JP5218251B2 - Rfidタグ読取装置 - Google Patents

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Description

この発明は、RFIDタグに記憶されている情報を読取るRFIDタグ読取装置に関する。
RFIDタグ読取装置は、RFIDタグと無線で通信するためのアンテナを備えており、そのアンテナから電波をRFIDタグへ送信し、そのRFIDタグから返信された電波に重畳されている情報を読取る。このようなRFIDタグ読取装置として、たとえば、ダイポールアンテナを備えたものが知られている(特許文献1)。また、チップアンテナとして、導体をメアンダ状(蛇行状)にしたものが知られている(特許文献2)。
特開2006−303907号公報(第35〜37段落、図1,3,6)。 特開2000−278037号公報(第45段落、図5)。
ダイポールアンテナを備えたRFIDタグ読取装置では、ダイポールアンテナが装置の幅方向に配置されているため、装置を幅方向に小型化しようとすると、ダイポールアンテナが装置からはみでるため、小型化が難しい。そこで、図25に示すように、ダイポールアンテナ60の両端をそれぞれ内側に2回屈曲させて、ダイポールアンテナの幅を短くする構造が考えられる。しかし、ダイポールアンテナ60の直線状部61と、屈曲により形成された直線状部62との間に自己結合が発生するため、アンテナの利得が低下してしまう。
また、2素子の八木アンテナを備えたRFIDタグ読取装置において、図26に示すように、放射素子71および反射素子72の各両端部を屈曲させた場合も、直線状部71a,71b間および直線状部72a,72b間に自己結合が発生するため、アンテナの利得が低下してしまう。
そこで、本願発明者は、図27(a)に示すように、ダイポールアンテナ60の屈曲した部分62aをメアンダ状に形成することにより、アンテナの利得を上げる構造を考えたが、所望の利得を得ることができなかった。また、図27(b)に示すように、放射素子71および反射素子72の直線状部71b,72bをメアンダ状に形成することにより、アンテナの利得を上げる構造を考えたが、所望の利得を得ることができなかった。
そこでこの発明は、上述の諸問題を解決するためになされたものであり、アンテナの利得を高めることができ、かつ、装置の小型化を図ることのできるRFIDタグ読取装置を実現することを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の第1の特徴は、ダイポールアンテナ(30)を介して電波でRFIDタグ(50)と通信することにより、RFIDタグに記録されている情報を読取るように構成されたRFIDタグ読取装置(1)において、前記ダイポールアンテナを構成する素子は、給電線に接続された直線状部(30a)と、前記直線状部の両端から互いに同じ側に屈曲され、相対向する一対の屈曲部(30c)とを備えており、前記一対の屈曲部は、それぞれ複数回折り返されたメアンダ状に形成されており、かつ、メアンダ状の部分(30d)のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなり、それら前記折り返された部分の、それぞれの外側の端部が、前記直線状部と直交し且つ当該直線状部の端部を通る直交線上に位置しているRFIDタグ読取装置である。
また、この発明の第2の特徴は、放射素子(21)、導波素子(23)および反射素子(22)を有するアンテナ(20)を介して電波でRFIDタグ(50)と通信することにより、RFIDタグに記録されている情報を読取るように構成されたRFIDタグ読取装置(1)において、前記放射素子、導波素子および反射素子の少なくとも1つが、直線状部(21a,23a,22a)と、前記直線状部の両端から他のいずれかの素子に向けて互いに同じ側に屈曲され、相対向する一対の屈曲部(21c,23c,22c)とを備えており、前記一対の屈曲部は、それぞれ複数回折り返されたメアンダ状に形成されており、かつ、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分(21d,23d,22d)が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなり、それら前記折り返された部分の、それぞれの外側の端部が、前記直線状部と直交し且つ当該直線状部の端部を通る直交線上に位置しているRFIDタグ読取装置である。
また、この発明の第3の特徴は、放射素子(21)および導波素子(23)を有するアンテナ(20)を介して電波でRFIDタグ(50)と通信することにより、RFIDタグに記録されている情報を読取るように構成されたRFIDタグ読取装置(1)において、前記放射素子および導波素子の少なくとも一方が、直線状部(21a,23a)と、前記直線状部の両端から他方の素子に向けて互いに同じ側に屈曲され、相対向する一対の屈曲部(21c,23c)とを備えており、前記一対の屈曲部は、それぞれ複数回折り返されたメアンダ状に形成されており、かつ、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分(21d,23d)が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなり、それら前記折り返された部分の、それぞれの外側の端部が、前記直線状部と直交し且つ当該直線状部の端部を通る直交線上に位置しているRFIDタグ読取装置である。
