JP5146099B2 - 無線通信端末、通信制御支援端末、通信システム、通信環境状態通知方法、通信環境状態通知プログラムおよびその記録媒体 - Google Patents

無線通信端末、通信制御支援端末、通信システム、通信環境状態通知方法、通信環境状態通知プログラムおよびその記録媒体 Download PDF

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本発明は、データ伝送路に無線を用いた無線通信システムに係り、特に、無線通信可能な機器が自機の位置情報に基づき無線通信に関する状態をユーザに通知する技術に関するものである。
近年、情報処理技術や通信技術などの高度化に伴って、通信機能を備えた携帯情報端末を簡便に接続可能なネットワーク環境が普及している。
社内の会議でも、各会議参加者が携帯情報端末(例えばノートPC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistant)など。)を持ち寄って、会議室内に構築されたネットワーク環境に接続し、互いに必要な情報をやり取りする場面が増えてきた。
上記ネットワーク環境は、一般的にLAN(Local Area Network)と呼ばれ、1台のサーバと、これに相互通信可能に接続される複数の端末(クライアント)とから構成されており、データ伝送路の違いから、有線LANと無線LANとに大別される。有線LANでは、ネットワーク環境を構築するときに通信ケーブルなどを配置する必要があり、構築にある程度のコストがかかってしまう。また、端末が通信を行うためには、配置された通信ケーブルに接続する必要があり、可搬性に優れた端末であっても、その優位性が損なわれてしまう。
これに対して無線LANは、通信ケーブルを必要とせず、持ち運び可能なアクセスポイント(AP:Access Point)を任意に配置することで、必要なネットワークを任意の場所で構築することができる。このような点から、現在では、ネットワーク環境に無線LANが導入されるようになった。
無線LANの導入に際して問題となるのが、セキュリティー(機密性)である。例えば上記のような会議で取り扱われる情報は、秘匿性の高いものであり、第三者に情報が漏洩することを避けるためには、無線LANに対する第三者からのアクセスを何らかの形で制限する必要がある。
そこで、特許文献1には、通信許可範囲(通信可能領域)が限定的に設定された(指定された)ネットワーク環境において、その通信許可範囲の基準位置情報を保持する3台以上の通信制御支援端末から測定した端末の位置情報に基づき、通信可否を決定する無線通信装置を含む通信システムに関する技術が開示されている。
特開2008−22141号公報
しかしながら、特許文献1に挙げるような通信許可範囲を限定した従来の通信システムでは、限定された通信許可範囲が視覚的に見えないことから、第三者からのアクセスを防ぐという意味では効果的であるが、通常、使用許可されているユーザにとっては、どの位置に行けば通信を行うことができるのかが分かりづらい。さらに、ユーザが使用する携帯情報端末は、可搬性に優れていることから、通信しながら移動する場面も想定され、どこまで移動すると通信ができなくなるのかも分かりづらい。もしユーザが通信許可範囲を確認するとすれば、その通信許可範囲の基準位置情報を保持する通信制御支援端末の設置位置を目視で確認するか、実際に通信を行った結果で判断するなどの方法しかなく、これらの方法は煩雑であることから、ユーザの使用感に悪影響を及ぼすことが考えられる(ユーザにとって利便性が悪い)。
また、第三者が何らかの方法によって通信許可範囲を知り、不正アクセスに成功した場合に、有線LANの環境と異なり、ネットワークに接続される様子を視覚的に確認できないことから、周りのユーザが不正アクセスに気づかない。
このように、従来の通信システムでは、機密性や利便性といった面で、必ずしもユーザが所望する環境を十分に提供できているとは言えない状況であった。
本発明では、上記従来技術の問題点を鑑み、通信に参加している他の通信機器の存在や通信機器の通信可否状態、ならびに通信許可範囲の変更などの通信環境の状態を、ユーザに簡便に知らせることができる無線通信端末、通信制御支援端末、通信システム、通信環境状態通知方法、通信環境状態通知プログラムおよびその記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の無線通信端末は、当該無線通信端末から通信相手までの距離を測定可能な無線通信端末であって、通信許可範囲の基準点を指定する少なくとも3台以上の通信制御支援端末の位置を示す基準位置と、当該無線通信端末から前記通信制御支援端末までの距離とに基づき、当該無線通信端末の位置を算出する自機位置算出手段と、前記自機位置算出手段により算出した当該無線通信端末の位置に基づき、当該無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づき、当該無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知する通知手段と、を有し、前記通知手段は、当該無線通信端末が前記通信許可範囲外に位置すると判定された場合に、当該無線通信端末と前記通信許可範囲との相対的な位置関係を通知することを特徴とする。
このような構成によって、本発明の無線通信端末は、通信制御支援端末から取得した基準位置情報と自機から通信制御支援端末までの距離とから所定の計算式により算出した自機の位置と、少なくとも3台の通信制御支援端末で囲まれる通信許可範囲とに基づき、自機の位置が通信許可範囲内か否かを判定し、その判定結果に応じて、自機の位置が通信許可範囲内であるときと、通信許可範囲外であるときとで、それぞれの通信環境の状態(通信可能な状態か否か、また通信許可範囲が変更されたか否かなど。)を分かりやすくユーザに伝達するために、異なる態様の通知を行う。
また、上記目的を達成するため、本発明の無線通信端末は、前記通知手段が、当該無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かの判定結果を異なる態様で通知することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の無線通信端末は、前記通知手段が、前記判定結果ごとに前記通信環境の状態を通知する通知方法を示す通知パターンに従って通知することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の無線通信端末は、所定の規則により複数の無線通信端末をグループ化した各グループに前記通知パターンが対応付けられた通知パターン情報を保持する保持手段を有し、前記通知手段が、前記保持手段により保持される通知パターン情報を参照し、当該無線通信端末が属するグループに基づき特定された通知パターンに従って通知することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の無線通信端末は、前記通知手段が、前記通知方法として、画面表示、音、光の少なくとも1つ以上の出力手段を用いて通知することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の無線通信端末は、前記相対的な位置関係は、当該無線通信端末と前記通信許可範囲との距離及び/又は方向であることを特徴とする。また、上記目的を達成するため、本発明の無線通信端末は、前記方向は、前記通信許可範囲内に他の無線通信端末の位置する方向であることを特徴とする
また、上記目的を達成するため、本発明の無線通信端末は、前記基準位置と、当該無線通信端末から他の無線通信端末までの距離とに基づき、他の無線通信端末の位置を算出する他機位置算出手段を有し、前記通知手段が、前記判定手段において、前記他機位置算出手段により算出された他の無線通信端末の位置から、他の無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定した判定結果に基づき、他の無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の無線通信端末は、前記通信制御支援端末が移動し前記基準位置が変化したことを検知する検知手段を有し、前記通知手段が、前記検知手段による検知結果に基づき、前記通信許可範囲が変更された旨を通知することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の通信制御支援端末は、当該通信制御支援端末から無線通信端末までの距離を測定可能な通信制御支援端末であって、通信許可範囲の基準点を指定する当該通信制御支援端末を含む少なくとも3台以上の通信制御支援端末の位置を示す基準位置と、当該通信制御支援端末から前記無線通信端末までの距離とに基づき、前記無線通信端末の位置を算出する通信相手位置算出手段と、前記通信相手位置算出手段により算出した無線通信端末の位置に基づき、無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づき、無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知する通知手段と、を有し、前記通知手段は、前記無線通信端末が前記通信許可範囲外に位置すると判定された場合に、前記無線通信端末と前記通信許可範囲との相対的な位置関係を通知することを特徴とする。
このような構成によって、本発明の通信制御支援端末は、自機の基準位置と、他の通信制御支援端末から取得した基準位置情報と、自機から無線通信端末までの距離とから所定の計算式により算出した無線通信端末の位置と、自機を含む少なくとも3台の通信制御支援端末で囲まれる通信許可範囲とに基づき、無線通信端末の位置が通信許可範囲内か否かを判定し、その判定結果に応じて、無線通信端末の位置が通信許可範囲内であるときと、通信許可範囲外であるときとで、それぞれの通信環境の状態(通信可能な状態か否か、また通信許可範囲が変更されたか否かなど。)を分かりやすくユーザに伝達するために、異なる態様の通知を行う。
また、上記目的を達成するため、本発明の通信制御支援端末は、前記通知手段が、前記無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かの判定結果を異なる態様で通知することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の通信制御支援端末は、前記通知手段が、前記判定結果ごとに前記通信環境の状態を通知する通知方法を示す通知パターンに従って通知することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の通信制御支援端末は、所定の規則により複数の無線通信端末をグループ化した各グループに前記通知パターンが対応付けられた通知パターン情報を保持する保持手段を有し、前記通知手段が、前記保持手段により保持される通知パターン情報を参照し、前記無線通信端末が属するグループに基づき特定された通知パターンに従って通知することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の通信制御支援端末は、自機が移動し前記基準位置が変化したことを検知する検知手段を有し、前記通知手段が、前記検知手段による検知結果に基づき、前記通信許可範囲が変更された旨を通知することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の通信制御支援端末は、前記通知手段が、前記判定手段により判定した無線通信端末がおかれている通信環境の状態を、前記通信許可範囲内に位置する他の無線通信端末に通知することを特徴とする。
これによって、本発明の無線通信端末または通信制御支援端末は、通信に参加している他の通信機器の存在や通信機器の通信可否状態、ならびに通信許可範囲の変更などの通信環境の状態を、ユーザに簡便に知らせることができる。
