JP5437750B2 - 野球・ソフトボール用バット - Google Patents

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Description

この発明は、野球又はソフトボール用のバット、特に、打撃の際の手の痺れを軽減し、良好な打撃感が得られる金属・FRP製のバットに関するものである。なお、この発明において、金属・FRP製のバットとは、バット本体をアルミ合金等の金属で作製したもの、FRPで作製したものの他、例えば、バット本体のテーパー部よりも先端側を金属で作製し、テーパー部よりもグリップ側をFRPで作製したバットや、逆に先端側をFRPで作成し、グリップ側を金属で作成したバット等のように、金属とFRPとを組み合わせたハイブリッドと呼ばれるバットも含まれる概念で使用する。
バットでボールを打った際に、ボールの当たる位置がバットのいわゆるスイートスポットから外れると、手に痺れが生じる。
特に、ソフトボール用のバットは、至近距離から高速で投げられた質量と径の大きいボールを打つため、ボールとバットが衝突したときの衝撃が大きく、手に強い痺れを感じることが多い。
また、ノック用のバットにおいても、連続して数多くのボールを打つため、手の痺れが問題となる。
ところで、バットの素材には、木製、金属製、FRP製、あるいは金属とFRPとを組み合わせたものがある。
このうち、木製のバットは、金属製やFRP製のものよりも、打撃感が良好で、衝撃緩衝性能、即ち、ダンピング性能に優れている。
したがって、手の痺れが問題となるノック用のバットは、これまで木製のものが多く用いられている。
しかしながら、木製のバットは、金属製やFRP製のものよりも耐久性に劣るという問題がある。
このため、木製のバットよりも耐久性に優れた金属製やFRP製のノック用のバットで、手の痺れが生じ難くて、打撃感が良好なものが望まれている。
この手の痺れが生じ難くて、打撃感が良いという要求性能は、金属製やFRP製のバットにおいては、ノック用のバットに限ったものではなく、硬式、軟式、ソフトボール用の通常のバットでも同様にある。
ところで、従来、金属製バットの消音性と防振性を目的として、金属製バットの内壁面に、発泡性樹脂の発泡層を設けたものが特許文献1に開示されている。
特開平6−269526号公報
ところが、上記の内壁面に発泡性樹脂の発泡層を設けた金属製バットでも、手の痺れに関しては十分な効果が得られていないというのが現状であり、特に、ノックで連続して多数のボールを打つ野球指導者等の間では、手の痺れが生じにくい、耐久性に富む金属製又はFRP製のバットの作製が強く望まれている。
そこで、この発明は、金属製、FRP製、あるいは金属とFRPとを組み合わせたバットで、ダンピング性能に富み、手の痺れを大幅に軽減することができ、良好な打撃感が得られるバットを提供することを課題とするものである。
この発明の発明者らは、バットの打撃感や手の痺れに関して研究を行った結果、バットの打撃感や手の痺れが、打撃時に140〜220Hz付近にバット本体を励起させるバット本体の一次曲げモーメントのダンピングと節の位置に起因するという知見を得た。
この知見に基づき、この発明者らは、内部が中空の金属・FRP製のバット本体のグリップに近いところと先端側の打撃位置のところに存在する一次曲げモーメントの2か所の節のうち、先端側の節よりも先端側の中空部分に、高分子ゲルを充填することによって、ダンピング性能に富み、大幅に手の痺れを軽減することができ、良好な打撃感が得られるということを見出したものである。
そして、中空の金属・FRP製のバット本体内に充填する材料が、発泡性樹脂や高剛性の高分子材料の場合には、手の痺れの軽減効果が少なく、また、充填する材料が高分子ゲルであっても、充填位置が一次曲げモーメントの先端側の節よりも先端位置にない場合、例えば、先端側の節を跨ぐ位置や、テーパー部分、グリップ部に充填した場合には、手の痺れの軽減効果が少ないということが実験的にも確認することができた。
また、この発明において使用する高分子ゲルは、比重が0.9g/ccで、損失正接(tanδ)が0.15以上のものが好ましい。具体的には、シリコンゲル、ポリウレタンゲルを使用することができる。
また、好ましい充填位置は、先端から20〜80mmである。