また、この発明の第4の特徴は、放射素子(21)および反射素子(22)を有するアンテナ(20)を介して電波でRFIDタグ(50)と通信することにより、RFIDタグに記録されている情報を読取るように構成されたRFIDタグ読取装置(1)において、前記放射素子および反射素子の少なくとも一方が、直線状部(21a,22a)と、前記直線状部の両端から他方の素子に向けて互いに同じ側に屈曲され、相対向する一対の屈曲部(21c,22c)とを備えており、前記一対の屈曲部は、それぞれ複数回折り返されたメアンダ状に形成されており、かつ、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分(21d,22d)が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなり、それら前記折り返された部分の、それぞれの外側の端部が、前記直線状部と直交し且つ当該直線状部の端部を通る直交線上に位置しているRFIDタグ読取装置である。
さらに、この発明の第5の特徴は、前述の第3または第4の特徴を有するRFIDタグ読取装置(1)において、前記放射素子(21)および放射素子以外の素子(22,23)が、前記直線状部(22a,23a)および一対の屈曲部(22c,23c)をそれぞれ備えており、前記各屈曲部は、それぞれ複数回折り返されてメアンダ状に形成されており、かつ、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分(22d,23d)が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなることにある。
この発明の第6の特徴は、前述の第1ないし第5の特徴のいずれか1つを有するRFIDタグ読取装置(1)において、前記各メアンダ状の部分のうち、少なくとも1つのメアンダ状の部分は、少なくとも前記所定範囲において、前記折り返された部分(21d,23d,22d)が前記直線状部(21a,23a,22a)から遠ざかるに従って長くなり、その途中からは、前記直線状部から遠ざかるに従って短くなるように形成されてなることにある。
この発明の第7の特徴は、前述の第1ないし第6の特徴のいずれか1つを有するRFIDタグ読取装置(1)において、前記各メアンダ状の部分のうち、少なくとも1つのメアンダ状の部分は、少なくとも前記所定範囲において内側を向いて山状に形成されている部分(21d,23d,22d)の頂部が、その頂部を成す辺と前記直線状部とが成す角度が鋭角になるテーパ状に形成されてなることにある。
この発明の第8の特徴は、前述の第7の特徴を有するRFIDタグ読取装置(1)において、少なくとも前記所定範囲における前記頂部が、前記内側に膨らんだテーパ曲面状に形成されてなることにある。
この発明の第9の特徴は、前述の第1ないし第8の特徴のいずれか1つを有するRFIDタグ読取装置(1)において、前記各メアンダ状の部分のうち、少なくとも1つのメアンダ状の部分は、少なくとも前記所定範囲が前記直線状部に対して非平行に形成されてなることにある。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1の特徴は、ダイポールアンテナにおいて、直線状部の両端の屈曲部に形成されたメアンダ状の部分のうち、少なくとも直線状部の両端から所定範囲において、折り返された部分が直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなることにある。
したがって、上記の第1の特徴を有するRFIDタグ読取装置によれば、折り返された部分間の自己結合を小さくすることができるため、ダイポールアンテナの利得を高めることができ、かつ、装置の小型化を図ることができる。
第2の特徴は、放射素子、導波素子および反射素子を有するアンテナにおいて、放射素子、導波素子および反射素子の少なくとも1つが、直線状部の両端の屈曲部に形成されたメアンダ状の部分のうち、少なくとも直線状部の両端から所定範囲において、折り返された部分が直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなることにある。
したがって、上記の第2の特徴を有するRFIDタグ読取装置によれば、折り返された部分間の自己結合を小さくすることができるため、放射素子、導波素子および反射素子を有するアンテナの利得を高めることができ、かつ、装置の小型化を図ることができる。
第3の特徴は、放射素子および導波素子を有するアンテナにおいて、放射素子および導波素子の少なくとも一方が、直線状部の両端の屈曲部に形成されたメアンダ状の部分のうち、少なくとも直線状部の両端から所定範囲において、折り返された部分が直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなることにある。
したがって、上記の第3の特徴を有するRFIDタグ読取装置によれば、折り返された部分間の自己結合を小さくすることができるため、放射素子および導波素子を有するアンテナの利得を高めることができ、かつ、装置の小型化を図ることができる。
特に、第5の特徴によれば、放射素子および導波素子の両素子におけるメアンダ状の部分のうち、少なくとも直線状部の両端から所定範囲において、折り返された部分が直線状部から遠ざかるに従って長くなるようにそれぞれ形成されてなるため、アンテナの利得をより一層高めることができる。
第4の特徴は、放射素子および反射素子を有するアンテナにおいて、放射素子および反射素子の少なくとも一方が、直線状部の両端の屈曲部に形成されたメアンダ状の部分のうち、少なくとも直線状部の両端から所定範囲において、折り返された部分が直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなることにある。
したがって、上記の第4の特徴を有するRFIDタグ読取装置によれば、折り返された部分間の自己結合を小さくすることができるため、放射素子および反射素子を有するアンテナの利得を高めることができ、かつ、装置の小型化を図ることができる。
