルアミン、ラウリルアミノプロピルアミン、2−ヒドロキシエチルアミノプロピルアミン、1−(2−アミノエチル)ピペラジン、N−アミノプロピルピペラジン、3−アミノピロリジン、1−o−トリルビグアニド、2−アミノメチルピペラジン、N−アミノプロピルアニリン、エチルアミンエチルアミン、2−ヒドロキシエチルアミノプロピルアミン、ラウリルアミノプロピルアミン、2−アミノメチルピペリジン、4−アミノメチルピペリジン、式 H2 N(C2 H4 NH)n H(n≒ 5)で表わされる化合物(商品名:ポリエイト、東ソー社製)、N−アルキルモルホリン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7、6−ジブチルアミノ−1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、ピリジン、N−アルキルピペリジン、1,5,7−トリアザビシクロ[4.4.0]デカ−5−エン、7−メチル−1,5,7−トリアザビシクロ[4.4.0]デカ−5−エン等の複環状第三級アミン化合物等の他、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、4−アミノ−3−ジメチルブチルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−3−[アミノ(ジプロピレンオキシ)]アミノプロピルトリエトキシシラン、(アミノエチルアミノメチル)フェネチルトリエトキシシラン、N−(6−アミノヘキシル)アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−11−アミノウンデシルトリエトキシシラン等のアミノシラン化合物が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
本発明におけるその分子中にアミノ基を有する化合物(a2)は、その分子内に第1級アミノ基、第2級アミノ基、第3級アミノ基等のアミノ基を有する化合物である。上記化合物(a2)の具体例としては、ブチルアミン,オクチルアミン,ドデシルアミン、アニリン等のモノアルキルアミン化合物、ジブチルアミン,ジオクチルアミン、ピペリジン等の
ジアルキルアミン化合物、トリエチルアミン,トリオクチルアミン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン等のトリアルキルアミン化合物、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7等の窒素含有複素環化合物等、グアニジン、1,1,3,3−テトラメチルグアニジン等のグアニジン化合物等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
合物(a4)の具体例としては、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−エチル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、日鉱マテリアルズ社商品名;IM−1000等のアミノシラン化合物、信越化学工業株式会社製X−40−2651等の分子内にアミノ基及びアルコキシシリル基を有するシリコーンアルコキシオリゴマー等が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。上記化合物(a4)の中では、加水分解性シリル基がジアルコキシシリル基である化合物が、触媒効果が高いため、特に好ましい。
本発明に係る硬化性樹脂組成物中には、硬化性有機重合体と硬化触媒成分以外に、従来公知の任意の化合物を配合することができる。たとえば、本発明に係る上記硬化性有機重合体(A)以外の各種の樹脂、本発明に係る硬化触媒成分以外の錫系又はアミン系等の硬化触媒、シランカップリング剤、チタネートカップリング剤、アルミニウムカップリング剤、充填剤、粘着性付与剤、揺変剤、脱水剤、希釈剤、可塑剤、難燃剤、オリゴマー、老化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、乾性油等を配合することができる。
<硬化性有機重合体(A)の製造方法に関する合成例>
(硬化性有機重合体A−1の調製)
反応容器内で、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン206.4gを窒素雰囲気下50℃で撹拌しながら、アクリル酸エチル210.3gを1時間かけて滴下し、さらに、50℃で5時間反応させた後、50℃で7日間反応させるこ
