JP5201670B2 - 固体電解コンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は、固体電解コンデンサに係り、特に下面電極型の固体電解コンデンサに関する。
従来から弁作用金属として、タンタル、ニオブ、アルミニウムなどを用いた固体電解コンデンサは、小型で静電容量が大きく、周波数特性に優れ、CPUのデカップリング回路あるいは電源回路などに広く使用されている。また、携帯型電子機器の発展に伴い、特に下面電極型の固体電解コンデンサの製品化が進んでいる。
このような下面電極型の固体電解コンデンサとして、大容量化を目的として上面にコンデンサ素子接続面を、下面に前記コンデンサ素子接続面のパターンと異なるパターンを有するコンデンサ実装電極面を備え、上面と下面が電気的に接続された平板状の変換基板の上面に、陽極リードを導出したコンデンサ素子が接続され、前記コンデンサ素子が外装樹脂で被覆されたことを特徴とする固体電解コンデンサがある(例えば特許文献1参照)。
従来の固体電解コンデンサの構成について図面を参照して説明する。図4は従来の固体電解コンデンサを示す断面図である。
先ず、コンデンサ素子1の陽極導出部となるタンタル線からなる陽極リード6が導出されたタンタル金属粉末からなる多孔質のプレス体を高真空、高温で加熱処理し、多孔質性を維持したまま焼結体とする。その後、電解液に焼結体を浸漬して既定の化成電圧で陽極酸化処理によってタンタル金属表面に誘電体層となる酸化被膜であるTa25を形成する。次いで誘電体酸化被膜の上に固体電解質層を形成する。固体電解質はチオフェンモノマーもしくはピロールモノマーもしくはこれらの誘導体モノマーを重合して導電性高分子により形成してもよいし硝酸マンガンの熱分解によって二酸化マンガンを形成しても良い。この上にグラファイトペースト、銀ペーストによる陰極層を順次形成してコンデンサ素子1とする。
次に、陽極リード6と金属片7を抵抗溶接によって接続する。金属片7の材料としては42合金や銅などがあげられる。銀ペーストを形成したコンデンサ素子1を陰極、金属片7を陽極となるように変換基板2のコンデンサ素子接続面の陰極部4、陽極部5とを導電性接着剤8を用いて電気的に接続するとともに固定する。その後、外装樹脂3としてガラス含有エポキシ樹脂、または液晶ポリマー、またはトランスファーモールド樹脂、または液状エポキシ樹脂を用いて外装を行う。全体の外観形状は薄型の直方体状である。
しかしながら、コンデンサ素子1を変換基板の上面に形成したコンデンサ素子接続面の陰極部4に接続する際、導電性接着剤8の塗布量が多い場合、図4に示すように、コンデンサ素子1に陽極部5側に押し出された導電性接着剤8が変換基板の上面に形成したコンデンサ素子接続面の陽極部5と導通してしまうことがあり、このような状態になると、陽陰極の接触による短絡不良となる。また、陽極部と反対側に押し出された導電性接着剤がコンデンサ素子接続面の陰極部より外側に広がった場合、外装樹脂3からの露出を発生させる。即ち、コンデンサ素子1を変換基板2の陰極部4に接続する導電性接着剤8については精密な塗布量の制御が必要となり、生産性に問題があった。
特開2008−98394号公報
上記の状況にあって、本発明の技術的課題は、コンデンサ素子の陰極部と変換基板上面の陰極部とを導電性接着剤で接続する際に、導電性接着剤の塗布量の精密な制御をすることなく歩留、生産性が向上した固体電解コンデンサを提供することにある。
本発明の固体電解コンデンサは上面にコンデンサ素子接続面を、下面に前記コンデンサ素子接続面のパターンと異なるパターンを有するコンデンサ実装電極面を備え、前記上面と前記下面が電気的に接続された平板状の変換基板を有し、前記上面に、陽極リードを導出したコンデンサ素子が導電性接着剤で接続され、前記コンデンサ素子が外装樹脂で被覆された固体電解コンデンサにおいて、前記コンデンサ素子接続面の陰極部の、前記コンデンサ素子の陰極部における長手方向の端部に対応する箇所のみに凹部または凸部を有することを特徴とする。