特に、第5の特徴によれば、放射素子および反射素子の両素子におけるメアンダ状の部分のうち、少なくとも直線状部の両端から所定範囲において、折り返された部分が直線状部から遠ざかるに従って長くなるようにそれぞれ形成されてなるため、アンテナの利得をより一層高めることができる。
第6の特徴は、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも1つのメアンダ状の部分は、少なくとも前記所定範囲において、折り返された部分が直線状部から遠ざかるに従って長くなり、その途中からは、直線状部から遠ざかるに従って短くなるように形成されてなることにある。
したがって、上記の第6の特徴を有するRFIDタグ読取装置によれば、折り返された部分と直線状部との自己結合を小さくすることができる。
特に、素子を相対向して配置してなるアンテナにおいて、各直線状部の両端から相対向する方向に屈曲部が延びている場合に、各屈曲部に形成されたメアンダ状の部分を、折り返された部分が直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成すると、折り返された部分のうち、直線状部から最も離れた部分が最も長くなる。
したがって、相対向する素子において最も長い折り返し部分同士が接近するため、折り曲げた部分間の自己結合が大きくなる。
そこで、各素子のメアンダ状の部分を第6の特徴のように形成することにより、最も長い折り返し部分同士が接近しないようにすることができるため、折り曲げた部分間の自己結合を小さくすることができる。
第7の特徴によれば、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも1つのメアンダ状の部分は、少なくとも前記所定範囲において内側を向いて山状に形成されている部分の頂部が、その頂部を成す辺と直線状部とが成す角度が鋭角になるテーパ状に形成されてなるため、エレメント長を長くすることができるので、より一層アンテナの利得を高めることができる。
第8の特徴によれば、少なくとも前記所定範囲における前記頂部が、前記内側に膨らんだテーパ曲面状に形成されてなるため、直線状部および他の折り返された部分間の自己結合を小さくすることができる。
第9の特徴によれば、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも1つのメアンダ状の部分は、少なくとも前記所定範囲が直線状部に対して非平行に形成されてなるため、メアンダ状の部分と直線状部との自己結合を小さくすることができる。
この発明の第1実施形態に係るRFIDタグ読取装置の外観を示す上面図である。 図1に示すタグリーダの左側面図である。 図1に示すタグリーダの正面図である。 アンテナの説明図であり、(a)はアンテナの平面図、(b)は(a)に示すアンテナの部分拡大図である。 タグリーダの主な電気的構成を示す説明図である。 メアンダ構造の検討1におけるシミュレーションで使用したアンテナの平面説明図である。 メアンダ構造の検討2におけるシミュレーションで使用したアンテナの平面説明図である。 メアンダ構造の検討2におけるシミュレーションの結果を示すグラフである。 シミュレーション1に用いた従来のアンテナの平面図である。 発明1のアンテナの平面図である。 従来のアンテナのVSWR(電圧定在波比)特性を示すグラフである。 発明1のアンテナのVSWR特性を示すグラフである。 シミュレーション2に用いた発明2のアンテナの平面図である。 発明2のアンテナのVSWR特性を示すグラフである。 従来のアンテナの測定結果をまとめて示す図表である。 発明2のアンテナの測定結果をまとめて示す図表である。 第1実施形態の変更例に係るタグリーダに備えられたアンテナの説明図である。 アンテナの変更例を示す説明図である。 アンテナの変更例を示す説明図である。 アンテナの変更例を示す説明図である。 3素子の八木アンテナを示す説明図である。 第2実施形態に係るタグリーダに備えられたダイポールアンテナの平面説明図である。 アンテナの変更例を示す説明図である。 アンテナの変更例を示す説明図である。 従来のダイポールアンテナの説明図である。 従来の八木アンテナの説明図である。 (a)は屈曲部がメアンダ状に形成されたダイポールアンテナの説明図であり、(b)は屈曲部がメアンダ状に形成された八木アンテナの説明図である。
〈第1実施形態〉
この発明に係る第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、この第1実施形態に係るRFIDタグ読取装置(以下、タグリーダと称する)の外観を示す上面図である。図2は、図1に示すタグリーダの左側面図である。図3は、図1に示すタグリーダの正面図である。図4はアンテナの説明図であり、(a)はアンテナの平面図、(b)は(a)に示すアンテナの部分拡大図である。
[タグリーダの主要構成]
図1に示すように、タグリーダ1は、ケース13を備えており、そのケース13の上面には、表示部11と、キー操作部12とが備えられており、ケース13の先端には、タグ50と通信を行うためのアンテナ20が内蔵されている。図2および図3に示すように、アンテナ20は放射素子21および反射素子22の2素子、つまり、八木アンテナから導波素子を省略した構成になっている。
図3に示すように、タグリーダ1を正面から見ると、放射素子21の上方に反射素子22が配置されており、アンテナ20の指向性は下向きになっている。このため、タグ50の情報を読取るときは、図2に示すように、タグリーダ1の先端裏面をタグ50と対向させた状態で使用する。
図4(a)に示すように、放射素子21および反射素子22は、導電性材料により、基板14の基板面に膜状にパターニングされており、さらに、その基板面は、基板14と同じ基板の基板面で覆われている。つまり、アンテナ20は、基板間に挾持されている。
