JP5330403B2 - ワイヤ組み立て部品を備える関節式眼鏡フレーム - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤによって互いに関節式に接続された部品を有するフレームを用いた、新しいタイプの眼鏡に関し、特に、視力矯正や目の保護等の通常の目的で眼鏡を着用する時以外は、摺動させ折り畳むことが出来る部品を有するフレームを用いた眼鏡に関するものである。
特に、通常の遠視用眼鏡は、近くにある物に焦点を合わせたい時にのみ使用される。こうした眼鏡は、壊れないように専用の眼鏡ケースにしまい、このケースをポケットに入れて持ち歩くか、あるいは、家の中の決まった場所に保管するなどして、必要な時にすぐに見つかるようにしていることが多い。
また、こうした遠視用の眼鏡としては、可撓性のチェーンやひもを用いて首からさげられる物や、硬質のU字形のつる(テンプル)を首からさげ、このつるの両端に使用者がレンズをたとえば磁気によって取り付けることができるものもある。しかし、これらのいずれの場合においても、眼鏡全体の寸法に関する問題があった。すなわち、こうした眼鏡はいつも使用するというわけではないので、かさばる眼鏡を不使用時にどこにどのように安全に保管するかという問題があった。
こうした問題を解決する手段として、手間が少なく、必要な時にはすぐに見つけることが出来るようデザインされた関節式眼鏡が提案されている。
これらの例としては、たとえば、1928年に特許出願されたGerald Henry WINGATEのGB322.297や、1982年に特許出願されたGiuseppe PATTI S.p.A .のFR2.538.921や、1991年に特許出願されたAntony CHANGのUS 5.208.616がある。これらの構造やその他の類似の構造は、不使用時の眼鏡の寸法を変えることが出来るという利点を有する。しかし、フロント部の部品やつる部の部品を何層にも折り畳んで重ねるため、折り畳み状態では眼鏡の厚みがかなり大きくなる。これでは、たとえばスーツのポケットに入る際などに、安全性に問題がある。
しかも、これらの眼鏡はいずれも部品同士を繋げるために複数の蝶番を用いているので壊れやすく、また、眼鏡を広げる際の偶然の衝撃や操作ミスなどによってねじれたり変形したりしやすい。したがって、眼鏡が変形しやすく、有用ではない。
1994年に特許出願されたBugatti S.r.LのNo. WO 95/12140は、フロント部に対するつるの折り畳み方について、上記とは異なる構造を開示している。この構造においては、入れ子式に伸縮可能なつるが、フロント部の2つのレンズリムに蝶番によって連結されており、さらにこれらのレンズリムは、ブリッジ部において蝶番によって互いに連結されている。
この方法によれば、折り畳んだ状態の眼鏡の厚みを減らすことが出来るが、デザインが複雑であり、つるの入れ子部分の摺動に難点があるので、市場においてあまり注目されていない。
より最近の技術としては、2006年4月24日に特許出願されたJohn AllawayのGB2.437.552がある。この構造は、ブリッジ部において互いに関節式に連結された2つのレンズリム部品を備え、空気力学的な丸い形を有するフロント部を有している。このフロント部には、各つるの二つの部分が接続されている。このつるは弓型であり、自動的につるを閉じるバネを備えた蝶番によって、フロント部の端部に連結されている。
この構成には自動的に閉じるという利点があるものの、2つのフロント部の部品の丸みのせいもあって、待機状態の厚みが極めて大きい。したがって、保管時の眼鏡の寸法を小さくするという目的においては、この構成は十分ではなく、眼鏡ケースに保管され、読書や目の保護等の目的で眼鏡を使いたい時にすぐに手に届く所に無いということが多い。
上記の関節式眼鏡、及び、ごく最近提案された他の関節式眼鏡のいずれにおいても、フロント部の部品とつる部の部品との間に様々なタイプの蝶番ピンや固定の蝶番連結部を有しているので、これらの蝶番によって待機状態の形状が常に固定され、この固定形状が、衝撃を受けた際に眼鏡が壊れやすい原因となっている。
さらに、従来のすべてのタイプの折り畳み式眼鏡は不便且つかさばるので、これを十分に衝撃から守る専用の眼鏡ケースにしまった上でなければ、ひも等を用いて首からさげることは推奨出来ない。
GB322297 FR2538921 US5208616 WO95/12140 GB2437552
本発明の目的は、ワイヤ組み立て部品を有しており、不使用時には首からさげておき、読書や目の保護等のために必要な時にはすぐに着用できる関節式眼鏡フレームを提供することにある。この眼鏡フレームでは、眼鏡がかさばったり、畳んだ状態での形状が固定されたりすることはなく、衝撃や使用者が確保できるスペースに応じて撓ませることができ、たとえばシートベルトを着用しなければならない運転者は首からさげて携行することも可能である。
上記目的は、クレーム1による特徴を備えた、ワイヤ組み立て部品を有する関節式眼鏡フレームによって達成される。好ましい側面及び実施形態は、従属クレームの主題に相当する。
