JP5200703B2 - 体重体組成計の組立方法及び体重体組成計 - Google Patents

体重体組成計の組立方法及び体重体組成計 Download PDF

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Description

本発明は、体重体組成計の組立方法及び体重体組成計に関するものである。
従来の体重体組成計の中には、被検者の身体インピーダンスを測定するための電極を、被検者を載せる本体ハウジングの被荷重面に配し、本体ハウジングを支える脚部に歪ゲージ等の荷重センサを設けたものが知られている。この種の体重体組成計は、電極及び荷重センサが、本体ハウジング内に収容された電子回路基板等にそれぞれリード線を介して接続された構成となっている。
図10を参照して、従来の体重体組成計のハウジング構造について説明する。図10は、従来例に係る体重体組成計の本体ハウジングの分解斜視図である。
本体ハウジング100は、フロントハウジング101と、グランドハウジング102とから構成されている。フロントハウジング101は、樹脂成形品であり、被検者の身体インピーダンスを測定するための電極(不図示)が被荷重面101aに取り付けられている。また、本体ハウジング100における内部側となるフロントハウジング101の下面には剛性を付与するために補強リブが設けられている。グランドハウジング102は、板金で構成されており、四隅に設けられた脚部102aに荷重センサとしての歪ゲージ(不図示)が取り付けられている。また、本体ハウジング100における内部側となるグランドハウジング102の上面に歪ゲージとリード線(不図示)を介して接続された電子回路基板103が取り付けられている。
本体ハウジング100の組立は、まず、電極をフロントハウジング101の被荷重面101aに取り付けるとともに、歪ゲージ及び電子回路基板103をリード線で接続してグランドハウジング102の所定の取付箇所に位置決め固定する。次に、フロントハウジング101とグランドハウジング102とが分かれた状態で、電極と電子回路基板103とをリード線104で接続し、最後に、フロントハウジング101をグランドハウジング102に被せるように取り付ける。
フロントハウジング101とグランドハウジング102との取付工程においては、両者がリード線104でつながった状態で取り付けられることになる。したがって、リード線104の長さやたわみ具合等によっては、フロントハウジング101とグランドハウジング102とを接合する際に、その接合面にリード線104をかみ込んでしまう場合がある。このようなリード線104のかみ込みは、組立作業の作業性を悪くするとともに、工場での歩留りを悪くする結果となる。
このようなリード線104のかみ込みを防止するために、リード線によって直接接続するのではなく、例えば、板ばね等により接触させることで電気的に接続する構成も考えられる。しかし、このような構成は、以下のように体重体組成計においては採用し難い。
インピーダンス測定用電極は、検出される信号が非常に微弱なものであり、オペアンプ等の増幅回路によって増幅してから制御回路に出力する必要がある。したがって、従来では、例えば、ファストン端子によってリード線と電極や電子回路基板とを接続して接触抵抗を一定の低さに保つことによって精度を確保するようにした構成が一般的に採用されている。そのため、前述のように板ばねによって接続するようにしてしまうと、荷重がかかった際に接触部分に力がかかることによって接触抵抗が変化してしまう場合があり、測定
精度に大きな影響を与えてしまう可能性があり、実用化は困難である。
また、例えば、ハウジングの組立後にハウジング内部にリード線を挿入し、そのリード線を電子回路基板に接続する方法は、接続のための専用の治具等が必要となり、コストアップにつながることになる。したがって、従来においては、ハウジング内部に配置された電子回路基板とハウジングの外表面に取り付けられる電極とをリード線で接続するため、前述のように、リード線を予め電極と電子回路基板とに接続した状態でハウジングの組立を行っていた。
