JP5267573B2 - 音声制御装置および音声出力装置 - Google Patents
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Description
この発明は、音声制御装置および音声出力装置に関する。
複数のマイクを備えるアレイマイクを用いて、特定方向からの音のみを抽出する技術が知られている。具体的には、アレイマイクを備える装置は、利用者によって方向が指定されると、他の方向からの音声信号を減算することで特定方向からの音を抽出する。
また、アレイマイクを備える装置では、PDM方式(パルス密度変調方式)のデジタルマイクが用いられている。デジタルマイクは、音を受信すると、PDM方式によりデジタル音声信号に変換し、具体的には、所定の周期ごとに「1」または「0」の状態を示すデジタル音声信号に変換する。
ここで、従来より、アレイマイクを備える装置は、一方のデジタルマイクのデジタル音声信号から他方のデジタルマイクのデジタル音声信号を減算し、処理結果をデジタル音声信号(「0」または「1」)として出力していた。例えば、アレイマイクを備える装置は、「1」から「0」を減算する場合には、「1(=1−0)」を処理結果としていた。
なお、低周波数域では無指向性であり、高周波数域では指向性を持って収音を行うマイクロホン装置が開示されている。また、無線通信システムに関する技術が開示されている。
ところで、上記した従来の技術は、音声品質が劣化していたという課題があった。すなわち、従来の技術では、処理結果をデジタル音声信号として出力するため、「0」から「1」を減算する場合に、「−1(=0−1)」ではなく「0」を処理結果としていた。この結果、誤差が発生して原音を忠実に再現できず、音声品質が劣化していた。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、音声品質の劣化を防止することが可能な音声制御装置および音声出力装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、音声制御装置は、所定周期ごとに1または0の状態を示すPDM方式のデジタル音声信号である第一のデジタル音声信号と第二のデジタル音声信号とを受け付けるデジタル音声信号受付部を備える。また、音声制御装置は、前記デジタル音声信号受付部によって受け付けられた二つのデジタル音声信号を用いて、前記所定周期の1/2周期である信号であって、当該所定周期に対応する二つの1/2周期各々の内一方の周期に対して前記第一のデジタル音声信号の状態各々が反映されて他方の周期に対して前記第二のデジタル音声信号の状態各々が反映された1/2周期デジタル音声信号を作成する作成部を備える。
音声品質の劣化を防止することが可能である。
100 音声出力装置
110 デジタルマイクL
120 デジタルマイクR
130 クロック信号発生器
140 遅延器L
150 遅延器R
160 ローパスフィルタ
170 出力先検出部
171 音声出力端子L
172 音声出力端子R
200 音声制御部
210 変換部
220 設定部
230 減算部
301 デジタルマイクL
302 デジタルマイクR
303 デジタル変換部L
304 デジタル変換部R
305 デジタル演算部
306 アナログLPF
401 デジタルマイクL
402 デジタルマイクR
403 デジタル変換部L
404 デジタル変換部R
405 アナログLPFL
406 アナログLPFR
407 アナログ演算部
110 デジタルマイクL
120 デジタルマイクR
130 クロック信号発生器
140 遅延器L
150 遅延器R
160 ローパスフィルタ
170 出力先検出部
171 音声出力端子L
172 音声出力端子R
200 音声制御部
210 変換部
220 設定部
230 減算部
301 デジタルマイクL
302 デジタルマイクR
303 デジタル変換部L
304 デジタル変換部R
305 デジタル演算部
306 アナログLPF
401 デジタルマイクL
402 デジタルマイクR
403 デジタル変換部L
404 デジタル変換部R
405 アナログLPFL
406 アナログLPFR
407 アナログ演算部
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る音声制御装置および音声出力装置の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本実施例に係る音声出力装置の概要、音声出力装置の構成および処理の流れを順に説明し、その後、その他の実施例について説明する。
[音声出力装置の概要]
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係る音声出力装置の概要を説明する。図1は、実施例1に係る音声出力装置の概要を説明するための図である。音声出力装置は、特定方向からの音を抽出し、具体的には、特定方向とは異なる他の方向からの音を減算した音を作成するものである。
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係る音声出力装置の概要を説明する。図1は、実施例1に係る音声出力装置の概要を説明するための図である。音声出力装置は、特定方向からの音を抽出し、具体的には、特定方向とは異なる他の方向からの音を減算した音を作成するものである。
実施例1に係る音声出力装置は、音声を受け付けると、所定周期ごとに1または0の状態を示すPDM方式のデジタル音声信号に変換するデジタルマイクを二つ備える。
