JP5355171B2 - 有機電界発光素子 - Google Patents
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Description
しかしながら、特許文献3及び4にはピラゾロイミダゾール骨格を複数有する化合物については開示されていない。
また、実用的な有機電界発光素子の開発には外部量子効率と駆動耐久性とが共に優れた有機電界発光素子とすることが大きな課題であり、さらなる改良が求められている。
陰極と陽極の間に少なくとも一種の発光材料を含有する発光層を含む、少なくとも一層の有機層を有する有機電界発光素子であって、下記一般式(I)で表される化合物を有機層に含有することを特徴とする有機電界発光素子。
〔2〕
前記一般式(I)で表される化合物が、下記一般式(II)で表されることを特徴とする〔1〕に記載の有機電界発光素子。
〔3〕
前記一般式(II)で表される化合物が、下記一般式(III)で表されることを特徴とする〔2〕に記載の有機電界発光素子。
〔4〕
前記一般式(I)〜(III)において、nが2〜6の整数を表すことを特徴とする〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の有機電界発光素子。
〔5〕
前記一般式(I)〜(III)において、Lがベンゼン環からなる連結基を表すことを特徴とする〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の有機電界発光素子。
〔6〕
前記一般式(III)で表される化合物が、下記一般式(IV)で表されることを特徴とする〔3〕に記載の有機電界発光素子。
〔7〕
前記一般式(I)〜(IV)で表される化合物を前記発光層に含有することを特徴とする〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の有機電界発光素子。
〔8〕
前記発光材料の少なくとも一つが燐光材料であることを特徴とする〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の有機電界発光素子。
〔9〕
前記発光材料の少なくとも一つが白金錯体またはイリジウム錯体であることを特徴とする〔8〕に記載の有機電界発光素子。
〔10〕
前記白金錯体が三座または四座配位子の白金錯体であることを特徴とする〔9〕に記載の有機電界発光素子。
〔11〕
前記白金錯体が下記一般式(C−1)で表されることを特徴とする〔10〕に記載の有機電界発光素子。
下記一般式(IV)で表される化合物。
一般式(I)で表される化合物を有機層に含有することにより、効率、駆動耐久性において優れた有機電界発光素子とすることができる。
アルキル基(好ましくは炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数1〜10であり、例えばメチル、エチル、イソプロピル、tert−ブチル、n−オクチル、n−デシル、n−ヘキサデシル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどが挙げられる。)、アルケニル基(好ましくは炭素数2〜30、より好ましくは炭素数2〜20、特に好ましくは炭素数2〜10であり、例えばビニル、アリル、2−ブテニル、3−ペンテニルなどが挙げられる。)、アルキニル基(好ましくは炭素数2〜30、より好ましくは炭素数2〜20、特に好ましくは炭素数2〜10であり、例えばプロパルギル、3−ペンチニルなどが挙げられる。)、アリール基(好ましくは炭素数6〜30、より好ましくは炭素数6〜20、特に好ましくは炭素数6〜12であり、例えばフェニル、p−メチルフェニル、ナフチル、アントラニルなどが挙げられる。)、アミノ基(好ましくは炭素数0〜30、より好ましくは炭素数0〜20、特に好ましくは炭素数0〜10であり、例えばアミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジベンジルアミノ、ジフェニルアミノ、ジトリルアミノなどが挙げられる。)、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数1〜10であり、例えばメトキシ、エトキシ、ブトキシ、2−エチルヘキシロキシなどが挙げられる。)、アリールオキシ基(好ましくは炭素数6〜30、より好ましくは炭素数6〜20、特に好ましくは炭素数6〜12であり、例えばフェニルオキシ、1−ナフチルオキシ、2−ナフチルオキシなどが挙げられる。)