本発明においては、変換基板のコンデンサ素子接続面の陰極部の外周部に溝加工、あるいは、突起加工、あるいは、この両方の加工を施すことにより、凹部または凸部を形成し、導電性接着剤の塗布量が多い場合にも、塗布面積の広がりを制限し、コンデンサ素子の陰極部と変換基板の陰極部とを接続する導電性接着剤が陽極部側へ広がり、陽極部と導通することを防止することができる。また、導電性接着剤の外側への広がりを抑制させることにより、樹脂外装の際に導電性接着剤の露出を防止することができる。
本発明によれば、変換基板の上面に形成したコンデンサ素子接続面の陰極部の周辺部の表面に凹部または凸部を施すことにより、短絡の無い、及び導電性接着剤の外装樹脂からの露出の無い歩留の向上した固体電解コンデンサが得られる。また、導電性接着剤の塗布量におけるバラツキの許容範囲が大きくなるため、塗布量調整時間の短縮が図れ、生産性の向上した固体電解コンデンサが得られる。
次に本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の固体電解コンデンサを説明する断面図である。本発明の固体電解コンデンサの陽極材料は、弁作用金属で陽極酸化処理によって誘電体層となる陽極酸化被膜を形成するものであれば良いが、多孔質粉末によって表面積を大きくすることによって大容量化が容易なタンタル金属を用いたタンタル固体電解コンデンサを例に説明する。また、コンデンサ素子の製造方法は公知の技術によるものとして簡略に以下説明する。コンデンサ素子の形状、陽極リードの形状、導出位置等は特に限定されないものとする。
公知の技術によってコンデンサ素子1の陽極導出部となるタンタル線からなる陽極リード6が導出されたタンタル金属粉末からなる多孔質のプレス体を高真空、高温で加熱処理し、多孔質性を維持したまま焼結体とする。その後、電解液に焼結体を浸漬して任意の化成電圧で陽極酸化処理によってタンタル金属表面に誘電体層となる酸化被膜であるTa25を形成する。次いで誘電体酸化被膜の上に固体電解質層を形成する。固体電解質はチオフェンモノマーもしくはピロールモノマーもしくはこれらの誘導体モノマーを重合して導電性高分子により形成してもよいし硝酸マンガンの熱分解によって二酸化マンガンを形成しても良い。この上にグラファイトペースト、銀ペーストによる陰極層を順次形成してコンデンサ素子1とする。
前述のコンデンサ素子から導出された陽極リード6と金属片7を抵抗溶接等によって接続する。金属片の材料としては42合金や銅などがあげられる。銀ペーストを形成したコンデンサ素子1を陰極、金属片7を陽極となるように変換基板2のコンデンサ素子接続面の陰極部4、陽極部5とを導電性接着剤8を用いて電気的に接続するとともに固定する。
ここで、変換基板2は上面のコンデンサ素子接続面にはコンデンサ素子との接続用に陽極部5及び陰極部4を備える。下面のコンデンサ実装電極面には、コンデンサ素子接続面のパターンとは異なる陽極端子15と陰極端子14を備える。絶縁性のガラス含有エポキシ樹脂、或いは、液晶ポリマー等の基板内にスルーホールおよびビアホール等の導電体を形成してコンデンサ素子接続面の陽極部5とコンデンサ実装電極面の陽極端子5、コンデンサ素子接続面の陰極部4とコンデンサ実装電極面の陰極端子14をそれぞれ導通化するようにする。陽極部5、陰極部4、陽極端子15、陰極端子14は銅箔等の金属箔からなる。
変換基板2の上面に形成したコンデンサ素子接続面の陰極部4の周辺部の表面には、0.05〜0.10mm程度の深さで、溝加工が施されて凹部9が形成されている。溝加工はプレス、切削、レーザ等の加工方法が使用でき、断面形状は、V字形、多角形、半円形、U字形、などとすることができる。また、陰極部4には、溝加工を複数施してもよく、間欠状であってもよい。
その後、外装樹脂3としてガラス含有エポキシ樹脂、または液晶ポリマー、またはトランスファーモールド樹脂、または液状エポキシ樹脂を用いて外装を行う。このとき外装樹脂3によって個々に成型をした後、電圧印加を行ってエージングを実施し、特性不良品を検査選別した後、変換基板2を切断して個々のコンデンサにしてもよい。または、変換基板を連ねた量産用基板上に平板状に外装材を熱成型した後に電圧印加を行ってエージングを実施し、特性不良品を検査選別した後、外装樹脂2および変換基板2を設計寸法どおりに切断して個々のコンデンサにしてもよい。以上の製造方法によって固体電解コンデンサを作製することができる。
