JP5126568B2 - 昇降装置 - Google Patents
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Description
そして、このような昇降装置では、昇降体を上昇移動させているときに巻き取りドラムを急停止させると昇降体が慣性によって上昇移動する場合があり、このように巻き取りドラムを停止させた状態で昇降体が慣性によって上昇移動すると、停止した巻き取りドラムに対しワイヤが巻取り方向に昇降体側から送り込まれることになり、巻取りドラムに巻き取られているワイヤが弛んで乱巻き状態となることによって、正常なワイヤの巻き取りや繰り出しが行えなく可能性がある。
そこで、従来では、一対のパッドにて昇降体と巻き取りドラムとの間でワイヤを挾持する制動状態と一対のパッドによるワイヤの挾持が解除された制動解除状態とに切り換え操作自在なワイヤ制動手段と、ワイヤ制動手段の作動を制御する制御手段とを備え、巻き取りドラムを急停止させた際に制御手段にてワイヤ制動手段を制動状態とすることによって、巻き取りドラムを急停止させた際に昇降体が慣性により上昇移動したとしても、ワイヤにおけるワイヤ制動手段にて挾持した箇所よりも巻き取りドラム側の部分が弛まないようにして、巻き取りドラムに巻き取られているワイヤが乱巻き状態になることを防ぐように構成されているものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
ちなみに、ワイヤ制動手段は、ワイヤを挾持する一対のパッドの他に、一方のパッドを他方のパッドから離間させる側に付勢するスプリングや、このスプリングの付勢力に抗して一方のパッドを他方のパッド側に押し操作するソレノイドを備えて構成されており、制御装置は、ワイヤ制動手段におけるソレノイドの作動を制御するように構成されている。
前記昇降体における被支持部に対して上方への移動不能に且つ下方への移動自在に接当する吊下げ支持部材が、前記ワイヤの端部に連結され、前記吊下げ支持部材を前記被支持部に対して下方側に付勢する引張りスプリングが、前記吊下げ支持部材と前記昇降体における前記被支持部よりも下方のスプリング取付け部との間に配設され、前記昇降体が、物品移載装置を支持する前後向きフレームと、当該前後向きフレームの端部に立設させた上下向きフレームとを備えて構成され、前記上下向きフレームの上端部に前記被支持部が備えられ、前記上下向きフレームの下端部に前記スプリング取付け部が備えられている点にある。
説明を加えると、吊下げ支持部材を被支持部に対して下方側に付勢する圧縮スプリングを吊下げ支持部材と被支持部との間に配設して、昇降体が慣性により上昇移動した場合に、圧縮スプリングが昇降体の慣性による上昇移動に応じて伸長してワイヤの緊張状態を維持するように構成したものであれば、圧縮スプリングを長いものとすると圧縮状態に変形する際に座屈し易いから、圧縮スプリングが座屈しないように圧縮スプリングを案内する案内部材が必要であるため、圧縮スプリングを長いものにして吊下げ支持部材を被支持部に対して下方に移動させるのに大きなストロークが得られるように構成し難いものであるが、上述の如く、引張りスプリングが昇降体の上昇移動に応じて短縮してワイヤの緊張状態を維持するように構成したものであれば、引張りスプリングを長いものとしたとしても圧縮状態とならないから、引張りスプリングが座屈しないように引張りスプリングを案内する案内部材が特に必要ないため、引張りスプリングを長いものにして吊下げ支持部材を被支持部に対して下方に移動させるのに大きなストロークが得られるように構成し易いものである。
図1に示すように、物品収納設備は、複数の収納部1を縦横に並べて備えた物品収納棚2と、その物品収納棚2と入出庫用の載置搬送装置3との間で物品を搬送するスタッカークレーン4とを備えて構成されている。
前記載置搬送装置3は、物品を載置搬送するローラ式搬送装置5と、そのローラ式搬送装置5における物品収納棚2側の端部に備えられた昇降自在なベルト式搬送装置6とを備えて構成されており、ベルト式搬送装置6を昇降移動させることにより物品をローラ式搬送装置5とベルト式搬送装置6との間で移載することができ、また、ベルト式搬送装置6を上昇移動させた状態においてスタッカークレーン4と自己との間で物品を移載することができるように構成されている。
