本発明の第1の実施の形態による切断機について、図1乃至図7に基づき説明する。図1に示される切断機である卓上丸鋸1は、スライド機構を備えた卓上丸鋸であり、ベース部2と、切断部3とから主に構成されている。
ベース部2は、被切断部材である木材を載置するベース21と、ベース21上に回動可能に担持されたターンテーブル22と、ベース21に設けられたフェンス23とを有している。ベース21は、図2に示すように、一対の左ベース21Aと右ベース21Bとから構成されている。ベース部2は支持台部に相当する。これら左ベース21Aと右ベース21Bとが並んでいる方向を左右方向と定義し、ベース21の木材を載置する面の上方(図1の上方)を上方、その反対を下方と定義する。
左ベース21Aには充電(電源)ボックス収容枠21C(図4)が設けられている。充電ボックス収容枠21Cは、左ベース21A内に形成されたデッドスペース内に左ベース21Aに固定されて設けられている。充電ボックス収容枠21Cには、充電ボックス収容枠21Cを貫通する貫通孔が形成されており、貫通孔を形成する左ベース21Aの部分には雌ネジが螺刻されている。雌ネジにはネジ21Eが螺合している。充電ボックス収容枠21C内には充電ボックス21Dが収容されており、ネジ21Eを締めることによりネジ21Eの先端部が充電ボックス21Dに当接し、充電ボックス21Dを充電ボックス収容枠21C内に固定できる。ネジ21Eを緩めることにより、充電ボックス21Dを左方へ移動させて充電ボックス収容枠21C外へ取り外すことができるように構成されている。
充電ボックス21Dは複数種類の二次電池を充電可能な汎用充電器21D´を内部に収納しており、また、二次電池挿入孔21a(図4)が形成されている。二次電池挿入孔21aには、差込式電池たるリチウムイオン電池21Fを挿入可能である。挿入された状態のリチウムイオン電池21Fは後述のモータ38へ電力を供給可能であり、また、後述の交流電源たるコンセントからの電力の供給により充電可能である。
ターンテーブル22の上面には一直線状の図示せぬ溝部が形成されている。図示せぬ溝部は、後述の丸のこ刃31が下方に揺動してターンテーブル22と交わったときの交線位置にあり、丸のこ刃31の刃先を収容可能である。
ターンテーブル22は、右ベース21Bと左ベース21Aとの間に配置されている。図1に示されるように、ターンテーブル22は、略円台状のターンテーブル本体部22Aと、ターンテーブル本体部22Aの一方側に突出しターンテーブル22を回転させるためのハンドル22Bと、他方側に設けられた後述のホルダ40を支持する切断部支持部22Cとから構成されている。ハンドル22Bがターンテーブル22より突出している方向であって左右方向(図2)と直交する方向を前方、反対を後方と定義する。なお、ターンテーブル本体部22Aは、図2に示すように、ベース21の上方に位置する略円台状部分と、略円台状部分から前方に突出しハンドル22Bが取付けられる突出部から構成される。
フェンス23は、ベース21上であって、ターンテーブル22の上部位置に設けられている。フェンス23は、図2に示すように、左ベース21A及び右ベース21Bに対応して左フェンス23A及び右フェンス23Bとにより構成されている。左フェンス23A及び右フェンス23Bの前面は、同一平面状に位置するように配置され、被切断材の位置を規定する。
ターンテーブル22の切断部支持部22Cには、前述の図示せぬ溝部の延長線上に位置し溝部の延長線と平行な位置関係をなすホルダシャフト22Dと、切断部3が任意の傾斜角度で固定される立設部22Eとが設けられている。
切断部支持部22Cにはホルダ40が立設している。ホルダ40の下端はホルダシャフト22Dによって支承されている。ホルダシャフト22Dの軸心はターンテーブル22上面とほぼ一致させられており、ホルダ40はホルダシャフト22Dを回動支点としてターンテーブル22の上面に対して左右傾斜自在となっている。ホルダシャフト22Dはホルダ40に図示せぬネジ等によって固定されており、ホルダ40を傾斜させると、傾動の軸となるホルダシャフト22Dもホルダ40と一体回転する。
