次に、本発明を実施するための形態について図面と共に説明する。
(実施の形態)
始めに、図1から図14を参照し、実施の形態に係る基板処理方法、その基板処理方法を行うための塗布現像処理システムについて説明する。
最初に、図1から図3を参照し、塗布現像処理システム1について説明する。図1は、本実施の形態に係る塗布現像処理システム1の平面図であり、図2は、塗布現像処理システム1の正面図であり、図3は、塗布現像処理システム1の背面図である。
塗布現像処理システム1は、図1に示すように、カセットステーション2と、処理ステーション3と、インターフェイス部4とを一体に接続した構成を有している。カセットステーション2は、例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部から塗布現像処理システム1に対して搬入出したり、カセットCに対してウェハWを搬入出したりする。処理ステーション3は、塗布現像処理工程の中で枚葉式に所定の処理を施す各種処理装置を多段配置してなる。インターフェイス部4は、処理ステーション3に隣接して設けられており、図示しない露光装置との間でウェハWの受け渡しをする。
カセットステーション2では、カセット載置台5上の所定の位置に、複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在となっている。そして、このカセット配列方向(X方向)とカセットCに収容されたウェハWの配列方向(Z方向;鉛直方向)に対して移送可能、かつ、θ方向(Z軸を中心とする回転方向)に回転自在なウェハ搬送体7が搬送路8に沿って移動自在に設けられており、各カセットCに対して選択的にアクセスできるようになっている。
ウェハ搬送体7は、ウェハWの位置合わせを行うアライメント機能を備えている。ウェハ搬送体7は、後述するように、処理ステーション3側の第3の処理装置群G3に属するエクステンション装置32に対してもアクセスできるように構成されている。
処理ステーション3では、その中心部に主搬送装置13が設けられており、この主搬送装置13の周辺には各種処理装置が多段に配置されて処理装置群を構成している。本実施の形態では、4つの処理装置群G1、G2、G3、G4が配置されている。第1及び第2の処理装置群G1、G2は塗布現像処理システム1の正面側に配置され、第3の処理装置群G3は、カセットステーション2に隣接して配置され、第4の処理装置群G4は、インターフェイス部4に隣接して配置されている。さらにオプションとして破線で示した第5の処理装置群G5を背面側に別途配置可能となっている。主搬送装置13は、これらの処理装置群G1、G2、G3、G4に配置されている後述する各種処理装置に対して、ウェハWを搬入出可能である。なお、処理装置群の数や配置は、ウェハWに施される処理の種類によって異なり、処理装置群の数は、1以上であれば4つでなくてもよい。
第1の処理装置群G1では、例えば図2に示すように、ウェハWにレジスト液を塗布するレジスト塗布装置17と、ウェハWに現像処理を行う現像処理装置18とが下から順に2段に配置されている。第2の処理装置群G2の場合も同様に、レジスト塗布装置19と、現像処理装置20とが下から順に2段に積み重ねられている。
レジスト塗布装置17、19は、ウェハWにレジスト液を塗布する他、本実施の形態におけるウェハWの表面に表面処理剤を塗布する塗布工程及び周縁部におけるウェハWの表面から表面処理剤を除去する第1の除去工程を行うためのものでもある。また、現像処理装置18、20は、ウェハWに現像処理を行う他、本実施の形態に係る基板処理方法における、表面処理されている第1のレジストパターンの表面に残存する表面処理剤を除去する第2の除去工程を行うためのものでもある。
第3の処理装置群G3では、例えば図3に示すように、クーリング装置(COL)30、疎水化処理装置(ADH)31、エクステンション装置(EXT)32、プリベーキング装置(PREBAKE)33、34、ポストベーキング装置(POBAKE)35、36等が下から順に例えば7段に重ねられている。クーリング装置30は、ウェハWを冷却処理するためのものである。疎水化処理装置31は、ウェハWの表面を疎水化処理剤により疎水化処理するためのものである。エクステンション装置32は、ウェハWを待機させるためのものである。プリベーキング装置33、34は、レジスト液中の溶剤を乾燥させるためのものである。ポストベーキング装置35、36は、現像処理後の加熱処理を施すためのものである。
第4の処理装置群G4では、例えばクーリング装置(COL)40、エクステンション・クーリング装置(EXTCOL)41、エクステンション装置(EXT)42、クーリング装置(COL)43、ポストエクスポージャーベーキング(PEB)装置44、45、ポストベーキング(POBAKE)装置46、47等が下から順に例えば8段に積み重ねられている。エクステンション・クーリング装置41は、載置したウェハWを冷却しながら待機させるためのものである。ポストエクスポージャーベーキング装置44、45は、露光処理後の加熱処理を行うためのものである。
インターフェイス部4の中央部にはウェハ搬送体50が設けられている。ウェハ搬送体50は、X方向(図1中の上下方向)、Z方向(垂直方向)の移動とθ方向(Z軸を中心とする回転方向)の回転が自在にできるように構成されている。ウェハ搬送体50は、第4の処理装置群G4に属するエクステンション・クーリング装置41、エクステンション装置42、周辺露光装置51及び図示しない露光装置に対してアクセスして、各々に対してウェハWを搬送できるように構成されている。
次に、図4及び図5を参照し、レジスト塗布装置17の構成について説明する。図4は、レジスト塗布装置17の構成の概略を示す縦断面図であり、図5は、レジスト塗布装置17の構成の概略を示す横断面図である。なお、レジスト塗布装置19の構成も、レジスト塗布装置17の構成と同様である。
レジスト塗布装置17は、例えば図4に示すようにケーシング60を有し、そのケーシング60内の中央部には、ウェハWを保持するスピンチャック61が設けられている。スピンチャック61は、水平な上面を有し、当該上面には、例えばウェハWを吸引する吸引口(図示せず)が設けられている。この吸引口からの吸引により、ウェハWをスピンチャック61上に吸着保持できる。
スピンチャック61は、例えばモータなどを備えたチャック駆動機構62を有し、そのチャック駆動機構62により所定の速度に回転できる。また、チャック駆動機構62には、シリンダなどの昇降駆動源が設けられており、スピンチャック61は上下動可能に設けられている。そして、ウェハWの搬入出時にスピンチャック61を上下に移動させて、主搬送装置13との間でウェハWの受け渡しができるようになっている。
