JP5129845B2 - ドアパネルの施解錠機構 - Google Patents

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Description

この発明は、間柱により支持される多数の金属パネルを面一に連結して構成される壁体であって、表面は、各パネル間に形成される縦方向の目地部を除いてほぼ平滑に形成されるものにおいて、壁体の開口を開閉するために設けられるドアパネルの施解錠機構に関する。
建築物において、壁面に多数の金属製パネルを貼り付けて、一面フラットに室内壁を形成するための壁体が用いられることがある。壁面に設備の点検口が開口する部位などでは、壁体にドアパネルを設け、それを、常時人通りのある表面側から一見して連続する壁のような外観とすることが行われる。このようなドアパネルにおいて、閉扉状態ではパネルの外側に施解錠操作用ハンドルのような突出物のない平滑な外観を得られる一方、ドアパネルを外側から容易に施解錠することができる施解錠機構として、特許文献1に記載されたものが提案されている。
実用新案登録第3133714号公報
上記従来のドアパネルの施解錠機構は、閉扉状態ではパネルの外側(表面側)に表れる部分はほとんどないが、内側(裏面側)には露出する部分が多く、常時通行人の目に触れる部分でないとはいえ、開扉時の外観を損ねるし、周囲の突出部分が開口への出入り作業時に障害となるおそれがある。
したがって、この出願に係る発明は、閉扉状態ではパネルの外側に施解錠操作用ハンドルのような突出物のない平滑な外観を得られる一方、ドアパネルを外側から容易に施解錠することができる施解錠機構であって、開扉時にも開口の周縁部に突出する部分がなく、体裁が良好で、開口への出入り作業時の障害がないものを提供することを目的としている。
以下、添付図面の符号を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記課題を解決するための、この出願に係る発明の施解錠機構1は、間柱Cにより支持される多数の金属パネルを連結して構成される壁体Wにおいて、開口W1を開閉するために設けられるドアパネル2に適用される。壁体Wの表面W2は、各パネル間に形成される縦方向の目地部W4を除いてほぼ一面が平滑に形成される。施解錠機構1は、ドアパネル2と、これを受ける受け部材3と、これら両者間を施解錠する錠装置4とを具備する。ドアパネル2は、隣接する間柱Cのうちの一方にヒンジ5で吊られ、隣接間柱C間の開口W1を開閉可能である。ドアパネル2は、中空箱状の本体6と、この本体の自由端縁7から表面を連続させて延出するフランジ部8とを具備する構成である。受け部材3は、内部に錠収容空間9を有しており、他方の間柱Cに固定され、ドアパネル2の閉扉時にそれのフランジ部8に当接して一連の壁体Wを構成する。受け部材3は、表面板部10、対向縁11、当接板部12、端縁板部13、裏面板部14を具備し、これらが錠収容空間9を囲む構成である。表面板部10は、閉扉時にフランジ部8の表面と面一となる。対向縁11は、フランジ部8の端縁8aとの間に縦方向の目地部W4を形成するように、当該端縁8aと小間隔を置いて対向する。当接板部12は、対向縁11に対して段をなして直角に延び、閉扉時にフランジ部8の裏面に当接することで、表面板部10をフランジ部8の表面と面一に配置する。当接板部12は、目地部W4に対応する位置にキー挿入孔12aを有する。端縁板部13は、当接板部12に直交し、閉扉時にドアパネル本体の自由端縁7に平行に対向し、止め金貫通用のスリット13aを有する。裏面板部14は、表面板部10の反対側に、これと平行に配置され、錠装置4を操作するための操作軸孔14aを有する。錠装置4は、ピンシリンダ錠15、止め金板16、操作摘み17、操作用の棒状キー18を具備する。ピンシリンダ錠15は、鍵穴を受け部材のキー挿入孔12aに対応させ、ロータ15aを裏面側へ延出させて受け部材の錠収容空間9内に固着される。止め金板16は、基端部がロータ15aに固着され、施錠位置において先端部が受け部材の止め金貫通スリット13aから外方へ延出して閉扉時のドアパネルの自由端縁7に係合し、解錠位置においては受け部材3の内部に収まる。操作摘み17は、裏面板部14の外側から、操作軸孔14aを貫通してロータ15aの先端に結合される操作軸17aを有する。キー18は、目地部W4を通してキー挿入孔12aからピンシリンダ錠15の鍵穴に抜き差し、正逆回転によりピンシリンダ錠15を施解錠操作する。