立設部22Eには、ホルダシャフト22Dを中心とする図示せぬ略円弧状の長穴が形成されている。図示せぬ長穴にはクランプレバー40Aが貫通しており、クランプレバー40Aの先端に設けられたねじ部がホルダ40背面に形成されたねじ穴部に螺合している。クランプレバー40Aを緩めると、ホルダ40はホルダシャフト22Dを支点としてクランプレバー40Aが図示せぬ長穴の範囲内で相対的に移動できる範囲で傾動可能となる。ホルダ40が任意の角度に傾斜しているときに、クランプレバー40Aを締め付けると、クランプレバー40Aとホルダ40間でターンテーブル22の立設部12Bが締め付けられ、ホルダ40は傾動不能に固定される。なお、図示せぬ長穴は、ホルダ40がターンテーブル22上面に対して垂直の状態から左側へ45°程度傾動できる範囲内で形成されている。
ホルダ40は、卓上丸鋸1の略上方に向かって延出しており、延出端には第1端部保持部材40Bが設けられている。第1端部保持部材40Bには、前後方向に指向する鉄製の中空のパイプ50、51がそれぞれ合計で2本保持されている。
2本のパイプ50、51は、図1に示すように、一端がそれぞれ後述の第2端部保持部材53によって覆われて保持され、他端がそれぞれ前述の第1端部保持部材40Bによって覆われて保持されることにより略平行に配置されて一対をなしている。一対のパイプ50、51の軸心を含む仮想平面は、後述の切断部3の揺動軸32に対して略直交する位置関係をなす。
切断部3は、図1に示すように、後述の丸のこ刃31の回転軸31Aに平行に配置された揺動軸32を有している。切断部3は、揺動軸32に揺動可能に支持された丸のこ刃31等と、丸のこ刃31等をパイプ50、51に沿って摺動可能に支持する摺動支持部36とを備えている。
揺動支持部36には前後方向に指向する2つの図示せぬ貫通孔が形成されている。図示せぬ貫通孔は、前後方向に垂直な面で切った断面が略円形状をしており、一対のパイプ50、51がそれぞれ貫通している。図示せぬ貫通孔の内径はパイプ50、51の外径よりも大きく、この構成により揺動支持部36は、一対のパイプ50、51を環装した状態で一対のパイプ50、51に対して摺動可能である。図示せぬ貫通孔の指向する方向、即ち、パイプ50、51に対する揺動支持部36の摺動方向は、後述の揺動軸32に対して略直交する方向に一致する。このような構成により、一対のパイプ50、51は、摺動支持部36を介して切断部3を支持している。
図示せぬ貫通孔は鉛直上下方向に配置されているため、一対のパイプ50、51の軸心を含む仮想平面は、後述の丸のこ刃31の揺動方向と略平行な位置関係をなす。一対のパイプ50、51に対して摺動支持部36が摺動することにより、揺動軸32に対して略直交する方向に丸のこ刃31も移動するように構成されている。
丸のこ刃31は、切断部3に設けられた切断部ハウジング3A内において回転軸31Aを中心に回転可能に支承されている。丸のこ刃31の上部は切断部ハウジング3A内に収容されており、丸のこ刃31の下部は切断部ハウジング3Aから下方へ向けて切断部ハウジング3Aの外部へ露出可能である。当該露出可能な部分は、丸のこ刃31により切断を行わないときにはセフティカバー32により覆われている。
切断部3の上部には、図1に示すようにハンドル37が設けられており、ハンドル37には、後述の電源コード37Eを通してコンセントから供給される交流電力と、後述の二次電池たるリチウムイオン電池21Fから供給される直流電力とのいずれかを選択して後述のモータ38へ供給するための手動スイッチ37Aが設けられている。また、ハンドル37には、リチウムイオン電池21Fの残量を表示する電池残量ランプ37Bと、交流電力に基づく電力により後述のモータ38が駆動しているのか直流電力に基づく電力により後述のモータ38が駆動しているのかを視認可能な駆動電源表示ランプ37Cとが設けられている。またハンドル37には、卓上丸鋸1のユーザが指で操作することにより丸のこ刃31の駆動を開始させるためのトリガスイッチ37Dが設けられている。
