JP5263185B2 - 空燃比推定システム - Google Patents

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Description

この発明は、空燃比推定システムに関する。
従来、例えば特許文献1には、筒内圧センサを用い、所定クランク角間において筒内圧Pを検出し、検出した筒内圧Pと、その検出時における筒内容積VとからPVκ(κは比熱比)の差を算出し、算出したPVκの差と、燃焼室内における発熱量Qとの相関を利用して、空燃比を推定する方法が開示されている。
上記方法では、空燃比の算出に必要な吸入空気及び供給燃料の質量の代わりに、吸入空気の熱量Qair、供給燃料の燃焼による発熱量Qfuelを用いている。熱量Qair、発熱量Qfuelは、所定のクランク角間に対する発熱量Qの変化パターンと、クランク角に対するPVκの変化パターンとが概ね一致(相似)するという知見に基づき、PVκに基づき推定される。具体的に、熱量Qairは、吸気弁開放時のクランク角と、閉塞時のクランク角間におけるPVκの差から推定される。同様に、発熱量Qfuelは、点火時または着火時のクランク角と、燃焼の実質的終了時のクランク角間におけるPVκの差から推定される。
特開2006−144643号公報 特開2008−274811号公報
しかしながら、実際の燃焼においては、点火時期や着火時期の違いが燃焼による発熱量Qfuelに影響を及ぼしてしまう。図1は、クランク角θに対するPV[kJ]の変化を示した図である。図1に示す実線(a)〜(c)は、点火時期及び空燃比の組み合わせの異なる3つの場合について、クランク角θに対するPVの変化をそれぞれ示したものである。具体的に、実線(a)は点火時期MBT、空燃比を14.6に制御した場合に、(b)は点火時期MBT−10°(遅角)、空燃比を14.6に制御した場合に、(c)は点火時期MBT、空燃比を19に制御した場合に、それぞれ対応する。なお、PVは、実測した筒内圧Pに基づき算出したものである。また、クランク角θ=0°は圧縮上死点に対応し、クランク角θが0°よりもマイナスの値を示す領域は圧縮上死点前(BTDC)に、0°よりもプラスの値を示す領域は圧縮上死点後(ATDC)に対応する。
図1の実線(b)に示すように、MBT−10°で点火すると、点火時期が遅角された分、実線(a)よりもPVのピーク到達タイミングが遅れる。加えて、PVのピーク値そのものも、実線(a)に比べて大きくなる。PVのピーク値が大きくなれば、PVの変化パターンに相似する発熱量Qfuelも大きくなる。このことから、点火時期を変更すると、発熱量Qfuelが変化してしまうことが分かる。
一方、図1の実線(c)に示すように、空燃比を19で制御する場合、空燃比を14で制御する実線(a)の場合とほぼ同時にPVのピークに到達する。しかしながら、実線(b)のPVは、実線(a)のPVよりもピーク値が大きくなる。空燃比を19で制御する場合には、空燃比14.6で制御する場合に比べて吸入空気量が多くなるので、吸入空気は高圧となるからである(燃焼噴射量は一定と仮定する)。このことから、吸入空気の圧縮比が高くなると、PVのピーク値が大きくなることが分かる。
以上のことから、燃焼による発熱量Qfuelは、点火時期の進角・遅角制御や、エンジン負荷によって変化してしまう。このため、供給した燃料の燃焼による発熱量を用いて空燃比を推定する方法では、高精度に空燃比が推定できないという問題があり、依然として改良の余地があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、空燃比を高精度に推定可能な空燃比推定システムを提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、空燃比推定システムであって、
気筒の筒内圧を検出する筒内圧検出手段と、
前記気筒の筒内温度を検出する筒内温度検出手段と、
内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、
排気弁開時における筒内圧及び筒内温度の値を用い、気体の状態方程式に従って、前記気筒内の燃焼ガスの組成に関するパラメータを算出するパラメータ算出手段と、
