JP5183231B2 - 映像再生装置及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、元映像をトリック(早送り、スロー)再生する画像再生装置に関するものである。
近年になり、動画応答改善などを目的として、高フレームレートでの表示が可能なテレビが製品化されている。DVDプレイヤーなどの再生機器から入力された60fps(Frame Per Second)の映像信号を、テレビに内蔵されたフレーム補間器により120fpsの映像信号に変換し、画面に表示するものである。
DVD等に記録された映像信号をトリック再生する際に、DVDプレイヤーは、早送り再生であればフレームの間引きによってフレームレートを調整し、またスロー再生であればフレームの二度書きによってフレームレートを調整する。これにより、等倍速再生であるかトリック再生であるかによらず、固定されたフレームレートでの出力が可能となり、表示機器を選ぶことなく再生・表示が可能となる。
下記特許文献1では、早送り再生モードやスロー再生モードにおいて、デコード処理速度を変更し、異なるフレームレートでVRAMを書き換える画像表示システムが記載されている。
下記特許文献2では、トリック再生に応じて、ディスプレイスキャンモードを切り替える表示方法が記載されている。
特開2001−054066号公報 特表2007−528012号公報
しかしながら、従来のトリック再生手法では、高フレームレート再生が可能な再生機器からの映像を、高フレームレート表示が可能な表示機器で表示する場合においては、トリック再生時の表示映像が必ずしも高画質な映像とはならない場合があった。
図11に、従来の2倍速早送り再生時の機器設定と、フレームレートの遷移を示す。DVDディスクに記録された60fpsの元映像データはDVD再生部3で2倍速早送り再生され、120fpsの再生映像データとなる。送信部6からの出力映像フレームレートは通常60fpsで固定されるため、二度書き・間引き器5にて間引きされて出力される。テレビ31の受信部32で受信された60fpsの入力映像データは、フレーム補間器34で120fpsへとフレームレート変換され、映像表示される。
図12は、表示されるフレーム画像を模式的に示している。元映像データの奇数フレームを間引いた後に、フレーム画像を補間しているので、表示される映像の再現性に乏しい。
図13に、従来の1/4倍速スロー再生時の機器設定と、フレームレートの遷移を示す。DVDディスクに記録された60fpsの元映像データはDVD再生部3で1/4倍速スロー再生時され、15fpsの再生映像データとなる。送信部6からの映像フレームレートは通常60fpsで固定されるため、フレーム補間器4及び二度書き・間引き器5がONされ、補間及び二度書きされた映像データが出力される。テレビ31の受信部32で受信された60fpsの映像データは、フレーム補間器34で120fpsへとフレームレート変換され、テレビ表示される。
図14は、表示されるフレーム画像を模式的に示している。元映像データのフレーム画像の間に、フレーム補間器4による補間フレーム映像、二度書き・間引き器5による二度書きフレーム映像及びフレーム補間部34による補間フレーム映像が挿入される。その結果、同じフレーム映像が3枚続くことになるので、表示される映像の滑らかさが損なわれる。
本発明は、トリック再生の再生モードに応じて映像再生装置と映像表示装置のフレーム補間の動作を制御することにより、トリック再生映像を高画質に表示可能とすることを目的とする。
発明に係る画像再生装置は、早送り再生された第1の映像データのフレームレートが所定のフレームレート以下である場合、映像表示装置に送信される前に、前記第1の映像データに補間処理及び間引き処理が行われないようにする制御手段を有し、前記映像表示装置によって前記第1の映像データが受信された後、前記制御手段は、前記第1の映像データに補間処理が行われないようにし、前記第1の映像データのフレームレートが前記所定のフレームレート以下でない場合、前記制御手段は、前記第1の映像データに間引き処理を行うことによって第2の映像データが生成されるようにし、前記第2の映像データが前記映像表示装置に送信されるようにすることを特徴とする。
録画された映像をトリック再生した際に、動きの滑らかな映像が表示される。
