JP5461966B2 - 装身具用ペンダント - Google Patents

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Description

本発明は、ダイアモンド等の宝石を揺動可能に吊下げて形成する装身具用ペンダントに関する。
本願の出願人は、図5に示すように、上方にチェーン連結部142を有した台座(ペンダント本体)の背面にテーパー状の定着部144を形成し、正面略中央には、先端に吊下孔146と後方に湾曲部147を設けた吊下部143を形成し、該吊下孔146には宝石150を取り付けた宝石用台座120を揺動可能に吊下げることを特徴とする装身具用ペンダント140(以下、「揺れるペンダント」と省略する。)について特許出願(特願2007−170708)をしている。
このような「揺れるペンダント」では、使用中の身体の動きにより宝石が微妙に揺動し、様々な角度の光が入射し、吊り下げられた宝石は十分に光輝くことができる。また、「揺れるペンダント」では、ネックレスチェーンにより首からぶら下げた状態で宝石が前後左右に揺れても、台座の定着部が胸元と接触して安定した使用が可能である。
ところで、「揺れるペンダント」では、吊り下げられた宝石が揺動するいずれの方向においても台座(ペンダント本体)と接触しないように、宝石(宝石を取り付けた石座)と台座との間に十分な空間が確保されなければならない。
したがって、この台座においては、吊下部を前方に高く隆起させたり、台座後方に大きく窪んだ湾曲部を形成する等、種々のデザイン上の特別の工夫が必要とされ、特に、「揺れるペンダント」を上下方向に複数連続して1の装身具用ペンダントとするようなデザインでは、宝石が吊り下げられる台座のみならず、他の台座に宝石が接触することも防止しなければならず、前記に加えてさらなるデザイン上の工夫が必要とされていた。
特開2009−233091
本発明は、このような従来技術の課題を解決し、台座の上側を前方に湾曲しかつネックレスチェーンを挿通するチェーン連結部を横長状に形成することで、前方高く隆起する吊下部や大きく窪んだ湾曲部を形成しなくても、吊り下げられた宝石が台座と接触せず、身体の動きに合わせ微妙に揺動することができる装身具用ペンダントを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1に記載された本発明は、背面に定着部を形成した台座の上方にチェーン連結部を設け、当該台座の前方には宝石を揺動可能に吊り下げた装身具ペンダントにおいて、前記チェーン連結部の先端に宝石を把持した石座が吊り下げられると共に、側面方向から見た場合の前記台座の上側は前方に傾斜し、かつ当該チェーン連結部は横長状に形成されて後端に補助定着部が設けてある装身具用ペンダントであることを特徴とする。
また、請求項2に記載された本発明は、請求項1に記載の装身具用ペンダントにおいて、側面方向から見た場合の前記台座の上端は、前記チェーン連結部の略中間に取り付けられたものであることを特徴とする。さらに、請求項3に記載された本発明は、請求項1に記載の装身具用ペンダントにおいて、側面方向から見た場合の前記台座の上端は、前記チェーン連結部の先端に取り付けられたものであることを特徴とする。
くわえて、本発明においては、側面方向から見た場合の前記チェーン連結部は、略マーキース状又は略楕円状の板体にチェーン連結孔を形成したもの、あるいは略マーキース状又は略楕円状の輪環であることが好ましい。
このような装身具用ペンダントによれば、身につける者の動きにより吊り下げられた宝石は前後左右に揺動し十分な輝きを発揮できるばかりか、台座に高く隆起する吊下部や大きく窪んだ湾曲部を形成する必要がない。したがって、美しく自然なデザインの「揺れるペンダント」を提供することができる。
また、台座背面の定着部にさらに補助定着部を追加し、使用中の台座が振れたり裏返しにならない極めて安定性に富んだ「揺れるペンダント」を提供することができる。さらに、複数の台座に複数の宝石を吊り下げるデザインにおいても、安定しかつデザイン性に優れた「揺れるペンダント」を提供することができる。
以下、本発明にかかる装身具用ペンダントの好ましい実施形態を図面により詳細に説明する。図1において、(a)は、第1装身具用ペンダントの側面図、(b)は、第1装身具用ペンダントの正面図である。また、図2は、第1装身具用ペンダントの使用状態を示す説明図である。
第1装身具用ペンダント10は、例えば、金、プラチナ、シルバー、真鍮等の金属を素材として、ロストワックスキャスティングやプレス切断加工により製造されるもので、チェーン連結部12を設けた台座14に宝石16を吊り下げて構成される。
台座14は、正面方向から見た場合には、例えば、略マーキース形状の板体からなり、側面方向から見た場合には、上側は徐々に肉薄になると共に前方に傾斜し、下側は一定の肉厚でほぼ垂直に近いなだらかな傾斜のラインとなり、その背面に平坦な定着部18が形成される。
また、台座14の上端は、ロー付け等の手法により後述するチェーン連結部12の略中間に取り付けられる。
チェーン連結部12は、正面方向から見た場合には、台座14の上方略中央に取り付けられ、側面方向から見た場合には、例えば、横長状の略マーキース形の板体の後方にチェーン連結孔20を開口したもので、先端の鋭角な部分には宝石16を把持した石座22を吊り下げるための吊下環24が取り付けられている。
一方、チェーン連結部12の後端は、緩やかな曲線ラインとなり、第1装身具用ペンダント10がネックレスチェーン26により首からぶら下げられる状態において、胸元と接触する補助定着部28が設けられる。
宝石16は、各爪23を折り曲げて筒状の石座22に把持され、石座22の上方に取り付けられた輪環29を介して、吊下環24に取り付けられる。
このような第1装身具用ペンダント10をネックレスチェーン26により首からぶら下げると、使用者の胸元のラインは緩やかに傾斜しているため、図2に示すように、台座14の定着部18とチェーン連結部12の補助定着部28の2箇所が胸元Aと接触することができる。すなわち、ネックレスチェーン26で形成される仮想ラインと、補助定着部28と定着部18の接触面で形成される仮想ラインがほぼ平行となることで、使用中の第1装身具用ペンダント10は胸元Aで極めて安定する。