特に、ワイヤによって組み立てられ、且つ、眼鏡の不使用時には互いに対して摺動させ折り畳むことが出来る部品を備えており、2つのレンズリム、すなわちレンズを支持する部品を用いることを想定し、これらのレンズリムはその内側端部の1つを支点として蝶番によって互いに連結されており、その外側に、互いに共軸で、且つ2つのつるのうちの1つを形成する1つ又はそれ以上の部品を実質的に直角方向に収容するための連結用スロットをそれぞれ備えている関節式眼鏡フレームが提供される。これらの部品はすべてひも又はワイヤよって互いに繋げられており、ひも又はワイヤは前記部品のそれぞれに挿通または装着されており、ひっぱることによって前記部品を順に連結すると、2つのレンズリム、すなわちレンズを支持する部品は同一平面内に平行に位置し、これによりレンズが視覚的または保護的機能を果たすことができる状態となる一方、接続ひも又はワイヤをゆるめ、側部つる部品間の連結、及びレンズを支持する部品に対する側部つる部品の連結を解除すると、レンズの部品を互いに対して回転し、折り畳み状態すなわち待機状態とすることができる。
特に、レンズを支持する二つのレンズリムが、その内側端部の1つを支点として蝶番によって連結されていることにより、2つのレンズリムは同一平面上で関節式に連結されており、且つ、レンズリムのアーチ部すなわち肉盛片は、その同一平面内整列位置から、同一平面フロント部が折り畳まれアーチ部すなわち肉盛片が実質的に対向する位置に変位可能となっており、前記アーチ部すなわち肉盛片は、関節連結点の下方を通って延びる長孔をそれぞれ有し、且つ対応する穿孔スペーサと連結可能であることにより、ひも又はワイヤを内部で摺動させて、フロント部のレンズリムと前記スペーサとを、互いに対向する2組の側部穿孔中間部品及び/又は端部部品に連結することができ、眼鏡を使用する時には、前記2組の部品は前記フロント部のためのつるとして機能し、眼鏡を使用しない時には、前記穿孔中間部品及び/又は穿孔端部部品は、一本のひもまたはワイヤで繋がれているものの、連結が解除された状態となる。
好ましくは、レンズリムの一方は、その内側または内側端に肉盛片を有しており、前記肉盛片はアイレット及びリップ部を有しており、前記アイレットの貫通孔は前記長孔における長軸の上方に位置している。好ましくは、レンズリムの一方は、その内側または内側端に肉盛片を有しており、前記肉盛片は、空間によって隔てられた一対のアイレット及び係止溝を有しており、前記アイレットの貫通孔は前記長孔における長軸の上方に位置している。特に、前記アイレットの貫通孔は、その外面において皿穴状とされていることにより、弾性蝶番ピンの端部における対応する皿穴部を収容可能である。
前記肉盛片、すなわちレンズを蝶番連結し支持するための部品は、当該部品の外部に位置する断面多角形の孔すなわち連結用スロットと共軸とされた貫通孔をそれぞれ有する。2つの対向するスペーサにおける断面多角形の端部は、肉盛片における前記孔すなわち連結用スロット内に接続可能であり、当該端部の反対側の端部は、当該接続端に対して角度をなし、特にその軸線に対してほぼ直角をなしており、前記反対側の端部はテーパー状のスロットを有している。スペーサ全体にわたって延びる貫通孔が前記テーパー状のスロットに連通しており、前記スペーサが連結用スロットにそれぞれ挿入された時には、この貫通孔は肉盛片の孔と整列する。好ましくは、スペーサのテーパー状のスロットには、つるの穿孔部品におけるテーパー状の突起部が嵌入するようになっており、この穿孔部品は、つるにおける1つまたはそれ以上の穿孔中間部品の端部又はつるにおける穿孔端部部品のテーパー状の突起部を収容するためのテーパー状のスロットを、当該突起部の反対側に有しており、つるが特に適度な長さを有する1つの穿孔端部部品からなる場合は、テーパー状の突起部はスペーサにおけるテーパー状のスロットに直接挿入可能である。穿孔端部部品は、つるの中間穿孔部品における孔すなわちテーパー状のスロット及び/又はスペーサにおけるテーパー状のスロットに嵌入可能な突起部を有しており、さらに、穿孔端部部品は、この突起部とは反対側に、弾性部材用のスロットを有しており、さらに湾曲部品を有することにより、つる全体を眼鏡着用者の耳で支持しやすくなっている。
特に、ひも又はワイヤは、部品の中でも特に2つのの穿孔端部部品または穿孔部品に挿通されることにより、当該部品間、及び当該部品と対応するスペーサとの間を関節式に連結し、2つのスペーサの各貫通孔に挿通されることにより、これらのスペーサを対応するレンズリムに連結し、さらに肉盛片の長孔にも挿通される。このような関節式眼鏡フレームにおいて、ひも又はワイヤの両端部は、結び目又はアイレットを構成する適当な部品を備えており、この2つの結び目は、当該眼鏡を組み立てるプロセスにおける互いに異なる段階において、弾性部材にかかる圧力を別として、様々な組立部品の長さの合計に相当する距離だけ互いに離間した状態で作製される。好ましくは、弾性部材は、ひも又はワイヤの結び目内に挿入されるか、あるいは結び目の近傍に配置されることにより、当該結び目と端部部品の端部との間に介在し、眼鏡の使用の際における様々な連結部品の安定性を確保する。
