JP5306352B2 - 太陽電池モジュール、太陽電池及び太陽電池モジュールの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、裏面接合型の太陽電池を備える太陽電池モジュール、太陽電池及び太陽電池モジュールの製造方法に関する。
太陽電池は、クリーンで無尽蔵に供給される太陽光を直接電気に変換することができるため、新しいエネルギー源として期待されている。このような太陽電池1枚当りの出力は数W程度である。そのため、家屋やビル等の電力源(エネルギー源)として太陽電池を用いる場合には、複数の太陽電池を電気的に接続することにより出力を高めた太陽電池モジュールが用いられる。
ここで、受光面積の拡大を目的として、半導体基板の裏面上に複数本のn側細線電極と複数本のp側細線電極とが交互に形成された、いわゆる裏面接合型の太陽電池が提案されている(特開2005−11869号公報参照)。複数本のn側細線電極は半導体基板の一端部に形成されるn側接続用電極に接続される。複数本のp側細線電極は半導体基板の他端部に形成されるp側接続用電極に接続される。一の太陽電池と、一の太陽電池に隣接する他の太陽電池とは、一の太陽電池のn側接続用電極と他の太陽電池のp側接続用電極とを配線材で接続することによって、電気的に直列に接続される。
しかしながら、半導体基板が一導電型を有する場合、一導電側接続用電極における多数キャリアの収集効率が低いという問題があった。
具体的には、例えば、n型半導体基板を備える太陽電池では、n側接続用電極付近で生成された正孔(少数キャリア)の多くは、p側細線電極に拡散されるまでに電子(多数キャリア)と再結合される。その結果、n側接続用電極によって収集される電子の数が減少されてしまう。
このように、一導電側接続用電極によってキャリアを効率的に収集することができないため、受光面のうち一導電側接続用電極と反対側の領域に入射する光を有効に利用することはできなかった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、入射光の有効利用を可能とする太陽電池を備える太陽電池モジュール、太陽電池及び太陽電池モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールは、受光面側保護材と裏面側保護材側との間に封止された一の太陽電池を備える太陽電池モジュールであって、一の太陽電池は、受光面と、受光面の反対側に設けられる裏面とを有する一導電型の半導体基板と、裏面上に形成され、複数本の一導電側細線電極と接続される一導電側接続用電極と、裏面上に形成され、複数本の他導電側細線電極と接続される他導電側接続用電極と、受光面上に配置され、受光面側保護材と対向する光反射面を有する光反射材とを有し、一の太陽電池において、光反射材は、半導体基板を挟んで一導電側接続用電極の反対側に位置することを要旨とする。本発明において、反射とは、鏡面などによる正反射や乱反射などによる拡散反射を意味する。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールによれば、受光面のうち一導電側接続用電極の反対側の領域に向かって入射する光は、当該反対側の領域以外の領域に導かれる。そのため、一導電側接続用電極付近における光生成キャリアの生成を抑制するとともに、一導電側細線電極及び他導電側細線電極付近における光生成キャリアの生成を促進することができる。細線電極付近では、拡散距離が短い少数キャリアでも他導電側細線電極まで近いため、光生成キャリアの再結合を抑制でき、少数キャリアの収集効率を向上することができる。従って、一導電側接続用電極の反対側の領域に向かって入射する光を有効に利用することができる。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールにおいて、一導電側接続用電極は、半導体基板の一端部上に形成されており、光反射材は、光反射材に向かって入射する光を半導体基板の他端部側に向かって反射してもよい。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールは、受光面側保護材と裏面側保護材側との間に封止された他の太陽電池を備え、他の太陽電池は、受光面と、受光面の反対側に設けられる裏面とを有する一導電型の半導体基板と、裏面上に形成され、複数本の一導電側細線電極と接続される一導電側接続用電極と、裏面上に形成され、複数本の他導電側細線電極と接続される他導電側接続用電極と、受光面上に配置され、受光面側保護材と対向する光反射面を有する光反射材とを有し、他の太陽電池において、光反射材は、半導体基板を挟んで一導電側接続用電極の反対側に位置しており、一の太陽電池が有する光反射材と、他の太陽電池が有する光反射材とは、一体成形されていてもよい。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールにおいて、光反射面は、金属層又は白色樹脂によって構成されていてもよい。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールにおいて、光反射板は、受光面に貼り付けられる基体を含んでいてもよい。