さらに、第1装身具用ペンダント10においては、台座14の上側が徐々に肉薄になると共に前方に傾斜している。よって、台座14の前方に高く隆起する吊下部を形成しなくても、吊り下げられた宝石16は、使用中に台座14と接触することなく、身体の動きに合わせ微妙に揺動する。
図3において、(a)は、第2装身具用ペンダントの側面図、(b)は、第2装身具用ペンダントの正面図である。
第2装身具用ペンダント30は、第1装身具用ペンダント10と同様の素材や同様の製法で製造されるもので、チェーン連結部32を設けた台座34に宝石36を吊り下げて構成される点も同様である。
台座34は、正面方向から見た場合には、例えば、中央が開口された略マーキース形状の枠体からなり、側面方向から見た場合には、上側は徐々に細枠になると共に前方に大きく傾斜し、下側は一定の太枠によりほぼ垂直に近いなだらかな傾斜のラインを形成し、その背面に平坦な定着部38が形成される。
また、台座34の上端は、ロー付け等の手法により後述するチェーン連結部32の先端に取り付けられる。
チェーン連結部32は、正面方向から見た場合には、台座34の上方略中央に取り付けられ、側面方向から見た場合には、例えば、横長状の略マーキース形の輪環でチェーン連結孔40を形成したもので、先端の鋭角な部分には宝石36を把持した石座42を吊り下げるための吊下環44が取り付けられている。
一方、チェーン連結部32の後端は、緩やかな曲線ラインとなり、第2装身具用ペンダント30がネックレスチェーンにより首からぶら下げられる状態において、胸元と接触する補助定着部48を設けてある。
宝石36は、第1装身具用ペンダント10と同様に、輪環49により吊下環44に取り付けられる。
このような第2装身具用ペンダント30をネックレスチェーンにより首からぶら下げると、第1装身具用ペンダント10と同様に、台座34の定着部38とチェーン連結部32の補助定着部48の2箇所が使用者の胸元と接触し、ネックレスチェーンで形成される仮想ラインと、補助定着部48と定着部38の接触面で形成される仮想ラインがほぼ平行となることで、使用中の第2装身具用ペンダント30は胸元で極めて安定する。
また、第2装身具用ペンダント30においては、台座34の上側が徐々に肉薄の枠体になると共に前方に大きく傾斜しており、かつ台座34の略中央が開口されて、宝石36と台座34の間にさらに十分な空間部が形成される。よって、台座34の前方に高く隆起する吊下部を形成しなくても、吊り下げられた宝石36がペンダント使用中に台座34と接触せず、身体の動きに合わせ微妙に揺動する。
図4は、第3装身具用ペンダント50の側面図である。
第3装身具用ペンダント50は、第1装身具用ペンダント10を上下方向に3連続したもので、第1装身具用ペンダント10と同様の素材や同様の製法で製造され、同様にチェーン連結部52を設けた台座54に宝石56を吊り下げて構成される。
各々の台座54は、第1装身具用ペンダントで使用するものと全く同様で、側面方向から見た場合には、上側は徐々に肉薄になると共に前方に傾斜し、下側は一定の肉厚のほぼ垂直に近いなだらかな傾斜のラインを形成し、その背面に平坦な定着部58が形成されている。
また、最上方に位置する台座54の上端は、ロー付け等の手法により後述するチェーン連結部52の略中間に取り付けられている。
チェーン連結部52は、第1装身具用ペンダント10で使用するものと全く同様で、側面方向から見た場合には、例えば、横長状の略マーキース形の板体の後方にチェーン連結孔60を開口したもので、先端の鋭角な部分には宝石56を把持した石座62を吊り下げるための吊下環64が取り付けられている。
一方、チェーン連結部52の後端は、緩やかな曲線ラインとなり、第3装身具用ペンダント30がネックレスチェーンにより首からぶら下げられると、胸元に接触する補助定着部68を設けている。
宝石56は、第1装身具用ペンダント10と同様の方法で、輪環69により吊下環64に取り付けられる。
このような第3装身具用ペンダント50をネックレスチェーンにより首からぶら下げると、第1装身具用ペンダント10と同様に、チェーン連結部52の補助定着部68と各々の台座54の定着部58の合計4箇所が胸元と接触し、ネックレスチェーンで形成される仮想ラインと、補助定着部68と定着部58の接触面で形成される仮想ラインがほぼ平行となることで、使用中の第3装身具用ペンダント50は胸元で極めて安定する。
また、第3装身具用ペンダント50においては、台座54の上側が徐々に肉薄になると共に前方に傾斜している。よって、台座54の前方に高く隆起する吊下部を形成しなくても、吊り下げられた宝石56はペンダント使用中に台座54と接触せず、身体の動きに合わせ微妙に揺動する。
本発明は上記の実施形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、正面方向から見た台座を略マーキース形状のデザインに限定したが、オーバル形状であっても、ハート形状であっても、上側が前方に湾曲しかつ背面に定着部を形成してあれば、どのようなデザインでも差し支えない。
また、側面方向から見た場合に、チェーン連結部の後端の形状は必ずしも緩やかな曲線ラインを描く必要はない。鋭角のような直線ラインを描くようなものであっても、チェーン連結部の後端に補助定着部が設けてあれば足りる。すなわち、定着部を補助して同時に胸元に接触するチェーン連結部を有していることが必要十分であり、かかる補助定着部により使用中の台座を安定させることができる。
(a)は、第1装身具用ペンダントの側面図、(b)は、第1装身具用ペンダントの正面図である。 第1装身具用ペンダントの使用状態を示す説明図である。 (a)は、第2装身具用ペンダントの側面図、(b)は、第2装身具用ペンダントの正面図である。 図4は、第3装身具用ペンダント50の側面図である。 (a)は、従来の揺れるペンダントの側面図、(b)は、従来の揺れるペンダントの正面図である。
10 第1装身具用ペンダント
12 チェーン連結部
14 台座
16 宝石
18 定着部
20 チェーン連結孔
22 石座
23 各爪
24 吊下環
26 ネックレスチェーン
28 補助定着部
29 輪環