図1は、本発明の実施形態に係る互いに接続可能な画像表示装置及び画像再生装置のブロック図である。画像再生装置としてのDVDプレイヤー1と、画像表示装置としてのテレビ31がインターフェイスを介して互いに接続される。但し、テレビ31とDVDプレイヤー1は必ずしも別体である必要はなく、DVDプレイヤー1が装着されたテレビセットとしてのテレビ31でもよい。元映像データを記録した記録媒体としてのDVDディスクは、DVD読み取り部2に挿入され、DVD再生部3で再生映像データとして出力される。DVDプレイヤーの再生動作方式、即ち等倍速再生動作かトリック再生動作(早送り再生、スロー再生)かは、リモコンにより選択される。リモコン信号はリモコン信号受信部7で受信される。再生制御部8は、ユーザによるリモコン操作に応じて、DVD再生部3の再生スピード、フレーム補間器4の設定、二度書き・間引き器5の設定、送信部6の設定を行う。
又は、テレビ31のリモコン操作により、表示制御部38が、DVD再生部3の再生スピード、フレーム補間器4、34の設定、二度書き・間引き器5の設定、送信部6の設定を行ってもよい。
フレーム補間器4、二度書き・間引き器5は、第1のフレームレート変換手段に相当する。送信部6と受信部32の通信インターフェイスは、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)を用いることができる。HDMIを介して、DVDプレイヤー1とテレビ31間で映像データ及び制御コマンドが通信される。テレビ31の表示制御部38は、受信部32、第2のフレームレート変換手段に相当するフレーム補間器34、表示部35の動作を制御する。DVDプレイヤー1の通信部とテレビの通信部37は、HDMIのCEC(Consumer Electronics Control)ラインにより、機器情報や各部の設定内容に関する通信を行う。表示部35は、液晶パネル、プラズマディスプレイパネル、エレクトロルミネッセンスパネル等の表示パネルからなり、複数の表示フレームレートで映像表示可能な表示装置である。図2は、DVDプレイヤー1及びテレビ31での処理手順を示すフローチャートである。まず、DVDプレイヤー1及びテレビ31の電源が投入されると、DVDプレイヤー1の再生制御部8が通信部9を介してテレビ31の表示制御部38と通信を行い、テレビ31の機器情報を取得する(S51)。テレビ31の表示制御部38が通信部37を介してDVDプレイヤー1の再生制御部8と通信を行い、DVDプレイヤー1の機器情報を取得してもよい。テレビ31の機器情報とは、図4に示すように、受信部32で受信可能なフレームレート、フレーム補間器34でのフレームレート変更設定、表示部35での表示フレームレートである。次に、取得したテレビ31の機器情報と、DVDプレイヤー1の機器情報から、トリック再生時に最も高画質に再生できる機器設定を記述した機器設定テーブルを生成する(S52)。DVDプレイヤー1の機器情報とは、図3に示すように、フレーム補間器4でのフレームレート変更設定、二度書き・間引き器5で実施可能な二度書き・間引き設定、送信部6で出力可能な出力フレームレートである。機器設定テーブルは、トリック再生時の再生モードに応じて、フレーム補間器4、二度書き・間引き器5及びフレーム補間器34の動作を関連付けたテーブルである。図6は、トリック再生時に高画質な表示画像を得るための各ブロックの動作を記述した機器設定テーブルである。機器設定テーブルは、再生制御部8または表示再生部38の中の記憶部に格納されている。機器設定テーブルには、等倍速再生、早送り再生(×2、×4、…)、スロー再生(×1/2、1/4、…)の各再生モードに対応して、各ブロックの動作が記述されている。各ブロックには、フレームレート変換ブロック(フレーム補間器4、34、ニ度書き・間引き器5)及びHDMI送受信部6、32、及び表示部35が含まれる。
