JP5126693B2 - 画像形成装置及び印刷制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び印刷制御方法に関し、特に、色再現域の異なる複数種類のトナー群を備え、印刷する画像の応じたトナー群を使用して印刷を行う画像形成装置及び該画像形成装置を用いた印刷制御方法に関する。
プリンタやデジタル複合機などの印刷装置(以下、画像形成装置と呼ぶ。)が普及している。この画像形成装置では、コンピュータ端末から送信される印刷ジョブに基づいて画像を形成し、帯電された感光体に画像に応じた光を照射して静電潜像を形成し、帯電したトナーを付着させて現像し、そのトナー像を転写ローラや転写ベルトなどの中間転写体を介して用紙に転写する処理を行う。
ここで、画像形成装置に使用されるトナーなどの部材には各々、色の特性があり、再現しやすい色もあれば再現しにくい色もある。そこで、画像形成に際して、これらの部材の色の特性を考慮して、元の画像の色をできるだけ忠実に再現できるように所定の画像処理を行っている。
例えば、下記特許文献1には、対象となる画像の特性を自動認識し、その画像特性に応じて最適な色再現処理(カラーマッチング)方式に切り替える装置が開示されている。また、下記特許文献2には、アプリケーション上の色情報を取得し、取得した色情報をページ記述言語に変換し、各色毎に濃度や線幅などを変更してプリンタに送信する印刷制御方法が開示されている。
特開2002−182634号公報 特開2002−259109号公報
このように、画像特性に応じて再現方式を切り替えることにより、元の画像に近い色を再現することは可能であるが、CMY又はCMYKの各トナーで構成されるトナー群には、再現可能な色の範囲(色再現域と呼ぶ。)があるため、元の画像の中に色再現域外の色が含まれる場合は、所望の色の画像を再現することができない。
このような背景から、近年、従来使用されてきたトナー群(以下、通常トナーと呼ぶ。)よりも彩度の高い鮮やかな色が再現できるトナー群(以下、Vividトナーと呼ぶ。)が開発されており、このVividトナーを搭載した画像形成装置を利用することにより、通常トナーの色再現域外の色をより忠実に再現することが可能である。
このVividトナーは通常のトナーでは再現できない色領域まで再現できるメリットがあるが、その反面、中間のグラデーション域が通常トナーに比べ荒くなってしまうデメリットがある。従って、Vividトナーの特性を生かすためには、元の画像に応じてトナー群を選択することが望ましいが、従来は、色再現域の異なる複数種類のトナー群を備えた画像形成装置はなく、また、元の画像に応じて適切なトナー群を選択する手法は無かったため、上記問題を解決することができなかった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、彩度の高いトナーを効果的に利用することができる画像形成装置及び印刷制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、第1のトナー群と前記第1のトナー群よりも彩度が高い第2のトナー群とが搭載された印刷部と、印刷対象となる元データをラスタライズして画像データを生成し、前記画像データに色変換を行って前記印刷部で処理可能な印刷データを生成する制御部と、を少なくとも備える画像形成装置において、前記制御部は、前記元データをラスタライズして前記画像データを生成する際に、前記元データを解析して当該元データの種類がラスタデータであるかベクタデータであるかを判別し、前記画像データの各ビットに、前記元データの種類を特定する種類情報を付加し、ビット毎の前記種類情報に基づいて、印刷に使用するトナー群を決定し、決定したトナー群に適した色変換を行うものである。
また、本発明は、第1のトナー群と前記第1のトナー群よりも彩度が高い第2のトナー群とが搭載された印刷部を備える画像形成装置を含むシステムにおける印刷制御方法であって、印刷対象となる元データをラスタライズして画像データを生成する際に、前記元データを解析して当該元データの種類がラスタデータであるかベクタデータであるかを判別し、前記画像データの各ビットに、前記元データの種類を特定する種類情報を付加する第1のステップと、ビット毎の前記種類情報に基づいて、印刷に使用するトナー群を決定し、決定したトナー群に適した色変換を行って、前記印刷部で処理可能な印刷データを生成する第2のステップと、を少なくとも有するものである。
本発明の画像形成装置及び印刷制御方法によれば、彩度の高いトナーを効果的に利用することができる。
その理由は、色再現域の異なる第1のトナー群と第2のトナー群などの複数種類のトナー群を画像形成装置に搭載し、印刷対象となる画像が写真画像などのラスタデータであるか、テキストや図、CG(Computer Graphics)画像などのベクタデータであるかに応じて、使用するトナーを決定する制御を行うからである。