本発明の目的は、組立性に優れた体重体組成計の組立方法及び体重体組成計を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明における体重体組成計の組立方法は、
内部中空のハウジングが、被検者の体重を測定するための荷重センサが取り付けられる下側ハウジングと、被検者の身体インピーダンスを測定するため電極が取り付けられる上側ハウジングと、に分割された構造を有し、
前記ハウジングの内部に、第1リード線を介して前記荷重センサと接続されるとともに第2リード線を介して前記電極と接続される電子回路基板が配置される体重体組成計の組立方法であって、
前記第2リード線の一端を前記電子回路基板に接続するとともに、前記荷重センサ及び前記電子回路基板を前記第1リード線で接続して下側ハウジングに取り付ける第1工程と、
前記下側ハウジングに前記上側ハウジングを取り付ける第2工程と、
前記第2リード線の他端側を、前記上側ハウジングに設けられた開口部からハウジング外部に引き出す第3工程と、
引き出された前記第2リード線の他端を前記電極に接続し、前記電極を前記上側ハウジングに取り付ける第4工程と、
を有することを特徴とする。
このように、上側ハウジングが下側ハウジングに取り付けられた後に電極を第2リード線と接続して上側ハウジングに取り付けるようにすることにより、上側ハウジングを下側ハウジングに取り付ける際に上側ハウジングと下側ハウジングとがリード線でつながった状態とならないので、電極に接続される第2リード線が上側ハウジングと下側ハウジングとの接合面にかみ込まれることを防止することができる。すなわち、測定精度の観点から電極及び電子回路基板とリード線とを直接接続するのが好ましい体重体組成計において、ハウジング組立時におけるリード線のかみ込みを抑制しつつ、電極及び電子回路基板と第2リード線とを接続させることができる。
前記第1工程において、前記第2リード線の他端側を、前記下側ハウジングにおいて前記開口部を介してハウジング外部に露出する位置に位置決めするとよい。
このように第2リード線の他端側を下側ハウジングに対して位置決めしておくことにより、上側ハウジングを下側ハウジングに取り付ける際にリード線が邪魔になるのが抑制されるとともに、上側ハウジングが下側ハウジングに取り付けられた後に開口部から第2リード線を引き出し易くすることができる。
前記下側ハウジングにおいて前記開口部を介してハウジング外部に露出する位置に、前
記第2リード線の他端側を係止可能な係止部を有しているとよい。
これにより、係止部によって第2リード線の他端側を位置決めすることができる。
上記目的を達成するために、本発明における体重体組成計は、
内部中空のハウジングが、被検者の体重を測定するための荷重センサが取り付けられる下側ハウジングと、被検者の身体インピーダンスを測定するため電極が取り付けられる上側ハウジングと、に分割された構造を有し、
前記ハウジングの内部に、第1リード線を介して前記荷重センサと接続されるとともに第2リード線を介して前記電極と接続される電子回路基板が配置される体重体組成計であって、
前記上側ハウジングが、前記第2リード線をハウジング外部に引き出すための開口部と、
前記上側ハウジングと前記下側ハウジングとを接合する前に、前記第2リード線の他端
側を、前記下側ハウジングにおいて前記開口部を介してハウジング外部に露出する位置に位置決めすることができる位置決め手段と、
を有し、
前記電極が、前記上側ハウジングと前記下側ハウジングとが接合された後に、前記位置決め手段により位置決めされた状態から前記開口部を介して外部に引き出された前記第2リード線に接続され、前記上側ハウジングに取り付けられることを特徴とする。
このように、上側ハウジングが下側ハウジングに取り付けられた後に電極を第2リード線と接続して上側ハウジングに取り付けるようにすることにより、上側ハウジングを下側ハウジングに取り付ける際に上側ハウジングと下側ハウジングとがリード線でつながった状態とならないので、電極に接続される第2リード線が上側ハウジングと下側ハウジングとの接合面にかみ込まれることを防止することができる。すなわち、測定精度の観点から電極及び電子回路基板とリード線とを直接接続するのが好ましい体重体組成計において、ハウジング組立時におけるリード線のかみ込みを抑制しつつ、電極及び電子回路基板と第2リード線とを接続させることができる。
