JP5282979B2 - 露光装置 - Google Patents

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

本発明は、電気光学結晶材料から成るスイッチング素子を駆動して所定の明暗パターンを生成し、該明暗パターンを被露光体上に露光する露光装置に関し、詳しくは、露光位置をアナログ的に制御して露光パターンの位置決め精度を向上しようとする露光装置に係るものである。
従来のこの種の露光装置は、電気光学結晶材料から成る複数のスイッチング素子を二次元平面内に並べて有するパターンジェネレータにより所定のパターンを生成し、該パターンを一方向に搬送中の被露光体に対して露光するようになっており、上記パターンジェネレータは、複数のスイッチング素子を被露光体の搬送方向と直交する方向に所定ピッチで一直線状に配置されたスイッチング素子列を被露光体の搬送方向に所定間隔で複数列配置すると共に隣接するスイッチング素子列を互いに被露光体の搬送方向と直交する方向に所定量だけずらして配置したものとなっていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−310251号公報
しかし、このような従来の露光装置においては、露光位置の分解能はスイッチング素子の端面サイズ(ピクセルサイズ)及びスイッチング素子列の被露光体の搬送方向と直交する方向へのずらし量により決まるため、露光位置の分解能を上げるにはピクセルサイズを小さくすると共にスイッチング素子列の被露光体の搬送方向と直交する方向へのずらし量を小さくしなければならず、パターンジェネレータの製造が困難で部品コストが上がるおそれがあった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、露光位置をアナログ的に制御して露光パターンの位置決め精度を向上しようとする露光装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による露光装置は、光源光を受けて所定間隔で互い違いに少なくとも2列状態に並べて複数のビームスポットを生成するビームスポット生成手段と、前記複数のビームスポットをそれらの並び方向に夫々所定範囲内で往復走査させる光走査手段と、前記複数のビームスポットの往復走査の中心に夫々中心軸を合致させて配置され、前記中心軸に平行な対向面に一対の電極を設けた角柱状の電気光学結晶材料から成る複数のスイッチング素子をオン・オフ駆動することにより、前記光源光を光変調して所定の明暗パターンを生成するパターンジェネレータと、前記明暗パターンを被露光体上に投影する投影レンズと、を備え、前記各スイッチング素子の前記ビームスポットの走査方向の幅を前記ビームスポットの同方向の幅よりも大きくしたものである。
このような構成により、ビームスポット生成手段で光源光を受けて所定間隔で互い違いに少なくとも2列状態に並べて複数のビームスポットを生成し、この複数のビームスポットを光走査手段でそれらの並び方向に夫々所定範囲内で往復走査させ、パターンジェネレータで上記複数のビームスポットの往復走査の中心に夫々中心軸を合致させて配置され、上記中心軸に平行な対向面に一対の電極を設けた角柱状の電気光学結晶材料から成る複数のスイッチング素子をオン・オフ駆動することにより、光源光を光変調して所定の明暗パターンを生成し、投影レンズでこの明暗パターンを被露光体上に投影する。この場合、各スイッチング素子のビームスポットの走査方向の幅をビームスポットの同方向の幅よりも大きくしてビームスポットをスイッチング素子上を走査させ、スイッチング素子の駆動タイミングを制御することにより被露光体上の明暗パターンの位置をアナログ的に制御する。
また、前記ビームスポット生成手段は、複数の集光レンズを平面内に並べて有するマイクロレンズアレイである。これにより、複数の集光レンズを平面内に並べて有するマイクロレンズアレイで複数のビームスポットを生成する。
さらに、前記ビームスポット生成手段は、複数の開口を平面内に並べて有するフォトマスクである。これにより、複数の開口を平面内に並べて有するフォトマスクで複数のビームスポットを生成する。
さらにまた、前記光走査手段は、角型ブロック状の電気光学結晶材料の対向側面に所定幅の一対の帯状電極を、その長手中心軸と前記側面の縦横いずれか一方の中心軸とが所定角度を成すように傾けて形成し、該一対の電極間を光が通過するようにしたものである。これにより、角型ブロック状の電気光学結晶材料の対向側面に所定幅の一対の帯状電極を、その長手中心軸と上記側面の縦横いずれか一方の中心軸とが所定角度を成すように傾けて形成し、該一対の電極間を光が通過するようにした光走査手段で複数のビームスポットを夫々所定範囲内で往復走査させる。