本発明の特徴に係る太陽電池は、受光面と、受光面の反対側に設けられる裏面とを有する一導電型の半導体基板と、裏面上に形成され、複数本の一導電側細線電極と接続される一導電側接続用電極と、裏面上に形成され、複数本の他導電側細線電極と接続される他導電側接続用電極と、受光面上に配置され、受光面側保護材と対向する光反射面を有する光反射材とを備え、光反射材は、半導体基板を挟んで一導電側接続用電極の反対側に位置することを要旨とする。
本発明の特徴に係る太陽電池において、光反射面は、金属層又は白色樹脂によって構成されていてもよい。
本発明の特徴に係る太陽電池において、光反射板は、受光面に貼り付けられる基体を含んでいてもよい。
本発明の特徴に係る太陽電池モジュールの製造方法は、受光面側保護材と裏面側保護材側との間に封止された一の太陽電池及び他の太陽電池を備える太陽電池モジュールの製造方法であって、受光面の反対側に設けられる裏面上に複数本の一導電側細線電極に接続される一導電側接続用電極及び複数本の他導電側細線電極に接続される他導電側接続用電極が形成された一導電型の半導体基板を準備し、前記半導体基板の受光面上に光反射材を配置することによって、一の太陽電池及び他の太陽電池それぞれを形成する工程Aと、一の太陽電池の一導電側接続用電極と、他の太陽電池の他導電側接続用電極とを、配線材によって電気的に接続することによって、太陽電池ストリングを形成する工程Bと、受光面側保護材上に、第1封止材、太陽電池ストリング、第2封止材及び裏面側保護材を順次配置する工程Cとを備え、工程Aでは、半導体基板を挟んで一導電側接続用電極の反対側に光反射材を配置し、工程B及び工程Cでは、一の太陽電池及び他の太陽電池それぞれの受光面を下向きに配置することを要旨とする。
次に、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1実施形態]
(太陽電池モジュールの構成)
以下において、本発明の第1実施形態に係る太陽電池モジュールの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、太陽電池モジュール100の側面図である。図2は、太陽電池ストリング1を裏面側から見た平面図である。図3は、太陽電池ストリング1を受光面側から見た平面図である。
(太陽電池モジュールの構成)
以下において、本発明の第1実施形態に係る太陽電池モジュールの構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、太陽電池モジュール100の側面図である。図2は、太陽電池ストリング1を裏面側から見た平面図である。図3は、太陽電池ストリング1を受光面側から見た平面図である。
図1乃至図3に示すように、太陽電池モジュール100は、2本の太陽電池ストリング1、受光面側保護材2、裏面側保護材3、封止材4、渡り配線材5及び一対の取出し配線材6を備える。
2本の太陽電池ストリング1は、受光面側保護材2と裏面側保護材3との間において、封止材4によって封止される。各太陽電池ストリング1は、複数の太陽電池10及び複数の配線材20を備える。
複数の太陽電池10は、図2に示すように、n型半導体基板11の裏面上に形成された複数本のn側細線電極13nと複数本のp側細線電極13pとを備える、いわゆる裏面接合型の太陽電池である。各太陽電池10は、配列方向Hに沿って配列される。複数の太陽電池10は、複数の配線材20によって互いに電気的に接続される。各太陽電池10は、図3に示すように、n型半導体基板11の受光面上に配置された光反射材12を備える。なお、太陽電池10の詳細な構成については後述する。
配線材20は、一の太陽電池10と、一の太陽電池10に隣接する他の太陽電池10とを電気的に接続する。具体的には、配線材20の一端部は、一の太陽電池10のn側接続用電極14n(図4参照)上に配置される。また、配線材20の他端部は、一の太陽電池10に隣接する他の太陽電池のp側接続用電極14p(図4参照)上に配置される。配線材20としては、例えば、薄板状の銅等の導電材を用いることができる。このような導電材の表面は、鉛フリー半田(例えば、SnAg3.0Cu0.5)などの軟導電体によってメッキされていてもよい。
