JP5153597B2 - チップ用保護膜形成用シートおよび保護膜付半導体チップ - Google Patents
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Description
[1]剥離シートと、該剥離シートの剥離面上に形成された保護膜形成層とを有し、該保護膜形成層が、(メタ)アクリロイルモルフォリンに由来する構成単位を有するアクリル共重合体(A)、エポキシ系熱硬化樹脂(B)および熱硬化剤(C)を含有する保護膜形成用組成物からなることを特徴とするチップ用保護膜形成用シート。
[4]前記保護膜形成用組成物が、さらに顔料および染料の何れか一方または双方を含有することを特徴とする前記[1]〜[3]の何れかに記載のチップ用保護膜形成用シート。
また、本発明によれば、半導体チップ裏面に上記保護膜が形成された保護膜付半導体チップ(特に、いわゆるフェースダウン方式で実装される半導体チップ)が提供される。
〔チップ用保護膜形成用シート〕
本発明に係るチップ用保護膜形成用シート10は、図1(a)に示すように、(第1の)剥離シート1と、該剥離シート1の剥離面上に形成された保護膜形成層2とを有し、該保護膜形成層が、(メタ)アクリロイルモルフォリンに由来する構成単位を有するアクリル共重合体(A)、エポキシ系熱硬化樹脂(B)および熱硬化剤(C)を含有する保護膜形成用組成物からなることを特徴とする。
する。
上記剥離シートとしては、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリブテンフィルム、ポリブタジエンフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、塩化ビニル共重合体フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリウレタンフィルム、エチレン酢酸ビニルフィルム、アイオノマー樹脂フィルム、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体フィルム、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフィルム、フッ素樹脂フィルム、液晶ポリマーフィルムが挙げられる。
本発明において、図1(b)に示すように、第2の剥離シート3を、保護膜形成層2の第1の剥離シート1と接する面の反対側の面上に形成してもよい。これにより、チップ用保護膜形成用シート10’が半導体ウエハに貼付される以前において、保護膜形成層2の表面が保護される。
上記保護膜形成層は、(メタ)アクリロイルモルフォリンに由来する構成単位を有するアクリル共重合体(A)、エポキシ系熱硬化樹脂(B)および熱硬化剤(C)を含有する保護膜形成用組成物からなる。また、前記保護膜形成用組成物または保護膜形成層の各種物性を改良するため、必要に応じて他の成分を配合してもよい。
≪アクリル共重合体(A)≫
アクリル共重合体(A)は、(メタ)アクリロイルモルフォリンに由来する構成単位を有するアクリル共重合体であり、好ましくは(メタ)アクリロイルモルフォリンに由来する構成単位と、(メタ)アクリル酸エステルおよびその誘導体(ただし、(メタ)アクリ
ロイルモルフォリンを除く。)から選択される1種または2種以上の単量体に由来する構成単位とを有するアクリル共重合体である。ここで、(メタ)アクリロイルとは、アクリロイルおよびメタクリロイルの少なくとも一方を指す。
(メタ)アクリル酸シクロアルキルエステル、(メタ)アクリル酸ベンジルエステル、イソボルニルアクリレート、ジシクロペンタニルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、イミドアクリレートなどの環状骨格を有する(メタ)アクリル酸エステル;
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレートなどのアルキル基の炭素数が1〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステル;
(メタ)アクリル酸、イタコン酸が挙げられる。