導電性材料としては銅などを用いることができ、基板は、エラストマーなどの樹脂やセラミックなどの誘電性材料により形成することができる。放射素子21は、給電線(図示省略)と接続されている。
放射素子21は、直線状に形成された直線状部21aと、直線状部21aの屈曲点(両端)21b,21bからそれぞれ反射素子22に向けて直角に屈曲された相対向する一対の屈曲部21c,21cとから構成されている。各屈曲部21cは、それぞれ複数回折り返されたメアンダ状に形成されており、少なくとも屈曲点21bから所定範囲において、折り返された部分が直線状部21aから遠ざかるに従って長くなり、その途中からは、直線状部21aから遠ざかるに従って短くなるように形成されている。以下、メアンダ状の部分のうち、内側を向いて山状に形成されている部分をメアンダ部という。
各メアンダ部21dは直線状部と平行に均等の間隔で配置されている。ここで、図4(b)を参照し、左側のメアンダ部21dを例にして説明する。中央のメアンダ部21d3の頂部21eは、その頂部を成す辺と直線状部21aとが成す角度が垂直になるように平坦に形成されている。その中央のメアンダ部21d3以外の各メアンダ部21dの各頂部21eは、頂部21eを成す辺と直線状部21aとが成す角度が鋭角になるようにテーパ状に形成されている。
中央のメアンダ部21d3と直線状部21aとの間に配置されたメアンダ部21d2,21d1の各頂部21eは、直線状部21aの屈曲点21bに向けて傾斜したテーパ状に形成されており、それらのメアンダ部と中央のメアンダ部21d3を挾んで反対側のメアンダ部21d4,21d5の各頂部21eは、中央のメアンダ部21d3の頂部21eに向けて傾斜したテーパ状に形成されている。この実施形態では、メアンダ部21d1,21d2およびメアンダ部21d4,21d5は、中央のメアンダ部21d3を対称軸として線対称に形成されている。
反射素子22は、仮想線14aを対称軸とした場合に、放射素子21と線対称の形状に形成されている。反射素子22は、直線状に形成された直線状部22aと、直線状部22aの屈曲点(両端)22b,22bからそれぞれ放射素子21に向けて直角に屈曲された相対向する一対の屈曲部22c,22cとから構成されている。各屈曲部22cは、それぞれ複数回折り返されたメアンダ状に形成されており、少なくとも屈曲点22bから所定範囲において、折り返された部分が直線状部22aから遠ざかるに従って長くなり、その途中からは、直線状部22aから遠ざかるに従って短くなるように形成されている。また、各メアンダ部22dの形状、大きさおよび配置間隔は、放射素子21のメアンダ部21dと同じである。
[タグリーダの電気的構成]
図5は、タグリーダの主な電気的構成を示す説明図である。同図に示すように、タグリーダ1は、主制御部2と、送信回路3と、受信回路4と、メモリ5と、増幅回路6と、フィルタ回路7と、サーキュレータ8と、電源回路9と、電池10とを備える。サーキュレータ8には、アンテナ20が接続されており、主制御部2には、表示部11と、キー操作部12とが接続されている。
キー操作部12は、テンキー、RFIDタグ(以下、タグと称する)50からデータの読取りを開始するときに操作するトリガースイッチ(図示省略)などから構成されている。表示部11は、液晶表示装置などにより構成されており、タグリーダ1の動作状態やタグ50から読取ったデータなどを表示する。
主制御部2は、CPU、ROMおよびRAMなどから構成されており、キー操作部12から与えられる操作信号に応じてタグリーダ1の動作を制御する。また、主制御部2は、送信回路3へデータを出力する処理、受信回路4から入力したデータをメモリ5に記憶する処理などを実行する。
送信回路3は、その詳細な構成については図示しないが、主制御部2から出力されたデータを変調用の信号に変換する変換回路と、この変換回路からの信号をASK(Amplitude Shift Keying)変調する変調回路とを備える。増幅回路6は、変調回路からの信号を所定の増幅率で増幅する。フィルタ回路7は、増幅回路6からの信号のうち必要な周波数の信号だけを通過させる。
サーキュレータ8は、フィルタ回路7から出力された高周波信号の逆方向への流れを防止する。つまり、フィルタ回路7側から入力した高周波信号をアンテナ20へ出力し、アンテナ20から入力した高周波信号を受信回路4側に出力する。そして、アンテナ20は、高周波信号を無線信号としてタグ50へ送信し、また、タグ50からの無線信号を受信する。
受信回路4は、その詳細な構成については図示しないが、アンテナ20によって受信され、サーキュレータ8から出力された信号を復調する復調回路と、この復調回路からの信号を2値化する2値化回路と、この2値化回路からのデジタルデータに基づいてタグ50からの応答信号を復元する復元回路とを備える。電源回路9は、電池10から供給される電源に基づいて、表示部11および各回路へ動作電源を供給する。
メモリ5は、図3に示す制御コマンド記憶領域5aを備えており、その制御コマンド記憶領域5aは、主制御部2が制御コマンドテーブル2aから選択した制御コマンドを更新可能に記憶する。また、メモリ5は、読み取りたいタグ数として操作者が入力したタグ数と、実際に読取ったタグ数とを記憶する。この実施形態では、メモリ5は、格納されたデータを書換え可能なメモリであり、たとえば、EEPROMなどのフラッシュメモリ、または、RAMである。
また、この実施形態では、タグリーダ1およびタグ50は、EPC(Electronic Product Code)のGen2(Global Class1 Generation2)通信規格に従って通信を行う。また、通信周波数は、UHF帯(0.95GHz帯)である。