上記目的を達成するため、本発明の通信システムは、当該無線通信端末から通信相手までの距離を測定可能な無線通信端末と、通信許可範囲の基準点を指定する少なくとも3台以上の通信制御支援端末とから構成される通信システムであって、前記基準点を指定する通信制御支援端末の位置を示す基準位置と、前記無線通信端末と前記通信制御支援端末との間の距離とに基づき、前記無線通信端末の位置を算出する算出手段と、前記算出手段により算出した前記無線通信端末の位置に基づき、前記無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づき、前記無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知する通知手段と、を有し、前記通知手段は、前記無線通信端末が前記通信許可範囲外に位置すると判定された場合に、前記無線通信端末と前記通信許可範囲との相対的な位置関係を通知することを特徴とする。
このような構成によって、本発明の通信システムは、通信制御支援端末から取得した基準位置情報と無線通信端末と通信制御支援端末との間の距離とから所定の計算式により算出した無線通信端末の位置と、少なくとも3台の通信制御支援端末で囲まれる通信許可範囲とに基づき、無線通信端末の位置が通信許可範囲内か否かを判定し、その判定結果に応じて、無線通信端末の位置が通信許可範囲内であるときと、通信許可範囲外であるときとで、それぞれの通信環境の状態(通信可能な状態か否か、また通信許可範囲が変更されたか否かなど。)を分かりやすくユーザに伝達するために、異なる態様の通知を行う。
これによって、本発明の通信システムは、通信に参加している他の通信機器の存在や通信機器の通信可否状態、ならびに通信許可範囲の変更などの通信環境の状態を、ユーザに簡便に知らせることができるネットワーク環境を提供することできる。
上記目的を達成するため、本発明の無線通信端末における通信環境状態通知方法は、当該無線通信端末から通信相手までの距離を測定可能な無線通信端末における通信環境状態通知方法であって、通信許可範囲の基準点を指定する少なくとも3台以上の通信制御支援端末の位置を示す基準位置と、当該無線通信端末から前記通信制御支援端末までの距離とに基づき、当該無線通信端末の位置を算出する算出手順と、前記算出手順により算出した当該無線通信端末の位置に基づき、当該無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定する判定手順と、前記判定手順による判定結果に基づき、当該無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知する通知手順と、を有し、前記通知手段は、当該無線通信端末が前記通信許可範囲外に位置すると判定された場合に、当該無線通信端末と前記通信許可範囲との相対的な位置関係を通知することを特徴とする。
このような手順によって、本発明の無線通信端末における通信環境状態通知方法は、通信制御支援端末から取得した基準位置情報と自機から通信制御支援端末までの距離とから所定の計算式により算出した自機の位置と、少なくとも3台の通信制御支援端末で囲まれる通信許可範囲とに基づき、自機の位置が通信許可範囲内か否かを判定し、その判定結果に応じて、自機の位置が通信許可範囲内であるときと、通信許可範囲外であるときとで、それぞれの通信環境の状態(通信可能な状態か否か、また通信許可範囲が変更されたか否かなど。)を分かりやすくユーザに伝達するために、異なる態様の通知を行う通信環境状態通知動作を実現する。
上記目的を達成するため、本発明の通信制御支援端末における通信環境状態通知方法は、当該通信制御支援端末から無線通信端末までの距離を測定可能な通信制御支援端末における通信環境状態通知方法であって、通信許可範囲の基準点を指定する当該通信制御支援端末を含む少なくとも3台以上の通信制御支援端末の位置を示す基準位置と、当該通信制御支援端末から前記無線通信端末までの距離とに基づき、前記無線通信端末の位置を算出する算出手順と、前記算出手順により算出した無線通信端末の位置に基づき、無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定する判定手順と、前記判定手順による判定結果に基づき、無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知する通知手順と、を有し、前記通知手段は、前記無線通信端末が前記通信許可範囲外に位置すると判定された場合に、前記無線通信端末と前記通信許可範囲との相対的な位置関係を通知することを特徴とする。
このような手順によって、本発明の通信制御支援端末における通信環境状態通知方法は、自機の基準位置と、他の通信制御支援端末から取得した基準位置情報と、自機から無線通信端末までの距離とから所定の計算式により算出した無線通信端末の位置と、自機を含む少なくとも3台の通信制御支援端末で囲まれる通信許可範囲とに基づき、無線通信端末の位置が通信許可範囲内か否かを判定し、その判定結果に応じて、無線通信端末の位置が通信許可範囲内であるときと、通信許可範囲外であるときとで、それぞれの通信環境の状態(通信可能な状態か否か、また通信許可範囲が変更されたか否かなど。)を分かりやすくユーザに伝達するために、異なる態様の通知を行う通信環境状態通知動作を実現する。
これによって、本発明の通信環境状態通知方法は、通信に参加している他の通信機器の存在や通信機器の通信可否状態、ならびに通信許可範囲の変更などの通信環境の状態を、ユーザに簡便に知らせることができる無線通信端末または通信制御支援端末を実現することができる。
上記目的を達成するため、本発明の無線通信端末における通信環境状態通知プログラムは、当該無線通信端末から通信相手までの距離を測定可能な無線通信端末における通信環境状態通知プログラムであって、コンピュータを、通信許可範囲の基準点を指定する少なくとも3台以上の通信制御支援端末の位置を示す基準位置と、当該無線通信端末から前記通信制御支援端末までの距離とに基づき、当該無線通信端末の位置を算出する算出手段と、前記算出手段により算出した当該無線通信端末の位置に基づき、当該無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づき、当該無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知する通知手段として機能させ、前記通知手段は、当該無線通信端末が前記通信許可範囲外に位置すると判定された場合に、当該無線通信端末と前記通信許可範囲との相対的な位置関係を通知する
上記目的を達成するため、本発明の通信制御支援端末における通信環境状態通知プログラムは、当該通信制御支援端末から無線通信端末までの距離を測定可能な通信制御支援端末における通信環境状態通知プログラムであって、コンピュータを、通信許可範囲の基準点を指定する当該通信制御支援端末を含む少なくとも3台以上の通信制御支援端末の位置を示す基準位置と、当該通信制御支援端末から前記無線通信端末までの距離とに基づき、前記無線通信端末の位置を算出する算出手段と、前記算出手段により算出した無線通信端末の位置に基づき、無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づき、無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知する通知手段として機能させ、前記通知手段は、前記無線通信端末が前記通信許可範囲外に位置すると判定された場合に、前記無線通信端末と前記通信許可範囲との相対的な位置関係を通知する
本発明によれば、通信に参加している他の通信機器の存在や通信機器の通信可否状態、ならびに通信許可範囲の変更などの通信環境の状態をユーザが簡便に知ることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下、「実施形態」という。)について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本実施形態では無線通信端末の一例として携帯情報端末と画像形成装置を例に説明するが、無線通信機能を備える如何なる装置であってもよい。
また、本実施形態では基準位置、通信許可範囲または通信禁止範囲を指示する通信制御支援端末の一例としてマーカを例に説明するが、基準位置、通信許可範囲または通信禁止範囲を指示する如何なる端末であってもよい。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信システム1のシステム構成例を示す図である。図1の通信システム1は複数の携帯情報端末100〜100および画像形成装置300があるときに、通信許可範囲(通信可能領域)をマーカ200の設置位置によって限定するものである。
通信システム1では基準位置を示す(指示する)マーカ200を、少なくとも3台以上、かつ所定の距離離間し、それぞれの位置が同一直線上とならないように配置する。基準点の座標値は、配置されたマーカ200それぞれに基準位置情報として予め設定されているものとする。図1の通信システムでは、4台のマーカ200〜200の配置により四角形状の通信許可範囲Rとなる。
携帯情報端末100〜100および画像形成装置300は、後述する機能構成および動作により、自機や他機が通信許可範囲内に存在するか否かを判定し、ユーザへ通信環境の状態を通知する。なお、以降の説明では、携帯情報端末100〜100のいずれかを指す場合は、単に携帯情報端末100と呼ぶ。また、マーカ200〜200のいずれかを指す場合は、単にマーカ200と呼ぶ。
<ハードウェア構成>
以下に、上記携帯情報端末100と通信制御支援端末200のハードウェア構成について説明する。また、上記画像形成装置300については、画像形成機能を提供するハードウェア以外、携帯情報端末100と共通であることから、ここでの説明を省略する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る携帯情報端末100および通信制御端末200のハードウェア構成例を示す図である。
(携帯情報端末の構成)
図2(A)に示す携帯情報端末100は、制御装置10と、入力装置11と、出力装置12と、通信装置13と、記憶装置14と、記録メディアドライブ15とから構成される。
入力装置11はユーザからの操作を受け付け、出力装置12はユーザに対する情報通知(画面表示や音声出力など)を行う。
通信装置13は通信相手との距離を高精度に測定することができるWiMedia(登録商標)を物理層に使用する通信方式により無線通信を行う。なお、WiMedia(登録商標)の規格は、ECMA−International(European association for standardizing information and communication systems)が定める欧州標準規格ECMA−368などに記されている。例えば通信相手との距離の測定はECMA−368の「14.Ranging and location awareness」に記載されている方法を用いることができる。WiMedia(登録商標)を物理層に使用する通信方式としては、ワイヤレスUSB(登録商標)、ワイヤレスIEEE1394、次世代Bluetooth(登録商標)、Winetなどがある。なお、WiMedia(登録商標)を物理層に使用する、これらの通信方式は短パルス波を用いるため、従来の通信方式よりも精度の良い距離測定が可能である。
記憶装置14は、携帯情報端末100の制御に必要な各種情報やプログラムを格納する。記憶装置14には、主記憶装置であるROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、また補助記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)などが含まれる。