受光面側保護材2は、太陽電池モジュール100の表面を保護する。受光面側保護材2としては、透光性及び遮水性を有するガラス、透光性プラスチック等を用いることができる。
裏面側保護材3は、太陽電池モジュール100の背面を保護する。裏面側保護材3としては、PET(Polyethylene Terephthalate)等の樹脂フィルム、Al箔などの金属箔を樹脂フィルムでサンドイッチした構造を有する積層フィルム等を用いることができる。
封止材4は、受光面側保護材2と裏面側保護材3との間において、2本の太陽電池ストリング1を封止する。封止材4としては、EVA、EEA、PVB、シリコン、ウレタン、アクリル、エポキシ等の透光性の樹脂を用いることができる。
渡り配線材5は、各太陽電池ストリング1を互いに電気的に接続する。具体的には、渡り配線材5の一端部は、一の太陽電池ストリング1の一端に位置する太陽電池10のn側接続用電極14n上に配置される。また、渡り配線材5の他端部は、他の太陽電池ストリング1の一端に位置する太陽電池10のp側接続用電極14p上に配置される。渡り配線材5は、配線材20と同様の材料によって構成される。
一対の取出し配線材6は、2本の太陽電池ストリング1から電流を外部に取出す。一対の取出し配線材6は、渡り配線材5によって接続された2本の太陽電池ストリング1の両端に位置する一対の太陽電池10に接続される。各取出し配線材6は、配線材20と同様の材料によって構成される。
なお、以上のような構成を有する太陽電池モジュール100の外周には、A1フレームを取り付けることができる。
(太陽電池の構成)
以下において、本発明の実施形態に係る太陽電池の構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、太陽電池10の裏面側の平面図である。図5は、図4のA−A線における拡大断面図である。
以下において、本発明の実施形態に係る太陽電池の構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、太陽電池10の裏面側の平面図である。図5は、図4のA−A線における拡大断面図である。
図4に示すように、太陽電池10は、n型半導体基板11、複数本のn側細線電極13n、複数本のp側細線電極13p、n側接続用電極14n、p側接続用電極14p、n型非晶質半導体層15n、p型非晶質半導体層15p及びパッシベーション層16を備える。
n型半導体基板11は、光を受ける受光面と、受光面の反対側に設けられる裏面とを有する。本実施形態に係るn型半導体基板11は、n型ドーパントをドープされた半導体材料によって構成される。このような半導体材料としては、単結晶Si、多結晶Si等の結晶系半導体材料、GaAs、InP等の化合物半導体材料などの一般的な半導体材料を用いることができる。n型半導体基板11は、受光により光生成キャリア(正孔及び電子)を生成する。なお、n型半導体基板11の導電型はn型であるため、光生成キャリアのうち電子は多数キャリアであり、正孔は少数キャリアである。
複数本のn側細線電極13nは、n型半導体基板11から電子を収集する収集電極である。各n側細線電極13nは、図4に示すように、n型半導体基板11裏面上において、配列方向Hに沿って形成される。
複数本のp側細線電極13pは、n型半導体基板11から正孔を収集する収集電極である。p側細線電極13pは、図4に示すように、n型半導体基板11裏面上において、n側細線電極13nに沿って形成される。各n側細線電極13nとp側細線電極13pとは、交互にストライプ状に形成される。
なお、図5に示すように、各n側細線電極13nは、n側透明導電層13n1とn側導電層13n2とによって構成される。n側導電層13n2は、n側透明導電層13n1上に形成される。n側透明導電層13n1は、n型非晶質半導体層15n上に形成される。n側透明導電層13n1は、In,Zn,Sn,Ti,W等の酸化物によって形成される。n側導電層13n2は、銀、或いは樹脂型導電性ペーストや焼結型導電性ペーストによって形成される。
また、図5に示すように、各p側細線電極13pは、p側透明導電層13p1とp側導電層13p2とによって構成される。p側導電層13p2は、p側透明導電層13p1上に形成される。p側透明導電層13p1は、p型非晶質半導体層15p上に形成される。p側透明導電層13p1は、In,Zn,Sn,Ti,W等の酸化物によって形成される。p側導電層13p2は、銀、或いは樹脂型導電性ペーストや焼結型導電性ペーストによって形成される。
n側接続用電極14nは、図4に示すように、n型半導体基板11の一端部上において、配列方向Hに略直交する直交方向Tに沿って形成される。n側接続用電極14nは、複数本のn側細線電極13nに接続される。n側接続用電極14nは、配線材20、渡り配線材5、又は、取出し配線材6を接続するための電極である。また、n側接続用電極14nは、n型半導体基板11から電子を収集する収集電極である。
