[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う不揮発性半導体記憶装置(MRAM)の全体の構成を概略的に示す図である。図1において、不揮発性半導体記憶装置(以下、MRAMと称す)1は、半導体チップ(基板)上に形成され、複数のメモリサブアレイ2a−2hを含む。メモリサブアレイ2a−2dがY方向に整列して配置され、また、メモリサブアレイ2e−2hがY方向に沿って整列して配置される。これらのメモリサブアレイ2a−2h各々においては、MRAMセルが行列状に配列される。
メモリサブアレイ2a−2h各々のY方向に沿った両側に列選択駆動回路3aa,3ab−3ha,3hbが設けられる。これらの列選択駆動回路3aa,3ab−3ha,3hbは、各々、アドレス信号に従って列を選択する列選択信号を生成する列デコーダと、データ書込時、ビット線に書込データに応じた方向に書込電流を流すビット線ドライブ回路とを含む。
Y方向に沿って隣接する2つのメモリサブアレイに共通にセンスアンプ回路4a−4bが設けられる。すなわち、メモリサブアレイ2aおよび2bに対し共通にセンスアンプ回路4aが設けられ、メモリサブアレイ2cおよび2dに対し共通にセンスアンプ回路4bが設けられる。メモリサブアレイ2eおよび2fに対し共通にセンスアンプ回路4cが設けられ、メモリサブアレイ2gおよび2hに共通にセンスアンプ回路4dが設けられる。
このMRAM1においては、いわゆるオープンビット線方式が利用され、1つのメモリサブアレイにおいてMRAMセルが選択され、対をなすメモリサブアレイ(センスアンプ回路を共有するサブアレイ)においてリファレンスセルが選択される。対応のセンスアンプ回路において、選択MRAMセルを流れる電流とリファレンスセルを流れる参照電流を比較し、その比較結果に従ってデータの読出を行なう。
メモリサブアレイ2a−2hに共通に、これらのメモリサブアレイ2a−2dとメモリサブアレイ2e−2hの間の中央領域に、行選択駆動回路5が設けられる。行選択駆動回路5は、ワード線およびデジット線を選択するデコーダ、データ読出時、選択ワード線を駆動するワード線ドライバ、およびデータ書込時、選択デジット線を駆動するデジット線ドライバを含み、選択メモリサブアレイにおいてデータ書込時、選択行のデジット線を選択状態へ駆動し、また、データ読出時、選択行のワード線を選択状態へ駆動する。
Y方向に整列するメモリサブアレイ2a−2dに対して共通に入出力回路6aが設けられ、また、メモリサブアレイ2a−2hに対して共通に入出力回路6bが設けられる。これらの入出力回路6aおよび6bは、データの書込回路および読出回路を含み、内部書込データの生成および外部への読出データの生成を実行する。
これらの入出力回路6aおよび6bの間に制御回路7が設けられる。制御回路7は、外部から与えられる動作モード指示(コマンド)に従って、指定された動作を実行するために必要な内部動作制御を行なう。アドレス信号を入力するアドレス入力回路は、制御回路7にも受けられてもよく、入出力回路6aおよび6bにおいて設けられてもよい。このアドレス信号に従ってメモリサブアレイの指定およびサブアレイ内のメモリセルの指定が行われる。
図2は、図1に示すメモリサブアレイとセンスアンプ回路の構成の一例を概略的に示す図である。図1に示すメモリサブアレイ2a−2hとセンスアンプ回路4a−4dの構成は、同一であるため、図2においては、メモリサブアレイ2aおよび2bとセンスアンプ回路4aの構成を代表的に示す。図2においては、図面を簡略化するために、メモリサブアレイ2aおよび2bに対して設けられる列選択駆動回路3aaおよび3ab、3baおよび3bbは示していない。
図2において、メモリサブアレイ2aにおいて、メモリセル(MRAMセル)MCが行列状に配列され、また、メモリサブアレイ2bにおいてもメモリセル(MRAMセル)MCが行列状に配列される。メモリセルMCは、可変磁気抵抗素子VRと選択トランジスタ(アクセストランジスタ)ATRの直列体を含む。可変磁気抵抗素子VRは、TMR素子であってもよく、またはMTJ素子であってもよい。
メモリサブアレイ2aにおいて、メモリセルMCの各行に対応してデジット線DL0_W−DLn_Wとワード線WL0_W−WLn_Wが設けられ、メモリセル列に対応してビット線BL0_W−BLn_Wが設けられる。デジット線DL0_W−DLn_Wは、それぞれ対応の行のメモリセルの可変磁気抵抗素子VRに磁気的に結合される。ワード線WL0_W−WLn_Wは、対応の行のメモリセルのアクセストランジスタのゲートに接続される。
ワード線WL0_W−WLn_Wは、各々、ポリシリコンで構成されるゲートワード線10aと、その上層に平行して配置される金属配線で形成されるメタルワード線10bとで構成される。ゲートワード線10aおよびメタルワード線10bは、メモリセルMCの4ビット毎に、ワード線シャント線11により電気的に接続される。図2においては、各メモリセルに対してワード線シャント線11が配置されるように示す。ワード線WL0_W−WLn_Wを、比較的抵抗の高いゲートワード線10aと低抵抗のメタルワード線10bの階層構造とすることにより、アクセストランジスタのゲートの抵抗を低減し、高速アクセスを実現する。このワード線シャント線11をメモリセル形成領域内に配置することにより、別にワード線シャント形成領域を設ける必要性をなくし、アレイ面積が増大するのを抑制する。
Y方向において隣接する2つのメモリセルのアクセストランジスタATRのソース領域は、共通にソース拡散配線12aに結合される。このソース拡散配線12aは、不純物領域で構成され、Y方向に連続的に延在する金属配線で構成されるメタルソース線12bとソースコンタクト13により電気的に接続される。ソース線SL0_W−SLn_Wは、不純物領域とメタル配線との階層構造を有し、ソース線抵抗を低減する。また、隣接列のメモリセルのアクセストランジスタのソース領域に対し共通にソース拡散配線(不純物領域)12aが設けられるため、このアクセストランジスタのソース配線のレイアウト面積を低減することができる。また、このソース線SL0_W−SLn_Wは、行方向および列方向に配列されて、所定の間隔で電気的にメタルソース線12bおよびソース拡散配線12aが電気的に接続され、これらがさらに接地ノードに結合されるため、メッシュ状のソース配線構造を実現でき、ソース線の低抵抗化およびソース線の電位の変動を確実に抑制することができる。
メモリサブアレイ2bにおいてもメモリサブアレイ2aと同様、メモリセルMCの各行に対応してデジット線DL0_E−DLn_Eおよびワード線WL0_G−WLn_Gが設けられ、また、メモリセル列に対応してビット線BL0_E−BLn_Eが設けられる。同様、ソース線SL0_E−SLn_Eが設けられる。
このメモリサブアレイ2aおよび2bはY方向に沿った中央領域に、ダミーセル領域15Wおよび15Eがそれぞれ設けられる。このダミーセル領域15Wおよび15Eには、それぞれメモリセル列に整列して、リファレンスセルが配置される。リファレンスセルは、メモリセルMCと同一構造を有し、固定データを記憶し、データ読出時、選択メモリセルを流れるセル電流に対する参照電流を生成する。このリファレンスセルの配置については、センスアンプとの接続態様とともに後に詳細に説明する。
センスアンプ回路4aにおいては、センスアンプSA0−SAkが設けられる。このセンスアンプSA0−SAkは、各々が、所定数のビット線毎に設けられ、複数ビットの並列読出を実現する。
ダミーセル領域15Wおよび15Eを、メモリサブアレイ2aおよび2bのY方向における中央領域に配置することにより、ダミーセルを周辺領域に配置する場合に比べて、このリファレンスセルに含まれる可変磁気抵抗素子の抵抗値のばらつきを抑制することができ、安定に参照電流を生成することができる(このリファレンスセルの抵抗値のばらつきについても後に詳細に説明する)。
図3は、図2に示すセンスアンプ回路4aおよびメモリサブアレイ2aおよび2bの構成をより具体的に示す図である。図3においては、センスアンプ回路4a含まれるセンスアンプSA0およびSA1に関連する部分の構成を代表的に示す。
メモリサブアレイ2aにおいては、メモリセル列に対応してビット線BLa_W、…、BLb_Wがそれぞれ配置される。ビット線BLa_Wに対しては、メモリセルMCaおよびリファレンスセルDMCaが接続され、ビット線BLb_Wには、メモリセルMCbおよびリファレンスセルDMCbが接続される。リファレンスセルDMCaは高抵抗状態であり、抵抗値Rmaxを有する。リファレンスセルDMCbは、低抵抗状態であり、抵抗値Rminを有する。
メモリセルMCaおよびMCbは、それぞれその抵抗値が、記憶データに応じて設定される。メモリセルMCaおよびMCbに対してワード線WLaWが配置され、リファレンスセルDMCaおよびDMCbに対しダミーワード線DWLaWが配置される。これらのワード線WLaWおよびダミーワード線DWLaWは、それぞれワード線(WL)ドライバWLDWおよびダミーワード線ドライバ(DWLドライバ)DWLDWによりそれぞれ駆動される。
ビット線BLa_BWに両端に、ビット線(BL)ドライバBDVWalおよびBDVWarが設けられ、ビット線BLb_Wの両側に、ビット線(BL)ドライバBDVWblおよびBDVWbrが設けられる。これらのビット線ドライバBDVWal、BDVWar、BDVWblおよびBDVWbrは、それぞれ、書込データに応じて、対応のビット線に書込電流を流す。このビット線書込電流の方向が、書込データの論理値に応じて設定される。
ビット線BLa_WおよびBLb_Wは、読出ゲートRGWaおよびRGWbを介して内部読出データ線RDBW0およびRDBW1にそれぞれ接続される。これらの読出ゲートRGWaおよびRGWbは、読出列選択信号RCSLiに従って選択的に導通する。複数ビット並列読出であるため、読出列選択信号RCSLiは複数のビット線に対して設けられる読出ゲートに共通に与えられる。内部読出データ線RDBW0およびRDBW1には、それぞれ、複数の読出ゲートが設けられており、対応の複数組の読出ゲートのうちの1つが、読出列選択信号RCSL(RCSLi:iは、1つのビット線の組に含まれるビット線の数に応じて設定される)により1つのビット線が選択される。
内部読出データ線RDBW0およびRDBW1とセンスアンプSA0およびSA1の間にスイッチ回路SWW0およびSWW1が設けられる。これらのスイッチ回路SWW0およびSWW1は、読出ブロック選択信号RBSWに従って、内部読出データ線RDBW0およびRDBW1を、それぞれ対応のセンスアンプSA0およびSA1の正入力(+)および負入力(−)のいずれかに接続する。