ROMには、携帯情報端末100全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)を含む各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータなどが所定の記憶領域に格納されている。RAMは、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムが実行時に使用するワーク領域などとして用いられる。HDDは、アプリケーションデータなどの各種のデータの保存領域やプログラムの仮想メモリ(記憶)領域として用いられる。
記録メディアドライブ15は、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、フラッシュメモリなどの記憶メディア(記録媒体)15aに対してデータ読み出し・書き込みを行う。
制御装置10は上記各装置を制御する。すなわち制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)を含み、RAMにロードされたプログラムを実行することにより、上記各装置を制御する。
(マーカの構成)
図2(B)に示すマーカ200は、CPUを含む制御装置20と、通信装置21と、ROMやRAM、またNVRAM(Non Volatile RAM)を含む記憶装置22とから構成される。通信装置21は、通信相手との距離を高精度に測定することができるWiMedia(登録商標)を物理層に使用する通信方式により無線通信を行う。記憶装置22は、マーカ200の制御に必要な各種情報やプログラム、通信許可範囲Rを指定する基準位置情報などを格納するものである。制御装置20は、上記各装置を制御する。
なお、WiMedia(登録商標)を用いるプロトコルスタックは、例えば物理層とMAC(Media Access Control)層とからなる。距離を測るための仕組みは、これらのWiMedia層に含まれる。距離の測定には、WiMedia層よりも上位のプロトコルが必須でない。つまりマーカ200は、WiMedia層の部分の機能だけを有するようにしても距離の測定を行うことができる。
このように、マーカ200はWiMedia層の部分の機能だけを有することにより、低消費電力化し、電池駆動を可能とする。その結果マーカ200は、AC電源のないところでも利用できる。また、マーカ200はWiMedia層の部分の機能だけを有することにより、機能を限定することができるのでコストを抑えることができる。
<通信環境状態通知機能>
上記のように構成される通信システム1は、自機や他機が通信許可範囲内に存在するか否かを判定し、ユーザに通信環境の状態(通信可能な状態か否か、また通信許可範囲が変更されたか否かなど。)を通知する通信環境状態通知機能を有している。この通信環境状態通知機能は、主に、自機や他機が通信許可範囲内に位置するか否かを通知する通信許可範囲内外通知と、マーカ200が移動したことによる通信許可範囲Rの変更を通知する通信許可範囲変更通知とを行う機能である。これによって、ユーザは、通信に参加している他の通信機器の存在や通信機器の通信可否状態、ならびに通信許可範囲の変更を簡便に知ることができる。以下に、その通信環境状態通知機能について説明を行う。
《1.周期的に行う通信許可範囲内外通知》
<<構成>>
図3は、本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知機能の構成例(その1)を示す図である。通信環境状態通知機能は、携帯情報端末100が有する自機位置算出部31と、通信許可範囲内判定部32と、通知部33と、またマーカ200が有する基準位置情報送信部51とから構成される。
(携帯情報端末の機能構成)
自機位置算出部31は、自機の位置(基準位置を基にした座標値)を算出する。そのため自機位置算出部31は、自機の位置を算出するために必要な各種情報を得るため、基準位置情報取得部と距離測定部とをさらに有している。
基準位置情報取得部は、マーカ200〜200との無線通信を行い、それぞれのマーカ200に予め設定されている基準位置(座標値)を取得する。また距離測定部は、通信相手との距離を高精度に測定することができるWiMedia(登録商標)により、自機からそれぞれのマーカ200までの距離を測定する。
(自機の位置算出方法の一例)
自機位置算出部31は、マーカ200〜200から取得した基準位置情報61および測定したマーカ200〜200までの距離を基に、以下に示す連立方程式を計算し自機の位置(座標値)を算出する。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る位置算出の動作例を示す図である。基準位置は、マーカ200〜200から取得した基準位置のうちの3つである。図4では、基準位置A(0,0)、B(1+√3,0)、C(1+√3,2)である例を示している。また、自機の位置O(X,Y)から上記基準位置A(0,0)、B(1+√3,0)、C(1+√3,2)までの距離は、それぞれ2、√2、√2となっている。
このとき、自機の位置O(X,Y)は、以下の式(1)〜(3)からなる方程式を計算することにより得られる。
2=((X−0)+(Y−0)1/2・・・(1)
√2=((X−1+√3)+(Y−0)1/2・・・(2)
√2=((X−1+√3)+(Y−2)1/2・・・(3)
このように、三角測量の原理により自機の位置を算出することができる。
(自機の通信許可範囲内判定方法の一例)
通信許可範囲内判定部32は、マーカ200〜200から取得した基準位置に示される基準点で囲まれる通信許可範囲Rと自機の位置とに基づき、自機の位置が通信許可範囲内か否かを判定する。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る通信許可範囲内判定の動作例(その1)を示す図である。例えば図5に示す携帯情報端末100の場合、(A)携帯情報端末100は、通信許可範囲外から通信許可範囲内へ移動したことにより、同範囲内の画像形成装置300と通信可能となる。一方、(B)携帯情報端末100は、通信許可範囲内から通信許可範囲外へ移動したことにより、通信許可範囲内の画像形成装置300と通信不可能となる。
このように、通信許可範囲内判定部32は、自機の位置が通信許可範囲内であるときに無線通信を行い、自機の位置が通信許可範囲外であるときに無線通信を行わない。
これら、自機位置算出部31により取得されたマーカ200〜200から取得した基準位置情報61や算出した自機の位置、ならびに通信許可範囲内判定部32により判定された判定結果などは、携帯情報端末100が備える記憶装置14に格納される。
(自機の通信環境状態通知方法の一例)
通知部33は、通信許可範囲内判定部32により判定された判定結果に基づき、自機の位置が通信許可範囲内であるときと、通信許可範囲外であるときとで、それぞれの通信環境の状態(通信可能/不可能な状態)を分かりやすくユーザに伝達するために、異なる態様の通知を行う。例えば図5に示す携帯情報端末100の場合、(A)携帯情報端末100は、通信許可範囲外から通信許可範囲内へ移動すると、出力装置12を介して「ピッ」という音を出す。その結果ユーザは、同範囲内の画像形成装置300と通信可能な状態であること知る。一方、(B)携帯情報端末100は、通信許可範囲内から通信許可範囲外へ移動すると、出力装置12を介して「ブー」という音を出す。その結果ユーザは、通信許可範囲内の画像形成装置300と通信不可能な状態であることを知る。
なお、上記通知例では、音による通知を一例として説明を行ったが、画面に通信許可範囲内/外である旨(例えば「通信許可範囲内です」や「通信許可範囲外です」のテキストメッセージなど)、それぞれを表示するようにしてもよく、ユーザに、自機の位置が通信許可範囲内/外である旨を通知できる手段であればどのような方法であってもよい。さらには画面表示を行うときに、通信許可範囲内/外である旨だけでなく、例えば「会議室Aの室内です」などのように、複数個ある通信許可範囲のうち、どの範囲について判定を行ったかなどの付加情報を、判定結果とともに通知してもよい。
これまでに説明を行った上記各機能部は、携帯情報端末100が備える記憶装置14に格納されたプログラムが、制御装置10によって実行されることで実現される。
(マーカの機能構成)
基準位置情報送信部51は、携帯情報端末100との無線通信を行い、予め設定されている基準位置情報61を送信する。通常、基準位置情報61はマーカ200の座標値となる。また、マーカ200が保持する基準位置情報61は、マーカ200の設置位置によって異なることから、その設定をネットワーク管理者などが簡便に行える構成がよい。そこで、マーカ200は、ネットワーク管理者が管理端末(非図示)から送信された基準位置情報61を設定する基準位置情報設定部を有していてもよい。
上記基準位置情報送信部51は、マーカ200が備える記憶装置22に格納されたプログラムが、制御装置20によって実行されることで実現される。
<<処理手順>>
以下の説明では、上記通信環境状態通知機能を実現する各機能部の処理について説明を行う。図6は、本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知の処理手順例(その1)を示すフローチャートである。
携帯情報端末100は、自機位置算出部31が、マーカ200から取得した基準位置情報61と、自機からそれぞれのマーカ200までの距離とに基づき、所定の計算式により自機の位置を算出する(ステップS101)。
続いて通信許可範囲内判定部32が、算出された自機の位置と、少なくとも3台のマーカ200で囲まれる通信許可範囲Rとに基づき、自機の位置が通信許可範囲内か否かを判定する(ステップS102)。ステップS102の判定において、自機の位置が通信許可範囲内であると判断された場合には(ステップS102:YES)、通知部33が通信許可範囲内である旨を、画面表示や音によってユーザへ通知する(ステップS103)。
また、通信許可範囲外であると判断された場合には(ステップS102:NO)、通知部33が通信許可範囲外である旨を、ステップS103と異なる画面表示や音によってユーザへ通知する(ステップS104)。
携帯情報端末100は、例えば時計回路(非図示)から得られる時間情報を基に、一定の時間経過ごとの上記処理手順を繰り返し行う(一定の周期で実行する)。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る自機位置算出の処理手順例を示すフローチャートである。図7では、自機位置算出部31が行う上記ステップS101の処理についてより具体的に説明を行う。
自機位置算出部31は、基準位置情報取得部が、少なくとも3台のマーカ200それぞれの基準位置情報送信部51に対して情報取得要求を行い、それぞれのマーカ200に予め設定されている基準位置情報61(基準点の座標値)を取得する(ステップS201)。
続いて自機位置算出部31は、距離測定部が、自機から、上記ステップS201により基準位置情報61を取得したそれぞれのマーカ200までの距離を測定する(ステップS202)。
自機位置算出部31は、取得した基準位置の座標値と測定した距離の値とを、所定の計算式に代入し、自機の位置を示す座標値を算出する(ステップS203)。
自機位置算出部31は、上記ステップS201〜S203の処理手順を実行し、通信許可範囲内判定部32の判定の際に用いる自機の位置を算出する。
なお、上記説明では、通信許可範囲内判定部32が、携帯情報端末100の位置情報が算出されていることを前提に判定を行う構成について説明したが、この構成に本発明が限定されるものではない。例えばヘロンの公式を用いて位置情報を直接は使用せず、携帯情報端末100とマーカ200との距離から携帯情報端末100が通信許可範囲内か否かを判定する方法であってもよく、携帯情報端末100が通信許可範囲内か否かを判定できればどのような方法であってもよい。
以上のように通信システム1では、携帯情報端末100が自機の位置を算出し、その算出結果に基づいて、マーカ200で指定された通信許可範囲内に自機が存在するか否かを判断し、自機の位置が通信許可範囲内であるときと通信許可範囲外であるときとのそれぞれの通信環境の状態(通信可能/不可能な状態)を分かりやすくユーザに通知する。その結果、ユーザは、現在携帯情報端末100が通信許可範囲内に位置しているか否かを簡便に知ることができ、さらには端末を持って移動したときでも通信許可範囲外から許可範囲内へ、また通信許可範囲内から許可範囲外へ通信環境の状態変化(通信可能/不可能状態の変化)を簡便に知ることができる。