、ヘテロ環オキシ基(好ましくは炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばピリジルオキシ、ピラジルオキシ、ピリミジルオキシ、キノリルオキシなどが挙げられる。)、アシル基(好ましくは炭素数2〜30、より好ましくは炭素数2〜20、特に好ましくは炭素数2〜12であり、例えばアセチル、ベンゾイル、ホルミル、ピバロイルなどが挙げられる。)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2〜30、より好ましくは炭素数2〜20、特に好ましくは炭素数2〜12であり、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニルなどが挙げられる。)、アリールオキシカルボニル基(好ましくは炭素数7〜30、より好ましくは炭素数7〜20、特に好ましくは炭素数7〜12であり、例えばフェニルオキシカルボニルなどが挙げられる。)、アシルオキシ基(好ましくは炭素数2〜30、より好ましくは炭素数2〜20、特に好ましくは炭素数2〜10であり、例えばアセトキシ、ベンゾイルオキシなどが挙げられる。)、アシルアミノ基(好ましくは炭素数2〜30、より好ましくは炭素数2〜20、特に好ましくは炭素数2〜10であり、例えばアセチルアミノ、ベンゾイルアミノなどが挙げられる。)、アルコキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数2〜30、より好ましくは炭素数2〜20、特に好ましくは炭素数2〜12であり、例えばメトキシカルボニルアミノなどが挙げられる。)、アリールオキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数7〜30、より好ましくは炭素数7〜20、特に好ましくは炭素数7〜12であり、例えばフェニルオキシカルボニルアミノなどが挙げられる。)、スルホニルアミノ基(好ましくは炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばメタンスルホニルアミノ、ベンゼンスルホニルアミノなどが挙げられる。)、スルファモイル基(好ましくは炭素数0〜30、より好ましくは炭素数0〜20、特に好ましくは炭素数0〜12であり、例えばスルファモイル、メチルスルファモイル、ジメチルスルファモイル、フェニルスルファモイルなどが挙げられる。)、カルバモイル基(好ましくは炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばカルバモイル、メチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、フェニルカルバモイルなどが挙げられる。)、アルキルチオ基(好ましくは炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばメチルチオ、エチルチオなどが挙げられる。)、アリールチオ基(好ましくは炭素数6〜30、より好ましくは炭素数6〜20、特に好ましくは炭素数6〜12であり、例えばフェニルチオなどが挙げられる。)、ヘテロ環チオ基(好ましくは炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばピリジルチオ、2−ベンズイミゾリルチオ、2−ベンズオキサゾリルチオ、2−ベンズチアゾリルチオなどが挙げられる。)、スルホニル基(好ましくは炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばメシル、トシルなどが挙げられる。)、スルフィニル基(好ましくは炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばメタンスルフィニル、ベンゼンスルフィニルなどが挙げられる。)、ウレイド基(好ましくは炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばウレイド、メチルウレイド、フェニルウレイドなどが挙げられる。)、リン酸アミド基(好ましくは炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜20、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばジエチルリン酸アミド、フェニルリン酸アミドなどが挙げられる。)