JP5326657B2 - ハウジング内蔵モータユニットとハウジング内蔵モータユニットの組み付け方法 - Google Patents

ハウジング内蔵モータユニットとハウジング内蔵モータユニットの組み付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、ハイブリッド車両の駆動系等に適用され、ロータ回転角を検出するレゾルバを備えたハウジング内蔵モータユニットとハウジング内蔵モータユニットの組み付け方法に関する。
従来のレゾルバを備えた回転機械は、回転機械のハウジングケースの外側にレゾルバを配置していた。また、ハウジングケースは、励磁コイルを巻装した回転機械のステータコアを支持するフレームと、その回転機械のロータの出力軸を、ベアリングを介して回転可能に支持するブラケットとからなり、レゾルバは、ブラケットから外側に突出した出力軸に固着されたレゾルバロータと、ブラケットの外側面に固定したレゾルバステータとからなっていた。更に、レゾルバロータは、締結具により、締結具と出力軸を回転可能に支持しているベアリングとの間で締め付け固定されていた(例えば、特許文献1参照)。
ここで、「レゾルバ」とは、角度検出器の一種であり、2相シンクロとも呼ばれる。誘導モータと似た構成であり、レゾルバステータに巻き線方向が直交する2相のコイルが巻かれている。レゾルバステータの2相コイルに交流を流すと、レゾルバロータの回転に伴い2相コイルから出力される電圧の位相が変化することを利用してロータ回転角度を検出する。
特開2001-78393号公報
しかしながら、従来のレゾルバを備えた回転機械は、レゾルバロータを、締結具と出力軸を回転可能に支持しているベアリングとの間で締め付け固定しているため、高速回転により回転機械のロータにひずみが発生した際、ベアリングへ高い応力が加わり、破損する可能性がある、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、モータシャフトを支持するベアリングの破損防止と、ユニット全長の短縮化と、レゾルバの組み付け精度向上と、を併せて達成することができるハウジング内蔵モータユニットとハウジング内蔵モータユニットの組み付け方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のハウジング内蔵モータユニットでは、ハウジング側に固定したモータステータとモータシャフト側に固定したモータロータにより構成されたハウジング内蔵モータに、ロータ回転角を検出するレゾルバを備えている。
このハウジング内蔵モータユニットには、前記ハウジングの内部に、前記ハウジング内蔵モータにアクチュエータにより締結・開放操作されるクラッチを配置した。
このハウジング内蔵モータユニットにおいて、前記ハウジングに固定し、前記ハウジング内蔵モータの一側面を覆うモータ側壁を設け、前記モータ側壁と前記モータシャフトの間にベアリングを介装した。そして、前記モータ側壁に固定したレゾルバステータと、前記モータシャフトに固定したレゾルバロータによる前記レゾルバを、前記ベアリングと前記モータロータの間に形成されたロータ内側空間に配置した。
加えて、前記モータ側壁を、モータ/クラッチの隔壁部材として兼用すると共に、前記モータ側壁に、前記アクチュエータを装着する環状収納部を形成し、前記ベアリングは、前記環状収納部の内周壁部と前記モータシャフトの間に介装する。
よって、本発明のハウジング内蔵モータユニットにあっては、モータ側壁とモータシャフトの間にベアリングを介装することで、ベアリングへの応力がモータ側壁により分散され、ベアリングの破損可能性が大幅に低減される。
そして、レゾルバを、ベアリングとモータ側壁の間に形成されたロータ内側空間に配置しているため、ハウジング内蔵モータの軸方向の長さが拡大することがなく、ユニット全長の短縮化が可能となる。
さらに、モータ側壁にレゾルバステータを予め固定しておき、このレゾルバステータとレゾルバロータを、ロータ内側空間にて対向配置するため、レゾルバの組み付け精度を向上させることができる。
加えて、アクチュエータから負荷が加わった際、ベアリングに作用する軸方向応力を環状収納部による応力分散作用にて緩和される。
この結果、モータシャフトを支持するベアリングの破損防止と、ユニット全長の短縮化と、レゾルバの組み付け精度向上と、ベアリングに作用する軸方向応力の緩和と、を併せて達成することができる。
実施例1のハウジング内蔵モータユニットが適用された後輪駆動によるFRハイブリッド車両を示す全体システム図である。 実施例1のモータ/ジェネレータMG(ハウジング内蔵モータの一例)が配置されたモータユニットの構成を示す全体概略図である。 実施例1のサブアッセンブリーによるモータ/ジェネレータMGを示す組み立て構成図である。 実施例1のレゾルバを備えたハウジング内蔵モータユニットの要部構成を示す拡大断面図である。 ハウジングを固定した自動変速機にサブアッセンブリーされたモータ/ジェネレータMGを組み付ける状態を示す組み付け作用説明図である。 ハウジングを固定した自動変速機にモータ/ジェネレータMGを組み付け完了したあと第1クラッチCL1を組み付ける状態を示す組み付け作用説明図である。
以下、本発明のハウジング内蔵モータユニットを実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1のハウジング内蔵モータユニットが適用された後輪駆動によるFRハイブリッド車両を示す全体システム図である。