《2.任意のタイミングで行う通信許可範囲内外通知》
続いて、所持する携帯情報端末100が通信許可範囲内に位置するか否かの判定を、ユーザが指示する構成について説明を行う。
図8は、本発明の第1の実施形態に係る通信許可範囲内判定の動作例(その2)を示す図である。図8に示す通信システム1では、携帯情報端末100が一定の周期で通信許可範囲内判定部32による判定を行うのではなく、入力装置11を介してユーザから受け付けた判定指示に従って(任意のタイミングで)、自機の位置が通信許可範囲内か否かを判定する。
さらに携帯情報端末100では、通知許可範囲内判定部32によって自機の位置が通知許可範囲外であると判定された場合に、通知部33が、通知許可範囲内に固定設置された備品を目印に、自機と通信許可範囲Rとの相対的な位置関係を示す情報を通知する。例えば図8には、通信許可範囲外に位置する携帯情報端末100に、通信許可範囲内に固定設置された画像形成装置300を目印として、「通信許可範囲は、画像形成装置の方向です。」という通知例が示されている。
このように通知部33によって、自機と通信許可範囲Rとの相対的な位置関係を示す情報を通知するため、携帯情報端末100は、通知されたユーザが目視で確認可能な通信許可範囲内に固定設置された目印の位置情報(例えば基準点を基にした備品の位置情報(座標値))を、予め記憶装置14に格納している。
<<処理手順>>
図9は、本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知の処理手順例(その2)を示すフローチャートである。
携帯情報端末100は、入力装置11を介してユーザからの判定指示を受け付けるまで待つ(ステップS301:NO)。
携帯情報端末100は、ステップS301の判定において、指示を受け付けたと判断した場合には(ステップS301:YES)、自機位置算出部31が、マーカ200から取得した基準位置情報61とマーカ200から自機までの距離とに基づき、所定の計算式により自機の位置を算出する(ステップS302)。
続いて通信許可範囲内判定部32が、算出された自機の位置と、少なくとも3台のマーカ200で囲まれる通信許可範囲Rとに基づき、自機の位置が通信許可範囲内か否かを判定する(ステップS303)。ステップS303の判定において、自機の位置が通信許可範囲内であると判断された場合には(ステップS303:YES)、通知部33が通信許可範囲内である旨を、画面表示や音によってユーザへ通知する(ステップS304)。
また、通信許可範囲外であると判断された場合には(ステップS303:NO)、通知部33が、予め保持している目印の位置情報と、算出した自機の位置情報とに基づき、自機と通信許可範囲Rとの相対的な位置関係を示す情報を、画面表示や音声によってユーザへ通知する(ステップS305)。
なお、上記説明では、通知部33が、自機と通信許可範囲Rとの相対的な位置関係を、通信許可範囲内に固定設置された目印の位置情報を基に通知する構成について説明したが、この構成に本発明が限定されるものではない。例えばユーザが目視で確認可能な目印がないような場合には、東西南北といった大まかな方向を通知する方法であってもよい。また、目印への方向だけでなく、N(m)といった大まかな到達距離を付加情報として通知してもよい。
以上のように通信システム1では、例えばユーザが携帯情報端末100を持って通信許可範囲外へ移動してしまった場合に、大まかではあるが、どの方向へ戻れば通信許可範囲内へ移動できるかを通知することもできる。
《3.通信パターンに従った通信許可範囲内外通知》
以下の説明では、上記通知部33によって行う通信環境状態通知を、通知許可範囲内か否かの判定結果に応じた通知パターンに従って行う構成について説明する。
<<構成>>
図10は、本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知機能の構成例(その3)を示す図である。図3を用いて前述した機能構成との違いは、通知部33が、通知許可範囲内か否かの判定結果に基づき、予め設定されている通知パターン情報41を参照し、判定結果に応じた通知パターンに従って通信環境の状態を通知する点である。
図11は、本発明の第1の実施形態に係る通知パターン情報41の一例を示す図である。通知パターン情報41は、例えば図11に示すようなデータ構成により、携帯情報端末100が備える記憶装置14に格納される。
通知パターン情報41は、例えばユーザのセキュリティポリシーや携帯情報端末100の使用頻度などのような所定の規則に従って、携帯情報端末100を分類分けした(複数のグループに分けた)各分類(各グループ)に、携帯情報端末100の位置が通信許可範囲内と判定された場合と、通信許可範囲外と判定された場合とのそれぞれに対応する通知パターンが対応付けられたデータ構成となっている。すなわち各グループを識別する識別情報に対して、通信許可範囲内と判定された場合の通知パターンと、通知許可範囲外と判定された場合の通知パターンとが対応付けられている。
また、上記通知パターンは、通信許可範囲内と判定された場合と通信許可範囲外と判定された場合とで、それぞれ異なる態様の通知が行われるような組み合わせの複数種のパターンとなっている。例えば図9では、画面表示と音との通知パターンや、異なる音の通知パターンなどが一例として示されている。
このような通知パターン情報41を、携帯情報端末100が属するグループの識別情報と、通知許可範囲内判定部32の判定結果とを基に参照することで、それぞれの判定結果と、ユーザのセキュリティポリシーや携帯情報端末100の使用頻度などに応じて、異なる態様により通信環境の状態(どのような携帯情報端末100が通信可能な状態か)を通知することができる。すなわち通知部33が、判定結果と携帯情報端末100が属するグループとを基に、通知パターン情報41から所定の通知パターンを特定し、特定した通知パターンに従って通信環境の状態を通知する。
例えばグループBに属する携帯情報端末100が判定対象の場合に、通知部33が図9の通知パターン情報41を参照し、携帯情報端末100の位置が通信許可範囲内と判定された場合にはビープ音1の音で通知し、通信許可範囲外と判定された場合には連続したビープ音2の音で通知する。一方、グループEに属する携帯情報端末100が判定対象の場合に、通知部33が、携帯情報端末100の位置が通信許可範囲内と判定された場合には画面表示で通知し、通信許可範囲外と判定された場合には音声で通知する。
これまでに説明を行った上記通知部33は、他の機能部と同様に携帯情報端末100が備える記憶装置14に格納されたプログラムが、制御装置10によって実行されることで実現される。
<<処理手順>>
図12は、本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知の処理手順例(その3)を示すフローチャートである。
携帯情報端末100は、自機位置算出部31が、マーカ200から取得した基準位置情報61とマーカ200から自機までの距離とに基づき、所定の計算式により自機の位置を算出する(ステップS401)。
続いて通信許可範囲内判定部32が、算出された自機の位置と、少なくとも3台のマーカ200で囲まれる通信許可範囲Rとに基づき、自機の位置が通信許可範囲内か否かを判定する(ステップS402)。ステップS402の判定において、自機の位置が通信許可範囲内であると判断された場合には(ステップS402:YES)、通知部33が、上記ステップS402の判定結果と自機が属するグループを基に通知パターン情報41を参照し(ステップS403)、特定した通知パターンに従って、通信許可範囲内である旨を、画面表示や音によってユーザへ通知する(ステップS404)。
また、通信許可範囲外であると判断された場合には(ステップS402:NO)、通知部33が、上記ステップS402の判定結果と自機が属するグループを基に通知パターン情報41を参照し(ステップS405)、特定した通知パターンに従って、通信許可範囲外である旨を、ステップS404と異なる画面表示や音によってユーザへ通知する(ステップS406)。
携帯情報端末100は、例えば時計回路(非図示)から得られる時間情報を基に、一定の時間経過ごとの上記処理手順を繰り返し行う(一定の周期で実行する)。
なお、上記通知パターンの組み合わせについては、その内容に本発明が限定されるものではない。上記通知他パーンでは、画面表示と音や異なる音同士のパターンを一例として挙げた。その他、携帯情報端末100がLED(Light Emitting Diode)などの発光体を備えている場合には、異なる発行色による点灯や点滅、また点滅の回数や周期などによる通知パターンであってもよい。さらに音と光とを組み合わせた通知パターンであってもよい。
また、ユーザビリティー向上の観点から、携帯情報端末100に設定されたユーザ補助の設定値に基づいて、通知部33が通知パターンを切り替える構成としてもよい。例えば音声だけで通知するところを、ユーザ補正の設定値を基に、音声とともに画面表示も行うなどである。
以上のように通信システム1では、通知部33が、判定結果だけでなく、予め設定しておいたユーザのセキュリティポリシーや携帯情報端末100の使用頻度などに応じて、異なる態様により通信環境の状態を通知することができ、周りのユーザが、どのセキュリティレベルのユーザがネットワーク環境を使用しようとしているかを容易に確認することができる。その結果、第三者に対して不正アクセスを抑止する効果も期待できる。
《4.1.他の通信機器がネットワークに参加したときの通信許可範囲内外通知》
前述してきた通信環境状態通知機能では、例えば悪意の第三者が、自身が所持する携帯情報端末100をネットワークに参加させると、画面表示のほかにその旨を音で通知することを知っていた場合に、当該端末の音量を調整し(例えばミュートに設定し)、音がしないようにすることも可能である。これでは不正アクセスを許してしまう結果となる。そこで、携帯情報端末100がネットワークに参加した旨を、既にネットワークに参加済みの別の携帯情報端末100に通知されるようにする。以下の説明では、このような他の携帯情報端末100(他機)がネットワークに参加した旨を通知する構成について説明する。
<<構成>>
図13は、本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知機能の構成例(その4)を示す図である。図3を用いて前述した機能構成との違いは、他機の位置情報を算出する他機位置算出部34を新たに有し、他機位置算出部34により算出した位置情報に基づき、通信許可範囲内判定部32が、他機の位置が通信許可範囲内か否かの判定を行う点である。
他機位置算出部34は、他の携帯情報端末100の位置(基準位置を基にした座標値)を算出する。そのため他機位置算出部34は、他機の位置を算出するために必要な各種情報を得るため、自機位置算出部31と同様に距離測定部を有している。距離測定部は、通信相手との距離を高精度に測定することができるWiMedia(登録商標)により、自機から他機までの距離を測定する。
(他機の位置算出方法の一例)
他機位置算出部34は、自機位置算出部31により算出した自機の位置情報と、自機位置算出部31によりマーカ200〜200から取得した基準位置情報61と、上記距離測定部により測定した他機までの距離とを基に、前述した連立方程式を計算し他機の位置(座標値)を算出する。
(他機の通信許可範囲内判定方法の一例)
通信許可範囲内判定部32は、マーカ200〜200から取得した基準位置に示される基準点で囲まれる通信許可範囲Rと他機の位置とに基づき、他機の位置が通信許可範囲内か否かを判定する。すなわち他機が通信許可範囲内に存在するか否か(ネットワークに参加したか否か)の判定を行う。