、ヒドロキシ基、メルカプト基、ハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、シアノ基、スルホ基、カルボキシル基、ニトロ基、ヒドロキサム酸基、スルフィノ基、ヒドラジノ基、イミノ基、ヘテロ環基(芳香族ヘテロ環基も包含し、好ましくは炭素数1〜30、より好ましくは炭素数1〜12であり、ヘテロ原子としては、例えば窒素原子、酸素原子、硫黄原子、リン原子、ケイ素原子、セレン原子、テルル原子であり、具体的にはピリジル、ピラジニル、ピリミジル、ピリダジニル、ピロリル、ピラゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、キノリル、フリル、チエニル、セレノフェニル、テルロフェニル、ピペリジル、ピペリジノ、モルホリノ、ピロリジル、ピロリジノ、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、カルバゾリル基、アゼピニル基、シロリル基などが挙げられる。)、シリル基(好ましくは炭素数3〜40、より好ましくは炭素数3〜30、特に好ましくは炭素数3〜24であり、例えばトリメチルシリル、トリフェニルシリルなどが挙げられる。)、シリルオキシ基(好ましくは炭素数3〜40、より好ましくは炭素数3〜30、特に好ましくは炭素数3〜24であり、例えばトリメチルシリルオキシ、トリフェニルシリルオキシなどが挙げられる。)、ホスホリル基(例えばジフェニルホスホリル基、ジメチルホスホリル基などが挙げられる。)が挙げられる。これらの置換基は更に置換されてもよく、更なる置換基としては、以上に説明した置換基群Aから選択される基を挙げることができる。
本発明において、上記アルキル基等の置換基の「炭素数」とは、アルキル基等の置換基が他の置換基によって置換されてもよい場合も含み、当該他の置換基の炭素数も包含する意味で用いる。
Lが表す連結基としてはC、O、N、S、Si、Ge、Pからなる連結基が好ましい。
連結基Lがベンゼン環の場合、高い三重項エネルギーを維持する観点から、m−位での連結が好ましい。
Lにおける置換基として好ましくは、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アリール基、芳香族ヘテロ環基、アルコキシ基、アミノ基、シリル基、フッ素基、シアノ基であり、より好ましくは水素原子、アルキル基、フッ化アルキル基、アリール基、芳香族ヘテロ環基、シアノ基であり、さらに好ましくは水素原子、アルキル基、フッ化アルキル基、アリール基、シアノ基であり、特に好ましくは水素原子、アルキル基、フッ化アルキル基、シアノ基であり、最も好ましくは水素原子である。
Qで表される芳香族ヘテロ環としては、含窒素へテロ五員環、含窒素へテロ六員環、含酸素へテロ五員環、含硫黄へテロ五員環などが上げられ、具体的にはピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、ピロール環、ピラゾール環、イミダゾール環、フラン環、チオフェン環、オキサゾール環、イソオキサゾール環、チアゾール環、イソチアゾール環、セレノフェン環、テルロフェン環などが挙げられる。電荷輸送性および素子の駆動耐久性の観点から、芳香環母核の安定性、薄膜のイオン化ポテンシャルや電子親和力のコントロール、π電子系の広がりなどを考慮すると、Qとして好ましくは、ベンゼン環、ピリジン環、ピラジン環、ピロール環、ピラゾール環、イミダゾール環、1,2,4−トリアゾール環、フラン環、チオフェン環、オキサゾール環、チアゾール環、1,3,4−オキサジアゾール環、1,3,4−チアジアゾール環であり、より好ましくはベンゼン環、ピリジン環、ピリミジン環、ピラジン環、1,3,5−トリアジン環、ピラゾール環、イミダゾール環、オキサゾール環、チアゾール環、チオフェン環であり、より好ましくはベンゼン環、ピリジン環、ピリミジン環、ピラジン環、イミダゾール環、ピラゾール環、オキサゾール環、チアゾール環であり、さらに好ましくは、ベンゼン環、ピリジン環、ピラジン環であり、特に好ましくは、ベンゼン環である。
上記の置換基および縮合環は、さらに置換基を有していてもよく、さらに他の環と縮合していてもよい。
R31、R32、R33およびR34で表される置換基としては、前記置換基群Aとして挙げたものが各々独立に適用できる。