[メアンダ構造の検討1]
本願発明者は、アンテナのメアンダ構造の違いによるアンテナ利得の変化を調べるためのシミュレーションを行った。図6は、このシミュレーションで使用したアンテナの平面説明図である。このシミュレーションは、アンテナの上面および下面を誘電率ε=3の誘電体と誘電率ε=10の誘電体とで挾んで行った。
図6(a)に示すように、アンテナ40は、放射素子41および反射素子42を備えている。放射素子41は、直線状に形成された直線状部41aと、直線状部41aの屈曲点(両端)41b,41bからそれぞれ反射素子42に向けて直角に屈曲された相対向する一対の屈曲部41c,41cとから構成されている。
反射素子42は、直線状に形成された直線状部42aと、直線状部42aの屈曲点(両端)42b,42bからそれぞれ放射素子41に向けて直角に屈曲された相対向する一対の屈曲部42c,42cとから構成されている。符号42dで示す破線からなる部分は、反射素子42の一部をコ字状に屈曲形成してなるメアンダ部である。
そして、本願発明者は、アンテナの両側に誘電体を配置し、メアンダ部42dの形成位置を変えたときのメアンダ部42dに流れる電流値を測定した。そして、電流の小さい位置が損失の小さい位置であると評価した。
その結果、メアンダ部42dを直線状部42aの中央P1の両側に2個形成した場合のP1における電流値は、15A/mであった。また、メアンダ部42dを直線状部42aの屈曲点42bの近傍P2,P2にそれぞれ1個ずつ形成した場合の各P2における電流値は、それぞれ10A/mであった。また、メアンダ部42dを屈曲部42c,42cの各先端P3,P3にそれぞれ1個ずつ形成した場合の各P3における電流値は、それぞれ2.5A/mであった。
上記の各電流値をアンテナ利得(アンテナ単体)に換算すると、直線状部42aのP1が1.7dBiであり、P2が2.9dBiであり、屈曲部42cのP3が3.2dBiであった。
つまり、図3(b)に示すように、メアンダ部42dを屈曲部42c,42cの各先端にそれぞれ1個ずつ形成した場合のアンテナ利得が最も高いことが分かった。
[メアンダ構造の検討2]
次に、本願発明者は、メアンダ部および直線状部間の自己結合と、放射素子および反射素子の素子間結合との関係を調べるためのシミュレーションを行った。図7は、このシミュレーションで用いたアンテナの平面図である。図8は、このシミュレーションの結果を示すグラフである。
このシミュレーションは、放射素子41の屈曲部41cの先端と、反射素子42の直線状部42との間隔D1を20mmに保って行った。そして、放射素子41の屈曲部41cの先端と、反射素子42のメアンダ部42dとの間隔D2を変化させたときのアンテナ利得(送信方向の利得)を測定した。
その結果、図8に示すように、アンテナ利得は、間隔D2が3mmのときに約0.5dBiであり、間隔D2が長くなるに従って上昇し、間隔D2が11mmのときに3dBiを超えた。そして、アンテナ利得は、間隔D2が13mmに達したときも3dBiを維持しており、13mmを超えてから15mmになると、3dBiを下回った。
つまり、放射素子41の屈曲部41cの先端と、反射素子42のメアンダ部42dとの間隔D2を11〜13mmに設定すれば、3dBi以上のアンテナ利得を獲得できることが分かった。換言すると、アンテナ利得は、反射素子42のメアンダ部42dおよび直線状部42a間の自己結合F1による影響よりも、放射素子41の屈曲部41cの先端およびメアンダ部42d間の素子間結合F2による影響の方が支配的であることが分かった。
[結論]
上述した検討1および検討2の各結果から、放射素子41および反射素子42の各メアンダ部は、各屈曲部42cの先端にそれぞれ形成し、かつ、放射素子41および反射素子42の間隔を11〜13mmに設定することにより、3dBi以上のアンテナ利得を確保できることが分かった。
[シミュレーション1]
次に、本願発明者は、上記の結論を基にアンテナ(以下、発明1のアンテナという)を作成し、従来のアンテナと性能を比較した。図9は、このシミュレーション1に用いた従来のアンテナの平面図である。図10は、発明1のアンテナの平面図である。図11は、従来のアンテナのVSWR(電圧定在波比)特性を示すグラフであり、図12は、発明1のアンテナのVSWR特性を示すグラフである。
このシミュレーションは、アンテナの上面および下面を誘電体で挾んで行った。その誘電体は、60×90mm、厚さ2.5mmおよび誘電率ε=3、誘電正接(誘電損失)tanδ=0.004@0.953GHzである。また、放射素子および反射素子の全長Wは80mmに統一し、両素子の配置間隔Lは50mmに統一した。また、メアンダ部の間隔MLは2mmに統一し、放射素子および反射素子の線幅は1mmに統一した。
図9に示すように、従来のアンテナ40の放射素子41は、直線状部41aと、この直線状部41aの屈曲点41bから反射素子42に向けて屈曲され、相対向する一対の屈曲部41cとを備える。各屈曲部41cは、直線状部41aと平行な複数のメアンダ部41dを有する。反射素子42は、放射素子41と線対称の形状を呈しており、直線状部42aと、この直線状部42aの屈曲点42bから放射素子41に向けて屈曲され、相対向する一対の屈曲部42cとを備えており、各屈曲部42cは、直線状部42aと平行な複数のメアンダ部42dを有する。
図10に示すように、発明1のアンテナ20の放射素子21は、直線状部21aと、この直線状部21aの屈曲点21bから反射素子22に向けて屈曲され、相対向する一対の屈曲部21cとを備える。各屈曲部21cは、直線状部21aと平行なメアンダ部21d1,21d2,21d6を有する。反射素子22は、放射素子21と線対称の形状に形成されており、直線状部22aと、この直線状部22aの屈曲点22bから放射素子21に向けて屈曲され、相対向する一対の屈曲部22cとを備える。各屈曲部22cは、直線状部22aと平行なメアンダ部22d1,22d2,22d6を有する。
