JP5165433B2 - 貨幣取引処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は顧客と行員が共用できるタイプの貨幣取引処理装置に関し、特に、入金処理を行う者が行員か顧客かによって入金の在高計上処理を変えることが可能な貨幣取引処理装置に関する。
従来、一つの入金口を設け、この入金口から行員と顧客の両方が入金して使用する顧客行員共用型の窓口用自動取引装置(出納機)があった(特許文献1又は特許文献2参照)。このような装置の場合、行員が入金する場合も顧客が入金する場合においても処理に違いは無く、いずれにしても入金されるとその出納機の在高として即時に計上されていた。
しかしながら、この装置による入金処理を行う場合、入金口に投入された現金は、顧客が入金する場合も行員が入金する場合も同様の処理がなされており、行員が入金する場合は現金のみであるので、そのまま入金処理をして出納機の在高として計上しても問題は無いのであるが、顧客が入金処理を行う場合、現金のみを入金する場合だけでなく、現金と小切手などの非現金も併せて入金する場合がある。
この場合、最終的には出納機には現金と小切手が収納され、在高もその合計が計上されるのであるが、出納機の入金口から投入できるのは現金だけであり、顧客の入金処理時にそのまま在高計上までの処理を行ってしまうと、窓口でテラーが受け付けた非現金の金額と出納機から入金した現金との合計を顧客単位で後から確認することが困難となってしまう。このためには、顧客が出納機から入金した現金の在高計上は、非現金の在高計上を行うときまで保留状態にしておく必要がある。このため、入金者が顧客か行員かによって入金の在高計上処理を異ならせる必要があった。
特公平8−31168号公報 特開20008−9672号公報
本発明は上述のような事情に鑑み為されたものであり、入金処理を行う者によって入金された金額(現金)の在高計上処理を異ならせることが可能な貨幣取引処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、入金処理を行う者が行員か顧客かによって入金の在高計上処理を変えることが可能な貨幣取引処理装置に関し、本発明の上記目的は、金融営業店に設置され、顧客と行員が共用可能な貨幣取引処理装置であって、貨幣の入出金口である貨幣入出金口と、取引に関する入力操作を行う取引入力操作手段と、操作者が顧客か行員かの判別を行う操作者判別手段と、前記貨幣入出金口に投入される貨幣を受け入れて識別計数を行う識別計数手段と、前記識別計数された貨幣を収納する収納部と、少なくとも前記収納部に収納された貨幣の入金額が、入金取引ごとに発行される受付番号と関連付けられて格納される記憶手段と、前記入金取引の完了時に、前記受付番号を印字したレシートを発行するとともに、前記受付番号と前記入金額を関連付けてジャーナル印字するレシート/ジャーナル処理部と、前記各部又は手段を所定のプログラムに基づいて制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記操作者判別手段において操作者が顧客であると判別された場合に、前記入金額に保留情報を付加して前記受付番号と関連付けて前記記憶手段に格納するとともに、前記取引入力操作手段から入力された前記ジャーナル印字された受付番号及び入金額と、前記記憶手段に記憶されている前記受付番号に対応する入金額とを比較し、一致したときに、前記記憶手段に記憶されている入金額を在高計上処理するとともに前記保留情報を解除するように制御することを特徴とする貨幣取引処理装置によって達成される。
また、本発明の上記目的は、前記保留情報がマイナス符号であり、前記記憶手段に格納されたマイナス符号が付された入金額と、前記取引入力操作手段から入力された前記入金額との和がゼロであるときに、双方の入金額が一致したものと判定して前記在高計上処理を行うことを特徴とする前記貨幣取引処理装置によって効果的に達成される。
本発明に係る貨幣取引処理装置によれば、顧客が行った現金による入金処理の在高計上を自動的に保留状態にしておくことができるので、窓口で受け付けた非現金の入金額と出納機から入金した現金との合計を後から確認して、在高計上処理を行うことが可能となり、違算等のミスを防止することが可能となる。
以下に、本発明に係る貨幣取引処理装置について、図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る顧客と行員が共用できるタイプの貨幣取引処理装置100の実施形態の一例を示す外観図である。