R31、R32、R33およびR34として好ましくは、水素原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基、アリール基、芳香族ヘテロ環基、アルコキシ基、アミノ基、シリル基、フッ素基、シアノ基であり、より好ましくは水素原子、アルキル基、フッ化アルキル基、アリール基、芳香族ヘテロ環基、シアノ基であり、さらに好ましくは水素原子、アルキル基、フッ化アルキル基、アリール基、シアノ基であり、特に好ましくは水素原子、アルキル基、フッ化アルキル基、シアノ基であり、最も好ましくは水素原子である。
R405、R406、R411、R412の好ましい範囲は、一般式(I)のR1、及びR2における好ましい範囲と同様である。
R401〜R404及びR407〜R410の好ましい範囲は、一般式(III)のR31、R32、R33およびR34における好ましい範囲と同様である。
R413〜R416として好ましくは、水素原子、アルキル基、アリール基、アミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、ハロゲン原子(例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、シアノ基、ヘテロ環基、シリル基であり、より好ましくは、水素原子、アルキル基、アリール基、フルオロ基、シアノ基、ヘテロ環基、シリル基であり、よりさらに好ましくは水素原子、アルキル基、アリール基、フルオロ基、シアノ基であり、特に好ましくは水素原子、アルキル基、フルオロ基であり、最も好ましくは水素原子である。
本発明は、一般式(IV)で表される化合物にも関する。
有機電界発光素子の素子構成、基板、陰極及び陽極については、例えば、特開2008−270736号公報に詳述されており、該公報に記載の事項を本発明に適用することができる。
<発光材料>
発光材料(蛍光材料、燐光材料)についての説明は、特開2008−270736号公報に詳述されており、その記載事項を適用することができる。
燐光発光材料としては、金属−炭素結合、金属−窒素結合、金属−酸素結合、金属−硫黄結合の少なくとも一つの配位様式を含むイリジウム錯体、白金錯体、またはレニウム錯体が好ましい。更に、発光効率、駆動耐久性、色度等の観点で、3座以上の多座配位子を含むイリジウム錯体、白金錯体、またはレニウム錯体が特に好ましい。白金錯体が三座または四座の配位子の白金錯体であることが最も好ましい。
硫黄原子でPtに結合するQ1、Q2、Q3およびQ4としては、中性の配位子でもアニオン性の配位子でもよく、中性の配位子としてはチオエーテル配位子、チオケトン配位子、チオエステル配位子、チオアミド配位子、含硫黄ヘテロ環配位子(チオフェン配位子、チアゾール配位子およびそれらを含む縮環体(ベンゾチアゾール配位子など))が挙げられる。アニオン性の配位子としては、アルキルメルカプト配位子、アリールメルカプト配位子、ヘテロアリールメルカプト配位子などが挙げられる。
Q1、Q2、Q3およびQ4で表される基は、置換基を有していてもよく、置換基としては前記置換基群Aとして挙げたものが適宜適用できる。また置換基同士が連結していても良い(Q3とQ4が連結した場合、環状四座配位子のPt錯体になる)。
N原子の位置は、A7、A8、A9およびA10のいずれでもよいが、A8またはA9がN原子であることが好ましく、A8がN原子であることがより好ましい。
2つの炭素原子、A7、A8、A9およびA10から形成される6員環としては、ベンゼン環、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環、トリアジン環が挙げられ、より好ましくは、ベンゼン環、ピリジン環、ピラジン環、ピリミジン環、ピリダジン環であり、特に好ましくはピリジン環である。
A1〜A6、A14〜A17はそれぞれ独立にC−RまたはNを表す。Rは水素原子または置換基を表す。A1〜A6およびL1は、前記一般式(C−2)におけるA1〜A6およびL1と同義であり、好ましい範囲も同様である。