とで、分子内にメチルジメトキシシリル基及び第2級アミノ基を有する反応物SA−1を得た。
反応容器に、上記硬化性有機重合体A−1を1000g入れ、窒素雰囲気下、90℃まで昇温した。そこに、メタクリル酸メチル400g、メタクリル酸ラウリル300g、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン30g、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン80g及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)7.0gを混合したモノマー混合液を30分かけて滴下し、重合反応を行った。さらに、90℃で30分反応させた後、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)2.0gとメチルエチルケトン10gの混合溶液を滴下し、重合反応を行った。次いで、90℃で30分反応させた後、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1.0gとメチルエチルケトン5.0gの混合溶液を滴下し、重合反応を行った。さらに、90℃で30分反応させた後、未反応の諸成分を減圧留去して、分子内にメチルジメトキシシリル基及びトリメトキシシリル基を有する硬化性有機重合体A−2を得た。23℃における硬化性有機重合体A−2の粘度は、140,000mPa・sであった。
反応容器内で、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン222.4gを窒素雰囲気下50℃で撹拌しながら、アクリル酸エチル210.3gを1時間かけて滴下し、さらに、50℃で5時間反応させた後、50℃で7日間反応させることで、分子内にトリメトキシシリル基及び第2級アミノ基を有する反応物SA−3を得た。
別の反応容器内に、旭硝子ウレタン社製のPMLS4012(ポリオキシプロピレンポリオール、数平均分子量10,000、OH価=12.0)を3000g、イソホロンジイソシアネートを142.6g、及びジブチルスズジラウレートを0.20g仕込み、窒素雰囲気下にて撹拌混合しながら、80℃で3時間反応させて、分子内にイソシアネート基を有するポリオキシアルキレン樹脂PA−3を得た。その後、これに上記反応物SA−3を308.9g添加し、窒素雰囲気下にて撹拌混合しながら、90℃で2時間反応させることで、主鎖がポリオキシアルキレンであり分子内にトリメトキシシリル基を有する硬化性有機重合体A−3を得た。得られた硬化性有機重合体A−3をFT−IRで分析することにより、NCO基が消失していることを確認した。23℃における硬化性有機重合体A−3の粘度は、58,000mPa・sであった。
反応容器に、上記硬化性有機重合体A−3を1000g入れ、窒素雰囲気下、90℃まで昇温した。そこに、メタクリル酸メチル400g、メタクリル酸ラウリル300g、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン30g、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン80g及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)7.0gを混合したモノマー混合液を30分かけて滴下し、重合反応を行った。さらに、90℃で3
0分反応させた後、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)2.0gとメチルエチルケトン10gの混合溶液を滴下し、重合反応を行った。次いで、90℃で30分反応させた後、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1.0gとメチルエチルケトン5.0gの混合溶液を滴下し、重合反応を行った。さらに、90℃で30分反応させた後、未反応の諸成分を減圧留去して、分子内にトリメトキシシリル基を有する硬化性有機重合体A−4を得た。23℃における硬化性有機重合体A−4の粘度は、156,000mPa・sであった。
市販の変成シリコーン樹脂(カネカ社製「MA440」、主鎖がポリオキシアルキレンである2官能の変成シリコーン樹脂)を準備した。
(硬化性シリコーン系樹脂A−6)
市販の変成シリコーン樹脂(旭硝子社製「エクセスターG3440ST」、主鎖がポリオキシアルキレンである3官能の変成シリコーン樹脂)を準備した。