このように第2リード線の他端側を下側ハウジングに対して位置決めしておくことにより、上側ハウジングを下側ハウジングに取り付ける際にリード線が邪魔になるのが抑制されるとともに、上側ハウジングが下側ハウジングに取り付けられた後に開口部から第2リード線を引き出し易くすることができる。
前記位置決め手段は、前記下側ハウジングにおいて前記開口部を介してハウジング外部に露出する位置に設けられ、前記第2リード線の他端側を係止可能な係止部であるとよい。
これにより、係止部によって第2リード線の他端側を位置決めすることができる。
前記上側ハウジングにおける前記電極の取付部の一の端部から前記開口部において前記リード線が外部に引き出される箇所までの距離をa、
前記取付部の前記一の端部に対応する前記電極の端部から前記リード線が接続される箇所までの距離をb、
前記開口部から前記リード線を引き出して延ばしたときの、開口部から見えているリード線の端から電極と接続されている端までの長さをc、
前記リード線を延ばした方向における前記電極の端部から前記リード線の接続箇所までの距離をd、
前記電極を前記リード線との接続作業位置に設置したときに形成される前記上側ハウジ
ングと前記電極との間の距離をe、
接続作業を行う際に前記リード線を延ばした方向における前記取付部の端部と前記上側ハウジングの端部との間の長さをf、
リード線の余裕分の長さをα、
とした場合に、
c=b−a+α
c−α=d×2+e+f
の関係を満たすとよい。
これにより、リード線と電極との接続作業に十分な引き出し長さを得ることができるとともに、リード線が必要以上に長く引き出されることがなくなり、電極を上側ハウジングに取り付ける際に、リード線が取付作業の邪魔になったり、電極と取付部との間にかみ込まずに収納することができる。
以上説明したように、本発明により、組立性に優れたものとすることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1〜図9を参照して、本発明の実施例に係る体重体組成計について説明する。図1は、体重体組成計全体の概略構成を示す模式図である。図2は、体重体組成計の使用状態を示す模式図である。図3は、体重体組成計の制御構成を示すブロック図である。図4は、体重体組成計本体の模式的斜視図である。図5は、下側ハウジングにリード線を位置決めした状態を示す斜視図である。図6は、下側ハウジングに上側ハウジングを取り付けた状態を示す斜視図である。図7は、上側ハウジングのスリット(開口部)からリード線を引き出した状態を示す斜視図である。図8は、引き出したリード線を電極に接続した様子を示す一部拡大斜視図である。図9は、リード線を接続された電極を上側ハウジングの被荷重面に取り付けた状態を示す斜視図である。
<体重体組成計の構成>
主に図1及び図2を参照して、体重体組成計全体の概略構成について説明する。
図1に示すように、体重体組成計は、概略、本体1と保持部(表示操作部)2とから構成される。本体1と保持部2は、不図示のケーブルで接続されており、信号の送受信が可能である。なお、本体1と保持部2とを無線通信により接続する構成でもよい。図1に示しているのは、非使用時の状態であり、本体1の保持部収納部14に、保持部2及びケーブルが収納されている。
本体1の上面(被荷重面)には、4つの足用電極10L、10R、11L、11Rが設けられている。電極10L、10Rは、左右の足裏に電流を印加するための電極であり、電極11L、11Rは、左右の足裏から電圧を検知するための電極である。
本体1の下面の四隅には、床面に接して本体1を支える脚部12a、12b、12c、12dが設けられている。これら脚部12a、12b、12c、12dの内部には、体重を測定するための荷重センサとして、歪ゲージ13a、13b、13c、13dが設けら