アクリル共重合体(A)における(メタ)アクリロイルモルフォリンに由来する構成単位の含有量の合計は、10重量%以上90重量%以下が好ましく、15重量%以上85重量%以下がより好ましく、20重量%以上80重量%以下がさらに好ましく、35重量%以上75重量%以下が特に好ましい。このようなアクリル共重合体(A)を用いることにより、チップを破損することなくピックアップすることが可能な保護膜を形成でき、また厳しい熱湿条件下に曝された場合であっても高い信頼性を有する半導体装置を製造可能な、チップ用保護膜形成用シートを提供できる。特に、(メタ)アクリロイルモルフォリンに由来する構成単位の含有量の合計が多いアクリル共重合体(A)を用いることで、剥離力が軽くピックアップ性に特に優れる保護膜を形成可能な、チップ用保護膜形成用シートを提供できる。
施例での測定条件下で測定される場合の値である。
従来技術においては、保護膜付半導体チップにおける、保護膜のそりを低減することが課題となっていた。ここで、保護膜形成用組成物における熱可塑性成分であるアクリル共重合体の配合量を単に増加すると、チップ用保護膜形成用シートが柔軟になり過ぎ、該シートの抗折強度が低下する、あるいは保護膜の耐熱性に劣ることがある。また、裏面に保護膜形成層または保護膜が形成された半導体ウエハを個片化してチップを得る際に、ダイシングテープなどの接着シートからのチップのピックアップ性が低下することがある。
すなわち、本発明に係るチップ用保護膜形成用シートを用いることにより、ピックアップ性に優れる保護膜形成層または保護膜をチップ裏面に形成できる。さらに、前記シートを用いて製造された、保護膜付半導体チップ(特に、いわゆるフェースダウン方式で実装される半導体チップ)を実装した半導体装置は、厳しいリフロー条件に曝された場合であっても高い信頼性を有する。
エポキシ系熱硬化樹脂(B)(以下、「エポキシ樹脂(B)」ともいう。)は、保護膜形成用組成物の接着性や硬化性を調整するために用いられる。エポキシ樹脂(B)としては、例えば、ビスフェノールAジグリシジルエーテルおよびその水添物、下記式(1)で表されるクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、下記式(2)で表されるジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、下記式(3)で表されるビフェニル型エポキシ樹脂、下記式(4)で表されるビフェニル化合物などの、分子中に2つ以上の官能基(エポキシ基)を有するエポキシ化合物が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種類以上を併用してもよい。
上記保護膜形成用組成物において、該組成物の製膜性、ならびに硬化後の保護膜形成層
(保護膜)の強度および耐湿熱性(信頼性)の観点から、エポキシ樹脂(B)は、アクリル共重合体(A)100重量部に対して1〜1000重量部含まれることが好ましく、3〜500重量部含まれることがより好ましく、5〜200重量部含まれることがさらに好ましい。
本発明において、熱硬化剤(C)はエポキシ樹脂(B)を硬化させるために用いられる。熱硬化剤(C)としては、エポキシ基と反応し得る官能基を1分子中に2個以上有する化合物が挙げられ、その官能基としては、例えば、フェノール性水酸基、アルコール性水酸基、アミノ基、カルボキシル基、酸無水物基が挙げられる。これらの中では、フェノール性水酸基、アミノ基および酸無水物基が好ましく、フェノール性水酸基およびアミノ基がより好ましい。
上記保護膜形成用組成物において、熱硬化剤(C)は、エポキシ樹脂(B)100重量部に対して0.1〜500重量部含まれることが好ましく、1〜200重量部含まれることがより好ましい。熱硬化剤(C)の含有量が過小であると、保護膜形成用組成物の硬化不足で充分な接着力を有する保護膜が得られないことがあり、過大であると、該組成物の吸湿率が高まり半導体装置の信頼性が低下することがある。
上記保護膜形成用組成物には、該組成物または保護膜形成層の各種物性を改良するため、必要に応じて、硬化促進剤(D)、カップリング剤(E)、架橋剤(F)、無機充填材(G)、顔料(H1)、染料(H2)、他の添加剤(I)などの各種添加剤を配合してもよい。
保護膜形成用組成物の硬化速度を調整するために、硬化促進剤(D)を用いてもよい。
硬化促進剤(D)としては、例えばエポキシ基とフェノール性水酸基やアミノ基などとの反応を促進し得る化合物が挙げられ、具体的には、トリエチレンジアミン、ベンジルジメチルアミン、トリエタノールアミン、ジメチルアミノエタノール、トリス(ジメチルアミノメチル)フェノールなどの3級アミン類;2−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4−メチルイミダゾール、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾールなどのイミダゾール類;トリブチルホスフィン、ジフェニルホスフィン、トリフェニルホスフィンなどの有機ホスフィン類;テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレート、トリフェニルホスフィンテトラフェニルボレートなどのテトラフェニルボロン塩が挙げられる。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