そして、実施例1に係る音声出力装置は、特定方向とは異なる他の方向からの音が減算された後のデジタル音声信号である変換後デジタル音声信号(1/2周期デジタル音声信号とも称する)を作成する。具体的には、図1に示すように、実施例1に係る音声出力装置は、二つのデジタルマイク部各々によって変換されたデジタル音声信号であるLch音声信号10とRch音声信号10とを用いて、所定周期の1/2周期である変換後デジタル音声信号を作成する。
例えば、実施例1に係る音声出力装置は、所定周期の1/2周期であるクロック信号を用いて、図1の(1)に示すように、Lch音声信号10をLch音声信号20に変換し、図1の(2)に示すように、Rch音声信号10をRch音声信号20に変換する。つまり、音声出力装置は、Lch音声信号10やRch音声信号10の周期を1/2周期に変更し、Lch音声信号10やRch音声信号10の状態各々をそれぞれ別々の1/2周期にのみ反映する。図1に示す例では、音声出力装置は、Lch音声信号20について、クロック信号の状態が「0」である周期に対応する周期各々に対してのみ、Lch音声信号10の状態各々を反映する。
そして、例えば、図1に示すように、実施例1に係る音声出力装置は、Lch音声信号20をLch音声信号30に変換する。つまり、音声出力装置は、Lch音声信号10の周期が反映されていない1/2周期各々の状態を「1」に設定する。そして、音声出力装置は、Lch音声信号30からRch音声信号20を減算し、減算結果として得られるデジタル音声信号を変換後デジタル音声信号とする。
そして、実施例1に係る音声出力装置は、作成された変換後デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して出力する。
このようなことから、実施例1に係る音声出力装置は、特定方向からの音を抽出する処理による音声品質の劣化を防止することが可能である。具体的には、処理結果を所定周期ごとに2ビット用いて表現することで、処理結果として取り得る「1」「0」と「−1」をそれぞれ別々のデジタル音声信号として出力でき、音質低下を防止可能である。
[音声出力装置の構成]
次に、図2を用いて、図1に示した音声出力装置100の構成を説明する。図2は、実施例1に係る音声出力装置の構成を説明するためのブロック図である。図2に示すように、音声出力装置100は、デジタルマイクL110と、デジタルマイクR120と、クロック信号発生器130と、遅延器L140と、遅延器R150と、ローパスフィルタ160と、出力先検出部170と、音声制御部200とを備える。
次に、図2を用いて、図1に示した音声出力装置100の構成を説明する。図2は、実施例1に係る音声出力装置の構成を説明するためのブロック図である。図2に示すように、音声出力装置100は、デジタルマイクL110と、デジタルマイクR120と、クロック信号発生器130と、遅延器L140と、遅延器R150と、ローパスフィルタ160と、出力先検出部170と、音声制御部200とを備える。
デジタルマイクL110は、遅延器L140と接続され、音声出力装置100が備える複数のデジタルマイクの内の一つであり、PDM方式のデジタルマイクである。なお、PDM方式のデジタルマイクとしては、例えば、ハンズフリー通話の受音マイク、カーナビに対する音声入力用マイクなどが該当する。
また、デジタルマイクL110は、アナログ音声を受け付けると、受け付けたアナログ音声をPDM方式によりデジタル音声信号に変換し、変換したデジタル音声信号を遅延器L140に送信する。なお、以下では、デジタルマイクL110が遅延器L140に送信するデジタル音声信号を「Lch音声信号10(第一のデジタル音声信号や第二のデジタル音声信号とも称する)」と記載する。
デジタルマイクR120は、遅延器R150と接続され、デジタルマイクL110と同様の処理を行う。なお、以下では、デジタルマイクR120が遅延器R150に送信するデジタル音声信号を「Rch音声信号10(第一のデジタル音声信号や第二のデジタル音声信号とも称する)」と記載する。
また、デジタルマイクL110とデジタルマイクR120とは、任意の間隔離れて設置されており、以下では、設置間隔「X」離れて設置されているものとして説明する(図4参照)。
ここで、Lch音声信号10やRch音声信号10について、図3を用いて説明する。Lch音声信号10やRch音声信号10は、アナログ信号がPDM方式を用いて変換された信号であり、図3の「デジタル音声信号」に示すように、所定の周期ごとに、「0」か「1」かの状態を示す。また、Lch音声信号10の所定の周期と、Rch音声信号10の所定の周期とは、同一である。なお、図3は、実施例1におけるデジタル音声信号とクロック信号とを説明するための図である。
クロック信号発生器130は、音声制御部200と接続され、所定のクロック信号を音声制御部200に常に送る。ここで、図3の「クロック信号」に示すように、クロック信号は、一定の周期ごとに「1」と「0」との状態を繰り返す。また、クロック信号発生器130によって送信されるクロック信号の周期長は、Lch音声信号10やRch音声信号10の所定の周期の半分の周期長である。つまり、クロック信号は、Lch音声信号10やRch音声信号10の所定の周期ごとに、二つの周期を有する。なお、クロック信号発生器130は、音声制御部200の内部にあってもよい。
遅延器L140は、デジタルマイクL110と出力先検出部170と音声制御部200と接続される。また、遅延器L140は、デジタルマイクL110からデジタル音声信号を受信し、具体的には、Lch音声信号10を受信する。そして、遅延器L140は、後述する出力先検出部170によって遅延量が設定された場合には、設定された遅延量を加えたLch音声信号10を音声制御部200に送信し、遅延量が設定されていない場合には、受信したLch音声信号10をそのまま音声制御部200に送信する。