前述の加工を施した変換基板2を使用すると、コンデンサ素子1の陰極部と変換基板2の上面に形成したコンデンサ素子接続面の陰極部4とを導電性接着剤8で接続する際、導電性接着剤8の塗布量過多の場合でも、図1に示すように、陰極部4の周囲に形成した凹部9で導電性接着剤8の流出が止まり、変換基板2の上面に形成したコンデンサ素子接続面の陰極部4と陽極部5の導通には至らない。
従って、従来技術のような導通による陽陰極の接触が抑えられるため、短絡の無い固体電解コンデンサを得ることができる。また、導電性接着剤8の外側への広がりを抑制できるため、導電性接着剤の外装樹脂からの露出の無い固体電解コンデンサを得ることができる。また、導電性接着剤8の塗布量のバラツキの許容範囲が大きくなるため、塗布量調整時間の短縮が図れ、生産効率が向上する。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2の固体電解コンデンサを示す断面図である。実施の形態1における変換基板2の上面に形成したコンデンサ素子接続面の陰極部4の周辺部に施された溝加工等からなる凹部を突起加工等による凸部に変更したものであり、この突起加工等による凸部10が導電性接着剤8の広がりを制限するので、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
変換基板2の上面に形成したコンデンサ素子接続面の陰極部4の周辺部の表面には、0.05〜0.10mm程度の高さで、突起加工が施されて凸部10が形成されている。突起加工はプレス、樹脂塗布による形成等の加工方法が使用でき、断面形状は、V字形、多角形、半円形、U字形、などとすることができる。また、陰極部4には、突起加工を複数施してもよく、間欠状であってもよい。
その後、外装樹脂3としてガラス含有エポキシ樹脂、または液晶ポリマー、またはトランスファーモールド樹脂、または液状エポキシ樹脂を用いて外装を行う。このとき外装樹脂3によって個々に成型をした後、電圧印加を行ってエージングを実施し、特性不良品を検査選別した後、変換基板2を切断して個々のコンデンサにしてもよい。または、変換基板を連ねた量産用基板上に平板状に外装材を熱成型した後に電圧印加を行ってエージングを実施し、特性不良品を検査選別した後、外装樹脂3および変換基板2を設計寸法どおりに切断して個々のコンデンサにしてもよい。以上の製造方法によって固体電解コンデンサを作製することができる。
前述の加工を施した変換基板2を使用すると、コンデンサ素子1の陰極部と変換基板2の上面に形成したコンデンサ素子接続面の陰極部4とを導電性接着剤8で接続する際、導電性接着剤8の塗布量過多の場合でも、図1に示すように、陰極部4の周囲に形成した凸部10で導電性接着剤8の流出が止まり、変換基板2の上面に形成したコンデンサ素子接続面の陰極部4と陽極部5の導通には至らない。
従って、従来技術のような導通による陽陰極の接触が抑えられるため、短絡の無い固体電解コンデンサを得ることができる。また、導電性接着剤8の外側への広がりを抑制できるため、導電性接着剤の外装樹脂からの露出の無い固体電解コンデンサを得ることができる。また、導電性接着剤8の塗布量のバラツキの許容範囲が大きくなるため、塗布量調整時間の短縮が図れ、生産効率が向上する。
(実施の形態3)
図3は本発明の実施の形態3の固体電解コンデンサを示す断面図である。実施の形態1における変換基板2の上面に形成したコンデンサ素子接続面の陰極部4に施された溝加工等からなる凹部にさらに突起加工等による凸部を追加したものであり、本実施の形態では、凹部9と凸部10の両方を形成することで、実施の形態1または実施の形態2で得られる以上の効果を得ることができる。
変換基板2の上面に形成したコンデンサ素子接続面の陰極部4の周辺部の表面には、0.05〜0.10mm程度の深さで、溝加工が施されて凹部9が形成されている。また凹部の外周には0.05〜0.10mm程度の高さで、突起加工が施されて凸部10が形成されている。溝加工はプレス、切削、レーザ等の加工方法が使用でき、また突起加工はプレス、樹脂塗布による形成等の加工方法が使用でき、断面形状は、V字形、多角形、半円形、U字形、などとすることができる。また、陰極部4には、溝加工、若しくは突起加工を複数施してもよく、間欠状であってもよい。溝加工、突起加工の順番はどちらが先でもよい。