図5に、テレビ31の機器情報と、DVDプレイヤー1の機器情報とから、機器設定テーブルを生成する際の判断フローを示す。早送り再生であればDVDプレイヤーのフレーム補間器4をOFFする(S202)。これは、早送り再生時であれば補間を行うことなく、フレームレートを上げることが可能だからである。次に、伝送可能なフレームレートの上限が、DVD再生部の出力フレームレート(60fps×早送り再生倍速)以上であれば、二度書き・間引き器5をOFFし(S205)、そのまま出力する。また、伝送可能なフレームレートの上限が、DVD再生部の出力フレームレート以下であれば、二度書き・間引き器5で、伝送可能なフレームレートとなるよう、間引きを行う(S204)。伝送可能なフレームレートの上限は、HDMIの伝送速度から決定される。次に、テレビのフレーム補間器34で実施可能なフレーム補間と、表示部35での表示フレームレートの情報から、フレーム補間器34のON/OFFを決定する(S207)。例えば早送り再生速度が2倍で、DVDプレイヤー1から120fpsの映像データ場合のテレビ31の動作に関係する。テレビ31が入力映像データを更にフレーム補間して240fpsに変換し、表示部でこのフレームレートで映像表示可能であれば、より高画質に映像表示できることになる。通常の等倍速視聴時は、テレビ側で120fpsの映像データを受信した場合は、さらに240fpsへのフレーム補間を実施する必要はない。以上によって表示部35での表示フレームレートが決定される。
一方、スロー再生であれば、DVDプレイヤー1のフレーム補間器4をONする(S209)。DVDプレイヤー側でフレーム補間を行うことで、スロー再生時であれば常に画質を損なうことなくフレームレートを向上できるからである。
次に、伝送可能なフレームレートの下限が、DVD再生部の出力フレームレート(60fps×スロー再生倍速)以下であれば、二度書き・間引き器5をOFFする(S211)。DVD再生部の出力フレームレート以上であれば二度書き・間引き器5をONし、伝送可能なフレームレートとなるよう二度書きを設定する(S212)。
二度書き・間引き器5をOFFした場合には、フレーム補間器34をONし、二度書き・間引き器5をONした場合にはフレーム補間器34をOFFとする(S214)。
以上の手順により、機器設定テーブルが生成される。
図2に戻って、ユーザのリモコン操作によりトリック再生の要求が発生すると、機器設定テーブルに基き、再生制御部8がフレーム補間器4、二度書き・間引き器5及びフレーム補間器34を連携制御する。まず、DVDプレイヤー1のフレーム補間器4を設定する(S53)。早送り再生時は通常OFFとし、スロー再生時には通常ONとする。次に二度書き・間引き器5の機器設定を実施する(S54)。ここでは、後段の出力部6・受信部32で送受信可能なフレームレートとなるように、二度書き・間引きによる調整を行うが、これらは画質の低下に繋がるため、可能な限りOFFとなるよう設定をする。次に送信部6・受信部32での伝送フレームレートを設定する(S55)。最後にテレビのフレーム補間器34を設定する(S56)。早送り再生時は通常OFFとし、スロー再生時には通常ONとする。以上の設定とともに、DVD再生部3にてリクエストに基づいたトリック再生が実施され、再生映像データに基く映像が表示部35の画面上に表示される。
2倍速早送り再生が選択された場合の具体的動作を説明する。
図7に、各ブロックのオン・オフ動作及びフレームレートの遷移を示す。DVDディスクに記録された60fpsの元映像データはDVD再生部3で2倍速早送り再生され、120fpsの再生映像データとなる。フレーム補間器4及び二度書き・間引き器5はオフされ、送信部6から120fpsで出力される。テレビのフレーム補間器34はオフされ、最終的に120fpsの表示フレームレートで映像表示される。
120fpsの再生映像データがフレーム補間処理なしに、120fpsの表示フレームで表示されるので、最も高画質な表示となる。
1/4倍速スロー再生が選択された場合の具体的動作を説明する。
図8に、各ブロックのオン・オフ動作及びフレームレートの遷移を示す。DVDディスクに記録された60fpsの元映像データはDVD再生部3で1/4倍速スロー再生され、15fpsの再生映像データとなる。フレーム補間器4はオン、二度書き・間引き器5はオフされ、送信部6から30fpsで出力される。テレビのフレーム補間器34はオンされ、最終的に60fpsの表示フレームレートで映像表示される。
