JP5217962B2 - 車両情報表示装置 - Google Patents
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Description
また、自然環境の保護を意識するだけでなく、ガソリン等の燃料価格が高騰した場合等を想定して経済性を重要視する自動車ユーザが増えており、ガソリン等の燃費に関する情報を表示する表示装置を予め備えた車両や、車両に後付けできるようにしたもの等が諸々開発されている。
これらは、例えば、低燃費走行時に点灯するECOランプ、一定期間の燃費を数値化して表示する平均燃費計、瞬間的な燃費を数値化して表示する瞬間燃費計、また、燃費をグラフ化して表示する燃費メータ等であり、車内のダッシュボード等に配置されるものとなっている。
これにより、ユーザは、所定の移動単位の中で計上される車両の走行に要した費用(経費)を広く把握することができるようになる。
従って、本車両情報表示装置によれば、車両の走行に要した正確な費用を手軽に確認できるようになり、車ユーザの経済性に対する関心の高まりにも応えることができるので、車両の付加価値の向上に十分寄与し得るものとなる。
なお、本実施の形態での車両は、四輪自動車であるとして説明するが、自動二輪車(例えばオートバイ)や自動三輪車(例えばトライク)等であってもよい。また、ガソリン車を対象とするだけでなく、ディーゼル車やバイオ燃料車等にも採用可能であることは勿論である。
車両情報表示装置10は、いわゆるHMI(Human Machine Interface)を構成する1つのユニット体で、例えば車両のダッシュボード上部に設置されてその燃料に係る情報を表示するものである。
車両情報表示装置10は、図1に示すように、制御手段18と、消費額算出手段16と、総費用算出手段17と、燃費算出手段20と、入力部24と、表示部26と、音声出力部28などを含んで構成されている。更に、車両情報表示装置10は、受信手段12、燃料消費量測定手段14、及び走行データ測定手段22が制御手段18に接続されている。
また、受信手段12は、車両が高速道路を通行するに伴い、高速道路の入出に係る情報である入出情報や、高速道路の通行料金に係る情報である高速料金情報等を、交通施設の利用に係る通信情報として受信し、受信した通信情報を制御手段18に送信する。
なお、上記入出情報は、具体的には、料金所に設けられた路側機から送られる通行履歴情報の入口情報及び出口情報を含み、高速料金情報は、路側機から送られる利用明細情報を含む。
また、制御手段18は、走行データ測定手段22から受信した速度に基づき、燃料消費量測定手段14から受信した燃料消費量のうち、車両が停止している非走行状態(すなわちアイドリング状態)で消費される非走行燃料消費量D1を積算して記憶部に記憶する。
また、制御手段18は、受信手段12から受信した高速道路の入出情報に基づき、燃料消費量測定手段14から受信した燃料消費量を、高速道路で消費される高速道路燃料消費量D2と、一般道路で消費される一般道路燃料消費量D3とに分けてそれぞれ積算して記憶部に記憶する。
また、制御手段18は、受信手段12から受信した高速料金情報における利用金額Hmを積算して記憶部に記憶する。
また、制御手段18は、受信手段12から受信した入出情報に基づき、走行データ測定手段22から受信した走行距離を、車両が高速道路を走行している間の高速道路走行距離L2と、一般道路を走行している間の一般道路走行距離L3とを分けてそれぞれ積算して記憶部に記憶する。
更に、制御部18は、総費用算出手段17により算出される総費用Tの値の変化に応じて音声出力部28から音声出力を行わせるように音声出力部28を制御する。
総燃料消費額Et=総燃料消費量Dt×燃料の単価Av・・・(1)
また、消費額算出手段16は、車両が停止している非走行状態の非走行燃料消費量D1と、上記した燃料の単価Avとに基づいて、式(2)に示すように、アイドリング状態での燃料消費額、すなわち、非走行燃料消費額E1を算出する。
非走行燃料消費額E1=非走行燃料消費量D1×燃料の単価Av・・・(2)
なお、上述した総燃料消費額Etは、この非走行燃料消費額E1を含むものである。