れている。
保持部2には、左右のグリップ20L、20R、表示部21、操作部22、などが設けられている。表示部21は、測定結果やガイダンス等を表示する部分であり、例えば液晶ディスプレイから構成される。操作部22は、年齢、性別、身長等の利用者情報の入力、登録番号(利用者)の選択、その他の情報入力のためのユーザインターフェイスを備えている。タッチパネル式のディスプレイを用いて、表示部21と操作部22を共通のハードウエアで構成するものであってもよい。
グリップ20L、20Rにはそれぞれ、手のひらに電流を印加するための電極24L、24Rと、手のひらから電圧を検知するための電極25L、25Rと、が設けられている。
以上のように構成された体重体組成計は、図2に示すように、被検者が、本体1の上面の電極10L、11Lに左足を載せ、電極10R、11Rに右足を載せ、保持部2の左のグリップ20Lの電極24L、25Lを左手で握り、右のグリップ20Rの電極24R、25Rを右手で握り、腕を水平に伸ばして肩と略同じ高さで保持部2を保持することにより使用される。
主に図3を参照して、体重体組成計の制御構成を説明する。
図3に示すように、保持部2は、制御部26、体組成を測定する手段としてのインピーダンス測定部27、記憶部28、電源29などを内蔵している。また、本体1は、荷重センサが接続される体重を測定する手段としての体重測定部19aや、足用電極が接続されるインピーダンスインタフェース19bなどを内蔵している。これら体重測定部19aやインピーダンスインタフェース19bなどは、電子回路基板19上に設けられている。
制御部26は、CPU(演算処理装置)、メモリなどから構成されるもので、CPUがプログラムを実行することにより、体重及びインピーダンスの測定値と記憶部28から読み込んだ利用者の身体特定化情報に基づいて、種々の体組成成分(体脂肪や内臓脂肪等)の推定や、体組成値の変化の度合いの判定等、種々の処理を行い、処理結果を表示部21に表示するように構成されている。ただし、制御部26が担う機能の一部又は全部を専用のチップで構成しても構わない。
体重測定部23は、歪ゲージ13a、13b、13c、13dで検出される抵抗値の変化を検知することによって、被検者の体重を測定する手段である。
インピーダンス測定部27は、制御部26の制御に従って、足用電極10L、10R及び手用電極24L、24Rから生体に所定の電流を印加し、足用電極11L、11R及び手用電極25L、25Rで電圧を検知することによって、体内のインピーダンスを測定する手段である。
記憶部28は、不揮発性メモリなどの記憶媒体から構成される。記憶部28には、制御部26によって体重及び体組成の測定結果(測定値)などが時系列に利用者別(登録番号別)に格納される。また、記憶部28には、各利用者の身体特定化情報(性別、年齢、身長)も格納されている。本実施例の体重体組成計では複数(例えば4人)の利用者を登録可能であり、操作部22で登録番号を指定することにより利用者を選択することができる。
体重及び体組成の測定を行う際の具体的な処理の流れや、体重測定部23、制御部26
及びインピーダンス測定部27の具体的な処理の内容等については、公知の手法を適宜採用することができるので、ここでは説明を省略する。
<体重体組成計本体の構造>
主に図4〜図7を参照して、本体1の構成について説明する。
図4に示すように、本体1は、概略、下側ハウジング1aと、上側ハウジング1bとから構成されている。下側ハウジング1a及び上側ハウジング1bはいずれも樹脂成形品である。樹脂材料としては、例えば、ABS樹脂やポリカーボネート等が挙げられる。
図5に示すように、下側ハウジング1aは、上面が開口しており、下面の四隅に脚部12a、12b、12c、12dが設けられている。また、下側ハウジング1aの各脚部の内部には、荷重センサとしての歪ゲージ13a、13b、13c、13dが取り付けられている。
また、下側ハウジング1aは、被検者の体重を支えるのに必要な剛性を有する補強構造を備えている。具体的には、下側ハウジング1a内部に、格子状に延びる複数の補強リブ15を設けて剛性の強化を図っている。