p側接続用電極14pは、図4に示すように、n型半導体基板11の他端部上において、直交方向Tに沿って形成される。p側接続用電極14pは、複数本のp側細線電極13pに接続される。p側接続用電極14pは、配線材20、渡り配線材5、又は、取出し配線材6を接続するための電極である。また、p側接続用電極14pは、n型半導体基板11から正孔を収集する収集電極である。
なお、n側接続用電極14nは、n側細線電極13nと同様の構成を有する(図7参照)。また、図示しないが、p側接続用電極14pは、p側細線電極13pと同様の構成を有する。
n型非晶質半導体層15nは、図4に示すように、n型半導体基板11の裏面上において櫛型状に形成される。n型非晶質半導体層15n上には、配列方向Hに沿って設けられる複数のn側細線電極13nと直交方向Tに沿って設けられるn側接続用電極14nとが設けられる。
p型非晶質半導体層15pは、図4に示すように、n型半導体基板11の裏面上において櫛型状に形成される。p型非晶質半導体層15p上には、配列方向Hに沿って設けられる複数のp側細線電極13pと直交方向Tに沿って設けられるp側接続用電極14pとが設けられる。
なお、図5に示すように、n型非晶質半導体層15n及びp型非晶質半導体層15pは、パッシベーション層16上に形成される。
パッシベーション層16は、図4に示すように、n型半導体基板11の裏面略全面を覆うように形成される。パッシベーション層16は、ドーパントを添加せず、或いは微量のドーパントを添加することによって形成される実質的に真正な非晶質半導体層(i型非晶質半導体層)である。パッシベーション層16は、キャリアが再結合することを抑制するパッシベーション性を有する。
ここで、図6は、太陽電池10の受光面側の平面図である。図7は、図4のB−B線における拡大断面図である。
図6に示すように、太陽電池10は、n型半導体基板11の受光面の一端部上において、直交方向Tに沿って配置された光反射材12を備える。図7に示すように、光反射材12は、n型半導体基板11を挟んで、n側接続用電極14nの反対側に配置されている。光反射材12は、受光面側保護材2と対向し、光反射性を有する光反射面12Aを有する。
本実施形態において、光反射材12は、受光面上に貼り付けられる基体部と、基体部上に形成される光反射層と、光反射層上に形成される酸化・硫化防止層とによって構成されている。
基体部は、一般的な樹脂、ガラス、セラミック或いは金属材料によって構成される。基体部の線膨張係数は、n型半導体基板11の線膨張係数と近いことが好ましい。これによって、熱サイクルに伴う基体部の膨張・収縮によって、基体部がn型半導体基板11の受光面から剥離することを抑制できる。
光反射層は、光反射材12に向かって入射する光を反射する。光反射層は、例えば、Ag,Al,ステンレス,Au,Pt,Niなどの金属材料や、これらの金属材料にNdなどのランタノイドが含有された合金材料、或いは白色の樹脂材料などによって構成される。このような光反射層によって、光反射面12Aに光反射性が与えられる。なお、光反射層が上述の金属材料によって構成される場合、光反射層の厚みは例えば約100nm程度であればよい。
ここで、本実施形態において、光反射面12Aには、図7に示すように、凹凸構造12Bが形成されている。光反射面12Aにおける反射方向は、凹凸構造12Bの傾きに応じて、適宜変更可能である。本実施形態では、光反射面12Aに向かって入射した光は、凹凸構造12Bによってn型半導体基板11の他端部側に反射された後、受光面側保護材2と外気との界面において再び反射される。これによって、受光面のうちn側接続用電極14nの反対側の領域に入射する光を、受光面のうち複数のn側細線電極13n及び複数のp側細線電極13pの反対側の領域に導くことができる。
なお、光反射材12は、光反射面12Aを形成する光反射層を少なくとも備えていればよく、基体部と酸化・硫化防止層とを備えていなくてもよい。この場合、光反射層は、n型半導体基板11の受光面上に直接形成されていてもよいし、n型半導体基板11の受光面上に貼付されていてもよい。
(太陽電池の製造方法)
次に、太陽電池モジュール100の製造方法について説明する。
次に、太陽電池モジュール100の製造方法について説明する。
まず、n型半導体基板11の裏面略全面に、CVD法を用いて、実質的に真正な非晶質半導体層を形成する。これにより、パッシベーション層16が形成される。
次に、パッシベーション層16上の所定の領域にシャドウマスクを被せ、CVD法を用いて、n型非晶質半導体層15nを形成する。続いて、パッシベーション層16上の所定の領域にシャドウマスクを被せ、CVD法を用いて、p型非晶質半導体層15pを形成する。
