JP5218251B2 - Rfidタグ読取装置 - Google Patents
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Description
そこで、本願発明者は、図27(a)に示すように、ダイポールアンテナ60の屈曲した部分62aをメアンダ状に形成することにより、アンテナの利得を上げる構造を考えたが、所望の利得を得ることができなかった。また、図27(b)に示すように、放射素子71および反射素子72の直線状部71b,72bをメアンダ状に形成することにより、アンテナの利得を上げる構造を考えたが、所望の利得を得ることができなかった。
したがって、上記の第1の特徴を有するRFIDタグ読取装置によれば、折り返された部分間の自己結合を小さくすることができるため、ダイポールアンテナの利得を高めることができ、かつ、装置の小型化を図ることができる。
したがって、上記の第2の特徴を有するRFIDタグ読取装置によれば、折り返された部分間の自己結合を小さくすることができるため、放射素子、導波素子および反射素子を有するアンテナの利得を高めることができ、かつ、装置の小型化を図ることができる。
したがって、上記の第3の特徴を有するRFIDタグ読取装置によれば、折り返された部分間の自己結合を小さくすることができるため、放射素子および導波素子を有するアンテナの利得を高めることができ、かつ、装置の小型化を図ることができる。
したがって、上記の第4の特徴を有するRFIDタグ読取装置によれば、折り返された部分間の自己結合を小さくすることができるため、放射素子および反射素子を有するアンテナの利得を高めることができ、かつ、装置の小型化を図ることができる。
したがって、相対向する素子において最も長い折り返し部分同士が接近するため、折り曲げた部分間の自己結合が大きくなる。
この発明に係る第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、この第1実施形態に係るRFIDタグ読取装置(以下、タグリーダと称する)の外観を示す上面図である。図2は、図1に示すタグリーダの左側面図である。図3は、図1に示すタグリーダの正面図である。図4はアンテナの説明図であり、(a)はアンテナの平面図、(b)は(a)に示すアンテナの部分拡大図である。
図1に示すように、タグリーダ1は、ケース13を備えており、そのケース13の上面には、表示部11と、キー操作部12とが備えられており、ケース13の先端には、タグ50と通信を行うためのアンテナ20が内蔵されている。図2および図3に示すように、アンテナ20は放射素子21および反射素子22の2素子、つまり、八木アンテナから導波素子を省略した構成になっている。
導電性材料としては銅などを用いることができ、基板は、エラストマーなどの樹脂やセラミックなどの誘電性材料により形成することができる。放射素子21は、給電線(図示省略)と接続されている。
図5は、タグリーダの主な電気的構成を示す説明図である。同図に示すように、タグリーダ1は、主制御部2と、送信回路3と、受信回路4と、メモリ5と、増幅回路6と、フィルタ回路7と、サーキュレータ8と、電源回路9と、電池10とを備える。サーキュレータ8には、アンテナ20が接続されており、主制御部2には、表示部11と、キー操作部12とが接続されている。
本願発明者は、アンテナのメアンダ構造の違いによるアンテナ利得の変化を調べるためのシミュレーションを行った。図6は、このシミュレーションで使用したアンテナの平面説明図である。このシミュレーションは、アンテナの上面および下面を誘電率ε=3の誘電体と誘電率ε=10の誘電体とで挾んで行った。
つまり、図3(b)に示すように、メアンダ部42dを屈曲部42c,42cの各先端にそれぞれ1個ずつ形成した場合のアンテナ利得が最も高いことが分かった。
次に、本願発明者は、メアンダ部および直線状部間の自己結合と、放射素子および反射素子の素子間結合との関係を調べるためのシミュレーションを行った。図7は、このシミュレーションで用いたアンテナの平面図である。図8は、このシミュレーションの結果を示すグラフである。
上述した検討1および検討2の各結果から、放射素子41および反射素子42の各メアンダ部は、各屈曲部42cの先端にそれぞれ形成し、かつ、放射素子41および反射素子42の間隔を11〜13mmに設定することにより、3dBi以上のアンテナ利得を確保できることが分かった。