メモリサブアレイ2bにおいても、同様、メモリセルMCaおよびMCbと、リファレンスセルDMCaおよびDMCbが設けられる。メモリセルMCaおよびリファレンスセルDMCaが、ビット線BLa_Eに接続され、メモリセルMCbおよびリファレンスセルDMCbが、ビット線BLb_Eに接続される。メモリセルMCaおよびMCbは、ワード線WLaEに接続され、リファレンスセルDMCaおよびDMCbは、ダミーワード線DWLaEに接続される。これらのワード線WLaEおよびダミーワード線DWLaEは、それぞれワード線(WL)ドライバWLDEおよびダミーワード線ドライバ(DWLドライバ)DWLDEにより選択状態へ駆動される。
ビット線BLa_EおよびBLb_Eそれぞれの両側に、ビット線ドライバBDVEalおよびBDVEblおよびビット線ドライバBDVEarおよびBDVEbrが設けられる。
ビット線BLa_EおよびBLb_Eは、内部読出データ線RDBE0およびRDBE1にそれぞれ読出ゲートRGEaおよびRGEbを介して接続される。この読出ゲートRGEaおよびRGEbも、読出列選択信号RCSLiに従って選択的に導通する。
読出データ線RDBE0およびRDBE1に対してスイッチ回路SWE0およびSWE1が設けられる。スイッチ回路SWE0は、読出ブロック選択信号RBSEに従って、この内部読出データ線RDBE0を、センスアンプSA0の正入力および負入力のいずれかに接続する。スイッチ回路SWE1は、読出ブロック選択信号RBSEに従って内部読出データ線RDBE1を、センスアンプSA1の正入力および負入力のいずれか一方に接続する。
これらのメモリサブアレイ2aおよび2bにおいて、中央のダミーセル領域15Wおよび15Eにおいて、これらのリファレンスセルが配置され、このリファレンスセルの抵抗値を正確に設定する。
データ読出時においては、メモリサブアレイ2aおよび2bの一方においてメモリセルMCが選択される。今、メモリサブアレイ2aにおいて、メモリセルMCaおよびMCbが選択される場合を想定する。この場合、メモリサブアレイ2bにおいては、ダミーワード線WLaEが選択状態へ駆動され、リファレンスセルDMCaおよびDMCbが選択される。読出ゲートRGWaおよびRGWb、RGEaおよびRGEbが読出ブロック選択信号RBSWおよびRBSEに従って導通し、ビット線BLa_WおよびBLb_Wがスイッチ回路SWW0およびSWW1に接続され、また、ビット線BLa_EおよびBLb_Eが、それぞれスイッチ回路SWE0およびSWE1に接続される。
メモリサブアレイ2aのメモリセルMCaおよびMCbが選択されるため、読出ブロック選択信号RBSWに従って内部読出データ線RDBW0およびRDBW1が、それぞれ、スイッチ回路SWW0およびSWW1を介してセンスアンプSA0およびSA1の正入力に接続される。一方、スイッチ回路SWE0およびSWE1は、読出ブロック選択信号RBSEに従って、内部読出データ線RDBE0およびRDBE1を、それぞれセンスアンプSA0およびSA1の負入力に接続する。これらのセンスアンプSA0およびSA1の負入力は、共通に接続されている。したがって、このリファレンスセルDMCaおよびDMCbには、内部読出データ線RDBE0およびRDBE1を介して、センスアンプSA0およびSA1から読出電流が供給され、これらのリファレンスセルDMCaおよびDMCbには、それぞれ、リファレンスセル電流I(Rmax)およびI(Rmin)が流れる。
リファレンスセルDMCaおよびDMCbは、センスアンプSA0およびSA1両者から電流が供給されるため、センスアンプSA0およびSA1の各々の負入力から供給される電流は、リファレンスセル電流I(Rmax)およびI(Rmin)の平均値、すなわち(I(Rmax)+I(Rmin))/2である。一方、ビット線BLa_Wには、メモリセルMCaのセル電流が流れ、同様、内部読出データ線RDBW1およびビット線BLb_Wには、メモリセルMCbの記憶データに応じたセル電流が流れる。これらのメモリセルMCaおよびMCbは、その記憶データに応じて高抵抗状態または低抵抗状態である。センスアンプSA0およびSA1の負入力に流れる高抵抗状態のセル電流I(Rmax)および低抵抗状態のセル電流I(Rmin)の平均電流を参照することにより、メモリセルMCaおよびMCbの記憶データを読出し、内部読出データDQ<0>およびDQ<1>を生成する。すなわち、平均電流とセル電流とを差動増幅して内部読出データを生成する。
この場合、正確なデータの読出および充分な読出マージンの確保のためには、リファレンスセルDMCaおよびDMCbの抵抗値を、正確に高抵抗状態および低抵抗状態に対応する抵抗値にそれぞれ設定することが要求される。メモリサブアレイ2aおよび2bの中央部にこれらのリファレンスセルDMCaおよびDMCbを配置することにより、アレイ周辺部に配置した場合のパターニング時のずれの影響を抑制でき、正確な参照電流を生成してデータの読出を行なうことができる。
また、メモリサブアレイ2aおよび2bに対しては、メモリセルMCaおよびMCbに対し共通にソース線SLが設けられており、ソース線SLはいわゆるメッシュ状に配設される構成となり、メモリセル電流およびリファレンスセル電流が流れる場合のソース線SLの電位の浮き上がりを抑制することができ、正確な電流検出を行なうことができる。
図4は、メモリサブアレイのメモリセルの平面レイアウトを概略的に示す図である。このメモリサブアレイにおいて、メモリセルおよびリファレンスセルは同一のレイアウトを有するため、図4においては、単に、4行4列に配置されるメモリセルの平面レイアウトを概略的に示す。メモリサブアレイは、図4に示す4行4列に配置されるメモリセルがXおよびY方向に繰返し配置されて構成される。
メモリセルおよびリファレンスセル各々には、メモリセル形成領域20がそれぞれ割当てられる。このメモリセル形成領域20は、X方向に沿ってピッチPTxを有し、Y方向に沿ってピッチPTyを有し、メモリセル形成領域20内に1ビットのメモリセルが形成される。図4においては、このメモリセル形成領域20のピッチPTxおよびPTyはほぼ等しいように示す。
X方向に連続的に延在して活性領域(不純物領域)30aおよび30bがそれぞれ形成される。活性領域30aおよび30bは、ソース拡散配線(不純物領域)を構成し、2列のメモリセルに共通に設けられる。各メモリセル形成領域において、ソース不純物領域30aおよび30b各々とY方向に関して対向してドレイン不純物領域31a、31b、31cおよび31dがメモリセル形成領域20のX方向に関して中央位置からずれて配置される。ドレイン不純物領域31aおよび31bは、X方向において各メモリセル形成領域の領域境界に関して鏡映対称に配置される。同様、ドレイン不純物領域31cおよび31dもX方向に関して、メモリセル形成領域の境界領域に関して鏡映対称に配置される。同様、Y方向においても、このメモリセル形成領域の境界領域に関してドレイン不純物領域31aおよび31cが鏡映対称に配置され、また同様、不純物領域31bおよび31dも鏡映対称に配置される。
ソース不純物領域30aとドレイン不純物領域31aおよび31bの間の領域に、X方向に連続的に延在して、たとえばポリシリコンで構成されるゲートワード線32aが配置され、ソース不純物領域30aとドレイン不純物領域31c、31dの間に、ゲートワード線32bが配置される。同様に、ソース不純物領域30bについても、その両側にX方向に連続的に延在するゲートワード線32cおよび32dが配置される。
ゲートワード線32a、32b、32cおよび32dは、それぞれ、X方向において所定の間隔で、Y方向にメモリセル形成領域20の境界にまで延在する突出部33a、33b、33c、および33dを有する。突出部33a、33b、33cおよび33dは、X方向において4ビットのメモリセル毎に配置され、Y方向に隣接するゲートワード線(例えばゲートワード線32aおよび32b)においては、2ビットのメモリセル分ずれて配置される。
同じソース不純物領域30aに対して設けられるゲートワード線32aおよび32bの突出部33a、33bは互いに逆方向に配置され、また、ソース不純物領域30bのゲートワード線32cおよび32dに対して設けられる突出部33cおよび33dも、反対方向に配置される。ゲートワード線の1本おきのゲートワード線32aおよび32cの突出部33aおよび33bは、同じ位置に設けられ、また、突出部33bおよび33dは、X方向における同じ位置に設けられる。X方向において、異なる位置に突出部33bおよび33dを置くことにより、十分に余裕を持って、このワード線突出部を配置することができる。
ソース不純物領域30aおよび30bには、ソースコンタクト36aおよび36bがそれぞれ設けられる。ソースコンタクト36aおよび36bは、それぞれX方向において2ビットのメモリセル毎に配置される。ドレイン不純物領域31a−31dに対しても、ドレインコンタクト35a、35b、35cおよび35dがそれぞれ設けられる。ドレインコンタクト35a−35dは、メモリセル形成領域の境界領域についてX方向およびY方向について鏡映対称に配置される。これらの突出部33a−33dに対しては、それぞれ、シャント用コンタクト34が設けられる。このシャント用コンタクト34を介して後に説明する上層のメタル配線と電気的に接続される。このシャント用コンタクト34が、図2に示すシャント線11の一部を構成する。
ドレイン不純物領域に対するコンタクト35a−35dは、この上層に形成される可変抵抗素子に電気的に結合される。
ドレイン不純物領域31a−31dは、対応のメモリセル形成領域20のX方向についての中心領域からずれた位置に配置される。すなわち、X方向に沿ったドレイン不純物領域端部からメモリセル形成領域20の境界領域までの距離は、それぞれL1およびL2であり、L1>L2の関係を満たす。ドレインコンタクト35a−35dは、メモリセル形成領域20の境界領域に関して鏡映対称に配置されている。したがって、X方向に沿って隣接するメモリセルのドレイン不純物領域間の距離は、交互に2・L1、2・L2となる。このドレイン不純物領域間の距離の関係が、X方向に沿って繰返される。ドレイン不純物領域間の距離が2・L1の領域にゲートワード線の突出部33a−33bを配置することにより、突出部33a−33dを十分余裕を持って配置することができる。
また、これらの突出部33a−33dを、メモリセル形成領域20のY方向についての境界領域にまで延在させることにより、ドレインコンタクト35a−35d各々とシャント用コンタクト34の距離を十分に大きく取ることができる。したがって、突出部のパターニング時の位置ずれまたはパターンずれ(パターニング不良)が生じても、ドレイン不純物領域と突出部との重なり、突出部とドレインコンタクトの接触などの不良発生を回避することができる。また、シャント用コンタクト34およびドレインコンタクト35a−35dを、メモリセル微細化時においても、十分に余裕を持って配置することができる。
