JP5492676B2 - 自動分析装置 - Google Patents
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Description
図1および図2により、本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の構成について説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の全体構成を示す構成図であり、上面図を示している。図2は本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の撮影機構の構成を示す構成図である。
(1)ユニットの構成
本実施の形態の自動分析装置では、反応ディスク402上に、混合物410の吸光度を計測する測光部405とは別の手段として、照射光源403bと、反応容器401を撮影する撮影手段404からなる撮影機構400を備えている。撮影手段404には、CCD、CMOS、PMTなどのセンサーを用いる。撮影手段404は、照射光源403bと共に反応機構40内に位置の精度を良く保った状態で固定されている。
(i)基本配置
図1に示す自動分析装置では、設置する撮影手段404は1個であり、反応ディスク402の外側から撮影するような配置とした。逆に、撮影手段404を反応ディスク402の内側に配置し、反応ディスク402の内側から撮影する形態でもよい。
また、図示しないが、撮影手段404を複数個用意し、第1試薬分注、第2試薬分注、第3試薬分注、攪拌が行われる位置にそれぞれ設置する方法でもよい。各動作間でn(整数)週分の差が出るように配置するのがベストである。このような配置にすることで、各試薬の分注動作、攪拌動作を一度に撮影することが可能となり、各過程において正常に動作したことを確認しながら分析を進めることができる。
また、図示しないが、複数個の撮像手段404を用いる方法は、撮影手段404に移動機能を持たせることでも代用できる。例えば、反応ディスク402の外枠に環状のレールを設け、また撮影手段404の下部に車を付け、レール上を左右の任意の方向に移動できるようにする。
また、図示しないが、撮影範囲の広いカメラを設置する方法も有効である。このようなカメラを使用すれば、複数個の反応容器401を一度に撮影することもできる。複数個の反応容器401が1つの画像に写っていれば、左右前後の反応容器401と比較することができ、洗い残しで付着した汚れ等を素早くかつ正確に発見することができる。なお、予め反応容器に識別番号を印字しておくと、特定に便利であるとともに、汚れが付着しやすいポジションの特定などメンテナンスにも便利である。
光学的に作用しにくく、正面からの撮影のみでは検出が困難であるフィブリンのような不純物に対しては、鉛直方向を軸として一定速度で反応容器401を回転させ、複数の側面から撮影するという方法が有効である。この案は反応容器401を左右や上下に振動させる方法でも代用可である。また、散乱板を設置し、反応容器を透過した照射光を散乱板にあて、散乱した光を利用して多方向から容器を照らす方法も、フィブリンのような光学的検出が困難な物質の発見を容易にする方法として有効である。
次に、図3〜図6により、本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の画像処理の流れとデータの抽出方法について説明する。図3は本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の混合物の入った反応容器を撮影した一例を示す図、図4は本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の気泡の検出方法を説明するための説明図、図5は本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の攪拌動作の不具合による飛び散りの一例を示す図、図6は本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の分注動作の不具合による飛び散りの一例を示す図である。
図3に混合物410の入った反応容器401を撮影した一例を示す。被写体は混合物が存在する部分410と存在しない部分411とに分けられ、それぞれの領域から検知する光の量に差が生じている。両者の間は有限の厚みおよび光量階段を持つ境界412で隔てられている。
分析過程中に、泡や気泡が生ずることや異物が混入することがある。ここでは、気泡を例にとり、その検出方法について説明する。気泡の主な発生原因は、溶液に対する気体の飽和溶解量の低下である。この現象の多くは、分注後、温度、気圧など溶液を取り巻く環境が変化することにより引き起こされる。そのため、分注が正しくされたとしても分析の途中で気泡が生ずることがあり、分析結果に悪い影響を与える。これを回避するにはセルを経時的に監視して発見するのが最も有効な方法である。