このように、Vividトナーの苦手とする画像(主に写真画像)を出力するときには通常トナーを使用し、その他のテキストや図、CG画像等を出力するときにはVividトナーを使用することで、滑らかな階調と特徴的な色再現とを両立することができる。
本発明の一実施例に係る印刷システムの構成例を示す図である。 本発明の一実施例に係るコンピュータ端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示す模式図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の印刷部の具体的構成を示す図である。 Vividトナーと通常トナーの色再現域を示す図である。 本発明の一実施例に係るコンピュータ端末の表示部に表示される画面(プリンタドライバ画面)の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係るコンピュータ端末の表示部に表示される画面(プロパティ画面)の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係るコンピュータ端末におけるユーザ操作の手順を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係るコンピュータ端末におけるプリンタドライバの動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置の全体動作を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る画像形成装置におけるCMYK印刷データへの変換手順を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、Vividトナーを搭載した画像形成装置では、通常トナーを搭載した画像形成装置よりも彩度の高い鮮やかな色が再現可能である。しかしながら、Vividトナーは通常トナーより再現できる色域が広いが、その広い色域を通常トナーと同じ数の段階(階調数)にしか分解制御できないため、隣り合う2階調の濃度差が大きくなってしまう。
従って、印刷対象に応じてトナーを使い分けることが望まれるが、従来は、全ての印刷対象に対してVividトナーのみ、または通常トナーのみを使用するため、Vividトナーのみを使用した場合には滑らかな階調が得られず、逆に通常トナーのみを使用した場合には他のプリンタと同様の色再現しかできず、ユーザが期待した印刷物が得られないという問題があった。
そこで、本発明の一実施の形態では、まず、画像形成装置に、第1のトナー群(例えば、通常トナー)と、第1のトナー群よりも彩度の高い(色再現域の広い)第2のトナー群(例えば、Vividトナー)などの複数種類のトナー群を搭載する。そして、画像形成装置で印刷対象となる画像を判断し、Vividトナーに有効な画像の場合はVividトナーを使用し、Vividトナーに適さない(通常トナーの方が適する)画像の場合には、通常トナーを使用するように制御する。
これにより、写真などの階調性の必要なデータは、通常トナーを使用することで自然な仕上がりとなり、コンピューターグラフィックスのようなデータは、Vividトナーを使用することで特徴的な色再現が可能となり、それぞれのトナーの特性を生かし、滑らかなグラデーションと目を引く鮮やかな画像の両方を併せ持つ印刷出力を得ることができる。
上記した本発明の一実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る画像形成装置及び印刷制御方法について、図1乃至図12を参照して説明する。図1は、本実施例の印刷システムの構成を示す図であり、図2は、コンピュータ端末の構成、図3乃至図5は、画像形成装置の構成を示す図である。また、図6は、通常トナーとVividトナーの色再現域を示す図であり、図7及び図8は、コンピュータ端末の表示部に表示される画面の一例を示す図である。また、図9及び図10は、コンピュータ端末における動作を示すフローチャート図であり、図11及び図12は、画像形成装置における動作を示すフローチャート図である。
図1に示すように、本実施例の印刷システムは、印刷ジョブを送受信する1又は複数のコンピュータ端末10と、印刷ジョブを受信して印刷を実行する1又は複数の画像形成装置20とで構成され、これらは、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)等の規格により定められるLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等の通信ネットワーク30によって接続されている。