内燃機関の1サイクル毎に、前記吸入空気量と前記パラメータとの関係に基づいて空燃比を推定する空燃比推定手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記空燃比推定手段は、燃焼ガスの組成に関するパラメータと、空燃比との関係を吸入空気量毎に示したマップを予め記憶しており、算出した前記パラメータ及び検出した吸入空気量を前記マップと照合することにより、空燃比を推定することを特徴とする。
また、第3の発明は、上記の目的を達成するため、空燃比推定システムであって、
気筒の筒内圧を検出する筒内圧検出手段と、
前記気筒の筒内温度を検出する筒内温度検出手段と、
内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、
前記内燃機関の排気通路と吸気通路とを接続するEGR通路と、
前記EGR通路を通って前記吸気通路に還流させる排気ガス量を取得する排気ガス量取得手段と、
排気弁開時における筒内圧及び筒内温度の値を用い、気体の状態方程式に従って、前記気筒内の燃焼ガスの組成に関するパラメータを算出するパラメータ算出手段と、
内燃機関の1サイクル毎に、前記吸入空気量及び前記排気ガス量と、前記パラメータとの関係に基づいて空燃比を推定する空燃比推定手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第4の発明は、第3の発明において、
前記空燃比推定手段は、燃焼ガスの組成に関するパラメータと、空燃比との関係を吸入空気量毎に示したマップを予め記憶しており、算出した前記パラメータ、検出した吸入空気量及び取得した前記排気ガス量を前記マップと照合することにより、空燃比を推定することを特徴とする。
第1、第2の発明によれば、排気弁開時おいて燃焼室内で成立する気体の状態方程式に、筒内圧及び筒内温度を代入することで、燃焼ガスの組成に関するパラメータを算出できる。このパラメータは、空燃比と相関がある。従って、空燃比を高精度に推定できる。
吸気通路に排気ガスを還流させる場合には、その排気ガスの分だけ排気弁開時期における燃焼ガスの組成に関するパラメータの値が変化する。第3、第4の発明によれば、排気ガス分の補正が可能となる。従って、排気ガスを還流させる場合であっても空燃比を高精度に推定できる。
クランク角θに対するPV[kJ]の変化を示した図である。 実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。 吸入空気量を一定とした場合の、排気弁開時期におけるn・Rと、空燃比との関係について示した図である。 実施の形態1において、演算処理装置50によって実行される処理の流れを示す図である。 外部EGRがある場合における、排気弁開時期におけるn・Rと、空燃比との関係について示した図である。 実施の形態2において、演算処理装置50によって実行される処理の流れを示す図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について図2乃至図4の各図を参照して説明する。
[システム構成の説明]
図2は、本発明の実施の形態1のシステム構成を説明するための図である。図2に示すように、本実施形態のシステムは、内燃機関(以下、単に「エンジン」と称す。)10を備えている。エンジン10は、スパークプラグ12を備えた火花点火式の4ストロークレシプロエンジンである。また、筒内に燃料を直接噴射する燃料直噴式のインジェクタ14を備えた筒内直噴エンジンでもある。図2では1つの気筒のみが描かれているが、一般的な車両用のエンジンは複数の気筒から構成されている。
エンジン10には、クランク軸が所定回転角だけ回転する度に信号CAを出力するクランク角度センサ16が取り付けられている。クランク角度センサ16の信号CAからは、クランク角θ(クランク軸の回転位置)、エンジン回転数NEや、クランク角θによって幾何学的に定まる筒内容積V等を計算することができる。
更に、エンジン10の少なくとも1つの気筒には、筒内圧Pを測定するための筒内圧センサ18が取り付けられている。気筒に接続された吸気通路の入口には、吸気通路を流れる吸入空気量Gaを検出するエアフロメータ20が設けられている。エアフロメータ20の下流には、スロットル開度TAを検出するスロットル22が設けられている。