遅延器R150は、デジタルマイクR120と出力先検出部170と音声制御部200と接続され、遅延器L140と同様の処理を行う。
ここで、遅延器L140や遅延器R150によって加えられる遅延量について、図4を用いて簡単に説明する。なお、図4は、実施例1における遅延器を説明するための図である。図4に示すように、デジタルマイクL110とデジタルマイクR120とは、設置間隔「X」離れて設置されているものとして説明する。
図4に示すように、デジタルマイクL110から音源Bまでの距離は、デジタルマイクR120から音源Bまでの距離と比較して「設置間隔X」長くなる。この結果、デジタルマイクL110は、デジタルマイクR120と比較して音源Bからの距離が「設置間隔X」長い分、「設置間隔X」に相当する時間デジタルマイクR120より遅れて「音源B」からの音を受け付ける。このため、音声出力装置100は、特定方向とは異なる他の方向からの音を減算した音を作成する場合には、「設置間隔X」に相当する遅延量を調整した上で処理を行う。
例えば、音声出力装置100が、「音源A」とは異なる方向である「音源B」からの音を減算したデジタル音声信号を作成する場合を例に説明する。遅延器R150は、デジタルマイクR120からのデジタル音声信号に対して「設置間隔X」に相当する遅延量を加える。そして、音声出力装置100が、デジタルマイクL110からのデジタル音声信号から、遅延量が加えられたデジタルマイクR120からのデジタル音声信号を減算する。
ローパスフィルタ160は、音声制御部200と出力先検出部170と接続され、音声制御部200から受け付けたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、変換したアナログ音声信号を出力先検出部170に送る。なお、ローパスフィルタ160が音声制御部200から受信するデジタル音声信号は、変換後デジタル音声信号であり、特定方向とは異なる他の方向からの音が減算された後のデジタル音声信号である。
出力先検出部170は、遅延器L140と遅延器R150とローパスフィルタ160と接続される。また、例えば、図5に示すように、出力先検出部170は、アナログ音声信号を出力する音声出力部を二つ備え、例えば、音声出力部L171と音声出力部R172とを備える。なお、図5は、実施例1における出力先検出部を説明するための図である。
出力先検出部170は、デジタルマイクL110からのデジタル音声信号またはデジタルマイクR120からのデジタル音声信号の内いずれかを選択する操作を利用者から受け付ける。言い換えると、出力先検出部170は、音声出力装置100が備えるデジタルマイクの内、音声を出力するデジタルマイクの指定を利用者から受け付ける。そして、利用者からの操作により特定されるデジタル音声信号に対して遅延量を加える遅延器に、所定の遅延量を設定する。
例えば、出力先検出部170は、音声出力部L171にマイク端子が接続されると、遅延器R150に所定の遅延量を設定する。その後、後述する音声制御部200が、デジタルマイクL110からのデジタル音声信号から、遅延量が加えられたデジタルマイクR120からのデジタル音声信号を減算することになる。また、同様に、出力先検出部170は、音声出力部R172にマイク端子が接続されると、遅延器L140に所定の遅延量を設定する。
また、出力先検出部170は、ローパスフィルタ160から受信したアナログ音声信号を音声出力部L171や音声出力部R172に送り、音声出力部L171や音声出力部R172がアナログ音声信号を利用者に出力する。
音声制御部200は、クロック信号発生器130と遅延器L140と遅延器R150とローパスフィルタ160と接続される。また、音声制御部200は、各種の抽出制御処理手順などを規定したプログラムを記憶する内部メモリを有して種々の抽出制御処理を実行する。また、図2に示すように、音声制御部200は、変換部210と設定部220と減算部230とを備える。また、音声制御部200の各部は、AND演算やOR演算を用いて処理を行う制御回路が該当する。
また、音声制御部200は、音声制御部200が備える各部による処理により、Lch音声信号10とRch音声信号10とを用いて、所定周期の1/2周期である変換後デジタル音声信号を作成する。具体的には、音声制御部200は、所定周期に対応する二つの1/2周期各々の内一方の周期に対してLch音声信号10の状態各々が反映され、他方の周期に対してRch音声信号10の状態各々が反映された変換後デジタル音声信号を作成する。
以下では、特に言及しない限り、利用者によってデジタルマイクL110からの音声が選択された場合について説明する。すなわち、出力先検出部170は、遅延器R150に遅延量を設定し、音声制御部200が、デジタルマイクL110からのデジタル音声信号から、遅延量が加えられたデジタルマイクR120からのデジタル音声信号を減算する場合を例に説明する。
変換部210は、クロック信号発生器130と遅延器L140と遅延器R150と設定部220と接続される。また、変換部210は、クロック信号発生器130からクロック信号を受信し、遅延器L140からLch音声信号10を受信し、遅延器R150からRch音声信号10を受信する。
また、変換部210は、Lch音声信号10をLch音声信号20に変換し、Rch音声信号10をRch音声信号20に変換する。ここで、図6に示すように、Lch音声信号20やRch音声信号20は、クロック信号と同じ周期を示す信号であって、所定周期各々に対応するクロック信号の二つの周期各々の内別々の周期各々に自信号の状態各々が反映された信号である。なお、図6は、実施例1における変換部を説明するための図である。