特に、蝶番ピンを軸としてレンズリムを折り畳むと、肉盛片の出口点の間の距離が減少し、その結果、ひも又はワイヤの張りがゆるみ、当該ひも又はワイヤによって連結されていた様々な部品間の接続がゆるむようになっている。
特に、前記肉盛片は、ハウジングすなわち長孔内を延びるひも又はワイヤよりも高い位置に位置する蝶番ピンによって連結されており、これに加え、リップ部と係止溝との働きにより、連結の安定性が決まり、この安定性を得るためには、弾性部材を十分に圧縮することが必要である。前記肉盛片を連結する蝶番ピンは軸切欠きを有しており、これにより、アイレット又は内側端部におけるスロットすなわち貫通孔に蝶番ピンを弾性的に接続することができる。
本発明の目的は、ワイヤによって互いに関節式に接続され、且つ、視力矯正や目の保護等の通常の目的で眼鏡を着用する時以外は摺動させ折り畳むことが出来る部品を備えるフレームを用いた、新しいタイプの眼鏡を提供することである。特に、本発明の特徴は、レンズを支持するための部品として、関節式の正面レンズリムを用いることにある。これらのレンズリムは、内側端部の1つにおいて蝶番によって互いに連結されることにより、同一平面上で関節式に接続されている。この蝶番連結によれば、フロント部を畳んだ時に、これらのレンズリムにおけるアーチ部を実質的に互いに対向する位置に変位させることが出来る。このアーチ部は、関節接続点の下方で線状に延びる長孔を有しており、且つ対応する湾曲穿孔スペーサに連結可能であることにより、内部でのワイヤの摺動を可能にしている。このワイヤによって、2つの正面レンズリム及び前記湾曲スペーサは、関節式つるとして機能する2組の対向する側部穿孔円筒部に連結される。2組の側部円筒部の一方は、一方のレンズリムの湾曲スペーサにおける直交状の開口に整列させることができ、2組の側部円筒部の他方は、他方のレンズリムの湾曲スペーサにおける直交状の開口に整列させることができる。前記ワイヤの両端は、当該ワイヤを張るために設けられた弾性部材を介して側部円筒部すなわちつるの端部に取り付けられ、2つのレンズリムを整列させて着用可能状態とした時は、関節式眼鏡フレームのすべての部品が望ましい安定性をもって連結される。一般に、遠視用眼鏡の分野では、様々な構造の折り畳み式の眼鏡が開発されているが、それらはすべて基本的に一対のレンズリムを中央の連結ブリッジ部で蝶番によって連結し、さらに各つるを形成する2つの部分の間を蝶番によって連結することにより作製されており、各つるの端部は、眼鏡のフロント部の端部に蝶番によって連結されている。
したがって、本発明の他の目的は、従来の折り畳み式眼鏡に用いられているほとんどの蝶番において起こりやすい摩擦や摩耗の問題を解決し、眼鏡の耐久性を確保することにある。
本発明のさらなる目的は、眼鏡がかさばる原因となり、且つ使用時および保管時の不便さの原因となる硬質又は可撓性の眼鏡ケースや固定のつるを使用しなくても首からさげることが出来る関節式眼鏡を提供することにある。
特に、本発明の目的は、視力矯正機能及び/又は目の保護機能と、着用時に美観を与えるという機能とを併せ持ち、且つ、非着用時には目立たないようにすることができる関節式眼鏡を提供することにある。
これら及び他の目的は、本発明によって完全に達成される。すなわち、本発明においては、眼鏡の型の美観やその材料、製造技術にかかわらず、関節式の正面リム部を用いるものとし、これらのレンズリムは、内側端部の1つにおいて蝶番によって互いに連結されることにより、同一平面上で関節式に接続されている。この蝶番連結によれば、対応するアーチ部を折り畳み位置に変位させることが出来る。このアーチ部は、関節接続点の下方で線状に延びる長孔を有しており、且つ対応する湾曲穿孔スペーサに連結することができ、これによりワイヤを内部で摺動させることが出来る。このワイヤによって、2つの正面レンズリム及び湾曲スペーサは、関節式つるとして機能する2組の対向する側部円筒部に連結される。2組の円筒部の一方は、一方のレンズリムのスペーサにおける貫通接続孔の外部開口に整列させることができ、2組の円筒部の他方は、当該眼鏡フレームの他方のレンズリムのスペーサにおける外部開口に整列させることができる。上記ワイヤの両端は、当該ワイヤを張るために設けられた弾性部材を介して側部円筒部の端部に取り付けられ、2つのレンズリムを整列させて着用可能状態とした時は、関節式眼鏡フレームの部品が望ましい安定性をもって連結される。
本発明が提案する新規な装置、および上記目的を達成する特徴部分は、添付図面を参照した以下の詳細な説明によって、よりよく理解されるであろう。ただし、以下の説明及び添付図面は、単に発明の内容を例示するものであり、限定するものではない。