切断部3は、図示せぬリターンスプリングによって上方へと常時付勢されている。このため、非切断時に卓上丸鋸1のユーザによって切断部3が下方へ押下げられていないときには、図1に示すように、図示せぬストッパ機構によって最も鉛直上方に位置するように構成されている。
切断部3の切断部ハウジング3A内にはモータ38(図5等)が設けられており、切断部ハウジング3Aには電源コード37E(図1等)が接続されている。電源コード37Eの先端に設けられているプラグ37Fをコンセントに差し込むことにより、卓上丸鋸1は、交流電源からの電源供給を受けることができるようになり、モータ38へ電力を供給可能となり、電力が供給されることにより駆動するモータ38の駆動力により丸のこ刃31が回転するように構成されている。
図5に示すように、卓上丸鋸1のモータ38は交流モータ38−1により構成されており、交流モータ38−1は手動スイッチ37Aを介して電源コード37Eに接続可能である。また、汎用充電器21D´は電源コード37Eに接続されており、電源コード37Eを通して供給される交流電力によりリチウムイオン電池21Fを充電可能である。汎用充電器21D´に装着されたリチウムイオン電池21Fはインバータ38Aを介して手動スイッチ37Aに接続されている。
図5に示すように手動スイッチ37Aが切換えられたときには、交流電力が交流モータ38−1に供給される。図6に示すように手動スイッチ37Aが切換えられたときには、リチウムイオン電池21Fが供給する直流電力はインバータ38Aにより交流電力に変換され昇圧され、交流モータ38−1に供給されるように構成されている。電源コード37E、手動スイッチ37A、インバータ38A、汎用充電器21D´は電源部を構成する。なお、手動スイッチ37Aが交流側に接続されている状態(図5)において、汎用充電器21D’は電源コード37Eを介してコンセントに接続されているため、交流モータ38−1を駆動中に汎用充電器21D’に接続された二次電池を充電することも可能である。
卓上丸鋸1を使用する際には、卓上丸鋸1のユーザは、図7に示すように、先ず卓上丸鋸1のプラグ37Fをコンセントに差込可能か否かを判断し(S1)、差込可能であれば(S1:YES)、ユーザはプラグ37Fをコンセントに差し込み、卓上丸鋸1が交流電力の供給を受けることができる側、即ち図5の状態にユーザーが電源切り替えスイッチを切換える(S2)。そして、ユーザはトリガスイッチ37Dを操作することにより(S3)交流モータ38−1が駆動し、丸のこ刃31が回転する。
プラグ37Fをコンセントに差込不能であれば(S1:NO)、次にリチウムイオン電池21Fが汎用充電器21D´内にあるか否かを判断する(S4)。リチウムイオン電池21Fがあれば(S4:YES)、卓上丸鋸1がリチウムイオン電池21Fからの直流電力の供給を受けることができる側、即ち図6の状態にユーザーが電源切り替えスイッチを切換える(S5)。このことにより直流電力がインバータ38Aにより交流電力に変換可能な状態となり(S6)、ユーザがトリガスイッチ37Dを操作することにより(S3)交流モータ38−1が駆動し、丸のこ刃31が回転する。
交流電源又は直流電源から選択的に電力供給を受け、モータ38の駆動に適した電力をモータ38へ供給可能であるため、コンセントが近くにない場所でも直流電源たるリチウムイオン電池21Fからモータ38へ電力を供給することができ、切断作業を可能とすることができる。