各補強リブ15は、下側ハウジング1aの底部上面から垂直に立ち上がる突起部を下側ハウジング1a内部の対向する側壁面の間に連続的に設けたような、すなわち、下側ハウジング1aの内部空間を仕切る壁のような形状を有している。複数の補強リブ15は、下側ハウジング1aの内部を複数の小さな空間に区画するように、下側ハウジング1a内部を水平方向の縦方向に並行して延びるものと、横方向に並行して延びるものとが互いに交差した構成となっている。なお、このような補強リブによって剛性を高める補強構造は、従来から種々の構成が知られている。本実施例では、内部空間が略矩形状となるように複数の補強リブが互いに直角に交差する構成としているが、例えば、三角形状やハニカム状となるような構成であっても構わない。
また、各補強リブ15は、その上面が上側ハウジング1bの下面に当接して上側ハウジング1bを下方から支えるように構成されている。補強リブ15の数や間隔、厚み等は、下側ハウジング1aの形状や寸法等の仕様等に基づいて適宜設定される。また、補強リブ15は、全体的に略同じ高さで設けられているが、電子回路基板19の収容部15aやリード線が配線される箇所においては、部分的に高さが低くなっている。
本実施例の電子回路基板19の収容部15aは、補強リブ15の高さを部分的に低くしたり、あるいは一部を切り欠いたような形状とすることによって形成されているが、電子回路基板19を収容する手法はこれに限られるものではなく、設計寸法上可能であれば、隣接する補強リブ15の隙間に挿入して収容する方法でもよい。
電子回路基板19は、リード線を介して各足用電極10L、10R、11L、11R及び歪ゲージ13a、13b、13c、13dが接続されている。また、図3に示すように、電子回路基板19は、保持部2内部に収容されている電子回路基板にケーブル3を介して接続されており、インピーダンスインタフェース27a及び体重測定部19aには、保持部2の基板に設けられた制御回路(制御部26)やインピーダンス測定回路(インピーダンス測定部27)に対して各電極及び歪ゲージからの入力信号を増幅して出力するオペアンプ等の増幅回路が形成されている。なお、このような増幅回路やインピーダンスインタフェース19b、体重測定部19aの構成等は公知技術であり、その具体的な説明は省略する。
各足用電極10L、10R、11L、11R及び歪ゲージ13a、13b、13c、13dと、電子回路基板19とを接続するリード線は、補強リブ15の間の隙間や、補強リブ15の一部に設けられた配線用の切り欠き部等を縫うように延びている。
上側ハウジング1bは、開口した下側ハウジング1aの上面に対応した平面形状を有する板状部材である。上側ハウジング1bの上面は、被検者を載せる被荷重面であり、下面が補強リブ15によって支持される。
また、図6に示すように、上側ハウジング1bには、足用電極10L、10R、11L、11Rが取り付けられる取付部16L、16R、17L、17Rに、上下に貫通したスリット(開口部)18L、18R、19L、19Rが設けられている。スリット18L、18R、19L、19Rは、足用電極10L、10R、11L、11Rに半田付けされるリード線5L、5R、6L、6Rの他端側をハウジング外部に引き出すための開口部である。スリット18L、18R、19L、19Rの大きさや形状は特に限定されるものではないが、リード線5L、5R、6L、6Rを外部から容易に引き出すことができるとともに、足用電極10L、10R、11L、11Rを取り付ける際に、リード線5L、5R、6L、6Rが足用電極10L、10R、11L、11Rと上側ハウジング1b(取付部16L、16R、17L、17R)との間にかみ込まれることがないように、ハウジング内部に収納し易い大きさ・形状で設けられる。
本実施例では、図7に示すように、足用電極10L、10R、11L、11Rの半田付けの位置、スリット18L、18R、19L、19Rの大きさや位置、リード線5L、5R、6L、6Rの長さなどが、以下の2つの式(式1、式2)を満たす関係が成立するように設定されている。
式1:c=b−a+α