実施例1におけるFRハイブリッド車両の駆動系は、図1に示すように、エンジンEngと、フライホイールFWと、第1クラッチCL1と、モータ/ジェネレータMGと、第2クラッチCL2と、自動変速機ATと、プロペラシャフトPSと、ディファレンシャルDFと、左ドライブシャフトDSLと、右ドライブシャフトDSRと、左後輪RLと、右後輪RRと、を有する。なお、FLは左前輪、FRは右前輪である。
前記エンジンEngは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンであり、エンジンコントローラ1からのエンジン制御指令に基づいて、エンジン始動制御やエンジン停止制御やスロットルバルブのバルブ開度制御やフューエルカット制御等が行われる。なお、エンジン出力軸には、フライホイールFWが設けられている。
前記第1クラッチCL1は、前記エンジンEngとモータ/ジェネレータMGの間に介装されたクラッチであり、第1クラッチコントローラ5からの第1クラッチ制御指令に基づいて、第1クラッチ油圧ユニット6により作り出された第1クラッチ制御油圧により、締結・スリップ締結(半クラッチ状態)・開放が制御される。この第1クラッチCL1としては、例えば、ダイアフラムスプリングによる付勢力にて完全締結を保ち、ピストン14aを有するレリーズシリンダー14を用いたストローク制御により、スリップ締結から完全開放までが制御されるノーマルクローズの乾式単板クラッチが用いられる。レリーズシリンダー14は、レリーズフォークの代わりに、クラッチレリーズ軸受を取り付けてダイアフラムスプリングを押圧する油圧アクチュエータであり、CSC(Concentric Slave Cylinderの略)とも呼ばれる。
前記モータ/ジェネレータMGは、モータロータに永久磁石を埋設しモータステータにステータコイルが巻き付けられた同期型モータ/ジェネレータであり、モータコントローラ2からの制御指令に基づいて、インバータ3により作り出された三相交流を印加することにより制御される。このモータ/ジェネレータMGは、バッテリ4からの電力の供給を受けて回転駆動する電動機として動作することもできるし(以下、この動作状態を「力行」と呼ぶ)、モータロータがエンジンEngや駆動輪から回転エネルギーを受ける場合には、ステータコイルの両端に起電力を生じさせる発電機として機能し、バッテリ4を充電することもできる(以下、この動作状態を「回生」と呼ぶ)。なお、このモータ/ジェネレータMGのモータロータは、自動変速機ATの変速機入力軸に連結されている。
前記第2クラッチCL2は、前記モータ/ジェネレータMGと左右後輪RL、RRの間に介装されたクラッチであり、ATコントローラ7からの第2クラッチ制御指令に基づいて、第2クラッチ油圧ユニット8により作り出された制御油圧により、締結・スリップ締結・開放が制御される。この第2クラッチCL2としては、例えば、比例ソレノイドで油流量および油圧を連続的に制御できるノーマルオープンの湿式多板クラッチや湿式多板ブレーキが用いられる。なお、第1クラッチ油圧ユニット6と第2クラッチ油圧ユニット8は、自動変速機ATに付設されるAT油圧コントロールバルブユニットCVUに内蔵している。
前記自動変速機ATは、例えば、前進7速/後退1速等の有段階の変速段を車速やアクセル開度等に応じて自動的に切り換える有段変速機であり、前記第2クラッチCL2は、専用クラッチとして新たに追加したものではなく、自動変速機ATの各変速段にて締結される複数の摩擦締結要素のうち、トルク伝達経路に配置される最適なクラッチやブレーキを選択している。そして、前記自動変速機ATの出力軸は、プロペラシャフトPS、ディファレンシャルDF、左ドライブシャフトDSL、右ドライブシャフトDSRを介して左右後輪RL、RRに連結されている。
実施例1のハイブリッド駆動系は、電気車両走行モード(以下、「EVモード」という。)と、ハイブリッド車走行モード(以下、「HEVモード」という。)と、駆動トルクコントロール走行モード(以下、「WSCモード」という。)等の走行モードを有する。
前記「EVモード」は、第1クラッチCL1を開放状態とし、モータ/ジェネレータMGの動力のみで走行するモードである。前記「HEVモード」は、第1クラッチCL1を締結状態とし、モータシスト走行モード・走行発電モード・エンジン走行モードの何れかにより走行するモードである。前記「WSCモード」は、「HEVモード」からのP、N→Dセレクト発進時、あるいは、「EVモード」や「HEVモード」からのDレンジ発進時等において、モータ/ジェネレータMGの回転数制御により第2クラッチCL2のスリップ締結状態を維持し、第2クラッチCL2を経過するクラッチ伝達トルクが、車両状態やドライバー操作に応じて決まる要求駆動トルクとなるようにクラッチトルク容量をコントロールしながら発進するモードである。なお、「WSC」とは「Wet Start clutch」の略である。
次に、ハイブリッド車両の制御系を説明する。
実施例1におけるFRハイブリッド車両の制御系は、図1に示すように、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、インバータ3と、バッテリ4と、第1クラッチコントローラ5と、第1クラッチ油圧ユニット6と、ATコントローラ7と、第2クラッチ油圧ユニット8と、ブレーキコントローラ9と、統合コントローラ10と、を有して構成されている。なお、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、第1クラッチコントローラ5と、ATコントローラ7と、ブレーキコントローラ9と、統合コントローラ10とは、情報交換が互いに可能なCAN通信線11を介して接続されている。