そして、前記被露光体は、前記ビームスポットの走査方向と略直交する方向に連続して移動するようにされたものである。これにより、被露光体をビームスポットの走査方向と略直交する方向に連続して移動しながら露光を行なう。
請求項1に係る発明によれば、スイッチング素子のビームスポットの走査方向の幅をビームスポットの同方向の幅よりも大きくしているので、ビームスポットがスイッチング素子上を走査するようにすることができる。したがって、スイッチング素子の駆動タイミングを制御することにより、複数のスイッチング素子により光変調されて被露光体上に形成される明暗パターンの位置をアナログ的に制御することができる。これにより、複数のスイッチング素子を少なくとも2列状態に並べて有する簡単な構成のパターンジェネレータであっても露光パターンの位置決め精度を向上することができると共に装置の製造コストを低減することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、光源光を集光してビームスポットを生成することができ、光源光の利用効率を向上することができる。したがって、使用する光源のパワーを小さくすることができ、光源の負担を軽減することができる。
さらに、請求項3に係る発明によれば、フォトリソグラフィー技術を使用して形成されたフォトマスクにより複数のビームスポットを生成することができる。したがって、この複数のビームスポットの形状及び位置を高精度に形成することができ、露光パターンの位置決め精度をより向上することができる。
さらにまた、請求項4に係る発明によれば、ビームスポットの走査を駆動電圧により制御することができる。したがって、スイッチング素子上のビームスポットの位置と駆動電圧との相関を予め取っておけば、スイッチング素子上のビームスポットの位置は駆動電圧で知ることができ、スイッチング素子の駆動タイミングは駆動電圧で制御することができる。
そして、請求項5に係る発明によれば、被露光体を連続的に移動しながら露光することができ、露光工程のタクトを短縮することができる。
本発明による露光装置の実施形態を示す概要図である。 上記実施形態に使用するカラーフィルタ基板の一構成例を示す平面図である。 本発明の露光装置のビームスポット生成手段の一構成例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。 本発明の露光装置の光走査手段の一構成例を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のO矢視図である。 本発明の露光装置のスイッチング素子組立体の一構成例を示す平面図である。 上記スイッチング素子組立体の各スイッチング素子の動作を示す説明図であり、(a)はオフ駆動状態を示し、(b)はオン駆動状態を示している。 上記スイッチング素子組立体の形成方法を説明する工程図である。 上記スイッチング素子組立体の他の形成方法を示す説明図であり、最終工程を示している。 本発明の露光装置のスイッチング素子組立体と撮像手段との位置関係を示す説明図である。 本発明の露光装置の制御手段の構成を示すブロック図である。 上記光走査手段を駆動する駆動信号波形を示す説明図である。 本発明の露光装置による露光動作を示す説明図である。 上記露光動作により形成される露光パターンの一例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明による露光装置の実施形態を示す概要図である。この露光装置は、電気光学結晶材料から成るスイッチング素子を駆動して所定の明暗パターンを生成し、該明暗パターンを被露光体上に露光するもので、搬送手段1と、露光光学ユニット2と、撮像手段3と、制御手段4とを備えている。以下、被露光体がカラーフィルタ基板である場合について説明する。
図2は、本発明の露光装置に使用するカラーフィルタ基板5の平面図である。このカラーフィルタ基板5は、光を透過させる複数のピクセル6をマトリクス状に備えたブラックマトリクスを透明なガラス基板の表面に形成したものである。