また、メモリセル形成領域においてワード線シャント領域を設けることができ、メモリアレイの面積増大を抑制することができる。
また、ドレインコンタクト35a−35dは、X方向に沿ってメモリセル形成領域境界に関して鏡映対称に配置されている。従って、ドレインコンタクト35bおよび35aのX方向における距離は、ソースコンタクト36aおよび36b形成領域に対応する領域において十分広くすることができる。すなわち、ドレインコンタクト35bは、メモリセル形成領域中心部からずれて配置されており、そのドレインコンタクト35bとメモリセル形成領域20の境界までの距離L4は、そのワード線突出部が形成されているメモリセル形成領域の境界までの距離L3より十分大きくすることができる。したがって、ドレインコンタクト間距離が2・L4の領域にメタル配線で構成されるメタルソース線を配置することができ、ソース線コンタクト36aおよび36bに電気的に接続される上層のメタルソース線の幅を十分に広くすることができ、ソース線抵抗を十分に低減することができる。
図5は、図4に示す線V−Vに沿った断面構造を概略的に示す図である。図5においては、2つのメモリセル形成領域(破線で示す)における断面構造を示す。図5において、メモリセルは、半導体基板領域1上に形成され、隣接メモリセルは、例えばシャロートレンチアイソレーション膜で構成される素子分離領域STIにより互いに分離される。なお、メモリセルは、半導体基板領域1上に形成され、隣接メモリセルが素子分離領域STIにより分離されるため、以下の説明においては、これらの半導体基板領域および素子分離領域の参照符号を示し、その説明は適宜省略する。
中央のメモリセルの境界領域に、ソース不純物領域30aが配置される。ゲートワード線32aおよび33aがソース不純物領域30aの上層に配置される。ゲートワード線32aに対しては、同層の配線を用いて、メモリセル境界領域にまで突出部33aが延在して配置され、等価的にゲートワード線がメモリセル境界領域まで延在する。この突出部33aの端部(メモリセル形成領域境界)において、シャント用コンタクト34が設けられる。また、素子分離領域STI上に、ゲートワード線32bと離れて、Y方向において隣接するメモリセルの突出部33cが配置され、この突出部33c上にシャント用コンタクト34が配置される。図4に示すように、Y方向に沿ったメモリセル形成領域境界においては、1つのシャント用コンタクト34が配置されるだけであり、すなわち、2行のメモリセルに対して1つのシャント用コンタクト34が配置されるだけであり、十分余裕をもってシャント用コンタクト34を配置することができる。
図6は、図4に示す線VI−VIに沿った断面構造を概略的に示す図である。図6においても、2つのメモリセル形成領域(破線で示す)の断面構造を示す。図6において、ソース不純物領域30a中央部に、ソース線コンタクト36aが配置される。ソース不純物領域30a両側の上層に、ゲートワード線32aおよび32bが配置される。この領域においても、ソース不純物領域30aの両側に、ゲートワード線32aおよび32bが配設されているだけであり、十分余裕を持って、ソース線コンタクト36aを配置することができる。なお、図6に示す構造においても、半導体基板領域1上にソース不純物領域30aの両側に素子分離領域STIが配置され、隣接メモリセルと分離される。
図7は、図4に示す線VII−VIIに沿った2つのメモリセル形成領域の断面構造を概略的に示す図である。この領域においては、ソース不純物領域30aの両側それぞれに対向して、ドレイン不純物領域31bおよび31dが配設される。ドレイン不純物領域31bおよび31dそれぞれに隣接して、素子分離領域STIが配置される。ソース不純物領域30aおよびドレイン不純物領域31bの間の領域上に、ゲートワード線32aがゲート絶縁膜GIを介して形成され、また、ソース不純物領域30aとドレイン不純物領域31dの間の領域に、ゲート絶縁膜GIを介してゲートワード線32bが配置される。ドレイン不純物領域31bおよび31dには、それぞれドレインコンタクト35bおよび35dが設けられる。
通常、アクセストランジスタ導通時、ゲートワード線32aおよび32b下部にはチャネルが、形成される。ゲートワード線32aおよび32b下部には、しきい値電圧調整などのために不純物注入が行なわれる。以下の説明においては、「活性領域」という用語は、このソース不純物領域30a、ドレイン不純物領域31bおよび31dと、チャネル形成領域(ゲートワード線下部の領域)を含む、不純物が注入される領域を示すものとして使用する。
これらの図5から図7に示すように、ワード線杭打ち構造を実現するためのシャント用コンタクト34は、メモリセル形成領域に配置することができ、特別な、ワード線シャント領域を設ける必要がなく、メモリセルのレイアウト面積を増大させることなくワード線杭打ち構造を実現することができ、アレイのレイアウト面積増大を抑制することができる。
図8(A)、図8(B)および図8(C)は、それぞれ、図4に示す線IIXA−IIXA、線IIXB−IIXBおよび線IIXC−IIXCに沿ったメモリセル構造をドレイン領域方向に向かって見たメモリセル構造の断面構造を概略的に示す図である。図8(A)において、ゲートワード線32aが配置される。このゲートワード線32a下部に複数のチャネル領域が互いに間をおいて配置される。これらの複数のチャネル領域をはさむように素子分離領域STIが配置され、チャネル領域が互いに分離される。これらのチャネル領域各々とゲートワード線32aとの間には、ゲート絶縁膜GIが配置される。
素子分離領域STIの幅は、交互に距離2・L1および2・L2である。すなわち、素子分離領域STI(1)およびSTI(3)の幅が、2・L1であり、素子分離領域STI(2)幅が、2・L2である。
図8(A)に示すゲートワード線32aから離れた領域において、図8(B)に示すように、ドレイン不純物領域31aおよび31bそれぞれにドレインコンタクト35aおよび35bがそれぞれ設けられる。ドレインコンタクト35a(1)および35b(2)の間の素子分離領域STI上に突出部33aが配置される。
これらのドレインコンタクト35aおよび35bの距離は、交互に2・L3および2・L4となる。メモリセル形成領域境界に関してドレインコンタクトは、鏡映対称的に配置される。すなわち、ドレインコンタクト35a(1)および35b(2)間の距離が2・L3であり、ドレインコンタクト35b(2)および35a(3)の間の距離が、2・L4である。ドレインコンタクト35a(3)および35b(4)間の距離が2・L3である。ドレイン不純物領域間距離が2・L1であり、ドレインコンタクト間距離が2・L3の領域において、突出部33aに対してシャント用コンタクト34が設けられる。
したがって、このシャント用コンタクト34に接続する突出部33aを間に挟むドレイン不純物領域31aおよび31bの間の距離は2・L1と十分広く、十分余裕を持って、このゲートワード線突出部を、ドレイン不純物領域との重なりなどを回避して正確に配置することができる。
図8(C)において、ドレイン不純物領域31cおよび31dが交互に配置される。この配置においても、ドレイン不純物領域31cおよび31dの間の距離も、2・L1および2・L2の距離が交互に設定される。
これらのドレイン不純物領域31cおよび31dに対し、それぞれドレインコンタクト35cおよび35dが設けられる。ゲートワード線32bの突出部33bを介して、シャント用コンタクト34が設けられる。このシャント用コンタクト34は、ドレイン不純物領域間距離が2・L1の間の領域である。図8(B)および図8(C)においてほぼ位置合わせして示しているように、ゲートワード線32aおよび32bに対するシャント用コンタクト34は、異なる位置に配置され、これらの突出部およびシャント用コンタクト34を介してワード線間のクロストークが生じるのを回避することができる。
図9は、図4に示す平面レイアウトの上層の第1メタル配線のレイアウトを概略的に示す図である。図9においては、ゲートワード線32a−32dと、ドレインコンタクト35a−35dおよびシャント用コンタクト34を併せて示す。
図9において、ドレインコンタクト35a−35dそれぞれに対応して第1メタル配線で形成される第1中間配線40a−40dが配置される。第1中間配線40aおよび40bが、X方向に沿って交互に配置され、第1中間配線40cおよび40dが、X方向に沿って交互に配置される。Y方向において、第1中間配線40aおよび40cが交互に配置され、また、第1中間配線40bおよび40dがY方向において交互に配置される。
これらの第1中間配線40a−40dは、Y方向に長い矩形形状を有し、メモリセル形成領域20の境界から対応のゲートワード線32aおよび32bを横切るように配置される。これらの第1中間配線40a−40dは、上層に形成される可変磁気抵抗素子との電気的接続を取るための中間プラグの一部を構成し、アクセストランジスタのドレイン不純物領域31a−31dが、対応のドレインコンタクト35a−35dを介して上層の可変磁気抵抗素子と電気的に接続される。
これらの第1中間配線40a−40dは、配線最密に配置するためにX方向およびY方向に沿って並進対称で配置され、同じパターンで繰返し配置される。したがって、メモリセル形成領域20において、これらの第1中間配線40a−40dは各々ほぼ中央領域に配置される。
これらの第1中間配線40a−40dに対して、第1ビア42a−42dが上層配線との接続のために、それぞれ、ドレインコンタクト35a−35dに対応して設けられる。これらの第1ビア42a−42dは、X方向およびY方向に沿ってほぼ整列して配置される。第1ビア42aおよび42bが、X方向において交互に配置され、第1ビア42cおよび42dが、X方向において交互に配置される。第1ビア42aおよび42cが、Y方向において交互に配置され、第1ビア42bおよび42dが、Y方向において交互に配置される。
第1中間配線40a−40bの間に、第1中間配線44aおよび44cが、それぞれゲートワード線32aおよび32cに対応してY方向に沿って整列して配置され、またワード線32bおよび32dに対応して、シャント用コンタクト34に対応して第1中間配線44bおよび44dがY方向に整列して配置される。これらの第1中間配線44a−44dは、ワード線シャント構造実現のための中間配線であり、対応のシャント用コンタクト34から対応のゲートワード線32a−32d上にまで延在して配置される。
隣接列においては、シャント用コンタクト34は、2メモリセルの距離を置いて配置され、同一行においては、シャント用コンタクト34は、2行毎に配置される。従って、中間配線44a−44dも、シャント用コンタクト34と同様のピッチを持って配置される。
