JP5266076B2 - インターホンシステム - Google Patents

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Description

本発明は、インターホンシステムに関するものである。
従来、特許文献1に記載されているような集合住宅用のインターホンシステムが提供されている。
特許文献1に記載されたインターホンシステムは、10/100MbpsのEthernet(登録商標)を用いたLANで音声データ、映像データをIPプロトコルによってデジタル多重パケット伝送するもので、集合住宅の各住戸に設置された住戸インターホンや、集合住宅の共同玄関に設置されたロビーインターホンや、集合住宅の管理室に設置された管理室用通話端末などの通信端末が、通信端末間の通信を制御する制御装置に伝送線を介して接続されている。
また従来、通信端末や制御装置の間で、搬送波デジタル伝送により音声、映像、制御データなどのデータ信号を送受信するインターホンシステムも提案されていた。
特許第3900062号公報
ところで、インターホンシステムとして搬送波デジタル伝送によりデータ伝送を行うインターホンシステムや、Ethernet(登録商標)のようなLANで構成されるインターホンシステムがあり、このような通信方式の異なるネットワークを相互に接続して通話を行う場合、2つのインターホンシステム間で通信方式を変換するブリッジが用いられ、当該ブリッジが通信方式を変換することで両システム間の通信を可能にしている。
また、複数の住戸棟で1つの集合住宅が構成されている場合のように住戸インターホンの台数が多いインターホンシステムでは、各住戸棟毎に住戸インターホンを伝送線で制御装置に接続してネットワークを構築し、複数のネットワークの間をEthernet(登録商標)などのLANで接続することで、異なるネットワークに接続された通信端末の間で通信を行うこともできる。
上述のように通信方式の異なる2つのインターホンシステムの間をブリッジで接続したり、複数のネットワークの間をLANで接続したりする場合に、インターホンシステムとLANとの間をブリッジで接続することがあるが、搬送波デジタル伝送によりデータ伝送を行うネットワークとLANとでは通信容量が異なる場合もある。この場合、通信容量の異なる複数のネットワークがブリッジを介して接続されている場合に、通信容量が相対的に小さいネットワーク側の通信トラフィックが過負荷になると、通信容量が相対的に大きいネットワークから、通信容量が相対的に小さいネットワークに流入してきた音声データや映像データが破棄されてしまい、通話音声や映像の品質が劣化してしまうといった問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、通信品質を高品質に保ったまま、通信容量の異なる複数のネットワーク間でデータ伝送が行えるインターホンシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、少なくとも音声通話手段を備えた複数台の通信端末と、通信端末間の通信を制御する制御装置とが、一対の平衡ペア線からなる伝送線を介して接続されて第1のネットワークが構成され、通信端末及び制御装置が搬送波デジタル伝送によりデータ信号を送受信するインターホンシステムにおいて、第1のネットワークに接続されて搬送波デジタル伝送により通信を行う第1伝送部、及び、第1のネットワークとは通信方式が異なる第2のネットワークに接続された第2伝送部を具備して第1及び第2のネットワークの間で通信方式を変換するブリッジ部を制御装置が備え、当該制御装置は、第1及び第2のネットワークのうち、通信容量が相対的に大きいネットワークから、通信容量が相対的に小さいネットワークに流入する通信トラフィック量を制限しており、ブリッジ部が接続される第1、第2のネットワークのうち通信容量が小さい方のネットワークの通信容量に応じて通信トラフィック量の制限値を管理する呼制御/通信容量管理部が制御装置に設けられ、呼制御/通信容量管理部は、何れかのネットワークの通信端末から通信開始要求があると、通信開始要求を出力した通信端末が接続されているブリッジ部と、通信相手先のネットワークに接続されたブリッジ部とで、それぞれに割り当てた通信トラフィック量の制限値を共に超えないと判断した場合に、通信開始要求を出力した通信端末に通信開始を許可することを特徴とする