上記搬送手段1は、所定のカラーレジストを塗布したカラーフィルタ基板5をステージ7の上面に載置して一方向(図1に示す矢印A方向)に連続して搬送するものであり、例えばモータとギア等を組み合わせて構成した移動機構によりステージ7を移動するようになっている。又は、ステージ7の表面に気体の噴出口及び吸引口を備え、気体の噴出力及び吸引力をバランスさせてカラーフィルタ基板5をステージ7上に所定量だけ浮上させた状態で搬送するものであってもよい。そして、搬送手段1には、カラーフィルタ基板5の移動距離を計測するための位置センサー(図示省略)が設けられている。
上記搬送手段1の上方には、露光光学ユニット2が設けられている。この露光光学ユニット2は、光源光Lを光変調して所定の明暗パターンの露光光Lを生成し、該露光光Lをカラーフィルタ基板5の表面に照射してカラーフィルタ基板5の対応ピクセル6上のカラーレジストを露光するものであり、光源装置8と、ビームスポット生成手段9と、光走査手段10と、パターンジェネレータ11と、投影レンズ12とを光の進行方向上流側からこの順番で備えている。
ここで、上記光源装置8は、後述のビームスポット生成手段9に均一な輝度分布を有する光源光Lの平行光を照射させるものであり、紫外線を放射するレーザ光源と、このレーザ光源から放射された光源光Lの光束径を拡大するビームエキスパンダと、光束径が拡大された光源光Lの輝度分布を均一化させる例えばフォトインテグレータと、輝度分布が均一化された光源光Lを平行光にするコンデンサレンズとを備えて構成されている。
また、上記ビームスポット生成手段9は、光源光Lを受けて図1において矢印Aで示す基板搬送方向と直交する方向に配列ピッチWで互い違いに少なくとも2列状態に並べて複数のビームスポットを生成するものであり、具体的には、図3に示すように複数の集光レンズ13を透明な基板14の表面に例えば2列状態に並べて有するマイクロレンズアレイである。この場合、2列のレンズ列15の間隔はWに設定されている。また、各集光レンズ13の周囲には遮光膜16が形成されて、光の透過が遮断されるようになっている。
さらに、上記光走査手段10は、上記ビームスポット生成手段9で生成された複数のビームスポットを基板搬送方向(矢印A方向)と直交する方向(上記複数の集光レンズ13の並び方向)に夫々所定範囲内で往復走査させるものであり、図4(a)に示すように角型ブロック状の電気光学結晶材料17の対向側面17aに所定幅の一対の帯状電極18を、その長手中心軸と上記側面17aの縦横いずれか一方の中心軸とが所定角度を成すように傾けて形成し、該一対の電極18間を光が通過するようにしたものである。この場合、両電極18間に電界をかけると、両電極18により挟まれた部分の電気光学結晶材料17の屈折率が変化し、該両電極18により挟まれた部分と他の部分との間(界面17b)で屈折率差が生じる。したがって、この屈折率差に応じて光源光Lは、上記界面17bで屈折される。それ故、光走査手段10の上記電極18間の電界を変化させて上記界面17bにおける屈折率差を変化させると、同図(b)に示すように光走査手段10から射出する光源光Lは所定の振れ角θで振られ、ビームスポット19が後述のスイッチング素子21(図5参照)上を同図に示す矢印B,C方向に往復走査することになる。
さらにまた、上記パターンジェネレータ11は、後述の制御手段4(図10参照)によって制御され、光源光Lを光変調して所定の明暗パターン(露光光L)を生成するもので、図4(b)に示すように、複数のビームスポット19の往復走査の中心に夫々中心軸を合致させて、図5に矢印B,Cで示すビームスポット19の走査方向(図1において矢印Aで示す基板搬送方向と直交する方向)に配列ピッチWで互い違いに2列状態に並べて配置され、上記ビームスポット19の走査方向(矢印B,C方向)に対応する幅W(本実施形態においては、W=Wで示す)がビームスポット19の同方向の幅Wよりも大きく形成されると共にビームスポット19の走査方向に平行な側面に対向して一対の電極20を設けた角柱状の電気光学結晶材料から成る複数のスイッチング素子21を有するものである。なお、2列のスイッチング素子列22a,22bの中心線間距離は、ビームスポット生成手段9の2列のレンズ列15の中心線間距離Wに等しい。そして、パターンジェネレータ11は、上記複数のスイッチング素子21を備えたスイッチング素子組立体23と、光走査手段10の入射側端面に近接して配置された偏向板24と、スイッチング素子組立体23の射出側端面に近接して配置された偏向板25とを含んで構成されている。この場合、二つの偏向板24,25は、偏向軸を互いに直交させたクロスニコル配置とされている。