式2:c−α=d×2+e+f
ここで、a〜f及びαは以下の通りである。なお、ここでは、代表的に足用電極10Rにおける寸法関係についてのみ説明する。その他の足用電極10L、11L、11Rについても同様に設定されるものであり、その説明は割愛する。
a:取付部16Rの端部からスリット18Rにおいてリード線5Rが外部に引き出される箇所までの距離。
b:取付部16Rの上記端部に対応する足用電極10Rの端部からリード線5Rが半田付けされる箇所までの距離。
c:スリット18Rからリード線5Rを引き出して延ばしたときの、開口部から見えているリード線の端から電極と接続されている端までの長さ。
d:リード線5Rを延ばした方向における足用電極10Rの端部からリード線5Rの半田付け箇所までの距離。
e:半田付け作業を行う際(足用電極10Rを作業位置に設置したとき)に形成されるハウジング(上側ハウジング1b)と足用電極10Rとの間の距離。
f:半田付け作業を行う際にリード線5Rを延ばした方向における取付部16Rの端部と上側ハウジング1bの端部との間の長さ。
α:リード線5Rの余裕分の長さ。
以上の関係を満たすように各種の寸法を設定することにより、リード線と足用電極との半田付け作業に十分な引き出し長さを得ることができるとともに、リード線が必要以上に長く引き出されることがなくなり、半田付けした電極をハウジングに取り付ける際に、リード線が取付作業の邪魔になったり、電極と取付部との間にかみ込まずに収納することができる。
<本体ハウジングの組立工程>
主に図5〜図9を参照して、本体1の組立工程について説明する。
図5に示すように、まず、下側ハウジング1aに、電子回路基板19と歪ゲージ13a、13b、13c、13dが、配線して取り付けられる。すなわち、補強リブ15に設けられた収容部15aに電子回路基板19が取り付けられるとともに、下側ハウジング1a下面の各脚部に歪ゲージ13a、13b、13c、13dが取り付けられる。電子回路基板19と歪ゲージ13a、13b、13c、13dとは不図示のリード線で接続される。
次に、各足用電極10L、10R、11L、11Rと電子回路基板19とを接続することになるリード線5L、5R、6L、6Rが、一端が電子回路基板19に接続されるとともに、下側ハウジング1aに位置決めされる。各リード線5L、5R、6L、6Rは、補強リブ15の隙間や補強リブ15の上部に設けられた配線用の切り欠き部15bあるいは部分的に高さを低くした部分15cを通して配線される。リード線5L、5R、6L、6Rにおいて足用電極10L、10R、11L、11Rと接続されることになる他端側は、切り欠き部15dに引っ掛けられることによって係止される。位置決め手段(係止部)としての切り欠き部15dが設けられる位置は、上側ハウジング1bが下側ハウジング1aに取り付けられたときに、スリット18L、18R、19L、19Rを介して外部に露出する(外部から見える)位置となっている。
次に、図6に示すように、上側ハウジング1bが下側ハウジング1aの上面を覆うように取り付けられる。上記のように、リード線5L、5R、6L、6Rの他端側は、切り欠き部15dに係止されて、スリット18L、18R、19L、19Rを介して外部に露出する位置に位置決めされた状態となっている。
次に、図7に示すように、リード線5L、5R、6L、6Rの他端側が、上側ハウジング1bに設けられたスリット18L、18R、19L、19Rを介してハウジング外部に引き出される。図8に拡大して示すように、スリット18L、18R、19L、19Rは、リード線5L、5R、6L、6Rの延びる方向に沿って開口幅が広がるような形状を有しており、リード線5L、5R、6L、6Rを引き出しやすくするとともに、リード線5L、5R、6L、6Rの他端側(電極に接続される先端側)を係止する切り欠き部15dの係止状態を解くことによって、足用電極10L、10R、11L、11Rへの接続作業に必要な長さを確保することができるように構成されている。