図9は、表示されるフレーム画像を模式的に示し、図10は、表示フレーム画像に至るまでのフレーム画像の遷移過程を示す。DVDの元映像101はDVD再生部出力107でスロー1/4倍速で出力され、これをDVDのフレーム補間器出力108で補間している。具体的には、フレームAとフレームBから生成したフレームA−Bを補間している。次に、二度書き・間引き器出力111では変更を加えずに出力する。次に、テレビのフレーム補間器出力112でフレーム補間を行う。具体的には、フレームAとフレームA−Bから生成したフレームA−[A−B]を出力し、フレームA−BとフレームBから生成したフレーム[A−B]−Bを出力する。即ち、二度書きではない補間フレームで表示フレーム画像が構成されるので、動きの滑らかな表示映像となる。
本発明に係る画像再生装置及び画像表示装置のブロック図である。 本発明に係る画像再生装置及び画像表示装置の処理手順を示すフローチャートである。 DVDプレイヤーの機器情報を説明するための説明図である。 テレビの機器情報を説明するための説明図である。 機器設定テーブルの生成手順を示したフローチャートである。 機器設定テーブルを説明するための説明図である。 本発明の2倍速早送り再生時のフレームレートの遷移過程を説明するための説明図である。 本発明の1/4倍速スロー再生時のフレームレートの遷移過程を説明するための説明図である。 本発明の1/4倍速スロー再生時の表示フレーム構成を示した模式図である。 本発明の1/4倍速スロー再生時のフレーム構成の遷移過程を説明するための説明図である。 従来の2倍速早送り再生時のフレームレートの遷移過程を説明するための説明図である。 従来の2倍速早送り再生時の表示フレーム構成を示した模式図である。 従来の1/4倍速スロー再生時のフレーム構成の遷移過程を説明するための説明図である。 従来の1/4倍速スロー再生時の表示フレーム構成を示した模式図である。
符号の説明
1 DVDプレイヤー
2 DVD読み取り部
3 DVD再生部
4 DVDプレイヤーのフレーム補間器
5 二度書き・間引き部
6 送信部
7 リモコン信号受信部
8 再生制御部
9 DVDプレイヤーの通信部
10 DVDプレイヤーのCPU
31 テレビ
32 受信部
33 スケーラ−・画質調整器
34 テレビのフレーム補間器
35 テレビ表示部
36 テレビの通信部
37 テレビのCPU
38 テレビの表示制御部

Claims (5)

  1. 早送り再生された第1の映像データのフレームレートが所定のフレームレート以下である場合、映像表示装置に送信される前に、前記第1の映像データに補間処理及び間引き処理が行われないようにする制御手段を有し、
    前記映像表示装置によって前記第1の映像データが受信された後、前記制御手段は、前記第1の映像データに補間処理が行われないようにし、
    前記第1の映像データのフレームレートが前記所定のフレームレート以下でない場合、前記制御手段は、前記第1の映像データに間引き処理を行うことによって第2の映像データが生成されるようにし、前記第2の映像データが前記映像表示装置に送信されるようにすることを特徴とする映像再生装置。
  2. 映像データは、前記所定のフレームレートに基づいて、前記画像再生装置から前記画像表示装置に送信されることを特徴とする請求項1に記載の映像再生装置。
  3. 前記所定のフレームレートは、HDMI(High−Definition Multimedia Interface)に対応するフレームレートを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の映像再生装置。
  4. 前記映像表示装置によって前記第1の映像データが受信された場合、前記第1の映像データは、前記映像表示装置によって表示されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の映像再生装置。
  5. 早送り再生された第1の映像データのフレームレートが所定のフレームレート以下である場合、映像表示装置に送信される前に、前記第1の映像データに補間処理及び間引き処理を行わないようにするステップと、
    前記映像表示装置によって前記第1の映像データが受信された後、前記第1の映像データに補間処理を行わないようにするステップと、
    前記第1の映像データのフレームレートが前記所定のフレームレート以下でない場合、前記第1の映像データに間引き処理を行うことによって第2の映像データを生成するステップと、
    前記第2の映像データを前記映像表示装置に送信するステップを有する制御方法。
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