次に、本願発明者は、上記の結論を基にアンテナ(以下、発明1のアンテナという)を作成し、従来のアンテナと性能を比較した。図9は、このシミュレーション1に用いた従来のアンテナの平面図である。図10は、発明1のアンテナの平面図である。図11は、従来のアンテナのVSWR(電圧定在波比)特性を示すグラフであり、図12は、発明1のアンテナのVSWR特性を示すグラフである。
その結果、アンテナの利得は、従来のアンテナが2.62dBiであったのに対し、発明1は2.68dBiであり、発明1のアンテナを使用すれば、従来よりも利得を0.06dBi高くすることができることが分かった。また、放射効率は、従来のアンテナが0.8541であったのに対し、発明1は0.8609であり、発明1のアンテナを使用すれば、従来よりも放射効率を0.0068高くすることができることが分かった。
次に、本願発明者は、メアンダ部の頂部をテーパ状に形成したアンテナ(以下、発明2のアンテナという)を作成し、シミュレーションを行った。図13は、このシミュレーション2に用いた発明2のアンテナの平面図である。図14は、発明2のアンテナのVSWR特性を示すグラフである。シミュレーションの条件は、シミュレーション1と同じである。
シミュレーションの結果、アンテナの利得は、2.75dBiであり、従来よりも利得を0.13dBi高くすることができることが分かった。また、放射効率は、0.8724であり、従来よりも放射効率を0.0183高くすることができることが分かった。
次に、本願発明者は、上記の結果2を基に、放射素子および反射素子の全長W、両素子の配置間隔Lおよびメアンダ部の間隔MLを変更して再度シミュレーションを行った。図15は、従来のアンテナの測定結果をまとめて示す図表であり、図16は、発明2のアンテナの測定結果をまとめて示す図表である。
図15および図16に示すように、放射素子および反射素子の全長W、両素子の配置間隔Lおよびメアンダ部の間隔MLを変更した場合でも、発明2のアンテナは、従来のアンテナよりもアンテナ利得および放射効率(VSWR)を高くすることができることが分かった。
上述の結果1ないし3から、各メアンダ部は、その内側へ突出している長さが直線状部から遠ざかるに従って長くなり、その途中からは直線状部から遠ざかるに従って短くなるように形成し、かつ、各メアンダ部の頂部が、その頂部を成す辺と直線状部とが成す角度が鋭角になるテーパ状に形成することにより、アンテナ利得および放射効率を高めることができる。
(1)図17は、第1実施形態の変更例に係るタグリーダに備えられたアンテナの説明図である。このアンテナは、放射素子21のメアンダ部21dおよび反射素子22のメアンダ部22dの各頂部が、それぞれ内側に膨らんだテーパ曲面状に形成されてなることを特徴としている。メアンダ部の頂部以外は、前述した第1実施形態のアンテナ20(図4)と同一である。
本願発明者は、上記のように、各メアンダ部の頂部を内側に膨らんだテーパ曲面状に形成することにより、直線状部およびメアンダ部間の自己結合を小さくすることができると推定した。
次に、この発明の第2実施形態について説明する。この実施形態に係るタグリーダは、ダイポールアンテナを備えたことを特徴とする。図22は、ダイポールアンテナの平面説明図である。
(1)図23に示すように、メアンダ部30dの頂部を、内側に膨らんだテーパ曲面状に形成することもできる。この構成のダイポールアンテナ30を用いれば、直線状部30aおよび各メアンダ部30d間の自己結合を小さくすることができるため、アンテナ利得をより一層高くすることができる。
21・・放射素子、22・・反射素子、21a,22a・・直線状部、
21c,22c・・屈曲部、21d,22d・・メアンダ部(折り返された部分)、
23・・導波素子、30・・ダイポールアンテナ、30a・・直線状部、
30c・・屈曲部、30d・・メアンダ部(折り返された部分)。
Claims (9)
- ダイポールアンテナを介して電波でRFIDタグと通信することにより、RFIDタグに記録されている情報を読取るように構成されたRFIDタグ読取装置において、
前記ダイポールアンテナを構成する素子は、
給電線に接続された直線状部と、
前記直線状部の両端から互いに同じ側に屈曲され、相対向する一対の屈曲部とを備えており、
前記一対の屈曲部は、それぞれ複数回折り返されたメアンダ状に形成されており、かつ、メアンダ状の部分のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなり、それら前記折り返された部分は、それぞれの外側の端部が、前記直線状部と直交し且つ当該直線状部の端部を通る直交線上に位置していることを特徴とするRFIDタグ読取装置。 - 放射素子、導波素子および反射素子を有するアンテナを介して電波でRFIDタグと通信することにより、RFIDタグに記録されている情報を読取るように構成されたRFIDタグ読取装置において、