シャント用の第1中間配線44aおよび44cに対し対応のゲートワード線32aおよび32cの上層において第1ビア46aおよび46cが設けられ、また、第1中間配線44bおよび44dに対してもそれぞれ対応のゲートワード線32cおよび32d上層において第1ビア46bおよび46dが配置される。このシャント用の中間配線44a−44dも、Y方向に関して並進対称に配置される。
ソースコンタクト36aおよび36bに対応して、中央部にY方向に連続的に延在する第1金属配線で形成されるメタルソース線48が配設される。このメタルソース線48は、ソース線コンタクト36aおよび36bを介して下層のソース不純物領域(図9には示さず)に電気的に接続される。
ワード線シャント用の第1ビア46aは、ドレイン接続用の第1ビア42aおよび42bとジグザグ状に配置され、また他のワード線コンタクト用の第1中間配線44b−44dに対する第1ビア46b−46dも、ドレイン接続用の第1ビア42a−42dとジグザグ状に配置される。これにより、第1ビア間の距離を十分に取ることができる。また、メタルソース線48については、ドレイン不純物領域間の距離が狭くても、ドレインコンタクト35a−35dのX方向の隣接対ドレインコンタクト間の距離が十分大きいため、十分な幅を持って配置することができ、低抵抗のメタルソース線48を配置することができる。また、第1中間配線44a−44dも、X方向におけるメモリセル形成領域20の境界に配置され、また、ドレイン接続用の第1中間配線40a−40dは、メモリセル形成領域20のX方向の中央部に配置され、ゲートワード線突出部に対応して十分余裕を持ってワード線シャント用第1中間配線44a−44dを配置することができる。
また、X方向において、ソースコンタクト36aの両側に位置するドレインコンタクト35aおよび35bをドレイン不純物領域31aおよび31bの中心に対してソースコンタクト36aから離れる方向にずらして配置させておくことで、第1中間配線40aおよび40bと同相に形成されるメタルソース線48の線幅を広くして抵抗を低減することができる。
図10は、図9に示す平面レイアウトの上層の第2メタル配線の平面レイアウトを第2ビアの配置とともに示す図である。図10において、第1中間配線40a−40dそれぞれに交差するように、X方向に長い矩形形状に第2メタル配線で構成される第2中間配線50a−50dがそれぞれ対応して配置される。これらの第2中間配線50a−50dにおいて、X方向に沿って第2中間配線50aおよび50bが交互に配置され、またX方向に沿って第2中間配線50cおよび50dが交互に配置される。
図9に示すシャント用の第1中間配線44a−44dに設けられた第1ビア46a−46d上に、X方向に連続的に延在し、図示しないゲートワード線に対応して第2メタル配線(メタルワード線)52a−52dが配置される。これらの第2メタル配線52a−52dは、それぞれ、第1ビア46a−46dを介して下部の第1中間配線44a−44dに接続される。第1中間配線44a−44dは、それぞれ、図9に示すシャント用コンタクト34を介して対応のゲートワード線に電気的に接続される。したがって、これらの第2メタル配線52a−52dは、それぞれその下層に配置されるゲートワード線に電気的に接続される。これにより、ワード線がゲートワード線およびメタルワード線で構成されるワード線階層構造が実現され、低抵抗のワード線が実現される。
これらの第2メタル配線52a−52dは、第1中間配線44a−44dの上層のメタル配線である。したがって、このシャント用の第1中間配線44a−44dが、Y方向に沿ってのメモリセル形成領域境界部にまで延在する場合においても、何らこれらのシャント用の第1中間配線44a−44dは、第2メタル配線52a−52dの配置には悪影響は及ぼさない。
図11は、図10に示す平面レイアウトの線XI−XIに沿った2つのメモリセル系セ領域の断面構造を概略的に示す図である。この図11においては、図5に示す断面構造の下層の配置についても併せて示す。ソース不純物領域30aの両側それぞれの上層に、ゲートワード線32aおよび32bが配置される。ゲートワード線32aは突出部33aを介してメモリセル形成領域の境界部にまで延在する。このメモリセル形性領域境界において、シャント用コンタクト34を介して、突出部33aが第1中間配線44aに電気的に接続される。
また、隣接メモリセルの突出部33cに対しても第1中間配線44cがシャント用コンタクト34を介して電気的に接続される。
第1中間配線44aは、第2ビア46aを介して第2メタル配線52aに電気的に接続される。第2メタル配線52a、第1メタル配線で構成される第1中間配線44a、突出部33a、およびゲートワード線32aにより、階層ワード線が構成され、比較的抵抗の高いゲートワード線が低抵抗の第2メタル配線52aに電気的に接続されて、等価的に抵抗が低減される。ゲートワード線32bに対しても、同様、第2メタル配線52bが配設される。
図12は、図10に示す線XII−XIIに沿った2つのメモリセル形成領域の断面構造を概略的に示す図である。この図12においては、第1メタル配線で構成されるメタルソース線48が連続的に延在する。このメタルソース線48は、ソース線コンタクト36aを介して下部のソース不純物領域30aに電気的に接続される。メタルソース線48と交差するように、第2メタル配線52aおよび52bが配設される。また、メタルソース線48下部において、ゲートワード線32aおよび32bが、ソース不純物領域30aの両側の上層に配置される。
図13は、図10に示す線XIII−XIIIに沿った2つのメモリセル形成領域の断面構造を概略的に示す図である。図13に示す断面構造は、図7に示す断面構造に対してさらに第2メタル配線が配置される構成であり、図13において図7に示す構成と対応する部分には、同一参照符号を付して、その詳細説明は省略する。
この領域においては、図7に示すように、ドレイン不純物領域31bおよび31dは、それぞれドレインコンタクト35bおよび35dを介して第1中間配線40bおよび40dに電気的に接続され、第1中間配線40bおよび40dは、それぞれ第2ビア42bおよび42dをそれぞれ介して第2中間配線50bおよび50dに電気的に接続される。これらの第2中間配線50bおよび50dに隣接して、第2メタル配線52aおよび52bが配設される。
これらの図10から図13に示すように、第2メタル配線および第2ビアについても、その配置は、並進対称配置であり、X方向およびY方向に沿って同じパターンで繰返し配置され、高密度で、配線を配置することができる。
図14(A)および図14(B)は、それぞれ、図10に示す線XIVA−XIVAおよび線XIVB−XIVBに沿った断面構造を概略的に示す図である。この図14(A)においては、線XIVA−XIVAに沿って図の左側に向かってメモリセル構造を見たときの断面構造を模式的に示し、図14(B)においては、線XIVB−XIVBに沿って図の右側に沿ってメモリセル構造を見たときの断面構造を示す。
図14(A)においては、素子分離領域STIとチャネル領域が半導体基板領域1表面に交互に配置され、また、チャネル形成領域上にゲート絶縁膜GIが形成され、これらのゲート絶縁膜GIおよび素子分離領域STI上にゲートワード線32aが連続的に配置される。図示しないドレイン不純物領域31aおよび31bは、それぞれ、図示しないドレインコンタクト35aおよび35bにより、第1中間配線40aおよび40bに電気的に接続される。上層に、連続的に延在する第2メタル配線52aが配設される。第2メタル配線52aは、図示しないシャント用コンタクト34、第1中間配線44aおよび第1ビア46aを介してゲートワード線32aに電気的に接続される。
図14(B)において、ドレイン不純物領域31aおよび31bが、半導体基板領域1の表面に交互に配置され、素子分離領域STIにより互いに分離される。これらのドレイン不純物領域31aおよび31bは、それぞれ、ドレインコンタクト35aおよび35bにより、上層の第1中間配線40aおよび40bに電気的に接続される。この中央部の第1中間配線40bおよび40aの間に、第1メタル配線で構成されるメタルソース線48が配設される。
第1中間配線40aおよび40bは、それぞれ、第1ビア42aおよび42bを介して第2メタル配線で構成される第2中間配線50aおよび50bに接続される。一方、突出部33aは、図示しないシャント用コンタクト34を介して第1メタル配線44aに電気的に接続される。
ドレインコンタクト間の距離が2・L4の間の領域に、メタルソース線48が配設され、またドレイン不純物領域の間隔が2・L3領域に、突出部33a、ワード線シャントを行なうための第1中間配線およびシャント用コンタクト34(図示せず)が配置される。
第2メタル配線50aおよび50bには、それぞれ、上層配線との電気的接続のための第2ビアVaおよびVbが配設される。
図14(A)および(B)においては、X方向において各領域は、ほぼ、X方向に関して位置合わせして示される。第2メタル配線52aをゲートワード線32aに電気的に接続するシャント領域は、ドレイン不純物領域の間の距離が2・L1の間の領域であり、また、メタルソース線48を配設する領域は、ドレインコンタクト間の距離が2・L4の領域である。従って、十分余裕をもって、ワード線杭打ち領域およびソース線杭打ち領域を、特別の領域を設けることなく、メモリセル形成領域内に配置することができる。
図15は、図10に示す平面レイアウトの上層の第3メタル配線の平面レイアウトを概略的に示す図である。図15においては、この第2メタル配線の配置も併せて示す。
図15において、第2中間配線50a−50dそれぞれに対応して第3メタル配線で構成される第3中間配線60a−60dが、それぞれ対応の第2中間配線と重なり合うように配置される。これらの第3中間配線60a−60dは、それぞれ第2ビアVa−Vdを介してそれぞれ対応の第2中間配線50a−50dに電気的に接続される。
第2メタル配線52a−52dそれぞれに対応して重なり合うように第3メタル配線62a−62dがそれぞれ配置される。この第3メタル配線62a−62dは、下層の第2メタル配線52a−52dとは、非接触である。所定の間隔で、ワード線コンタクト用の第2ビア46a−46dがそれぞれ配置されるが、これらは、第2メタル配線52a−52dと下層の第1中間配線(50a−50d)との間の電気的接続を取るためのものである。
この第2メタル配線52a−52dに重なり合うように第3メタル配線62a−62dを配置することにより、上層の可変磁気抵抗素子および書込ワード線(デジット線)の配置の段差を均一にする。また、図示しないプロセッサと同一製造工程で、このMRAMセルを形成する。
図16は、図15に示す平面レイアウトの上層の第4メタル配線の平面レイアウトを概略的に示す図である。図16においては、図15に示す第3メタル配線60a−60dおよび62a−62dの配置を併せて示す。