これら、他機位置算出部34により算出した他機の位置および通信許可範囲内判定部32により判定された判定結果などは、基準位置や自機の位置と同様に、携帯情報端末100が備える記憶装置14に格納される。
(他機の通信環境状態通知方法の一例)
図14は、本発明の第1の実施形態に係る通信許可範囲内判定の動作例(その4)を示す図である。例えば図14のように、既に通信許可範囲内に位置しネットワークに参加している携帯情報端末100と100では、ユーザAが使用する新たな携帯情報端末100が通信許可範囲内へ移動したことにより、通知部33によって他機のネットワーク参加が通知される。
このように通知部33は、通信許可範囲内判定部32により判定された判定結果に基づき、他機の位置が通信許可範囲内である旨(他機がネットワークに参加した旨)の通信環境の状態をユーザA以外のネットワーク参加ユーザに通知する。その結果ユーザA以外のユーザは、どのようなユーザがネットワークに参加したかを容易に知る。
これまでに説明を行った上記他機位置算出部34と通信許可範囲内判定部32は、他の機能部と同様に携帯情報端末100が備える記憶装置14に格納されたプログラムが、制御装置10によって実行されることで実現される。
<<処理手順>>
以下の説明では、上記通信環境状態通知機能を実現する各機能部の処理について説明を行う。図15は、本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知の処理手順例(その4)を示すフローチャートである。
携帯情報端末100は、他機位置算出部34が、自機位置算出部31により算出した自機の位置情報と、自機位置算出部31によりマーカ200〜200から取得した基準位置情報61と、自機から他機までの距離とに基づき、所定の計算式により他機の位置を算出する(ステップS501)。
続いて通信許可範囲内判定部32が、算出された他機の位置と、少なくとも3台のマーカ200で囲まれる通信許可範囲Rとに基づき、他機の位置が通信許可範囲内か否かを判定する(ステップS502)。ステップS502の判定において、他機の位置が通信許可範囲内であると判断された場合には(ステップS502:YES)、通知部33が通信許可範囲内に存在する旨を、画面表示や音によってユーザへ通知する(ステップS503)。
また、通信許可範囲外であると判断された場合には(ステップS502:NO)、図15の処理を終了する。
携帯情報端末100は、上記処理手順を、図6を用いて前述したステップS102の判定が、自機が通信許可範囲内であると判断された場合に行う。すなわちステップS103の通信環境の状態を通知する処理内で行う。
図16は、本発明の第1の実施形態に係る他機位置算出の処理手順例を示すフローチャートである。図16では、自機位置算出部31が行う上記ステップS501の処理についてより具体的に説明を行う。
他機位置算出部34は、距離測定部が、自機から他機までの距離を測定する(ステップS601)。
他機位置算出部34は、自機位置算出部31により取得した基準位置の座標値と、自機位置算出部31により算出した自機の位置の座標値と、上記ステップS601により測定した距離の値とを、所定の計算式に代入し、他機の位置を示す座標値を算出する(ステップS602)。
他機位置算出部34は、上記ステップS601とS602の処理手順を実行し、通信許可範囲内判定部32で判定の際に用いる他機の位置を算出する。
なお、上記説明では、他機位置算出部34が、基準位置情報61と自機の位置情報とを自機位置算出部31から受け取り、他機の位置を算出する構成について説明を行ったが、この構成に本発明が限定されるものではない。基準位置情報61と最新の自機の位置情報とは、自機位置算出部31により携帯情報端末100が備える記憶装置14に格納されていることから、他機位置算出部34は、格納されているこれらの座標値を参照し、他機の位置を算出してもよい。
以上のように通信システム1では、携帯情報端末100が他機の位置を算出し、その算出結果に基づいて、マーカ200で指定された通信許可範囲内に他機が存在するか否かを判断し、他機の位置が通信許可範囲内であると判断された場合に、その通信環境の状態をユーザに通知する。その結果、既にネットワークに参加しているユーザが、現在ネットワークに参加しようとしているユーザがどのようなユーザか(例えばどのようなセキュリティポリシーが設定されたユーザかなど)を容易に確認できることから、第三者に対して不正アクセスを抑止することができる。
《4.2.他の通信機器がネットワークに参加したときの通信許可範囲内外通知》
図17は、本発明の第1の実施形態に係る通信許可範囲内判定の動作例(その4の変形例)を示す図である。図14を用いて前述した通知例では、ネットワークに参加済みの各携帯情報端末100それぞれに対して、他機がネットワークに参加した旨を通知する例を示したが、画面表示や音などを出力可能な装置を備えてマーカ200により、他機のネットワーク参加を通知する構成としてもよい。
このような構成の場合には、他機が通信許可範囲内に存在するか否かを判定する機能(通信許可範囲内判定部32)は、携帯情報端末100が有することから、当該端末が有する通知部33が、それぞれのマーカ200の位置を示す基準位置と自機の位置とを基に、自機に最も近いマーカ200に対して、その旨の通知を指示する(携帯情報端末100が通知内容をマーカ200へ転送する)。
例えば図17に示すマーカ200には、ユーザAが使用する新たな携帯情報端末100が通信許可範囲内へ移動したことにより、携帯情報端末100の通知部33から他機がネットワークに参加した旨の通知内容が転送される。
このようにマーカ200は、通信許可範囲内の携帯情報端末100から転送される通知内容に基づき、他機の位置が通信許可範囲内である旨(他機がネットワークに参加した旨)の通信環境の状態をユーザに共通して通知する。その結果、通信許可範囲内に位置する全てのユーザは、どのようなユーザがネットワークに参加したかを容易に知る。
以上のように通信システム1では、例えば通知先である携帯情報端末100からユーザが離れた場所にいる場合などであっても、ユーザがネットワークに参加した他機について容易に知ることができ、より第三者に対しての不正アクセスを抑止することが期待できる。
《5.通信許可範囲変更通知》
前述してきた通信システム1では、通信許可範囲Rの設定を目的に応じて柔軟に変更可能なように、マーカ200を固定設置しているとは限らない。そのため通信環境状態通知機能では、例えば悪意の第三者が、マーカ200の設置位置を不正アクセス目的で移動した場合に、その行為を知る手段がない。これでは不正アクセスを許してしまう結果となる。そこで、マーカ200が移動し通信許可範囲に変更が生じた場合、その旨を、既にネットワークに参加済みの別の携帯情報端末100に通知されるようにする。以下の説明では、このような通信許可範囲Rを指定するマーカ200が移動した旨を通知する構成について説明する。
<<構成>>
図18は、本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知機能の構成例(その5)を示す図である。図3を用いて前述した機能構成との違いは、基準位置の変化を検知する基準位置変化検知部35を新たに有し、基準位置変化検知部35による検知結果に基づき、通知部33が、マーカ200が移動した旨の通知を行う点である。
基準位置変化検知部35は、検知対象とするマーカ200の位置を算出し、算出した位置の座標値が、記憶装置14に格納しておいたマーカ200から取得した基準位置の座標値と一致するか否かの判定結果に基づき、マーカ200が移動したか否かを判定する。すなわち通信許可範囲が変更されたか否かの判定を行う。また基準位置変化検知部35が行うマーカ200の位置の算出については、前述した自機位置算出部31や他機位置算出部34などが行う方法を応用することで算出可能である。
図19は、本発明の第1の実施形態に係る通信許可範囲変更通知の動作例を示す図である。例えば図19のように、既に通信許可範囲内に位置しネットワークに参加している携帯情報端末100では、マーカ200が移動したことにより、通知部33によって通信許可範囲Rが変更された旨が通知される。
このように通知部33は、基準位置変化検知部35により検知された検知結果に基づき、マーカ200が移動した旨の通信環境の状態をユーザに通知する。その結果ユーザは、通信許可範囲Rが変更されことを容易に知る。
これまでに説明を行った上記基準位置変化検知部35と通知部33は、他の機能部と同様に携帯情報端末100が備える記憶装置14に格納されたプログラムが、制御装置10によって実行されることで実現される。
<<処理手順>>
以下の説明では、上記通信環境状態通知機能を実現する各機能部の処理について説明を行う。図20は、本発明の第1の実施形態に係る通信許可範囲変更通知の処理手順例を示すフローチャートである。
携帯情報端末100は、基準位置変化検知部35が、自機位置算出部31がマーカ200から取得した基準位置情報61と、算出した自機の位置情報と、自機から検知対象のマーカ200までの距離とに基づき、所定の計算式により検知対象のマーカ200の位置を算出する(ステップS701)。
続いて基準位置変化検知部35が、記憶装置14に格納しておいた基準位置の座標値と、上記ステップS701で算出したマーカ200の位置の座標値とを比較することで、マーカ200の位置が変化(移動)したか否かを判定する(ステップS702)。ステップS702の判定において、互いの座標値が異なりマーカ200が移動したと判断された場合には(ステップS702:YES)、記憶装置14に格納しておいた自機の位置の座標値と、自機位置算出部31により新たに算出した最新の自機の位置の座標値とを比較し、自機の位置が変化(移動)したか否かを判定する(ステップS703)。
基準位置変化検知部35は、ステップS703の判定において、互いの座標値が異なり、自機が移動したと判断した場合には(ステップS703:YES)、図20の処理を終了する。また、互いの座標値が一致し自機が移動していないと判断した場合には(ステップS703:NO)、通知部33が、マーカ200が移動し通信許可範囲Rが変更された旨を、画面表示や音によってユーザへ通知する(ステップS704)。
また基準位置変化検知部35は、ステップS702の判定において、互いの座標値が一致しマーカ200が移動していないと判断された場合には(ステップS702:NO)、図20の処理を終了する。
携帯情報端末100は、例えば時計回路(非図示)から得られる時間情報を基に、一定の時間経過ごとの上記処理手順を繰り返し行う(一定の周期で実行する)。
以上のように通信システム1では、例えば悪意の第三者によってマーカ200が移動され通信許可範囲Rが不正アクセス目的で変更された場合であっても、ユーザがその旨を容易に知ることができ、第三者に対しての不正アクセスを抑止することができる。
<まとめ>
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、本実施形態に係る通信システム1は、携帯情報端末100が、マーカ200から取得した基準位置情報61と自機からマーカ200までの距離とから所定の計算式により算出した自機の位置と、少なくとも3台のマーカ200で囲まれる通信許可範囲Rとに基づき、自機の位置が通信許可範囲内か否かを判定し、その判定結果に応じて、自機の位置が通信許可範囲内であるときと、通信許可範囲外であるときとで、それぞれの通信環境の状態(通信可能な状態か否か、また通信許可範囲が変更されたか否かなど。)を分かりやすくユーザに伝達するために、予め設定しておいたユーザのセキュリティポリシーや携帯情報端末100の使用頻度などに対応する通知パターンに従って異なる態様の通知を行う。
また、通信システム1は、他機の位置を算出する機能を有し、この機能により算出した他機の位置と通信許可範囲Rとに基づき、他機の位置が通信許可範囲内か否か(通信許可範囲内に他機が存在するか否か)を判定し、通信許可範囲内に他機が存在すると判断された場合に、その通信環境の状態をユーザに通知する。