また、消費額算出手段16は、高速道路で消費された高速道路燃料消費量D2と、上記した燃料の単価Avとに基づいて、式(3)に示すように、高速道路での燃料消費額、すなわち、高速道路燃料消費額E2を算出する。
高速道路燃料消費額E2=高速道路燃料消費量D2×燃料の単価Av・・・(3)
また、消費額算出手段16は、一般道路で消費された一般道路燃料消費量D3と、上記した燃料の単価Avとに基づいて式(4)に示すように、一般道路での燃料消費額、すなわち、一般道路燃料消費額E3を算出する。
一般道路燃料消費額E3=一般道路燃料消費量D3×燃料の単価Av・・・(4)
総費用T=総燃料消費額Et+高速料金情報における利用金額Hm・・・(5)
走行燃費Mt=走行距離L1/(高速道路燃料消費量D2+一般道路燃料消費量D3)・・・(6)
また、燃費算出手段20は、式(7)に示すように、高速道路走行距離L2を高速道路燃料消費量D2で除算することで高速道路の走行時における燃費、すなわち、高速燃費M1を算出する。
高速燃費M1=高速道路走行距離L2/高速道路燃料消費量D2・・・(7)
また、燃費算出手段20は、式(8)に示すように、一般道路走行距離L3を一般道路燃料消費量D3で除算することで一般道路の走行時における燃費、すなわち、一般燃費M2を算出する。
一般燃費M2=一般道路走行距離L3/一般道路燃料消費量D3・・・(8)
また、表示部26は、切替ボタン32の操作に応じ、前述した総費用Tの表示に加えて消費額算出手段16により算出された各燃料消費額E1〜E3をそれぞれ表示する。
また、表示部26は、切替ボタン32の操作に応じ、前述した総費用Tの表示に加えて受信手段12により受信された高速料金情報における利用金額Hmを表示する。
更に、表示部26は、切替ボタン32の操作に応じ、前述した総費用Tの表示に加えて燃費算出手段20により算出された走行燃費Mt、高速燃費M1、及び一般燃費M2をそれぞれ表示する。
また、本実施の形態では、表示部26は、本実施の形態では液晶ディスプレイであるとして説明したが、表示部26としては、7セグLED等からなる簡易な発光表示をする装置等、従来公知のさまざまな表示装置が採用可能である。
そして、表示部26の左部には、上記右部に表示された数値が何を表す数値であるのかを示すモードの略称が表示され、本実施の形態におけるモードには、高速モード、IDLEモード、一般モード、ETCモード、及び総費用モードがある。
なお、図2では、上記した各モードの表示位置を示すため、表示部26の左部にすべてのモードの略称を表示した状態が図示されている。
また、本実施の形態におけるモードには、上記した以外にも入力部24からユーザに数値入力させる際の入力モードがあり、この入力モードの場合には、表示部26の左部には何もモード表示されない。
同様に、IDLEモードでは非走行燃料消費額E1が表示され、一般モードでは一般道路燃料消費額E3と一般燃費M2とが交互に表示される。
また、ETCモードでは、表示部26内の右部に高速料金情報における利用金額Hmが表示され、同様に、総費用モードでは総費用Tと走行燃費Mtとが交互に表示される。
更に、入力モードでは、ユーザにより置数キー38から入力された数値が表示部26内の右部に表示される。
また、同様に、ETCモードで表示される画面をETCモード画面、総費用モードで表示される画面を総費用モード画面(図3参照)、入力モードで表示される画面を入力モード画面という。
詳細には、モード画面は、切替ボタン32を押下するたびに、高速モード画面(高速道路燃料消費額E2表示及び高速燃費M1表示の2画面を有する)、IDLEモード画面、一般モード画面(一般道路燃料消費額E3表示及び一般燃費M2表示の2画面を有する)、ETCモード画面、総費用モード画面(総費用T表示及び走行燃費Mt表示の2画面を有する)、及び入力モード画面の順に切り替え表示される。
そして、上記した入力モード画面からは、再び高速モード画面に戻るように切り替えられる。
つまり、リセットボタン34が操作される直前の時点で記憶されていた総燃料消費量Dt、各燃料消費量D1〜D3、高速料金情報における利用金額Hmのそれぞれのデータを0クリアする。