放射素子21および反射素子22において、各メアンダ部の内側へ突出している長さは、直線状部に最も近いメアンダ部および直線状部から最も遠いメアンダ部が最も短く、中央のメアンダ部が最も長くなっている。つまり、各メアンダ部の内側へ突出している長さは、直線状部から遠ざかるに従って長くなり、その途中からは直線状部から遠ざかるに従って短くなるように形成されている。最も短い相対向するメアンダ部間の間隔W1は68mmであり、最も長いメアンダ部間の間隔W2は58mmである。そして、従来のアンテナおよび発明1のアンテナの利得(損失含む)および放射効率を測定した。
[結果1]
その結果、アンテナの利得は、従来のアンテナが2.62dBiであったのに対し、発明1は2.68dBiであり、発明1のアンテナを使用すれば、従来よりも利得を0.06dBi高くすることができることが分かった。また、放射効率は、従来のアンテナが0.8541であったのに対し、発明1は0.8609であり、発明1のアンテナを使用すれば、従来よりも放射効率を0.0068高くすることができることが分かった。
このようにアンテナ利得を高くすることができた要因は、直線状部に近いメアンダ部を短くすることにより、直線状部との自己結合を小さくすることができたからであると推定した。また、直線状部から遠ざかるに従ってメアンダ部を長くすることにより、素子長(エレメント長)を長くすることができたこともアンテナ利得向上の要因であると推定した。
さらに、放射素子21の直線状部21aから最も遠いメアンダ部21d6と、反射素子22の直線状部22aから最も遠いメアンダ部22d6とが接近した状態になるため、それらのメアンダ部21d6,22d6によって素子間結合が発生し易い。そこで、それらのメアンダ部21d6,22d6の突出長さを短くすることにより、素子間結合を小さくすることができたことも要因の一つであると推定した。
つまり、各メアンダ部は、その内側へ突出している長さが直線状部から遠ざかるに従って長くなり、その途中からは直線状部から遠ざかるに従って短くなるように形成することにより、アンテナ利得および放射効率を高めることができることが分かった。
[シミュレーション2]
次に、本願発明者は、メアンダ部の頂部をテーパ状に形成したアンテナ(以下、発明2のアンテナという)を作成し、シミュレーションを行った。図13は、このシミュレーション2に用いた発明2のアンテナの平面図である。図14は、発明2のアンテナのVSWR特性を示すグラフである。シミュレーションの条件は、シミュレーション1と同じである。
図13に示すように、発明2のアンテナ20の特徴は、発明1のアンテナ(図10)の各メアンダ部の頂部をテーパ状に形成した点である。放射素子21は、直線状部21aと、この直線状部21aの屈曲点21bから反射素子22に向けて屈曲され、相対向する一対の屈曲部21cとを備える。各屈曲部21cは、直線状部21aと平行なメアンダ部21d1,21d2,21d6を有する。直線状部21aから最も遠く、屈曲部21cの先端に形成されたメアンダ部21d6は、線状に形成されており、内側へ突出している。メアンダ部21d6は、メアンダ部の中で最も短い。
直線状部21aに最も近いメアンダ部21d1の頂部は、屈曲点21bに向けてテーパ状に形成されている。このメアンダ部21d1に隣接するメアンダ部21d2の内側へ突出する長さは、メアンダ部21d1よりも長く、その頂部は、メアンダ部21d6に向けてテーパ状に形成されている。反射素子22は、放射素子21と線対称に形成されており、直線状部22aと、一対の屈曲部22cとを備えている。各屈曲部22cは、直線状部22aと平行なメアンダ部22d1,22d2,22d6を有する。
また、相対向するメアンダ部22d6(21d6)間の間隔W1が74mmであり、相対向するメアンダ部22d1(21d1)間の間隔W2が64mmであり、相対向するメアンダ部22d2(21d2)間の間隔W3が54mmである。
[結果2]
シミュレーションの結果、アンテナの利得は、2.75dBiであり、従来よりも利得を0.13dBi高くすることができることが分かった。また、放射効率は、0.8724であり、従来よりも放射効率を0.0183高くすることができることが分かった。
このように、発明2のアンテナが、発明1のアンテナよりもアンテナ利得を高くすることができた要因は、各メアンダ部の頂部をテーパ状に形成することにより、素子長(エレメント長)を長くすることができたからであると推定した。
つまり、各メアンダ部は、その内側へ突出している長さが直線状部から遠ざかるに従って長くなり、その途中からは直線状部から遠ざかるに従って短くなるように形成し、かつ、各メアンダの頂部をテーパ状に形成すると、アンテナ利得および放射効率をより一層高めることができることが分かった。
[シミュレーション3]
次に、本願発明者は、上記の結果2を基に、放射素子および反射素子の全長W、両素子の配置間隔Lおよびメアンダ部の間隔MLを変更して再度シミュレーションを行った。図15は、従来のアンテナの測定結果をまとめて示す図表であり、図16は、発明2のアンテナの測定結果をまとめて示す図表である。
[結果3]
図15および図16に示すように、放射素子および反射素子の全長W、両素子の配置間隔Lおよびメアンダ部の間隔MLを変更した場合でも、発明2のアンテナは、従来のアンテナよりもアンテナ利得および放射効率(VSWR)を高くすることができることが分かった。
[結論]
上述の結果1ないし3から、各メアンダ部は、その内側へ突出している長さが直線状部から遠ざかるに従って長くなり、その途中からは直線状部から遠ざかるに従って短くなるように形成し、かつ、各メアンダ部の頂部が、その頂部を成す辺と直線状部とが成す角度が鋭角になるテーパ状に形成することにより、アンテナ利得および放射効率を高めることができる。