また、図2に示すように、コンピュータ端末10は、制御部11と、表示部12と、操作部13などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などのメモリ11b、HDD(Hard Disk Drive)11c、通信I/F部11dなどを備え、これらはバスを介して接続されている。CPU11aは、各部の制御を行う。メモリ11bは、HDD11c、通信I/F部11dから読み込んだ種々のデータを一時的に記憶する部分であり、記憶されたデータはCPU11aによって処理され、必要に応じてHDD11cや通信I/F部11dに転送される。HDD11cは、CPU11aが各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、印刷ジョブなどを格納し、CPU11aにより必要に応じて読み出され、メモリ11b上で実行処理される。通信I/F部11dは、通信ネットワーク30を介して繋がっている機器との接続を確立し、データの送受信を実行する。
上記制御部11は、文書を作成するためのアプリケーションや文書の印刷を指示するプリンタドライバとして機能し、アプリケーションで作成した文書データは、プリンタドライバにより、画像形成装置20で読み取り可能な言語(PCL(Printer Control Language)やPS(Post Script)などのPDL(Page Description Language))の印刷ジョブに変換され、通信I/F部11dを介して画像形成装置20に送信される。
表示部12は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置等からなり、画像形成装置20へ送信する印刷ジョブを設定するためのプリンタドライバ画面やプロパティ画面等を表示する。
操作部13は、表示部12上に表示された情報を操作したり、情報を入力したりする部分であり、ポインティングデバイス、キーボード、トラックボール、トラックパッド、タブレット、及びスタイラスペンなどで構成される。
また、図3及び図4に示すように、画像形成装置20は、制御部21と、ADF(Auto Document Feeder:自動原稿送り装置)22と、画像読取部23と、表示部24と、操作部25と、給紙部26と、印刷部27と、後処理部28などで構成される。
制御部21は、各構成部を制御する部分で、CPU21a、ROMやRAMなどのメモリ21b、HDD21c、通信I/F部21dなどを備え、これらはバスを介して接続されている。CPU21aは各部の制御などを行う。メモリ21bは、HDD21c、画像読取部23、通信I/F部21dから読み込んだ種々のデータを一時的に記憶する部分で、記憶されたデータはCPU21aによって画像処理され、必要に応じてHDD21cや印刷部27に転送される。HDD21cは、CPU21aが各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、所定の色空間における各トナー群の色再現域を規定するデータ、後述するICC(International Color Consortium)プロファイルなどを格納し、CPU21aにより必要に応じて読み出され、メモリ21b上で実行処理される。通信I/F部21dは、通信ネットワーク30を介して繋がっている機器との接続を確立し、データの送受信を実行する。
上記制御部21は、印刷ジョブのプリントファイル(元データと呼ぶ。)をラスタライズしてビットマップ形式の画像データを作成し、画像処理(色変換処理)やスクリーニングを行って、印刷部27に出力する画像処理部としても機能する。この画像処理部は、元データが写真画像などのラスタデータか、テキストや図、CG画像などのベクタデータかを判断し、ビットマップ形式の画像データのビット毎に、元データの種類を特定する情報(以下、種類情報と呼ぶ。)を付加する機能、及び、上記種類情報に応じたICCプロファイルを選択して色変換処理を行い、印刷に使用するトナーを決定する機能を備えている。
ADF22は、単数もしくは複数枚の原稿用紙を自動で画像読取部23へ搬送する部分である。
画像読取部23は、原稿台上の原稿用紙から画像データを光学的に読み取る部分であり、原稿を走査する光源と、原稿で反射された光を電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)等のイメージセンサと、電気信号をA/D変換するA/D変換器等により構成される。
表示部24は、液晶表示装置や有機EL表示装置等からなり、画像形成装置20を操作するための各種画面を表示する。また、操作部25は、ボタンやスイッチ等からなり、各種設定や指示を行う。なお、表示部24と操作部25は別々の装置としても良いし、表示部24上に、透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチパネル)25を設けた一体の装置としてもよく、タッチパネルの場合は、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号として制御部21に出力する。
