JP5227736B2 - 録音装置 - Google Patents

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Description

本発明は、音声を録音する録音装置に関し、特に装置本体の状態に応じて音声取得手段を切り換えることが可能な録音装置に関する。
近年、ステレオ録音とモノラル録音の切り換えが可能なICレコーダーや多機能電子機器などが数多く見られるようになった。また、ステレオ録音とモノラル録音を手動で切り換える煩わしさを解消するために、本体の姿勢や向きに応じてステレオ録音とモノラル録音を切り換える機能を備えた録音装置も見られるようになってきた。しかし、例えば、使用者が録音方式の変更を所望しないにもかかわらず、使用者自身の不注意や、あるいは、使用者が意図せぬ事象等により録音装置の姿勢や向きの変化が起こってしまい、録音方式の切り換えが生じてしまうという問題がある。
尚、特許文献1(特開2005-176063号公報)には姿勢に応じてステレオ録音に用いるマイクを切り換える撮像装置について開示されている。係る発明によると、モノラルマイクと2つのステレオマイクが撮像装置の同一面に配置され、且つ、2つのステレオマイクを結ぶ直線とモノラルマイクと2つのステレオマイクを結ぶ直線のどちらか一方が略直交するように配置され、姿勢検出手段を備えることで、前記姿勢検出手段の検出結果に応じてステレオ録音に用いるマイクを切り換えるというものである。
特開2005-176063号公報
しかしながら、係る発明をもってしても上記問題を解決することはできない。本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、ユーザが意図しない録音方式の切り換えの発生を軽減することが可能な録音装置を提供することを目的とする。
本発明に係る録音装置は、ステレオ音声を取得するための一対の第1の音声取手段と、モノラル音声を取得するための第2の音声取得手段と、装置本体を所定の姿勢で保持する開閉自在の支持手段と、前記支持手段の開閉状態を検知する開閉検知手段と、前記録音装置本体の姿勢を検知する姿勢検知手段とを備え、前記録音装置が載置面に載置された場合に、前記開閉検知手段により支持手段が開状態であると検知され、且つ、前記姿勢検知手段により前記録音装置本体の長手方向が載置面に対して略水平になる姿勢で載置されていると検知した場合に、前記第2の取得手段から前記一対の第1の音声取得手段に切り換えて音声を取得することを特徴とする。前記録音装置は、装置本体の姿勢に応じて前記表示部に表示する装置本体に関する情報の表示向きを可変とする可変表示手段を更に有してもよい。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、ユーザが意図しない録音方式の切り換えの発生を軽減することが可能な録音装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。尚、以下ではステレオで音声を取得するための第1の音声取得手段を2個の「ステレオマイク」、モノラルで音声を取得するための第2の音声取得手段を「モノラルマイク」、録音装置本体を所定の姿勢で保持する支持手段を「スタンド」と表記する。
(録音再生装置1の構成)
図1は、録音再生装置1の概観斜視図である。図1(a)は録音再生装置1の正面図を示しており、図1(b)は録音再生装置1の背面図を示している。録音再生装置1は、ステレオマイク2a、2b及びモノラルマイク4、録音方式や録音経過時間などの情報を表示する表示部6、音声を出力するスピーカー8、再生ボタン10、録音ボタン12、停止ボタン14、録音再生装置1を所定の姿勢で保持するためのスタンド16を備えている。ステレオマイク2a、2bとモノラルマイク4のマイク特性は同じであってもよい。
録音再生装置1の外面のうち最も面積の大きい面には表示部6及びスピーカー8、再生ボタン10、録音ボタン12、停止ボタン14が配置される。表示部6を最も面積の大きい面に配置することで、表示部6の大きさを他の面に配置する場合より大きくできるため見易くなる。また、録音再生装置1の外面のうち2番目に面積の大きい面の長手方向の両端付近には、ステレオマイク2a、2bが夫々配置される。このように配置することで、よりステレオ効果の高い音声が録音できる。また、録音再生装置1の外面のうち3番目に面積の大きい面にモノラルマイク4が配置される。このように配置することで、使用者が録音再生装置1をマイクのように握り、モノラルマイク4を音源に向けやすくなる。また、表示部6が配置される面と対向する面にはスタンド16及びスタンド16を録音装置本体と連接するヒンジ部18が配置される。