また、交流電源からの電力供給と直流電源からの電力供給とを選択的に切換えるための手動スイッチ37Aを有するため、必要に応じて交流電源を選択したり直流電源を選択したりすることができる。また、卓上丸鋸1のユーザーが任意にスイッチの切換えを行うことができる。また、モータ38は交流モータ38−1からなり、電源部は直流電源からの電力を昇圧させて交流モータ38−1へ供給するため、直流電源に基づく電力により交流モータ38−1を駆動させることができる。
また、交流電源と直流電源とのうちのいずれかがモータ38へ電力を供給していることを視認可能な駆動電源表示ランプ37Cを有するため、交流電源と直流電源とのうちのどちらの電源を使用しているかを視認することができる。
また、電池の残量を表示する電池残量ランプ37Bを有するため、電池交換の時期又は電池の充電が必要となる時期を認識しながら切断作業をすることができる。
次に、第2の実施の形態について図8乃至図11に基づき説明する。第2の実施の形態では、太陽電池121Gが設けられている点、充電ボックス121Dは差込式とスライド式の2つ種類の二次電池を同時に充電(接続)可能なユニバーサル充電器121D´を有している点で第1の実施の形態とは異なる。これ以外は第1の実施の形態と同一である。
ユニバーサル充電器121D´は、充電ボックス121D内に収納されており、差込式のリチウムイオン電池21Fとスライド式のリチウムイオン電池121Fとの2種類の電池を充電可能である。スライド式のリチウムイオン電池121Fは、充電ボックス121Dの外面に設けられた図示せぬレールに係合可能な図示せぬ被ガイド部を有しており、被ガイド部が図示せぬレールに係合し案内されることにより、充電可能な位置にセットされる。
太陽電池121Gは左ベース21A上面に設けられており、充電ボックス121Dに装着された差込式のリチウムイオン電池21Fとスライド式のリチウムイオン電池121Fとの両方に電気的に接続されている。このため、コンセントが近くにない場所であっても、太陽電池121Gにより発生した電力をリチウムイオン電池21F、121Fに充電することができる。ユニバーサル充電器121D´、太陽電池121Gは電源部を構成する。
電源部はユニバーサル充電器121D´を有しているため、異なる種類のリチウムイオン電池21F、121Fを装着して充電することができ、充電されたリチウムイオン電池21F、121Fを用いてモータ38を駆動させることができる。
また、ユニバーサル充電器121D´は、ベース21内に収容されているため、ベース21内のデッドスペースをユニバーサル充電器121D´の収容場所として有効活用することができる。また、ユニバーサル充電器121D´は、差込式リチウムイオン電池21F及びスライド式リチウムイオン電池121Fを充電可能であるため、必要に応じてスライド式リチウムイオン電池121Fを用いたり差込式リチウムイオン電池21Fを用いたりすることができる。
また、直流電源たる複数のリチウムイオン電池21F、121Fを接続可能であるため、1つのリチウムイオン電池21Fで駆動する場合と比較して大きな電力でモータ38を駆動させることができる。
次に、第3の実施の形態について図12乃至図14に基づき説明する。第3の実施の形態では、交流モータ38−1に代えて直流モータ38−2が用いられている点、インバータ38Aに代えてAC/DCコンバータ38Bが用いられている点で第1の実施の形態とは異なる。これ以外は第1の実施の形態と同一である。
図12に示すように、卓上丸鋸1のモータ38は直流モータ38−2により構成されており、直流モータ38−2はトリガスイッチ37D及び手動スイッチ37A介して電源コード37E及びAC/DCコンバータ38Bに接続可能である。また、汎用充電器21D´は電源コード37Eに接続されており、電源コード37Eを通して供給される交流電力によりリチウムイオン電池21Fを充電可能である。充電ボックス21Dに装着されたリチウムイオン電池21Fは手動スイッチ37A及び直流モータ38−2に接続されている。
