JP5415517B2 - 流体用容器及びそれを用いた流体入り容器 - Google Patents
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Description
図1は本発明に係る流体用容器の一実施形態を示す縦断面図であり、図2は前記実施形態による流体用容器の開口部分を拡大して示す拡大断面図であり、図3は前記実施形態による流体用容器の開口部分の断面分解組立図であり、図4は前記実施形態による流体用容器の外装容器に収納される注出口付き包装袋の一実施形態を示す平面図であり、図5は前記実施形態による流体用容器の外装容器に収納される注出口付き包装袋の注出口を示す図であって、(a)は縦断面図(図5(b)のB−B断面)、(b)は注出口取付部側から見た底面図である。
注出口付き包装袋10は、図4に示すように、外層フィルム121aと内層フィルム121bとを少なくとも重ね合わせた多重フィルム121を内層フィルム121b同士が対向するようにして四辺をヒートシールしてヒートシール部122を形成した包装袋本体12と、この包装袋本体12の一辺のヒートシール部122(図4中の上辺)の前記内層フィルム121b間に予め熱融着された射出成形された注出口11とを備えている。
注出口11は注出口取付部111と、該注出口取付部111の一方に連接する注出口係合部112とからなり、図4に示すように、注出口取付部111で多重フィルム121の内層フィルム121b間に熱融着されている。注出口取付部111を含むヒートシール部122においては、注出口取付部111のシール部A1のシール幅に比べて、シール部A1以外の左右のシール部A2のシール幅が全体的に広くなるように、テーパー(又は段差でもよい)T1が形成されている。このテーパーT1により、図4の矢印方向にかかる袋の内圧を、シール部A2のシール側辺A21で受け止めることができる。これにより、注出口取付部111にかかる圧、特にシール側辺A11の両端部X付近にかかる圧を軽減し、輸送中に生じる繰り返しの振動などによる、エッジ切れ等を防止することができる。
この実施形態においては、多重フィルム121は外層フィルム121aと内層フィルム121bとで少なくとも構成される。
外層フィルム121aは、単層構成、多層構成のいずれであってもよいが、機械的強靭性、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性等において優れた性能と、内層フィルム121bに対するヒートシール性とが求められるため、材質の選定やコスト面等から多層構成とするのが好ましい。
一方、内層フィルム121bとしては、単層構成であってもよいし、また、ピンホールやクラックを外層フィルム121aと協働して防止する意味から、あるいは、多重フィルム121からなる注出口付き包装袋10自体の抗張力強度やヒートシール強度等の強度を向上させる意味から多層構成としてもよい。
また、図示はしないが、外層フィルム121aと内層フィルム121bの間に中間層フィルムを設け、3重以上の多重フィルム121としてよいものである。中間層フィルムとしては、注出口付き包装袋10に求められる物性に応じて設けられるものであり、例えば、外層フィルム121aの熱接着性樹脂層で説明した樹脂からなる単層のフィルムを用いてもよいし、また、外層フィルム121aの基材層が表出する面に熱接着性樹脂層を積層した構成からなるものを用いてもよいし、また、内層フィルム121bで説明した層構成からなるものであってもよいものである。いずれにしても、外層フィルム121a、中間層フィルム、内層フィルム121bのそれぞれ対向する熱接着性樹脂層は互いに熱接着することができる樹脂の組み合わせとするのが好ましい。
外装容器20は、図1に示すように、底板21と、側壁22と、中央が隆起した天板23とで構成され、天板23の略中央部分に開口部24が形成されたスチール製容器が好ましく用いられる。開口部24の外周面に雄ねじ24aが形成されている。また、側壁22の天板23より上方位置に一対のハンド部25(図6参照)を設けることにより運搬を容易にしてもよい。
本発明による容器の継手は、円筒状の継手ブラケット30と液出しチューブ40を備えている(図2又は図3参照)。図2において、継手ブラケット30は開口部24に保持されている。また、継手ブラケット30は、略筒状のヘッダ部31を一端側に有し、筒部32を他端側に有している。さらに、継手ブラケット30は、一端側から他端側に貫通する第2貫通穴33を有している。ヘッダ部31は、継手ブラケット30の円筒状底内から隆起している。筒部32は、注出口11の第1貫通穴111aに嵌合する(図3参照)。
図2又は図3において、外装容器20の開口部24と螺合する第1蓋50と該第1蓋50に螺合する第2蓋60とを備えている。
本発明の流体用容器1は、図6(a)に示すように、外装容器20の開口部24から外装容器20の内部に挿入され、図6(b)に示すように、注出口11が外装容器20の開口部24に装着される。この際、外装容器20の開口部24は、注出口係合部112の高さ方向の寸法より短い略円筒の突出した形状になっていて、図5のフランジ部112bが、開口部24の内側面に形成された段差の上周端に当接することにより、注出口付き包装袋10が外装容器20内で支持される。
内層フィルムの25μm厚さのLLDPE層が内容物側となるようにして高密度ポリエチレン製注出口を一方の短辺にヒートシールすることにより取り付けた2重フィルムからなる図4に示す内寸が380mm×715mmの四方シールタイプの注出口付き包装袋を作製した。尚、高密度ポリエチレン製注出口の注出口係合部のフランジ部の外周直径は53.9mm、フランジ部の厚さは2.5mm、注出口係合部のフランジ部直下の外周直径は50.8mm、注出口係合部の高さは32mmである。