請求項の発明は、請求項1の発明において、呼制御/通信容量管理部は、ブリッジ部に接続される第1、第2のネットワークの間の呼制御を行い、呼制御/通信容量管理部は、ブリッジ部に接続されるネットワークの各々について、複数の通信端末を一括して制御するために用いるマルチキャストアドレスを管理しており、通信端末は、通信容量が相対的に小さいネットワークに接続された複数の通信端末へ一括して通信データを伝送したい場合、送信対象の複数の通信端末をグループ化したマルチキャストアドレス宛に通信データを送信するとともに、呼制御/通信容量管理部は、何れかの通信端末からマルチキャストアドレス宛の通信要求を受け取ると、通信相手のネットワークが接続されたブリッジ部に対してマルチキャストアドレスデータの通過を許可することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は2の何れか1つの発明において、ブリッジ部を着脱自在に取り付けるための接続手段が制御装置に複数設けられたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ブリッジ部を介して接続される第1及び第2のネットワークのうち、通信容量が相対的に大きいネットワークから、相対的に小さいネットワークへの通信トラフィック量を制限しているので、通信容量が相対的に小さいネットワークの通信トラフィックが過負荷になるのを防止でき、通信品質を高品質に保つことができる。したがって、搬送波デジタル伝送によりデータ信号を送受信するインターホンシステムと、Ethernet(登録商標)のようなLANで構成されるインターホンシステムのように通信容量が異なるインターホンシステムを混在させることができ、また集合住宅の住戸棟毎に住戸インターホンが伝送線を介して接続された複数のネットワークの間をEthernet(登録商標)などのLANで接続し、複数のネットワークに接続された通信端末の間で高品質な通信を行うことができる。しかも、呼制御/通信容量管理部では、通信開始要求を出力した通信端末が接続されているブリッジ部と、通信相手先のネットワークに接続されたブリッジ部とで、両ブリッジ部に割り当てた通信トラフィック量の制限値を共に超えないと判断した場合のみ通信開始を許可しているので、何れのネットワークでも通信トラフィックが過負荷になることがなく、通信品質を高品質に保つことができる。また呼制御/通信容量管理部が、全てのブリッジ部の使用可能な通信容量を一括して管理しており、各ネットワークの通信トラフィック量の制限値を一元的に設定することができるので、ブリッジ部側で、通信データを破棄するか否かの判断を行う必要がなく、ブリッジ部の構成を簡単にできるとともに、ブリッジ部の転送速度を速めることができる。
ところで、制御装置にブロードキャストデータが入力された場合、全てのブリッジ部に接続されたネットワークにブロードキャストデータが送信されてしまい、全てのネットワークで通信トラフィックが増大してしまうが、請求項の発明によれば、通信容量が相対的に小さいネットワークに接続された複数の通信端末に通信データを一括して送信したい場合、通信対象の複数の通信端末をグループ化したマルチキャストアドレス宛てに通信データを伝送するとともに、呼制御/通信容量管理部がブリッジ部に対し、マルチキャストアドレスの通過可否を設定しているので、当該マルチキャストアドレスと関係無いネットワークの通信トラフィックが増大することがないという利点がある。
請求項の発明によれば、複数の接続手段に対してブリッジ部が着脱自在となっているので、システム構成に合わせてブリッジ部の数を容易に増減することができる。
実施形態1のシステム構成図である。 同上の通信端末の概略的なブロック図である。 同上のブリッジ部の概略的なブロック図である。 実施形態2のブリッジ部の概略的なブロック図である。
以下に、集合住宅に設置される集合住宅用インターホンシステムに本発明の技術思想を適用した実施形態について、図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1は実施形態1のシステム構成図であり、2つのインターホンシステムA,Bが、Ethernet(登録商標)のようなLANを介して接続されている。