このように構成されたパターンジェネレータ11は、次のように動作する。即ち、図6に示すように、ビームスポット生成手段9の集光レンズ13を通過した光源光Lは、偏向板24で直線偏光とされた後、スイッチング素子21の入射側端面21aに入射する。この場合、同図(a)に示すように、スイッチング素子21の電極20に電圧が印加されていないときには、スイッチング素子21はオフ駆動し、スイッチング素子21内を通過する直線偏光の偏波面は回転されない。したがって、スイッチング素子21の射出側端面21bから射出する直線偏光の偏波面は、偏向板25の偏向軸に対して直交し、直線偏光はこの偏向板25で遮断される。
一方、図6(b)に示すように、スイッチング素子21の電極20に所定の電圧を印加してスイッチング素子21をオン駆動すると、該スイッチング素子21内を通過する直線偏光の偏波面が90°回転される。したがって、スイッチング素子21の射出側端面21bから射出する直線偏光の偏波面は、偏向板25の偏向軸と一致し、直線偏光は偏向板25を通過していく。このように、パターンジェネレータ11は、複数のスイッチング素子21を所定のパターンに応じてオン・オフ駆動することにより、明暗に光変調された露光光Lを生成して射出することができる。
次に、上記スイッチング素子組立体23の形成方法について図7を参照して説明する。
先ず、図7(a)に示すような電気光学結晶材料から成る短冊状板材26の一面に、同図(b)に示すように、ダイシングソーを使用してその長軸に平行に深さDの溝27を形成し、長手中心軸に対して対称に幅Wの一対の凸部28を形成する。このとき、両凸部28の中心線間隔は、間隔Wとされている。
次に、図7(c)に示すように、上記一対の凸部28の長軸に平行な両側面及び溝27の底面部に公知の技術により導電膜29を形成する。
続いて、同図(d)に示すように、ブレードの歯厚がW(=W)のダイシングソーを使用して上記一対の凸部28の短軸方向に幅W(W>W)で上記溝27の深さDよりも深さの深い分離溝30をピッチ2Wで形成し、一対の凸部28を複数に分断して複数のスイッチング素子21を形成する。このとき、同図(d)において、右側凸部28に対してダイシングソーのブレードを矢印E方向に移動して右側凸部28を分断した後、左側凸部28に対してダイシングソーのブレードを矢印F方向に移動して右側凸部28の隣接する分離溝30間に対応する左側凸部28の部分を残して左側凸部28を分断する。これにより、複数のスイッチング素子21が互い違いに2列状態に並んだスイッチング素子組立体23が形成される。この場合、長軸方向に延びる中央の溝27の底面部の導電膜29を接地電極端子とすると、各スイッチング素子21の一対の電極20にてスイッチング素子組立体23の長手中心軸側の電極20が接地電極となる。
図8は、上記スイッチング素子組立体23の他の形成方法を示す説明図である。同図に示すように、図7(c)に示す一対の凸部28の長軸に平行な側面及び溝27の底面部に導電膜29が形成された電気光学結晶材料の短冊状板材26に対してダイシングソーを使用して上記溝27の深さDよりも深さの深い分離溝30を上記一対の凸部28に対して斜めに形成し、一対の凸部28を複数に分断する。このとき、一対の凸部28の中心線間隔W及び上記分離溝の一対の凸部28の長軸に対する傾き角度φを適切に設定することにより、基板移動方向(矢印A方向)に見て隣接するスイッチング素子21の端部21cを同図に破線で示すようにオーバーラップさせることができる。これにより、カラーフィルタ基板5を図1において矢印A方向に移動しながら露光する際に、基板移動方向に先後して存在するスイッチング素子21の端部21cにより重ね露光が行われ、露光パターンの一部に未露光部が生じるという問題を回避することができる。この場合、図8に示すようにスイッチング素子21の端部21cが斜めに切除されているため、該端部21cによる平均露光量が直角に形成された端部21cによる場合の露光量の半分となる。したがって、上記重ね露光により所定の露光量が得られ、所定深さの露光が行われることになる。それ故、重ね露光によるオーバー露光の問題を回避することができる。
また、上記投影レンズ12は、上記パターンジェネレータ11で生成された明暗パターンをカラーフィルタ基板5面上に縮小投影するものであり、結像レンズ31と、対物レンズ32とを含んで構成されている。