ここで、図6を用いて、Lch音声信号10をLch音声信号20に変換する点と、Rch音声信号10をRch音声信号20に変換する点とについて、さらに説明する。
Lch音声信号10をLch音声信号20に変換する点について説明する。図6の(1)に示すように、変換部210は、Lch音声信号10とクロック信号とのAND演算を行い、Lch音声信号10をLch音声信号20に変換する。つまり、Lch音声信号20は、変換部210によるAND演算の結果得られるデジタル音声信号である。また、Lch音声信号20は、Lch音声信号10が「1」であり、かつ、クロック信号が「1」である周期のみ、状態が「1」になるデジタル音声信号である。
Rch音声信号10をRch音声信号20に変換する点について説明する。図6の(2)に示すように、変換部210は、Rch音声信号10と1/クロック信号とのAND演算を行い、Rch音声信号10をRch音声信号20に変換する。つまり、Rch音声信号20は、変換部210によるAND演算の結果得られるデジタル音声信号である。また、Rch音声信号20は、Rch音声信号10が「1」であり、かつ、1/クロック信号が「1」である周期のみ、状態が「1」になるデジタル音声信号である。言い換えると、Rch音声信号20とは、Rch音声信号10が「1」であり、かつ、クロック信号が「0」である周期のみ、状態が「1」になる。
なお、1/クロック信号とは、クロック信号の状態各々を変更したデジタル音声信号であり、具体的には、クロック信号の状態が「1」である周期について状態を「0」にし、クロック信号の状態が「0」である周期について状態を「1」にしたデジタル音声信号である。また、Lch音声信号20やRch音声信号20の周期長は、クロック信号と同一の周期長である。
このように、変換部210は、Lch音声信号10とRch音声信号10との周期各々が、所定の周期各々に対応するクロック信号の二つの周期の内、それぞれ別々の周期に反映されるように変換する。
また、変換部210は、変換の結果得られるLch音声信号20とRch音声信号20とを設定部220に送信する。
設定部220は、変換部210と減算部230と接続される。また、設定部220は、変換部210からLch音声信号20とRch音声信号20とを受信する。
また、設定部220は、変換部210による変換の結果得られるLch音声信号20とRch音声信号20との内、他方の信号が減算される信号について、自信号の状態各々の反映に用いられなかった周期である未反映周期各々の状態を「1」に設定する。具体的には、図7に示すように、設定部220は、Lch音声信号20をLch音声信号30に変換する。つまり、Lch音声信号30は、Lch音声信号20の未反映周期各々の状態が「1」に設定されたデジタル音声信号である。なお、図7は、実施例1における設定部を説明するための図である。
ここで、図7を用いて、Lch音声信号20からLch音声信号30に変換する点についてさらに説明する。図7に示すように、設定部220は、Lch音声信号20と1/クロック信号とのOR演算を行う。つまり、Lch音声信号30は、設定部220によるOR演算の結果得られるデジタル音声信号である。また、Lch音声信号30は、Lch音声信号20が「1」である周期と、1/クロック信号が「1」である周期との状態が「1」になるデジタル音声信号である。言い換えると、Lch音声信号30とは、Lch音声信号20が「0」であり、かつ、1/クロック信号が「0」である周期のみ、状態が「0」になる。
また、設定部220は、Lch音声信号30とRch音声信号20とを減算部230に送信する。
減算部230は、設定部220とローバスフィルタ160と接続される。また、減算部230は、設定部220からLch音声信号30とRch音声信号20とを受信する。
また、減算部230は、利用者によって選択されたデジタルマイクからのデジタル音声信号から、他方のデジタルマイクからのデジタル音声信号を減算し、具体的には、Lch音声信号30からRch音声信号20を減算する。ここで、減算部230による処理の結果得られるデジタル音声信号が、変換後デジタル音声信号である。
ここで、図8を用いて、Lch音声信号30からRch音声信号20を減算する点について説明する。図8は、実施例1における減算部を説明するための図である。減算部230は、AND演算やOR演算を用いて減算処理を行い、具体的には、図8に示すように、Lch音声信号30と1/Rch音声信号20(以下、Rch音声信号30)とのAND演算を行う。ここで、減算部230によるAND演算結果が変換後デジタル音声信号である。
図8の(1)に示すように、減算部230は、Rch音声信号20をRch音声信号30に変換する。ここで、Rch音声信号30とは、Rch音声信号20が「1」である周期について状態が「0」となり、Rch音声信号20が「0」である周期について状態が「1」になるデジタル音声信号である。
また、図8の(2)に示すように、減算部230は、Lch音声信号30とRch音声信号30とのAND演算を行う。つまり、変換後デジタル音声信号は、減算部230によるAND演算の結果得られるデジタル音声信号である。また、変換後デジタル音声信号は、Lch音声信号30が「1」であり、かつ、Rch音声信号30が「1」である周期のみ、状態が「1」になるデジタル音声信号である。