A14〜A21がC−Rを表す場合に、A15、A19のRとして好ましくは水素原子、アルキル基、ポリフルオロアルキル基、アリール基、アミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、フッ素基、シアノ基であり、より好ましくは水素原子、ポリフルオロアルキル基、アルキル基、アリール基、フッ素基、シアノ基であり、特に好ましく水素原子、ポリフルオロアルキル基、シアノ基である。A14、A16、A18、A20の表すRとして好ましくは水素原子、アルキル基、ポリフルオロアルキル基、アリール基、アミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、フッ素基、シアノ基であり、より好ましくは水素原子、ポリフルオロアルキル基、フッ素基、シアノ基であり、特に好ましく水素原子、フッ素基である。A14、A18の表すRとして好ましくは水素原子、フッ素基であり、より好ましくは水素原子である。A14〜A16、A18〜A20のいずれかがC−Rを表す場合に、R同士が互いに連結して環を形成していても良い。
本発明に用いられるホスト材料としては、本発明の化合物の他、例えば、以下の材料を挙げることができる。
ピロール、インドール、カルバゾール、アザインドール、アザカルバゾール、トリアゾール、オキサゾール、オキサジアゾール、ピラゾール、イミダゾール、チオフェン、ポリアリールアルカン、ピラゾリン、ピラゾロン、フェニレンジアミン、アリールアミン、アミノ置換カルコン、スチリルアントラセン、フルオレノン、ヒドラゾン、スチルベン、シラザン、芳香族第三級アミン化合物、スチリルアミン化合物、ポルフィリン系化合物、ポリシラン系化合物、ポリ(N−ビニルカルバゾール)、アニリン系共重合体、チオフェンオリゴマー、ポリチオフェン等の導電性高分子オリゴマー、有機シラン、カーボン膜、ピリジン、ピリミジン、トリアジン、イミダゾール、ピラゾール、トリアゾ−ル、オキサゾ−ル、オキサジアゾ−ル、フルオレノン、アントラキノジメタン、アントロン、ジフェニルキノン、チオピランジオキシド、カルボジイミド、フルオレニリデンメタン、ジスチリルピラジン、フッ素置換芳香族化合物、ナフタレンペリレン等の複素環テトラカルボン酸無水物、フタロシアニン、8−キノリノ−ル誘導体の金属錯体やメタルフタロシアニン、ベンゾオキサゾ−ルやベンゾチアゾ−ルを配位子とする金属錯体に代表される各種金属錯体およびそれらの誘導体(置換基や縮環を有していてもよい)等を挙げることができる。
正孔注入層、正孔輸送層は、陽極又は陽極側から正孔を受け取り陰極側に輸送する機能を有する層である。
−電子注入層、電子輸送層−
電子注入層、電子輸送層は、陰極又は陰極側から電子を受け取り陽極側に輸送する機能を有する層である。
正孔注入層、正孔輸送層、電子注入層、電子輸送層については、特開2008−270736号公報の段落番号〔0165〕〜〔0167〕に記載の事項を本発明に適用することができる。
正孔ブロック層は、陽極側から発光層に輸送された正孔が、陰極側に通りぬけることを防止する機能を有する層である。本発明において、発光層と陰極側で隣接する有機層として、正孔ブロック層を設けることができる。
正孔ブロック層を構成する有機化合物の例としては、アルミニウム(III)ビス(2−メチル−8−キノリナト)4−フェニルフェノレート(Aluminum (III)bis(2−methyl−8−quinolinato)4−phenylphenolate(BAlqと略記する))等のアルミニウム錯体、トリアゾール誘導体、2,9−ジメチル−4,7−ジフェニル−1,10−フェナントロリン(2,9−Dimethyl−4,7−diphenyl−1,10−phenanthroline(BCPと略記する))等のフェナントロリン誘導体、等が挙げられる。
正孔ブロック層の厚さとしては、1nm〜500nmであるのが好ましく、5nm〜200nmであるのがより好ましく、10nm〜100nmであるのが更に好ましい。
正孔ブロック層は、上述した材料の一種又は二種以上からなる単層構造であってもよいし、同一組成又は異種組成の複数層からなる多層構造であってもよい。
本発明において、有機EL素子全体は、保護層によって保護されていてもよい。
保護層については、特開2008−270736号公報の段落番号〔0169〕〜〔0170〕に記載の事項を本発明に適用することができる。
本発明で使用する基板としては、有機層から発せられる光を散乱又は減衰させない基板であることが好ましい。
<陽極>
陽極は、通常、有機層に正孔を供給する電極としての機能を有していればよく、その形状、構造、大きさ等については特に制限はなく、発光素子の用途、目的に応じて、公知の電極材料の中から適宜選択することができる。前述のごとく、陽極は、通常透明陽極として設けられる。
<陰極>
陰極は、通常、有機層に電子を注入する電極としての機能を有していればよく、その形状、構造、大きさ等については特に制限はなく、発光素子の用途、目的に応じて、公知の電極材料の中から適宜選択することができる。