さらに通信システム1は、マーカ200の移動を検知する機能を有し、この機能により検知した検知結果に基づき、マーカ200の位置が変化(移動)したか否か(通信許可範囲が変更されたか否か)を判定し、マーカ200が移動し通信許可範囲Rが変更されたと判断された場合に、その通信環境の状態をユーザに通知する。
これによって通信システム1は、通信に参加している他の通信機器の存在や通信機器の通信可否状態、ならびに通信許可範囲の変更などの通信環境の状態を、ユーザに簡便に知らせることができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、携帯情報端末の位置が通信許可範囲内か否かの判定や、その判定結果に基づいた通信環境の状態(通信可能な状態か否か、また通信許可範囲が変更されたか否かなど。)通知などの各処理を、当該携帯情報端末自身が行う通信システムの構成について説明を行った。そこで第2の実施形態では、上記各処理(通信環境状態通知機能を実現するための処理)をマーカが行う通信システムの構成について説明する。
以下の説明では、システム構成やハードウェア構成、また機能構成や各機能部の動作など、本実施形態と第1の実施形態とで共通する技術的事項について、第1の実施形態と同じ図面と符号を参照し、ここでの説明を省略する。
<通信環境状態通知機能>
以下に、本実施形態に係るマーカが有する通信環境状態通知機能について説明する。
《1.通信許可範囲内外通知》
<<構成>>
図21は、本発明の第2の実施形態に係る通信環境状態通知機能の構成例(その1)を示す図である。図3を用いて前述した第1の実施形態に係る機能構成との違いは、携帯情報端末100の位置情報を算出する通信機器位置算出部36を有し、通信機器位置算出部36により算出した位置情報に基づき、通信許可範囲内判定部32が、携帯情報端末100の位置が通信許可範囲内か否かの判定を行う点である。
通信機器位置算出部36は、携帯情報端末100の位置(基準位置を基にした座標値)を算出する。そのため通信機器位置算出部36は、携帯情報端末100の位置を算出するために必要な各種情報を得るため、第1の実施形態に係る自機/他機位置算出部31および34と同様に、基準位置情報取得部と距離測定部とをさらに有している。
基準位置情報取得部は、他のマーカ200との無線通信を行い、それぞれのマーカ200に予め設定されている基準位置(座標値)を取得する。距離測定部は、通信相手との距離を高精度に測定することができるWiMedia(登録商標)により、マーカ200から携帯情報端末100までの距離を測定する。
(携帯情報端末の位置算出方法の一例)
通信機器位置算出部36は、マーカ200自身に予め設定されている基準位置情報61と、他のマーカ200から取得した基準位置情報61と、上記距離測定部により測定した携帯情報端末100までの距離とを基に、第1の実施形態において説明した連立方程式を計算し携帯情報端末100の位置(座標値)を算出する。
(携帯情報端末の通信許可範囲内判定方法の一例)
通信許可範囲内判定部32は、自身の基準位置と他のマーカ200から取得した基準位置とに示される基準点で囲まれる通信許可範囲Rと携帯情報端末100の位置とに基づき、携帯情報端末100の位置が通信許可範囲内か否かを判定する。すなわち携帯情報端末100が通信許可範囲内に存在するか否か(ネットワークに参加したか否か)の判定を行う。
これら、通信機器位置算出部36により算出した携帯情報端末100の位置および通信許可範囲内判定部32により判定された判定結果などは、基準位置や携帯情報端末100の位置と同様に、マーカ200が備える記憶装置22に格納される。
(携帯情報端末への通信環境状態通知方法の一例)
通知部33は、通知許可範囲内判定部32の判定結果を基に、予め設定されている通知パターン情報41を参照することで、それぞれの判定結果と、ユーザのセキュリティポリシーや携帯情報端末100の使用頻度などに応じて、異なる態様により通信環境の状態を通知する。また通知部33は、画面表示や音、また光の点灯/点滅などによってユーザへ通信環境の状態を通知する。
なお、これらの通知方法については、マーカ200のハードウェア構成に依存する。例えば、画面表示や音による通知の場合には、マーカ200が画像や音を出力する装置(例えばディスプレイやスピーカーなど)を、また光による通知の場合には、LEDなどの発光体を備えている必要がある。これらのハードウェアは、マーカ200それぞれが備えている必要はなく、通信許可範囲を指定するマーカ200〜200においていずれか1台のマーカ200が備えており、他のマーカ200が通知手段として共通して使用する構成であってもよい。
図22は、本発明の第2の実施形態に係る通信許可範囲内判定の動作例(その1)を示す図である。例えば図22のように、マーカ200は、携帯情報端末100が通信許可範囲外から範囲内へ移動したことにより、通知部33によって携帯情報端末100が通信許可範囲内に位置する旨を通知する。
またマーカ200は、携帯情報端末100が通信許可範囲内から範囲外へ移動したことにより、通知部33によって携帯情報端末100が通信許可範囲外に位置する旨を通知する。また、通知対象となる携帯情報端末100に対して距離が最も近いマーカ200が、上記通信許可範囲内の判定と通信環境の状態通知とを行う。
このように通知部33は、通信許可範囲内判定部32により判定された判定結果に基づき、携帯情報端末100の位置が通信許可範囲内/範囲外である旨(携帯情報端末100が通信可能な状態である/通信不可能な状態である旨)の通信環境の状態をユーザに通知する。その結果ユーザは、どのようなユーザがネットワークに参加したかを容易に知る。
その結果ユーザは、通信許可範囲内の携帯情報端末100や画像形成装置300と通信環境の状態を簡便に知る。
これまでに説明を行った上記各機能部は、マーカ200が備える記憶装置22に格納されたプログラムが、制御装置20によって実行されることで実現される。
<<処理手順>>
以下の説明では、上記通信環境状態通知機能を実現する各機能部の処理について説明を行う。図23は、本発明の第2の実施形態に係る通信環境状態通知の処理手順例(その1)を示すフローチャートである。
マーカ200は、通信機器位置算出部36が、自身の基準位置情報61と、他のマーカ200から取得した基準位置情報61と、携帯情報端末100からマーカ200までの距離とに基づき、所定の計算式により携帯情報端末100の位置を算出する(ステップS1001)。
続いて通信許可範囲内判定部32が、算出された携帯情報端末100の位置と、少なくとも3台のマーカ200で囲まれる通信許可範囲Rとに基づき、携帯情報端末100の位置が通信許可範囲内か否かを判定する(ステップS1002)。ステップS1002の判定において、携帯情報端末100の位置が通信許可範囲内であると判断された場合には(ステップS1002:YES)、通知部33が、上記ステップS1002の判定結果と携帯情報端末100が属するグループを基に通知パターン情報41を参照し(ステップS1003)、特定した通知パターンに従って、携帯情報端末100が通信許可範囲内である旨を、画面表示や音(マーカ200が備えるハードウェア構成に応じた通知方法)によってユーザへ通知する(ステップS1004)。
また、通信許可範囲外であると判断された場合には(ステップS1002:NO)、通知部33が、上記ステップS1002の判定結果と携帯情報端末100が属するグループを基に通知パターン情報41を参照し(ステップS1005)、特定した通知パターンに従って、通信許可範囲外である旨を、ステップS1004と異なる画面表示や音(マーカ200が備えるハードウェア構成に応じた通知方法)によってユーザへ通知する(ステップS1006)。
携帯情報端末100は、例えば時計回路(非図示)から得られる時間情報を基に、一定の時間経過ごとの上記処理手順を繰り返し行う(一定の周期で実行する)。
図24は、本発明の第2の実施形態に係る通信機器位置算出の処理手順例を示すフローチャートである。図7では、通信機器位置算出部36が行う上記ステップS1001の処理についてより具体的に説明を行う。
通信機器位置算出部36は、基準位置情報取得部が、他のマーカ200それぞれの基準位置情報送信部51に対して情報取得要求を行い、それぞれのマーカ200に予め設定されている基準位置情報61(基準点の座標値)を取得する(ステップS1101)。
続いて通信機器位置算出部36は、距離測定部が、マーカ200から携帯情報端末100までの距離を測定する(ステップS1102)。
通信機器位置算出部36は、自身の基準位置の座標値と、他のマーカ200から取得した基準位置の座標値と、測定した距離の値とを、所定の計算式に代入し、携帯情報端末100の位置を示す座標値を算出する(ステップS1103)。
通信機器位置算出部36は、上記ステップS1101〜S1103の処理手順を実行し、通信許可範囲内判定部32の判定の際に用いる携帯情報端末100の位置を算出する。
以上のように通信システム1では、マーカ200が携帯情報端末100の位置を算出し、その算出結果に基づいて、マーカ200で指定された通信許可範囲内に携帯情報端末100が存在するか否かを判断し、携帯情報端末100の位置が通信許可範囲内であるときと通信許可範囲外であるときとのそれぞれの通信環境の状態(通信可能な状態か否か、また通信許可範囲が変更されたか否かなど。)を分かりやすくユーザに通知する。
その結果、ユーザは、現在携帯情報端末100が通信許可範囲内に位置しているか否かを簡便に知ることができ、さらには端末を持って移動したときでも通信許可範囲外から許可範囲内へ、また通信許可範囲内から許可範囲外へ通信環境の状態変化(通信可能/不可能状態の変化)を簡便に知ることができる。
さらに通信システム1では、通知部33が、判定結果だけでなく、予め設定しておいたユーザのセキュリティポリシーや携帯情報端末100の使用頻度などに応じて、異なる態様により通信環境の状態を通知することができ、周りのユーザが、どのセキュリティレベルのユーザがネットワーク環境を使用しようとしているかを容易に確認することができる。その結果、第三者に対して不正アクセスを抑止する効果も期待できる。
(携帯情報端末への通信環境状態通知)
前述した通知部33では、マーカ200自身が備える通知手段により、携帯情報端末100がおかれている通信環境の状態をユーザに通知する構成を説明したが、この構成に本発明が限定される者ではない。例えば以下に示す図25のような構成であってもよい。
図25は、本発明の第2の実施形態に係る通信許可範囲内判定の動作例(その2)を示す図である。図25に示す通信システム1では、マーカ200が携帯情報端末100の通信許可範囲内判定を行い、その判定結果に基づき、通知部33が、既にネットワークに参加している携帯情報端末100や100に対して、判定対象の携帯情報端末100がおかれている通信環境の状態通知を指示する。より具体的には、マーカ200が有する通知部33が、判定結果と、ユーザのセキュリティポリシーや携帯情報端末100の使用頻度などに応じて決定した通知パターン(通知方法や通知内容など)を、ネットワーク参加済みの携帯情報端末100や100へ転送し、ユーザへの通知を指示する。その結果、携帯情報端末100や100が、転送された通知パターンに従い、通信環境の状態を通知する。
以上のように通信システム1では、例えば携帯情報端末100の位置が通信許可範囲内であると判断された場合に、その通信環境の状態をネットワークに参加済みの携帯情報端末100に通知する。その結果、既にネットワークに参加しているユーザが、現在ネットワークに参加しようとしているユーザがどのようなユーザか(例えばどのようなセキュリティポリシーが設定されたユーザかなど)を容易に確認できることから、第三者に対して不正アクセスを抑止することができる。
《2.通信許可範囲変更通知》
以下の説明では、通信許可範囲Rを指定するマーカ200が移動した旨を通知する構成について説明する。
<<構成>>
図26は、本発明の第2の実施形態に係る通信環境状態通知機能の構成例(その3)を示す図である。図21を用いて前述した機能構成との違いは、基準位置の変化を検知する基準位置変化検知部35を有し、基準位置変化検知部35による検知結果に基づき、通知部33が、マーカ200が移動した旨の通知を行う点である。基準位置変化検知部35については、第1の実施形態と同様であることから、ここでの説明は省略する。