この出願に係る発明の施解錠装置によれば、閉扉状態ではパネルの外側に施解錠操作用ハンドルのような突出物のない平滑な外観を得られる一方、ドアパネルを外側から容易に施解錠することができる。また、開扉時にも、開口の周縁部に突出する部分がなく、外観上の体裁が良好で、開口への出入り作業時に障害物がない。
本発明の一実施例であるドアパネルの施解錠機構を備えた壁体を閉扉状態において示す横断平面図である。 図1の壁体における施錠機構の一部の横断平面図である。 図1の壁体における施錠機構の一部の縦断側面図である。 図1の壁体における施錠機構の一部の斜視図である。 図1の壁体における施錠機構の一部の分解斜視図である。
図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。
図1において、間柱Cにより支持される多数の金属パネルを面一に連結して室内壁体W(図には一部のみを示した。)が構成される。その壁体Wの開口W1を開閉するために、2つの間柱C間にドアパネル2が吊設される。壁体Wは、表面W2と、その反対側の裏面W3とを有し、表面W2は、各パネル間に形成される縦方向の目地部W4を除いて一面がほぼ平滑に形成される。
施解錠機構1は、ドアパネル2と、これを受ける受け部材3との間を施解錠するためのものであり錠装置4を具備する。
ドアパネル2は、隣接する間柱Cのうちの一方にヒンジ5で吊られ、隣接間柱間の開口W1を開閉可能であり、実質的に中空の箱状本体6と、この本体6の自由端縁7から表面を連続させて延出するフランジ部8とを具備する。フランジ部8の裏面側にはパッキング8bが固着される。
受け部材3は、内部に錠収容空間9を有して、他方の間柱Cに固定され、ドアパネル2の閉扉時にそれのフランジ部8に当接して一連の壁体Wを構成する。受け部材3は、図2〜4に示すように、表面板部10、対向縁11、当接板部12、端縁板部13、裏面板部14を具備し、これらが間柱Cに沿った縦方向の角筒状に錠収容空間9を囲む構成である。
表面板部10は、閉扉時にドアパネルのフランジ部8が当接板部12に当接すると、フランジ部8の表面と面一となる。
対向縁11は、表面板部10の端縁に直交し閉扉時にフランジ部8の端縁8aとの間に縦方向の目地部W4を形成するように、当該端縁と小間隔を置いて対向する。
当接板部12は、対向縁11に対して段をなして直角に延び、閉扉時にフランジ部8の裏面に当接することで、表面板部10をフランジ部8の表面と面一に配置する。当接板部12は、目地部W4の対応位置に、錠収容空間9に貫通するキー挿入孔12aを有する。
端縁板部13は、当接板部12に直交し、閉扉時にドアパネル本体6の自由端縁7に平行に対向し、錠収容空間9に貫通する止め金貫通用のスリット13aを有する。
裏面板部14は、表面板部11の反対側に、これと平行に配置され、錠収容空間9内の錠装置4を操作するための軸を貫通させる軸孔14aを有する。図示の実施形態においては、裏面板部14は、開口14bを有し、これをカバー板14cで閉じてなる。開口14bは、錠収容空間9内に錠装置4を組み付けるためのものである。そして、カバー板14cに軸孔14aが形成されている。
錠装置4は、ピンシリンダ錠15、止め金板16、操作摘み17、操作用の棒状キー18を具備する。
図2,3,5に示すように、ピンシリンダ錠15は、鍵穴を受け部材のキー挿入孔12aに対応させ、ロータ15aを裏面側へ延出させて、受け部材の錠収容空間9内に固着される。図中19は錠15の取り付け座で、当接板部12の内側面のキー挿入孔12aに対応する位置に溶着される。錠15は、押えリング20と押さえ板21を介してナット22で取り付け座19に固着される。
止め金板16は、基端部がロータ15aに固着され、ロータ15aと一体に施錠位置と解錠位置との間を90度の範囲で正逆回転する。止め金板16は、施錠位置において先端部が受け部材の止め金貫通スリット13aから外方へ延出して閉扉時のドアパネルの自由端縁7に係合し、解錠位置においては受け部材3の内部に収まる。ドアパネル2の自由端縁7には、止め金板16の先端側を受け入れるスリット7aが形成される。止め金板16の基端側には、摺動舌片16aが設けられ、それの周縁が、押さえ板21に固着されたばね板23に接しており、90°回転毎にロータ15aの回転に抵抗を付与することにより、施錠位置と解錠位置で止め金板16を保持する。