スピンチャック61の周囲には、ウェハWから飛散又は落下する液体を受け止め、回収するカップ63が設けられている。カップ63の下面には、回収した液体を排出する排出管64と、カップ63内の雰囲気を排気する排気管65が接続されている。
図5に示すようにカップ63のX方向負方向(図5の下方向)側には、Y方向(図5の左右方向)に沿って延伸するレール66が形成されている。レール66は、例えばカップ63のY方向負方向(図5の左方向)側の外方からY方向正方向(図5の右方向)側の外方まで形成されている。レール66には、例えば二本のアーム67、68が取り付けられている。
第1のアーム67には、図4及び図5に示すように、塗布液としてのレジスト液を吐出するレジスト液ノズル69、及び表面処理剤(フリージング剤)を吐出する表面処理剤ノズル69aが支持されている。第1のアーム67は、図5に示すノズル駆動部70により、レール66上を移動自在である。これにより、レジスト液ノズル69及び表面処理剤ノズル69aは、カップ63のY方向正方向側の外方に設置された待機部71からカップ63内のウェハWの略中心上まで移動でき、さらに当該ウェハWの表面上をウェハWの径方向に移動できる。また、第1のアーム67は、ノズル駆動部70によって昇降自在であり、レジスト液ノズル69及び表面処理剤ノズル69aの高さを調整できる。
レジスト液ノズル69には、図4に示すように、レジスト液供給源72に連通する供給管73が接続されている。レジスト液供給源72には、例えば薄いレジスト膜例えば150nm以下のレジスト膜を成膜するための低粘度のレジスト液が貯留されている。また、供給管73には、バルブ74が設けられており、このバルブ74の開閉により、レジスト液の吐出をON・OFFできる。
表面処理剤ノズル69aには、図4に示すように、表面処理剤供給源72aに連通する供給管73aが接続されている。表面処理剤供給源72aには、表面処理剤が貯留されている。また、供給管73aには、バルブ74aが設けられており、このバルブ74aの開閉により、表面処理剤の吐出をON・OFFできる。
第2のアーム68には、レジスト液の溶剤を吐出する溶剤ノズル75、及び表面処理液の洗浄液を吐出する洗浄液ノズル75aが支持されている。第2のアーム68は、例えば図5に示すノズル駆動部76によってレール66上を移動自在であり、溶剤ノズル75及び洗浄液ノズル75aを、カップ63のY方向負方向側の外方に設けられた待機部77からカップ63内のウェハWの略中心上まで移動させることができる。また、ノズル駆動部76によって、第2のアーム68は昇降自在であり、溶剤ノズル75及び洗浄液ノズル75aの高さを調節できる。溶剤ノズル75には、図4に示すように溶剤供給源78に連通する供給管79が接続されている。また、供給管79には、バルブ58が設けられており、このバルブ58の開閉により、溶剤の吐出をON・OFFできる。洗浄液ノズル75aには、図4に示すように洗浄液供給源78aに連通する供給管79aが接続されている。また、供給管79aには、バルブ58aが設けられており、このバルブ58aの開閉により、洗浄液の吐出をON・OFFできる。
チャック駆動機構62によるスピンチャック61の回転動作は、後述する本体制御部10により制御されている。ノズル駆動部70によるレジスト液ノズル69及び表面処理剤ノズル69aの移動動作、バルブ74によるレジスト液ノズル69のレジスト液の吐出のON・OFF動作、バルブ74aによる表面処理剤ノズル69aの表面処理剤の吐出のON・OFF動作も、本体制御部10により制御されている。ノズル駆動部76による溶剤ノズル75及び洗浄液ノズル75aの移動動作、バルブ58による溶剤ノズル75の溶剤の吐出のON・OFF動作、バルブ58aによる洗浄液ノズル75aの洗浄液の吐出のON・OFF動作も、本体制御部10により制御されている。
次に、図6及び図7を参照し、疎水化処理装置31について説明する。図6は、疎水化処理装置31の全体構成を示す断面図である。図7は、疎水化処理装置31を示す平面図である。
疎水化処理装置31は、筐体80及び処理容器81を有する。筐体80は、その側面に、ウェハWの搬送口82が2箇所に形成されている。処理容器81は、扁平な円形状の形状を有しており、筐体80内に設けられており、上部側が開口する容器本体83と、この容器本体83の上部開口を覆うように設けられた蓋体84とを有する。
容器本体83の内部には、ウェハWが載置される載置台85が、底壁部86にて支持されるように設けられている。載置台85の内部には温調手段であるヒータ87が設けられている。ヒータ87は、後述の本体制御部10から送信される制御信号に従ってその載置台85を任意の温度に制御することによって、載置台85に載置されたウェハWの温度を制御する。
載置台85には、後述する冷却プレート88と載置台85との間でウェハWの受け渡しを行なうための3本の昇降ピン89が設けられている。昇降ピン89は、昇降機構90により孔89aを介して昇降自在に構成されている。
蓋体84は、その周縁部をなす側壁部91と、その側壁部91に囲まれる上壁部92とを備えており、処理容器81内にウェハWの搬入を行うことができるように、図示しない昇降機構により昇降自在に構成されている。容器本体83を蓋体84で覆うことにより、容器本体83の上部側開口が蓋体84により閉じられ、容器本体83と蓋体84との間に処理空間93が区画形成され、疎水化処理が行われるようになっている。
載置台85上のウェハWに対して、処理空間93の中央上部からHMDSガスを供給するように、例えば蓋体84の上壁部92に処理ガス供給部94が設けられている。処理ガス供給部94は、蓋体84の上壁部92の下面に形成され、処理空間93に向かって疎水化処理ガスであるHMDSガスを吐出する処理ガス供給孔95を有する。処理ガス供給孔95には、HMDSガス及びN2ガスを供給するガス供給管96の一端が接続されている。
また、蓋体84の側壁部91には、載置台85上のウェハWよりも外側領域から処理空間93内を排気するための多数の排気孔97が蓋体84の周方向に沿って開口しており、排気孔97は蓋体84に接続された排気管98に連通している。排気管98は不図示の圧力制御手段を備えた真空ポンプなどにより構成される排気手段99に接続されており、排気手段99が後述する本体制御部10からの制御信号を受けて所定の排気量で処理空間93内の排気を行う。