図16において、第4メタル配線で構成される第4中間配線65a−65dが、それぞれ、第3中間配線60a−60dと重なり合うように配置される。これらの第4中間配線65a−65dは、それぞれ、対応の第3中間配線60a−60dに対し第3ビアVVa−VVdを介して電気的に接続される。
一方、第3メタル配線62a−62dと重なり合うように、第4メタル配線67a−67dが配設される。これらの第4メタル配線67a−67dは、書込ワード線(デジット線)を構成する。
図17は、図16に示す線A17−A17に沿った2つのメモリセル形成領域の断面構造を概略的に示す図である。この図17に示す断面構造は、図11に示す断面構造の上層の第3および第4メタル配線の配置を示し、下層の第2メタル配線以下の層についての構成要素において対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図17において、第2メタル配線52aおよび52b上に、第3メタル配線62aおよび62bが配置される。第3メタル配線62aおよび62bに整列してかつその上層に、第4メタル配線67aおよび67bが配置される。
図18は、図16に示す線A18−A18に沿った2つのメモリセル形成領域の断面構造を概略的に示す図である。この図18に示す断面構造は、図12に示す断面構造に対する上層の第3および第4メタル配線の配置を示す。したがって、この図18においても、図12に示す断面構造と対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図18において、第2メタル配線52aに整列して、第3メタル配線62aおよび第4メタル配線67aが順次積層して配置される。同様、第2メタル配線52b対しても、上層に整列して、第3メタル配線62bおよび第4メタル配線67bが順次配置される。
図19は、図16に示す線A19−A19に沿った2つのメモリセル形成領域の断面構造を概略的に示す図である。この図19に示す断面構造は、図13に示す断面構造の上層の配線の配置を示しており、第2メタル配線層以下の対応する構成要素には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
第2中間配線50b上に第3中間配線60bが整列して配置され、この第3中間配線60b上に整列して、第4メタル配線で構成される第4中間配線65bが配置される。第3中間配線60bと第2中間配線50bは、第1ビアVbにより電気的に接続される。第3中間配線60bと第4中間配線65bは、第2ビアVVbにより電気的に接続される。
第2メタル配線52a上に整列して、第3メタル配線62aおよび第4メタル配線67aが配置される。この第4メタル配線67aは、デジット線を構成する。
同様、第2中間配線52d上に整列して、第3中間配線60dおよび第4中間配線65dが配置され、また、第2メタル配線52b上に整列して、第3メタル配線62bおよび第4メタル配線67bが配置される。第2中間配線52bおよび第3中間配線60bは、第1ビアVdを介して互いに電気的に接続され、第3中間配線60dと第4中間配線65bは、第2ビアVVdを介して電気的に接続される。
第1メタル配線の第1中間配線から第4メタル配線で構成される第4中間配線まで、ビアを介して電気的に接続することにより、上層に形成される可変磁気抵抗素子に対する電気的コンタクト/プラグのアスペクト比が高くなる場合においても、確実に、電気的コンタクトを形成することができる。
この図16から図19に示すように、この可変磁気抵抗素子に対する電気的接続を取るための構成は、その配線レイアウトが並進対称性を有しており、高密度で、配線間ピッチを最小にして配線を配置することができる。
図20は、図16に示す平面レイアウト上に配置される可変磁気抵抗素子の平面レイアウトを概略的に示す図である。図21において、メモリセル形成領域20各々において、同じ形状のパターンが配置される。すなわち、第4中間配線65a−65dの中央部に、第3ビア69が配置される。この第3ビア69上に、ほぼ正方形形状の局所配線70が配置される。局所配線70は、この第3ビア69を介して下層の第4中間配線65a−65dに電気的に接続される。この局所配線70および第3ビア69の配置は、この図20に示す4行4列に配置されるメモリセル形成領域において同じであるため、これらの構成要素に対する参照符号は、この4行4列の外周に配置されるメモリセル形成領域に対してのみ付す。
局所配線70上の、第4メタル配線67a−67dと対応する位置に可変磁気抵抗素子72が配置される。この可変磁気抵抗素子72は、互いに曲率の異なる2つの円弧により囲まれた形状を有する。この可変磁気抵抗素子を弓張り月形状に形成することにより、その周辺領域における磁化反転を抑制し、誤書込が生じるのを抑制する。
可変磁気抵抗素子72の中央部に、上部電極74が配置される。この上部電極74は、その上層に配置されるビット線に対する電気的コンタクトを形成する機能を併せて有する。
図20に示すように、可変磁気抵抗素子に関連する部分のレイアウトは、すべてX方向およびY方向において同じパターンで繰返し配置される。これにより、可変磁気抵抗素子のパターンのレイアウトを簡略化し、正確なパターニングを実現し、可変磁気抵抗素子の抵抗値のばらつきを抑制する。
図21は、図20に示す平面レイアウトの上層の第5メタル配線のレイアウトを概略的に示す図である。図21においては、MRAMセル構成について、1つのMRAMセルに対する平面レイアウトに参照番号を付す。1つのメモリセル形成領域20における局所配線70、可変磁気抵抗素子72および上部電極74の配置は、各メモリセル形成領域20において同じであり、この同一パターンが各メモリセル形成領域に対してX方向およびY方向に繰返し配置される。
Y方向に連続的に延在して第5メタル配線80a−80dがそれぞれ互いに間をおいて各メモリセル列に対応して配置される。これらの第5メタル配線80a−80dは、それぞれ、ビット線を構成し、対応のメモリセル(可変磁気抵抗素子)の上部電極74と電気的に接続される。これにより、可変磁気抵抗素子72が、対応のビット線(80a−80d)と電気的に結合される。
図22は、図21に示す線A22−A22に沿った2つのメモリセル形成領域の断面構造を概略的に示す図である。この図22に示す断面構造は、図17に示す断面構造に対応し、X方向に沿ったメモリセル形成領域の境界領域には、局所配線70が設けられていない。したがって、この図22に示す断面構造は、図17に示す断面構造と同じ構成となり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図23は、図21に示す線A23−A23に沿った2つのメモリセル形成領域の断面構造を概略的に示す図である。この図23に示す断面構造は、メタルソース線48が配置される領域の断面構造であり、この領域においては、メモリセルは形成されないため、可変磁気抵抗素子72は配置されず、また、局所配線70も配置されない。したがって、この図23に示す断面構造は、図18に示す断面構造と同じ構成となり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図24は、図21に示す線A24−A24に沿った2つのメモリセル形成領域の断面構造を概略的に示す図である。この図24に示す断面構造において、図19に示す断面構造の上層に、可変磁気抵抗素子がさらに配置される。この図24において図19に示す構成と対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
メモリセル形成領域において、第4中間配線65bおよび65d上に第3ビア69がそれぞれ配置される。これらの第3ビア69はそれぞれ局所配線70に電気的に接続される。この局所配線70上において、第4メタル配線67aおよび67bと整列するように、可変磁気抵抗素子72が配置される。この可変磁気抵抗素子72は、その上部電極74を介して上層の第5メタル配線80dに電気的に結合される。この第5メタル配線80dがビット線を構成する。
これらの図24および図21に示すように、アクセストランジスタ上層に配置される配線は、X方向およびY方向に沿って同じパターンで繰返し配置され、並進対称性を有しており、配線を高密度に配置することができる。
なお、後に詳細に説明するが、可変磁気抵抗素子とアクセストランジスタのドレイン領域とを接続するための第1中間配線40bおよび40dは、すべて、隣接列のメモリセルにおいて、その長さが等しくされる。これにより、ビット線からソース線(第5メタル配線80(80a−80d)からソース不純物領域30(30a、30b))に至るまでの電気抵抗および寄生容量を等しくし、書込電流および読出電流が流れる経路のRC遅延を等しくして、書込/読出特性を各メモリセルにおいて均一とする。
以上のように、この発明の実施の形態1に従えば、ワード線シャント形成領域をX方向に沿ったメモリセル形成領域の境界領域に配置するとともに、ワード線シャント用コンタクトを、メモリセル形成領域のY方向に沿った境界領域に配置している。これにより、ワード線シャント用のコンタクトとアクセストランジスタと可変磁気抵抗素子とを接続するためのドレインコンタクトとの間の距離を十分に大きくすることができる。応じて、このワード線シャント用の突出部においてパターンずれが生じても、ドレインコンタクトまたはドレイン不純物領域との接触またはドレイン不純物領域と突出部との重なりが生じるのを抑制でき、トランジスタ特性が劣化するのを防止することができる。
また、このメモリセル形成領域のX方向に沿った境界領域にワード線シャント用の突出部を配置しており、メモリセル形成領域のレイアウト面積を増大させることなく十分余裕を持って突出部を配置することができる(ドレイン不純物領域のX方向に沿った間隔が、2メモリセルごとに異なるため)。また、このドレインコンタクトの距離を、同様にメモリセルごとに異ならせることにより、ドレインコンタクト間の距離が大きい領域にメタルソース線を配置することができ、余裕を持って幅の広いメタルソース線を配置することができる。応じて、メッシュ状ソース線構造のソース線抵抗をさらに低減することができる。
また、これらのワード線シャント領域は、隣接行において異なる位置に配置するため、また、隣接行の間にソースコンタクトを配置するため、各メモリセル列において4行ごとに1つのワード線シャント領域を配置することができる。また、ソース線シャント用コンタクトを、各メタルソース線において2行ごとにまた2列毎に1つ配置することができる。従って、メタルソース線は、X方向において2メモリセルごとに配置することができる(ドレインコンタクトの距離が長い領域にメタルソース線を配置するため、このドレインコンタクト間距離の大きな領域はX方向に沿って2メモリセルごとに1つ設けられるため)。
[実施の形態2]