以下、スタッカークレーン4の走行方向(前後方向)の一方側をHP側(図2上左側)、他方側をOP側(図2上右側)と称する。
図2に示すように、スタッカークレーン4には、支柱14に沿って昇降自在に案内される昇降体としての昇降台11を吊り下げ支持するワイヤ15が、巻き取りドラム19の正逆回転により繰り出し及び巻き取られるように構成された昇降装置Aが備えられている。
そして、昇降用電動モータ20にて巻き取りドラム19を正逆に回転駆動させることにより、ワイヤ15が繰り出し操作や巻き取り操作されることによって昇降台11が昇降移動するように構成されている。
前記支柱14は、走行台車10におけるOP側端部から立設されており、この支柱14にて昇降台11のOP側端部が昇降自在に案内されるように構成されている。
そして、走行用電動モータ25にて駆動輪24aを正逆に回転駆動させることにより、走行台車10が前後方向に沿って走行するように構成されている。
そして、図4に示すように、前後向きフレーム41並びに上下向きフレーム42の夫々は、横幅方向に間隔を隔てる形態で一対備えられており、一対の前後向きフレーム41が、そのHP側の先端部において前端側連結部材43にて連結されており、また、一対の上下向きフレーム42が、上端部において被支持部としての上端側連結部材45にて連結され、且つ、下端部においてスプリング取付け部としての下端側連結部材44にて連結されている。
また、前記昇降台11にはコンベア式の物品移載装置12が装備されており、この物品移載装置12にて、自己と収納部1又は載置搬送装置3との間で物品を移載するように構成されている。
そして、走行台車10には、走行台車10の走行に伴ってパルスを出力する走行用ロータリエンコーダ21が備えられ、昇降台11には、昇降台11の昇降に伴ってパルスを出力する昇降用ロータリエンコーダ22が備えられており、クレーン制御装置28は、走行用ロータリエンコーダ21が出力するパルス信号に基づいて走行台車10の走行位置を管理し、昇降用ロータリエンコーダ22が出力するパルス信号に基づいて昇降台11の昇降位置を管理するように構成されている。
つまり、クレーン制御装置28は、地上側コントローラ9からの指令に基づいて、走行台車10の走行位置を管理しながら走行台車10を走行させ、また、昇降台11の昇降位置を管理しながら昇降台11を昇降させて、入出庫用の載置搬送装置3に存在する物品を物品収納棚2の収納部1に収納する入庫作業、及び、物品収納棚2の収納部1に収納されている物品を入出庫用の載置搬送装置3に取り出す出庫作業を行うように構成されている。
図4及び図5に示すように、前記昇降台11における上端側連結部材45に対して上方への移動不能に且つ下方への移動自在に接当する吊下げ支持部材31が、前記ワイヤ15の端部に連結され、前記吊下げ支持部材31を上端側連結部材45に対して下方側に付勢する引張りスプリング32が、前記吊下げ支持部材31と前記昇降台11における上端側連結部材45よりも下方の下端側連結部材44との間に配設されている。
そして、前記吊下げ支持部材31が、上端側連結部材45における挿通孔45aに対して上下動自在に挿通され且つ上端部に前記ワイヤ15が連結された棒状体36と、上端側連結部材45に対して上方への移動不能に且つ下方への移動自在に接当し且つ前記棒状体36にその長手方向での位置を調整自在に装着された接当体37とから構成されている。
そして、接当体37は、底部37aに形成された孔に棒状体36が挿通された状態で、且つ、棒状体36に螺合された3個のナット38における上から1個目のナット38と上から2個目のナット38との間に底部が挟まる状態で棒状体36に装着されており、3個のナット38を回転操作して棒状体36に対して上下方向に操作することによって、棒状体36の長手方向での接当体37の位置を調節することができるように構成されている。
また、上端側連結部材45の下面は平坦面に形成されており、接当体37の下方への移動を規制するものがなく、ワイヤ15にて昇降台11を吊り下げ支持している状態では、接当体37が上端側連結部材45に対して下方への移動自在に接当するように構成されている。
つまり、例えば、浮き上がると、棒状体36が引張りスプリング32にて下方に引っ張られて接当体37が上方側連結部材45に接当する適性位置から設定量以上下降すると、その接当体37の下降移動が下降検出手段48にて検出され、この検出信号に基づいて、クレーン制御装置28にて警報装置49を作動させて警報灯を点灯させるように構成されている。