各々のインターホンシステムA,Bは、それぞれ、少なくとも音声通話手段を備えた複数台の通信端末1と、通信端末間の通話を制御する制御装置2とを、一対の平衡ペア線からなる伝送線L1を介して接続することによって構成され、複数台の通信端末1、制御装置2、及び通信端末1と制御装置2の間を接続する伝送線L1から第1のネットワークが構成されている。またインターホンシステムA,Bの制御装置2,2は、Ethernet(登録商標)のようなLANのスイッチング交換部(Hub)3を介して接続されており、両インターホンシステムA,Bの通信端末1間で通話が行えるようになっている。なお、各インターホンシステムA,Bの通信端末1としては、集合住宅の各住戸に設置される住戸用インターホンや、集合住宅の共同玄関(ロビー)に設置されるロビーインターホンや、集合住宅の管理事務室に設置される管理事務室機などがある。
各通信端末1は、図2に示すように、マイクロホンMCおよびスピーカSPを用いて音声の通話処理を行う音声処理回路11と、映像を表示する映像表示部12と、映像表示部12の表示を制御する映像処理回路13と、ライン結合回路14を介して伝送線L1に接続されたデジタル伝送回路15と、デジタル伝送回路15を介して伝送信号を送受信するデジタル通信回路16とを備えている。
音声処理回路11は、マイクロホンMCで集音した音声をA/D変換した後にPCMなどの所定の符号化方式で符号化した音声データをデジタル通信回路16に出力するとともに、デジタル通信回路16から入力される音声データを復号化した後にD/A変換したアナログの音声信号でスピーカSPを駆動して音声を鳴動させる。ここにおいて、マイクロホンMC、スピーカSP、音声処理回路11などから音声通話手段が構成される。
映像処理回路13は、液晶ディスプレイなどの表示デバイスからなる映像表示部12を駆動する駆動回路からなり、デジタル通信回路16から入力される映像データによって映像表示部12を駆動することで、映像表示部12に映像(例えばロビーインターホンのカメラで撮像された動画像など)を表示させる。
デジタル伝送回路15は、ライン結合回路14を介して伝送線L1に接続された送信アンプA1及び受信アンプA2を備える。送信アンプA1には、デジタル通信回路16の送信処理部17でデジタル変調された伝送信号が入力され、この伝送信号を増幅し、ライン結合回路14を介して伝送線L1に送信する。また受信アンプA2には、ライン結合回路14を介して伝送線L1から伝送信号が入力され、この伝送信号を増幅した後、デジタル通信回路16の受信部18に出力する。
デジタル通信回路16は、音声処理回路11から入力される音声データをデジタル変調してデジタル伝送回路15の送信アンプA1に出力するとともに、送信アンプA1に送信許可信号を出力して送信を開始させる送信処理部17と、デジタル伝送回路15の受信アンプA2で受信された伝送信号をデジタル復調し、音声データは音声処理回路11へ、映像データは映像処理回路13に出力する受信部18とを備えている。さらに、デジタル通信回路16は、送受信のタイミングを制御したり、パケットから必要なデータ部を取り出す通信制御部を備えてもよい。
この通信端末1は、一対の平衡ペア線からなる伝送線L1を介して制御装置2に接続されており、音声や映像や制御コマンドや情報データなどのデータ信号を搬送波デジタル伝送方式で伝送している。
一方、制御装置2は、図1に示すように、それぞれ異なる系統の通信端末1が伝送線L1を介して接続される複数のブリッジ部21と、通信端末1間の呼制御を行う呼制御/通信容量管理部22と、複数のブリッジ部21及び呼制御/通信容量管理部22が接続されるとともに、外部のスイッチング交換部3が接続されて、伝送データの中継を行うスイッチング交換部(Hub)23とを備えている。尚、スイッチング交換部23は、RJ45モジュラプラグが着脱自在に接続される接続ポート(図示せず)を複数備えており、ブリッジ部21からのケーブルに接続されたRJ45モジュラプラグよりなる接続手段(図示せず)がスイッチング交換部23の接続ポートに接続されることで、ブリッジ部21がスイッチング交換部23に着脱自在に接続されるようになっており、システム構成に合わせてブリッジ部21の数を容易に増減することができる。