保護膜形成用組成物の、半導体ウエハなどの被着体に対する接着性および密着性を向上させるために、カップリング剤(E)を用いてもよい。また、カップリング剤(E)を用いることで、保護膜形成用組成物を硬化して得られる硬化物の耐熱性を損なうことなく、その耐水性を向上させることができる。
−架橋剤(F)−
保護膜形成用組成物の初期接着力および凝集力を調整するために、架橋剤(F)を用いてもよい。架橋剤(F)としては、例えば、有機多価イソシアナート化合物、有機多価イミン化合物が挙げられる。
ート、ジフェニルメタン−2,4'−ジイソシアナート、3−メチルジフェニルメタンジ
イソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、ジシクロヘキシルメタン−4,4'−ジイソシアナート、ジシクロヘキシルメタン−2,4'−ジイソシアナート、リジンイソシアナートが挙げられる。
保護膜形成層を加熱硬化して得られる保護膜表面の印字性能を向上させる、あるいは保
護膜形成用組成物の熱膨張係数を調整するために、無機充填材(G)を用いてもよい。チップまたは金属フレームもしくは有機基板の熱膨張係数に対し、無機充填材(G)を保護膜形成用組成物に配合して、硬化後の保護膜形成層(保護膜)の熱膨張係数を最適化することで、半導体装置の信頼性を向上させることができる。また、硬化後の保護膜形成層の吸湿率を低減させることも可能となる。
上記保護膜形成用組成物は、顔料(H1)および染料(H2)の何れか一方または双方を含有していてもよい。このような成分を配合して上記保護膜形成層を加熱硬化して得られる保護膜を着色すると、該保護膜の外観の向上が図られる。また、保護膜表面の印字性能が向上する。
観点から、0.1μm以下であることが好ましい。また、顔料(H1)および染料(H2)において、Na+、Cl-などのイオン性不純物はできるだけ少ないことが好ましい。
上記保護膜形成用組成物には、上記の他に、必要に応じて他の添加剤(I)が配合されてもよい。例えば、硬化後の保護膜形成層(保護膜)の可とう性を保持するため、可とう性成分を配合することができる。前記可とう性成分は、常温および加熱下で可とう性を有する成分である。
本発明に係るチップ用保護膜形成用シートは、剥離シートの剥離面上に、上記保護膜形成用組成物をロールナイフコーター、グラビアコーター、ダイコーター、リバースコーターなどの一般に公知の方法に従って、直接または転写によって塗工し、乾燥させて保護膜形成層を形成することによって得ることができる。なお、上記保護膜形成用組成物は、必要に応じて、溶剤に溶解または分散させて塗布することができる。
図2に示すように、本発明に係る保護膜付半導体チップ11は、裏面に保護膜5が形成された半導体チップ4であって、該保護膜5が、上記保護膜形成用組成物からなる保護膜形成層を加熱硬化して得られる保護膜であることを特徴とする。
上記保護膜または保護膜形成層の全光線透過率は、好ましくは30%以下、より好ましくは20%以下である。全光線透過率は、例えば、保護膜形成用組成物における顔料(H1)および染料(H2)の含有量を増減することにより調整できる。
印字の手段としては、例えば、レーザーマーキング法が挙げられる。使用するレーザーの種類としては、例えば、炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、高周波YAGレーザー、エキシマレーザーが挙げられ;マーキング方式としては、例えば、スキャン式、マスク式が挙げられる。上記したように保護膜には、使用するレーザーの波長に合わせて、その波長に吸収を有する顔料および染料が配合されていることが好ましい。
上記保護膜付半導体チップは、例えば、以下のようにして製造することができる。
表面に回路が形成された半導体ウエハの裏面と、本発明に係るチップ用保護膜形成用シートの保護膜形成層とが接するように、該ウエハに該シートを貼付した後、以下の工程(1)〜(3)を任意の順で行って、裏面に保護膜が形成された半導体チップ(すなわち、保護膜付半導体チップ)を得る、保護膜付半導体チップの製造方法;