ガス供給管96の上流端はHMDS液100が貯留された貯留タンク101に開口している。また、貯留タンク101にはHMDS液気化用ガス供給管102の一端が開口し、HMDS液気化用ガス供給管102の他端はN2ガス供給源103に接続されている。そして、HMDS液気化用ガス供給管102からN2ガスが貯留タンク101内に供給されることで、貯留タンク101内のHMDS液が気化してHMDSガスとなり、HMDSガスと気化に用いられたN2ガスが、ガス供給管96を介して処理空間93に供給される。N2ガスはHMDSガスのキャリアガスの役割を果たしている。貯留タンク101には、液供給管104を介してHMDS液供給源105が接続されている。
N2ガス供給源103に接続されるHMDS液気化用ガス供給管102には、バルブやマスフローコントローラからなるガス供給機器群106が介設されており、後述する本体制御部10から送信される制御信号に基づいてN2ガスの給断を制御する。これによってHMDSガスの処理空間93への供給量が制御される。
処理容器81に隣接して、筐体80内を上下に仕切る仕切り板107が設けられており、この仕切り板107上を搬送口82が形成された手前側と処理容器81が設けられた奥側との間で冷却プレート88が移動できるようになっている。冷却プレート88には冷媒が流通する不図示の流路が形成されており、冷却プレート88は載置台85から受け渡されたウェハWを冷却するためのものである。また、冷却プレート88には、冷却プレート88と主搬送装置13との間でウェハWの受け渡しを行うための昇降ピン108が設けられている。昇降ピン108は、仕切り板107に穿孔された孔108aを介して昇降機構109により冷却プレート88上に突没自在に構成されている。
次に、図8及び図9を参照し、現像処理装置18について説明する。図8は、現像処理装置18の全体構成を示す断面図である。図9は、現像処理装置18を示す平面図である。なお、現像処理装置20の構成も、現像処理装置18の構成と同様である。
図8及び図9に示すように、現像処理装置18のケーシング18a内には、ウェハWを吸着し、保持する吸着保持手段であるスピンチャック110が設けられている。スピンチャック110の下方には、このスピンチャック110を回転させる、例えばモータ等を備えた回転駆動機構111が設けられている。この回転駆動機構111は、回転制御装置112によって、その稼働が回転自在に制御されており、ウェハWを所定の回転時間、回転数、回転加速度で回転させ、又は停止させることができるように構成されている。また、スピンチャック110の回転駆動機構111には、スピンチャック110を上下に移動自在とする機能が備えられており、ウェハWの搬入出時にスピンチャック110を上下に移動させて、主搬送装置13との間でウェハWの受け渡しができるようになっている。
スピンチャック110の外周外方には、スピンチャック110の外周を取り囲むようにして、上面が開口した環状のカップ113が設けられており、スピンチャック110上に吸着保持され、回転されたウェハWから飛散した現像液等を受け止め、周辺の装置が汚染されないようになっている。カップ113の底部には、前記ウェハW等から飛散した現像液等を排液するドレイン管114と、カップ113内を排気する排気管115とが設けられている。また、カップ113には、スピンチャック110上に保持されたウェハWの裏面に対して洗浄液を供給し、ウェハWの裏面を洗浄する裏面洗浄ノズル116が設けられている。なお、カップ113には、図示しない駆動機構が設けられており、カップ113全体が上下に移動して、後述する現像液供給ノズル118、洗浄ノズル119の移動の妨げにならないように下方に退避できるようになっている。
カップ113の外方には、カップ113を取り囲むようにして、上面が開口した方形状のアウトカップ117が設けられており、カップ113では受け止めきれないウェハW及び後述する現像液供給ノズル118からの現像液等がそこで受け止められるようになっている。なお、アウトカップ117には、アウトカップ117を上下に移動自在とする図示しない駆動機構が設けられており、例えばウェハWが洗浄される際に上昇し、飛散された洗浄液等をより完全に回収できるようになっている。
ケーシング18a内には、図9に示すように、現像液供給ノズル118と、洗浄ノズル119とが配置されている。現像液供給ノズル118は、ウェハWに現像液を供給するためのものである。洗浄ノズル119は、ウェハWに洗浄液を供給するためのものである。
現像液供給ノズル118は、図9に示すように、アーム120に支持されている。アーム120は、ケーシング18a内において一方向(図9中の矢印M方向)に伸びるレール121上を図示しない駆動機構により移動自在に構成されており、その移動速度や移動タイミングは、移動制御装置122により制御されている。従って、現像液供給ノズル118は、M方向に移動自在である。そして、アーム120がウェハWの中心上方に位置したときに、現像液供給ノズル118は、例えばウェハWの中心に現像液を供給できるように設置されている。こうすることにより、回転されているウェハW上に供給された現像液が、ウェハW全面に拡散され、ウェハW全面において斑なく現像処理されるようになっている。あるいは、現像液供給ノズル118をウェハWの中心部上から周縁部側に移動させつつ、ウェハW上に現像液を供給するようにしてもよい。
一方、洗浄液である、例えば純水を吐出する洗浄ノズル119は、リンスアーム123に支持されている。リンスアーム123は、レール121上を図示しない駆動機構により移動自在に構成されている。従って、洗浄ノズル119は現像液供給ノズル118と同様に、M方向に移動自在である。そして、リンスアーム123がウェハWの中心上方に位置したときに、洗浄ノズル119は、例えばウェハWの中心に洗浄液を供給できるように設置されている。こうすることにより、回転されているウェハW上に供給された洗浄液が、ウェハW全面に拡散され、ウェハW全面において斑なく洗浄されるようになっている。なお、洗浄ノズル119をウェハWの中心部上から周縁部側に移動させつつ、ウェハW上に洗浄液を供給するようにしてもよい。
また、ケーシング18aには、ウェハWを主搬送装置13によって搬入出するための搬送口124と、この搬送口124を開閉自在とするシャッタ125とが設けられている。そして、ウェハWを搬入出するとき以外は、シャッタ125を閉じてケーシング18a内からの処理液の飛散等を防止すると共に所定の雰囲気が保たれている。