また、変換後デジタル音声信号は、所定周期に対応する二つの1/2周期各々の内一方の周期に対してLch音声信号10の状態各々が反映され、他方の周期に対してRch音声信号10の状態各々が反映された信号である。例えば、図8の「A」に示す周期に対して、Lch音声信号10の状態が反映され、例えば、Lch音声信号10の状態が「1」であれば「1」になり、「0」であれば「0」になる。また、図8の「B」に示す周期に対して、Rch音声信号10の状態が反映され、Rch音声信号10の状態が「1」であれば「0」になり、「0」であれば「1」になる。
この結果、変換後デジタル音声信号では、特定方向からの音を抽出する処理結果として取り得る「1(=1−0)」と「0(=1−1、0−0)」と「−1(=0−1)」とがそれぞれ違う形で表現される。
すなわち、図8の「変換後デジタル音声信号」の「LR共にあり」に示すように、Lch音声信号10「1」Rch音声信号「1」である場合には、「10」になる。また、図8の「LR共に無し」に示すように、Lch音声信号10「0」Rch音声信号「0」である場合には、「01」になる。また、図8の「Lのみあり」に示すように、Lch音声信号10「1」Rch音声信号「0」である場合には、「11」になる。また、図8の「Rのみあり」に示すように、Lch音声信号10「0」Rch音声信号「1」である場合には、「00」になる。
言い換えると、変換後デジタル音声信号は、従来の「1」か「0」のみが表現されていたデジタル音声信号と比較して、各周期について2ビット用いて処理結果を表現することで、処理結果を従来と比較してより高精度に反映することが可能である。
なお、パルス密度変調方式では一定時間内の「1」と「0」の密度=個数配分が信号の状態を表すため、各周期2ビットでは「10(LR共にあり)」「01(LR共になし)」はビット配置に差はあるが「1」が1個で同じ状態を示す。
また、減算部230は、変換後デジタル音声信号をローパスフィルタ160に送信し、その後、ローパスフィルタ160にてアナログ音声信号に変換された後に出力される。ここで、符号化クロックに対して長い時間での「1」「0」の出現密度の変化をローパスフィルタによって抽出しアナログ音声信号へ復号されるため、密度表現が高精度なほど良い結果が得られる。
[音声出力装置による全体処理]
次に、図9を用いて、実施例1に係る音声出力装置100の全体処理の流れの一例を説明する。図9は、実施例1に係る音声出力装置の全体処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。
次に、図9を用いて、実施例1に係る音声出力装置100の全体処理の流れの一例を説明する。図9は、実施例1に係る音声出力装置の全体処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。
図9に示すように、音声出力装置100では、デジタルマイクL110やデジタルマイクR120が、アナログ音声を受け付けると(ステップS101肯定)、受け付けたアナログ音声をPDM方式によりデジタル音声信号に変換する(ステップS102)。そして、音声出力装置100では、遅延器R150が、Rch音声信号10に遅延量を加える(ステップS103)。
そして、音声出力装置100では、音声制御部200が、抽出制御処理を実行する(ステップS104)。つまり、音声制御部200は、変換後デジタル音声信号を作成する。そして、音声出力装置100では、ローパスフィルタ160が、抽出制御処理により得られる変換後デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し(ステップS105)、出力先検出部170が、アナログ音声信号を出力する(ステップS106)。
[音声出力装置による減算処理]
次に、図10を用いて、音声制御部200による抽出制御処理の流れの一例を説明する。図10は、実施例1における音声制御部による抽出制御処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。なお、図10に記載するステップ各々は、図9に示すステップS104に対応する。
次に、図10を用いて、音声制御部200による抽出制御処理の流れの一例を説明する。図10は、実施例1における音声制御部による抽出制御処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。なお、図10に記載するステップ各々は、図9に示すステップS104に対応する。
図10に示すように、音声制御部200では、変換部210が、クロック信号発生器130からクロック信号を受信し(ステップS201)、Lch音声信号10とクロック信号とのAND演算を実行する(ステップS202)。つまり、変換部210は、Lch音声信号10をLch音声信号20に変換する。また、変換部210は、Rch音声信号10と1/クロック信号とのAND演算を実行する(ステップS203)。つまり、変換部210は、Rch音声信号10をRch音声信号20に変換する。
そして、設定部220は、Lch音声信号20と1/クロック信号とのOR演算を実行する(ステップS204)。つまり、設定部220は、Lch音声信号20をLch音声信号30に変換する。
そして、減算部230は、Lch音声信号30と1/Rch音声信号20とのAND演算を実行する(ステップS205)。つまり、減算部230は変換後デジタル音声信号を作成する。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、音声出力装置100は、Lch音声信号10とRch音声信号10とを受け付ける。そして、音声出力装置100は、Lch音声信号10とRch音声信号10とを用いて、変換後デジタル音声信号を作成する。この結果、特定方向からの音を抽出する処理による音声品質の劣化を防止することが可能である。具体的には、処理結果を所定周期ごとに2ビット用いて表現することで、処理結果として取り得る「1」「0」と「−1」をそれぞれ別々のデジタル音声信号として出力でき、音質低下を防止可能である。