本発明の素子は、封止容器を用いて素子全体を封止してもよい。
封止容器については、特開2008−270736号公報の段落番号〔0171〕に記載の事項を本発明に適用することができる。
本発明の有機電界発光素子は、陽極と陰極との間に直流(必要に応じて交流成分を含んでもよい)電圧(通常2ボルト〜15ボルト)、又は直流電流を印加することにより、発光を得ることができる。
本発明の有機電界発光素子の駆動方法については、特開平2−148687号、同6−301355号、同5−29080号、同7−134558号、同8−234685号、同8−241047号の各公報、特許第2784615号、米国特許5828429号、同6023308号の各明細書等に記載の駆動方法を適用することができる。
前記電荷発生層は、電界印加時に電荷(正孔及び電子)を発生する機能を有すると共に、発生した電荷を電荷発生層と隣接する層に注入させる機能を有する層である。
具体的には、導電性を有するものであっても、ドープされた有機層のように半導電性を有するものであっても、また、電気絶縁性を有するものであってもよく、特開平11−329748や、特開2003−272860や、特開2004−39617に記載の材料が挙げられる。
更に具体的には、ITO、IZO(インジウム亜鉛酸化物)などの透明導電材料、C60等のフラーレン類、オリゴチオフェン等の導電性有機物、金属フタロシアニン類、無金属フタロシアニン類、金属ポルフィリン類、無金属ポルフィリン類等などの導電性有機物、Ca、Ag、Al、Mg:Ag合金、Al:Li合金、Mg:Li合金などの金属材料、正孔伝導性材料、電子伝導性材料、及びそれらを混合させたものを用いてもよい。
前記正孔伝導性材料は、例えば2−TNATA、NPDなどの正孔輸送有機材料にF4−TCNQ、TCNQ、FeCl3などの電子求引性を有する酸化剤をドープさせたものや、P型導電性高分子、P型半導体などが挙げられ、前記電子伝導性材料は電子輸送有機材料に4.0eV未満の仕事関数を有する金属もしくは金属化合物をドープしたものや、N型導電性高分子、N型半導体が挙げられる。N型半導体としては、N型Si、N型CdS、N型ZnSなどが挙げられ、P型半導体としては、P型Si、P型CdTe、P型CuOなどが挙げられる。
また、前記電荷発生層として、V2O5などの電気絶縁性材料を用いることもできる。
電荷発生層の形成方法は、特に限定されるものではなく、前述した有機層の形成方法を用いることができる。
以上で挙げられた内容以外にも、特開2003−45676号公報、米国特許第6337492号、同第6107734号、同第6872472号等に記載を元にして、電荷発生層の材料を選択することができる。
別の好ましい態様では、透明基板上に、透明または半透明電極と金属電極がそれぞれ反射板として機能して、発光層で生じた光はその間で反射を繰り返し共振する。
共振構造を形成するためには、2つの反射板の有効屈折率、反射板間の各層の屈折率と厚みから決定される光路長を所望の共振波長の得るのに最適な値となるよう調整される。第一の態様の場合の計算式は特開平9−180883号明細書に記載されている。第2の態様の場合の計算式は特開2004−127795号明細書に記載されている。
本発明の有機電界発光素子は、表示素子、ディスプレイ、バックライト、電子写真、照明光源、記録光源、露光光源、読み取り光源、標識、看板、インテリア、光通信等に好適に利用できる。
また、上記方法により得られる異なる発光色の有機EL素子を複数組み合わせて用いることにより、所望の発光色の平面型光源を得ることができる。例えば、青色および黄色の発光素子を組み合わせた白色発光光源、青色、緑色、赤色の発光素子を組み合わせた白色発光光源等である。
<合成例>
窒素雰囲気下、化合物1(50g,0.30mol)、化合物2(52.6g,0.30mol)をエタノール300mLに溶解させた。炭酸カリウム(45g,0.33mol)を加え、18時間加熱還流した。室温に冷却後、溶媒を減圧留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製を行い、化合物3を70.2g(収率90%)得た。