以上のように構成された塗布現像処理システム1で行われる塗布現像処理は、例えば図1に示す本体制御部10によって制御される。本体制御部10は、例えばCPUやメモリなどを備えた汎用コンピュータにより構成され、記憶されたプログラムを実行して処理や線幅測定を制御できる。なお、本体制御部10のプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体により本体制御部10にインストールされたものであってもよい。
次に、図10及び図11を参照し、本実施の形態に係る基板処理方法を含む塗布現像処理方法について説明する。図10は、塗布現像処理方法の各工程の手順を説明するためのフローチャートである。図11は、塗布現像処理方法の各工程におけるウェハWの状態を示す断面図である。
図10に示すように、本実施の形態に係る基板処理方法を含む塗布現像処理方法は、第1の処理工程(ステップS11〜ステップS14)、周縁部疎水化処理工程(ステップS15)及び第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)を有する。第1の処理工程(ステップS11〜ステップS14)は、第1の塗布処理工程(ステップS11)、第1の露光工程(ステップS12)、第1の加熱処理工程(ステップS13)及び第1の現像処理工程(ステップS14)を有する。第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)は、第2の塗布処理工程(ステップS16)、第2の露光工程(ステップS17)、第2の加熱処理工程(ステップS18)及び第2の現像処理工程(ステップS19)を有する。
最初に、第1の処理工程(ステップS11〜ステップS14)を行う。
まず、第1の塗布処理工程(ステップS11)を行う。第1の塗布処理工程(ステップS11)では、ウェハ130(ウェハW)にレジスト液を塗布処理し、第1のレジスト膜133を成膜する。図11(a)は、第1の塗布処理工程(ステップS11)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
第1の塗布処理工程(ステップS11)を行う前に、予め、表面に被エッチング膜131が形成されたウェハ130(ウェハW)上に下部反射防止膜132を形成しておく。
ウェハ搬送体7によりカセットCから未処理のウェハWを1枚取りだし、第3の処理装置群G3に属する疎水化処理装置31に搬入する。この疎水化処理装置31において、ウェハWを例えばHMDSよりなる疎水化処理剤の蒸気を含む雰囲気で処理する。その後、ウェハWは、主搬送装置13によって、クーリング装置30に搬送され、所定の温度に冷却される。そして、所定温度に冷却されたウェハWは、レジスト塗布装置17又は19に搬送され、ウェハ130(ウェハW)上にレジスト液が塗布され、第1のレジスト膜133が成膜される。
第1のレジスト膜133を成膜するのに用いられるレジストの一例は化学増幅型レジストである。具体的な一例として、本例では、ArFエキシマレーザ(波長193nm)を光源に用いた露光に対応可能な化学増幅型のポジレジストを用いることができる。
そして、第1のレジスト膜133が成膜されたウェハ130(ウェハW)は、主搬送装置13によって例えばプリベーキング装置33又は34に搬送され、加熱処理(プリベーク)が施される。その後、ウェハ130(ウェハW)は、主搬送装置13によってエクステンション・クーリング装置41に搬送され、所定の温度に冷却される。
次に、第1の露光工程(ステップS12)を行う。第1の露光工程(ステップS12)では、第1のレジスト膜133が成膜されたウェハ130(ウェハW)を露光する。図11(b)は、第1の露光工程(ステップS12)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
ウェハWは、エクステンション・クーリング装置41からウェハ搬送体50によって取り出され、その後、周辺露光装置51を経て図示しない露光装置に搬送される。そして、露光装置に搬送されたウェハWに1回目の露光が施される。
1回目の露光が施されるとき、図11(b)に示すように、第1のレチクルR1を用いて第1のレジスト膜133の選択された部分を露光し、例えばアルカリ性の溶剤等よりなる現像液に対して選択的に可溶化させた可溶部133aを発生させる。可溶部133aを選択的に発生させることで、第1のレジスト膜133中に、現像液に対して可溶な可溶部133a及び不溶な不溶部133bよりなる第1のパターンP1を得る。
ここでは、例えば、ラインが配列したパターンを有する第1のレチクルR1を用い、第1のパターンP1を得る。図11(b)に示すように、第1のパターンP1の線幅L10及びスペース幅SP10のそれぞれを、例えば32nm及び32nmとすることができる。
そして、1回目の露光が終了したウェハWは、ウェハ搬送体50によりエクステンション装置42に搬送されたあと、主搬送装置13に保持される。
次に、第1の加熱処理工程(ステップS13)を行う。第1の加熱処理工程(ステップS13)では、ウェハWを加熱処理する。図11(c)は、第1の加熱処理工程(ステップS13)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
主搬送装置13に保持されているウェハWは、ポストエクスポージャーベーキング装置44又は45に搬送される。そして、ポストエクスポージャーベーキング装置44又は45に搬送されたウェハWに加熱処理(ポストエクスポージャーベーキング)が行われる。加熱処理が終了したウェハWは、主搬送装置13によりクーリング装置43に搬送され、クーリング処理される。
第1の加熱処理工程(ステップS13)を行うことにより、不溶部133bの可溶部133aへの変化が促進される。従って、図11(c)に示すように、第1のパターンP1の線幅L10は、若干減少してL11となり、第1のパターンP1のスペース幅SP10は、若干増大してSP11となる。
次に、第1の現像処理工程(ステップS14)を行う。第1の現像処理工程(ステップS14)では、第1の加熱処理工程(ステップS13)が行われたウェハWを現像処理することによって、第1のレジストパターンP1を形成する。図11(d)は、第1の現像処理工程(ステップS14)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