次に、n型非晶質半導体層15n上及びp型非晶質半導体層15p上に、例えばITOをスパッタリングする。これによって、n側透明導電層13n1及びp側透明導電層13p1が形成される。続いて、n側透明導電層13n1上及びp側透明導電層13p1上に、例えば樹脂型導電性ペーストを印刷する。これによって、n側導電層13n2及びp側導電層13p2を形成する。以上によって、n型半導体基板11の裏面上に、複数本のn側細線電極13n、n側接続用電極14n、複数本のp側細線電極13p及びp側接続用電極14pが形成される。
次に、n型半導体基板11の受光面を上向きにして、受光面上に光反射材12を配置する。この場合、n型半導体基板11を挟んでn側接続用電極14nの反対側に光反射材12を配置する。
以上の工程を繰返すことによって、複数の太陽電池10を形成する。
次に、n型半導体基板11の受光面を下向きにして、n型半導体基板11の裏面に配線材20を接続する。このように各太陽電池10を互いに電気的に接続することによって、太陽電池ストリング1を形成する。
次に、渡り配線材5によって2本の太陽電池ストリング1を互いに電気的に接続する。続いて、2本の太陽電池ストリング1の両端部に位置する一対の太陽電池10に一対の取出し配線材6を接続する。
次に、受光面側保護材2上に、封止材4、2本の太陽電池ストリング1、封止材4、裏面側保護材3を順次配置する。この場合、n型半導体基板11の受光面を封止材4と対向するように下向きにする。
次に、封止材4を加熱することによって、封止材4を硬化させる。
(作用及び効果)
本実施形態に係る太陽電池モジュール100において、光反射材12は、n型半導体基板11を挟んでn側接続用電極14nの反対側に位置する。
本実施形態に係る太陽電池モジュール100において、光反射材12は、n型半導体基板11を挟んでn側接続用電極14nの反対側に位置する。
従って、受光面のうちn側接続用電極14nと反対側の領域に向かって入射する光を、受光面のうち複数のn側細線電極13n及び複数のp側細線電極13pと反対側の領域に導くことができる。従って、拡散距離が短いために少数キャリアを効率的に収集可能な細線電極付近におけるキャリアの生成を促進できるので、n側接続用電極14nの反対側の領域に入射光を吸収させる場合に比べて、入射光を有効に利用することができる。その結果、太陽電池10の変換効率を向上させることができる。
また、本実施形態において、n型半導体基板11の一端部上に配置された光反射材12は、n型半導体基板11の他端部側に向かって光を反射する。従って、光反射材12に向かって入射する光をn型半導体基板11の受光面に効率よく入射させることができる。その結果、n側接続用電極14nの反対側の領域に向かって入射する光をより有効に利用することができる。
また、本実施形態において、太陽電池ストリング1を形成する工程、及び2本の太陽電池ストリング1を封止材4上に配置する工程では、n型半導体基板11の受光面を下向きにする。従って、両工程間において、太陽電池ストリング1を裏返す必要がない。従って、太陽電池モジュール100の生産性を向上させることができる。
[第2実施形態]
(太陽電池モジュールの構成)
以下において、本発明の第2実施形態に係る太陽電池モジュールの構成について、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、上記第1実施形態との相違点について主に説明する。具体的には、光反射材12は、複数の太陽電池10に跨って配置される。
(太陽電池モジュールの構成)
以下において、本発明の第2実施形態に係る太陽電池モジュールの構成について、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、上記第1実施形態との相違点について主に説明する。具体的には、光反射材12は、複数の太陽電池10に跨って配置される。
図8は、第2実施形態に係る太陽電池ストリング1を受光面側から見た平面図である。図8に示すように、一の太陽電池10の光反射材12と他の太陽電池10の光反射材12とが一体成形されている。
従って、n型半導体基板11の受光面上に光反射材12を配置する工程を簡略化することができる。その結果、太陽電池モジュール100の生産性をより向上させることができる。
なお、本実施形態では、太陽電池10の構成などは上記第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
(太陽電池モジュールの構成)
以下において、本発明の第3実施形態に係る太陽電池モジュールの構成について、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、上記第2実施形態との相違点について主に説明する。具体的には、光反射材12の平面形状は、長方形状である。