前記エンジンコントローラ1は、エンジン回転数センサ12からのエンジン回転数情報と、統合コントローラ10からの目標エンジントルク指令と、他の必要情報を入力する。そして、エンジン動作点(Ne、Te)を制御する指令を、エンジンEngのスロットルバルブアクチュエータ等へ出力する。
前記モータコントローラ2は、モータ/ジェネレータMGのロータ回転位置を検出するレゾルバ61からの情報と、統合コントローラ10からの目標MGトルク指令および目標MG回転数指令と、他の必要情報を入力する。そして、モータ/ジェネレータMGのモータ動作点(Nm、Tm)を制御する指令をインバータ3へ出力する。なお、このモータコントローラ2では、バッテリ4の充電容量をあらわすバッテリSOCを監視していて、このバッテリSOC情報は、モータ/ジェネレータMGの制御情報に用いられると共に、CAN通信線11を介して統合コントローラ10へ供給される。
前記第1クラッチコントローラ5は、レリーズシリンダー14のピストン14aのストローク位置を検出する第1クラッチストロークセンサ15からのセンサ情報と、統合コントローラ10からの目標CL1トルク指令と、他の必要情報を入力する。そして、第1クラッチCL1の締結・スリップ締結・開放を制御する指令をAT油圧コントロールバルブユニットCVU内の第1クラッチ油圧ユニット6に出力する。
前記ATコントローラ7は、アクセル開度センサ16と、車速センサ17と、他のセンサ類18(変速機入力回転数センサ、インヒビタースイッチ等)からの情報を入力する。そして、Dレンジを選択しての走行時、アクセル開度APOと車速VSPにより決まる運転点がシフトマップ上で存在する位置により最適な変速段を検索し、検索された変速段を得る制御指令をAT油圧コントロールバルブユニットCVUに出力する。なお、シフトマップとは、アクセル開度と車速に応じてアップシフト線とダウンシフト線を書き込んだマップをいう。上記自動変速制御に加えて、統合コントローラ10から目標CL2トルク指令を入力した場合、第2クラッチCL2のスリップ締結を制御する指令をAT油圧コントロールバルブユニットCVU内の第2クラッチ油圧ユニット8に出力する第2クラッチ制御を行う。また、統合コントローラ10から変速制御変更指令が出力された場合、通常に変速制御に代え、変速制御変更指令にしたがった変速制御を行う。
前記ブレーキコントローラ9は、4輪の各車輪速を検出する車輪速センサ19と、ブレーキストロークセンサ20からのセンサ情報と、統合コントローラ10からの回生協調制御指令と、他の必要情報を入力する。そして、例えば、ブレーキ踏み込み制動時、ブレーキストロークBSから求められる要求制動力に対し回生制動力だけでは不足する場合、その不足分を機械制動力(液圧制動力やモータ制動力)で補うように、回生協調ブレーキ制御を行う。
前記統合コントローラ10は、車両全体の消費エネルギーを管理し、最高効率で車両を走らせるための機能を担うもので、モータ回転数Nmを検出するモータ回転数センサ21や他のセンサ・スイッチ類22からの必要情報およびCAN通信線11を介して情報を入力する。そして、エンジンコントローラ1へ目標エンジントルク指令、モータコントローラ2へ目標MGトルク指令および目標MG回転数指令、第1クラッチコントローラ5へ目標CL1トルク指令、ATコントローラ7へ目標CL2トルク指令、ブレーキコントローラ9へ回生協調制御指令を出力する。
図2は、実施例1のモータ/ジェネレータMG(ハウジング内蔵モータの一例)が配置されたモータユニットの構成を示す全体概略図である。図3は、実施例1のサブアッセンブリーによるモータ/ジェネレータMGを示す組み立て構成図である。以下、図2〜図3に基づいて、モータ/ジェネレータMGを内蔵するモータユニットの構成を説明する。
実施例1のモータ/ジェネレータMGを内蔵するモータユニットのハウジング30は、図2に示すように、フロント側がエンジンEngのエンジンブロック31にフランジでボルト連結され、リア側が自動変速機ATのトランスミッションケース32にフランジでボルト連結されている。
前記ハウジング30の内部には、図2に示すように、エンジンEngのクランク軸33に装着された第1クラッチCL1と、サブアッセンブリーの形態によりボルト34でハウジング30の内面側から固定されたモータ/ジェネレータMGと、が配置されている。
前記第1クラッチCL1は、図2に示すように、エンジンEngのクランク軸33と、モータ/ジェネレータMGの中空モータシャフト43の間に介装され、ダイアフラムスプリング35による付勢力にて完全締結を保ち、サブアッセンブリー形態のモータ/ジェネレータMGに装着されたレリーズシリンダー14のピストンストローク制御により、スリップ締結から完全開放までが制御されるノーマルクローズの乾式単板クラッチである。
前記モータ/ジェネレータMGは、図3に示すように、モータカバー40と、モータステータ41(固定子)と、モータロータ42(回転子)と、の3部品を組み立てるサブアッセンブリー構成となっている。
前記モータカバー40は、ボルト34によりハウジング30の段差部に対し固定される部材で、図3に示すように、レリーズシリンダー14を装着する環状凹部40aが形成されている。このモータカバー40の中心部位置には、中空モータシャフト43を回転可能に支持するフロント側ベアリング44と、中空モータシャフト43との油密性を保つシールリング45が設けられている。