図12に示すように手動スイッチ37Aが切換えられたときには、交流電力がAC/DCコンバータ38Bによって直流電力に変換され降圧され、直流モータ38−2に供給される。図13に示すように手動スイッチ37Aが切換えられたときには、リチウムイオン電池21Fが供給する直流電力が直流モータ38−2に供給されるように構成されている。AC/DCコンバータ38Bは電源部を構成する。
卓上丸鋸1を使用する際には、卓上丸鋸1のユーザは、図14に示すように、先ず卓上丸鋸1の汎用充電器21D´にリチウムイオン電池21Fがセットされているか否かを判断する(S11)。セットされていれば(S11:YES)卓上丸鋸1がリチウムイオン電池21Fからの直流電力の供給を受けることができる側にユーザは電源切り替えスイッチを切換える(S12)。そして、ユーザはトリガスイッチ37Dを操作することにより(S13)直流モータ38−2が駆動し、丸のこ刃31が回転する。
セットされていなければ(S11:NO)、次に、プラグ37Fをコンセントに差込可能か否かの判断を行う(S14)。プラグ37Fをコンセントに差込可能であれば(S14:YES)、ユーザはプラグ37Fをコンセントに差し込み、卓上丸鋸1が交流電力の供給を受けることができる側にユーザは電源切り替えスイッチを切換える(S15)。このことにより交流電力がAC/DCコンバータ38Bにより直流電力に変換可能な状態となり(S16)、ユーザがトリガスイッチ37Dを操作することにより(S13)、直流モータ38−2が駆動し、丸のこ刃31が回転する。プラグ37Fをコンセントに差込不能であれば(S14:NO)処理を終了する。
モータ38は直流モータ38−2からなり、電源部は交流電源からの電力を降圧させて直流モータ38−2へ供給するため、交流電源に基づく電力により直流モータ38−2を駆動させることができる。
次に、第4の実施の形態について図15に基づき説明する。第4の実施の形態では、交流モータ38−1に代えて交流ブラシレスモータが用いられている点で第1の実施の形態とは異なる。これ以外は第1の実施の形態と同一である。
卓上丸鋸1を使用する際には、卓上丸鋸1のユーザは、図15に示すように、先ず卓上丸鋸1のプラグ37Fをコンセントに差込可能か否かを判断し(S21)、差込可能であれば(S21:YES)、ユーザはプラグ37Fをコンセントに差し込み、卓上丸鋸1が交流電力の供給を受けることができる側に電源切り替えスイッチを切換える(S22)。するとモータ制御用インバータによるブラシレスモータの制御が可能な状態となり(S23)、ユーザはトリガスイッチ37Dを操作することにより(S24)交流モータ38−1が駆動し、丸のこ刃31が回転する。
プラグ37Fをコンセントに差込不能であれば(S21:NO)、次にリチウムイオン電池21Fが汎用充電器21D´内にあるか否かを判断する(S25)。リチウムイオン電池21Fがあれば(S25:YES)、卓上丸鋸1がリチウムイオン電池21Fからの直流電力の供給を受けることができる側にユーザは電源切り替えスイッチを切換える(S26)。このことによりインバータ38Aによって直流電力を交流電力に変換可能な状態となり(S27)、また、モータ制御用インバータによるブラシレスモータの制御が可能な状態となる(S23)。そして、ユーザがトリガスイッチ37Dを操作することにより(S24)、交流ブラシレスモータが駆動し、丸のこ刃31が回転する。
次に、第5の実施の形態について図16に基づき説明する。第5の実施の形態では、直流モータ38−2に代えて直流ブラシレスモータが用いられている点で第3の実施の形態とは異なる。これ以外は第3の実施の形態と同一である。