(太陽電池モジュールの構成)
以下において、本発明の第3実施形態に係る太陽電池モジュールの構成について、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、上記第2実施形態との相違点について主に説明する。具体的には、光反射材12の平面形状は、長方形状である。
図9は、第3実施形態に係る太陽電池ストリング1を受光面側から見た平面図である。図9に示すように、一の太陽電池10の光反射材12と他の太陽電池10の光反射材12とが一体成形されている。また、一体成形された光反射材12は、長方形状に形成されており、直交方向Tに沿って配置される。
このような光反射材12は、長尺の光反射材を所定間隔で切断することによって形成することができるため、光反射材12を簡便に作製することができる。また、光反射材12が直線状に形成されているため、光反射材12の取り扱い性を向上させることができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記実施形態では、n型の導電型を有するn型半導体基板11を用いることとしたが、p型半導体基板を用いてもよい。この場合には、p側接続用電極14p付近で生成された電子(少数キャリア)の多くが、n側細線電極13nに拡散されるまでに正孔(多数キャリア)と再結合される可能性が高い。そのため、光反射材12は、p型半導体基板を挟んでp側接続用電極14pの反対側に配置される。
また、上記実施形態では、各細線電極は配列方向Hに沿って形成され、各接続用電極は直交方向Tに沿って形成されることとしたが、これに限られるものではない。例えば、各細線電極は直交方向Tに沿って形成され、各接続用電極は配列方向Hに沿って形成されていてもよい。具体的には、図10に示すように、配線材20、渡り配線材5及び取出し配線材6それぞれは、n型半導体基板11の裏面上において、配列方向Hに沿って配置される。また、図11に示すように、光反射材12は、配列方向Hに沿って配置される。なお、この場合、図12に示すように、複数の太陽電池10が有する光反射材12が一体成形されていてもよい。
また、上記実施形態では、n型半導体基板11の受光面上に光反射材12を配置した後に、各太陽電池ストリング1を形成することとしたが、これに限られるものではない。例えば、封止材4上に光反射材12を配置しておき、その上に太陽電池ストリング1を配置してもよい。この場合、太陽電池ストリング1が嵌め込み可能な大きさの凹部を封止材4に形成するとともに、光反射材12を凹部内に予め配置しておいてもよい。なお、光反射材12は、光反射材12の一部分を加熱することによって、封止材4に予め仮接着されていてもよい。
また、上記実施形態では特に触れていないが、n型半導体基板11の受光面上には、パッシベーション層が形成されていてもよい。このようなパッシベーション層としては、i型非晶質半導体層や熱酸化膜などを用いることができる。
また、上記実施形態では特に触れていないが、n型半導体基板11の受光面及び裏面には、テクスチャ構造が設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、マスクを用いてn型半導体基板11上にn型非晶質半導体層15n及びp型非晶質半導体層15pが形成された製膜タイプの太陽電池を例に挙げて説明したが、n型半導体基板11中にp型領域及びn型領域が形成された拡散タイプの太陽電池を用いてもよい。
また、上記実施形態では、マスクを用いることによって、n型非晶質半導体層15n及びp型非晶質半導体層15pをパターニングすることとしたが、エッチングペーストやレジスト膜を用いることによって、n型非晶質半導体層15n及びp型非晶質半導体層15pをパターニングしてもよい。
また、上記実施形態では、光反射材12を用いることとしたが、拡散材を用いても同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、光反射面12Aには凹凸構造12Bが形成されることとしたが、これに限られるものではない。例えば、光反射面12Aは、平面状に形成されるとともに、半導体基板の他端部側が下方に傾斜していてもよい。この場合には、光反射面12Aによって、入射光を半導体基板の他端部側に向かって一様に反射することができる。
また、上記実施形態では、凹凸構造12Bの断面は、鋭角形状であることとしたが、これに限られるものではない。凹凸構造12Bの断面は、受光面側保護材2と空気との界面で光が良好に反射される形状であればよく、例えば半月形状であってもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