前記モータステータ41は、図3に示すように、ステータハウジング46に圧入固定され、ステータコイル41aを巻き付けた複数のコアピースを円環状に配置したステータコア41bにより構成されている。前記ステータハウジング46のモータステータ41の外周部には、冷却水が流通するウォータージャケット47が形成されており、モータステータ41を冷却する。このモータステータ41の中心部位置には、中空モータシャフト43を回転可能に支持するリア側ベアリング48が設けられている。
前記モータロータ42は、中空モータシャフト43から径方向に延びて一体的に設けられたロータ支持部品49に対し圧入固定され、積層板の内部に永久磁石42aを埋設することで構成されている。このモータロータ42は、モータステータ41に対し径方向のエアギャップを介して配置されている。
前記モータ/ジェネレータMGを構成するモータカバー40とモータステータ41とモータロータ42の3部品の組み立ては、図3に示すように、中空モータシャフト43及びロータ支持部品49に固定されたモータロータ42の一方側からモータカバー40を挟み込み、他方側からモータステータ41が固定されたステータハウジング46を挟み込み、ボルト36によりモータカバー40とモータステータ41を固定することで行われる。
前記トランスミッションケース32には、図2に示すように、AT変速部50と、AT油圧コントロールバルブユニットCVUと、サブバルブユニット51と、オイルパン52と、変速機入力軸53と、メカオイルポンプ54と、ポンプハウジング55と、ポンプカバー56と、を有する。変速機入力軸53の先端部は、中空モータシャフト43にスプライン結合される。
前記モータ/ジェネレータMGには、図2に示すように、ステータコイル41aに接続される強電ハーネス57と、ウォータージャケット47に連通する冷却水出入口58が設けられている。また、ハウジング30には、エンジンEng側の下部に貫通穴59を形成し、第1クラッチCL1を配置した空間から水・空気が出入りする構成としている。
第1クラッチCL1のクラッチ回転中心軸に対するモータ/ジェネレータMGのモータ軸合せ構成について説明する。
エンジンEng側は、クランク軸33→エンジンブロック31→ハウジング30の経路で第1クラッチCL1のクラッチ回転中心軸を合せる。一方、モータ/ジェネレータMG側は、中空モータシャフト43のフロント側ベアリング44の位置が、モータカバー40→ハウジング30の経路により決められ、中空モータシャフト43のリア側ベアリング48の位置が、ステータハウジング46→モータカバー40→ハウジング30の経路により決められる。よって、クラッチ回転中心軸にモータ軸(中空モータシャフト43)を合わせることができる。
モータ/ジェネレータMGのモータステータ41とモータロータ42の中心合せ構成について説明する。
モータステータ41は、モータカバー40とステータハウジング46が一体であり、ハウジング30に対するボルト34による固定で中心軸が決まる。このモータステータ41に対しモータロータ42は、一体であるモータカバー40とステータハウジング46に対し前後位置のフロント側ベアリング44とリア側ベアリング48により、中空モータシャフト43を回転可能に支持することで中心軸が決まる。よって、モータステータ41とモータロータ42の中心を合わせることができる。
変速機入力軸53の中心軸に対するモータ/ジェネレータMGのモータ軸合わせ構成について説明する。
変速機入力軸53の中心軸に対し、軸合わせしてポンプハウジング55を固定し、さらに、ポンプハウジング55に軸合わせ嵌合によりポンプカバー56を固定する。一方、ステータハウジング46にポンプカバー56の外周面に嵌合する内周面を有する軸合わせ嵌合部60を突設する。そして、組み付け時に軸合わせ嵌合部60の内周面をポンプカバー56の外周面に嵌合することで、短い経路で、精度良く、変速機入力軸53の中心軸にモータ軸を合わせることができる。
第1クラッチCL1の油圧操作の反力を受ける構成について説明する。
第1クラッチCL1を油圧操作すると、第1クラッチCL1がエンジンEng側についており、レリーズシリンダー14がモータ/ジェネレータMGのモータカバー40についているため、モータ付近の力は、レリーズ力(150kg〜300kg程度)が、モータカバー40→ステータハウジング46→ハウジング30に伝わり、その荷重を支える必要がある。これに対し、ステータハウジング46に負荷される軸方向力は、トランスミッションケース32側から、図2に示す三角形部分で突き当て支持している。
図4は、実施例1のレゾルバを備えたハウジング内蔵モータユニットの要部構成を示す拡大断面図である。以下、図4に基づいて、実施例1のレゾルバを備えたハウジング内蔵モータユニットの構成を説明する。
実施例1のハウジング内蔵モータユニットは、図4に示すように、ハウジング30側に固定したモータステータ41と中空モータシャフト43(モータシャフト)側に固定したモータロータ42により構成されたモータ/ジェネレータMG(ハウジング内蔵モータ)に、ロータ回転角を検出するレゾルバ61を備えている。
このハウジング内蔵モータユニットにおいて、ハウジング30にボルト34により固定し、モータ/ジェネレータMGの一側面を覆うモータカバー40(モータ側壁)を設け、このモータカバー40と中空モータシャフト43の間にフロント側ベアリング44(ベアリング、第1ベアリング)を介装している。そして、モータカバー40に固定したレゾルバステータ62と、中空モータシャフト43に固定したレゾルバロータ63によるレゾルバ61を、フロント側ベアリング44とモータロータ42の間に形成されたロータ内側空間64に配置している。