上記したように、実施例1によれば、音声出力装置100は、Lch音声信号10とRch音声信号10とを受け付ける。そして、音声出力装置100は、Lch音声信号10とRch音声信号10とを用いて、変換後デジタル音声信号を作成する。この結果、特定方向からの音を抽出する処理による音声品質の劣化を防止することが可能である。具体的には、処理結果を所定周期ごとに2ビット用いて表現することで、処理結果として取り得る「1」「0」と「−1」をそれぞれ別々のデジタル音声信号として出力でき、音質低下を防止可能である。
すなわち、複数のデジタルマイクを備える装置にて指向性を実現する信号処理方法として、同期減算が使われている。ここで、デジタルマイクから出力されるデジタル音声信号がΔΣ変調信号である場合、同期減算時に、例えば、ランダムビット信号処理法により、実施されていた。しかし、従来のランダムビット信号処理では、「−1」を表現できないため、言い換えると、減算時の繰り下がり処理ができないため、忠実な原音再生ができなかった。
これに対して、実施例1によれば、簡単な構成によりマイクアレイの音質を向上させ、高性能な受音装置を提供することが可能である。
また、デジタルマイク各々は、例えば、車載用途に用いられ、バックミラー付近の天井に設置されて、運転手方向からの音声のみを取得し、取得した音声をナビゲーション装置の音声入力部などに送信する。ここで、車内はダイナミックレンジが大きい音響環境であり、PDM方式にて出力される信号として「1」が立っている率が多くなる。すなわち、特定方向からの音を抽出する処理による品質劣化が頻発することになり、忠実な原音再生ができなくなっていた。
これに対して、実施例1によれば、簡易な構成により、車内などのダイナミックレンジの大きい音響環境でもデジタル処理による演算誤差を発生させずアレイマイクの音質を悪化させないことが可能である。
また、実施例1によれば、音声制御部200内の処理がすべてデジタル音声信号にて行われる結果、アナログ音声信号を用いる場合と比較して、回路構成を容易にでき、実行速度を速くすることが可能である。
また、実施例1によれば、音声出力装置100は、利用者から受け付けた操作により特定されるデジタル音声信号に対して所定の遅延量を加えるので、変換後デジタル音声信号を作成するので、利用者による選択を簡単に受け付けることができ、選択されたデジタル音声信号を選択的に出力することが可能である。
さて、これまで、実施例1では、音声制御部200が、デジタル音声信号を用いて抽出制御処理を実行する場合について説明した。次に、実施例2では、デジタル音声信号ではなく、アナログ音声信号を用いて抽出制御処理を実行する場合について説明する。
ここで、実施例2の意義について簡単に説明する。アナログ音声信号がデジタル音声信号に変換されると、量子化ノイズがデジタル音声信号内に発生する。また、量子化ノイズを含むデジタル音声信号を用いて演算処理が実行されると、量子化ノイズに起因するデジタル演算処理誤差が、演算結果として得られるデジタル音声信号に蓄積する。そして、デジタル演算処理誤差が蓄積すると、ミュージカルノイズがデジタル音声信号内に発生する。
なお、ミュージカルノイズとは、人の発話周波数帯域の音声に相当する周波数に発生する雑音である。また、ミュージカルノイズが発生すると、音声の品質が劣化し、例えば、デジタル音声信号に含まれる人の声が判別しづらくなる。
ここで、音声出力装置100を構成する各部を全てアナログ回路で構成し、デジタル音声信号を用いずにアナログ音声信号のみを用いて全処理を実行すれば、ミュージカルノイズは発生しない。しかし、計算精度向上やコスト低減、信頼性向上などを目的として、デジタル回路が一般的に用いられており、現実的ではない。
そこで、実施例2では、デジタル回路を用いつつ、ミュージカルノイズの発生を低減する音声出力装置100について説明する。なお、以下では、実施例1に係る音声出力装置100と同様の点については、説明を省略する。
具体的には、実施例2に係る音声出力装置100は、アナログ音声信号をデジタル音声信号に変換した後、デジタル音声信号を用いて、周波数軸への変換や時間軸への変換を実行する。そして、音声出力装置100は、変換後のデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換した後に、抽出制御処理を実行する。
以下では、図11と図12とを用いて、デジタル音声信号を用いて演算処理を実行する場合と比較しながら、実施例2に係る音声出力装置100について説明する。つまり、アナログ音声信号に変換した後に演算処理を実行する場合について説明する。なお、図11は、デジタル音声信号を用いて演算処理を実行する場合について説明するための図である。図12は、実施例2に係る音声出力装置100について説明するための図である。
なお、以下では、デジタル音声信号を用いて演算処理を実行する場合について説明する際には、図11に示すように、装置が、デジタルマイクL301と、デジタルマイクR302と、デジタル変換部L303と、デジタル変換部R304と、デジタル演算部305と、アナログLPF306とを備える場合を例に説明する。
また、図12に示すように、実施例2に係る音声出力装置100は、デジタルマイクL401と、デジタルマイクR402と、デジタル変換部L403と、デジタル変換部R404と、アナログLPFL405と、アナログLPFR406と、アナログ演算部407とを備える場合を例に説明する。