車両の燃料補給に応じて上記置数キー38から入力された燃料の単価Avは、上記登録ボタンが押下されることで記憶部に記憶され更新される。
なお、本実施の形態では、入力部24として置数キー38を用いる場合について説明したが、入力部24として、十字キーや矢印キーなどの操作部材を操作することで数値を入力する構成など、従来公知のさまざまな構成が入力部24として採用可能である。
また、ガソリン燃料の単価を制御手段18に入力する方法は、上述した置数キー38を用いる方法に限定されるものではない。要は、ガソリン燃料の単価を制御手段18に入力して設定できればよいのであり、例えば、通信によってガソリン燃料の単価を受信手段12を経由して制御手段18に設定することも可能である。
なお、この時点で燃料の単価Avが記憶部に記憶されていない場合には、これを入力するようにユーザに促す表示(不図示)を表示部26にさせるようにしてもよい。
また、上記ステップS10は、エンジンが駆動される前のイグニッション電源がオン状態になった時点で実行されるようにしてもよい。
ステップS12でリセットボタン34が押下されたと判定された場合(ステップS12:Yes)には、それまで記憶されていた総燃料消費量Dt、及び各燃料消費量D1〜D3のデータが0クリアされると共に、受信手段12により受信されて記憶部に記憶されていた高速料金情報のデータが0クリアされ(ステップS18)、後述のステップS20の処理に移る。
このステップS20においては、走行データ測定手段22から受信した車両の速度が例えば0km/hである場合にアイドリング状態にあると判定され、それ以外の場合に走行状態にあると判定される。
そして、ステップS22からは、更にステップS20に戻って当該判定が繰り返し行われる。つまり、車両がアイドリング状態にあると判定されている間は、燃料消費量測定手段14によって非走行燃料消費量D1が積算される。
続いて、受信手段12により新たな高速料金情報が受信されたか否かが判定され(ステップS28)、このステップS28で受信されたと判定された場合(ステップS28:Yes)には、受信した高速料金情報における利用金額Hmが記憶部に積算されて記憶される(ステップS30)。
そして、このステップS30からは、ステップS12の処理へと戻り、前述したステップS12以降の処理を適宜に繰り返す。
また、上記したステップS28で新たな高速料金情報が受信されていないと判定された場合(ステップS28:No)には、ステップS12の処理へと戻り、前述したステップS12以降の処理を適宜に繰り返す。
インターフェース部30では、前述の図4に示した車両情報表示装置10の動作処理がなされている間にユーザによって適時に操作及び表示がなされ、それまでに積算された総費用T等が適時に確認可能となっている。
この総費用モード画面に切り替えられた際には、図3に示すように、表示部26内左部が「¥」マークのみの表示となる。そして、表示部26内右部には、車両の走行に要した総費用Tが、54、321(円)のように金額にて表示される。
更に、この総費用モード画面で切替ボタン32が押下されると、表示部26内左部の「¥」マークの表示はそのままで、表示部26内右部が走行燃費Mtの数値表示に切り替わる。
更に、この高速モード画面で切替ボタン32が押下されると、表示部26内左部の「高速」の表示はそのままで、表示部26内右部が高速燃費M1の数値表示に切り替わる。
更に、この一般モード画面で切替ボタン32が押下されると、表示部26内左部の「一般」の表示はそのままで、表示部26内右部が一般燃費M2の数値表示に切り替わる。
また、それ以外にも、切替ボタン32を適宜に押下操作し、前述した各モード画面のうちからユーザ自身の確認したいモード画面に任意に切り替えることによって、非走行燃料消費額E1、高速道路燃料消費額E2、高速燃費M1、一般道路燃料消費額E3、一般燃費M2、及び高速料金情報における利用金額Hmを、その要求に応じて速やかに確認することができるようになる。
これにより、ドライバーは、運転中に前方から目を離さずとも総費用Tが増していることを認識でき、その音色の出力された時間間隔等に基づいて経済的な運転ができているか否かを感覚的に把握し、経済的な運転への意識を想起あるいは持続させることができるようになる。