次に、リード線5L、5R、6L、6Rの他端が電極10L、10R、11L、11Rにそれぞれ半田付けされる。最後に、電極10L、10R、11L、11Rは、図9に示すように、リード線5L、5R、6L、6Rが半田付けされた面を下面として、上側ハウジング1bの取付部16L、16R、17L、17Rに、例えば両面テープ等によってそれぞれ貼り付けて取り付けられる。
<本実施例の優れた点>
本実施例によれば、上側ハウジングが下側ハウジングに取り付けられた後に電極をリード線と接続して上側ハウジングに取り付けるようにすることにより、従来の体重体組成計のように、上側ハウジングを下側ハウジングに取り付ける際に上側ハウジングと下側ハウジングとがリード線でつながった状態とならない。したがって、電極に接続されるリード線が上側ハウジングと下側ハウジングとの接合面にかみ込まれることを防止することができる。すなわち、測定精度の観点から、電極及び電子回路基板とリード線とを直接接続するのが好ましい体重体組成計において、ハウジング組立時におけるリード線のかみ込みを抑制しつつ、電極及び電子回路基板とリード線とを接続させることができる。
また、リード線においてスリット(開口部)からハウジング外部に引き出される部分を、スリットを介して外部に露出する位置に係止部によって位置決めするので、上側ハウジ
ングを下側ハウジングに取り付ける際にリード線が邪魔になるのが抑制されるとともに、上側ハウジングを下側ハウジングに取り付けた後にリード線を開口部から引き出し易くなる。
したがって、体重体組成計の組立性を向上させることができる。
なお、上記実施例は本発明の一具体例を例示したものにすぎない。本発明の範囲は上記実施例に限られるものではなく、その技術思想の範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施例では、体重体組成計の構成が本体と保持部とに分かれたタイプのものについて説明したが、これに限られるものではなく、制御部や表示部等を本体側に設けて足用電極のみでインピーダンス測定を行い、保持部を廃した構成のもの等の公知の種々の構成に対して本発明を適用することができる。また、電極や荷重センサ等の配置についても、上記実施例の構成に限られるものではなく、適宜変更することができる。
また、本発明を適用できる装置としては、体重体組成計に限られるものではない。すなわち、分割された一方のハウジングに2種類以上のセンサの一つが取り付けられるとともに、その他のセンサが他方のハウジングに取り付けられ、各センサをリード線によって一つの制御回路に直接接続しなければならないような構成を有するものに対しては、本発明を好適に適用することができる。
体重体組成計全体の概略構成を示す模式図である。 体重体組成計の使用状態を示す模式図である。 体重体組成計の制御構成を示すブロック図である。 体重体組成計本体の模式的斜視図である。 下側ハウジングにリード線を位置決めした状態を示す斜視図である。 下側ハウジングに上側ハウジングを取り付けた状態を示す斜視図である。 上側ハウジングのスリット(開口部)からリード線を引き出した状態を示す斜視図である。 引き出したリード線を電極に接続した様子を示す一部拡大斜視図である。 リード線を接続された電極を上側ハウジングの被荷重面に取り付けた状態を示す斜視図である。 従来例に係る体重体組成計の本体ハウジングの分解斜視図である。
符号の説明
1 本体
1a 下側ハウジング
1b 上側ハウジング
10L、10R、11L、11R 足用電極
12a、12b、12c、12d 脚部
13a、13b、13c、13d 歪ゲージ
14 保持部収納部
15 補強リブ
15a 収容部
15b 切り欠き部
15c 高さを低くした部分
15d 切り欠き部
16L、16R、17L、17R 取付部
18L、18R、19L、19R スリット(開口部)
19 電子回路基板
19a 体重測定部
19b インピーダンスインタフェース
2 保持部
20L、20R グリップ
21 表示部
22 操作部
24L、24R 手用電極
25L、25R 手用電極
26 制御部
27 インピーダンス測定部
28 記憶部
29 電源
3 ケーブル
5L、5R、6L、6R リード線

Claims (6)