上記高分子ゲルを中空の金属・FRP製のバットの先端に充填させる方法としては、液状の高分子材料をグリップエンドから流し込み、バット内の先端でゲル化させるという方法を採用することができる。
したがって、この発明に係るバットは、複雑な製造工程が不要で、非常に簡単に製造することができる。
この発明は、上記のように、中空の金属・FRP製のバットにおける一次曲げモーメントの先端側の節よりも先端側に高分子ゲルを充填することによって、ダンピング性能を向上させたものであり、これにより、大幅に手の痺れを軽減することができ、良好な打撃感が得られる。
また、高分子ゲルは、バットの先端に充填されている。したがって、バットを振ると、高分子ゲルに遠心力が作用する。このため、打撃の際に、充填した高分子ゲルがズレ動くということがないので、接着剤も不要である。
また、先端に高分子ゲルを充填することにより、先端に重量を有する先端バランスのバットになる。このため、この発明は、ノック用のバットやソフトボール用のバットなど、先端バランスが望まれるバットにおいて特に有効であり、軟式や硬式の野球用のバットでは、先端バランスを好む打者(長距離打者)向きのバットとして特に有効である。
特に、ノックバットは、打撃位置が一定であり、先端に高分子ゲルを充填することにより、節の位置と打撃位置を一致させることができるので、手の痺れをより軽減することができる。
(a)はバットの一次曲げモードの節の位置を示す正面図、(b)はバットにボールが当たった際のバットの曲げモードを表す線図である。 中空のバット本体の先端に高分子ゲルを充填する状態を示す断面図である。 充填材料の損失正接(tanδ)とダンピング効果との関係を示すグラフである。 各種のバット本体に、充填材料と充填位置を変化させた場合の一次曲げモードのダンピングとの関係を示すグラフである。 充填した高分子ゲルをバット本体に接着剤によって接着した場合と、接着剤を使用しない場合との一次曲げモードのダンピングを比較したグラフである。
図1は、バットにボールが当たった際のバットの一次曲げモードと振動の関係を模式的に表している。図1において、符号1はバット、2はボール、a点、b点は節の位置を示している。
まず、この発明の実施形態として、異なる種類の高分子ゲル4をバット本体3の一次曲げモーメントの先端側の節aよりも先端側に充填したFRP製の5種類のノックバットを作製した。
高分子ゲル4をバット本体3の先端側に充填するには、図2に示すように、グリップエンド5を外したバット本体3を逆さにして、液状の高分子ゲル材料を流し入れ、バット本体3の先端でゲル化させればよい。
次に、比較例として、内部に高分子ゲル4や発泡高分子材料等を充填しない未充填のオリジナルのFRP製のノックバットと、グリップ部分、より具体的には、グリップエンドから200mmまでの位置に、高分子ゲル4を、35.4g充填したFRP製のノックバットと、バット本体の一次曲げモーメントの先端側の節aよりも先端側に、高分子ゲル4ではなく、高剛性のエポキシ樹脂を、63.4g充填したFRP製のノックバットをそれぞれ作製した。
この発明の5種類のFRP製のノックバットと、比較例の3種類のFRP製のノックバットの構成と、これらのバットの一次曲げモードのダンピングを示すと表1の通りである。
そして、この発明の5種類のFRP製のノックバットと、比較例の3種類のFRP製のノックバットを使用し、高校野球指導者3名による手の痺れに関する官能試験を行った。その結果を表2に示す。
なお、表2中、◎は、被験者が打撃位置を外して打った場合においても手に全く痺れを感じず、良好な打撃感が得られた場合、○は、被験者が打撃位置を外して打った場合に手に痺れを感じることが稀にあっても良好な打撃感が得られた場合、△は、被験者が打撃位置を外して打った場合に手に弱い痺れを感じる場合、×は、被験者が打撃位置を外して打った場合に手に強い痺れを感じる場合である。
Figure 0005437750
Figure 0005437750
表1、表2の結果から、手の痺れを軽減し、良好な打撃感を得るには、充填材料の種類、充填位置、充填量がそれぞれ関係し、一次曲げモードのダンピングが0.42%以上であるということを確認することができた。
そして、一次曲げモードのダンピングが0.42%以上なる高分子ゲル4の比重は、0.9g/cc以上であった。