その後、本願発明者は、さらに研究を重ね、発明2のアンテナにおけるメアンダ部の数を増やすことにより、素子長を長くし、アンテナ利得および放射効率をより一層高めることのできるアンテナ20(図4)を開発した。
[変更例]
(1)図17は、第1実施形態の変更例に係るタグリーダに備えられたアンテナの説明図である。このアンテナは、放射素子21のメアンダ部21dおよび反射素子22のメアンダ部22dの各頂部が、それぞれ内側に膨らんだテーパ曲面状に形成されてなることを特徴としている。メアンダ部の頂部以外は、前述した第1実施形態のアンテナ20(図4)と同一である。
放射素子21の左側の屈曲部21cを例にして説明すると、図17(b)に示すように、メアンダ部21d1〜21d5の各頂部21eは、内側に膨らんだテーパ曲面状に形成されている。
本願発明者は、上記のように、各メアンダ部の頂部を内側に膨らんだテーパ曲面状に形成することにより、直線状部およびメアンダ部間の自己結合を小さくすることができると推定した。
(2)図18は、アンテナの変更例を示す説明図である。放射素子21の各メアンダ部21dは、直線状部21aに対して非平行に形成されており、反射素子22に近付く方向に延びている。また、反射素子22の各メアンダ部22dは、直線状部22aに対して非平行に形成されており、放射素子21に近付く方向に延びている。本願発明者は、上記のように、各メアンダ部を形成することにより、メアンダ部と直線状部との距離を長くすることができるため、メアンダ部および直線状部間の自己結合を小さくすることができると推定した。
(3)図19は、アンテナの変更例を示す説明図である。各メアンダ部21d,22dの頂部が、それぞれ平坦に形成されている他は、第1実施形態のアンテナ20と同じ構成である。図19に示すアンテナ20を用いた場合でも、従来のアンテナよりもアンテナ利得および放射効率を高めることができる。
(4)また、図20に示すように、直線状部から遠ざかるに従って長くなるメアンダ部を有するアンテナを用いることもできる。このアンテナを用いた場合でも、従来のアンテナよりもアンテナ利得および放射効率を高めることができる。
(5)さらに、図21に示すように、3素子の八木アンテナを用いることもできる。アンテナ20は、放射素子21、導波素子23および反射素子22の3素子から構成されている。放射素子21のメアンダ部21dは、直線状部21aから遠ざかるに従って長くなり、その途中からは、直線状部21aから遠ざかるに従って短くなるように形成されている。
反射素子22のメアンダ部22dは、直線状部22aから遠ざかるに従って長くなるように形成されている。導波素子23は、直線状部23aと、この直線状部23aの両端の屈曲点23bから放射方向(図中白抜きの矢印で示す方向)に向けて屈曲され、相対向する一対の屈曲部23cとを備えている。各屈曲部23cは、直線状部23aから遠ざかるに従って長くなる複数のメアンダ部23dを有する。この3素子の八木アンテナを用いた場合も、従来のアンテナよりもアンテナ利得および放射効率を高めることができる。
(6)アンテナ20は、放射素子および導波素子の2素子構成にすることもできる。この構成においても各素子のメアンダ部を上述した第1実施形態および各変更例のように形成することにより、従来のアンテナよりもアンテナ利得および放射効率を高めることができる。反射素子および導波素子を無給電素子とすると、その無給電素子および放射素子の2素子構成のアンテナでは、無給電素子の素子長が所定の長さ(たとえば、約0.48λ)までは導波素子として動作し、所定の長さ以上になると、主放射方向が反転して反射素子として動作する。また、無給電素子を反射素子として動作させた方が、導波素子として動作させた場合よりも、利得およびFB比を高くすることができる。
(7)前述した2素子構成または3素子構成において、各素子の屈曲部は、直線状部の両端から電波の送信方向へ向けて形成しても良いし、電波の受信方向へ向けて形成しても良い。この構成を用いた場合も第1実施形態および各変更例と同じ効果を奏することができる。
〈第2実施形態〉
次に、この発明の第2実施形態について説明する。この実施形態に係るタグリーダは、ダイポールアンテナを備えたことを特徴とする。図22は、ダイポールアンテナの平面説明図である。
ダイポールアンテナ30は、給電線に接続された直線状部30aと、この直線状部30aの両端の屈曲点30bから屈曲され、相対向する一対の屈曲部30cとを備えている。各屈曲部30cは、直線状部30aから遠ざかるに従って長く形成された複数のメアンダ部30dを備えている。また、各メアンダ部30dの頂部は、屈曲点30bに向けて傾斜したテーパ状に形成されている。
本願発明者は、第1実施形態のシミュレーション1〜3の結果1〜3に基づき、上記のダイポールアンテナ30の場合も同様に、従来のダイポールアンテナよりもアンテナ利得および放射効率を高めることができるものと推定した。
[変更例]
(1)図23に示すように、メアンダ部30dの頂部を、内側に膨らんだテーパ曲面状に形成することもできる。この構成のダイポールアンテナ30を用いれば、直線状部30aおよび各メアンダ部30d間の自己結合を小さくすることができるため、アンテナ利得をより一層高くすることができる。
(2)図24に示すように、各メアンダ部30dの頂部を平坦に形成することもできる。この構成のダイポールアンテナ30を用いた場合も、従来のアンテナよりもアンテナ利得および放射効率を高めることができる。また、各メアンダ部30dを、直線状部30aから遠ざかるに従って長くなり、その途中からは、直線状部30aから遠ざかるに従って短くなるように形成することもできる。この構成を用いれば、アンテナよりもアンテナ利得および放射効率をより一層高めることができる。