前記ハウジング30の内部に、モータ/ジェネレータMGに隣接してレリーズシリンダー14(アクチュエータ)により締結・開放操作される第1クラッチCL1(クラッチ)を配置し、モータカバー40を、モータ/クラッチの隔壁部材として兼用すると共に、モータカバー40に、レリーズシリンダー14を装着する環状凹部40a(環状収納部)を形成している。そして、フロント側ベアリング44は、環状凹部40aの内周壁部と中空モータシャフト43の間に介装すると共に、フロント側ベアリング44とレゾルバロータ63との間に軸方向間隙tを設けている。
前記モータステータ41を固定すると共に、モータ/ジェネレータMGの他側面を覆うステータハウジング46を設け、モータカバー40と中空モータシャフト43の間に介装したフロント側ベアリング44に対し、ステータハウジング46と中空モータシャフト43の間にリア側ベアリング48(第2ベアリング)を介装している。そして、モータロータ42の軸方向中心線CLからリア側ベアリング48の支持中心位置までの軸方向距離L2に対し、モータロータ42の軸方向中心線CLからフロント側ベアリング44の支持中心位置までの軸方向距離L1を短く設定している。
前記ハウジング30の端部に、自動変速機AT(変速機)のトランスミッションケース32(変速機ケース)を連結し(図2参照)、リア側ベアリング48は、中空モータシャフト43を介し、メカオイルポンプ54(オイルポンプ)を駆動する変速機入力軸53を支持している。
次に、作用を説明する。
実施例1のハウジング内蔵モータユニットにおける作用を、「ハウジング内蔵モータへのレゾルバ組み付け作用」、「ハウジング内蔵モータユニットの組み付け作用」、「ハウジング内蔵モータユニットの特徴的作用」に分けて説明する。
[ハウジング内蔵モータへのレゾルバ組み付け作用]
以下、図3を用いて、ハウジング内蔵モータであるモータ/ジェネレータMGへのレゾルバ組み付け作用を説明する。
ハウジング30側に固定したモータステータ41とモータシャフト43側に固定したモータロータ42により構成されたモータ/ジェネレータMGに、ロータ回転角を検出するレゾルバ61を組み付ける組み付け方法は、レゾルバロータ設定手順と、レゾルバステータ設定手順と、リア側ベアリング設定手順(第2ベアリング設定手順)と、挟み込み固定手順と、によりなされる。以下、各手順を説明する。
前記レゾルバロータ設定手順では、中空モータシャフト43から径方向に延びるロータ支持部品49にモータロータ42を固定したロータ組立体に、レゾルバロータ63が設定される。
前記レゾルバステータ設定手順では、モータ/ジェネレータMGの一側面を覆うモータカバー40に、フロント側ベアリング44(第1ベアリング)が設定されると共にレゾルバステータ62が設定される。
前記リア側ベアリング設定手順では、モータステータ41を固定すると共にモータ/ジェネレータMGの他側面を覆うステータハウジング46に、リア側ベアリング48(第2ベアリング)が設定される。
前記挟み込み固定手順では、レゾルバロータ63を設定したロータ組立体に対し、一方側からレゾルバステータ62を設定したモータカバー40を挟み込み、他方側からステータハウジング46を挟み込み、モータカバー40とステータハウジング46がボルト36により固定される。
したがって、レゾルバロータ63を設定したロータ組立体に対しモータカバー40とステータハウジング46を挟み込み固定するという簡単な手順により、組み付け精度の高いレゾルバ61を備えたモータ/ジェネレータMGをサブアッセンブリーにより組み付けることができる。
そして、例えば、レゾルバステータを予め固定してから、レゾルバロータを取り付けるという組み付け方法の場合、レゾルバロータの取り付け時に接触によりレゾルバが破損する可能性がある。
これに対し、レゾルバロータ63が予め設定されているロータ組立体に対し、モータカバー40に予め設定されているレゾルバステータ62を組み付けるため、レゾルバ61の破損可能性を大幅に低減することができる。
[ハウジング内蔵モータユニットの組み付け作用]
以下、図5および図6を用いて、サブアッセンブリーされたモータ/ジェネレータMGと第1クラッチCL1によるハウジング内蔵モータユニットの組み付け作用を説明する。
自動変速機ATの変速機入力軸53側に、実施例1のハウジング内蔵モータユニットを組み付ける際、まず、図5に示すように、トランスミッションケース32に対しハウジング30をボルト固定する。一方、上記組み付け作用にしたがって、レゾルバ61を備えたモータ/ジェネレータMGをサブアッセンブリーにより組み付けておく。
そして、ハウジング30の内部に向かって、図5に示すように、レゾルバ61を備えたモータ/ジェネレータMGを差し込むと、中空モータシャフト43と変速機入力軸53の先端部とがスプライン結合される。このとき、ステータハウジング46に突設された軸合わせ嵌合部60の内周面が、ポンプカバー56の外周面に嵌合し、変速機入力軸53の中心軸にモータ軸を合わせる軸心合わせが達成される。この軸心合わせ状態で、モータカバー40をボルト34によりハウジング30に固定することで、ハウジング30の内部にレゾルバ61を備えたモータ/ジェネレータMGが組み付けられる。
次に、モータ/ジェネレータMGのモータカバー40に形成された環状凹部40aに、図6に示すように、レリーズシリンダー14を組み付ける。その後、第1クラッチCL1の組立体を、図6に示すように、ハウジング30の内部に向かって差し込むと、中空モータシャフト43の先端部に、第1クラッチCL1の出力側ハブ37がスプライン嵌合される。