図1は、本発明による、眼鏡のレンズを支持するための一対のレンズリムを示す一部断面立面図であり、前記レンズリムを、フロント部の外側から見た図である。 図2は、図1に示した各レンズリムと、図3及び図4に示した関節式つるの端部との間に介在可能なスペーサを示す軸方向断面平面図である。 図3は、図2に示したスペーサの湾曲端部に接続される関節式つるにおいて、第1の連結部分を構成している円筒部を示す平面図である。 図4は、眼鏡における関節式つるの端部を構成している円筒部を示す平面図である。 図5は、図1及び図2の部品を組み立てることによって作製される眼鏡フロント部の内側上部部分を示す分解斜視図である。 図6は、図3及び図4に示した関節式つる部品が、共に関節式接続ワイヤの一端に繋がれた状態を示す斜視図である。 図7は、図5及び図6に示した眼鏡部品を一本のワイヤで連結して普通に開いた眼鏡とし、遠視の人が、たとえば読書などの際に着用できるようにした状態を示す斜視図である。 図8は、図1に示した一対のレンズリムを関節式に連結するために用いられる弾性蝶番ピンを示す斜視図である。 図9は、図7に示した眼鏡の待機状態の立面図である。
すべての図面において、同一の参照番号を付した部材については、その詳細は同じである。
本発明によれば、図に示すように、例えば近くの物を見るための一対のレンズ(1、2)は、それぞれレンズリム(10、20)に収容されている。図示の例においては、これらのレンズリムは酢酸セルロースによって形成されており、単に縁部に圧力を加えることによって上記レンズ(1、2)を保持している。
レンズリム(10)の内側端部は肉盛片(11)を有しており、この肉盛片の厚み上には、中間突起部(13)が形成されている。この中間突起部は、貫通孔(14)を有することにより、眼のような形となっている。このレンズリムは、下方リップ部(lower lip)(15)と、ノーズパッドとして機能するもう1つの肉盛片(16)とをさらに有する。
レンズリム(10)の肉盛片(11)は、長手方向に延びる貫通孔(17)を有している。この貫通孔は、アイレット(13)における貫通孔(14)の下方に位置し、断面多角形の穴(18)に対して共軸に接続されている。
他方のレンズリム(20)は、肉盛片(21)が形成された内側端部を有している。この肉盛片は、中間スペース(23)を隔てて互いに離間する一対のアイレット(eyelets)(22a、22b)を有している。これらのアイレット(22a、22b)は、それぞれ貫通孔(24a、24b)を有しており、好ましくは、これらの貫通孔はいずれもその外端部が皿穴状である。
中間スペース(23)の下部には係止溝(25)が形成されている。また、このレンズリム(20)は、ノーズパッドとして機能するもう1つの肉盛片(26)を有する。
レンズリム(20)の肉盛片(21)は、長手方向に延びる貫通孔(27)を有している。この貫通孔は、アイレット(22)における貫通孔(24)の下方に位置し、断面多角形の穴(28)に対して共軸に接続されている。
対称形で互いに鏡像(30a、30b)を有する一対のスペーサ(30)は、それぞれレンズリム(10、20)と関連しており、図5に示すように、これらのスペーサとレンズリムとが当該関節式眼鏡のフロント部(F)を形成している。
各スペーサ(30)はアーチ形の部品からなり、レンズリム(10、20)の肉盛片(11)または(21)における穴(18、28)の断面と実質的に同じ多角形の断面を有することにより、穴(18)または(28)に嵌入可能な一端部(31)を有している。
スペーサ(30)の他端(32)は、前記連結端部(31)の長軸に対してほぼ直角に接続されている。この接続位置は、フロント部(F)のデザイン形状によって若干異なる。
スペーサ(30)の上記端部(32)はテーパー状の穴(33)を有しており、この穴は、スペーサ(30)内を長手方向に端部(31)まで延びる貫通孔(34)における開口部としても機能する。
特に図2に示すように、上記貫通孔(34)の中間部(34a)は、構造上の理由、及び、眼鏡を着用した際にフロント部(F)に美的効果を与える目的で、スペーサ(30)の外側から見えるようになっている。
図3、図4及び図6は、一連の穿孔円筒部品(40、50)を示している。これらの円筒部品を互いに連結することにより、2つの関節式側部つる(A)のうちの1つを形成することができる。2つの関節式側部つるを図5に示すフロント部に連結することで、図7に例示したような眼鏡を形成することができる。
穿孔円筒部品(40)は、たとえば、筒状本体部(41)と、テーパー状の端部(42、43)と、軸方向に延びる貫通孔(44)と、一端部、たとえば端部(42)に設けられたテーパー状の穴(45)と、他端部(43)に設けられたテーパー状の突起部(46)とを備えている。
図7に示すように、所望の長さの線形つる(A)を形成するために、上記穿孔円筒部品(40)に対してもう一つ穿孔円筒部品(40)を一直線上に連結し、フロント部(F)のスペーサ(30)とつるの端部部品(50)との間に介在させてもよい。これについては、後に詳述する。
端部部品(50)は、たとえば、筒状本体部(51)と、テーパー状の端部(52、53)と、軸方向に延びる貫通孔(54)と、一端部、たとえば端部(52)に設けられた皿穴(55)と、他端部(53)に設けられたテーパー状の突起部(56)とを備えている。
端部部品(50)の皿穴(55)は、貫通孔(54)と共軸に並んだ好ましくは円筒状の穴(57)に対して共軸に設けられており、以下に詳述するように、弾性部材(58)を保持する構成とされている。