エンジン10のシリンダヘッドには、吸気弁24及び排気弁26が設けられている。吸気弁24や排気弁26は、可変動弁機構(図示せず)によって開弁特性を変更可能に構成されている。また、排気弁26近傍の排気ポートには、排気ガスの温度を測定するための排気温度センサ28が取り付けられている。
また、本実施形態のシステムは、演算処理装置50を備えている。演算処理装置50は、クランク角度センサ16、筒内圧センサ18、エアフロメータ20、排気温度センサ28等からの信号を処理し、その処理結果をスパークプラグ12、インジェクタ14、スロットル22や可変動弁機構等のアクチュエータの操作に反映させている。
上述したように、供給した燃料の燃焼による発熱量は、点火時期の進角・遅角制御や、エンジン負荷によって変化してしまう。このため、本実施の形態1では、筒内圧センサ18及び排気温度センサ28の出力値を用い、気体の状態方程式に従って空燃比推定を行うこととしている。即ち、本実施の形態1によれば、供給した燃料の燃焼による発熱量を用いることなく空燃比を求めることができる。また、空燃比センサを用いることなく空燃比を求めることができる。加えて、筒内圧センサや温度センサの応答性は、空燃比センサの応答性に比べて高いので、始動直後から緻密な空燃比制御が可能となる。従って、本実施の形態1によれば、排気エミッションの向上が期待できる。
気体の状態方程式は、次式(1)で表される。
P・V=n・R・T ・・・(1)
燃焼後の燃焼室内の気体(排気ガス)が上式(1)に従うものとすると、排気弁開時期(EVO)においては、次式(2)が成立する。
EVO・VEVO=n・R・Tex(Rは定数)
⇔n・R=PEVO・VEVO/Tex ・・・(2)
従って、式(2)の右辺に、排気弁開時期における筒内圧PEVO、筒内容積VEVO及び筒内温度Texを適用すれば、排気弁開時期のn・Rが得られる。上述したように、筒内容積VEVOは、クランク角θによって幾何学的に定まる。よって、筒内圧PEVO及び筒内温度Texを適用すれば、排気弁開時期のn・Rが得られる。
ここで、排気ガスは、燃焼室内における燃焼ガスであるので、排気弁開時期におけるn・Rについて、次式(3)が成立する。
n・R=nO2・RO2+nCO2・RCO2+・・・ ・・・(3)
式(3)から、n・Rは、排気弁開時期における排気ガスの組成によって変化する値であることが分かる。更に言えば、n・Rは、吸入空気や供給燃料によって変化する値であることが分かる。従って、n・Rは、空燃比と相関があることが分かる。以上のことから、筒内圧PEVO及び筒内温度Texを適用すれば、空燃比が算出できることになる。
ところで、n・Rは、エンジン負荷によって変化する。図3は、吸入空気量を一定とした場合の、排気弁開時期におけるn・Rと、空燃比との関係について示した図である。図3に示すように、負荷率KLが20%から30%となると、排気弁開時期におけるn・Rの値が上昇する。ここで負荷率KLは、1サイクル当たりに筒内に実際に吸入される空気量と相関するので、負荷率KLは、圧縮比とも相関することになる。そして排気弁開時期におけるn・Rの値が変化すれば、n・Rを算出したとしても正確な空燃比を求めることができないことになる。
そこで、本実施の形態1においては、気体の状態方程式から導出したn・Rに対して圧縮比分の補正を施す。そして、この補正値と、空燃比との関係に基づいて、空燃比を算出することとした。
圧縮比補正分を考慮したn・Rと空燃比との間には、次式(4)の関係が成立する。
A/F=[{(A+F)/A}−1]−1∝[{PEVO・VEVO/(Tex・Mair)−1}]−1 ・・・(4)
式(4)において、Mairはエアフロメータ20で検出した新気の質量である。Mairは、公知の手法(例えば筒内DJ法)により算出した値を用いてもよい。圧縮比補正分を考慮したn・Rと、空燃比との関係については、予め実験、シミュレーション等によりマップとして作成され、演算処理装置50内に予め格納されているものとする。
[実施の形態1の具体的処理]
次に、演算処理装置50によって実行される空燃比算出の手順について、図4のフローチャートを用いて説明する。
図4に示すルーチンでは、先ず、排気弁開時において、筒内圧PEVOが検出される(ステップ100)。ここでは、具体的には、筒内圧センサ18により、排気弁開時における筒内圧PEVOが検出される。筒内圧PEVOは、クランク角θ=θEVOとなるタイミングで取得される。後述するが、筒内圧PEVOは、排気温度センサ28の応答性を考慮して、5サイクル程度の平均値を用いることが望ましい。