操作摘み17は、ロータ18を受け部材3の裏面側から操作するためのもので、操作軸17aを有する。操作軸17aは、裏面板部14の外側から操作軸孔14aを貫通してロータ15aの先端に結合される。
キー18は、細い棒状に構成され、目地部W4を通してキー挿入孔12aからピンシリンダ錠15の鍵穴に挿入可能であり、正逆回転によりピンシリンダ錠15を施解錠操作する。したがって、閉扉状態において、壁体Wの表面側には、目地部W4内に小さなキー挿入孔12aのみが露出することになり、表面の平滑性を損なうことがない。
以上のような構成の本発明の施解錠機構1において、壁体Wの表面W2側からドアパネル2を閉じて施錠する場合は、ドアパネル2をパッキング8bの弾力に抗して手で押えて閉扉状態を維持しつつ、目地部W4の隙間からキー18を鍵穴に差し込んでピンシリンダ錠15を施錠方向へ回転させる。これにより、止め金板16が、ロータ15aと一体に、ばね板23の弾性に抗して施錠位置へ回転し、ドアパネル2のスリット7aに係合して施錠される。
一方、ドアパネル2の表面側から、解錠する場合は、同様に目地部W4の隙間から、キー18を鍵穴に差し込み、解錠方向に回転すると、止め金板16が、ドアパネル2のスリット7aから外れ、ドアパネル2がパッキング8bの弾力により押されて自動的に開放する。それから、ドアパネル2の縁に手を掛けて、これをさらに大きく開くように操作することができる。ドアパネル2を開放方向へ回転付勢するヒンジを用いて自動開放するようにしてもよい。
なお、ドアパネル2の裏面側から、施解錠する場合は、摘み17を正逆回転操作すればよい。
1 施解錠機構
2 ドアパネル
3 受け部材
4 錠装置
5 ヒンジ
6 ドアパネルの本体
7 ドアパネルの自由端縁
7a スリット
8 ドアパネルのフランジ部
8a フランジ部の端縁
8b パッキング
9 錠収容空間
10 表面板部
11 対向縁
12 当接板部
12a キー挿入孔
13 端縁板部
13a 止め金板貫通スリット
14 裏面板部
15 ピンシリンダ錠
15a ロータ
16 止め金板
16a 摺動舌片
17 摘み
17a 操作軸
18 キー
19 錠取り付け座
20 押えリング
21 押さえ板
22 ナット
23 ばね板
C 間柱
W 壁体
W1 開口
W2 表面
W3 裏面
W4 目地

Claims (1)

  1. 間柱により支持される多数の金属パネルを連結して構成される壁体であって、表面と、その反対側の裏面とを有し、表面は、各パネル間に形成される縦方向の目地部を除いてほぼ平滑に形成されるものにおいて、壁体の開口を開閉するために設けられるドアパネルの施解錠機構であって;隣接する間柱のうち一方の間柱にヒンジで吊られ、隣接間柱間の前記開口を開閉可能なドアパネルと;内部に錠収容空間を有して、他方の間柱に固定され、ドアパネルの閉扉時にそれの自由端縁に当接して一連の壁体を構成する受け部材と;この受け部材の前記錠収容空間内に取り付けられ、受け部材とドアパネルとの間を施解錠する錠装置とを具備し;前記ドアパネルは、中空箱状の本体と、この本体の自由端縁から表面を連続させて延出するフランジ部とを具備し;前記受け部材は、閉扉時に前記フランジ部の表面と面一となる表面板部と;フランジ部の端縁との間に縦方向の目地部を形成するように当該端縁と対向する対向縁と;この対向縁に対して段をなして直角に延び、前記ドアパネルの閉扉時にフランジ部の表面を受け部材の表面と面一に配置するようにフランジ部の裏面に当接し、目地部対応位置にキー挿入孔を有する当接板部と;この当接板部に直交して閉扉時に前記ドアパネル本体の自由端縁に平行に対向し、止め金貫通用のスリットを有する端縁板部と;表面と平行で、操作軸孔を有する裏面板部とを具備し;前記錠装置は、鍵穴を前記受け部材のキー挿入孔に対応させ、ロータを裏面側へ延出させて受け部材の錠収容空間内に固着されるピンシリンダ錠と;基端部がロータに固着され、施錠位置において先端部が受け部材の止め金貫通スリットから外方へ延出して閉扉時の前記ドアパネルの自由端縁に係合し、解錠位置において受け部材の内部に収まる止め金板と;前記受け部材の裏面側から操作軸孔を貫通して前記ロータの先端に結合される操作軸を有する操作摘みと;前記目地部を通して前記キー挿入孔からピンシリンダ錠の鍵穴に抜き差しする棒状のキーとを具備することを特徴とするドアパネルの施解錠機構。
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