図25は、この発明の実施の形態2に従うMRAMの要部の構成を概略的に示す図である。図25においては、メモリサブアレイ2aおよび2bにおいて、メモリサブアレイ2aのメモリセルが選択される場合のMRAMセルのセンスアンプに対する接続態様を概略的に示す。メモリサブアレイ2aにおいて、ビット線BLaWに対し、メモリセルMCaおよびMCbが接続される。これらのメモリセルMCaおよびMCbは、メモリサブアレイ2a内においてその位置が異なり、それぞれ、ワード線WLaWおよびWLbWに対応のアクセストランジスタATRのゲートが接続される。
ビット線BLaWは、データ読出時、対応のセンスアンプSA0に結合される。メモリセルMCaにおいて、可変磁気抵抗素子VRとアクセストランジスタATRが内部配線LNa(中間配線40:40a−40dのいずれか)により相互接続され、メモリセルMCbにおいて、可変磁気抵抗素子VRとアクセストランジスタATRが、内部配線LNb(40)により相互接続される。
一方、メモリサブアレイ2bにおいては、その列方向(ビット線延在方向)における中央部に、リファレンスセルDMC0およびDMC1が配置される。これらのリファレンスDMC0およびDMC1は、メモリセルMCaおよびMCbと同一構造を有し、これらのリファレンスセルのアクセストランジスタATRのゲートは、共通にダミーワード線DWLEに結合される。リファレンスセルの可変磁気抵抗素子VRとアクセストランジスタATRとは内部配線Ldを介して接続される。
リファレンスセルDMC0の可変磁気抵抗素子VRは高抵抗状態に設定され、抵抗値Rmaxを有し、リファレンスセルDMC1の可変磁気抵抗素子VRは低抵抗状態に設定され、抵抗値Rminを有する。
データ読出時においては、センスアンプSA0は、ビット線BLaEおよびBLbEを流れるリファレンスセル電流の平均値を参照電流として、ビット線BLaWを流れる電流レベルを検知し、内部読出データDQ<0>を生成する。
これらのリファレンスセルDMC0およびDMC1は、メモリサブアレイ2d内においてその位置は固定的に定められる。したがって、センスアンプSA0に対するリファレンス電流は、ほぼ一定に設定することができる。
一方、メモリサブアレイ2aにおいては、メモリセルMCaおよびMCbが、そのアレイ内の位置が異なり、ビット線BLaWとセンスアンプSA0の間の距離が異なる。またビット線BLaWに接続されるMRAMセル(可変磁気抵抗素子VR)の抵抗値が異なる場合、このビット線BLaWに対する内部配線LNaおよびLNbの有する抵抗値および寄生容量の影響が異なる。特に、この内部配線LNaおよびLNbの寄生抵抗および配線容量が異なる場合、データ読出時、センスアンプSA0において、このビット線BLaEおよびBLbEを流れるリファレンス電流に対するメモリセル電流の差が異なる場合が生じ、正確な読出を行なうことができなくなる可能性がある。
特に、メモリサブアレイ2aのメモリセルの数が増大した場合、各ビット線BLaWの配線容量が増大するため、そのビット線容量のばらつきの影響が大きくなる。そこで、MRAMセルにおいてアクセストランジスタが鏡映対称に配置される場合においても、上層の内部配線LNaおよびLNbを並進対称性の同一形状に形成し、これらの長さを等しくし、寄生容量および寄生抵抗を等しくする。
これにより、リファレンスセルDMC0およびDMC1のメモリサブアレイ2b内の位置が異なる場合、すなわち、メモリサブアレイ2bにおいて偶数行のMRAMセルがリファレンスセルとして使用される場合および奇数行のMRAMセルがリファレンスセルとして使用される場合においても、常にリファレンスセルの内部配線Ldの容量/配線抵抗を選択メモリセルと等しくすることができる。これにより、メモリサブアレイ2aにおける選択メモリセルの位置に応じてリファレンスセルを2行設け、メモリサブアレイ2aにおける選択メモリセルの位置に応じて、同一形状(ドレインコンタクトに対する内部配線が同一形状)のリファレンスセルを選択するなどの手間が不要となり、制御が容易となり、また、1行のリファレンスセルにより参照電流を正確に生成することができ、リファレンスセルの配置領域の面積を低減することができる。
図26は、この発明の実施の形態2に従うメモリセルMCoおよびMCeの断面構造を概略的に示す図である。これらのメモリセルMCoおよびMCeは、ソース線SL(ソース不純物領域30)を共有する。これらのメモリセルMCoおよびMCeにおいて第1メタル配線層(M1)に形成される第1メタル配線(第1中間配線)40oおよび40eの長さは、ともにLNLに設定する。このように、可変磁気抵抗素子VRの引出電極層LSから活性領域1Fのドレイン不純物領域31oおよび31eに対する配線抵抗および容量を等しくすることができる。
アクセストランジスタATRoおよびATReについては、メモリセルMCoおよびMCeの境界領域に関して対称に配置されており、チャネル抵抗は互いに等しくされている。したがって、第5メタル配線層M5に形成されるビット線BLからソース不純物領域30で構成されるソース線SLまでの長さを等しくすることができ、配線抵抗および配線容量を等しくすることができる。
図26において、上部電極層TV、可変磁気抵抗素子層TMR、引出電極層LS、引出電極ビアLV、第4メタル配線層M4、第3メタル配線層M3、第3ビア層V3、第2ビア層V2、第1メタル配線層M1、およびコンタクト層CTにおける各配線/ビア/コンタクトの長さは等しくされるため、ビット線BLから活性領域1Fまでの距離はすべて等しくすることができ、また、アクセストランジスタATRoおよびATReの上層の配線はすべて並進対称性を有しており、その形状も等しくされており、ビット線からソース線までの経路の抵抗および容量(可変磁気抵抗素子VRの抵抗値は除く)を各メモリセルにおいて等しくすることができる。
[変更例]
図27は、この発明の実施の形態2の変更例のMRAMの要部の構成を概略的に示す図である。図27において、メモリサブアレイ2においてメモリセルMC0−MCnが行方向に整列して配置される。このメモリセル行において、また、中央部に、メモリセルMC0−MCnと同一構造のリファレンスセルDMC0およびDMC1が整列して配置される。リファレンスセルDMC0は、高抵抗状態であり、抵抗値Rmaxを有し、リファレンスセルDMC1は低抵抗状態であり、抵抗値Rminを有する。メモリセルMC0−MCnそれぞれに対応してビット線BL0−BLnが配置され、リファレンスセルDMC0およびDMC1それぞれに対応してリファレンスビット線DBL0およびDBL1が配置される。
この図27に示すメモリサブアレイの配置においては、1つのメモリサブアレイ2において、メモリセルおよびリファレンスセルがともに行方向に整列して配置され、また、リファレンスセルがダミーセル列にそれぞれ対応して配置される。
データ読出時のために、メモリサブアレイ2外部に、内部読出データ線RD0、RDB0、RD1およびRDB1が配置される。内部読出データ線RD0およびRDB1はセンスアンプSA0の正入力および負入力にそれぞれ接続され、内部読出データ線RD1およびRDB1は、センスアンプSA1の正入力および負入力にそれぞれ接続される。
センスアンプSA0およびSA1の負入力は、相互接続される。データ読出時においては、たとえば、ビット線BL0およびBL1が選択され、それぞれ、内部読出データ線RD0およびRD1に接続される。ここで、図27においては、図面を簡略化するため、読出列を選択するための列選択回路は示していない。
このときまた、リファレンスビット線DBL0およびDBL1が、それぞれ、内部読出データ線RDB0およびRDB1に接続される。センスアンプSA0およびSA1がそれぞれ活性化され、センス動作を実行する。このとき、センスアンプSA0およびSA1の負入力が相互接続されており、これらのセンスアンプSA0およびSA1の負入力には、高抵抗状態のリファレンスセルDMC0を流れるリファレンス電流I(Rmax)と低抵抗状態のリファレンスセルDMC1を流れる電流I(Rmin)の平均値が参照電流として流れる。この負入力の平均電流を参照電流として、内部読出データ線RD0およびRD1を介してビット線BL0およびBL1を流れる電流を検知し、内部読出データDQ<0>およびDQ<1>を生成する。
図27に示す構成の場合、選択メモリセルの列方向(ビット線延在方向)の位置に応じて、リファレンスセルの列方向の位置が異なる。したがって、メモリセルMCおよびリファレンスセルDMCの内部接続ノードLNの長さを等しくすることにより、ビット線およびダミービット線容量は、選択ワード線位置にかかわらず一定とすることができ、リファレンス電流とセル電流との間の必要な差が生成されるタイミングをほぼ一定とすることができ、センスマージンを大きくすることができ、また、センスタイミングを速くすることができる。
以上のように、この発明の実施の形態2に従えば、アクセストランジスタと可変磁気抵抗素子の間のドレイン不純物領域に対する接続配線(中間配線)の長さ(ビット線延在方向について)を、ソース線を共有するメモリセルにおいて等しくしており、メモリセルの位置にかかわらず、ドレイン不純物領域に付随する寄生抵抗および寄生容量を等しくすることができ、応じて、ビット線におけるRC遅延のばらつきを抑制できる。これにより、データ読出時のセル電流およびリファレンス電流のばらつきを抑制でき、正確なデータ読出を速いタイミングで行なうことができる。
[実施の形態3]
図28は、1つのメモリサブアレイ2における可変磁気抵抗素子の初期抵抗値の分布を概略的に示す図である。図28において、X方向においては、メモリサブアレイ2の中心部0からその端部(Lxおよび−Lx)に向かって、可変磁気抵抗素子の初期抵抗値Rmが容易に増大し、周辺部において最も高くなる。同様、Y方向においても、このメモリサブアレイ2の中心部(0)から端部+Lyおよび−Lyに向かってその中心からの距離が増大するにつれて、初期抵抗値Rmが増大する。
MRAMセルは、強磁性体とその間のバリア層により可変磁気抵抗素子が形成される。この可変磁気抵抗素子の抵抗値は、バリア層の膜厚に従って指数関数的に増大する。したがって、このバリア層をできるだけ薄く接続する必要があり、強磁性体の組成および形状を正確に決定する必要がある。特に、可変磁気抵抗素子は、第4および第5メタル配線層のような上層メタル配線の間に形成されるため、下地の形状/高さの影響を受けやすい。このため、平坦化が困難であり、平坦化時のCMP(chemical mechanical polishing)処理などにおいて可変磁気抵抗素子の膜厚等が変化しやすく、この影響の度合いは、繰返しパターン終端部のメモリサブアレイの端部において大きくなる傾向にある。