その後、外装樹脂3としてガラス含有エポキシ樹脂、または液晶ポリマー、またはトランスファーモールド樹脂、または液状エポキシ樹脂を用いて外装を行う。このとき外装樹脂3によって個々に成型をした後、電圧印加を行ってエージングを実施し、特性不良品を検査選別した後、変換基板2を切断して個々のコンデンサにしてもよい。または、変換基板を連ねた量産用基板上に平板状に外装材を熱成型した後に電圧印加を行ってエージングを実施し、特性不良品を検査選別した後、外装樹脂3および変換基板2を設計寸法どおりに切断して個々のコンデンサにしてもよい。以上の製造方法によって固体電解コンデンサを作製することができる。
前述の加工を施した変換基板2を使用すると、コンデンサ素子1の陰極部と変換基板2の上面に形成したコンデンサ素子接続面の陰極部4とを導電性接着剤8で接続する際、導電性接着剤8の塗布量過多の場合でも、図1に示すように、陰極部4の周囲に形成した凹部9、および凸部10で導電性接着剤8の流出が止まり、変換基板2の上面に形成したコンデンサ素子接続面の陰極部4と陽極部5の導通には至らない。
従って、従来技術のような導通による陽陰極の接触が抑えられるため、短絡の無い固体電解コンデンサを得ることができる。また、導電性接着剤8の外側への広がりを抑制できるため、導電性接着剤の外装樹脂からの露出の無い固体電解コンデンサを得ることができる。また、導電性接着剤8の塗布量のバラツキの許容範囲が大きくなるため、塗布量調整時間の短縮が図れ、生産効率が向上する。
次に本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
実施例1については、実施の形態1で用いた図1を参照して説明する。変換基板2としては、厚さ0.2mm、長さ3.2mm、幅1.6mmのガラス含有エポキシ樹脂からなる基体の上面のコンデンサ素子接続面に一端に厚さ70μm、長さ1.0mm、幅1.6mmの陽極部5が、他端に厚さ70μm、長さ1.5mm、幅1.6mmの陰極部4が銅箔により形成されている。下面のコンデンサ実装電極面には四隅に厚さ70μm、長さ1.0mm、幅0.5mmの陽極端子15及び陰極端子14が銅箔により形成され陽極部5と陽極端子15、陰極部4と陰極端子14はスルーホール及びビアホールにより接続されている。陰極部4の周囲には外周から0.1mm内側に幅0.1mm深さ0.1mmのU字形の凹部9をプレスにより形成した。
コンデンサ素子1は、直径0.2mm、長さ0.6mmのタンタルからなる陽極リード6が導出した長さ1.4mm、幅0.9mm、厚さ0.6mmであり、陽極リード6に42合金からなる金属片7を抵抗溶接した。
変換基板の陰極部に銀とエポキシ樹脂からなる導電性接着剤を、通常より多目に塗布量を設定して0.05±0.01g/1pを用いて塗布し、コンデンサ素子を載せ、乾燥して接続した後、液状エポキシ樹脂を用いて外装し固体電解コンデンサを作製した。
(実施例2)
実施例2については、実施の形態2で用いた図2を参照して説明する。変換基板2としては、厚さ0.2mm、長さ3.2mm、幅1.6mmのガラス含有エポキシ樹脂からなる基体の上面のコンデンサ素子接続面に一端に厚さ70μm、長さ1.0mm、幅1.6mmの陽極部5が、他端に厚さ70μm、長さ1.5mm、幅1.6mmの陰極部4が銅箔により形成されている。下面のコンデンサ実装電極面には四隅に厚さ70μm、長さ1.0mm、幅0.5mmの陽極端子15及び陰極端子14が銅箔により形成され陽極部5と陽極端子15、陰極部4と陰極端子14はスルーホール及びビアホールにより接続されている。陰極部4の周囲には外周から0.1mm内側に幅0.1mm、高さ0.1mmの凸部10をエポキシ樹脂を塗布して形成した。
コンデンサ素子1は、直径0.2mm、長さ0.6mmのタンタルからなる陽極リード6が導出した長さ1.4mm、幅0.9mm、厚さ0.6mmであり、陽極リード6に42合金からなる金属片7を抵抗溶接した。
変換基板の陰極部に銀とエポキシ樹脂からなる導電性接着剤を、通常より多目に塗布量を設定して0.05±0.01g/1pを用いて塗布し、コンデンサ素子を載せ、乾燥して接続した後、モールド材を用いて外装し固体電解コンデンサを作製した。