工程(1):加熱により保護膜形成層を硬化、
工程(2):保護膜形成層と剥離シートとを剥離、
工程(3):半導体ウエハおよび保護膜形成層を回路毎にダイシング。
〔ピックアップ性の評価〕
(1)保護膜付半導体チップの製造
実施例または比較例で得られたチップ用保護膜形成用シートから第2の剥離シートを剥離した。次いで、#2000研磨したシリコンウエハ(200mm径、厚み280μm)の研磨面と、前記チップ用保護膜形成用シートの保護膜形成層とが接するように、該シートを70℃に加熱しながら、テープマウンター(リンテック社製、Adwill RAD3500F/8DBS)により該ウエハに貼付した。
次いで、保護膜付半導体ウエハの保護膜側にダイシングテープ(リンテック株式会社製Adwill D−676)を貼付し、ダイシング装置(株式会社ディスコ製、DFD651)を使用して該ウエハを3mm×3mmサイズにダイシングすることで、保護膜付半導体チップを得た。
上記(1)で得られた個片化された保護膜付半導体チップが載置されたダイシングテープに対して、紫外線照射装置(リンテック社製、Adwill RAD2000)にてダイシングテープ側から紫外線を照射(照度340mW/cm2、光量200mJ/cm2)した後に、ダイボンダー(キャノンマシナリー製BESTEM−D02)を用いて、5ピン、突き上げ量600μm、突き上げスピード10mm/sの条件で該チップを25個突き上げ、チップが取り上げられずに装置が停止する、チップが破損するなどの不良が発生せずに、チップを基板に載置できた個数を求めた。
上記(1)で得られたダイシングテープを貼付する前の保護膜付半導体ウエハの保護膜側に、25mm×250mmのサイズのダイシングテープ(リンテック株式会社製Adwill D−676)を2kgの荷重で貼付し、紫外線照射装置(リンテック社製、Adwill RAD2000)にてダイシングテープ側から紫外線を照射(照度340mW/cm2、光量200mJ/cm2)した。次いで、万能型引張試験機(オリエンテック社製、テンシロンUTM−4−100)を用いて、剥離角度180°、剥離速度300mm/minにてダイシングテープを前記ウエハの保護膜から剥離し、そのときの剥離力を測定した。
上記(1)で得られた個片化された保護膜付半導体チップを用いた。この保護膜付半導体チップ25個を冷熱衝撃装置(ESPEC(株)製、TSE−11A)内に設置し、(i)−65℃(保持時間:20分)→(ii)150℃(保持時間:20分)→(i)…のサイクル((i)→(ii))を1000回繰り返した。
た。
上記(1)で得られた個片化された保護膜付半導体チップを用いた。YAGレーザーマーカー(日立建機ファインテック(株)製、LM5000)を用いて、縦400μm、横200μmの文字を前記保護膜付半導体チップの保護膜表面に印字し、CCDカメラを用いて、印字された文字が読み取れるか否かを確認した。
○:読み取れる。
×:読み取れない。
実施例または比較例で得られたチップ用保護膜形成用シートから第1の剥離シートおよび第2の剥離シートを剥離した後、UV−visスペクトル検査装置((株)島津製作所製)を用いて、厚み25μmの保護膜形成層の190〜3100nmでの全光線透過率を測定し、透過率の最も高い値を最大透過率とした。
保護膜形成用組成物を構成する各成分は下記の通りである。
なお、アクリル共重合体(A)の重量平均分子量は下記方法で測定した。
測定方法:ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)法
標準物質:ポリスチレン標準
装置:東ソー社製GELPERMEATION CHROMATOGRAPH
カラム:東ソー社製TSK−GEL GMHXL 7.8×300mm
溶媒:THF
濃度:1%
注入量:80μm
流速:1.0ml/min
≪アクリル共重合体(A)≫
単量体としてブチルアクリレート45g、アクリロイルモルフォリン40g、2−ヒドロキシエチルアクリレート15g;重合開始剤としてα,α'−アゾビスイソブチロニト
リル0.2g;溶剤としてトルエン60g、酢酸エチル60gを混合し、60℃、24時間窒素雰囲気下で攪拌することで、アクリル共重合体(A)−1を得た。また、アクリル共重合体(A)−2、(A)−3、(A)−4、(A)−5および(A)−6も、以下のような単量体比率としたこと以外は、アクリル共重合体(A)−1と同様にして得た。
(A)−2:ブチルアクリレート/アクリロイルモルフォリン/メチルアクリレート/2−ヒドロキシエチルアクリレート(30/30/25/15重量%)からなるアクリル共重合体(重量平均分子量約50万、Tg9℃)