図11に示すように、デジタル変換部L303は、デジタルマイクL301からデジタル音声信号を受け付けると、受け付けたデジタル音声信号について、周波数軸への変換や時間軸への変換を実行する。そして、デジタル変換部L303は、変換後のデジタル音声信号を出力する。
なお、例えば、デジタルマイク各々は、PWM(Pulse Width Modulation)方式やPDM方式を用いて、アナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。また、デジタル変換部各々は、フーリエ変換やZ変換、ラプラス変換などによる変換を実行する。
また、デジタル変換部R304、デジタル変換部L403、デジタル変換部R404についても、デジタル変換部L303と同様の処理を行う。
例えば、図13や図14に示すように、デジタル変換部L303やデジタル変換部R304は、周波数軸への変換が行われたデジタル音声信号を出力する。
なお、図13は、デジタル変換部より出力された変換後のデジタル音声信号の一例を説明するための図であり、例えば、図11や図12の「A」におけるデジタル音声信号の波形に該当する。また、図14は、デジタル変換部より出力された変換後のデジタル音声信号の一例を説明するための図であり、例えば、図11や図12の「B」におけるデジタル音声信号の波形に該当する。なお、図13や図14に示すように、横軸は周波(Hz)数を示し、縦軸は信号の強さ(dB)を示す。
そして、図12に示すように、実施例2に係る音声出力装置100では、アナログLPFL405が、デジタル変換部L403より出力されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、変換後のアナログ音声信号をアナログ演算部407に出力する。また、アナログLPFR406も同様の処理を行う。
ここで、アナログLPFL405やアナログLPFR406は、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、その際、図15の(1)や図16の(1)に示す網掛け部分に対応する高周波数成分をカットする。その結果、図15の(2)や図16の(2)に示すように、アナログLPFL405やアナログLPFR406は、高周波数成分がカットされたアナログ音声信号を出力する。
なお、図15や図16は、アナログLPFによる高周波数成分削除について説明するための図である。また、図15の(2)は、図12の「C」におけるアナログ音声信号の波形に該当し、図16の(2)は、図12の「D」におけるアナログ音声信号の波形に該当する。
そして、図12に示すように、実施例2に係る音声出力装置100では、アナログ演算部407が、アナログLPFL405やアナログLPFR406からアナログ音声信号を受け付け、演算処理を実行する。例えば、アナログ演算部407では、抽出制御処理を実行し、また四則演算、微分、積分などの処理を実行する。加算処理では特定方向からの音を強調することができ、減算処理では抑制することができる。また、微分によれば高音を強調することができ、積分によれば低音を強調することができる。
そして、図17に示すように、実施例2に係る音声出力装置100では、アナログ演算部407が、演算結果として得られるアナログ音声信号を出力する。なお、図17は、実施例2に係る音声出力装置100により出力されるアナログ音声信号の波形を示すための図である。なお、図17に示す例では、音声出力装置100が、加算処理を実行した場合におけるアナログ音声信号の波形の一例について示した。
図17に示すように、アナログ演算部407からは、図15や図16に示す波形に由来するピークのみを含むアナログ音声信号を出力されている。なお、図17は、図11の「E」におけるアナログ音声信号の波形に該当する。
一方、デジタル音声信号を用いて演算処理を実行する装置は、デジタル演算部305が、デジタル変換部L303やデジタル変換部R304からデジタル音声信号を受け付け、演算処理を行う。
ここで、デジタル演算部305は、アナログLPFによって高周波数成分が削除されていないデジタル音声信号を用いて、演算処理を行う。この結果、図18に示すように、デジタル演算部305によって出力されるデジタル音声信号は、デジタル変換部L303やデジタル変換部R304からのデジタル音声信号に含まれる高周波数成分を含むことになる。なお、図18は、デジタル演算部305によって出力されるデジタル音声信号を説明するための図である。なお、図18は、図11の「F」におけるアナログ音声信号の波形に該当する。
そして、デジタル音声信号を用いて演算処理を実行する装置では、アナログLPF306は、デジタル演算部305によって出力されたデジタル音声信号を受け付け、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、また、図19の(1)に示す網掛け部分に対応する高周波数成分をカットする。なお、図19は、デジタル音声信号を用いて演算処理を実行する場合において出力される音声信号の一例を説明するための図である。
この結果、デジタル音声信号を用いて演算処理を実行する装置では、実施例2に係る音声出力装置100とは異なり(図17参照)、図19の(2)の矢印に示すように、アナログLPF306は、ノイズを含むアナログ音声信号を出力する。また、図19の矢印に示すノイズは、人の発話周波数帯域の音声に相当する周波数にあり、ミュージカルノイズである。また、図19の(2)は、図11の「G」におけるアナログ音声信号の波形に該当する。