卓上丸鋸1を使用する際には、卓上丸鋸1のユーザは、図16に示すように、先ず卓上丸鋸1の汎用充電器21D´にリチウムイオン電池21Fがセットされているか否かを判断する(S31)。セットされていれば(S31:YES)卓上丸鋸1がリチウムイオン電池21Fからの直流電力の供給を受けることができる側にユーザは電源切り替えスイッチを切換える(S32)。するとモータ制御用インバータによるブラシレスモータの制御が可能な状態となり(S33)、ユーザはトリガスイッチ37Dを操作することにより(S34)直流モータ38−2が駆動し、丸のこ刃31が回転する。
セットされていなければ(S31:NO)、次に、プラグ37Fをコンセントに差込可能か否かの判断を行う(S35)。プラグ37Fをコンセントに差込可能であれば(S35:YES)、ユーザはプラグ37Fをコンセントに差し込み、卓上丸鋸1が交流電力の供給を受けることができる側にユーザは電源切り替えスイッチを切換える(S36)。すると交流電力をAC/DCコンバータ38Bにより直流電力に変換することができ降圧することができる状態となり(S37)また、モータ制御用インバータによるブラシレスモータの制御が可能な状態となる(S33)。そして、ユーザがトリガスイッチ37Dを操作することにより(S34)、直流ブラシレスモータが駆動し、丸のこ刃31が回転する。プラグ37Fをコンセントに差込不能であれば(S35:NO)処理を終了する。直流モータ38−2はブラシレスモータからなるため、モータを収容する卓上丸鋸1の部分の小型を図ることができる。
次に、第6の実施の形態について図17乃至図19に基づき説明する。第6の実施の形態では、手動スイッチ37Aに代えて自動スイッチが用いられている点で第1の実施の形態とは異なる。これ以外は第1の実施の形態と同一である。
自動スイッチは、スイッチ部37Hとスイッチ部操作部37Iとにより構成されており、図17、図18に示すように第1実施の形態の手動スイッチ37Aに代えてスイッチ部37Hが設けられ、スイッチ部操作部37Iはスイッチ電源コード37E及びスイッチ部37Hに電気的に接続されている。スイッチ部操作部37Iにより電源コード37Eがコンセントに接続されているか否かを自動的に判断し、判断結果に応じて自動的にスイッチ部37Hの切換を行うことができる。スイッチ部37Hとスイッチ部操作部37Iは自動スイッチに相当し電源部を構成する。
図17に示す状態のときに、交流電力が交流モータ38−1に供給される。図18に示す状態のときに、リチウムイオン電池21Fが供給する直流電力はインバータ38Aにより交流電力に変換され昇圧され、交流モータ38−1に供給されるように構成されている。
卓上丸鋸1を使用する際には、卓上丸鋸1は、図19に示すように、先ず卓上丸鋸1のプラグ37Fをコンセントに差込可能か否かを判断し(S41)、差込可能であれば(S41:YES)、ユーザはプラグ37Fをコンセントに差し込み、スイッチ部操作部37Iは卓上丸鋸1が交流電力の供給を受けることができる側にスイッチ部37Hを自動的に切換える(S42)。そして、ユーザはトリガスイッチ37Dを操作することにより(S43)交流モータ38−1が駆動し、丸のこ刃31が回転する。
プラグ37Fをコンセントに差込不能であれば(S41:NO)、次にリチウムイオン電池21Fが汎用充電器21D´内にあるか否かを判断する(S44)。リチウムイオン電池21Fがあれば(S44:YES)、スイッチ部操作部37Iは卓上丸鋸1がリチウムイオン電池21Fからの直流電力の供給を受けることができる側にスイッチ部37Hを自動的に切換える(S45)。このことにより直流電力がインバータ38Aにより交流電力に変換可能な状態となり(S46)、ユーザがトリガスイッチ37Dを操作することにより(S43)交流モータ38−1が駆動し、丸のこ刃31が回転する。リチウムイオン電池21Fがなければ(S44:NO)、処理を終了する。
スイッチ部37Hとスイッチ部操作部37Iとからなる自動スイッチを有するため、卓上丸鋸1のユーザが手動スイッチ37Aの切換えを行わずに済み、卓上丸鋸1の操作性を高めることができる。