(1) 上記実施の形態では、支柱14を走行台車10におけるOP側端部から立設し、この支柱14にて昇降台11のOP側端部を昇降自在に案内するように構成したが、支柱14を走行台車10におけるHP側端部とOP側端部とから立設し、これらの支柱14にて昇降台11におけるHP側端部とOP側端部とを昇降自在に案内するように構成してもよい。
つまり、上記した実施の形態では、クレーン制御装置28を、下降検出手段48の検出情報に基づいて警報を発するように警報装置49の作動を制御するように構成して、昇降台11が大きく浮上した場合では、例えば昇降台11の浮上によって昇降台11にて支持されている物品が荷崩れしている可能性がある等により、警報装置49を作動させて警報を発するように構成したが、昇降台11を2本のワイヤ15にて吊り下げ支持する場合において、クレーン制御手段28を、下降検出手段48の検出情報に基づいて巻き取りドラムを急停止させるように巻き取りドラム19の作動を制御するように構成して、下降検出手段48にて2本のワイヤ15のどちらかの切断が検出されると、その下降検出手段48の検出情報に基づいて、巻き取りドラム19を急停止させるように構成してもよく、また、昇降台11を1本のワイヤ15にて吊り下げ支持する場合、昇降台11の落下を防止する落下防止手段を備えさせて、下降検出手段48にてワイヤ15の切断が検出されると、その下降検出手段48の検出情報に基づいて、落下防止手段を作動させて昇降台11の落下を防止するように構成してもよい。
尚、下降検出手段48にてワイヤ15が切断したことを検出する場合は、下降検出手段48を上記実施の形態において設けた位置よりも下方に配設し、昇降台11が浮上した程度では検出しないように構成する。また、下降検出手段48を複数備えて、昇降台11が浮上したこととワイヤ15が切断したこととの両方を検出することができるように構成してもよい。
11 昇降体
12 物品移載装置
14 支柱
15 ワイヤ
19 巻き取りドラム
31 吊下げ支持部材
32 引張りスプリング
36 棒状体
37 接当体
44 スプリング取付け部
45 被支持部
45a 挿通孔
48 下降検出手段
A 昇降装置
Claims (4)
- 支柱に沿って昇降自在に案内される昇降体を吊下げ支持するワイヤが、巻き取りドラムの正逆回転により繰り出し及び巻き取られるように構成された昇降装置であって、
前記昇降体における被支持部に対して上方への移動不能に且つ下方への移動自在に接当する吊下げ支持部材が、前記ワイヤの端部に連結され、
前記吊下げ支持部材を前記被支持部に対して下方側に付勢する引張りスプリングが、前記吊下げ支持部材と前記昇降体における前記被支持部よりも下方のスプリング取付け部との間に配設され、
前記昇降体が、物品移載装置を支持する前後向きフレームと、当該前後向きフレームの端部に立設させた上下向きフレームとを備えて構成され、
前記上下向きフレームの上端部に前記被支持部が備えられ、前記上下向きフレームの下端部に前記スプリング取付け部が備えられている昇降装置。 - 前記吊下げ支持部材が、前記被支持部における挿通孔に対して上下動自在に挿通され且つ上端部に前記ワイヤが連結された棒状体と、前記被支持部に対して上方への移動不能に且つ下方への移動自在に接当し且つ前記棒状体にその長手方向での位置を調整自在に装着された接当体とから構成されている請求項1記載の昇降装置。
- 前記吊下げ支持部材の前記被支持部に対する位置が前記被支持部に接当する適正位置から設定量以上下降したことを検出する下降検出手段が設けられている請求項1又は2記載の昇降装置。
- 前記支柱が、走行台車から立設されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の昇降装置。
Priority Applications (1)
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| JP2007019326A JP5126568B2 (ja) | 2007-01-30 | 2007-01-30 | 昇降装置 |
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