なお、日本国特許出願第2008−214525号(2008年8月22日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明に係る太陽電池モジュール、入射光を有効利用できるため、太陽光発電において有用である。
Claims (9)
- 受光面側保護材と裏面側保護材側との間に封止された一の太陽電池を備える太陽電池モジュールであって、
前記一の太陽電池は、
受光面と、前記受光面の反対側に設けられる裏面とを有する一導電型の半導体基板と、
前記裏面上に形成され、複数本の一導電側細線電極と接続される一導電側接続用電極と、
前記裏面上に形成され、複数本の他導電側細線電極と接続される他導電側接続用電極と、
前記受光面上に配置され、前記受光面側保護材と対向する光反射面を有する光反射材と
を有し、
前記一の太陽電池において、前記光反射材は、前記半導体基板を挟んで前記一導電側接続用電極の反対側に位置する
ことを特徴とする太陽電池モジュール。 - 前記一導電側接続用電極は、前記半導体基板の一端部上に形成されており、
前記光反射材は、前記光反射材に向かって入射する光を前記半導体基板の他端部側に向かって反射する
ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。 - 前記受光面側保護材と前記裏面側保護材側との間に封止された他の太陽電池を備え、
前記他の太陽電池は、
受光面と、前記受光面の反対側に設けられる裏面とを有する一導電型の半導体基板と、
前記裏面上に形成され、複数本の一導電側細線電極と接続される一導電側接続用電極と、
前記裏面上に形成され、複数本の他導電側細線電極と接続される他導電側接続用電極と、
前記受光面上に配置され、前記受光面側保護材と対向する光反射面を有する光反射材と
を有し、
前記他の太陽電池において、前記光反射材は、前記半導体基板を挟んで前記一導電側接続用電極の反対側に位置しており、
前記一の太陽電池が有する前記光反射材と、前記他の太陽電池が有する前記光反射材とは、一体成形されている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール。 - 前記光反射面は、金属層又は白色樹脂によって構成される
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の太陽電池モジュール。 - 前記光反射材は、前記受光面に貼り付けられる基体を含む
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の太陽電池モジュール。 - 受光面と、前記受光面の反対側に設けられる裏面とを有する一導電型の半導体基板と、
前記裏面上に形成され、複数本の一導電側細線電極と接続される一導電側接続用電極と、
前記裏面上に形成され、複数本の他導電側細線電極と接続される他導電側接続用電極と、
前記受光面上に配置され、前記受光面側保護材と対向する光反射面を有する光反射材と
を備え、
前記光反射材は、前記半導体基板を挟んで前記一導電側接続用電極の反対側に位置する
ことを特徴とする太陽電池。 - 前記光反射面は、金属層又は白色樹脂によって構成される
ことを特徴とする請求項6に記載の太陽電池。 - 前記光反射材は、前記受光面に貼り付けられる基体を含む
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の太陽電池。 - 受光面側保護材と裏面側保護材側との間に封止された一の太陽電池及び他の太陽電池を備える太陽電池モジュールの製造方法であって、
受光面の反対側に設けられる裏面上に複数本の一導電側細線電極に接続される一導電側接続用電極及び複数本の他導電側細線電極に接続される他導電側接続用電極が形成された一導電型の半導体基板を準備し、前記半導体基板の前記受光面上に光反射材を配置することによって、前記一の太陽電池及び前記他の太陽電池それぞれを形成する工程Aと、
前記一の太陽電池の前記一導電側接続用電極と、前記他の太陽電池の前記他導電側接続用電極とを、配線材によって電気的に接続することによって、太陽電池ストリングを形成する工程Bと、
前記受光面側保護材上に、第1封止材、前記太陽電池ストリング、第2封止材及び前記裏面側保護材を順次配置する工程Cと
を備え、
前記工程Aでは、前記半導体基板を挟んで前記一導電側接続用電極の反対側に前記光反射材を配置し、
前記工程B及び前記工程Cでは、前記一の太陽電池及び前記他の太陽電池それぞれの前記受光面を下向きに配置する
ことを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
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