上記露光光学ユニット2の基板搬送方向(矢印A方向)手前側には、撮像手段3が設けられている。この撮像手段3は、カラーフィルタ基板5表面を撮像するもので、基板搬送方向に略直交して多数の受光素子を一直線状に並べて有するラインカメラであり、図9に示すようにスイッチング素子組立体23の基板搬送方向手前側のスイッチング素子列22aの中心軸に対して距離Lだけ離れて配置されている。この場合、スイッチング素子組立体23と撮像手段3とは互いに位置決めして配置されており、スイッチング素子組立体23のスイッチング素子21Aが撮像手段3の長手中心軸上の位置x〜xに対応し、スイッチング素子21Bが位置x〜xに対応し、スイッチング素子21Cが位置x〜xに対応し、スイッチング素子21Dが位置x〜xに対応し、スイッチング素子21Eが位置x〜xに対応し、スイッチング素子21Fが位置x〜xに対応するようになっている。なお、撮像手段3の撮像位置に対向してステージ7の下側には、図示省略の照明手段が設けられており、カラーフィルタ基板5の上記撮像位置を照明して撮像手段3による基板表面の撮像を可能にしている。
上記搬送手段1、光走査手段10、パターンジェネレータ11のスイッチング素子組立体23、及び撮像手段3に電気的に接続して制御手段4が設けられている。この制御手段4は、各構成要素を適切に駆動するものであり、図10に示すように、画像処理部33と、演算部34と、メモリ35と、搬送手段駆動コントローラ36と、光走査手段駆動コントローラ37と、スイッチング素子駆動コントローラ38と、制御部39とを備えている。
ここで、上記画像処理部33は、撮像手段3で取得されたカラーフィルタ基板5のピクセル6の一次元画像を処理して、輝度が急変する位置を検出し、該位置をピクセル6の縁部の位置として検出するものである。
また、上記演算部34は、搬送手段1の位置センサーの出力に基づいてカラーフィルタ基板5の移動距離を算出するものであり、カラーフィルタ基板5が後述のメモリ35に予め設定して保存された撮像手段3とスイッチング素子組立体23の各スイッチング素子列22a,22bとの間の距離L,(L+W)に等しい距離だけ移動すると後述のスイッチング素子駆動コントローラ38に駆動指令を発するようになっている。
さらに、上記メモリ35は、レーザ光源のパワー、撮像手段3とスイッチング素子組立体23の各スイッチング素子列22a,22bとの間の距離L,(L+W)等の初期設定値のデータを予め保存すると共に演算部34における演算結果及び画像処理部33で検出されたピクセル6の縁部の位置データを一時的に保存するものである。
また、上記搬送手段駆動コントローラ36は、搬送手段1の移動機構を駆動してステージ7を図1において矢印A方向に一定速度で連続して移動させるものである。
さらに、上記光走査手段駆動コントローラ37は、光走査手段10に図11に示す鋸波状の駆動信号を送信して、光走査手段10の帯状電極18に挟まれた部分と他の部分との間の界面17bにおいて発生する屈折率差を所定範囲内で連続的に変化させ、光走査手段10から射出するレーザ光のビームスポット19を所定の範囲内で往復走査させるものである。この場合、ビームスポット19の走査速度は、上記鋸波状の駆動信号の繰り返し周期に依存するため、駆動信号の繰り返し周期を制御してビームスポット19の走査速度を搬送手段1のステージ7の移動速度(カラーフィルタ基板5の移動速度に等しい)に同期させている。なお、ビームスポット19の走査速度は、通常、カラーフィルタ基板5が距離W(Wはスイッチング素子21の基板搬送方向の幅に等しい)か又はそれよりも短い距離だけ進む間に一往復するように設定される。なお、本実施形態においては、ビームスポット19の走査速度は、カラーフィルタ基板5の移動速度に対して十分に速く設定されている。また、ビームスポット19の復路の走査速度が往路の走査速度の略10倍となるように駆動信号の立ち下り速度を立ち上がり速度の10倍に制御している。
さらにまた、上記スイッチング素子駆動コントローラ38は、演算部34から伝送される駆動指令を受けてメモリ35に保存されたピクセル6の縁部の位置データを逐次読み出し、該位置データに対応する各スイッチング素子21をオン・オフ駆動するための駆動信号をスイッチング素子組立体23に送信するものである。この場合、スイッチング素子駆動コントローラ38は、往復走査するビームスポット19の往走査期間にオン・オフ駆動信号をスイッチング素子組立体23に送信し、ビームスポット19の復走査期間はオフ駆動信号を送信するようになっている。
そして、上記制御部39は、上記各要素が適切に駆動するように仲立ちするもので、CPUである。
次に、このように構成された露光装置の動作について説明する。