内層フィルムの25μm厚さのLLDPE層が内容物側となるようにして高密度ポリエチレン製注出口を一方の短辺側の位置に開けた穴に通して底部装着リングの部分でヒートシールすることにより取り付けた2重フィルムからなる図4に示す内寸が380mm×715mmの四方シールタイプの比較例1とする注出口付き包装袋を作製した。尚、高密度ポリエチレン製注出口のフランジ部の外周直径は53.9mm、フランジ部の厚さは2.5mm、フランジ部直下の外周直径は50.8mm、フランジ部と底部装着リング間の長さは25mmである。
従来から使用されている以下の構成の包装袋を比較例2として、実施例1の包装袋と比較例2とについて、包装袋の物性、クリーン度、パーティクルの浸出度合いを検討した。従来の包装袋の構成は、外層フィルムが、PE15μm/PE35μm/PE20μmの3層共押出しフィルム、内層フィルムが、LLDPE15μm/PE10μm/NY20μm/PE10μm/PE10μm(内容物側がLLDPE)の5層フィルムからなる二重フィルム構成である。
包装袋の注出口を融着したヒートシール部以外の残りのヒートシール部の略中央部分から幅15mmに引っ張り試験体を採取して、JIS−Z1707に準じて測定した。尚、試験片は図4のヒートシール部122の両側辺及び底辺の中間部分で、ヒートシール部を含むようにして採取した。
注出口と包装袋本体とが熱融着された部分を含むようにして、ヒートシール部と直交する方向で、幅15mmの試験体を採取して、JIS−Z1707に準じて測定した。
昭和57年厚生省告示第20号、「器具又は容器包装一般の試験方法」に準じて測定した。内層フィルムと外層フィルムを重ねた状態で、内層側及び外層側から測定した。
内層フィルムと外層フィルムを重ねた状態で、ゲルボ試験(試験機:ゲルボフレックステスター)を実施し、ゲルボ回数1000回及び2000回後に、内層フィルムと外層フィルムそれぞれのピンホール数をカウントした。尚、試験は常温、常湿の環境下で行った。
試料に超純水を入れ、袋内に超純水が行き渡る様に10秒間軽く揺すり、その後、20分間静置する。前記処理を行った液を、液中粒子計数器により測定した。
パーティクルカウンター(Rion社製、製品名:パーティクルセンサー KS−41)を用いて、パーティクル数を測定した。
カールフィッシャー水分計にて測定した。
金属不純物溶出量はICP発光分光光度計にて測定した。イオン成分量は、イオンクロマトグラフィーにて測定した。また、不揮発分量は、初期の値に対する蒸発後重量の増加割合である。
キャノンフェンスケ粘度計にて測定した。
6インチシリコンウエーハ上に回転塗布(3000rpm)し、ホットプレート上で190℃、90秒乾燥して形成された塗膜の膜厚を測定した。
10 注出口付き包装袋
11 注出口
111 注出口取付部
111b 板状リブ
12 包装袋本体
121 (多重)フィルム
121a 外層フィルム
121b 内層フィルム
122 ヒートシール部
20 外装容器
24 開口部
50 第1蓋
60 第2蓋
Claims (11)
- 開口部を有する外装容器と、
この外装容器の内袋として使用され、包装袋本体に注出口が接合されてなる注出口付き包装袋と、からなる流体用容器であって、
前記包装袋本体は前記外装容器内に収納可能であると共に、前記注出口は前記外装容器の開口部に着脱可能であり、
前記包装袋本体は、少なくとも2枚以上のフィルムの外周辺にヒートシール部を形成して袋体とすると共に、このヒートシール部の所定位置であって、前記ヒートシール部のシール面間に前記注出口の一部が接合されており、
前記注出口の一部は、全体として断面形状が凸レンズ状の柱体をなしており、この柱体の側面が接合面となるように構成され、接合前の前記凸レンズ状の柱体の両終端部には板状のリブ部が延出して形成されており、このリブ部を含めて前記シール面と面接合可能な注出口取付部を備え、
前記ヒートシール部には、前記注出口取付部が接合されるシール部のシール幅に比べて、当該シール部以外の左右のシール部のシール幅が広くなるようにテーパーが形成されている流体用容器。 - 前記注出口は、前記外装容器の開口部に係止されて包装袋本体を支持可能に構成されている請求項1記載の流体用容器。
- 前記注出口は、前記シール面で熱接合可能な合成樹脂製である請求項1又は2記載の流体用容器。
- 前記外装容器は、繰り返し使用可能な剛性容器である請求項1から3いずれか記載の流体用容器。
- 前記剛性容器は金属製容器又は合成樹脂製容器である請求項4記載の流体用容器。
- 前記外装容器は、前記開口部を密封可能にすると共に、前記注出口を固定する蓋部を有する請求項4又は5記載の流体用容器。
- 前記包装袋本体は、外層フィルムと内層フィルムとを少なくとも重ね合わせた多重フィルムを、前記内層フィルム同士が対向するように重ねて外周辺にヒートシール部を形成してなる請求項1から6のいずれか記載の流体用容器。
- レジスト液を収容するために用いられる請求項1から7いずれか記載の流体用容器。
- 前記レジスト液の体積収容量が1L以上250L以下である請求項8記載の流体用容器。
- 請求項1から9いずれか記載の流体用容器を構成する前記外装容器内に、前記注出口付き包装袋が装着されており、この包装袋内に流体が収容されており、前記注出口が密封されると共に、前記開口部に前記注出口が固定されている流体入り容器。
- 前記開口部を密封して覆う蓋部によって、直接的又は間接的に前記注出口が密封されると共に、直接的又は間接的に前記開口部に前記注出口が固定されている請求項10記載の流体入り容器。
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