第1の加熱処理工程(ステップS13)が終了したウェハWは、主搬送装置13により取り出され、現像処理装置18又は20に搬送される。例えば現像処理装置18内に搬送されるウェハWは、スピンチャック110上に吸着保持される。そして、現像液供給ノズル118が、カップ113内のウェハWの中心部上方まで移動され、ウェハWの所定速度の回転が開始されるとともに、現像液の吐出が開始される。このとき、ウェハWの表面全面に現像液が供給され、所定の厚み、例えば約1mmの現像液の液膜が形成される。そして、現像液供給ノズル118によって現像液がウェハW上に供給されると同時にウェハ130(ウェハW)の第1のレジスト膜133の現像が開始される。
第1の現像処理工程(ステップS14)において、例えばTMAH(TetraMethyl Ammonium Hydroxide)等のアルカリ性の溶剤を用いて、第1のレジスト膜133の可溶部133aを溶解除去することにより、図11(d)に示すように、不溶部133bのみが残り、第1のレジストパターンP1が形成される。
第1のレジストパターンP1が形成され、現像処理が終了すると、洗浄ノズル119がウェハWの中心部上方まで移動され、ウェハWの所定速度の回転が開始されるとともに、洗浄ノズル119と裏面洗浄ノズル116からウェハWに洗浄液が供給され、ウェハWが洗浄される。なお、このときカップ113とアウトカップ117が上昇され、ウェハWから飛散した洗浄液等がそのカップ113とアウトカップ117によって受け止められる。
洗浄液の供給が停止されると、ウェハWが更に高速で回転され、ウェハWが乾燥される。そして、ウェハWのこの乾燥工程が終了すると、ウェハWの1回目の現像処理が終了し、ウェハWは主搬送装置13によって現像処理装置18から搬出される。主搬送装置13によって搬出されたウェハWは、ポストベーキング装置35又は36に搬送され、加熱処理(ポストベーク)が施され、その後、エクステンション装置32に搬送された後、ウェハ搬送体7によってカセットCに収納される。
次に、周縁部疎水化処理工程(ステップS15)を行う。周縁部疎水化処理工程(ステップS15)では、ウェハWの周縁部を疎水化処理する。周縁部疎水化処理工程(ステップS15)の詳細な工程については、後述するが、第1のレジストパターンP1の表面には、フリージング層134が形成されている。図11(e)は、周縁部疎水化処理工程(ステップS15)におけるウェハWの状態を示す。
次に、第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)を行う。
まず、第2の塗布処理工程(ステップS16)を行う。第2の塗布処理工程(ステップS17)では、ウェハWにレジスト液を塗布処理し、第2のレジスト膜135を成膜する。図11(f)は、第2の塗布処理工程(ステップS16)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
第2の塗布処理工程(ステップS16)では、周縁部疎水化処理工程(ステップS15)が行われたウェハWは、主搬送装置13によって、クーリング装置30に搬送され、所定の温度に冷却される。その後、レジスト塗布装置17又は19に搬送され、ウェハ130(ウェハW)上にレジスト液が塗布され、図11(f)に示すように、第2のレジスト膜135が成膜される。
第2のレジスト膜135を成膜するのに用いられるレジストの一例も化学増幅型レジストであり、ArFエキシマレーザ(波長193nm)を光源に用いた露光に対応可能な化学増幅型のポジレジストを用いることができる。
そして、第2のレジスト膜135が成膜されたウェハ130(ウェハW)は、主搬送装置13によって例えばプリベーキング装置33又は34に搬送され、加熱処理(プリベーク)が施される。その後、ウェハ130(ウェハW)は、主搬送装置13によってエクステンション・クーリング装置41に搬送され、所定の温度に冷却される。
次に、第2の露光工程(ステップS17)を行う。第2の露光工程(ステップS17)では、第2のレジスト膜135が成膜されたウェハ130(ウェハW)を露光する。図11(g)は、第2の露光工程(ステップS17)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
ウェハWは、エクステンション・クーリング装置41からウェハ搬送体50によって取り出され、その後、周辺露光装置51を経て図示しない露光装置に搬送される。そして、露光装置に搬送されたウェハWに2回目の露光が施される。
2回目の露光が施されるときは、図11(g)に示すように、第2のレチクルR2を用いて第2のレジスト膜135の選択された部分を露光し、例えばアルカリ性の溶剤等よりなる現像液に対して選択的に可溶化させた可溶部135aを発生させる。可溶部135aを選択的に発生させることで、第2のレジスト膜135中に、現像液に対して可溶な可溶部135a及び不溶な不溶部135bよりなる第2のパターンP2を得る。
ここでは、例えば、ラインが配列したパターンを有する第2のレチクルR2を用い、第2のパターンP2を得る。図11(g)に示すように、第2のパターンP2の線幅L20及びスペース幅SP20のそれぞれを、例えば32nm及び32nmとすることができる。
そして、2回目の露光が終了したウェハWは、ウェハ搬送体50によりエクステンション装置42に搬送されたあと、主搬送装置13に保持される。
次に、第2の加熱処理工程(ステップS18)を行う。第2の加熱処理工程(ステップS18)では、ウェハWを加熱処理する。図11(h)は、第2の加熱処理工程(ステップS18)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
主搬送装置13に保持されているウェハWは、ポストエクスポージャーベーキング装置44又は45に搬送される。そしてポストエクスポージャーベーキング装置44又は45に搬送されたウェハWに加熱処理(ポストエクスポージャーベーキング)が行われる。加熱処理が終了したウェハWは、主搬送装置13によりクーリング装置43に搬送され、クーリング処理される。
第2の加熱処理工程(ステップS18)を行うことにより、不溶部135bの可溶部135aへの変化が促進される。従って、図11(h)に示すように、第2のパターンP2の線幅L20は、若干減少してL21となり、第2のパターンP2のスペース幅SP20は、若干増大してSP21となる。
次に、第2の現像処理工程(ステップS19)を行う。第2の現像処理工程(ステップS19)では、第2の加熱処理工程(ステップS18)が行われたウェハ130(ウェハW)を現像処理することによって、第2のレジストパターンP2を形成する。図11(i)は、第2の現像処理工程(ステップS19)におけるウェハ130(ウェハW)の状態を示す。