該筒内圧PEVOの検出と同時に、筒内温度Texが検出される(ステップ102)。ここでは、具体的に、排気温度センサ28により、排気弁開時における筒内温度Texが検出される。排気温度センサ28は熱容量があるため、応答性を考慮して、5サイクル程度の平均値を用いることが望ましい。更に、空気質量Mairが算出される(ステップ104)。ここでは、具体的に、エアフロメータ20により検出した吸入空気量Gaに基づいて算出されたMairが読み出される。
続いて、PEVO・VEVO/Texから空燃比が算出される(ステップ106)。ここでは、具体的に、ステップ100〜104で検出ないし読み出された各種のデータが[{PEVO・VEVO/(Tex・Mair)−1}]−1に代入される。そして、得られた値に対応する空燃比をキーとして、演算処理装置50内に予め格納されているマップから検索する。これにより、空燃比を求めることができる。
以上説明したとおり、図4に示すルーチンによれば、点火時期や圧縮比の違いに由来する空燃比の誤差を補正することができる。従って、空燃比を高精度に推定することができる。
なお、上述した実施の形態1においては、筒内圧センサ18が前記第1の発明における「筒内圧検出手段」に、排気温度センサ28が前記第1の発明における「筒内温度取得手段」に、エアフロメータ20が前記第1の発明における「吸入空気量検出手段」に、それぞれ相当している。また、演算処理装置50が、上記ステップ106において、ステップ100〜104で検出ないし読み出された各種のデータを[{PEVO・VEVO/(Tex・Mair)−1}]−1に代入することにより前記第1の発明における「パラメータ算出手段」が、上記ステップ106において、得られた値に対応する空燃比をキーとして、演算処理装置50内に予め格納されているマップから検索することにより前記第1の発明における「空燃比推定手段」が、それぞれ実現されている。
尚、本実施の形態1においては、排気温度センサ28を排気ポートに設けたが、排気温度センサ28を気筒内に直接設けてもよい。その他、排気弁開時期において、燃焼室内の温度を測定できる公知の手段は、排気温度センサ28の代わりに用いることができる。また、本発明が適用されるエンジンは、上述の実施の形態1のような筒内直噴エンジンには限定されない。ポート噴射式のエンジンにも本発明の適用は可能である。また、火花点火式のエンジンに限らず、圧縮自着火式のエンジンにも本発明を適用することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について図5及び図6を参照して説明する。
本実施の形態2は、図2に示すシステムに外部EGRシステムを追加した構成を前提し、後述する図6のルーチンを実行させることをその特徴とする。なお、外部EGRシステム自体は公知のシステムであるため、その構成等の説明について省略する。
[外部EGRを考慮した場合の空燃比推定]
外部EGRシステムを搭載した場合には、吸入空気量はエアフロメータ20を通過した新気のみを考慮すればよい。しかしながら、外部EGRがある場合には、燃料室内に排気ガスが流入して総ガス量が増えることになるので、外部EGRをも考慮する必要がある。
図5は、外部EGRがある場合の、排気弁開時期におけるn・Rと、空燃比との関係について示した図である。図5に示すように、外部EGRがある場合には、排気ガス分だけ排気弁開時期におけるn・Rの値が上昇する。排気弁開時期におけるn・Rの値が上昇すれば、n・Rを算出したとしても正確な空燃比を求めることができないことになる。そこで、本実施の形態2においては、気体の状態方程式から導出したn・Rに対して外部EGR分の補正を施す。そして、この補正値と、空燃比との関係に基づいて、空燃比を算出することとした。
外部EGR分を考慮したn・Rと空燃比との間には、次式(5)の関係が成立する。
A/F=[{(A+F)/A}−1]−1∝[[{(PEVO・VEVO/Tex)−K×EGR+OFS}/Mair]−1]−1 ・・・(5)
式(5)において、K×EGRの項はEGR率に関する補正項であり、OFSは一次相関に関する項である。
[実施の形態2の具体的処理]
次に、演算処理装置50によって実行される空燃比算出の手順について、図6のフローチャートを用いて説明する。