特に図4に示すように、所望の湾曲部品(59)を筒状本体部(51)に連結することができ、これにより、前記端部部品(50)を使用者の耳で支えやすくなる。
構造上の注意点として、待機時のゆるんだ状態にあった眼鏡を着用する際に、前記湾曲部品(59)を毎回正しい向きに挿入できるようにするためには、前記端部部品(50)におけるテーパー状の端部(56)の断面形状を、円形ではなく、たとえば高低差のある基部を有する楕円形とし、中間部品(40)の穴(45)の基部も同様の楕円形とする。
端部部品(50)の端部(56)及び中間部品(40)の穴(45)をこのように特殊な形状にすることにより、以下に詳述するように、ひもまたはワイヤ(70)をぴんと張るたびに、端部部品(50)が中間部品(40)に対して正しい向きで挿入される。
当然のことながら、着用時につる(A)の各部品がフロント部(F)に対して正しく整列するようにするためには、中間部品(40)の突出端部(46)ならびにスペーサ(30)の穴(33)も、上記に対応するような楕円形の基部を有する円錐形としなければならない。
しかし、仮に上記端部(56、46)及び穴(45、33)を断面円形の基部を有するテーパー状に形成したとしても、適切な向きとなるまで手で回転させることにより、端部部品(50)における湾曲部品(59)の位置を容易に調節することができる。
さらに、図5及び図8に示すように、当該関節式眼鏡は、フロント部(F)の2つのレンズリムを関節式に連結するための弾性蝶番ピン(60)をその構成部品として含んでいる。
蝶番ピン(60)は、円柱本体(61)と、2つのテーパー状の端部(62、63)とを有する。端部(62)は軸切欠き(64)を有しており、この軸切欠きが中央本体部(61)のほぼ全体にも切り込んでいることにより、端部(62)は十分な弾性を有している。
特に図7に例示するように、ヒンジ部品(13、22)を図5に示した状態とは逆に配置してレンズリム(10、20)を作製することも出来る。また、図示しない端部部品(50)に複数の中間部品(40)を連結してつるを作製してもよい。
図5及び7に示すように、レンズリム(10)のアイレット(13)をレンズリム(20)のスロット(23)に挿入し整列させた後に、切欠き(64)の作用によってヘッド部(62)を適宜狭めつつ、蝶番ピン(60)をアイレット(13、22)の貫通孔(14、24)に挿入する。これにより、ヘッド部(62)は、アイレット(22b)の皿穴スロット(24b)内において再び広がる一方、他方のヘッド部(63)は、アイレット(22a)の皿穴スロット(24a)内に保持される。したがって、蝶番ピン(60)の円柱本体(61)は、アイレット(13)の貫通孔(14)内に収容される。この構造により、図9に例として示すように、レンズリム(10)の肉盛片(11)がレンズリム(20)の肉盛片(21)に重なるまで、レンズリム(10)をレンズリム(20)に対して回転させることが出来る。
発明の名称からもわかるように、上記の部品は、連結及び関節式接続用のひも又はワイヤ(70)の存在により組み立て且つ使用可能となる。図6に示すように、ワイヤ(70)の一端に結び目(71)を作り、あるいはヘッドアイレット(72)を構成する専用の保持具に一端をくくりつけ、このワイヤ(70)を弾性部材(58)内に挿通した後、ワイヤ(70)を端部部品(50)に挿通する。
このように、ひも又はワイヤ(70)を端部部品(50)の貫通孔(54)内に挿通し、同様に、各中間部品(40)の貫通孔(44)内に挿通し、次に、隣接するスペーサ(30)の貫通孔(34)、そして次にレンズリム(10、20)の貫通孔(17、27)内に挿通する。
次に、このワイヤ(70)における自由端をもう一方のスペーサ(30)の貫通孔(34)内に挿通し、次に各中間部品(40)の貫通孔(44)内に、そしてもう一方の端部部品(50)の貫通孔(54)内に挿通する。
ワイヤ(70)が第2端部部品(50)から出てきたら、これをもう一方の弾性部材(58)内に挿通し、少なくとも1つの結び目(71)及び専用のアイレット(72)によってワイヤの端部をとじる。
ワイヤ(70)を上記の複数の部品に挿通し十分に引っ張ることによって、これらの部品が順に接続される。つまり、ワイヤ(70)を徐々に引っ張ることによって、端部部品(50)の突起部(56)が、隣接する部品(40)の穴(45)に嵌入し、他の隣接部品(40)の各々も同様に嵌入し、所望の長さの関節式つる(A)が形成される。
上記と同様に、第1円筒状部品(40)の突出端部(46)は第1スペーサ(30b)の穴(33)内に嵌入し、このスペーサの端部(31)はレンズリム(20)の穴(28)に嵌入する。
上述の他の部品にもワイヤ(70)を挿通し軽く引っ張り続けることによって、アイレット(13)がスロット(23)内に入り込み、リップ部(15)が基準係止溝(25)内におさまる。これにより、2つのレンズリム(10、20)間の蝶番接続をもたらす弾性蝶番ピン(60)の挿入が可能な状態となる。