第2の現像処理工程(ステップS19)においても、例えばTMAH等のアルカリ性の溶剤を用いて、第2のレジスト膜135の可溶部135aを溶解除去することにより、図11(i)に示すように、不溶部135bのみが残り、第2のレジストパターンP2が形成される。
そして、第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)が終了したウェハWは、主搬送装置13によって現像処理装置18から搬出される。主搬送装置13によって搬出されたウェハWは、ポストベーキング装置35又は36に搬送され、加熱処理(ポストベーク)が施され、その後、エクステンション装置32に搬送された後、ウェハ搬送体7によってカセットCに収納される。
なお、第2の処理工程(ステップS16〜ステップS19)が終了したウェハWは、図11(j)に示すように、塗布現像処理システム1と別に設けられたエッチング装置において、被エッチング膜131に対してエッチングを行うことができる。
次に、図12及び図13を参照し、本実施の形態に係る基板処理方法である周縁部疎水化処理工程(ステップS15)について説明する。図12は、周縁部疎水化処理工程(ステップS15)の各工程の手順を説明するためのフローチャートである。図13は、周縁部疎水化処理工程(ステップS15)の各工程におけるウェハWの周縁部WE付近の状態を示す断面図である。
なお、図13では、ウェハ130(ウェハW)の周縁部WEでの図示を容易にするため、被エッチング膜131、下部反射防止膜132の図示を省略し、ウェハ130(ウェハW)の上に直接第1のレジスト膜133が成膜されているように示している。
図12に示すように、本実施の形態に係る基板処理方法である周縁部疎水化処理工程(ステップS15)は、塗布工程(ステップS151)、第1の除去工程(ステップS152)、処理工程(ステップS153)、及び第2の除去工程(ステップS154)を有する。
始めに、塗布工程(ステップS151)を行う。塗布工程(ステップS151)では、ウェハWの表面に表面処理剤FRを塗布する。図13(a)は、塗布工程(ステップS151)におけるウェハ130(ウェハW)の周縁部WE付近の状態を示す。
ウェハ搬送体7によりカセットCから未処理のウェハWを1枚取りだし、レジスト塗布装置17又は19に搬送する(以下では、レジスト塗布装置17に搬送されたものとする)。レジスト塗布装置17に搬送されたウェハWは、図4に示すように、スピンチャック61に吸着保持される。
レジスト塗布装置17において、表面処理剤ノズル69aがスピンチャック61に吸着保持されているウェハWの略中心上に位置するように、図5に示すノズル駆動部70により第1のアーム67にレール66上を移動させる。そして、スピンチャック61に吸着保持されたウェハWを、第1の回転数V1で回転させながら、表面処理剤FRを表面処理剤ノズル69aから第1の流量FL1で第1の時間t1の間吐出する。これにより、ウェハWの中心部におけるウェハWの表面に供給された表面処理剤FRが、遠心力によりウェハWの表面をウェハWの中心から外周側に向け拡散し、ウェハWの表面全面に表面処理剤FRが塗布される。第1の回転数V1を1000〜2000rpmとし、第1の流量FL1を0.5〜5ml/秒とし、第1の時間t1を0.5〜5秒とすることができる。
その後、ウェハWを第2の回転数V2で第2の時間t2の間回転させて余剰の表面処理剤FRを振り切り、表面処理剤FRを塗布する。第2の回転数V2を500〜2000rpmとし、第2の時間t2を10〜60秒とすることができる。
表面処理剤(フリージング剤)FRには、加熱によりレジストパターンと反応し、結合を形成する化学種が含有されている。このような化学種としては、第1のレジストパターンP1上又は第1のレジストパターンP1内に存在する水酸基やカルボキシル基等の官能基と、ウレタン結合等を形成し得る官能基を有する化合物が好ましい。このような化学種として、好適には、(チオ)イソシアネート化合物をブロック剤と呼ばれる化合物と反応させて(チオ)イソシアネート基をブロック基で保護した化合物が用いることができる。
ブロック剤としては、フェノール等のフェノール性水酸基を有する化合物、アセトキシム等のオキシム系化合物、ピラゾール等のピラゾール構造を有する化合物、メタノール等のアルコール系化合物、アセト酢酸エチル等の活性メチレンを有する化合物、アルキルメルカプタン等のメルカプタン系化合物、その他、イミド系化合物、イミダゾール系化合物、1級アミン、2級アミン等を用いることができる。
次に、第1の除去工程(ステップS152)を行う。第1の除去工程(ステップS152)では、ウェハWの周縁部WEに洗浄液を供給することによって、周縁部WEにおけるウェハWの表面から表面処理剤FRを除去する。図13(b)は、第1の除去工程(ステップS152)におけるウェハ130(ウェハW)の周縁部WE付近の状態を示す。
レジスト塗布装置17において、洗浄液ノズル75aがスピンチャック61に吸着保持されているウェハWの周縁部上に位置するように、図5に示すノズル駆動部76により第2のアーム68にレール66上を移動させる。そして、スピンチャック61に吸着保持されているウェハWを、引続き第3の回転数V3で回転させながら、洗浄液を洗浄液ノズル75aから第2の流量FL2で第3の時間t3の間吐出する。これにより、ウェハWの周縁部WEに洗浄液が供給され、図13(b)に示すように、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面から表面処理剤FRが除去される。第3の回転数V3を500〜2000rpmとし、第2の流量FL2を5〜30ml/秒とし、第3の時間t3を1〜10秒間とすることができる。
その後、ウェハWを第4の回転数V4で第4の時間t4の間回転させて洗浄液を振り切る。第4の回転数V4を500〜3000rpmとし、第4の時間t4を5〜30秒とすることができる。
なお、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面から第1のレジスト膜133が除去されているときは、第1の除去工程(ステップS152)において、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面であって、第1のレジスト膜133が除去されている領域A1から表面処理剤FRを除去することが好ましい。第1のレジスト膜133が除去されている領域A1から表面処理剤FRが除去されることによって、処理工程(ステップS153)において、ウェハWの周縁部WEであって第1のレジスト膜133が除去されている領域A1を疎水化処理することができる。これにより、第2の除去工程(ステップS154)により第1のレジストパターンP1の表面に残存する表面処理剤を除去するときに、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面であって疎水化処理されていない領域が発生することを防止できる。