給紙部26は、各種サイズの用紙を格納する用紙トレイで構成される。また、格納された用紙を印刷部27へ送り出す部分を含む。
印刷部27は、電子写真方式や静電記録方式等の作像プロセスを利用した画像形成に必要な構成要素で構成され、制御部21から受け取った色変換後の画像データに基づいて、指定された用紙に画像を形成し、後処理部28に送り出す。
具体的には、印刷部27は、図5に示すように、書き込みユニットと感光体ユニットと転写ユニットと搬送ユニットなどで構成される。書き込みユニットは、レーザダイオードなどで構成され、画像処理部から入力されたビットマップデータに基づいてレーザ光を照射して露光する。感光体ユニットは、感光体ドラム、現像器、帯電器、感光体クリーニング部などで構成され、感光体ドラム上に現像器から供給されたトナーの潜像を形成する。本実施例では、所定の色再現域を有する第1のトナー群(ここでは通常トナー)のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)と、前記所定の色再現域とは異なる色再現域を有する第2のトナー群(ここではVividトナー)のイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)と、黒(K)の計7色のトナーに対応する7つの感光体ユニットを備える。転写ユニットは、1次転写ドラム、中間転写ベルト、ベルトクリーニング部、2次転写ローラ、ローラクリーニング部などで構成され、感光体ユニットで形成されたトナー像を中間転写体として機能する中間転写ベルトに転写した後、中間転写ベルト上に形成されたトナー像を用紙に転写する。定着ユニットは、定着器、定着器クリーニング部などで構成され、用紙に転写されたトナー像を定着させる。搬送ユニットは、給紙ローラ、レジストローラ、ループローラ、反転ローラ、排紙ローラなどで構成され、給紙部26から所望の用紙を2次転写ローラに搬送し、定着後の用紙を後処理部28に排出する。
後処理部28は、印刷部27から搬送される用紙を、制御部21からの指示により、パンチ・ステープル・製本などのユーザの希望するフィニッシング処理を加えて出力する。
なお、図1乃至図5は本実施例の一例であり、適宜変更可能である。例えば、画像形成装置20をプリンタとして使用する場合は、ADF22や画像読取部23を省略してもよいし、後処理を行う必要が無い場合は、後処理部28を省略してもよい。また、図5では、7色のトナーを使用する場合を示したが、第1のトナー群のYMCKと、第2のトナー群のYMCKの計8色のトナーを使用してもよい。また、図5では、色毎に各トナーを配置(例えば、第1のトナー群のYと第2のトナー群のYを隣同士に配置)したが、トナーの種類毎(例えば、第1のトナー群のYMCを隣同士に配置)してもよい。
また、図1では、印刷システムをコンピュータ端末10と画像形成装置20とで構成したが、通信ネットワーク30に、印刷ジョブをビットマップデータに変換するRIP(Raster Image Processor)コントローラ等の制御装置が接続される構成としても良く、その場合は、制御装置で上記制御部21の処理を実行すればよい。
次に、本実施例で用いる2種類のトナー群の特性について説明する。図6は、一般的にガモット(Gamut:プリンタ、モニタなどの周辺機器が再現できる色の範囲)と呼ばれる表現方法に、通常トナーとVividトナーの色再現域を表したものであり、Lab値(L軸=明るさ、a軸=緑〜赤、b軸=青〜黄)で表される色空間立体イメージを上から見たものである。
図6より、Blue、Magenta、Red、Greenに関しては、通常トナーの色再現域(図の破線の領域)よりもVividトナーの色再現域(図の実線の領域)の方が広いことが分かる。また、Cyanに関しては、Vividトナーの色再現域よりも通常トナーの色再現域の方が広いことが分かる。また、粗いドットのハッチング領域は、通常トナー及びVividトナーの双方で再現可能な色の領域を示しており、細かいドットのハッチング領域は、Vividトナーのみが再現可能な色の領域を示しており、斜線のハッチング領域は、通常トナーのみが再現可能な色の領域を示している。
なお、本実施例における複数種類のトナー群は、色再現域の少なくとも一部が相重なるトナー群の組み合わせであればよく、各トナー群の色再現域は特に限定されない。例えば、図6では、各々のトナー群でのみ再現可能な領域を有する組み合わせとしたが、一方のトナー群の色再現域が他方のトナー群の色再現域を包含する組み合わせとしてもよい。
以下、上記構成の印刷システムを用いて印刷を行う手順について説明する。
