JP5388498B2 - 像加熱装置 - Google Patents
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Description
8とで定着ニップNを形成している。
Nz:加圧ローラ118からの抗力
F :加熱ユニットの下側係止部下流側117aが案内溝係止部下流側122aから受ける抗力(F<0の場合は、下側係止部上流側117bが案内溝係止部上流側122bから受ける抗力)
G :加熱ユニットの上側係止部下流側120aが案内溝係止部下流側122aから受ける抗力(G<0の場合は、下側係止部上流側117bが案内溝係止部上流側122bから受ける抗力)
μ :定着フィルム116とヒータ115の摩擦係数
a :定着ニップ面から加熱ユニット下側係止部117a、117bまでの距離
b :定着ニップ面から加熱ユニット上側係止部120a、120bまでの距離
z方向(案内溝と平行方向)の力、y方向(案内溝と垂直方向)の力、O点(定着ニップ中心)回りの回転モーメントの釣り合い式は以下のようになる。
z方向の力:P=Nz
y方向の力:F+G=μNz
O点回りの回転モーメント:aF+bG=0
F=μbP/(a+b)>0
G=−μaP/(a+b)<0
となる。つまり、加熱ユニット126の下側は案内溝122の下流側、加熱ユニット126の上側は案内溝122の上流側に突き当たっていることになる。
この場合、加熱ユニット126の姿勢は、加熱ユニット係止部の下流側、上流側、案内溝の係止部の下流側、上流側すべての寸法の影響を受ける。
可撓性スリーブと、
基板と該基板の長手方向に沿って設けられている発熱抵抗体とを有し、前記可撓性スリーブの内面に接触する加熱体と、
端部が前記可撓性スリーブの筒の中からはみ出るように前記可撓性スリーブの筒の中に配置されており、前記加熱体を支持する加熱体支持部材と、
前記可撓性スリーブの端面に対向する位置に配置されており、前記可撓性スリーブの長手方向の位置を規制するためのフランジと、
前記可撓性スリーブを介して前記加熱体に圧接すると共に前記可撓性スリーブを駆動するローラと、
前記フランジを前記ローラに向って加圧する加圧部材と、
装置フレームと、
を有し、前記可撓性スリーブと前記ローラの間で画像を担持する被加熱材を挟持搬送しつつ画像を加熱する像加熱装置において、
前記ローラを保持する前記装置フレームに設けられた溝に対して前記加熱体支持部材と前記フランジを挿入し、且つ前記加圧部材で前記フランジを付勢することにより前記可撓性スリーブと前記加熱体が前記装置フレームに保持されており、
前記ローラが被加熱材を搬送する方向に回転することによって前記加熱体に前記加熱体の姿勢が傾く方向の回転モーメントが働いても、前記加熱体支持部材と前記フランジが前記装置フレームの溝の被加熱材搬送方向下流側の縁に接触する状態を維持するように前記加圧部材が前記フランジを付勢する構成となっていることを特徴とする。
図1は本発明に係る像加熱装置を、加熱定着装置として搭載する画像形成装置の縦断面図である。この画像形成装置は、転写式電子写真プロセス利用のレーザービームプリンタである。
図2は、図1に示される加熱定着装置2を抜き出した図である。
すなわち、この加熱定着装置2は、加熱ユニット26と、加熱ユニット26に圧接される圧接部材としての加圧ローラ18と、加熱ユニット26と加圧ローラ18を保持する保持部材としての定着フレーム21とを有している。加熱ユニット26は、加熱体としてのヒータ15と、このヒータ15を支持する加熱体支持部材としてのヒータホルダ17と、ヒータ15と接触しつつ移動する可撓性スリーブとしての定着フィルム16とを備えている。
1)ヒータ15
ヒータ15は耐熱性、絶縁性、良熱伝導性の基板15a、基板15aの定着フィルム側の表面に形成具備させた発熱抵抗体15b、それらを保護する耐熱性オーバーコート層15cからなる。
本実施例においては、アルミナからなる基板15aに、発熱抵抗体15bとして銀、パラジウム、ガラス粉末(無機結着剤)、有機結着剤を混練したものを印刷し、耐熱性オーバーコート層15cとしてガラスをコーティングしたものである。