また図3はブリッジ部21のブロック図であり、ブリッジ部21は、伝送線L1に接続される送信アンプA3及び受信アンプA4と、通信部30とを備える。そして、通信部30は、送信アンプA3及び受信アンプA4を介して第1のネットワークに接続されるネットワーク1側伝送部(第1伝送部)31と、第1のネットワークとは通信方式が異なる第2のネットワーク(本実施形態ではEthernet(登録商標)のようなLAN)に接続されるネットワーク2側伝送部(第2伝送部)32と、転送データを一次記憶するメモリ部33と、第1及び第2のネットワークから流入したデータ信号の転送処理を行う通信処理部36と、ネットワーク1側伝送部31及びネットワーク2側伝送部32からそれぞれ入力されたデータの優先度を判別して、入力されたデータに優先度を付与する優先度判別部37と、第1のネットワーク及び第2のネットワークの通信トラフィック量を判定する通信トラフィック判定部38と、通信トラフィック判定部38の判定結果をもとに、ネットワーク1側転送データバッファ34及びネットワーク2側転送データバッファ35のバッファ容量を設定する転送データバッファ容量設定部(容量設定部)39とを備える。なお、ネットワーク1側伝送部31から出力された通信データは送信アンプA3で増幅されて伝送線L1に出力され、伝送線L1から入力された通信データは受信アンプA4で増幅された後、ネットワーク1側伝送部31に入力される。
メモリ部33には、ネットワーク1側伝送部31(第1のネットワーク側)から流入したデータを一時保管するネットワーク1側転送データバッファ(第1転送データバッファ)34と、ネットワーク2側伝送部32(第2のネットワーク側)から流入したデータを一時保管するネットワーク2側転送データバッファ(第2転送データバッファ)35とが設けられている。
また通信処理部36は、ネットワーク1側伝送部31から流入した通信データに、優先度判別部37によって判定された優先度を付与して、ネットワーク1側転送データバッファ34に一時保管させるとともに、ネットワーク1側転送データバッファ34から読み出した通信データの通信方式を変換してネットワーク2側伝送部32に出力し、且つ、ネットワーク2側伝送部32から流入した通信データに、優先度判別部37によって判定された優先度を付与して、ネットワーク2側転送データバッファ35に一時保管させるとともに、ネットワーク2側転送データバッファ35から読み出した通信データの通信方式を変換してネットワーク1側伝送部31に出力する。
このようにブリッジ部21は、通信端末1との間でデータ信号を搬送波デジタル伝送する第1のネットワークと、Ethernet(登録商標)のようなLANからなる第2のネットワークとの間で通信方式の変換を行うのであるが、本実施形態の場合は第1のネットワークの通信容量が、第2のネットワークの通信容量に比べて小さいため、第2のネットワークから流入した通信データが、第1のネットワークへ無制限に転送された場合、通信容量が相対的に小さい第1のネットワークの通信トラフィックが過負荷になってしまう。このとき、通信容量が相対的に大きい第2のネットワークから第1のネットワークに流入した音声や映像などのデータ信号が破棄されてしまい、通信品質が低下するという問題があった。
そこで、本実施形態の制御装置2では、第1及び第2のネットワークのうち、通信容量が相対的に大きいネットワーク(本実施形態ではLAN側の第2のネットワーク)から、通信容量が相対的に小さいネットワーク(通信端末1が伝送線L1を介して接続された第1のネットワーク)に流入する通信トラフィック量を制限して、通信容量を超える通信データが第1のネットワークに流入するのを防止しており、第1のネットワークの通信トラフィック量が通信容量を超えることがないので、第1のネットワークが過負荷になってデータ信号が破棄されてしまうことのを防止できる。すなわち制御装置2では、第1のネットワークの通信容量を超えない範囲で、第2のネットワークから流入したデータ信号の通信方式を変換して、第1のネットワークに送信することで、通信品質を高品質に保ちつつ、通信方式の異なる2つのネットワーク間でデータ通信を行えるようにしている。