図6に示すルーチンでは、実施の形態1の図4と同様に、先ず、排気弁開時において、筒内圧PEVOが検出される(ステップ100)。次に、該筒内圧PEVOの検出と同時に、筒内温度Texが検出される(ステップ102)。更に、空気質量Mairが算出される(ステップ104)。
続いて、EGR率が算出される(ステップ108)。ここでは、例えば、燃焼速度や比熱比、EGRバルブ開度マップにより算出される。続いて、PEVO・VEVO/Texから空燃比が算出される(ステップ110)。ここでは、具体的に、ステップ100〜104、108で検出ないし読み出された各種のデータが[[{(PEVO・VEVO/Tex)−K×EGR+OFS}/Mair]−1]−1に代入される。そして、得られた値に対応する空燃比をキーとして、演算処理装置50内に予め格納されているマップから検索する。これにより、空燃比を求めることができる。
以上説明したとおり、図6に示すルーチンによれば、外部EGRの導入に由来する空燃比の誤差を補正することができる。従って、外部EGRシステムを適用した場合であっても、空燃比を高精度に推定することができる。
なお、上述した実施の形態2においては、筒内圧センサ18が前記第3の発明における「筒内圧検出手段」に、排気温度センサ28が前記第3の発明における「筒内温度取得手段」に、エアフロメータ20が前記第3の発明における「吸入空気量検出手段」に、それぞれ相当している。また、演算処理装置50が、上記ステップ106において、ステップ100〜104で検出ないし読み出された各種のデータを[[{(PEVO・VEVO/Tex)−K×EGR+OFS}/Mair]−1]−1に代入することにより前記第3の発明における「パラメータ算出手段」が、上記ステップ110において、得られた値に対応する空燃比をキーとして、演算処理装置50内に予め格納されているマップから検索することにより前記第3の発明における「空燃比推定手段」が、それぞれ実現されている。
10 エンジン
18 筒内圧センサ
20 エアフロメータ
28 排気温度センサ
50 演算処理装置

Claims (4)

  1. 気筒の筒内圧を検出する筒内圧検出手段と、
    前記気筒の筒内温度を検出する筒内温度検出手段と、
    内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、
    排気弁開時における筒内圧及び筒内温度の値を用い、気体の状態方程式に従って、前記気筒内の燃焼ガスの組成に関するパラメータを算出するパラメータ算出手段と、
    内燃機関の1サイクル毎に、前記吸入空気量と前記パラメータとの関係に基づいて空燃比を推定する空燃比推定手段と、
    を備えることを特徴とする空燃比推定システム。
  2. 前記空燃比推定手段は、燃焼ガスの組成に関するパラメータと、空燃比との関係を吸入空気量毎に示したマップを予め記憶しており、算出した前記パラメータ及び検出した吸入空気量を前記マップと照合することにより、空燃比を推定することを特徴とする請求項1の空燃比推定システム。
  3. 気筒の筒内圧を検出する筒内圧検出手段と、
    前記気筒の筒内温度を検出する筒内温度検出手段と、
    内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段と、
    前記内燃機関の排気通路と吸気通路とを接続するEGR通路と、
    前記EGR通路を通って前記吸気通路に還流させる排気ガス量を取得する排気ガス量取得手段と、
    排気弁開時における筒内圧及び筒内温度の値を用い、気体の状態方程式に従って、前記気筒内の燃焼ガスの組成に関するパラメータを算出するパラメータ算出手段と、
    内燃機関の1サイクル毎に、前記吸入空気量及び前記排気ガス量と、前記パラメータとの関係に基づいて空燃比を推定する空燃比推定手段と、
    を備えることを特徴とする空燃比推定システム。
  4. 前記空燃比推定手段は、燃焼ガスの組成に関するパラメータと、空燃比との関係を吸入空気量毎に示したマップを予め記憶しており、算出した前記パラメータ、検出した吸入空気量及び取得した前記排気ガス量を前記マップと照合することにより、空燃比を推定することを特徴とする請求項3の空燃比推定システム。
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