また、スイッチ部37Hとスイッチ部操作部37Iとからなる自動スイッチは、電源部に交流電源が接続されている場合には交流電源に基づく電力をモータ38へ供給可能に切換わり、交流電源が接続されていない場合には直流電源に基づく電力をモータ38へ供給可能に切換わるため、直流電源と交流電源との両方を利用可能な状態のときに、交流電源を優先的に利用することができる。
次に、第7の実施の形態について図20乃至図21に基づき説明する。第6の実施の形態では、手動スイッチ37Aに代えて自動スイッチが用いられている点で第3の実施の形態とは異なる。これ以外は第3の実施の形態と同一である。
自動スイッチは、第6の実施の形態と同様にスイッチ部37Hとスイッチ部操作部37Iとにより構成されており、図20、図21に示すように第3の実施の形態の手動スイッチ37Aに代えてスイッチ部37Hが設けられ、スイッチ部操作部37Iはスイッチ電源コード37E及びスイッチ部37Hに電気的に接続されている。スイッチ部操作部37Iによりスイッチ部37Hの切換を自動的に行うことができる。図20に示す状態のときに、交流電力が直流電力に変換され降圧され直流モータ38−2に供給される。図21に示す状態のときに、リチウムイオン電池21Fからの直流電力が直流モータ38−2に供給される。
次に、第8の実施の形態について図22に基づき説明する。第8の実施の形態では、交流電源からの電力の供給により交流モータ38−1が駆動している最中にリチウムイオン電池21Fの充電を行う制御をする点で第1の実施の形態とは異なる。これ以外は第1の実施の形態と同一である。
卓上丸鋸1を使用する際には、卓上丸鋸1は、図22に示すように、先ず卓上丸鋸1の汎用充電器21D´にリチウムイオン電池21Fがセットされているか否かを判断する(S51)。セットされていれば(S51:YES)次にリチウムイオン電池21Fの残量があるか否かの判断をする(S52)。リチウムイオン電池21Fの残量があれば(S52:YES)、次に、卓上丸鋸1がリチウムイオン電池21Fからの直流電力の供給を受けることができる側にユーザは電源切り替えスイッチを切換える(S53)。このことによりリチウムイオン電池21Fからの直流電力がインバータ38Aにより交流電力可能かつ昇圧可能な状態となり(S54)、ユーザがトリガスイッチ37Dを操作することにより(S55)交流モータ38−1が駆動し、丸のこ刃31が回転する。
リチウムイオン電池21Fがセットされていなければ(S51:NO)、次に、プラグ37Fをコンセントに差込可能か否かの判断を行う(S56)。プラグ37Fをコンセントに差込可能であれば(S56:YES)、ユーザはプラグ37Fをコンセントに差し込み、卓上丸鋸1が交流電力の供給を受けることができる側にユーザは電源切り替えスイッチを切換える(S57)。そして、ユーザはトリガスイッチ37Dを操作することにより(S55)、交流電力が交流モータ38−1へ供給され交流モータ38−1が駆動し、丸のこ刃31が回転する。プラグ37Fをコンセントに差込不能であれば(S56:NO)処理を終了する。
次にリチウムイオン電池21Fの残量がない場合には(S52:NO)、次に、プラグ37Fをコンセントに差込可能か否かの判断を行う(S58)。プラグ37Fをコンセントに差込可能であれば(S58:YES)、ユーザがプラグ37Fをコンセントに差し込むことにより、汎用充電器21D´に交流電力が供給されリチウムイオン電池21Fの充電が行われる(S59)。次に、卓上丸鋸1が交流電力の供給を受けることができる側にユーザは電源切り替えスイッチを切換える(S57)。そして、ユーザはトリガスイッチ37Dを操作することにより(S55)、交流電力が交流モータ38−1へ供給され交流モータ38−1が駆動し、丸のこ刃31が回転する。プラグ37Fをコンセントに差込不能であれば(S56:NO)処理を終了する。