通常、メモリセルアレイなどのように同じパターンが繰返し配置される繰返しパターンを正確にパターニングするために、この繰返しパターンが配置される領域外部に、同一のパターンを有するダミーパターンが配置される。一般に、これはメモリにおいては「形状ダミーセル」と呼ばれる。この同一パターンを外部まで連続して配置することにより、メモリアレイ端部における製造工程でのマスクおよび露光時の条件の変動を抑制して正確なパターニングを実現することを図る。しかしながら、メモリサブアレイ2の周辺においては、中央部のメモリセルに比べて十分な距離に渡って同一パターンが繰返し配置されず、パターン変動による段差などの影響によりCMP処理時における平坦性のばらつきが生じ、周辺部のメモリセルの可変磁気抵抗素子の抵抗値が高くなる傾向にある。
一般に、メモリサブアレイ2において初期抵抗値Rmのばらつきが許容範囲内の領域を利用して、データを記憶するメモリセルを配置する。この抵抗値のばらつきが大きい領域は、いわゆる形状ダミーセル領域として用いて、単にパターニングの規則性を維持するためにだけ利用する。
通常、このデータ読出時において、メモリセル電流と参照電流とを利用する場合、この参照電流をMRAMセルと同一構造を有するリファレンスセルを用いて生成する。これにより、1つのメモリサブアレイ内において、MRAMセルの製造ばらつきの影響を、MRAMセルおよびリファレンスセルとで相殺することができる。しかしながら、この場合、リファレンスセルを、メモリサブアレイの端部に配置した場合、その初期抵抗値が所定値に対してばらつき、正確な参照電流(中間電流)を生成することができなくなる可能性がある。
そこで、可変磁気抵抗素子の初期抵抗値のばらつきが小さい領域、すなわち図30に示すように、メモリサブアレイ2の中央領域にリファレンスセルを配置するリファレンスセル領域(図2に示すダミーセル領域15W,15E)を設ける。すなわち、リファレンスセル(ダミーセル)領域RGXおよびRGYのいずれかの領域にリファレンスセルを配置する。リファレンスセル領域RGXは、行方向に整列するリファレンスセルで構成され、ダミーワード線によりリファレンスセルが選択されてビット線にリファレンスセル電流を流す(図27に示す構成)。リファレンスセル領域RGYは、列方向に整列するリファレンスセルで構成される(図29に示す構成)。リファレンスセルがリファレンスビット線に結合され、選択MRAMセルと同一のワード線により選択される。
データ読出方式としては、メモリサブアレイ2においては、オープンビット線方式で、2つのメモリサブアレイ(2a,2b)にリファレンスセルが配置されてもよく、また図29に示すように、1つのメモリサブアレイにおいてメモリセルおよびリファレンスセルが並行して選択される構成のいずれが用いられてもよい。
以上のように、この発明の実施の形態3に従えば、メモリサブアレイ内の中央領域にリファレンスセルを配置しており、このリファレンスセルの抵抗値を所望の値からのバラツキを低減することができ、正確な参照電流を生成することができ、応じて、正確なデータ読出を行なうことができ(読出マージンを大きくすることができ)、また、高速読出を実現することができる。
[実施の形態4]
図29(A)および図29(B)は、この発明の実施の形態4に従うMRAMのメモリサブアレイの構成を概略的に示す図である。図29(A)において、メモリサブアレイ2は、データを記憶するノーマルMRAMセルが配置されるノーマルセル領域100と、このノーマルセル領域100外周に配置される形状ダミー領域102、104および106を含む。形状ダミー領域102、104および106には、ノーマルMRAMセルのパターンの規則性を維持し、正確なパターニングを実現するために設けられ、データ記憶には用いられない形状ダミーセルが配置される。これらの形状ダミー領域102、104、および106においては、それぞれ構造の異なる形状ダミーセルが配置される。これらの形状ダミーセルは、ノーマルMRAMセルのパターンの規則性を維持するために配置されており、ノーマルMRAMセルおよび形状ダミーセルは、行および列方向において整列して配置される。
図29(B)は、図29(A)に示すメモリサブアレイ2のビット線延在方向(列方向:Y方向)に沿った断面構造を概略的に示す図である。
図29(B)において、ノーマルセル領域100においては、データを記憶するノーマルMRAMセルNMCが配置される。このノーマルMRAMセルNMCは、これまでの実施の形態において説明したように、アクセストランジスタが形成される活性領域110、ワード線WLを構成するゲートワード線112、デジット線DLを構成する第4メタル配線114、可変磁気抵抗素子を載置する局所配線116、および可変磁気抵抗素子118を含む。この可変磁気抵抗素子(VR)118の自由層の磁化方向により、データを記憶する。
第1の形状ダミー領域102は、ノーマルセル領域100外周に沿って配置され、ノーマルMRAMセルNMCと同一構造の第1の形状ダミーセルFDMが配置される。すなわち、第1の形状ダミーセルFDMは、活性領域120、ワード線WLと同一層のゲート配線122、デジット線DLと同一配線層の第4メタル配線124、局所配線116と同一配線層の局所配線126、可変磁気抵抗素子118と同一構造を有する可変磁気抵抗素子128を含む。
第2の形状ダミー領域104は、第1の形状ダミー領域102の外周に沿って配置され、第2の形状ダミーセルSDMが形成される。この第2の形状ダミーセルSDMは、局所配線層LSの局所配線136と、可変磁気抵抗素子層TMRに含まれる可変磁気抵抗素子138とを含む。局所配線136および可変磁気抵抗素子138は、ノーマルMRAMセルNMCの局所配線116および可変磁気抵抗素子118と同一構造(パターン)を有する。局所配線136下部には、アクセストランジスタに対応するトランジスタは形成されない。局所配線136下部に、P型の活性領域130と、第1メタル配線層M1の電極配線133が設けられる。この第1メタル電極配線133は、接地ノードGNDに結合され、P型活性領域130を介してメモリサブアレイ2のP型ウェル(半導体基板領域)に対し基板バイアス電圧を供給する。
第3の形状ダミー領域106は、第2の形状ダミー領域104外周に沿って配置され、第3の形状ダミーセルTDMが形成される。この第3の形状ダミーセルTDMは、局所配線層LSの局所配線146と、可変磁気抵抗素子層TMRの可変磁気抵抗素子148とを有する。局所配線146および可変磁気抵抗素子148は、ノーマルMRAMセルNMCの局所配線116および可変磁気抵抗素子118と同一構造・パターンを有する。
この第3の形状ダミー領域106においては、局所配線146下部には、サブアレイ周辺回路のトランジスタまたは配線が配置される。
これらのノーマルMRAMセルNMCの可変磁気抵抗素子118と形状ダミーセルFDM、SDMおよびTDMの可変磁気抵抗素子128,138および148は、それぞれ上部電極を介して対応のビット線BLに結合される。
図29(A)および図29(B)に示すように、ノーマルMRAMセルと同一パターンを有する第1形状ダミーセルFDMを外周に配置する。これにより、可変磁気抵抗素子VR(118)およびアクセストランジスタのノーマルセル領域100のパターンの繰返しが維持され、ノーマルセル領域100におけるノーマルMRAMセルNMCのアクセストランジスタおよび可変磁気抵抗素子を正確にパターニングする。
第2形状ダミー領域104および第3形状ダミー領域106において第2の形状ダミーセルSDMおよび第3の形状ダミーセルTDMをそれぞれ配置し、これらのダミー領域104および106には、ノーマルMRAMセルNMCの可変磁気抵抗素子VRと同一構造/パターンのダミー磁気抵抗素子を配置する。ノーマルMRAMセルNMCのアクセストランジスタに対応するトランジスタは配置されない。
この場合、ノーマルMRAMセルのアクセストランジスタのパターニングについては、内部の第1の形状ダミー領域102に含まれる第1の形状ダミーセルFDMのダミーアクセストランジスタによりパターンの規則性が維持され、正確なパターニングが実現される。これは、アクセストランジスタに対しては、基板領域表面の活性領域および第1ゲート配線層1Gのゲートワード線が形成され、ワード線杭打ちのために第2メタル配線層M2の配線が利用される。従って、このアクセストランジスタのパターニングについては、下層の段差の影響は小さく、パターニングのずれは、この第1の形状ダミー領域のダミートランジスタにより十分に確保される。
一方、可変磁気抵抗素子VRは、第4メタル配線層M4および第5メタル配線層M5の間に設けられており、アクセストランジスタよりも上層に形成されており、下地の段差の影響を大きく受ける。可変磁気抵抗素子VRにおいては、その抵抗特性のバラツキを抑制するためには、十分に、平坦性を維持し、段差のばらつきをできるだけ小さくする必要がある。これは、ノーマルMRAMセルにおいて可変磁気抵抗素子VRが、その膜厚が抵抗値に大きく影響し、特にCMP(ケミカル・メカニカル・ポリッシング)工程で膜厚調整が行なわれるため、少しの段差があれば、ノーマルMRAMセルの可変磁気抵抗素子の各層の膜厚に対する影響が生じ、少しの膜厚の変動がノーマルMRAMセルの可変磁気抵抗素子VRの抵抗値に大きな影響を及ぼすためである。したがって、アクセストランジスタに対する形状ダミートランジスタよりもより数多くの形状ダミー可変磁気抵抗素子を配置し、このノーマルセル領域100周辺部における磁気抵抗素子層TMRの段差をできるだけ小さくする。
第2の形状ダミー領域104においては、アクセストランジスタのパターンの規則性を有するためのダミーアクセストランジスタを配置することは特に要求されない。したがって、この第2の形状ダミー領域104において、基板バイアスを印加するための活性領域130および第1メタル配線層M1の第1メタル配線133を配置する。これにより、基板バイアス印加のための領域を別途設ける必要がなくなり、メモリサブアレイ2のレイアウト面積の増大を抑制することができる。
第3形状ダミー領域106においても、この第3形状ダミーセルTDMにおいては、局所配線146下部に、アクセストランジスタのパターニングを維持するためのダミーアクセストランジスタは要求されない。この領域においては、周辺トランジスタ配置領域140を設ける、この周辺トランジスタ配置領域140に、周辺回路のトランジスタおよび配線を配置する。これにより、ノーマルMRAMセルの可変磁気抵抗素子VRのパターニングの規則性維持のために数多くの形状ダミー可変磁気抵抗素子を配置しても、形状ダミーセル領域に他回路の構成要素を配置して面積利用効率を改善することができる。応じて、形状ダミーセル配置によるメモリセルアレイのレイアウト面積の増大を抑制することができる。これにより、ノーマルMRAMセルの可変磁気抵抗素子の抵抗特性のバラツキを、メモリサブアレイの面積増大を抑制しつつ低減することができる。
なお第2の形状ダミー領域102において配置される第1の形状ダミーセルFDMの数および第2の形状ダミーセルSDMおよび第3の形状ダミーセルTDMの数は、ノーマルMRAMセルのアクセストランジスタのパターニングの規則性維持および可変磁気抵抗素子VRのパターニングの規則性維持それぞれの範囲を考慮して適切な数に定められる。