貨幣取引処理装置100の構成は図1に示すようになっており、装置手前側(行員側)の上部には、硬貨や紙幣を入出金するために開閉するシャッタが設けられた包装硬貨出金口101,バラ紙幣入出金口102,束紙幣出金口103,バラ硬貨入出金口107が設けられており、各入出金口に対応して包装硬貨出金部111、バラ紙幣入出金部112、束紙幣出金部113,バラ硬貨入出金部117が装置内部に設けられている。
また、装置上部の左側には、タッチパネル形式の顧客側操作表示部104が設けられており、図示しないカード処理部105が設けられている。さらに、装置右側には行員用の表示部104aと操作部104bが設けられており、表示部104aにはカード処理部105が設けられている。
図2は貨幣取引処理装置100の内部構成例を示しており、CPU等で成る制御部200がROM210に格納された制御プログラムに従って全体を制御するようになっており、制御部200には装置に投入された貨幣(紙幣及び硬貨)を1枚ずつ繰り出して搬送する繰出搬送部110と、繰り出された貨幣を識別して計数し金額を算出する識別計数部120と、計数の終了した貨幣を一時的に保持する一時保留部130と、入金データ等を一時記憶する一時メモリ220が接続され、更に操作表示部104(行員側は表示部104aと操作部104bに分かれている。)、カード処理部105が顧客用、行員用として設けられている。また、図1では図示していなかったレシート/ジャーナル処理部106も接続されている。
また、制御部200には、包装硬貨出金部111、バラ紙幣入出金部112、束紙幣出金部113、バラ硬貨入出金部117が接続されている。なお、制御部200に接続された記憶部150には金額の確定した収納済の入金データが格納される。
請求項1の貨幣入出金口はバラ紙幣用の入出金口102とバラ硬貨用の入出金口107とを合わせたものである。また、取引操作入力手段は操作表示部104、操作者判別手段はカード処理部105にそれぞれ対応している。
図3は、本発明に係る貨幣取引処理装置100による入金処理の手順の一例を示すフローチャートであり、この図に基づいて説明する。
まず、入金処理を行おうとする者が自分の識別情報が格納されたカードをいずれかのカード処理部105に挿入すると、カード処理部105が入金者の識別情報を読み取る(ステップS1)。次に入金者が現金を入出金口102及び107に投入すると、識別計数され、金額が算出され一時記憶されるとともに、現金は一時保留部に保持される(ステップS2)。このとき、操作表示部104の画面には、例えば図4(これは顧客用の画面の例であるが、行員用の画面は例示を省略)に示すような表示がなされる。入金者が金額を確認し、合っていれば確認ボタンを押すと、計数金額が確定し、現金は一時保留部からそれぞれの収納先(紙幣であればバラ紙幣入出金部112、硬貨であればバラ硬貨入出金部117)に収納される。
このとき、もし入金者が行員であれば(ステップS3で“NO”の場合)、後で非現金による入金との合計の確認の必要もないので、そのまま在高計上処理がなされ(ステップS4)、入金処理が完了する。
一方、入金者が顧客である場合(ステップS3で“YES”の場合)は、記憶部150の所定のエリア(図5の“一括2”)に入金額117,992円にマイナスの符号を付けて格納される(ステップS5)。このマイナスの符号を付けるのは、このデータが在高計上されていない保留状態であることを示すためであり、適当なフラグを付すことで保留しても構わない。なお、このデータは適当な受付番号と関連付けられて記憶され、その受付番号が印字されたレシートが印刷され(ステップS6)、レシート/ジャーナル処理部106から出力され、顧客がこれを受け取る。さらに前記受付番号と入金額とが関連付けられてジャーナル印字される(ステップS7)。なお、この入金額の情報を貨幣取引処理装置100と接続された窓口プリンタ(図示せず)に送って印字するようにしてもよい。こうすることにより、顧客が窓口で通帳の更新をしたり、小切手等の非現金による入金を行ったりする場合、貨幣取引処理装置100で入金した金額を、顧客の持参したレシートの受付番号と窓口プリンタに印字された受付番号との照合を行うことによって確認することができるからである。
在高計上処理の保留データの格納エリアの設定は、例えば、図6のような初期設定画面の「30.顧客入金明細 一括(1〜8)」において指定される。これは行員が行う。
次に、顧客が入金し、在高計上処理が保留されたデータの在高計上処理について、図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理は顧客の入金が行われない時間帯、一般的には営業終了後の締め上げ時に、行員によって行われるものである。
まず、貨幣取引処理装置100の(図示しない)処理メニューから在高計上処理を選択する(ステップS11)。在高計上処理を行う入金取引の受付番号を入力し(ステップS12)、保留されている金額データを一時メモリに呼び出す(ステップS13)。