1・・タグリーダ(RFIDタグ読取装置)、20・・アンテナ、
21・・放射素子、22・・反射素子、21a,22a・・直線状部、
21c,22c・・屈曲部、21d,22d・・メアンダ部(折り返された部分)、
23・・導波素子、30・・ダイポールアンテナ、30a・・直線状部、
30c・・屈曲部、30d・・メアンダ部(折り返された部分)。

Claims (9)

  1. ダイポールアンテナを介して電波でRFIDタグと通信することにより、RFIDタグに記録されている情報を読取るように構成されたRFIDタグ読取装置において、
    前記ダイポールアンテナを構成する素子は、
    給電線に接続された直線状部と、
    前記直線状部の両端から互いに同じ側に屈曲され、相対向する一対の屈曲部とを備えており、
    前記一対の屈曲部は、それぞれ複数回折り返されたメアンダ状に形成されており、かつ、メアンダ状の部分のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなり、それら前記折り返された部分は、それぞれの外側の端部が、前記直線状部と直交し且つ当該直線状部の端部を通る直交線上に位置していることを特徴とするRFIDタグ読取装置。
  2. 放射素子、導波素子および反射素子を有するアンテナを介して電波でRFIDタグと通信することにより、RFIDタグに記録されている情報を読取るように構成されたRFIDタグ読取装置において、
    前記放射素子、導波素子および反射素子の少なくとも1つが、
    直線状部と、
    前記直線状部の両端から他のいずれかの素子に向けて互いに同じ側に屈曲され、相対向する一対の屈曲部とを備えており、
    前記一対の屈曲部は、それぞれ複数回折り返されたメアンダ状に形成されており、かつ、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなり、それら前記折り返された部分は、それぞれの外側の端部が、前記直線状部と直交し且つ当該直線状部の端部を通る直交線上に位置していることを特徴とするRFIDタグ読取装置。
  3. 放射素子および導波素子を有するアンテナを介して電波でRFIDタグと通信することにより、RFIDタグに記録されている情報を読取るように構成されたRFIDタグ読取装置において、
    前記放射素子および導波素子の少なくとも一方が、
    直線状部と、
    前記直線状部の両端から他方の素子に向けて互いに同じ側に屈曲され、相対向する一対の屈曲部とを備えており、
    前記一対の屈曲部は、それぞれ複数回折り返されたメアンダ状に形成されており、かつ、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなり、それら前記折り返された部分は、それぞれの外側の端部が、前記直線状部と直交し且つ当該直線状部の端部を通る直交線上に位置していることを特徴とするRFIDタグ読取装置。
  4. 放射素子および反射素子を有するアンテナを介して電波でRFIDタグと通信することにより、RFIDタグに記録されている情報を読取るように構成されたRFIDタグ読取装置において、
    前記放射素子および反射素子の少なくとも一方が、
    直線状部と、
    前記直線状部の両端から他方の素子に向けて互いに同じ側に屈曲され、相対向する一対の屈曲部とを備えており、
    前記一対の屈曲部は、それぞれ複数回折り返されたメアンダ状に形成されており、かつ、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなり、それら前記折り返された部分は、それぞれの外側の端部が、前記直線状部と直交し且つ当該直線状部の端部を通る直交線上に位置していることを特徴とするRFIDタグ読取装置。
  5. 前記放射素子および放射素子以外の素子が、前記直線状部および一対の屈曲部をそれぞれ備えており、
    前記各屈曲部は、それぞれ複数回折り返されてメアンダ状に形成されており、かつ、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のRFIDタグ読取装置。
  6. 前記各メアンダ状の部分のうち、少なくとも1つのメアンダ状の部分は、
    少なくとも前記所定範囲において、前記折り返された部分が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなり、その途中からは、前記直線状部から遠ざかるに従って短くなるように形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のRFIDタグ読取装置。
  7. 前記各メアンダ状の部分のうち、少なくとも1つのメアンダ状の部分は、
    少なくとも前記所定範囲において内側を向いて山状に形成されている部分の頂部が、その頂部を成す辺と前記直線状部とが成す角度が鋭角になるテーパ状に形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載のRFIDタグ読取装置。
  8. 少なくとも前記所定範囲における前記頂部が、前記内側に膨らんだテーパ曲面状に形成されてなることを特徴とする請求項7に記載のRFIDタグ読取装置。
  9. 前記各メアンダ状の部分のうち、少なくとも1つのメアンダ状の部分は、
    少なくとも前記所定範囲が前記直線状部に対して非平行に形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載のRFIDタグ読取装置。
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