定着フィルム16としては、耐熱性のあるPTFE、PFA、FEP等の単層フィルム、或いはポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PES、PPS、SUS等の基層の外周表面にPTFE、PFA、FEP等をコーティングした複合層フィルムが使用される。また、定着フィルム16の膜厚は、クイックスタート性に影響を与える熱容量と、亀裂等が生じないための強度とを両立するため、通常、100μm以下、20μm以上に設定されている。
本実施例では、膜厚約50μmのポリイミドフィルムの外周表面にPTFEをコーティングしたものを定着フィルム16として用いている。また、内径を18mmとし、その内周長をヒータホルダ17の外周長より大きくし、ヒータホルダ17に対して隙間をもって周設してある。
ヒータホルダ17の材質としては、ポリイミド、ポリアミドイミド、PEEK、PPS、液晶ポリマー等の高耐熱性樹脂や、これらの樹脂とセラミックス、金属、ガラス等との複合材料等が使用される。本実施例では、液晶ポリマーを金型で成型することで、縦断面樋型形状に形成したものを使用している。
加圧ローラ18は、芯金18aと、芯金18aの周囲に設けられた弾性体層18bと、弾性体層18bの周囲に設けられた最外層の離形層18cと、を有するものである。本実施例では、芯金18aを快削鋼、弾性体層18bを厚み約3mmのシリコーンゴム、離形層18cを厚み約30μmのPFAチューブとする、外径20mmの加圧ローラを使用している。
定着フレーム21の案内溝22の被加熱材搬送方向上流側である記録材搬送方向上流側と下流側の側縁は、加熱ユニット26が係止される保持部材側係止部としての案内溝係止部22a、22bを構成している。この案内溝係止部上流側22aと案内溝係止部下流側22bの間に、ヒータホルダ17とフランジ20が係合される。
ここで、下流側、上流側とは、記録材搬送方向に対する下流側、上流側である。案内溝22の幅は、記録材搬送方向下流側の案内溝係止部22aと上流側の案内溝係止部22b間のスパンである。加熱ユニット26の上側係止部(フランジ20)の幅は、フランジ部20の上側係止部下流側20aと下側係止上流側20b間のスパンである。また、加熱ユニット26の下側係止部(ヒータホルダ17)の幅は、ヒータホルダ17の下側係止部下流側17aと上側係止部上流側17b間のスパンである。
方向に隙間を有し、嵌合しただけでは加熱ユニット26の姿勢は定まらない。
そこで、本発明では、加熱ユニット26を案内溝係止部下流側、上流側22a、22bのうち、記録材搬送方向下流側に位置する案内溝係止部下流側22aのみに当接させることにより、加熱ユニット26の姿勢を保持する構成となっている。
加圧板24はレバーとして作用し、加熱ユニット26を、定着フレーム21の案内溝22に沿って加圧ローラ18に対して加圧するようになっている。すなわち、加圧板24の一端24aは、定着フレーム21の曲げ部21aに設けられた孔21bに通されて支点となり、他端24bが定着フレーム21の曲げ部21cとの間で圧縮された加圧バネ25を配置して力点となっている。そして、加圧板24の中途部がフランジ20に設けられた加圧部位20cを押圧して作用点となる。加圧バネ25としては、本実施例で使用した圧縮バネの代わりとして引っ張りバネを適用することも可能である。
基本的には、加熱ユニット26と加圧ローラ18が駆動する状態で、加熱ユニット26に作用する外力の力関係によって、加熱ユニット26が、記録材搬送方向下流側に位置する案内溝係止部22aのみに係止し、加熱ユニット26の姿勢を保持する構成となっている。この外力について、以下に詳細に説明する。
P :加圧板24がフランジ20の加圧部位20cを押圧する力(加圧点法線方向)
Nz:加圧ローラ18からの抗力
F :加熱ユニット26の下側係止部下流側17aが案内溝係止部下流側22aから受ける抗力(F<0の場合は、下側係止部上流側17bが案内溝係止部上流側22bから受ける抗力)
G :加熱ユニットの上側係止部下流側20aが案内溝係止部下流側22aから受ける抗力(G<0の場合は、下側係止部上流側17bが案内溝係止部上流側22bから受ける抗力)