先ず、所定のカラーレジストが塗布されたカラーフィルタ基板5を搬送手段1のステージ7上の所定位置に位置決めして載置する。その後、起動スイッチが投入されると制御手段4の搬送手段駆動コントローラ36により制御されて搬送手段1が起動し、カラーフィルタ基板5が図1に示す矢印A方向に一定速度で搬送される。
カラーフィルタ基板5が搬送されて撮像手段3の撮像位置に達すると、撮像手段3によりカラーフィルタ基板5の表面が撮像され、この一次元の撮像画像が制御手段4の画像処理部33において画像処理される。このとき、画像処理部33においては、上記撮像画像の基板搬送方向(矢印A方向)と直交する方向の輝度変化を調べ、輝度が所定の閾値を超えて急変した位置をピクセル6(明部)の縁部として検出する。
具体的には、図12(a)に示すように、カラーフィルタ基板5が搬送されて、ピクセル6の基板搬送方向先頭端が撮像手段3の撮像位置に達すると、このとき撮像された撮像画像に基づいて例えばラインP上のピクセル6(明部)の縁部の位置x,x,x10,x11…が検出され、この位置データがメモリ35に保存される。この場合、ピクセル6(明部)を二つ置きに検出するように予め設定しておくと、同じ色(例えば赤)の隣接する二つのピクセル6R間に位置する他の色(例えば緑、青)のピクセル6G,6Bを無視することができる。
カラーフィルタ基板5が図12(a)において矢印A方向に搬送され、ラインPがスイッチング素子組立体23のスイッチング素子列22aの中心軸に合致すると、該スイッチング素子列22aの各スイッチング素子21によりラインP上の所定位置が選択的に露光される。即ち、ラインP上の位置x,x間、位置x,x間及び位置x12,x13間は、夫々スイッチング素子21C,21E,21Kが担当して露光される。この場合、スイッチング素子21Cは、ビームスポット19が位置x,x間を走査している間だけスイッチング素子駆動コントローラ38により制御されてオン駆動される。同様に、スイッチング素子21Eは、ビームスポット19が位置x,x間を走査している間だけオン駆動され、スイッチング素子21Kは、ビームスポット19が位置x12,x13間を走査している間だけオン駆動される。これにより、同図にクロスハッチングを掛けて示すように、ピクセル6R上の位置x,x間、位置x,x間及び位置x12,x13間の領域が露光される。このとき、スイッチング素子列22aのスイッチング素子21A,21G,21I,21Mはオフ駆動されている。なお、スイッチング素子21上のビームスポット19の位置は、光走査手段10によるレーザビームの振れ角θに相関し、該レーザビームの振れ角θは、光走査手段駆動コントローラ37による駆動信号電圧に相関する。したがって、スイッチング素子21上のビームスポット19の位置は、上記駆動信号電圧により知ることができる。
その後、ビームスポット19を往復走査しながら上述と同様にしてスイッチング素子列22aの各スイッチング素子21が駆動され、一定速度で移動中のカラーフィルタ基板5に対して露光が実行される。なお、この露光は、図12(a)において、ビームスポット19が一往復する間にカラーフィルタ基板5が移動する距離に等しい距離だけラインPの矢印Aと反対方向に逐次ずれた位置で撮像された画像データに基づいて上記各スイッチング素子21を駆動して行われる。
そして、図12(b)に示すように、カラーフィルタ基板5が移動してラインPがスイッチング素子列22bの中心軸と合致すると、該スイッチング素子列22bの各スイッチング素子21B,21D,21F,21H,21J,21LによりラインP上の所定位置が選択的に露光される。即ち、ラインP上の位置x,x間、位置x10,x12間及び位置x13,x11間は、前述と同様にして夫々スイッチング素子21D,21J,21Lが担当して露光される。このとき、スイッチング素子21B,21F,21Hはオフ駆動されている。
一方、スイッチング素子列22aの各スイッチング素子21は、ラインPに対して矢印Aと反対方向にWだけずれたラインP上のピクセル6Rの縁部の位置データをメモリ35から読み出してスイッチング素子駆動コントローラ38によって駆動される。そして、ラインP上のピクセル6Rの位置x,x間がスイッチング素子21Cによって露光され、ピクセル6Rの位置x12,x13間がスイッチング素子21Kによって露光される。このとき、スイッチング素子21A,21E,21G,21J,21Mはオフ駆動されている。