このようにして組み付けられたハウジング内蔵モータユニットのうち、第1クラッチCL1のフライホイールFWを、エンジンEngのクランク軸33に組み付け、ハウジング30をエンジンブロック31のボルト固定することで、ハイブリッド駆動系が組み立てられることになる。
したがって、トランスミッションケース32にボルト固定したハウジング30の開き側から、サブアッセンブリーのモータ/ジェネレータMGと、第1クラッチCL1のクラッチ組立体を一方向から差し込むだけの簡単な手順により、高い位置決め精度によりハウジング30内にモータ/ジェネレータMGと第1クラッチCL1を組み付けることができる。
[ハウジング内蔵モータユニットの特徴的作用]
実施例1では、モータ/ジェネレータMGにロータ回転角を検出するレゾルバ61を備えたハウジング内蔵モータユニットにおいて、ハウジング30に固定し、モータ/ジェネレータMGの一側面を覆うモータカバー40を設け、このモータカバー40と中空モータシャフト43の間にフロント側ベアリング44を介装している。そして、モータカバー40に固定したレゾルバステータ62と、中空モータシャフト43に固定したレゾルバロータ63によるレゾルバ61を、フロント側ベアリング44とモータロータ42の間に形成されたロータ内側空間64に配置している。
このように、モータカバー40と中空モータシャフト43の間にフロント側ベアリング44を介装することで、フロント側ベアリング44への応力がモータカバー40により分散される。この結果、フロント側ベアリング44の破損可能性を大幅に低減することができる。
そして、レゾルバ61を、フロント側ベアリング44とモータロータ42の間に形成されたロータ内側空間64に配置しているため、モータ/ジェネレータMGの軸方向の長さが拡大することがない。この結果、ユニット全長を短縮することができる。
さらに、モータカバー40にレゾルバステータ62を予め固定しておき、このレゾルバステータ62とレゾルバロータ63を、ロータ内側空間64にて対向配置するため、レゾルバ61の組み付け精度を向上させることができる。
実施例1では、ハウジング30の内部に、モータ/ジェネレータMGに隣接してレリーズシリンダー14により締結・開放操作される第1クラッチCL1を配置し、モータカバー40を、モータ/クラッチの隔壁部材として兼用すると共に、モータカバー40に、レリーズシリンダー14を装着する環状凹部40aを形成している。そして、フロント側ベアリング44は、環状凹部40aの内周壁部とモータシャフト43の間に介装すると共に、フロント側ベアリング44とレゾルバロータ63との間に軸方向間隙tを設けている。
したがって、レリーズシリンダー14から負荷が加わった際、フロント側ベアリング44に作用する軸方向応力を、環状凹部40aによる応力分散作用にて緩和することができると共に、フロント側ベアリング44に作用する軸方向応力により、フロント側ベアリング44が少し軸方向に移動したとしても、軸方向間隙tにより、レゾルバロータ63との干渉を防止することができる。この結果、フロント側ベアリング44の破損を回避することができる。
実施例1では、モータステータ41を固定すると共に、モータ/ジェネレータMGの他側面を覆うステータハウジング46を設け、モータカバー40と中空モータシャフト43の間に介装したフロント側ベアリング44に対し、ステータハウジング46と中空モータシャフト43の間にリア側ベアリング48を介装している。そして、モータロータ42の軸方向中心線CLからリア側ベアリング48の支持中心位置までの軸方向距離L2に対し、モータロータ42の軸方向中心線CLからフロント側ベアリング44の支持中心位置までの軸方向距離L1を短く設定している。
すなわち、フロント側ベアリング44の耐応力と軸方向距離L1を掛け合わせた軸方向中心線CLからのモーメントと、リア側ベアリング48の耐応力と軸方向距離L2を掛け合わせた軸方向中心線CLからのモーメントと、を一致させる設定により、安定してモータロータ42を回転可能に支持している。
したがって、フロント側ベアリング44がレリーズシリンダー14を保持するために耐応力を上げる分、リア側ベアリング48の剛性を下げることができる。言い換えると、フロント側ベアリング44に対してリア側ベアリング48の耐応力を低く設定でき、その分、リア側ベアリング48をコンパクトな形状にできる。
実施例1では、ハウジング30の端部に、自動変速機ATのトランスミッションケース32を連結し、リア側ベアリング48は、中空モータシャフト43を介し、メカオイルポンプ54を駆動する変速機入力軸53を支持している。
このように、スプライン嵌合された中空モータシャフト43と変速機入力軸53を、リア側ベアリング48により支持しているため、変速機入力軸53に対するベアリング部の振れが小さくなり、リア側ベアリング48への負荷を低減させることができる。
加えて、変速機入力軸53の軸振れも同様に低減できるので、変速機入力軸53により駆動されるメカオイルポンプ54の駆動を安定させることができる。
次に、効果を説明する。
実施例1のハウジング内蔵モータユニットとハウジング内蔵モータユニットの取り付け方法にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) ハウジング30側に固定したモータステータ41とモータシャフト(中空モータシャフト43)側に固定したモータロータ42により構成されたハウジング内蔵モータ(モータ/ジェネレータMG)に、ロータ回転角を検出するレゾルバ61を備えたハウジング内蔵モータユニットにおいて、前記ハウジング30に固定し、前記モータ/ジェネレータMGの一側面を覆うモータ側壁(モータカバー40)を設け、前記モータ側壁と前記モータシャフトの間にベアリング(フロント側ベアリング44)を介装し、前記モータ側壁に固定したレゾルバステータ62と、前記モータシャフトに固定したレゾルバロータ63による前記レゾルバ61を、前記ベアリングと前記モータロータ42の間に形成されたロータ内側空間64に配置した。