μ :定着フィルム16とヒータ15の摩擦係数
a :定着ニップNから加熱ユニット下側係止部17a、17bまでの距離
b :定着ニップNから加熱ユニット上側係止部20a、20bまでの距離
d :定着ニップNから加圧部位20cまでの距離
θ :加圧板24と加圧部位20cとの接触点における共通法線と案内溝22のなす角度
z方向の力;Pcosθ=Nz
y方向の力;F+G=μNz+Psinθ
O周りの回転モーメント;aF+bG=dPsinθ
F=P{b(sinθ+μcosθ)−dsinθ}/(b−a)
G=P{dsinθ−a(sinθ+μcosθ)}/(b−a)
となる。
b(sinθ+μcosθ)>dsinθ>a(sinθ+μcosθ)
という関係を満足するように設定し、F>0、G>0としている。つまり、加熱ユニット26の下側係止部下流側17a、上側係止部下流側20a共に案内溝係止部下流側22aに突き当たっていることになる。
図5は、本実施例における定着ニップNとヒータ15との相対位置を示す図であり、図6は、本実施例の定着ニップN内の圧力と温度分布を示す図である。図7は、本実施例と比較して加熱ユニット26の姿勢が傾いた場合の定着ニップN1とヒータ15との相対位置を示す図であり、図8は、その場合の定着ニップN1内の圧力と温度の分布を示す図である。説明の便宜上、図8は、定着ニップ面が水平になるように回転させてある。
布のピークが圧力の分布のピークより記録材搬送方向下流側にずれている場合は、トナーtが溶解しきっていない状態で定着しようとするため、定着性は悪化する。定着性が悪い場合には、未定着のトナーが定着フィルム16に付着し、定着フィルム16周期で画像がオフセットしてしまう現象(コールドオフセット)が発生する。また、逆にヒータ15温度を上げすぎても、溶解したトナーの粘性が低くなりすぎ、溶融したトナーが記録材に保持されず定着フィルム15に付着し、定着フィルム15周期で画像がオフセットしてしまう現象(ホットオフセット)が発生することがある。
本実施例においては、加熱定着装置の加圧部分のみが、先述の実施例1と異なるため、主としてその異なる部分のみについて説明を行い、それ以外の構成に関しては、実施例1と同一であり、同一の構成部分については、同一の符号を付して説明は省略する。
Nz:加圧ローラ18からの抗力
F :加熱ユニットの下側係止部下流側17aが案内溝係止部下流側22aから受ける抗力(F<0の場合は、下側係止部上流側17bが案内溝係止部上流側22bから受ける抗力)
G :加熱ユニットの上側係止部下流側20aが案内溝係止部下流側22aから受ける抗力(G<0の場合は、下側係止部上流側17bが案内溝係止部上流側22bから受ける抗力)
μ :定着フィルム16とヒータ15の摩擦係数
a :定着ニップ面Nから加熱ユニット下側係止部17a、17bまでの距離
b :定着ニップ面Nから加熱ユニット上側係止部20a、20bまでの距離
c :定着ニップO中心を通り案内溝22に平行な直線と、加圧板24と加圧部位20cとの接触点の距離
z方向の力;P=Nz
y方向の力;F+G=μNz
O周りの回転モーメント;aF+bG=cP
F=P(μb−c)/(b−a)
G=P(c−μa)/(b−a)
となる。
ここで、本実施例においては、μを実測から求め、a、b、cを
μb>c>μa
という関係を満足するように設定し、F>0、G>0としている。つまり、加熱ユニット26の下側係止部であるヒータホルダ17の下側係止部下流側17a、上側係止部であるフランジ20の上側係止部下流側20aは、ともに、案内溝係止部下流側22aに突き当たっていることになる。
フランジ20の加圧部位20cは、定着ニップの中心を通るニップ面における法線上(本実施例では、法線上に加圧ローラ18の中心を含む)にある。また、加圧板24と加圧部位20cの接触点における共通法線は、定着フレーム21の案内溝22と平行である。
Nz:加圧ローラ18からの抗力
F :加熱ユニット26の下側係止部下流側17aが案内溝係止部下流側22aから受ける抗力(F<0の場合は、下側係止部上流側17bが案内溝係止部上流側22bから受ける抗力)