物理量を用いて異物を特定し、動作が正常かどうかを判断する方法について説明する。ここでは、飛び散りの現象を一例に説明する。
攪拌動作の不具合による飛び散りの一例を図5に示す。液量不足等で攪拌棒が適切に混合液に浸らず液面近くで攪拌が行われた場合に起こる現象であり、表面の液体が攪拌棒でかき回されることにより大量の液体が飛び散り、分析容器の内側に連続的な液体が生ずる。
分注動作の不具合による飛び散りの一例を図6に示す。分注した試薬が混合物に跳ね返ることによって飛び散りの現象が起こる。分析容器の壁には点状の液粒が生じる。
分注動作の不具合は、動画を用いて動作を直接観察する方法も有効である。
(i)基準値を用いる形態
別の方法として、統計データを用いて特徴を抽出し異物を特定する方法を説明する。
また、基準値を用いる形態の方法より簡易な形態として、標準液を撮影して得られる標準画像を参照として記憶し、分注直後の実サンプルを比較することで、標準画像との違いがあることをもって異物の存在を確認する方法も有効である。当然、標準画像は測定項目ごとに異なるため、装置が扱う全項目に対してそれぞれ登録を行えることとし、必要に応じて、自動またはユーザーの指示により標準画像を更新する機能を持たせる。
なお、画像解析における計算時間の短縮と計算容量の縮減のため、試薬の特異性を利用してチェックすべきポイントを絞りこみ、上記のフローの全てのポイントではなく必要最小限の内容を選択してチェックする方法も有効である。例えば、標準液、ブランク液、精度管理物質、ごとにそれぞれ生じやすい異物の形態を予め把握し、当該発生原因について集中的に判定を行うことで、より正確な特定も可能となる。試薬の特性のみならず、分注する試薬の種別ごとにそれぞれ適切なチェック方法を選択できる機能を持たせることも有効である。
さらに、別の方法としては、測定項目ごとに反応容器401の形状を変え、どの項目に対しても、試薬が適切に分注された場合に同じ高さの液面となるようにしてもよい。このように設定することで、適正量の分注についてより容易に判定することが可能となる。
次に、図7により、本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の不都合を特定する処理について説明する。図7は本発明の一実施の形態に係る自動分析装置の不都合を特定するプロセスを示すフローチャートであり、反応容器の画像に基づいて試薬の分注の状態を判定し、分析過程で生じた不具合または自動分析装置に生じている不具合を特定するプロセスを示している。この処理は、制御手段90で実施する。
Claims (5)
- 試料と試薬を反応容器内で反応させて前記反応容器内の化学反応を計測する自動分析装置であって、
前記反応容器内の化学反応を計測する計測機構とは別に設けられ、前記反応容器を撮影する撮影機構と、
前記反応容器内の化学反応を計測するための測定プロセスの進行中に、予め設定された所定のタイミングに従って、前記撮影機構に前記反応容器を撮影させ、撮影された画像を解析し、前記試薬の種別に応じて、前記試料および前記試薬のうち少なくとも1つが正常に分注されたことを確認する制御手段とを備え、
前記反応容器は、複数の異なる形状を持つ複数の反応容器から構成され、
前記制御手段は、分析項目ごとに異なる前記試薬の分注量が正しく分注された場合に、液面が一定になるように、前記複数の反応容器から、前記分析項目ごとに専用の形状を持つ前記反応容器を選択することを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1に記載の自動分析装置において、
前記制御手段は、確認または検知した情報に基づいて、警告の表示、および再検査の必要性の判断を行い、再検査の必要性があると判断した場合は、前記反応容器を再検査にまわすことを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1に記載の自動分析装置において、
前記制御手段は、前記撮影機構による撮影のタイミングを前記試薬の種別ごとに設定することを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1に記載の自動分析装置において、
前記撮影機構は、撮影に用いる光が、前記反応容器を通過する透過光、または前記反応容器からの反射光であることを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1に記載の自動分析装置において、
前記制御手段は、前記反応容器内の化学反応を計測するための測定プロセスの進行中に、予め設定された所定のタイミングに従って、前記撮影機構に前記反応容器を撮影させ、撮影された画像を解析し、前記試薬の種別に応じて、前記試料と前記試薬の攪拌が正常に実施されたことを確認することを特徴とする自動分析装置。
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