さらに他の部品にもワイヤ(70)を挿通し適度に引っ張り続けることによって、上述と同様に、第2スペーサ(30a)がレンズリム(10)に接続され、さらに、中間円筒状部品(40)同士の接続、第2スペーサ(30a)の端部(32)に対する中間円筒状部品の接続、及び端部部品(50)に対する中間円筒状部品の接続が行われる。これにより、図7に例示するように、開いて着用可能な状態となった眼鏡が完成する。
図1からわかるように、レンズリム(10)のアイレット(13)をレンズリム(20)のアイレット(22a、22b)間のスロット(23)内に接続すると、ワイヤ(70)の挿通用の貫通孔(17、27)は、互いに完全に整列するとともに、蝶番ピン(60)の挿入用の貫通孔(14、24)における軸線の下方の軸に沿って配置される。したがって、ワイヤ(70)を普通に張った状態にするだけで、着用可能な開放位置にレンズリム(10、20)が完全に恒久的に整列配置され、さらに、リップ部(15)が係止溝(25)内に収容されることによって、この位置が限定される。
同時に、ひも又はワイヤ(70)の両端部(71)を適宜引っ張ることによって、2つのつる(A)は、2つの端部部品(50)の穴(57)に配置された対応する弾性部材(58)に当接しつつ、対応するスペーサ(30)における屈曲端部(32)にも当接する。このスペーサは、2つのレンズリム(10、20)における対応するスロット(18、28)内に保持される。これにより、フロント部(F)及び2つのつる(A)において最大の安定性が確保され、機能的な眼鏡の着用が可能になる。
特に、スペーサ(30)の多角形の端部(31)をレンズリム(10、20)の多角形のスロット(18,28)に接続することで、眼鏡の形状にかかわらず、フロント部(F)とつる(A)とを正しい角度で接続することができる。
つる(A)の中間部品(40)及び端部部品(50)における穴及び端部と同様に、スペーサ(30)の端部(31)と、これに対応するスロット(18、28)とを、たとえば楕円形の基部を有するテーパー状としてもよい。
眼鏡が必要でなくなったときは頭から外し、蝶番ピン(60)によって常に連結状態を保っているレンズリム(10、20)をわずかな力で回転させる。つまり、図9に示すように、レンズリム(10、20)を同一平面上で180度回転させ、肉盛片(11、21)がその外面で互いに接触するようにする。
回転の初期段階でレンズリム(10、20)を閉じる際には、ワイヤ(70)が、蝶番ピン(60)の位置に対する死点すなわち最小距離を超える時に、最大の力を要する。この時には、2つのつる(A)の端部(50)に取り付けられた2つの弾性部材(58)が圧縮される。
上記死点を超えるとワイヤ(70)はゆるみ、特に蝶番ピン(60)の近傍へと垂れ下がり、肉盛片(11、21)上の、より低い位置へと変位し、2つのつる(A)の部品(50、40)間の接続がゆるむと同時に、この部品(40)と、これに対応するスペーサ(30)との接続もゆるむ。この一方で、スペーサ(30)は対応するスロット(18、28)内に保持したままとすることができ、あるいは図9に示すように取り外すことも可能である。
ワイヤ(70)に可撓性があることによって、様々な部品(30、40)をまとめてたとえば小さな容器に収納することが可能であり、提案した目的次第では、これらの部品を小さな空間に置いておくことも可能である。
図9に示すように、さらにひも(80)を取り付けるために端部フック(72)を用いてもよい。これにより、この眼鏡セットをゆるんだ状態でも首からさげることができる。そうすることにより、眼鏡がかさばることなく、意図的ではない衝撃や圧力によるリスクも避けることができ、しかも、必要な時には非常に簡単に再び組み立てることが出来、これは本発明の他の目的の1つに合致するものである。このワイヤ(70)の全長ないしひも又はワイヤ(70)における2つの結び目(71)の間の距離は、図7に示す使用位置に組み立てた状態における、つる(A)及びフロント部(F)の部品のそれぞれの長さの合計によって決まる。
2つの結び目(71)の一方は、ワイヤ(70)を上記の各部品に挿通し始める前に、ワイヤの一端に作らなければならないことは明らかである。もう一方の結び目は、これらの結び目(71)に隣接する2つの弾性部材を含む上記すべての部品にワイヤ(70)の他端を挿通した後で、この端部において作ればよい。
つる(A)の中間部品(40)及び端部部品(50)は自由にデザインすることが出来るので、当該眼鏡の使用の際の外観を個々人によって異なるものにすることが出来る。また、眼鏡の不使用時には、単に首からさげるだけで、上記中間部品(40)及び端部部品(50)を通常のネックレスやその他の装身具の一部であるかのように見せることが出来、したがって、遠視矯正用の眼鏡が目立つことはない。これは、本発明の他の目的の1つに合致するものである。
第一の変形例として、フロント部(F)に連結する各つる(A)を1つの端部部品(50)のみによって形成してもよい。この場合には、この端部部品(50)をスペーサ(30)の端部(32)に直接接続する。あるいは、1つまたはそれ以上の中間部品(40)のみによって各つるを構成してもよい。この場合、このつる(A)の中間部品(40)における端部(42)の外側に弾性部材(58)を当接させればよい。