G :加熱ユニットの上側係止部下流側20aが案内溝係止部下流側22aから受ける抗力(G<0の場合は、下側係止部上流側17bが案内溝係止部上流側22bから受ける抗力)
μ :定着フィルム16とヒータ15の摩擦係数
a :定着ニップ面Nから加熱ユニット下側係止部17a、17bまでの距離
b :定着ニップ面Nから加熱ユニット上側係止部20a、20bまでの距離
ここで、加熱ユニットの下側とは案内溝方向の加圧ローラ側であり、上側とはその他方側であり、上流側、下流側とは記録材搬送方向に対する上流側、下流側である。
z方向の力;P=Nz
y方向の力;F+G=μNz
O周りの回転モーメント;−aF+bG=0
F=μbP/(a+b)>0
G=μaP/(a+b)>0
となる。つまり、加熱ユニット26の下側係止部下流側17a、上側係止部下流側20a共に案内溝係止部下流側22aに突き当たっていることになる。
2‥‥定着装置
15・・・・ヒータ(加熱体)
16・・・・定着フィルム(可撓性スリーブ)
17・・・・ヒータホルダ(加熱体支持部材)
17a、17b・・・・加熱ユニット下側係止部
18・・・・加圧ローラ(圧接部材)
19・・・・定着ステー
20・・・・フランジ(係止部)
20a、20b・・・・加熱ユニット上側係止部
20c・・・・加圧部位
21・・・・定着フレーム(支持部材)
22・・・・案内溝
22a、22b・・・・案内溝係止部
24・・・・加圧板(加圧部材)
25・・・・加圧バネ(加圧部材)
26・・・・加熱ユニット
Claims (4)
- 可撓性スリーブと、
基板と該基板の長手方向に沿って設けられている発熱抵抗体とを有し、前記可撓性スリーブの内面に接触する加熱体と、
端部が前記可撓性スリーブの筒の中からはみ出るように前記可撓性スリーブの筒の中に配置されており、前記加熱体を支持する加熱体支持部材と、
前記可撓性スリーブの端面に対向する位置に配置されており、前記可撓性スリーブの長手方向の位置を規制するためのフランジと、
前記可撓性スリーブを介して前記加熱体に圧接すると共に前記可撓性スリーブを駆動するローラと、
前記フランジを前記ローラに向って加圧する加圧部材と、
装置フレームと、
を有し、前記可撓性スリーブと前記ローラの間で画像を担持する被加熱材を挟持搬送しつつ画像を加熱する像加熱装置において、
前記ローラを保持する前記装置フレームに設けられた溝に対して前記加熱体支持部材と前記フランジを挿入し、且つ前記加圧部材で前記フランジを付勢することにより前記可撓性スリーブと前記加熱体が前記装置フレームに保持されており、
前記ローラが被加熱材を搬送する方向に回転することによって前記加熱体に前記加熱体の姿勢が傾く方向の回転モーメントが働いても、前記加熱体支持部材と前記フランジが前記装置フレームの溝の被加熱材搬送方向下流側の縁に接触する状態を維持するように前記加圧部材が前記フランジを付勢する構成となっていることを特徴とする像加熱装置。 - 前記フランジと前記加圧部材との加圧点における共通法線方向が、前記可撓性スリーブを介した前記加熱体と前記ローラとの圧接部における共通法線方向に対して被加熱材搬送方向下流側に所定角度だけずらして形成されていることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
- 前記フランジと前記加圧部材との加圧点が、前記可撓性スリーブを介した前記加熱体と前記ローラとの圧接部の被加熱材搬送方向に対する中心点を通る共通法線の仮想線上に対して、被加熱材搬送方向下流側に所定量ずらして設けられていることを特徴とする請求項
1に記載の像加熱装置。 - 前記加熱体支持部材は、前記可撓性スリーブを介した前記加熱体と前記ローラとの圧接部における共通接線で分けられる領域のうち少なくとも前記ローラ側に、前記装置フレームの溝の縁に接触する部分を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの項に記載の像加熱装置。
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