(A)−3:ブチルアクリレート/アクリロイルモルフォリン/メチルアクリレート/2−ヒドロキシエチルアクリレート(10/10/65/15重量%)からなるアクリル共重合体(重量平均分子量約50万、Tg7℃)
(A)−4:2−エチルヘキシルアクリレート/アクリロイルモルフォリン/2−ヒドロキシエチルアクリレート(25/70/5重量%)からなるアクリル共重合体(重量平均分子量約50万、Tg50℃)
(A)−5:メチルアクリレート/2−ヒドロキシエチルアクリレート(85/15重量%)からなるアクリル共重合体(重量平均分子量約50万、Tg6℃)
(A)−6:ブチルアクリレート/アクリルアミド/2−ヒドロキシエチルアクリレート(45/40/15重量%)からなるアクリル共重合体(重量平均分子量約50万、Tg−1℃)
≪エポキシ樹脂(B)≫
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジン(株)製 エピコート828、エポキシ当量180−200g/eq)
≪熱硬化剤(C)≫
ノボラック型フェノール樹脂(昭和高分子株式会社 ショウノールBRG−556、フェノール性水酸基当量104g/eq)
≪硬化促進剤(D)≫
2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール
(四国化成工業株式会社(株)製 キュアゾール2PHZ)
≪カップリング剤(E)≫
シランカップリング剤(信越化学工業株式会社製 KBM403)
≪無機充填材(G)≫
溶融石英フィラー(平均粒径8μm)と合成シリカフィラー(平均粒径0.5μm)との、重量比(溶融石英フィラー:合成シリカフィラー)9:1の混合物
≪顔料(H1)≫
カーボンブラック(三菱化学(株)製 MA−600、平均粒径28nm)
[実施例および比較例]
表1に記載の組成の保護膜形成用組成物を使用した。表1中、数値は固形分換算の重量部を示す。表1に記載の組成の保護膜形成用組成物をシリコーン処理された第1の剥離シート(リンテック(株)製SP−PET3811(S)、厚み:38μm)上に、保護膜形成層の乾燥後厚みが25μmになるように塗布、乾燥(乾燥条件:オーブンにて100℃、1分間)した。さらに、前記保護膜形成層上にシリコーン処理された第2の剥離シート(リンテック(株)製SP−PET3811(S)、厚み:38μm)を貼付することで、チップ用保護膜形成用シートを得た。
2・・・・保護膜形成用組成物からなる保護膜形成層
3・・・・第2の剥離シート
4・・・・半導体チップ
5・・・・保護膜形成層を加熱硬化して得られる保護膜
10・・・チップ用保護膜形成用シート
10’・・チップ用保護膜形成用シート
11・・・保護膜付半導体チップ
Claims (6)
- 剥離シートと、該剥離シートの剥離面上に形成された保護膜形成層とを有し、
該保護膜形成層が、(メタ)アクリロイルモルフォリンに由来する構成単位を有するアクリル共重合体(A)、エポキシ系熱硬化樹脂(B)および熱硬化剤(C)を含有する保護膜形成用組成物からなることを特徴とするチップ用保護膜形成用シート。 - 前記保護膜形成用組成物において、前記アクリル共重合体(A)における(メタ)アクリロイルモルフォリンに由来する構成単位の含有量の合計が、10重量%以上90重量%以下であることを特徴とする請求項1に記載のチップ用保護膜形成用シート。
- 前記保護膜形成用組成物が、さらに無機充填材を含有することを特徴とする請求項1または2に記載のチップ用保護膜形成用シート。
- 前記保護膜形成用組成物が、さらに顔料および染料の何れか一方または双方を含有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のチップ用保護膜形成用シート。
- さらに、前記保護膜形成層の前記剥離シートと接する面の反対側の面上に形成された第2の剥離シートを有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のチップ用保護膜形成用シート。
- 半導体チップ裏面に保護膜が形成された保護膜付半導体チップであって、該保護膜が、(メタ)アクリロイルモルフォリンに由来する構成単位を有するアクリル共重合体(A)、エポキシ系熱硬化樹脂(B)および熱硬化剤(C)を含有する保護膜形成用組成物からなる保護膜形成層を加熱硬化して得られる保護膜であることを特徴とする保護膜付半導体チップ。
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