まず、本実施例のコンピュータ端末10におけるユーザの操作について、図9のフローチャート図、図7及び図8の画面例を参照して説明する。
<ユーザの操作>
コンピュータ端末10の制御部11は、アプリケーションを動作させ、ユーザは、アプリケーションを使用して所望の色が指定された文書データを作成する(S101)。
次に、アプリケーションのファイルメニューなどにより印刷を指示すると(S102)、制御部11は、プリンタドライバを動作させ、表示部12に図7に示すようなプリンタドライバ画面40を表示させる。このプリンタドライバ画面40には、プリンタや印刷範囲、印刷部数、印刷対象や印刷指定、拡大/縮小などを設定する欄が設けられている、ユーザは操作部13を操作して各項目の設定を行う。
次に、プリンタ指定欄のプロパティボタンを押下すると、制御部11は、表示部12に図8に示すようなプロパティ画面41を表示させる。このプロパティ画面41には、印刷に関する詳細項目を設定する欄が設けられており、ユーザは操作部13を操作して、例えば、原稿サイズ、出力サイズ、印刷方法(片面、両面、小冊子等)、仕上げ(ステープル、パンチ)などの選択を行う(S103)。
そして、ユーザは詳細項目の設定を行った後、プロパティ画面41のOKボタンを押す(S104)。
次に、本実施例のコンピュータ端末におけるプリンタドライバの処理について、図10のフローチャート図を参照して説明する。
<プリンタドライバの処理>
まず、プリンタドライバは、プロパティ画面41で設定された各種パラメータを解釈し、これらを印刷ジョブに記述可能な設定情報に変換する(S201)。
次に、プリンタドライバは、プリンタドライバ画面40でOKボタンが押されたかを監視し(S202)、OKボタンが押されたら、アプリケーションで作成された文書データをPDLのプリントファイル(元データ)に変換し(S203)、変換された各種設定情報とプリントファイルとを含む印刷ジョブを画像形成装置20に送信する(S204)。
次に、本実施例の画像形成装置20の動作について、図11及び図12のフローチャート図を参照して説明する。なお、画像形成装置20のメモリ21b又はHDD21cには、所定の色空間における第1のトナー群(ここでは通常トナー)及び第2のトナー群(ここではVividトナー)の色再現域を規定するデータ及びICCプロファイル(各デバイスの色に関する特性が記述されたデバイスプロファイル)が予め記憶されているものとする。
画像形成装置20の制御部21は、プリンタドライバより送信される印刷ジョブを受信し(S301)、受信が完了したら(S302のYes)、制御部21(画像処理部)は、プリントファイル(元データ)をラスタライズし、例えばビットマップ形式の画像データに変換する(S303)。そして、その画像データをメモリ21bやHDD21cに格納する(S304)。
次に、制御部21(画像処理部)は、メモリ21bやHDD21cから画像データを取り出し、その画像データの元となるプリントファイル(元データ)が、ラスタデータ(数字の羅列+Tif/jpeg等の文字入り数値の羅列)か、ベクタデータ(コマンドの羅列)かを判断し(S305)、ビット毎にプリントファイル(元データ)の種類情報を付加する(S306)。
具体的に説明すると、ベクタデータは、図形を点の座標、線の属性、面の属性で表し、それぞれは起点、方向、距離等の情報を含んでいる。プリントファイルはそれらの情報を表すコマンドにより形成されている。制御部21(画像処理部)は、ベクタデータを表すコマンドを解釈してラスタライズし、出力された(変換された)ビットに元データがベクタデータであることを示す種類情報を付加する。
一方、ラスタデータは、点とその点の色や濃度等を用いて表し、その点の集合として画像を形成している。制御部21(画像処理部)は、各点を自らが保持している濃度補正カーブ等を用いて補正し、自装置の特性に合わせた画像データに変換する。その際、変換したビットに元データがラスタデータであることを示す種類情報を付加する。
この処理により、各ビットは、そのビットが表す色の情報とその色の階調データを保持すると共に、元データがラスタデータであるかベクタデータであるかを示す種類情報をフラグデータとして保持することになる。このフラグデータはラスタデータとベクタデータの両方が同時にONになることは無い。なお、この元データの種類情報は、タグビットの一情報として保持しても良い。
そして、元データの種類情報が付加された画像データは、再びメモリ21bやHDD21cに格納される(S307)。
次に、制御部21(画像処理部)は、ICCプロファイルを用いて、メモリ21bやHDD21cに格納した画像データを、ビット単位で、それぞれのトナー群を用いた場合の印刷データに変換する(S308)。このステップについて、図12のフローチャート図を参照して具体的に説明する。