さらなる変形例として、弾性部材(58)に替えて、アイレット(10、20)を蝶番ピン(60)周りに開閉する際の応力に十分対応できる機能を有するひも又はワイヤ(70)を用いて、その弾性の代わりとしてもよいが、これは特に効果を有するものとは思えない。
上記実施形態及び変形例において、関節式眼鏡をさらに個々人に合わせたデザインとするために、たとえば様々な色やデザインを有する、交換可能なシース(sheaths)をつる(A)に取り付けてもよい。
既に述べたように、上述の構造は、単に発明の内容を例示するものであり、限定するものではない。
たとえば、はんだ又はその他の方法によって、スペーサ(30)を対応する肉盛片(11、21)にあらかじめ取り付けたレンズリム(10、20)を製造することも可能である。また、中間部品(40)をほぼ直角の屈曲部を有する構造とし、この中間部品を、まっすぐな接続端を有するスペーサ(30)又はレンズリム(10、20)に接続してもよい。
金属製の眼鏡フレームに対応するような同等の構成をデザインすることも可能である。また、レンズの全周を囲むレンズリムを備えていない眼鏡フレーム、たとえば、ナイロンワイヤからなる下部のみを有する眼鏡フレームに肉盛片(11、21)を取り付けてもよい。また、肉盛片(11、21)を直接レンズ(1、2)に取り付けて、関節式の、いわゆる“スリーピース(three piece)”眼鏡としてもよい。
また、穴(33、45)の位置と、テーパー状の突起部(46、56)の位置とを反対にしてもよい。レンズリム(10、20)の内側端部(13、22)におけるヒンジ位置を反対にしてもよい。
垂直蝶番ピン(60)を水平蝶番ピンに替えることによって、レンズリム(10、20)間における同一平面ヒンジ連結を平行ヒンジ連結に替えてもよい。また、弾性を有する蝶番ピン(60)に替えて、伝統的なねじ止めからなる蝶番を使用してもよい。
これらの変更、及び同等の他の変更は、本発明の保護範囲に含まれるべきものである。

Claims (16)

  1. ワイヤによって組み立てられ、且つ、眼鏡の不使用時には互いに対して摺動させ折り畳むことが出来る部品を備えており、2つのレンズリム(10、20)、すなわちレンズ(1、2)を支持する部品を用いることを想定し、これらのレンズリムはその内側端部(13、22a、22b)の1つを支点として蝶番によって互いに連結されており、その外側に、互いに共軸で、且つ2つのつる(A)のうちの1つを形成する1つ又はそれ以上の部品を実質的に直角方向に収容するための連結用スロット(18、28)をそれぞれ備えており、これらの部品はすべてひも又はワイヤ(70)よって互いに繋げられており、ひも又はワイヤは前記部品のそれぞれに挿通または装着されており、ひっぱることによって前記部品を順に連結すると、2つのレンズリム(10、20)、すなわちレンズ(1、2)を支持する部品は同一平面内に平行に位置し、これによりレンズ(1、2)が視覚的または保護的機能を果たすことができる状態となる一方、接続ひも又はワイヤ(70)をゆるめ、側部つる部品間の連結、及びレンズ(1、2)を支持する部品に対する側部つる部品の連結を解除すると、レンズ(1、2)の部品を互いに対して回転し、折り畳み状態すなわち待機状態とすることができる、関節式眼鏡フレーム。
  2. レンズ(1、2)を支持する二つのレンズリム(10、20)が、その内側端部(13、22a、22b)の1つを支点として蝶番によって連結されていることにより、2つのレンズリムは同一平面上で関節式に連結されており、且つ、レンズリムのアーチ部すなわち肉盛片(11、21)は、その同一平面内整列位置から、同一平面フロント部(F)が折り畳まれアーチ部すなわち肉盛片が実質的に対向する位置に変位可能となっており、前記アーチ部すなわち肉盛片(11、21)は、関節連結点(60)の下方を通って延びる長孔(17、27)をそれぞれ有し、且つ対応する穿孔スペーサ(30)と連結可能であることにより、ひも又はワイヤ(70)を内部で摺動させて、フロント部(F)のレンズリム(10、20)と前記スペーサ(30)とを、互いに対向する2組の側部穿孔中間部品(40)及び/又は端部部品(50)に連結することができ、眼鏡を使用する時には、前記2組の部品(40)及び/又は(50)は前記フロント部(F)のためのつる(A)として機能し、眼鏡を使用しない時には、前記穿孔部品(40)及び/又は穿孔端部部品(50)は、一本のひもまたはワイヤ(70)で繋がれているものの、連結が解除された状態となる、請求項1に記載の関節式眼鏡フレーム。
  3. レンズリムの一方(10)は、その内側または内側端に肉盛片(11)を有しており、前記肉盛片(11)はアイレット(13)及びリップ部(15)を有しており、前記アイレット(13)の貫通孔(14)は前記長孔(17)における長軸の上方に位置している、請求項2に記載の関節式眼鏡フレーム。
  4. レンズリムの一方(20)は、その内側または内側端に肉盛片(21)を有しており、前記肉盛片(21)は、空間(23)によって隔てられた一対のアイレット(22a、22b)及び係止溝(25)を有しており、前記アイレット(22)の貫通孔(24a、24b)は前記長孔(27)における長軸の上方に位置している、請求項2又は3に記載の関節式眼鏡フレーム。