このため、モータシャフト(中空モータシャフト43)を支持するベアリング(フロント側ベアリング44)の破損防止と、ユニット全長の短縮化と、レゾルバ61の組み付け精度向上と、を併せて達成するハウジング内蔵モータユニットを提供することができる。
(2) 前記ハウジング30の内部に、前記ハウジング内蔵モータ(モータ/ジェネレータMG)に隣接してアクチュエータ(レリーズシリンダー14)により締結・開放操作されるクラッチ(第1クラッチCL1)を配置し、前記モータ側壁(モータカバー40)を、モータ/クラッチの隔壁部材として兼用すると共に、前記モータ側壁に、前記アクチュエータを装着する環状収納部(環状凹部40a)を形成し、前記ベアリング(フロント側ベアリング44)は、環状収納部の内周壁部と前記モータシャフト(中空モータシャフト43)の間に介装すると共に、前記ベアリングとレゾルバロータ63との間に軸方向間隙tを設けた。
このため、アクチュエータ(レリーズシリンダー14)から負荷が加わった際、ベアリング(フロント側ベアリング44)に作用する軸方向応力を緩和することができると共に、ベアリング(フロント側ベアリング44)とレゾルバロータ63との干渉を防止することができる。
(3) 前記モータステータ41を固定すると共に、前記ハウジング内蔵モータ(モータ/ジェネレータMG)の他側面を覆うステータハウジング46を設け、前記モータ側壁(モータカバー40)と前記モータシャフト(中空モータシャフト43)の間に介装したベアリング(フロント側ベアリング44)を第1ベアリングとしたとき、前記ステータハウジング46と前記モータシャフトの間に第2ベアリング(リア側ベアリング48)を介装し、前記モータロータ42の軸方向中心線CLから前記第2ベアリング(リア側ベアリング48)の支持中心位置の支持中心位置までの軸方向距離L2に対し、前記モータロータ42の軸方向中心線CLから第1ベアリング(フロント側ベアリング44)の支持中心位置までの軸方向距離L1を短く設定した。
このため、第1ベアリング(フロント側ベアリング44)がアクチュエータ(レリーズシリンダー14)を保持するために耐応力を上げる分、第2ベアリング(リア側ベアリング48)の剛性を下げることができる。
(4) 前記ハウジング30の端部に、変速機(自動変速機AT)の変速機ケース(トランスミッションケース32)を連結し、前記第2ベアリング(リア側ベアリング48)は、前記モータシャフト(中空モータシャフト43)を介し、オイルポンプ(メカオイルポンプ54)を駆動する変速機入力軸53を支持した。
このため、変速機入力軸53に対するベアリング部の振れが小さくなり、リア側ベアリング48への負荷を低減させることができると共に、変速機入力軸53により駆動されるメカオイルポンプ54の駆動を安定させることができる。
(5) ハウジング30側に固定したモータステータ41とモータシャフト43側に固定したモータロータ42により構成されたハウジング内蔵モータ(モータ/ジェネレータMG)に、ロータ回転角を検出するレゾルバ61を組み付けるハウジング内蔵モータユニットの組み付け方法において、
前記モータシャフト(中空モータシャフト43)から径方向に延びるロータ支持部品49に前記モータロータ42を固定したロータ組立体に、レゾルバロータ63を設定するレゾルバロータ設定手順と、
前記ハウジング内蔵モータ(モータ/ジェネレータMG)の一側面を覆うモータ側壁(モータカバー40)に、第1ベアリング(フロント側ベアリング44)を設定すると共にレゾルバステータ62を設定するレゾルバステータ設定手順と、
前記モータステータ41を固定すると共に前記ハウジング内蔵モータ(モータ/ジェネレータMG)の他側面を覆うステータハウジング46に、第2ベアリング(リア側ベアリング48)を設定する第2ベアリング設定手順(リア側ベアリング設定手順)と、
前記レゾルバロータ63を設定した前記ロータ組立体に対し、一方側からレゾルバステータ62を設定した前記モータ側壁(モータカバー40)を挟み込み、他方側から前記ステータハウジング46を挟み込み、前記モータ側壁(モータカバー40)と前記ステータハウジング46を固定する挟み込み固定手順と、
を有する。
このため、モータシャフト(中空モータシャフト43)を支持するベアリング(フロント側ベアリング44)の破損防止と、ユニット全長の短縮化と、レゾルバ61の組み付け精度向上と、を併せて達成するハウジング内蔵モータユニットの組み付け方法を提供することができる。
以上、本発明のハウジング内蔵モータユニットとハウジング内蔵モータユニットの組み付け方法を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、ハウジング30にモータ/ジェネレータMGと第1クラッチCL1を内蔵するハウジング内蔵モータユニットの例を示した。しかし、モータ/ジェネレータMGのみをハウジングに内蔵する例としても良い。さらに、モータ/ジェネレータMGと複数のクラッチやブレーキをユニット部品として内蔵する例、モータ/ジェネレータMGと減速ギアをユニット部品として内蔵する例、等のように、ハウジングにモータと様々なユニット部品を内蔵するような例であっても良い。