(実施例3)
実施例3については、実施の形態3で用いた図3を参照して説明する。変換基板2としては、厚さ0.2mm、長さ3.2mm、幅1.6mmのガラス含有エポキシ樹脂からなる基体の上面のコンデンサ素子接続面に一端に厚さ70μm、長さ1.0mm、幅1.6mmの陽極部5が、他端に厚さ70μm、長さ1.5mm、幅1.6mmの陰極部4が銅箔により形成されている。下面のコンデンサ実装電極面には四隅に厚さ70μm、長さ1.0mm、幅0.5mmの陽極端子15及び陰極端子14が銅箔により形成され陽極部5と陽極端子15、陰極部4と陰極端子14はスルーホール及びビアホールにより接続されている。陰極部4の周囲には外周から0.1mm内側に幅0.1mm、高さ0.1mmの凸部10をエポキシ樹脂を塗布して形成し、凸部から0.1mm内側に幅0.1mm深さ0.1mmのU字形の凹部9をプレスにより形成した。
コンデンサ素子1は、直径0.2mm、長さ0.6mmのタンタルからなる陽極リード6が導出した長さ1.4mm、幅0.9mm、厚さ0.6mmであり、陽極リード6に42合金からなる金属片7を抵抗溶接した。
変換基板の陰極部に銀とエポキシ樹脂からなる導電性接着剤を、通常より多目に塗布量を設定して0.05±0.01g/1pを用いて塗布し、コンデンサ素子を載せ、乾燥して接続した後、モールド材を用いて外装し固体電解コンデンサを作製した。
(比較例)
比較例については、従来の固体電解コンデンサで用いた図4を参照して説明する。変換基板2としては、厚さ0.2mm、長さ3.2mm、幅1.6mmのガラス含有エポキシ樹脂からなる基体の上面のコンデンサ素子接続面に一端に厚さ70μm、長さ1.0mm、幅1.6mmの陽極部5が、他端に厚さ70μm、長さ1.5mm、幅1.6mmの陰極部4が銅箔により形成されている。下面のコンデンサ実装電極面には四隅に厚さ70μm、長さ1.0mm、幅0.5mmの陽極端子15及び陰極端子14が銅箔により形成され陽極部5と陽極端子15、陰極部4と陰極端子14はスルーホール及びビアホールにより接続されている。
コンデンサ素子1は、直径0.2mm、長さ0.6mmのタンタルからなる陽極リード6が導出した長さ1.4mm、幅0.9mm、厚さ0.6mmであり、陽極リード6に42合金からなる金属片7を抵抗溶接した。
変換基板の陰極部に銀とエポキシ樹脂からなる導電性接着剤を、通常より多目に塗布量を設定して0.05±0.01g/1pを用いて塗布し、コンデンサ素子を載せ、乾燥して接続した後、モールド材を用いて外装し固体電解コンデンサを作製した。
実施例1〜3及び比較例で作製した固体電解コンデンサそれぞれ10000個について短絡不良数および導電性接着剤の露出不良数を表1に示す。
Figure 0005201670
以上、この発明の実施の形態を説明したが、この発明は、この実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。すなわち、当業者であればなしえるであろう各種変更、修正を含むことは勿論である。
本発明の実施の形態1の固体電解コンデンサを説明する断面図。 本発明の実施の形態2の固体電解コンデンサを説明する断面図。 本発明の実施の形態3の固体電解コンデンサを説明する断面図。 従来の固体電解コンデンサを説明する断面図。
符号の説明
1 コンデンサ素子
2 変換基板
3 外装樹脂
4 陰極部
5 陽極部
6 陽極リード
7 金属片
8 導電性接着剤
9 凹部
10 凸部
14 陰極端子
15 陽極端子

Claims (1)

  1. 上面にコンデンサ素子接続面を、下面に前記コンデンサ素子接続面のパターンと異なるパターンを有するコンデンサ実装電極面を備え、前記上面と前記下面が電気的に接続された平板状の変換基板を有し、前記上面に、陽極リードを導出したコンデンサ素子が導電性接着剤で接続され、前記コンデンサ素子が外装樹脂で被覆された固体電解コンデンサにおいて、前記コンデンサ素子接続面の陰極部の、前記コンデンサ素子の陰極部における長手方向の端部に対応する箇所のみに凹部または凸部を有することを特徴とする固体電解コンデンサ。
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