図2は、スタンド16を開帳させたときのイメージ図である。スタンド16はヒンジ部18を軸に開閉自在であり、スタンド16の開帳量を調節することで、録音再生装置1を所望の姿勢で保持することが可能である。開帳可能角度は略90度が望ましいが、それ以上に開帳する仕様であってもよい。また、90度以上は開帳しないようにヒンジ部18にラッチを構成してもよい。スタンド16は録音再生装置1でステレオ録音をする場合に、装置本体の姿勢を載置面に対して横長の状態で保持することを目的とするものである。ここでいう「横長」とは、ステレオマイク2a、2bを結ぶ直線が載置面に対して略水平となる状態という趣旨である。前記目的を果たすものであれば、スタンド16は本実施例以外の如何なる配置や形状でも構わない。
図3は、録音再生装置1の構成の概略を示すブロック図である。録音再生装置1は図1で示した部位に加えて、録音再生装置1の姿勢を検知する姿勢検知部20及びスタンド16の開閉状態を検知する開閉検知部22、ステレオマイク2a、2b又はモノラルマイク4が集音したアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するA/D変換(Analog/Digital conversion)部24、A/D変換部24でデジタル変換された音声信号をWAV(WAVE)形式やMP3(MPEG Audio Layer-3)形式など所望のファイルフォーマットに圧縮変換する圧縮部26と圧縮処理を施した音声信号を記録する記録媒体28、記録媒体28に記録されているデジタル音声信号をアナログに変換するD/A変換(Digital/Analog conversion)部30、ステレオ録音とモノラル録音の切り換えや表示部6の表示向きの変更などの処理を行う処理部32を備えている。記録媒体28は、例えば、内蔵メモリ又は着脱可能なメモリカードである。
録音再生装置1は録音装置本体の姿勢を検知する姿勢検知部20を備えている。これにより、録音再生装置1は、装置本体がどのような姿勢であるかを判別できる。姿勢検知は、例えば、次のようにして実現される。即ち、録音再生装置1内に円弧状に曲折されて形成された密封状態のガラス管を配置し、前記ガラス管内を移動する水銀玉の位置から、録音装置の姿勢を判断する。もしくは、録音再生装置1内に加速度センサを配置し加速度変位を検出することで録音再生装置1の姿勢を検知する手法でもよい。
録音再生装置1は、スタンド16の開閉を検知する開閉検知部22を備えている。これにより、スタンド16が開いている状態であるのか、閉じている状態であるのかを判断できる。開閉検知は、例えば次のようにして実現される。即ち、ヒンジ部18内に回転変移を検出するロータリ・エンコーダ配置し、スタンド16が閉じた状態において前記ロータリ・エンコーダが出力する角度値を基準値とし、出力される角度値と基準値の差が所定の閾値以上である場合にスタンド16が開いている状態であると検知し、閾値以下である場合はスタンド16が閉じている状態であると検知する。
録音再生装置1は、装置本体の姿勢や状態に応じて自動的にステレオ録音とモノラル録音を切り換える録音方式切り換え手段を備えている。これにより、録音の際に録音方式の確認や切り換えを手動で逐次行わなくても、用途やシーンに合わせた録音ができる。録音方式切り替え手段は、例えば次のように実現される。即ち、前記姿勢検知部20が、録音再生装置1が横長の姿勢で床面に載置されていると検知し、且つ、前記開閉検知部22が、スタンド16が開いている状態であると検知した場合、処理部32が録音方式をステレオ録音に切り換え、それ以外の場合はモノラル録音に切り換える。ここでいう「横長の姿勢」とは、即ち、ステレオマイク2a、2bの配置面が上面となり、且つ、ステレオマイク2a、2bの中心間を結ぶ直線が載置面に対して略水平となる姿勢という趣旨である。スタンドの状態を録音方式の切り換えに用いることで、録音再生装置1はステレオ録音時にスタンド16が開かれ装置本体を横長姿勢で保持した状態で置かれることになり、使用者が意図しない録音方式の切り換えが生じるのを軽減することができる。
録音方式の切り換えは、手動で切り換えることも可能である。また、録音方式切り換え手段をON/OFFする手段で構成してもよい。
録音再生装置1は、装置本体の姿勢に応じて表示部6に表示される情報の表示向きを切り替える可変表示手段を備えている。図4(a)は、録音再生装置1を床面に縦に設置した際の表示部の表示向きを示した図で、図4(b)は録音再生装置1を床面に横に設置した際の表示向きを示した図である。表示部6には録音状態時は録音方式や録音時間など録音装置に関する情報が、非録音状態時は日付、時刻、曜日、電池残量などの情報が表示される。図4に示すように表示部6に表示される情報の表示向きは、録音再生装置1の姿勢に応じて可変する。可変表示手段は、前記姿勢検知手段を用いることで実現できる。