基準位置変化検知部35は、マーカ200の位置を算出し、算出した位置の座標値が、記憶装置22に格納しておいたマーカ200の基準位置の座標値と一致するか否かの判定結果に基づき、マーカ200が移動したか否かを判定する。すなわち通信許可範囲が変更されたか否かの判定を行う。また基準位置変化検知部35が行うマーカ200の位置の算出については、前述した通信機器位置算出部36などが行う方法を応用することで算出可能である。
図27は、本発明の第2の実施形態に係る通信許可範囲変更通知の動作例を示す図である。例えば図27のように、マーカ200では、自身が移動したことにより、通知部33によって通信許可範囲Rが変化した旨が通知される。また通知方法の変形例として、前述したようにマーカ200が有する通知部33が、既にネットワークに参加している携帯情報端末100に対して、通信許可範囲Rが変化した旨の通知を指示するようにしてもよい。
このように通知部33は、基準位置変化検知部35により検知された検知結果に基づき、マーカ200が移動した旨の通信環境の状態をユーザに通知する。その結果ユーザは、通信許可範囲Rが変更されことを容易に知る。
これまでに説明を行った上記基準位置変化検知部35と通知部33は、他の機能部と同様にマーカ200が備える記憶装置22に格納されたプログラムが、制御装置20によって実行されることで実現される。
<<処理手順>>
以下の説明では、上記通信環境状態通知機能を実現する各機能部の処理について説明を行う。
図28は、本発明の第2の実施形態に係る通信許可範囲変更通知の処理手順例を示すフローチャートである。
マーカ200は、基準位置変化検知部35が、マーカ200自身が格納している基準位置情報61と、通信機器位置算出部36が他のマーカ200から取得した基準位置情報61および算出した携帯情報端末100の位置情報と、検知対象のマーカ200から携帯情報端末100までの距離とに基づき、所定の計算式により検知対象のマーカ200の位置を算出する(ステップS1201)。
続いて基準位置変化検知部35が、記憶装置22に格納しておいた基準位置の座標値と、上記ステップS1201で算出したマーカ200の位置の座標値とを比較することで、マーカ200の位置が変化(移動)したか否かを判定する(ステップS1202)。ステップS1202の判定において、互いの座標値が異なりマーカ200が移動したと判断された場合には(ステップS1202:YES)、通知部33がマーカ200が移動し通信許可範囲Rが変更された旨を、画面表示や音(マーカ200が備えるハードウェア構成に応じた通知方法)によってユーザへ通知する(ステップS1203)。
また基準位置変化検知部35は、ステップS1202の判定において、互いの座標値が一致しマーカ200が移動していないと判断された場合には(ステップS1202:NO)、図28の処理を終了する。
携帯情報端末100は、例えば時計回路(非図示)から得られる時間情報を基に、一定の時間経過ごとの上記処理手順を繰り返し行う(一定の周期で実行する)。
以上のように通信システム1では、例えば悪意の第三者によってマーカ200が移動され通信許可範囲Rが不正アクセス目的で変更された場合であっても、ユーザがその旨を容易に知ることができ、第三者に対しての不正アクセスを抑止することができる。
<まとめ>
以上のように、本発明の第2の実施形態によれば、本実施形態に係る通信システム1は、マーカ200が、他のマーカ200から取得した基準位置情報61とマーカ200から携帯情報端末100までの距離とから所定の計算式により算出した携帯情報端末100の位置と、少なくとも3台のマーカ200で囲まれる通信可能範囲Rとに基づき、携帯情報端末100の位置が通信許可範囲内か否かを判定し、その判定結果に応じて、携帯情報端末100の位置が通信許可範囲内であるときと、通信許可範囲外であるときとで、それぞれの通信環境の状態(通信可能な状態か否か、また通信許可範囲が変更されたか否かなど。)を分かりやすくユーザに伝達するために、予め設定しておいたユーザのセキュリティポリシーや携帯情報端末100の使用頻度などに対応する通知パターンに従って異なる態様の通知を行う。
また、通信システム1は、マーカ200が自身の移動を検知する機能を有し、この機能により検知した検知結果に基づき、マーカ200の位置が変化(移動)したか否か(通信許可範囲が変更されたか否か)を判定し、マーカ200が移動し通信許可範囲Rが変更されたと判断された場合に、その通信環境の状態をユーザに通知する。
これによって通信システム1は、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
ここまで、上記各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記各実施形態に係る通信システム1が有する「通信環境状態通知機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、携帯情報端末100やマーカ200の動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムとしてコンピュータで実行することで実現することができる。よって、上記各実施形態に係るプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体15aに格納することができる。
よって、上記各実施形態に係るプログラムは、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体15aに記憶させることによって、これらの記録媒体15aを読み取り可能な記録メディアドライブ装置15にセットし、記録されたプログラムを読み出すことで、携帯情報端末100にインストールすることができる。また、携帯情報端末100やマーカ200は、ネットワークなどのデータ伝送路に接続可能な通信装置13および21を備えていることから、インターネットなどの電気通信回線を用いてプログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、上記各実施形態では、通信環境の状態通知を携帯情報端末100とマーカ200とに分けて説明したが、これらの通知方法に、本発明が限定されるものではない。例えばネットワーク環境の機密性(セキュリティ)の観点からは、ネットワークに参加しているユーザ全体に通知したい。そのため携帯情報端末100とマーカ200との両方で行った方がよい。またユーザの利便性(ユーザビリティ)の観点からは、対象ユーザにその通信環境の詳細な状態を通知したい。そのため携帯情報端末100によって通知する方がよい。このように、通信環境の状態を通知する目的や用途に応じて、携帯情報端末100とマーカ200との両方で通知するか、携帯情報端末100またはマーカ200のどちらか一方で通知するかを、予め決定しておき、それに従ってユーザへ通知する構成としてもよい。
最後に、上記各実施形態に挙げた形状に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本発明の第1の実施形態に係る通信システムのシステム構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯情報端末とマーカのハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知機能の構成例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る位置算出の動作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信許可範囲内判定の動作例(その1)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知の処理手順例(その1)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る自機位置算出の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る通信許可範囲内判定の動作例(その2)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知の処理手順例(その2)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知機能の構成例(その3)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通知パターン情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知の処理手順例(その3)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知機能の構成例(その4)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信許可範囲内判定の動作例(その4)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知の処理手順例(その4)を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る他機位置算出の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る通信許可範囲内判定の動作例(その4の変形例)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信環境状態通知機能の構成例(その5)を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信許可範囲変更通知の動作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信許可範囲変更通知の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る通信環境状態通知機能の構成例(その1)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信許可範囲内判定の動作例(その1)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信環境状態通知の処理手順例(その1)を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る通信機器位置算出の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る通信許可範囲内判定の動作例(その2)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信環境状態通知機能の構成例(その3)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信許可範囲変更通知の動作例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信許可範囲変更通知の処理手順例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 通信システム
10 制御装置(携帯情報端末側)
11 入力装置
12 出力装置
13 通信装置(携帯情報端末側)
14 記憶装置(携帯情報端末側)
15 記録メディアドライブ装置
20 制御装置(マーカ側)
21 通信装置(マーカ側)
22 記憶装置(マーカ側)
31 自機位置算出部
32 通信許可範囲内判定部
33 通知部
34 他機位置算出部
35 基準位置変化検知部
36 通信機器位置算出部
41 通知パターン情報
51 基準位置情報送信部
61 基準位置情報