まず、メモリ21bやHDD21cに格納されている画像データを1ビットずつ取り出し(S401)、フラグデータを判別して、元データがラスタデータかベクタデータかを判断する(S402)。
ラスタデータの場合には、通常トナー用ICCプロファイルを用いて色変換処理を行い(S403)、通常トナーCMYKのどれを使用するかを決定する(S404)。一方、ベクタデータの場合には、Vividトナー用ICCプロファイルを用いて色変換処理を行い(S405)、VividトナーCMYのどれを使用するかを決定する(S406)。
次に、画像データの全ビットに対する処理が終了したかを判断し(S407)、処理が終了していなければ、ステップS402に戻って同様の処理を繰り返す。上記処理により、ビット毎に、通常トナーのC、M、Y、K値、またはVividトナーのC、M、Y値を持つことになり、全ビットにC、M、Y、K、Vivid−C、Vivid−M、Vivid−Yのトナーのどれを使うかが確定する(S408)。
図11のフローに戻って、制御部21は、印刷ジョブで規定される各種設定情報を解析し、その設定値に従い、各色ドラムに対応する印刷データとして印刷部27に送出し(S309)、印刷部27で印刷処理を実行する(S310)。
以上説明したように、画像形成装置20の印刷部27に、色再現域の異なる第1のトナー群(通常トナー)と第2のトナー群(Vividトナー)を搭載し、制御部21では、元データがラスタデータかベクタデータかを判断し、元データをラスタライズした画像データに対して、ビット毎に元データの種類情報を付加し、元データの種類情報に応じて色変換処理を行い、使用するトナーを確定するため、彩度の高いトナーを効果的に利用することができる。
なお、上記実施例では、通常トナーとVividトナーの2種類のトナー群を利用する場合について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、色再現域の異なる3種以上のトナー群を利用することもできる。
本発明は、色再現域の異なる複数種類のトナー群を備える画像形成装置及び該画像形成装置を用いて印刷を制御する方法に利用可能である。
10 コンピュータ端末
11 制御部
11a CPU
11b メモリ
11c HDD
11d 通信I/F部
12 表示部
13 操作部
20 画像形成装置
21 制御部
21a CPU
21b メモリ
21c HDD
21d 通信I/F部
22 ADF
23 画像読取部
24 表示部
25 操作部
26 給紙部
27 印刷部
28 後処理部
30 通信ネットワーク
40 プリンタドライバ画面
41 プロパティ画面

Claims (4)

  1. 第1のトナー群と前記第1のトナー群よりも彩度が高い第2のトナー群とが搭載された印刷部と、印刷対象となる元データをラスタライズして画像データを生成し、前記画像データに色変換を行って前記印刷部で処理可能な印刷データを生成する制御部と、を少なくとも備える画像形成装置において、
    前記制御部は、前記元データをラスタライズして前記画像データを生成する際に、前記元データを解析して当該元データの種類がラスタデータであるかベクタデータであるかを判別し、前記画像データの各ビットに、前記元データの種類を特定する種類情報を付加し、ビット毎の前記種類情報に基づいて、印刷に使用するトナー群を決定し、決定したトナー群に適した色変換を行う、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記元データが前記ラスタデータの場合は、前記第1のトナー群を選択し、前記元データが前記ベクタデータの場合は、前記第2のトナー群を選択する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 第1のトナー群と前記第1のトナー群よりも彩度が高い第2のトナー群とが搭載された印刷部を備える画像形成装置を含むシステムにおける印刷制御方法であって、
    印刷対象となる元データをラスタライズして画像データを生成する際に、前記元データを解析して当該元データの種類がラスタデータであるかベクタデータであるかを判別し、前記画像データの各ビットに、前記元データの種類を特定する種類情報を付加する第1のステップと、
    ビット毎の前記種類情報に基づいて、印刷に使用するトナー群を決定し、決定したトナー群に適した色変換を行って、前記印刷部で処理可能な印刷データを生成する第2のステップと、を少なくとも有する、ことを特徴とする印刷制御方法。
  4. 前記第2のステップでは、前記元データが前記ラスタデータの場合は、前記第1のトナー群を選択し、前記元データが前記ベクタデータの場合は、前記第2のトナー群を選択する、ことを特徴とする請求項3に記載の印刷制御方法。
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