ここで、制御装置2が、第1のネットワークに流入するデータ量を制限する処理について以下に詳細に説明する。本実施形態では制御装置2のブリッジ部21が、通信トラフィック量を制限する処理を行っており、先ず、ブリッジ部21の通信トラフィック判定部38が第1、第2のネットワークの通信トラフィックの大小を判定する。例えば通信トラフィック判定部38では、ネットワーク1側伝送部31およびネットワーク2側伝送部32にそれぞれ流入する単位時間当たりのデータ量、或いは、データ信号の流入頻度を比較することによって、どちらのネットワークの通信トラフィックが大きいかを判定している。尚、通信トラフィック判定部38に対してユーザが外部から判定情報を設定することで、第1、第2のネットワークの通信トラフィックの大小を判定してもよい。
そして、通信トラフィック判定部38により第2のネットワークの方が通信トラフィックが大きいと判断されると、転送データバッファ容量設定部39が、メモリ部33に対して、ネットワーク2側転送データバッファ35の容量を、ネットワーク1側転送データバッファ34の容量よりも小さい容量であって、通信容量が小さい第1のネットワークに合わせた容量に設定する設定命令を出力し、この設定命令に応じてネットワーク1側転送データバッファ34及びネットワーク2側転送データバッファ35の容量が設定される。
ここで、第2のネットワークからネットワーク2側伝送部32にパケットが入力されると、ネットワーク2側伝送部32は、物理層/MAC層を含むパケットのヘッダを外して、データ部を通信処理部36に出力する。通信処理部36は、ネットワーク2側伝送部32からデータ部が入力されると、このデータ部をメモリ部33のネットワーク2側転送データバッファ35に一次記憶させる。通信処理部36は、ネットワーク1側伝送部31の動作状態を監視しており、ネットワーク1側伝送部31が通信可能な状態になると、ネットワーク2側伝送部から一時保管されたデータ部を読み出し、通信方式を変換してネットワーク1側伝送部31に出力する。ネットワーク1側伝送部31は、通信処理部36から入力されたデータを、送信アンプA3により増幅した後、第1のネットワークへ出力しており、通信相手の通信端末1に対して搬送波デジタル伝送によりデータ信号を出力することができる。
このようにブリッジ部21は、第2のネットワークから流入したデータの通信方式を変更して第1のネットワークに送出するのであるが、第2のネットワークから流入したデータを一時保管するネットワーク2側転送データバッファ35の容量は、ネットワーク1側転送データバッファ34よりも小さい容量であって、第1のネットワークの通信容量に合わせた容量に設定されている。そして、ネットワーク2側伝送部32から流入した通信データのデータ量がネットワーク2側転送データバッファ35の容量を超えると、容量を超えた分の通信データは破棄されるのであるが、ネットワーク2側転送データバッファに格納された通信データのうち、優先度が相対的に低い通信データを破棄して、優先度がより高い通信データをネットワーク2側転送データバッファ35に格納させている。ここで、データ信号のうち、例えば音声データや映像データの優先度を、他のデータの優先度に比べて高く設定しておけば、ネットワーク2側転送データバッファ35に格納された音声データや映像データが破棄されるのを防止でき、音声データや映像データを他のデータに優先して、第1のネットワーク側へ送信させることで、インターホンの映像音声品質を高品質に保つことができる。尚、第2のネットワークの通信容量は、第1のネットワークの通信容量よりも大きいので、第1のネットワークから流入してネットワーク1側転送データバッファ34に格納されたデータが、ネットワーク2側伝送部32から第2のネットワークへ送出されたとしても、第2のネットワークの通信トラフィックが過負荷になることはない。