30 第2装身具用ペンダント
32 チェーン連結部
34 台座
36 宝石
38 定着部

40 チェーン連結孔
42 石座
44 吊下環
48 補助定着部
49 吊下環

50 第3装身具用ペンダント
52 チェーン連結部
54 台座
56 宝石
58 定着部

60 チェーン連結孔
62 石座
64 吊下環
68 補助定着部
69 輪環

120 宝石用台座

140 装身具用ペンダント
142 チェーン連結部
143 吊下部
144 定着部
146 吊下孔
147 湾曲部
150 宝石

A 胸元

Claims (4)

  1. 背面に定着部を形成した台座の上方にチェーン連結部を設け、当該台座の前方には宝石を揺動可能に吊り下げた装身具ペンダントにおいて、前記チェーン連結部の先端に宝石を把持した石座が吊り下げられると共に、側面方向から見た場合の前記台座の上側は前方に傾斜し、かつ当該チェーン連結部は横長状に形成されて後端に補助定着部が設けてあることを特徴とする装身具用ペンダント。
  2. 側面方向から見た場合の前記台座の上端は、前記チェーン連結部の略中間に取り付けられたものであることを特徴とする請求項1に記載の装身具用ペンダント。
  3. 側面方向から見た場合の前記台座の上端は、前記チェーン連結部の先端に取り付けられたものであることを特徴とする請求項1に記載の装身具用ペンダント。
  4. 側面方向から見た場合の前記チェーン連結部は、略マーキース状又は略楕円状の板体にチェーン連結孔を形成したもの、あるいは略マーキース状又は略楕円状の輪環である請求項1〜3のいずれか1項に記載の装身具用ペンダント。
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