次に、FRP製のノックバットの先端に、損失正接(tanδ)の値の異なる4種類の材料を、一定量(約55cc)充填し、一次曲げモードのダンピングと損失正接(tanδ)の値との関係を調べた実験結果を図3のグラフに示す。
この図3の結果から一次曲げモードのダンピングを0.42%以上にするためには、損失正接(tanδ)が0.15以上の高分子ゲル4であることが好ましく、高分子材料でも0.15以下の高剛性エポキシ樹脂は、0.42%以上の一次曲げモードのダンピングが得られないということが確認された。
次に、2種類のアルミ製バット(軟式野球用、ソフトボール用)に、シリコンゲル(tanδ:0.523)と発泡ポリウレタン(tanδ:0.518)をそれぞれ先端から200mm程度まで充填量を変化させることによって、一次曲げモーメントのダンピングがどのように変化するかを確認した実験結果を図4のグラフに示す。
この図4のグラフの実験結果から高分子ゲル4を先端から20〜80mm程度まで充填すると、一次曲げモーメントのダンピングが0.42%以上となり、手の痺れの軽減効果に有効であるということが確認された。
また、軟式用のアルミ製バットとソフトボール用のアルミ製のバットでは、径が異なるが、径に関係なく、先端から20〜80mm程度の充填で効果が生じ、充填量が節aに近づくと、効果が減少し、節aから離れた位置に充填した場合に、より効果があるということが図4の実験結果から確認された。
また、損失正接(tanδ)が高分子ゲル4とほぼ同じであっても、発泡ポリウレタン、即ち、発泡性高分子材料を充填した場合には、一次曲げモーメントのダンピングに効果がないということが図4のグラフの実験結果から確認できた。
また、図4のグラフに示すように、軟式野球用のアルミ製バットも、ソフトボール用のアルミ製バットも、高分子ゲル4を充填することにより、節の位置が先端側にずれる。軟式野球用のアルミ製バットの場合は、未充填の場合、先端から190mmの位置にあった節aが、高分子ゲル4を充填することにより先端から130mmの位置にまでずれる。ソフトボール用のアルミ製バットの場合は、未充填の場合、先端から200mmの位置にあった節aが、高分子ゲル4を充填することにより先端から145mmの位置にまでずれる。
このように、先端に高分子ゲル4を充填することにより、先端に重量を有する先端バランスのバットになるため、ノック用のバットやソフトボール用のバットなど、先端バランスが望まれるバットにおいて特に有効あり、軟式や硬式の野球用のバットでは、先端バランスを好む打者(長距離打者)向きのバットとして特に有効であるが、充填量が多すぎるとスイングすることができる限界を超えるため、その量は、スイングバランスとの関係で決定する必要がある。
なお、発泡ポリウレタンを充填しても、節aの位置に変化は生じなかった。
この発明のバット1は、高分子ゲル4をバット本体3の先端に充填しているので、バット1を振ると、高分子ゲル4に遠心力が作用する。このため、打撃の際に、充填した高分子ゲル4がズレ動くということがないので、接着剤も不要である。
接着剤の有無とダンピング効果との関係を、硬式用のFRPバットの先端に高分子ゲル4を、接着剤なしで充填した場合と、高分子ゲル4とバット本体3との間を接着剤(ウレタン系の接着剤)によって接着した場合とについて調べると、図5に示すように、接着剤によって接着した場合には、高分子ゲル4を充填した場合よりもダンピング効果は優れていたが、接着剤を使用しない場合よりもダンピング効果がかなり低下した。したがって、高分子ゲル4は、接着剤を使用することなく、バット本体3に充填する方がよいということも確認された。
1 バット
3 バット本体
4 高分子ゲル
5 グリップエンド
a、b 節

Claims (3)

  1. 内部が中空の金属・FRP製のバット本体のグリップに近いところと先端側の打撃位置のところに存在する一次曲げモーメントの2か所の節のうち、先端側の節よりも先端側の中空部分に、高分子ゲルが充填されている野球・ソフトボール用バット。
  2. 比重が0.9g/ccで、損失正接(tanδ)が0.15以上の高分子ゲルを使用することを特徴とする請求項1記載の野球・ソフトボール用バット。
  3. 上記高分子ゲルが、シリコンゲル又はポリウレタンゲルである請求項1又は2記載の野球・ソフトボール用バット。
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