以後、一定速度で移動中のカラーフィルタ基板5に対してビームスポット19を往復走査しながらスイッチング素子列22aでピクセル6R上の所定位置を先行して露光すると共に、スイッチング素子列22bでスイッチング素子列22aの各スイッチング素子21間の部分を補完して露光する。これにより、図13にクロスハッチングを掛けて示すように、ピクセル6R上が露光されて所定の露光パターン40が形成されることになる。本実施形態のように、ビームスポットの走査速度がカラーフィルタ基板5の移動速度よりも十分に速い場合には、図13に示すように基板搬送方向に対して斜めに交差する露光パターンの縁部や円形の露光パターンの縁部を滑らかに形成することができる。また、基板搬送方向と直交する方向のビームスポットの照射位置をアナログ的に制御することができるため、従来のデジタル制御と違ってより緻密なパターンの露光が可能となる。
なお、上記実施形態においては、スイッチング素子組立体23が2列のスイッチング素子列22a,22bで構成したものである場合について説明したが、本発明はこれに限られず、2列のスイッチング素子列22a,22bを1組として複数組を基板搬送方向に所定ピッチで並べて配置してもよい。これにより、カラーフィルタ基板5のピクセル6上の領域を複数組のスイッチング素子列22a,22bの各スイッチング素子21で多重露光することができ、レーザ光源のパワーを下げてレーザ光源の負担を軽減することができる。
また、上記実施形態においては、ビームスポット生成手段9がマイクロレンズアレイである場合について説明したが、本発明はこれに限られず、ビームスポット生成手段9は、複数の開口を平面内に並べて有するフォトマスクであってもよい。
さらに、上記実施形態においては、光走査手段10が角型ブロック状の電気光学結晶材料17の対向側面17aに所定幅の一対の帯状電極18を、その長手中心軸と側面18の縦横いずれか一方の中心軸とが所定角度を成すように傾けて形成したものである場合について説明したが、本発明はこれに限られず、光走査手段10は、例えば電磁アクチュエータや音響光学素子等、レーザビームを往復走査することができるものであれば如何なるものであってもよい。
そして、以上の説明においては、被露光体がカラーフィルタ基板5である場合について述べたが、本発明はこれに限られず、被露光体は、例えば回路基板等、如何なるものであってもよい。
5…カラーフィルタ基板(被露光体)
9…ビームスポット生成手段
10…光走査手段
12…投影レンズ
13…集光レンズ
17…電気光学結晶材料
17a…対向側面
18,20…電極
19…ビームスポット
21,21A〜21M…スイッチング素子
…光源光
…露光光

Claims (5)

  1. 光源光を受けて所定間隔で互い違いに少なくとも2列状態に並べて複数のビームスポットを生成するビームスポット生成手段と、
    前記複数のビームスポットをそれらの並び方向に夫々所定範囲内で往復走査させる光走査手段と、
    前記複数のビームスポットの往復走査の中心に夫々中心軸を合致させて配置され、前記中心軸に平行な対向面に一対の電極を設けた角柱状の電気光学結晶材料から成る複数のスイッチング素子をオン・オフ駆動することにより、前記光源光を光変調して所定の明暗パターンを生成するパターンジェネレータと、
    前記明暗パターンを被露光体上に投影する投影レンズと、
    を備え、
    前記各スイッチング素子の前記ビームスポットの走査方向の幅を前記ビームスポットの同方向の幅よりも大きくしたことを特徴とする露光装置。
  2. 前記ビームスポット生成手段は、複数の集光レンズを平面内に並べて有するマイクロレンズアレイであることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記ビームスポット生成手段は、複数の開口を平面内に並べて有するフォトマスクであることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  4. 前記光走査手段は、角型ブロック状の電気光学結晶材料の対向側面に所定幅の一対の帯状電極を、その長手中心軸と前記側面の縦横いずれか一方の中心軸とが所定角度を成すように傾けて形成し、該一対の電極間を光が通過するようにしたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の露光装置。
  5. 前記被露光体は、前記ビームスポットの走査方向と略直交する方向に連続して移動するようにされたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の露光装置。
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