なお、実施例2における説明にて用いた波形は、以下の諸条件を用いた場合において観測された波形である。具体的には、アレイマイクとしての指向性は、マイクロホン111方向に対して6dBであった。また、マイクの緒元は、マイク間距離d:31mm、PDMサンプリングレート:1.4MHz、Z変換処理:91μsec遅延、アナログLPF:4次ベッセル型、カットオフ周波数5.5kHz、アナログ演算:加算、である。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例2によれば、デジタル音声信号を用いて周波数軸への変換や時間軸への変換を実行し、アナログ音声信号に変換した後に演算処理を実行するので、ミュージカルノイズの発生を低減することが可能である。
上記したように、実施例2によれば、デジタル音声信号を用いて周波数軸への変換や時間軸への変換を実行し、アナログ音声信号に変換した後に演算処理を実行するので、ミュージカルノイズの発生を低減することが可能である。
具体的には、ノイズである高周波数成分を含むデジタル音声信号を用いて演算処理を実行すると、その後アナログLPF306では高周波成分をカットする処理時にカットしきれず、ミュージカルノイズとなってしまうことがあった。しかし、実施例2によれば、演算処理前に、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換してノイズである高周波数成分をカットすることで、演算処理により、ノイズである高周波数成分に起因するノイズの発生を抑えることが可能である。この結果、実施例2によれば、ミュージカルノイズの発生を低減することができ、出力されるアナログ音声信号の音声品質を向上することが可能である。
すなわち、実施例2によれば、演算を繰り返す前にアナログ音声信号に変換することで、量子化ノイズの大半を削減でき、ミュージカルノイズ発生を防止することが可能である。(非特許文献:「ΔΣ型アナログ/デジタル変換器入門」和保・安田監訳、p7、2007 丸善)
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外の実施例にて実施してもよい。そこで、以下では、その他の実施例について説明する。
[出力先検出部]
例えば、実施例1では、出力先検出部170によって指定された遅延器のみが所定の遅延量を加える場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、音声出力装置100は、遅延器各々が、所定の遅延量を加えたデジタル音声信号と、所定の遅延量を加えていないデジタル音声信号とを常に音声制御部200に送ってもよい。
例えば、実施例1では、出力先検出部170によって指定された遅延器のみが所定の遅延量を加える場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、音声出力装置100は、遅延器各々が、所定の遅延量を加えたデジタル音声信号と、所定の遅延量を加えていないデジタル音声信号とを常に音声制御部200に送ってもよい。
[システム構成]
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については(例えば、図1〜図19)、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については(例えば、図1〜図19)、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
Claims (3)
- 所定周期ごとに1または0の状態を示すPDM方式のデジタル音声信号である第一のデジタル音声信号と第二のデジタル音声信号とを受け付けるデジタル音声信号受付部と、
前記デジタル音声信号受付部によって受け付けられた二つのデジタル音声信号を用いて、前記所定周期の1/2周期である信号であって、当該所定周期に対応する二つの1/2周期各々の内一方の周期に対して前記第一のデジタル音声信号の状態各々が反映されて他方の周期に対して前記第二のデジタル音声信号の状態各々が反映された1/2周期デジタル音声信号を作成する作成部と
を備えたことを特徴とする音声制御装置。 - 音声を受け付けると、所定周期ごとに1または0の状態を示すPDM方式のデジタル音声信号に変換する二つのデジタルマイク部と、
前記二つのデジタルマイク部各々によって変換されたデジタル音声信号である第一のデジタル音声信号と第二のデジタル音声信号とを用いて、前記所定周期の1/2周期である信号であって、当該所定周期に対応する二つの1/2周期各々の内一方の周期に対して前記第一のデジタル音声信号の状態各々が反映されて他方の周期に対して前記第二のデジタル音声信号の状態各々が反映された1/2周期デジタル音声信号を作成する作成部と、
前記作成部によって作成された1/2周期デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して出力する出力部と
を備えたことを特徴とする音声出力装置。 - 前記第一のデジタル音声信号または前記第二のデジタル音声信号の内いずれかを選択する操作を利用者から受け付ける受付部と、
前記受付部によって受け付けられた操作により特定されるデジタル音声信号に対して所定の遅延量を加える遅延器部と
をさらに備え、
前記作成部は、前記遅延器部によって遅延量が加えられた後のデジタル音声信号と他のデジタル音声信号とを用いて1/2周期デジタル音声信号を作成することを特徴とする請求項2に記載の音声出力装置。
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