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図4に基づいて説明する。本実施形態では、第1、第2のネットワークからブリッジ部21に流入する通信データに高、中、低の3段階の優先度を付与し、第1のネットワーク側から流入したデータを一時保管するネットワーク1側転送データバッファ34に、優先度が高の通信データを記憶する領域34Aと、優先度が中の通信データを記憶する領域34Bと、優先度が低の通信データを記憶する領域34Cとを設けるとともに、第2のネットワーク側から流入したデータを一時保管するネットワーク2側転送データバッファ35に、優先度が高の通信データを記憶する領域35Aと、優先度が中の通信データを記憶する領域35Bと、優先度が低の通信データを記憶する領域35Cとを設けている。そして、転送データバッファ容量設定部39が、通信トラフィック判定部38の判定結果に基づいて、各々の転送データバッファ34,35毎に各領域34A〜34C、35A〜35Cの容量を個別に設定する設定命令をメモリ部33に出力しており、この設定命令に基づいてメモリ部33が、ネットワーク1側転送データバッファ34の記憶領域34A〜34C、並びに、ネットワーク2側転送データバッファ35の記憶領域35A〜35Cを設定している。尚、ネットワーク1側転送データバッファ34及びネットワーク2側転送データバッファ35以外の構成は実施形態1で説明したインターホンシステムと同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
本実施形態では、ネットワーク1側転送データバッファ34及びネットワーク2側転送データバッファ35に、それぞれ高、中、低の優先度の通信データを記憶する記憶領域34A〜34C、35A〜35Cを設けており、各領域34A〜34C、35A〜35C毎に容量を設定している。そして、通信処理部36が、ネットワーク1側伝送部31及びネットワーク2側伝送部32からそれぞれ入力された通信データを、ネットワーク1側転送データバッファ34及びネットワーク2側転送データバッファ35に一時保管する際は、優先度判別部37によって通信データに付与された優先度に対応する領域に保管するのであるが、保管先の領域に空き領域が無い場合、入力された通信データを破棄している。ここで、第1のネットワークの通信容量は、第2のネットワークの通信容量よりも小さいため、ネットワーク2側転送データバッファ35の容量は、第1のネットワークの通信容量に合わせた容量に設定されている。したがって、通信処理部36が、ネットワーク2側伝送部32から入力された通信データを、優先度に応じた転送データバッファ35の記憶領域35A〜35Cに記憶させる際に、その領域に空き領域が存在しないい場合があり、この場合はネットワーク2側伝送部32から入力された通信データが破棄されるのであるが、優先度に応じた記憶領域34A〜34C、35A〜35Cの容量は別個に設定されているので、実施形態1で説明したインターホンシステムのように優先度の低い通信データが一律に破棄されるのを防止でき、一定の割合に従って各優先度の通信データを他方のネットワークに転送することができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3を以下に説明する。尚、インターホンシステムの構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、図示及び説明は省略する。
上述の実施形態1、2では、ブリッジ部21が、通信容量の相対的に大きい第2のネットワークから、通信容量の相対的に小さい第1のネットワークに流入する通信トラフィック量を制限しているのに対して、本実施形態では、制御装置2の呼制御/通信容量管理部22が、通信容量の相対的に小さい第1のネットワークに流入する通信トラフィック量を制限している。
すなわち、呼制御/通信容量管理部22では、ブリッジ部21に接続された第1、第2のネットワークのうち通信容量が小さい方のネットワークの通信容量に応じて通信トラフィック量の制限値を管理しており、本実施形態では第1のネットワークの方が第2のネットワークよりも通信容量が小さいので、第1のネットワークの通信容量に合わせて通信トラフィック量の制限値を決定している。そして、呼制御/通信容量管理部22では、何れかのブリッジ部21に接続された通信端末1から通信開始要求があると、この通信端末1が接続されているブリッジ部21と、通信相手先のネットワークに接続されたブリッジ部21とで、それぞれに割り当てた通信トラフィック量の制限値を共に超えないと判断した場合に、通信開始要求を出力した通信端末に通信開始を許可している。したがって、通信開始要求を発した通信端末1が接続されているネットワーク、通信相手の通信端末1が接続されているネットワークの双方で通信トラフィックが過負荷になることがなく、音声データや映像データなどのデータ信号が破棄されることがないから、通信品質を高品質に保つことができる。また呼制御/通信容量管理部22では、全てのブリッジ部21の使用可能な通信容量を一括して管理しており、ブリッジ部21が接続されている各ネットワークの通信トラフィック量の制限値を一元的に設定できるので、ブリッジ部21側で、通信データを破棄するか否かの判断を行う必要がなく、ブリッジ部21の構成を簡単にできるとともに、ブリッジ部21の転送速度を速めることができるという利点もある。