  1. 内部中空のハウジングが、被検者の体重を測定するための荷重センサが取り付けられる下側ハウジングと、被検者の身体インピーダンスを測定するため電極が取り付けられる上側ハウジングと、に分割された構造を有し、
    前記ハウジングの内部に、第1リード線を介して前記荷重センサと接続されるとともに第2リード線を介して前記電極と接続される電子回路基板が配置される体重体組成計の組立方法であって、
    前記第2リード線の一端を前記電子回路基板に接続するとともに、前記荷重センサ及び前記電子回路基板を前記第1リード線で接続して下側ハウジングに取り付ける第1工程と、
    前記下側ハウジングに前記上側ハウジングを取り付ける第2工程と、
    前記第2リード線の他端側を、前記上側ハウジングに設けられた開口部からハウジング外部に引き出す第3工程と、
    引き出された前記第2リード線の他端を前記電極に接続し、前記電極を前記上側ハウジングに取り付ける第4工程と、
    を有することを特徴とする体重体組成計の組立方法。
  2. 前記第1工程において、前記第2リード線の他端側を、前記下側ハウジングにおいて前記開口部を介してハウジング外部に露出する位置に位置決めすることを特徴とする請求項1に記載の体重体組成計の組立方法。
  3. 前記下側ハウジングにおいて前記開口部を介してハウジング外部に露出する位置に、前記第2リード線の他端側を係止可能な係止部を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の体重体組成計の組立方法。
  4. 内部中空のハウジングが、被検者の体重を測定するための荷重センサが取り付けられる下側ハウジングと、被検者の身体インピーダンスを測定するため電極が取り付けられる上側ハウジングと、に分割された構造を有し、
    前記ハウジングの内部に、第1リード線を介して前記荷重センサと接続されるとともに第2リード線を介して前記電極と接続される電子回路基板が配置される体重体組成計であ
    って、
    前記上側ハウジングが、前記第2リード線をハウジング外部に引き出すための開口部と、
    前記上側ハウジングと前記下側ハウジングとを接合する前に、前記第2リード線の他端側を、前記下側ハウジングにおいて前記開口部を介してハウジング外部に露出する位置に位置決めすることができる位置決め手段と、
    を有し、
    前記電極が、前記上側ハウジングと前記下側ハウジングとが接合された後に、前記位置決め手段により位置決めされた状態から前記開口部を介して外部に引き出された前記第2リード線に接続され、前記上側ハウジングに取り付けられることを特徴とする体重体組成計。
  5. 前記位置決め手段は、前記下側ハウジングにおいて前記開口部を介してハウジング外部に露出する位置に設けられ、前記第2リード線の他端側を係止可能な係止部であることを特徴とする請求項に記載の体重体組成計。
  6. 前記上側ハウジングにおける前記電極の取付部の一の端部から前記開口部において前記リード線が外部に引き出される箇所までの距離をa、
    前記取付部の前記一の端部に対応する前記電極の端部から前記リード線が接続される箇所までの距離をb、
    前記開口部から前記リード線を引き出して延ばしたときの、開口部から見えているリード線の端から電極と接続されている端までの長さをc、
    前記リード線を延ばした方向における前記電極の端部から前記リード線の接続箇所までの距離をd、
    前記電極を前記リード線との接続作業位置に設置したときに形成される前記上側ハウジングと前記電極との間の距離をe、
    接続作業を行う際に前記リード線を延ばした方向における前記取付部の端部と前記上側ハウジングの端部との間の長さをf、
    リード線の余裕分の長さをα、
    とした場合に、
    c=b−a+α
    c−α=d×2+e+f
    の関係を満たすことを特徴とする請求項4または5に記載の体重体組成計。
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