(録音再生装置1の録音動作)
図3及び図5を参照して録音再生操作1の録音動作について説明する。図5は録音再生装置1の録音動作を示すフローチャートである。
ステップS101において、録音再生装置1の電源がオンされると、録音可能状態となり、ステップ103に進む。
ステップS103では、姿勢検知部20によって姿勢の検知が行われる。姿勢検知部20はその検知結果を処理部32に出力する。
ステップS105では、表示部6に電池残量や残り録音可能時間などの情報を表示する。その際、ステップS103において姿勢検知部20から出力された検知結果に基づき処理部32が姿勢に応じた向きで表示するように処理を施す。
ステップS107では、録音が開始されたか否かを判断する。録音ボタン12を操作すると録音開始信号が処理部32に出力され、処理部32はステレオマイク2a、2b又はモノラルマイク4に録音開始の指示を出力する。録音を開始する場合はステップS109に進み、それ以外の場合はステップS103に戻る。
ステップS109では、姿勢検知部20によって姿勢の検知が行われ、その検知結果を処理部32に出力する。
ステップS111では、ステップS109において姿勢検知部20から処理部32に出力された検知結果に基づき、本体の姿勢が横長の姿勢になっているか否かを判断する。その結果、姿勢が横長の姿勢である場合はステップS113に進み、それ以外の場合はステップS117に進む。
ステップS113では、開閉検知部20によってスタンド16が開状態であるか否かを判断し、その判断結果を処理部32に出力する。スタンド16が開状態であれば、ステップS115に進み、それ以外の場合はステップS117に進む。
ステップS115では、ステレオ録音を行う。処理部32からステレオマイク2a、2bに録音開始の指示が出力され、ステレオマイク2a、2bによって集音されたアナログ音声信号をA/D変換部24に出力し、A/D変換部24で前記アナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。前記デジタル音声信号は圧縮部26に出力され、WAV形式やMP3形式など使用者が所望するファイルフォーマットに圧縮変換されて、記録媒体26に記録され、ステップS119に進む。
ステップS117では、モノラル録音を行う。処理部32からモノラルマイク4に録音開始の指示が出力され、モノラルマイク4によって集音されたアナログ音声信号をA/D変換部24に出力し、A/D変換部24で前記アナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。前記デジタル音声信号は圧縮部26に出力され、WAV形式やMP3形式など使用者が所望するファイルフォーマットに圧縮変換されて、記録媒体26に記録され、ステップS119に進む。
ステップS119では、録音再生装置1の姿勢が変化したか否かを判断する。姿勢検知部20が姿勢の変化を検知した場合、ステップS111に戻り、姿勢の変化を検知しない場合は、ステップS120に進む。
ステップS120では、開閉検知部22によってスタンド16が開状態であるか否かを判断し、その判断結果を処理部32に出力する。スタンド16が開状態であれば、現状のまま録音を継続し、それ以外の場合はステップS117に進む。
ステップS121では録音を終了するか否かを選択する。停止ボタン14を操作すると処理部32に録音停止信号が出力される。処理部32はステレオマイク2a、2b又はモノラルマイク4に録音停止の指示を出力する。録音を終了しない場合は、現状のまま録音を継続し、ステップS111に戻る。
ステップS123では、録音の終了を行う。停止ボタン14を操作すると録音停止信号が処理部32に出力され、処理部32はステレオマイク2a、2b又はモノラルマイク4に録音終了の指示を出力する。
(録音再生装置1の再生動作)
次に、図3及び図6を参照して、録音再生装置1の再生動作について説明する。図6は録音再生装置1の再生動作を示すフローチャートである。
ステップS201において、録音再生装置1の電源がオンされ、再生モードに設定されると、ステップS203に進む。
ステップS203では、記録媒体28に記録されている再生可能な音声ファイル名のリストが表示部6に表示される。その際、各音声ファイルに関する情報(録音日時、ファイルサイズ、再生時間など)を併せて表示するようにしてもよい。