また、上記ステップS58で入力モード画面と判定されなかった場合(ステップS58:No)には、ステップS50の処理へと戻り、ステップS50以降の処理を適宜に繰り返す。
これにより、当該モード画面の表示部26内右部の数値が0表示されると共に(ステップS54)、この時点から新たな各燃料消費量Dt、D1〜D3等の測定を開始させることができるようになる。
また、上記ステップS52でリセットボタン34が押下されなかったと判定された場合(ステップS52:No)には、ステップS50の処理へと戻り、ステップS50以降の処理を適宜に繰り返す。
これにより、燃料に係る消費額だけでなく、所定の移動単位の中で計上される車両の走行に要した総費用Tを把握することができるようになるので、例えば、トラック輸送等で行われるような物流におけるコスト計算や、車両で旅行した際に費やした交通費などを迅速かつ精度良く把握することができるようになる。
従って、本車両情報表示装置10によれば、車両の走行に要した正確な総費用Tを手軽に確認できるようになり、車ユーザの経済性に対する関心の高まりにも応えることができるので、車両の付加価値の向上に十分寄与し得るものとなる。
また、ユーザは、エンジンの駆動に伴って発生する費用をじかに金額として見ることができるようになるので、その時点までに行なった自己の運転操作内容を直感的に認識することができ、それ以降の運転操作にその結果を速やかに反映させることが可能となる。
更に、ユーザは、エンジンの駆動に伴って発生する費用をじかに金額として見ることができるようになるので、その金額を参考にして次の給油時の概算を事前に知ることができる。
これにより、ユーザは、車両のアイドリング状態で消費された燃料消費額を、金額として直感的に認識することができるようになる。
また、従来の燃費計においては、車両のアイドリング時には燃費表示をすることができなかったが、本発明にあっては、アイドリング状態での燃料の消費に係るデータ(すなわち非走行燃料消費額E1)を表示することが可能となるため、エンジンの駆動に係る燃料の消費状態を一層広いタイミングで認識することができるようになる。
これにより、ユーザは、エンジンの駆動に要した燃料消費額を、高速道路と一般道路とで区別して把握できるようになり、かつそれぞれを金額として直感的に認識することができるようになる。
Claims (3)
- 交通施設の利用に係る通信情報を受信する受信手段を備えた車両に搭載され、前記車両の燃料に係る情報を表示する車両情報表示装置であって、
エンジンの駆動により消費される燃料消費量と、燃料補給の際に入力された燃料の単価とに基づいて燃料消費額を算出する消費額算出手段と、
前記燃料消費額と、前記受信手段により受信された交通施設の利用金額とを加えて総費用を算出する総費用算出手段と、
前記総費用を表示する表示手段とを備え、
前記受信手段は、有料道路の入出に係る通信情報を受信する有料道路の自動料金収受に係る車載器であり、
前記消費額算出手段は、前記受信手段により受信された前記有料道路の入出に係る通信情報に基づき、有料道路で消費された有料道路燃料消費量と前記燃料の単価とに基づいて有料道路燃料消費額を算出すると共に、一般道路で消費された一般道路燃料消費量と前記燃料の単価とに基づいて一般道路燃料消費額を算出し、
前記表示手段は、前記総費用の表示に加え前記有料道路燃料消費額及び前記一般道路燃料消費額の表示を行う、
ことを特徴とする車両情報表示装置。 - 前記燃料消費額は、車両が停止している非走行状態の燃料消費量と、前記燃料の単価とに基づいて前記消費額算出手段により算出される非走行燃料消費額を含み、
前記表示手段は、前記総費用の表示に加え前記非走行燃料消費額の表示を行う、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両情報表示装置。 - 前記表示手段は、前記総費用の表示に加え前記交通施設の利用金額のみの表示を行う、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両情報表示装置。
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