100 携帯情報端末(無線通信端末)
200 マーカ(通信制御支援端末)
300 画像形成装置(無線通信機能を有する)
R 通信許可範囲(通信可能領域)

Claims (21)

  1. 当該無線通信端末から通信相手までの距離を測定可能な無線通信端末であって、
    通信許可範囲の基準点を指定する少なくとも3台以上の通信制御支援端末の位置を示す基準位置と、当該無線通信端末から前記通信制御支援端末までの距離とに基づき、当該無線通信端末の位置を算出する自機位置算出手段と、
    前記自機位置算出手段により算出した当該無線通信端末の位置に基づき、当該無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づき、当該無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知する通知手段と、を有し、
    前記通知手段は、
    当該無線通信端末が前記通信許可範囲外に位置すると判定された場合に、当該無線通信端末と前記通信許可範囲との相対的な位置関係を通知することを特徴とする無線通信端末。
  2. 前記通知手段は、
    当該無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かの判定結果を異なる態様で通知することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 前記通知手段は、
    前記判定結果ごとに前記通信環境の状態を通知する通知方法を示す通知パターンに従って通知することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信端末。
  4. 当該無線通信端末は、
    所定の規則により複数の無線通信端末をグループ化した各グループに前記通知パターンが対応付けられた通知パターン情報を保持する保持手段を有し、
    前記通知手段は、
    前記保持手段により保持される通知パターン情報を参照し、当該無線通信端末が属するグループに基づき特定された通知パターンに従って通知することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の無線通信端末。
  5. 前記通知手段は、
    前記通知方法として、画面表示、音、光の少なくとも1つ以上の出力手段を用いて通知することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の無線通信端末。
  6. 前記相対的な位置関係は、当該無線通信端末と前記通信許可範囲との距離及び/又は方向であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の無線通信端末。
  7. 前記方向は、前記通信許可範囲内に他の無線通信端末の位置する方向であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の無線通信端末。
  8. 当該無線通信端末が、
    前記基準位置と、当該無線通信端末から他の無線通信端末までの距離とに基づき、他の無線通信端末の位置を算出する他機位置算出手段を有し、
    前記通知手段は、
    前記判定手段が、前記他機位置算出手段により算出された他の無線通信端末の位置から、他の無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定した判定結果に基づき、他の無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知することを特徴とする請求項1
    ないしのいずれか一項に記載の無線通信端末。
  9. 当該無線通信端末が、
    前記通信制御支援端末が移動し前記基準位置が変化したことを検知する検知手段を有し、
    前記通知手段は、
    前記検知手段による検知結果に基づき、前記通信許可範囲が変更された旨を通知することを特徴とする請求項1ないしのいずれか一項に記載の無線通信端末。
  10. 当該通信制御支援端末から無線通信端末までの距離を測定可能な通信制御支援端末であって、
    通信許可範囲の基準点を指定する当該通信制御支援端末を含む少なくとも3台以上の通信制御支援端末の位置を示す基準位置と、当該通信制御支援端末から前記無線通信端末までの距離とに基づき、前記無線通信端末の位置を算出する通信相手位置算出手段と、
    前記通信相手位置算出手段により算出した無線通信端末の位置に基づき、無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づき、無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知する通知手段と、を有し、
    前記通知手段は、
    前記無線通信端末が前記通信許可範囲外に位置すると判定された場合に、前記無線通信端末と前記通信許可範囲との相対的な位置関係を通知することを特徴とする通信制御支援端末。
  11. 前記通知手段は、
    前記無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かの判定結果を異なる態様で通知することを特徴とする請求項10に記載の通信制御支援端末。
  12. 前記通知手段は、
    前記判定結果ごとに前記通信環境の状態を通知する通知方法を示す通知パターンに従って通知することを特徴とする請求項10または11に記載の通信制御支援端末。
  13. 当該通信制御支援端末は、
    所定の規則により複数の無線通信端末をグループ化した各グループに前記通知パターンが対応付けられた通知パターン情報を保持する保持手段を有し、
    前記通知手段は、
    前記保持手段により保持される通知パターン情報を参照し、前記無線通信端末が属するグループに基づき特定された通知パターンに従って通知することを特徴とする請求項10ないし12のいずれか一項に記載の通信制御支援端末。
  14. 当該通信制御支援端末が、
    自機が移動し前記基準位置が変化したことを検知する検知手段を有し、
    前記通知手段は、
    前記検知手段による検知結果に基づき、前記通信許可範囲が変更された旨を通知することを特徴とする請求項10ないし13のいずれか一項に記載の通信制御支援端末。
  15. 前記通知手段は、
    前記判定手段により判定した無線通信端末がおかれている通信環境の状態を、前記通信許可範囲内に位置する他の無線通信端末に通知することを特徴とする請求項10ないし14のいずれか一項に記載の通信制御支援端末。
  16. 当該無線通信端末から通信相手までの距離を測定可能な無線通信端末と、通信許可範囲の基準点を指定する少なくとも3台以上の通信制御支援端末とから構成される通信システムであって、
    前記基準点を指定する通信制御支援端末の位置を示す基準位置と、前記無線通信端末と前記通信制御支援端末との間の距離とに基づき、前記無線通信端末の位置を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出した前記無線通信端末の位置に基づき、前記無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づき、前記無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知する通知手段と、を有し、
    前記通知手段は、
    前記無線通信端末が前記通信許可範囲外に位置すると判定された場合に、前記無線通信端末と前記通信許可範囲との相対的な位置関係を通知することを特徴とすることを特徴とする通信システム。
  17. 当該無線通信端末から通信相手までの距離を測定可能な無線通信端末における通信環境状態通知方法であって、
    通信許可範囲の基準点を指定する少なくとも3台以上の通信制御支援端末の位置を示す基準位置と、当該無線通信端末から前記通信制御支援端末までの距離とに基づき、当該無線通信端末の位置を算出する算出手順と、
    前記算出手順により算出した当該無線通信端末の位置に基づき、当該無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順による判定結果に基づき、当該無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知する通知手順と、を有し、
    前記通知手段は、
    当該無線通信端末が前記通信許可範囲外に位置すると判定された場合に、当該無線通信端末と前記通信許可範囲との相対的な位置関係を通知することを特徴とする通信環境状態通知方法。
  18. 当該通信制御支援端末から無線通信端末までの距離を測定可能な通信制御支援端末における通信環境状態通知方法であって、
    通信許可範囲の基準点を指定する当該通信制御支援端末を含む少なくとも3台以上の通信制御支援端末の位置を示す基準位置と、当該通信制御支援端末から前記無線通信端末までの距離とに基づき、前記無線通信端末の位置を算出する算出手順と、
    前記算出手順により算出した無線通信端末の位置に基づき、無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順による判定結果に基づき、無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知する通知手順と、を有し、
    前記通知手段は、
    前記無線通信端末が前記通信許可範囲外に位置すると判定された場合に、前記無線通信端末と前記通信許可範囲との相対的な位置関係を通知することを特徴とする通信環境状態通知方法。
  19. 当該無線通信端末から通信相手までの距離を測定可能な無線通信端末における通信環境状態通知プログラムであって、
    コンピュータを、
    通信許可範囲の基準点を指定する少なくとも3台以上の通信制御支援端末の位置を示す基準位置と、当該無線通信端末から前記通信制御支援端末までの距離とに基づき、当該無線通信端末の位置を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出した当該無線通信端末の位置に基づき、当該無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づき、当該無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知する通知手段として機能させ
    前記通知手段は、
    当該無線通信端末が前記通信許可範囲外に位置すると判定された場合に、当該無線通信端末と前記通信許可範囲との相対的な位置関係を通知する通信環境状態通知プログラム。
  20. 当該通信制御支援端末から無線通信端末までの距離を測定可能な通信制御支援端末における通信環境状態通知プログラムであって、
    コンピュータを、
    通信許可範囲の基準点を指定する当該通信制御支援端末を含む少なくとも3台以上の通信制御支援端末の位置を示す基準位置と、当該通信制御支援端末から前記無線通信端末までの距離とに基づき、前記無線通信端末の位置を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出した無線通信端末の位置に基づき、無線通信端末が前記通信許可範囲内に位置するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づき、無線通信端末がおかれている通信環境の状態を通知する通知手段として機能させ
    前記通知手段は、
    前記無線通信端末が前記通信許可範囲外に位置すると判定された場合に、前記無線通信端末と前記通信許可範囲との相対的な位置関係を通知する通信環境状態通知プログラム。
  21. 請求項19または20に記載の通信環境状態通知プログラムが記録された記録媒体。
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