窒素雰囲気下、化合物3(69g,0.26mol)、化合物4(43g,0.13mol)をトルエン800mLに溶解させた。次いで2−(ジ−t−ブチルホスフィノ)ビフェニル(12g,0.04mol)、炭酸ルビジウム(120g,0.52mol)、酢酸パラジウム(2.9g,0.01mol)を加え、5時間加熱還流した。室温に冷却後、酢酸エチル/水で抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去し、さらにシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製し、化合物5を60g(収率76%)得た。
化合物5(60g,0.1mol)、酸化第二銅(1.6g,0.02mol)、炭酸カリウム(28g,0.2mol)をN,N−ジメチルホルムアミドに加え、10時間加熱還流した。40℃まで冷却し、熱時濾過を行い、濾液を酢酸エチル/水で抽出し、有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄した。硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去し、得られた固体を酢酸エチルから再結晶し、化合物6を16g(収率30%)得た。
化合物6(16g,30mmol)、2N NaOH水溶液(100mL)、メタノール(100mL)を混合し、1時間加熱還流した。室温まで冷却した後、水にあけ、希塩酸で中和したところ、無色固体が析出した。濾別した固体を少量のメタノールで洗浄、乾燥し、化合物7を12.5g(収率88%)得た。
化合物7(12.5g,0.26mol)をフラスコに入れ、オイルバスで200℃に加熱した。1時間加熱して反応を終結させた後、得られた固体をメタノールで洗浄し、例示化合物1を10.0g(収率98%)で得た。
ガラス基板上にITOを150nmの厚さに成膜した陽極基板を洗浄し、この上にNPDを膜厚40nm蒸着し、この上にXIX−5とPt1を90:10の質量比で膜厚30nm蒸着し、この上にBAlqを膜厚30nm蒸着した。この有機薄膜上にパターニングしたマスクを設置して陰極としてフッ化リチウムを膜厚1nm蒸着し、この上にアルミニウムを膜厚100nm蒸着して比較素子A−1を得た。
比較素子A−1のXIX−5を例示化合物1に変更した以外は比較素子A−1と同様にして本発明の素子A−1を作製した。同様に、比較素子A−1の素子構成を表1〜5の素子構成に変更した以外は比較素子A−1と同様にして実施例A〜Lの素子を作製した。なお、表中の素子構成の欄のカッコ内の数値は膜厚(nm)を表す。また、表中「90%1+10%Pt1(30)」とは「例示化合物1とPt1を90:10の質量比で膜厚30nm」を意味する。
(a)外部量子効率
東陽テクニカ製ソースメジャーユニット2400を用いて、直流電圧を各素子に印加し発光させる。その輝度をトプコン社製輝度計BM−8を用いて測定した。発光スペクトルと発光波長は浜松ホトニクス製スペクトルアナライザーPMA−11を用いて測定した。これらを元に輝度が100cd/m2付近の外部量子効率を輝度換算法により算出した。
(b)駆動耐久性
各素子を輝度が1000cd/m2になるように直流電圧を印加し、輝度が500cd/m2になるまでの時間を測定した。この輝度半減時間を駆動耐久性評価の指標とし、比較素子A−5を10とした時の相対値で表した。
Claims (12)
- 前記一般式(I)〜(III)において、nが2〜6の整数を表すことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の有機電界発光素子。
- 前記一般式(I)〜(III)において、Lがベンゼン環からなる連結基を表すことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の有機電界発光素子。
- 前記一般式(I)〜(IV)で表される化合物を前記発光層に含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の有機電界発光素子。
- 前記発光材料の少なくとも一つが燐光材料であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の有機電界発光素子。
- 前記発光材料の少なくとも一つが白金錯体またはイリジウム錯体であることを特徴とする請求項8に記載の有機電界発光素子。
- 前記白金錯体が三座または四座配位子の白金錯体であることを特徴とする請求項9に記載の有機電界発光素子。
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