実施例1では、FRハイブリッド車両のハイブリッド駆動系に本発明のハウジング内蔵モータユニットを適用した例を示した。しかし、例えば、FFハイブリッド車両や電気自動車や燃料電池車等の駆動系に対しても本発明のハウジング内蔵モータユニットとその取り付け方法を適用することができる。要するに、レゾルバを備えたハウジング内蔵モータユニットであれば適用できる。
Eng エンジン
MG モータ/ジェネレータ(ハウジング内蔵モータ)
AT 自動変速機(変速機)
CL1 第1クラッチ(クラッチ)
CL2 第2クラッチ
RL 左後輪
RR 右後輪
1 エンジンコントローラ
2 モータコントローラ
3 インバータ
4 バッテリ
5 第1クラッチコントローラ
6 第1クラッチ油圧ユニット
7 ATコントローラ
8 第2クラッチ油圧ユニット
9 ブレーキコントローラ
10 統合コントローラ
14 レリーズシリンダー(アクチュエータ)
30 ハウジング
31 エンジンブロック
32 トランスミッションケース(変速機ケース)
33 クランク軸
34 ボルト
35 ダイアフラムスプリング
36 ボルト
40 モータカバー(モータ側壁)
40a 環状凹部(環状収納部)
42 モータロータ
41 モータステータ
43 中空モータシャフト(モータシャフト)
44 フロント側ベアリング(ベアリング、第1ベアリング)
46 ステータハウジング
48 リア側ベアリング(第2ベアリング)
53 変速機入力軸53
54 メカオイルポンプ(オイルポンプ)
61 レゾルバ
62 レゾルバステータ
63 レゾルバロータ
64 ロータ内側空間
t 軸方向間隙
CL 軸方向中心線
L1,L2 軸方向距離

Claims (5)

  1. ハウジング側に固定したモータステータとモータシャフト側に固定したモータロータにより構成されたハウジング内蔵モータに、ロータ回転角を検出するレゾルバを備え
    前記ハウジングの内部に、前記ハウジング内蔵モータにアクチュエータにより締結・開放操作されるクラッチを配置したハウジング内蔵モータユニットにおいて、
    前記ハウジングに固定し、前記ハウジング内蔵モータの一側面を覆うモータ側壁を設け、
    前記モータ側壁と前記モータシャフトの間にベアリングを介装し、
    前記モータ側壁に固定したレゾルバステータと、前記モータシャフトに固定したレゾルバロータによる前記レゾルバを、前記ベアリングと前記モータロータの間に形成されたロータ内側空間に配置し
    前記モータ側壁を、モータ/クラッチの隔壁部材として兼用すると共に、前記モータ側壁に、前記アクチュエータを装着する環状収納部を形成し、
    前記ベアリングは、前記環状収納部の内周壁部と前記モータシャフトの間に介装する
    ことを特徴とするハウジング内蔵モータユニット。
  2. 請求項1に記載されたハウジング内蔵モータユニットにおいて、
    前記ベアリングは、前記ベアリングと前記レゾルバロータとの間に軸方向間隙を設けた
    ことを特徴とするハウジング内蔵モータユニット。
  3. 請求項2に記載されたハウジング内蔵モータユニットにおいて、
    前記モータステータを固定すると共に、前記ハウジング内蔵モータの他側面を覆うステータハウジングを設け、
    前記モータ側壁と前記モータシャフトの間に介装したベアリングを第1ベアリングとしたとき、前記ステータハウジングと前記モータシャフトの間に第2ベアリングを介装し、
    前記モータロータの軸方向中心線から前記第2ベアリングの支持中心位置までの軸方向距離に対し、前記モータロータの軸方向中心線から前記第1ベアリングの支持中心位置までの軸方向距離を短く設定した
    ことを特徴とするハウジング内蔵モータユニット。
  4. 請求項3に記載されたハウジング内蔵モータユニットにおいて、
    前記ハウジングの端部に、変速機の変速機ケースを連結し、
    前記第2ベアリングは、前記モータシャフトを介し、オイルポンプを駆動する変速機入力軸を支持した
    ことを特徴とするハウジング内蔵モータユニット。
  5. ハウジング側に固定したモータステータとモータシャフト側に固定したモータロータにより構成されたハウジング内蔵モータに、ロータ回転角を検出するレゾルバを組み付け
    前記ハウジングの内部に、前記ハウジング内蔵モータにアクチュエータにより締結・開放操作されるクラッチを組み付けるハウジング内蔵モータユニットの組み付け方法において、
    前記モータシャフトから径方向に延びるロータ支持部品に前記モータロータを固定したロータ組立体に、レゾルバロータを組み付けるレゾルバロータ組み付け手順と、
    前記ハウジング内蔵モータの一側面を覆い、かつ、前記アクチュエータを組み付ける環状収納部が形成されたモータ側壁に、第1ベアリングを組み付けると共にレゾルバステータを組み付けるレゾルバステータ組み付け手順と、
    前記モータステータを固定すると共に前記ハウジング内蔵モータの他側面を覆うステータハウジングに、第2ベアリングを組み付ける第2ベアリング組み付け手順と、
    前記レゾルバロータを組み付けた前記ロータ組立体に対し、一方側から前記レゾルバステータを組み付けた前記モータ側壁を挟み込み、他方側から前記ステータハウジングを挟み込み、前記モータ側壁と前記ステータハウジングを固定する挟み込み固定手順と、
    を有することを特徴とするハウジング内蔵モータユニットの組み付け方法。
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