また、第1の除去工程(ステップS152)において、レジスト塗布装置17に代え、例えば現像処理装置18に搬送してもよい。そして、現像処理装置18に搬送したウェハWをスピンチャック110に吸着保持し、スピンチャック110に吸着保持したウェハWを回転駆動機構111により回転させ、回転するウェハWの裏面に裏面洗浄ノズル116から洗浄液を供給してもよい。そして、ウェハWの回転数又は洗浄液の流量を調整することによって、ウェハWの裏面に供給した洗浄液を遠心力によりウェハWの外周側に拡散させてもよい。そして、拡散した洗浄液をウェハWの外周を表面側に回り込ませ、表面に回り込んだ洗浄液により、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面から表面処理液FRを除去するようにしてもよい。
次に、処理工程(ステップS153)を行う。処理工程(ステップS153)では、ウェハWを例えばHMDSよりなる疎水化処理剤の蒸気を含む雰囲気で熱処理することによって、表面処理剤FRにより第1のレジストパターンP1の表面を表面処理するとともに、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面を疎水化する。図13(c)は、処理工程(ステップS153)におけるウェハ130(ウェハW)の周縁部WE付近の状態を示す。
疎水化処理装置31において、ヒータ87により載置台85の温度が、ウェハWにHMDS分子を反応(吸着)させる第1の温度T1に制御される。主搬送装置13によりレジスト塗布装置17からウェハWを搬出し、搬出したウェハWを疎水化処理装置31の筐体80内に搬入すると、昇降ピン108を介してウェハWが冷却プレート88に受け渡され、蓋体84が上昇し、冷却プレート88が処理容器81へと移動する。冷却プレート88から昇降ピン89を介してウェハWが載置台85に受け渡され、冷却プレート88が搬送口82側に戻ると、蓋体84が下降してウェハWの周囲に区画された処理空間93が形成される。
N2ガス供給源103からHMDS液100の貯留タンク101に所定の流量でN2ガスが供給され、貯留タンク101内の内圧が高まり、HMDS液100が気化し、タンク101内に供給されたN2ガスに対応する量のHMDSガスが生成し、HMDSガスと貯留タンク101内に供給されたN2ガスとからなる混合ガスが、ガス供給管96を介してウェハWの中心部におけるウェハWの表面に供給される。ウェハWの中心部におけるウェハWの表面に供給された混合ガスは、ウェハWの周縁部WEに向かって拡散するように流れる。これにより、HMDS分子が、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面であって表面処理剤FRが除去されている領域A1の水酸基と反応し、領域A1が疎水化される。このような疎水化処理を第5の時間t5の間行う。
また、処理工程(ステップS153)では、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面が疎水化されるとともに、第1のレジストパターンP1の表面に塗布されている表面処理剤FRに含まれる前述した化学種が、第1のレジストパターンP1の表面又は表面近傍の内部に存在する水酸基やカルボキシル基等の官能基と、ウレタン結合等を形成する。これにより、第1のレジストパターンP1の表面を、2回目に塗布するレジスト液の溶剤及び現像液に対して実質的に不溶化させる、いわゆるフリージングプロセスを行うことができる。
第1の温度T1は、疎水化処理に適した温度であるとともに、表面処理剤FRがブロック(チオ)イソシアネートである場合には、ブロック基にも応じた所定の温度に設定される。第1の温度T1は、60℃以上200℃以下であることが好ましく、80℃以上180℃以下であることが更に好ましく、最も好ましくは、90℃以上150℃以下である。第5の時間t5は、5秒以上300秒以下とすることが好ましく、10秒以上60秒以下であることが更に好ましい。
処理工程(ステップS153)が行われると、図13(c)に示すように、表面処理剤FRが塗布されている第1のレジストパターンP1の表面には、第1のレジストパターンP1がフリージング(硬化)されたフリージング層134が形成される。すなわち、処理工程(ステップS153)は、第1のレジストパターンP1の表面と第1のレジストパターンP1の表面に塗布されている表面処理剤FRとを反応させることによって、第1のレジストパターンP1の表面を硬化させるものである。また、表面処理剤FRが除去されている、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面、側面及び裏面は、疎水化面130aとなる。
処理工程(ステップS153)の終了後、HMDSガスとN2ガスからなる混合ガスの供給が停止すると共にヒータ87への供給電力が低下することによって、載置台85の温度が低下する。続いて排気孔97からの排気量が減少し、蓋体84が上昇して、昇降ピン89を介して冷却プレート88にウェハWが受け渡される。ウェハWは、その熱が冷却プレート88に奪われることで冷却される。
次に、第2の除去工程(ステップS154)を行う。第2の除去工程(ステップS154)では、表面処理されている第1のレジストパターンP1の表面に残存する表面処理剤FRを除去する。図13(d)は、第2の除去工程(ステップS154)におけるウェハ130(ウェハW)の周縁部WE付近の状態を示す。
主搬送装置13により疎水化処理装置31からウェハWを搬出し、搬出したウェハWを現像処理装置18に搬送する。現像処理装置18に搬送されたウェハWは、図8に示すように、スピンチャック110に吸着保持される。
現像処理装置18において、現像液供給ノズル118がスピンチャック110に吸着保持されているウェハWの中心部上に位置するように、移動制御装置122によりアーム120がレール121上を移動する。そして、スピンチャック110に吸着保持されているウェハWを、第5の回転数V5で回転させながら、現像液を現像液供給ノズル118から第3の流量FL3で第6の時間t6の間吐出する。これにより、図13(d)に示すように、ウェハWに現像液が供給され、第1のレジストパターンP1の表面に残存する表面処理剤FRが除去される。第5の回転数V5を500〜2000rpmとし、第3の流量FL3を100〜1000ml/秒とし、第6の時間t6を5〜20秒とすることができる。