(実施形態4)
本発明の実施形態4を以下に説明する。尚、インターホンシステムの構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、図示及び説明は省略する。
上述の実施形態1、2では、ブリッジ部21が、通信容量の相対的に大きい第2のネットワークから、通信容量の相対的に小さい第1のネットワークに流入する通信トラフィック量を制限しているのに対して、本実施形態では、ブリッジ部21に接続される第1、第2のネットワークの間の呼制御を行う呼制御/通信容量管理部22が、通信容量の相対的に小さい第1のネットワークに流入する通信トラフィック量を制限している。
すなわち、呼制御/通信容量管理部22は、ブリッジ部21に接続されるネットワークの各々について、複数の通信端末1を一括して制御するために用いるマルチキャストアドレスを管理しており、何れかのネットワークに接続された通信端末1が、通信容量が相対的に小さいネットワークに接続された複数の通信端末1へ一括して通信データを伝送したい場合、送信対象の複数の通信端末1をグループ化したマルチキャストアドレス宛に通信データを送信するとともに、呼制御/通信容量管理部22は、何れかの通信端末1からマルチキャストアドレス宛の通信要求を受け取ると、通信相手のネットワークが接続されたブリッジ部21に対してマルチキャストアドレスデータの通過を許可している。このとき、マルチキャストアドレスデータを受けとったブリッジ部21では、当該ブリッジ部21に接続された全ての通信端末1に宛ててマルチキャストアドレスデータを一括して送信しており、複数の通信端末1を一括して制御することができる。
ここで、LANのスイッチング交換部23にブロードキャストデータが入力された場合、スイッチング交換部23が備える全ての接続ポートにブロードキャストデータが送信されてしまい、その結果、スイッチング交換部23に接続された全てのブリッジ部21にブロードキャストデータが送られるから、全てのブリッジ部21に接続されたネットワークの通信トラフィックが増加してしまうという問題があった。
それに対して本実施形態では、ブリッジ部21に接続された通信容量が相対的に小さい方のネットワーク(例えば第1のネットワーク)に属する複数の通信端末1にまとめてデータを送りたい場合、ブロードキャスト通信ではなく、送信対象ある複数の通信端末1をグループ化したマルチキャストアドレス宛にデータ通信を行うとともに、呼制御/通信容量管理部22がブリッジ部21に対し、マルチキャストアドレスの通過可否を設定しているので、送信対象のマルチキャストアドレスに関係のない属さないネットワークの通信トラフィックが増大するのを防止することができる。
ブリッジ部は、通信データを一時保管する転送データバッファと、第1及び第2伝送部のうち一方の伝送部から流入した通信データに優先度を付与して転送データバッファに一時保管させるとともに、転送データバッファから読み出した通信データの通信方式を変換して他方の伝送部へ出力する通信処理部とを備え、通信容量が相対的に大きいネットワークから流入する通信データ量が、通信容量が相対的に小さいネットワークの通信容量を超えた場合、転送データバッファに格納された通信データのうち、通信容量が相対的に大きいネットワークから流入した通信データで、優先度が相対的に低い通信データを破棄することを特徴とする。優先度が相対的に低い通信データから破棄されるので、優先度の高い通信データを、他のデータに優先して転送することができる。例えば通信データとして、音声データや映像データとともに各種の情報データなどが伝送される場合、音声データや映像データの優先度を他のデータよりも高めに設定しておくことで、音声データや映像データが優先的に転送されるから、通話品質を高品質に保つことができる。