なお、図29(B)に示す形状ダミーセルFDM、SDMおよびTDMは、メモリサブアレイ2において行方向においても同様に配置される。
また、ビット線BLのドライブ端は、第3の形状ダミー領域外部において設けられ、図示しないドライブ回路によりビット線がドライブされる。これは、周辺回路トランジスタの上層に第3形状ダミーセルの可変磁気抵抗素子が配置され、この上層配線とドライブ用の配線との衝突を回避するためである。
以上のように、図29(B)に示すように、形状ダミーセルは、ノーマルMRAMセルNMCと同様第1ゲート配線1Gから第1−第5メタル配線層M1−M5および局所配線層LSの層の配線を用いてそれぞれ形成されるため、ノーマルセル領域100に含まれるノーマルMRAMセルに対するパターンの規則性を十分に維持することができ、その段差を十分に低減することができ、可変磁気抵抗素子の段差等に起因する形状/膜厚のばらつきを低減でき、その初期抵抗値のばらつきを十分に抑制することができる。
図30は、図29(B)に示す第2の形状ダミー領域104のバイアス印加部の構成を概略的に示す図である。図30において、メモリサブアレイ2は、半導体基板150上のPウェル(基板領域)152に形成される。このPウェル152表面に、アクセストランジスタATRを構成するN型不純物領域160および162と、ゲート配線164とが設けられる。これらのアクセストランジスタATRは、図示しない素子分離膜(たとえばシャロー・トレンチ・アイソレーション膜)により互いに分離される。ゲート配線164は、ダミーのアクセストランジスタおよびノーマルMRAMセルのワード線を構成するため、図30においては、参照番号164を用いる。ドレインおよびソース不純物領域160および162についても同様である。
このメモリセル領域165においては、第1の形状ダミー領域102およびノーマルセル領域100が配置される。
第2の形状ダミー領域106においては、活性領域130としてP型不純物領域130が設けられ、このP型不純物領域(活性領域)130が、第1メタル配線133により接地ノードGNDに結合される。この配線133および活性領域130により、P型ウェル152は接地電圧レベルに維持され、アクセストランジスタのしきい値電圧の安定化およびバックゲートバイアス効果の低減を図る。
この図30に示すように、基板バイアスを印加するための不純物領域130およびバイアス電圧伝達線を構成する第1メタル配線133は、その上層の形状ダミーセルの可変磁気抵抗素子(136,138および145)と平面的に見て重なり合うように配置される。したがって、基板バイアス印加の領域を別途設ける必要がなく、メモリサブアレイ2のレイアウト面積増大を抑制することができる。
なお、図30において、第2形状ダミー領域104は、第1形状ダミー領域102外周に配置される。したがって、基板バイアスを印加するための不純物領域(活性領域)130は、メモリサブアレイ2の行方向および列方向の端部においてそれぞれ配置されればよい。
図31は、図29(A)および図29(B)に示す第3形状ダミー領域106および周辺の通常回路の配置を概略的に示す図である。図31において、メモリサブアレイ2は、中央部のノーマルセル領域100と、その周辺の形状ダミー領域102および104と、その外周部の第3の形状ダミー領域16とを含む。この第3の形状ダミー領域106は、そのメモリサブアレイ2の4辺に沿って4つのサブ領域106a、106b、106cおよび106dに分割される。
このメモリサブアレイ2の周辺に、周辺回路として、ビット線BLの両側にビット線ドライブ回路200aおよび200bが配置され、デジット線DLの対向両端部にデジット線ドライブ回路202aおよび202bが配置される。また、このメモリサブアレイ2の四隅に対応して、列デコーダ210a−210dが配置される。
ビット線ドライブ回路200aおよび200bにおいては、先の図3に示すビット線ドライバ(BLドライバ)BDVEおよびBDVWに対応するビット線ドライバが、各ビット線BLに対応して配置される。ビット線ドライブ回路200aおよび200bは、第3の形状ダミーサブ領域106aおよび106cとその一部が重なり合うように配置され、第3形状ダミーサブ領域106aおよび106cの領域において、列選択信号および書込データを受けるとともに制御信号を受けるトランジスタが配置される。このビット線BLを書込データに応じて駆動するドライブトランジスタは、これらの第3の形状ダミーサブ領域106aおよび106cの外部の領域に配置され、ビット線BLの最外端部205aおよび205bに、ビット線ドライバのドライブトランジスタが接続される。これにより、ビット線BLとビット線ドライブトランジスタとを接続する部分を、その上層のダミー可変磁気抵抗素子の配置領域の影響を受けることなく配置することができる。
デジット線ドライブ回路202aおよび202bも、その一部領域が、形状ダミーサブ領域106bおよび106dと重なるように配置される。デジット線ドライブ回路202bおよび202aにおいても、デジット線ドライバが配置され、行選択信号とタイミング信号とに従って対応のデジット線DLを駆動する。デジット線DLは、局所配線136よりも下層の配線層であり、特に、このサブ領域106bおよび106dの外部の領域でデジット線は、その接続端207aおよび207bにより駆動されることは特に要求されない。これらの形状ダミーサブ領域106bおよび106d外部で、デジット線ドライブトランジスタを配置することにより、比較的大きなドライブトランジスタを配置することができる(上層のダミー形状可変磁気抵抗素子のサイズの影響を受ける必要がない)。
なお、図31においては、デジット線DLそれぞれに対応して両端にデジット線ドライブ回路202aおよび202bのデジット線ドライバが配置されるように示す。しかしながら、デジット線DLは、データ書込時、書込データの論理値にかかわらず、一定方向に電流を流すことが要求されるだけであり、デジット線DLの一端が常時、たとえば電源ノードに接続され、他方端が、デジット線ドライブトランジスタにより接地ノードに結合される構成が利用されてもよい。この場合、デジット線ドライブ回路は、デジット線DLの一方側に設けられる。
また、これに代えて、デジット線ドライブ回路202(202aまたは202b)は、デジット線DLの一方端部側に設けられ、対向端部に、ワード線をドライブするワード線ドライブ回路が配置されてもよい。ワード線ドライブ回路に含まれるワード線ドライバ(図3のWLドライバWDW,WDE)は、単に、第2メタル配線を駆動することを要求されるだけであり、このワード線ドライバのドライブトランジスタは、サブ領域106bまたは106d内にドライブトランジスタが配置されてもよい(上層の可変磁気抵抗素子の配線とのワード線ドライブトランジスタの配線との衝突は生じないため)。
なお、列デコーダ210a−210dからの列選択信号は、データ書込時ビット線ドライブ回路200aおよび200bに含まれるビット線ドライバへ与えられ、またデータ読出時においては、読出列選択ゲートへ与えられる。
以上のように、この発明の実施の形態4に従えば、メモリサブアレイにおいて形状ダミー領域を設け、可変磁気抵抗素子のダミー素子が配置される形状ダミー領域をノーマルMRAMセルと同一構造を有するダミーセルが配置されるダミー形状領域外部に配置している。これにより、ノーマルMRAMセルの可変磁気抵抗素子のパターニングを正確に行なうことができるとともに、周辺回路を形状ダミー領域内に平面的に見て重なり合うように配置することができ、周辺回路配置領域およびメモリサブアレイの面積増大を抑制することができる。
なお、この形状ダミーセルを配置する構成においてノーマルMRAMセルの配置態様としては、オープンビット線構成(実施の形態1参照)および擬似折返しビット線構成(同一メモリサブアレイ内においてMRAMセルおよびダミーリファレンスセルが並行して選択される)のいずれの構成が適用されてもよい。
また、上述の構成においては、可変磁気抵抗素子として、TMR素子またはMTJ素子のような、電流誘起磁界を利用したデータの書込を行なうMRAMセルが示されている。しかしながら、MRAMセルとしては、スピン偏向電流により、可変磁気抵抗素子の自由層の磁化方向を設定するスピン注入型MRAMセルが用いられてもよい。ただし、このスピン注入型MRAMの場合、ソース線のメッシュ構造を、入出力データビットそれぞれの領域(IOブロック)ごとに個々に分離して設ける必要がある。これは、スピン注入型MRAMの場合、書込電流供給時において、ビット線とソース線の間に書込データの論理値に応じてその電流方向が設定されて流されるためである。
1 MRAM、2a−2h,2 メモリサブアレイ、3aa,3ab−3ha,3hb列選択駆動回路、4a−4d センスアンプ回路、5 行選択駆動回路、SA0−SAk センスアンプ、MC MRAMセル、10A ゲートワード線、10B メタルワード線、11 ワード線シャント線、12a 拡散ソース線、12b メタルソース線、13 ソース線コンタクト、15W,15E ダミーセル領域、20 メモリセル形成領域、30a,30b ソース不純物領域、31a−31d ドレイン不純物領域、32a−32d ゲート配線、33a−33d 突出部、34 シャント用コンタクト、36a,36b ソース線コンタクト、48 第1メタル配線、52a−52d 第2メタル配線、44a−44d 第1メタル配線、46a−46d シャント用ビア、50a−50d,52a−52b 第2メタル配線、62a−62d,60a−60b 第3メタル配線、65a−65d,67a−67b 第4メタル配線、70 局所配線、72 可変磁気抵抗素子、80a−80d 第5メタル配線、40o,40e 第1メタル配線、DMC0,DMC1 リファレンスセル、MCa,MCb MRAMセル、VR 可変磁気抵抗素子、ATR アクセストランジスタ、RGX,RGY リファレンスセル領域、100 ノーマルセルアレイ、102 第1形状ダミー領域、104 第2形状ダミー領域、106 第3形状ダミー領域、110,120,130 活性領域、112,122 ゲート配線、133 第1メタル配線、114,124 第4メタル配線、116 局所配線、126,136,146 ダミー局所配線、118 可変磁気抵抗素子、128,138,148 形状ダミー可変磁気抵抗素子、150 半導体基板、152 Pウェル、130 P型不純物領域(活性領域)、106a−106d 第3形状ダミーサブ領域、200a,200b ビット線ドライブ回路、202a,202b デジット線ドライブ回路、205a,205b ビット線ドライブ端、207a,207b デジット線ドライブ端、210a−210d 列デコーダ。