  5. 前記アイレット(22)の貫通孔(24a、24b)は、その外面において皿穴状とされていることにより、弾性蝶番ピン(60)の端部(62、63)における対応する皿穴部を収容可能である、請求項4に記載の関節式眼鏡フレーム。
  6. 前記肉盛片(11、21)、すなわちレンズ(1、2)を蝶番連結し支持するための部品は、当該部品(11、21)の外部に位置する断面多角形の孔すなわち連結用スロット(18、28)と共軸とされた貫通孔(17、27)をそれぞれ有する、請求項3〜5のいずれかに記載の関節式眼鏡フレーム。
  7. 2つの対向するスペーサ(30)における断面多角形の端部(31)は、肉盛片(11、21)における前記孔すなわち連結用スロット(18、28)内に接続可能であり、当該端部(31)の反対側の端部(32)は、当該接続端(31)に対して角度をなし、特にその軸線に対してほぼ直角をなしており、前記反対側の端部(32)はテーパー状のスロット(33)を有している、請求項6に記載の関節式眼鏡フレーム。
  8. スペーサ(30)全体にわたって延びる貫通孔(34)が前記テーパー状のスロット(33)に連通しており、前記スペーサ(30)が連結用スロット(18、28)にそれぞれ挿入された時には、この貫通孔は肉盛片(11、21)の孔(17、27)と整列する、請求項7に記載の関節式眼鏡フレーム。
  9. スペーサ(30)のテーパー状のスロット(33)には、つる(A)の穿孔部品(40)におけるテーパー状の突起部(46)が嵌入するようになっており、この穿孔部品は、つる(A)における1つまたはそれ以上の穿孔中間部品(40)の端部又はつる(A)における穿孔端部部品(50)のテーパー状の突起部(56)を収容するためのテーパー状のスロット(45)を、当該突起部の反対側に有しており、つる(A)が特に適度な長さを有する1つの穿孔端部部品(50)からなる場合は、テーパー状の突起部(56)はスペーサ(30)におけるテーパー状のスロット(33)に直接挿入可能である、請求項8に記載の関節式眼鏡フレーム。
  10. 穿孔端部部品(50)は、つる(A)の中間穿孔部品(40)における孔すなわちテーパー状のスロット(45)及び/又はスペーサ(30)におけるテーパー状のスロット(33)に嵌入可能な突起部(56)を有しており、さらに、穿孔端部部品(50)は、この突起部とは反対側に、弾性部材(58)用のスロット(57)を有しており、さらに湾曲部品(59)を有することによりつる(A)全体を眼鏡着用者の耳で支持しやすくなっている、請求項9に記載の関節式眼鏡フレーム。
  11. ひも又はワイヤ(70)は、部品の中でも特に2つのつる(A)の穿孔端部部品(50)または穿孔部品(40)に挿通されることにより、当該部品間、及び当該部品と対応するスペーサ(30)との間を関節式に連結し、2つのスペーサ(30)の各貫通孔(34)に挿通されることにより、これらのスペーサを対応するレンズリム(10、20)に連結し、さらに肉盛片(11、21)の長孔(17、27)にも挿通される、請求項2〜10のいずれかに記載の関節式眼鏡フレーム。
  12. ひも又はワイヤ(70)の両端部は、結び目(71)、又はアイレット(72)を構成する適当な部品を備えており、この2つの結び目(71)は、当該眼鏡を組み立てるプロセスにおける互いに異なる段階において、様々な組立部品(40、50)の長さの合計に相当する距離だけ互いに離間した状態で作製される、請求項11に記載の関節式眼鏡フレーム。
  13. 弾性部材(58)は、ひも又はワイヤ(70)の結び目71内に挿入されるか、あるいは結び目の近傍に配置されることにより、当該結び目(71)と端部部品(50)の端部(52)との間に介在し、眼鏡の使用の際における様々な連結部品の安定性を確保する、請求項12に記載の関節式眼鏡フレーム。
  14. 蝶番ピン(60)を軸としてレンズリム(10、20)を折り畳むと、肉盛片(11、21)の出口点の間の距離が減少し、その結果、ひも又はワイヤ(70)の張りがゆるみ、当該ひも又はワイヤ(70)によって連結されていた様々な部品間の接続がゆるむようになっている、請求項1〜13のいずれかに記載の関節式眼鏡フレーム。
  15. 前記肉盛片(11、21)は、ハウジングすなわち長孔(17、27)内を延びるひも又はワイヤ(70)よりも高い位置に位置する蝶番ピン(60)によって連結されており、これに加え、リップ部(15)と係止溝(25)の働きにより、連結の安定性が決まり、この安定性を得るためには、弾性部材(58)を十分に圧縮することが必要である、請求項13のいずれかに記載の関節式眼鏡フレーム。
  16. 前記肉盛片(11、21)を連結する蝶番ピン(60)は軸切欠き(64)を有しており、これにより、アイレット又は内側端部(22a、22b)におけるスロットすなわち貫通孔(24a、24b)に蝶番ピンを弾性的に接続することができる、請求項15に記載の関節式眼鏡フレーム。
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