(三フッ化ホウ素DBU錯体の調製)
反応容器内で、ジエチルエーテル(300g)に溶解させたDBU(1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、30.5g、0.20モル)を窒素雰囲気下で攪拌しながら、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(28.4g、0.20モル)を添加した後、室温で1時間反応させた。その後、ジエチルエーテルを減圧留去し、室温で褐色固体である三フッ化ホウ素DBU錯体を得た。
(三フッ化ホウ素ジェファーミンD2000錯体の調製)
反応容器内で、ジエチルエーテル(300g)に溶解させたジェファーミンD2000(サンテクノジャパン社製商品名、両末端が第1級アミノ基のポリエーテルポリオール、数平均分子量2,000、300.0g、0.15モル)を窒素雰囲気下で攪拌しながら、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(42.6g、0.30モル)を添加した後、室温で1時間反応させた。その後、ジエチルエーテルを減圧留去し、室温で褐色液状である三フッ化ホウ素ジェファーミンD2000錯体を得た。
(溶液B−1及び触媒溶液C−1)
サンプル管に、KBM902(商品名;信越化学工業社製、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン)を5.0g入れ、そこへ三フッ化ホウ素モノエチルアミン錯体(BFM)、を0.05g入れ、溶液B−1を調製した。その後、溶液B−1を50℃で3日間養生することで、触媒溶液C−1を得た。
(溶液B−2及び触媒溶液C−2)
同様に、KBM903(商品名;信越化学工業社製、3−アミノプロピルトリメトキシシラン)を5.0g入れ、そこへ三フッ化ホウ素モノエチルアミン錯体(BFM)、を0.05g入れ、溶液B−2を調製した。その後、溶液B−2を50℃で3日間養生することで、触媒溶液C−2を得た。
同様に、KBM903(商品名;信越化学工業社製、3−アミノプロピルトリメトキシシラン)を5.0g入れ、そこへ三フッ化ホウ素ピペリジン錯体(BFP)、を0.05g入れ、溶液B−3を調製した。その後、溶液B−3を50℃で3日間養生することで、触媒溶液C−3を得た。
(溶液B−4及び触媒溶液C−4)
同様に、KBM903(商品名;信越化学工業社製、3−アミノプロピルトリメトキシシラン)を5.0g入れ、そこへ三フッ化ホウ素DBU錯体を0.05g入れ、溶液B−4
を調製した。その後、溶液B−4を50℃で3日間養生することで、触媒溶液C−4を得た。
同様に、KBM903(商品名;信越化学工業社製、3−アミノプロピルトリメトキシシラン)を5.0g入れ、そこへ三フッ化ホウ素ジェファーミンD2000錯体を0.05g入れ、溶液B−5を調製した。その後、溶液B−5を50℃で3日間養生することで、触媒溶液C−5を得た。
(溶液B−6及び触媒溶液C−6)
同様に、KBE903(商品名;信越化学工業社製、3−アミノプロピルトリエトキシシラン)を5.0g入れ、そこへ三フッ化ホウ素モノエチルアミン錯体(BFM)、を0.05g入れ、溶液B−6を調製した。その後、溶液B−6を50℃で3日間養生することで、触媒溶液C−6を得た。
同様に、KBM3063(商品名;信越化学工業社製、ヘキシルトリメトキシシラン)を5.0g入れ、そこへ三フッ化ホウ素モノエチルアミン錯体(BFM)、を0.05g、オクチルアミンを0.5g入れ、溶液B−7を調製した。その後、溶液B−7を50℃で3日間養生することで、触媒溶液C−7を得た。
(溶液B−8及び触媒溶液C−8)
同様に、KBM3063(商品名;信越化学工業社製、ヘキシルトリメトキシシラン)を5.0g入れ、そこへ三フッ化ホウ素モノエチルアミン錯体(BFM)、を0.05g、ジブチルアミンを0.5g入れ、溶液B−8を調製した。その後、溶液B−8を50℃で3日間養生することで、触媒溶液C−8を得た。
同様に、KBM3063(商品名;信越化学工業社製、ヘキシルトリメトキシシラン)を5.0g入れ、そこへ三フッ化ホウ素モノエチルアミン錯体(BFM)、を0.05g、トリブチルアミンを0.5g入れ、溶液B−9を調製した。その後、溶液B−9を50℃で3日間養生することで、触媒溶液C−9を得た。
(溶液B−10及び触媒溶液C−10)