なお、この作業にあたっては、行員は予めジャーナル印字されている受付番号と入金額のリストを用意しておく。
次に、ジャーナル印字されたレシートに記載されている当該受付番号に対応する金額データを入力する(ステップS14)。保留されている金額(マイナス)と入力された金額との合計を計算し、これがゼロ(0円)になれば(ステップS15で“YES”の場合)確認ができたことになるので、保留金額のマイナス符号をプラスに変更して、在高に計上する(ステップS16)。もし、これがゼロ(0円)にならなければ(ステップS15で“NO”の場合)金額の打ち込みミスであるので、受付番号と金額を再確認して、金額を再入力する(ステップS14)。ここで行員が入力する金額データはあくまでも確認のためであり、実際に在高計上されるのは保留されている金額データであるから、行員が金額データの入力を間違えても在高が狂うことはない。
なお、保留金額にマイナス符号を付けずに、フラグを付した場合は、入力した金額データと保留データとの差を計算し、これがゼロになったときにフラグを解除し、保留金額データを在高に計上するようにしてもよい。
上記説明において、入金者の識別をカードに格納された識別情報の読み取りによって行っているが、本発明はこれに限られるものではなく、操作表示部104から識別情報(ID番号、名前等)を直接入力してもよいし、指紋や虹彩等のバイオメトリクス情報を用いた本人識別を行ってもよい。
本発明に係る貨幣取引処理装置の実施形態の一例を示す外観図である。 本発明に係る貨幣取引処理装置の内部構成例を示す図である。 本発明に係る貨幣取引処理装置による入金処理の手順の一例を示すフローチャートである。 顧客の入金画面の一例を示すものである。 記憶部のデータ格納エリアを表示した画面の一例である。 初期設定画面の一例を示す図である。 在高計上処理が保留されたデータの在高計上処理のフローチャートの一例を示すものである。
符号の説明
100 貨幣取引処理装置
102 バラ紙幣入出金口(貨幣入出金口)
104 操作表示部(取引入力操作手段)
105 カード処理部(操作者判別手段)
106 レシート/ジャーナル処理部
107 バラ硬貨入出金口(貨幣入出金口)
112 バラ紙幣入出金部(収納部)
117 バラ硬貨入出金部(収納部)
120 識別計数部(識別計数手段)
150 記憶部(記憶手段)
200 制御部
210 ROM

Claims (4)

  1. 金融営業店に設置され、顧客と行員が共用可能な貨幣取引処理装置であって、
    貨幣の入出金口である貨幣入出金口と、
    取引に関する入力操作を行う取引入力操作手段と、
    操作者が顧客か行員かの判別を行う操作者判別手段と、
    前記貨幣入出金口に投入される貨幣を受け入れて識別計数を行う識別計数手段と、
    前記識別計数された貨幣を収納する収納部と、
    少なくとも前記収納部に収納された貨幣の入金額が、入金取引ごとに発行される受付番号と関連付けられて格納される記憶手段と、
    前記入金取引の完了時に、前記受付番号を印字したレシートを発行するとともに、前記受付番号と前記入金額を関連付けてジャーナル印字するレシート/ジャーナル処理部と、
    前記各部又は手段を所定のプログラムに基づいて制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記操作者判別手段において操作者が顧客であると判別された場合に、前記入金額に保留情報を付加して前記受付番号と関連付けて前記記憶手段に格納するとともに、
    前記取引入力操作手段から入力された前記ジャーナル印字された受付番号及び入金額と、前記記憶手段に記憶されている前記受付番号に対応する入金額とを比較し、一致したときに、前記記憶手段に記憶されている入金額を在高計上処理するとともに前記保留情報を解除するように制御することを特徴とする貨幣取引処理装置。
  2. 前記保留情報が、マイナス符号またはフラグである請求項1に記載の貨幣取引処理装置。
  3. 前記保留情報がマイナス符号であり、前記記憶手段に格納されたマイナス符号が付された入金額と、前記取引入力操作手段から入力された前記入金額との和がゼロであるときに、双方の入金額が一致したものと判定して前記在高計上処理を行うことを特徴とする請求項2に記載の貨幣取引処理装置。
  4. 前記操作者判別手段において操作者が行員であると判別された場合には、前記入金額を保留せずにそのまま在高計上処理するように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の貨幣取引処理装置。
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