また、転送データバッファは、第1のネットワークから流入した通信データを優先度に応じた領域に一時保管する第1転送データバッファと、第2のネットワークから流入した通信データを優先度に応じた領域に一時保管する第2転送データバッファとからなり、第1及び第2転送データバッファの各々について優先度に応じた記憶領域の容量を設定する容量設定部を備え、第1、第2のネットワークから流入した通信データを第1、第2転送データバッファに記憶させる際に、第1、第2転送データバッファにおいて優先度に応じた領域に一時保管させるとともに、対応する領域に空きがなければ通信データを破棄することを特徴とする。容量設定部が、第1及び第2転送データバッファの各々について、優先度に応じた記憶領域の容量を設定しておくことで、優先度の低い通信データが一律に破棄されるのを防止でき、一定の割合に従って各優先度の通信データを他方のネットワークに転送することができる。
A,B インターホンシステム
1 通信端末
2 制御装置
3 スイッチング交換部
21 ブリッジ部
22 呼制御/通信容量管理部
23 スイッチング交換部
30 通信部
31 ネットワーク1側伝送部(第1伝送部)
32 ネットワーク2側伝送部(第2伝送部)
33 メモリ部
34 ネットワーク1側転送データバッファ(第1転送データバッファ)
35 ネットワーク2側転送データバッファ(第2転送データバッファ)
36 通信処理部
L1 伝送線

Claims (3)

  1. 少なくとも音声通話手段を備えた複数台の通信端末と、前記通信端末間の通信を制御する制御装置とが、一対の平衡ペア線からなる伝送線を介して接続されて第1のネットワークが構成され、前記通信端末及び前記制御装置が搬送波デジタル伝送によりデータ信号を送受信するインターホンシステムにおいて、
    前記第1のネットワークに接続されて搬送波デジタル伝送により通信を行う第1伝送部、及び、前記第1のネットワークとは通信方式が異なる第2のネットワークに接続された第2伝送部を具備して前記第1及び第2のネットワークの間で通信方式を変換するブリッジ部を前記制御装置が備え、前記制御装置は、前記第1及び第2のネットワークのうち、通信容量が相対的に大きい前記ネットワークから、通信容量が相対的に小さい前記ネットワークに流入する通信トラフィック量を制限しており、
    前記ブリッジ部が接続される前記第1、第2のネットワークのうち通信容量が小さい方の前記ネットワークの通信容量に応じて通信トラフィック量の制限値を管理する呼制御/通信容量管理部が前記制御装置に設けられ、
    前記呼制御/通信容量管理部は、何れかの前記ネットワークの前記通信端末から通信開始要求があると、通信開始要求を出力した前記通信端末が接続されている前記ブリッジ部と、通信相手先の前記ネットワークに接続された前記ブリッジ部とで、それぞれに割り当てた通信トラフィック量の制限値を共に超えないと判断した場合に、通信開始要求を出力した前記通信端末に通信開始を許可することを特徴とするインターホンシステム。
  2. 前記呼制御/通信容量管理部は、前記ブリッジ部に接続される前記第1、第2のネットワークの間の呼制御を行い、前記呼制御/通信容量管理部は、前記ブリッジ部に接続される前記ネットワークの各々について、複数の前記通信端末を一括して制御するために用いるマルチキャストアドレスを管理しており、前記通信端末は、通信容量が相対的に小さい前記ネットワークに接続された複数の前記通信端末へ一括して通信データを伝送したい場合、送信対象の複数の前記通信端末をグループ化したマルチキャストアドレス宛に通信データを送信するとともに、前記呼制御/通信容量管理部は、何れかの前記通信端末からマルチキャストアドレス宛の通信要求を受け取ると、通信相手の前記ネットワークが接続された前記ブリッジ部に対してマルチキャストアドレスデータの通過を許可することを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
  3. 前記ブリッジ部を着脱自在に取り付けるための接続手段が前記制御装置に複数設けられたことを特徴とする請求項1又は2の何れか1つに記載のインターホンシステム
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