同様に、KC−89S(商品名;信越化学工業社製、有機置換基がメチル基であり、アルコキシ基がメトキシ基であるシリコーンアルコキシオリゴマー)を5.0g入れ、そこへ三フッ化ホウ素モノエチルアミン錯体(BFM)、を0.05g、オクチルアミンを0.5g入れ、溶液B−10を調製した。その後、溶液B−10を50℃で3日間養生することで、触媒溶液C−10を得た。
表1に溶液B−1からB−10の組成を示した。
硬化速度を比較するため、得られた硬化性有機重合体A−1〜A−6、及び、触媒溶液C−1〜C−10を表2に示す配合割合で1分間速やかに混合し、皮張り時間を測定した。皮張り時間は、硬化性樹脂組成物を、23℃及び相対湿度45〜55%の雰囲気下に放
置し、ガラス棒で、表面を軽く触ってみて、表面の硬化性樹脂組成物が、ガラス棒の先に付着しなくなるまでの時間として求めた。
同様に、得られた硬化性有機重合体A−1〜A−6、及び、溶液B−1〜B−10を表3に示す配合割合で1分間速やかに混合し、皮張り時間を測定した。皮張り時間は、硬化性樹脂組成物を、23℃及び相対湿度45〜55%の雰囲気下に放置し、ガラス棒で、表面を軽く触ってみて、表面の硬化性樹脂組成物が、ガラス棒の先に付着しなくなるまでの時間として求めた。
<触媒溶液の調製>
(触媒溶液E−1〜E−35)
サンプル管に、KBM902(商品名;信越化学工業社製、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン)を80.0g入れ、そこへ三フッ化ホウ素モノエチルアミン錯体(B
FM)、を0.80g入れ溶液D−1を得た。
溶液D−1をそれぞれ2gずつサンプルビンに取り出し、表4に示す温度、及び、期間で養生した後に、23℃で2時間静置することにより触媒溶液E−1〜E−35を調整した。
硬化速度を比較するため、得られた硬化性有機重合体A−1、及び、触媒溶液E−1〜E−35を表5〜9に示す配合割合で1分間速やかに混合し、皮張り時間を測定した。皮張り時間は、硬化性樹脂組成物を、23℃及び相対湿度45〜55%の雰囲気下に放置し、ガラス棒で、表面を軽く触ってみて、表面の硬化性樹脂組成物が、ガラス棒の先に付着しなくなるまでの時間として求めた。
とができる。また、触媒成分を配合した後すぐに非常に高い触媒活性を発現させることができることから、1液型だけでなく2液型接着剤や2液型シーラント等の用途にも使用が可能である。
Claims (5)
- 三フッ化ホウ素及び/又はその錯体からなる化合物(a1)0.001〜10重量部、オクチルアミン、ジブチルアミン、トリブチルアミンから選ばれる一種以上のアミノ基を有する化合物(a2)0.01〜30重量部、及び、その分子中に下記一般式(1)で表される加水分解性シリル基を有する化合物(a3)0.01〜30重量部との混合物を、加熱処理することにより得られる触媒であって、下記一般式(1)で表される加水分解性シリル基を有する硬化性有機重合体(A)に配合したときに常温で湿気硬化触媒として作用することを特徴とする触媒。
但し、Xはヒドロキシル基又はアルコキシル基等の加水分解性基を、R1は炭素数1〜20個のアルキル基を、nは0、1又は2を、それぞれ示す。 - 三フッ化ホウ素及び/又はその錯体からなる化合物(a1)が、三フッ化ホウ素及び/又はそのアミン錯体であることを特徴とする請求項1に記載の触媒。
- その分子中に上記一般式(1)で表される加水分解性シリル基を有する化合物(a3)の加水分解シリル性基がジアルコキシシリル化合物であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の触媒。
- 三フッ化ホウ素及び/又はその錯体からなる化合物(a1)0.001〜10重量部、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−エチル−3−アミノプロピルトリメトキシシランから選ばれる一種以上のアミノ基及び加水分解性シリル基を有する化合物(a4)0.01〜30重量部との混合物を、加熱処理することにより得られる触媒であって、下記一般式(1)で表される加水
分解性シリル基を有する硬化性有機重合体(A)に配合したときに常温で湿気硬化触媒として作用することを特徴とする触媒。
但し、Xはヒドロキシル基又はアルコキシル基等の加水分解性基を、R 1 は炭素数1〜
20個のアルキル基を、nは0、1又は2を、それぞれ示す。 - 三フッ化ホウ素及び/又はその錯体からなる化合物(a1)が、三フッ化ホウ素及び/又はそのアミン錯体であることを特徴とする請求項4に記載の触媒。
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