モータ38とユニバーサル充電器121D´とに対して同時に電力を供給可能であるため、交流電源を用いてモータ38を駆動して切断作業をすると同時にリチウムイオン電池21Fを充電することができる。電池の残量が少ない場合、特にリチウムイオン電池は、過放電状態になると電池寿命が著しく低下してしまうため、過放電状態にならないように保護装置を有する構成としてもよい。例えば、スイッチ部操作部37Iを電源コード37Eに接続するだけでなく、汎用充電器21D´の出力側(すなわちスイッチ部37Hに接続されている側)に保護装置を接続し、電池の残量を検出するように構成し、残量が少なくなった場合、すなわち電池が過放電状態間近になったことを検出したら、自動的にスイッチ部37Hをオープン状態(電池側との接続を遮断する状態)に切り替えるようにすることで、二次電池を保護することができる。また、電池に流れる電流が大きい過電流状態をスイッチ部操作部37Iで検出することで、自動的にスイッチ部37Hをオープン状態(電池側との接続を遮断する状態)に切り替えるようにすることで、過電流を防止することもできる。これらの結果、電池が破損してしまうことを防止することができる。
次に、第9の実施の形態について図23に基づき説明する。第9の実施の形態では、汎用充電器121D´を有する充電ボックス121Dが切断部103に設けられている点で第1の実施の形態とは異なる。充電ボックス121Dは切断部103の一部であってモータ38が収容されている切断部103の部分103Bの上方に設けられている。
切断部103においてモータ38が収容されている部分103Bは右方向へ突出しており、充電ボックス121D及び汎用充電器121D´は、当該右方向へ突出している切断部103の最右端よりも右方向には突出していない。また、上下方においては充電ボックス121D及び汎用充電器121D´の上端は、ハンドル37の上端よりも下方に位置している。従って、充電ボックス121Dは、切断部103の外形輪郭よりも右方向及び上方向に突出していない。このため、ユーザが切断作業を行っているときに、充電ボックス121D及び汎用充電器121D´が邪魔になることを防止することができる。さらに、充電ボックス121Dの重さにより切断部103を下方へ揺動する際(切断時)の力を小さくすることができ、作業性を向上することができる。
本発明の切断機は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変形や改良が可能である。例えば、本実施の形態では、切断機は卓上丸鋸1であったが、卓上丸鋸1に限定されない。例えば、図24に示すようないわゆる定置式バンドソー201や、図25に示すようないわゆるテーブルソー301に応用してもよい。図24に示すような定置式バンドソー201の場合には、汎用充電器221D´を有する充電ボックス221Dは、例えば、被切断材を載置するためのベース221内に収納されて設けられればよい。図25に示すようなテーブルソー301の場合には、汎用充電器321D´を有する充電ボックス321Dは、例えば、被切断材を載置するためのテーブル322の下面に固定されて設けられればよい。このような構成とすることにより、充電ボックスが切断作業の邪魔になることなく、あらゆる場所での作業を可能にすることができる。
また、本実施の形態ではリチウムイオン電池21Fを充電可能な汎用充電器が設けられていたが、ニカド充電池やニッケル水素充電池等の他の種類の充電池を充電可能な充電器が設けられていてもよい。また、二次電池としては、リチウムイオン電池に限定されず、ニカド電池、ニッケル水素電池等でもよい。
また、本実施の形態では、図示せぬ長穴は、ホルダ40がターンテーブル22上面に対して垂直の状態から左側へ45°程度傾動できる範囲内で形成されており、この構成によりホルダ40は片方(図2の下側)のみに傾斜可能になっていたが、左右それぞれ45°程度傾斜できるように長穴を形成して、ホルダ40が左右両方に傾斜可能としてもよい。
また、第8の実施の形態において手動スイッチに代えて自動スイッチを用いてもよい。