前記放射素子、導波素子および反射素子の少なくとも1つが、
直線状部と、
前記直線状部の両端から他のいずれかの素子に向けて互いに同じ側に屈曲され、相対向する一対の屈曲部とを備えており、
前記一対の屈曲部は、それぞれ複数回折り返されたメアンダ状に形成されており、かつ、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなり、それら前記折り返された部分は、それぞれの外側の端部が、前記直線状部と直交し且つ当該直線状部の端部を通る直交線上に位置していることを特徴とするRFIDタグ読取装置。 - 放射素子および導波素子を有するアンテナを介して電波でRFIDタグと通信することにより、RFIDタグに記録されている情報を読取るように構成されたRFIDタグ読取装置において、
前記放射素子および導波素子の少なくとも一方が、
直線状部と、
前記直線状部の両端から他方の素子に向けて互いに同じ側に屈曲され、相対向する一対の屈曲部とを備えており、
前記一対の屈曲部は、それぞれ複数回折り返されたメアンダ状に形成されており、かつ、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなり、それら前記折り返された部分は、それぞれの外側の端部が、前記直線状部と直交し且つ当該直線状部の端部を通る直交線上に位置していることを特徴とするRFIDタグ読取装置。 - 放射素子および反射素子を有するアンテナを介して電波でRFIDタグと通信することにより、RFIDタグに記録されている情報を読取るように構成されたRFIDタグ読取装置において、
前記放射素子および反射素子の少なくとも一方が、
直線状部と、
前記直線状部の両端から他方の素子に向けて互いに同じ側に屈曲され、相対向する一対の屈曲部とを備えており、
前記一対の屈曲部は、それぞれ複数回折り返されたメアンダ状に形成されており、かつ、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなり、それら前記折り返された部分は、それぞれの外側の端部が、前記直線状部と直交し且つ当該直線状部の端部を通る直交線上に位置していることを特徴とするRFIDタグ読取装置。 - 前記放射素子および放射素子以外の素子が、前記直線状部および一対の屈曲部をそれぞれ備えており、
前記各屈曲部は、それぞれ複数回折り返されてメアンダ状に形成されており、かつ、各メアンダ状の部分のうち、少なくとも前記直線状部の両端から所定範囲において、前記折り返された部分が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなるように形成されてなることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のRFIDタグ読取装置。 - 前記各メアンダ状の部分のうち、少なくとも1つのメアンダ状の部分は、
少なくとも前記所定範囲において、前記折り返された部分が前記直線状部から遠ざかるに従って長くなり、その途中からは、前記直線状部から遠ざかるに従って短くなるように形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のRFIDタグ読取装置。 - 前記各メアンダ状の部分のうち、少なくとも1つのメアンダ状の部分は、
少なくとも前記所定範囲において内側を向いて山状に形成されている部分の頂部が、その頂部を成す辺と前記直線状部とが成す角度が鋭角になるテーパ状に形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載のRFIDタグ読取装置。 - 少なくとも前記所定範囲における前記頂部が、前記内側に膨らんだテーパ曲面状に形成されてなることを特徴とする請求項7に記載のRFIDタグ読取装置。
- 前記各メアンダ状の部分のうち、少なくとも1つのメアンダ状の部分は、
少なくとも前記所定範囲が前記直線状部に対して非平行に形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載のRFIDタグ読取装置。
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