ステップS205では、再生する音声ファイルが選択される。録音再生装置1の正面には、操作キー(図示せず)が配置されており、使用者が前記操作キーを操作して再生を所望する音声ファイルを選択する。
ステップS207では、ステップS205で選択された音声ファイルを再生するか否か選択される。再生ボタン10を操作すると処理部32に再生開始信号が出力され、音声ファイルの再生を実行する。再生を実行した場合はステップS208に進み、再生を実行しない場合はステップS207を繰り返す。
ステップS208では、音声の再生が行われる。ステップS207で再生を選択した音声ファイルを記録媒体28から読み出し、D/A変換部30に出力する。D/A変換部30は出力された音声ファイルをデジタル音声信号からアナログ音声信号に変換し、スピーカー8に出力する。スピーカー8はD/A変換部30から出力されるアナログ音声信号を出力する。
ステップS209では、音声ファイルの再生を終了するか否かを選択する。停止ボタン14を操作すると処理部32に再生停止信号が出力され、音声ファイルの再生を終了する。終了動作だけでなく、一時停止ボタンを配置し再生の中断/再開が可能なようにしてもよい。音声ファイルの再生を終了した場合は、ステップS215に進み、そうでない場合は、再生中の音声ファイルを最後まで再生してからステップS213に進む。
ステップS213では、再生モードを終了するか否かを選択する。再生モードを終了する場合はステップS215に進み、そうでない場合はステップS203に戻る。
ステップS215では、再生モードを終了する。
本実施例における録音再生装置は、スタンド16の開閉状態及び本体の姿勢に応じてステレオ録音とモノラル録音を切り換える。そのためモノラル録音を行う場合には、使用者は録音再生装置1を手で握り、モノラルマイク4を音源に向けるという使い方が可能である。また、ステレオ録音を行う場合にはスタンド16を開き、横長に置くことで、より安定した姿勢で録音することが可能である。また、2つのステレオマイクはそれぞれ本体長手方向の両端付近に夫々配置されているため、より臨場感の高い録音が可能となる。
また、本実施例では録音再生装置について説明したが、録音機能のみを有する装置であっても構わない。
以上、本発明の最良の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変更及び変形が可能である。
録音再生装置1の概略斜視図である。 録音再生装置1の支持手段開閉動作を示す概略図である。 図1に示す録音再生装置1の概略ブロック図である。 録音再生装置1の表示部6の可変表示を示す概略斜視図である。 録音再生装置1の録音動作を示すフローチャートである。 録音再生装置1の再生動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 録音装置
2a、2b ステレオマイク
4 モノラルマイク
6 表示部
8 スピーカー
10 再生ボタン
12 録音ボタン
14 停止ボタン
16 支持手段
18 ヒンジ部
20 姿勢検知部
22 開閉検知部
24 A/D変換部
26 圧縮部
28 記録媒体
30 D/A変換部
32 処理部

Claims (2)

  1. 長手方向の両端近傍に夫々配置されたステレオ音声を取得するための一対の第1の音声取得手段と、
    モノラル音声を取得するための第2の音声取得手段と、
    装置本体を所定の姿勢で保持する開閉自在の支持手段と、
    前記支持手段の開閉状態を検知する開閉検知手段と、
    装置本体の姿勢を検知する姿勢検知手段と、
    装置本体が載置面に載置された場合に、前記開閉検知手段により前記支持手段が開状態であると検知され、且つ、前記姿勢検知手段により装置本体の長手方向が載置面に対して略水平となる姿勢で保持されていると検知された場合に、前記第2の音声取得手段から前記一対の第1の音声取得手段に切り替えて音声を取得し、
    装置本体の形状は直方体形状であり、
    装置本体に関する情報を表示する表示部が、装置本体の外面のうち最も面積の大きい第1の面に配置され、
    前記一対の第1の音声取得手段が、装置本体の外面のうち2番目に面積の大きい第2の面の長手方向の両端付近にそれぞれ配置され、
    前記第2の音声取得手段は装置本体の外面のうち3番目に面積の大きい第3の面に配置され、
    前記支持手段が前記第1の面と対向する面に配置されたことを特徴とする録音装置。
  2. 装置本体の姿勢に応じて前記表示部に表示する前記情報の表示向きを可変とする可変表示手段を備えたことを特徴とする請求項記載の録音装置。
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