また、第2の除去工程(ステップS154)では、ウェハWに現像液を供給することにより、第1のレジストパターンP1の表面に残存する表面処理剤FRが除去される。また、現像液に代え、ウェハWの周縁部WEの疎水化面130aにおける疎水性を低下させず、かつ、表面処理剤FRを溶解除去可能な、純水、表面処理剤の溶剤その他の薬液を用いることができる。これにより、ウェハWの周縁部WEの疎水化面130aの疎水性は低下させずに、第1のレジストパターンP1の表面に残存する表面処理剤FRを除去することができる。
そして、第2の除去工程(ステップS154)が終了したウェハWは、必要であれば振り切り乾燥を行った上、主搬送装置13により現像処理装置18から搬出され、図10及び図11を用いて説明した第2の処理工程が行われる。
本実施の形態に係る基板処理方法では、上記の一連の工程を行うことにより、ウェハWの周縁部WEを疎水化処理する際に、第1のレジストパターンP1に表面処理剤FRが塗布されているため、第1のレジストパターンP1を溶解又は変質させずに、ウェハWの周縁部WEに対して容易に疎水化処理を行うことができる。
なお、図13では、被エッチング膜131、下部反射防止膜132の図示を省略しているが、本実施の形態に係る基板処理方法は、被エッチング膜131及び下部反射防止膜132のそれぞれが、ウェハWの中心からウェハWの外周まで成膜されている場合にも適用可能である。また同様に、被エッチング膜131及び下部反射防止膜132のそれぞれが、ウェハWの中心から第1のレジスト膜133の外周と同じ位置まで成膜されている場合、あるいはウェハWの中心からウェハWの外周と第1のレジスト膜133の外周との間の任意の位置まで成膜されている場合にも、適用可能である。その場合には、第1のレジスト膜133が除去されている領域におけるウェハWの周縁部WEの最表面が疎水化された疎水化面130aが形成される。
次に、図14を参照し、本実施の形態に係る基板処理方法により、液浸露光である第2の露光工程において液残りの発生を防止できる作用について説明する。図14は、第2のレジスト膜135が成膜されているウェハWの周縁部WEに対して液浸露光を行う様子を説明するための図である。図14(a)は、ウェハWの周縁部WEが本実施の形態に係る基板処理方法により疎水化されている場合を示す。図14(b)は、ウェハWの周縁部WEが疎水化されていない場合を示す。
なお、図14でも、ウェハWの周縁部での図示を容易にするため、被エッチング膜131、下部反射防止膜132の図示を省略し、ウェハ130の上に直接第1のレジスト膜133が成膜されているように示している。
図14(a)及び図14(b)に示すように、図示しない保持機構により水平姿勢に保持されているウェハWの上方には、ウェハWの表面と隙間を開けて対向するように露光手段140が配置されている。露光手段140の中央先端部にはレンズ141が介設されており、レンズ141の外周側にはウェハWの表面に液膜を形成するための溶液例えば純水を供給するための供給口142と、ウェハWに供給した純水を吸引して回収するための吸引口143とが夫々設けられている。供給口142からウェハWの表面に純水を供給するとともに、供給された純水を吸引口143により回収することにより、レンズ141とウェハWの表面との間に液膜(純水膜)144が形成される。そして図示しない光源から光が発せられ、この光はレンズ141を通過し、液膜144を透過してウェハWに照射されることで所定の回路パターンが第2のレジスト膜135に転写される。
ここで、ウェハWの周縁部WEが疎水化されておらず、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面に撥水性を有する疎水化面130aが形成されていないときは、液浸露光においてレンズ141とウェハWとの間に形成された液膜144がウェハWに付着しやすい。従って、図14(b)に示すように、液膜144より分離して液滴145となり、ウェハWの周縁部WEに液残りが発生する。
一方、本実施の形態では、ウェハWの周縁部WEが疎水化されており、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面に撥水性を有する疎水化面130aが形成されている。そのため、液浸露光においてレンズ141とウェハWとの間に形成された液膜144はウェハWに付着しにくい。従って、図14(a)に示すように、ウェハWの周縁部WEと基板ステージSTとの隙間に液残りが発生することを防止できる。また、ウェハWの周縁部WEが疎水化処理されているため、第2のレジスト膜135がウェハWの周縁部WEにおいてウェハWの表面から剥離するおそれがない。
更に、本実施の形態では、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面を疎水化処理剤により疎水化処理する工程と、ウェハWを熱処理することによって、表面処理剤FRにより第1のレジストパターンP1の表面を表面処理(フリージング(硬化))する工程とを同一の工程で同時に行うことができる。従って、工程数を削減し、工程時間を短縮することができる。また、表面処理(フリージング(硬化))専用に加熱処理装置を設置する必要がないため、塗布現像処理システム1のフットプリント(設置面積)を減少させることができる。
液浸露光の際の液残りの発生を防止し、レジスト膜の剥離を防止するためには、ウェハWの周縁部WEは疎水化されていることが好ましい。しかし、LLEによるダブルパターニングでは、1回目のパターニング処理の後、撥水性が低下している。このため、1回目のパターニング処理の後、2回目のパターニング処理を行う前に、再度の疎水化処理を行うことが望ましい。しかし、1回目のパターニング処理の後、疎水化処理を行うと、1回目のレジストパターンを溶解、変質させるおそれがあった。
本実施の形態に係る基板処理方法によれば、ウェハWに表面処理剤FRを塗布し、ウェハWの周縁部WEにおいて、表面処理剤FRを除去してウェハWの表面を露出した上で、疎水化処理を行う。これにより、第1のレジストパターンP1を溶解、変質させずに、ウェハWの周縁部WEに対して容易に疎水化処理を行うことができる。これにより、2回目の露光の際に、液残りを防止し、第2のレジスト膜135の剥離を防止することができる。
なお、本実施の形態では、表面処理剤FRがフリージング剤である例について説明した。しかし、表面処理剤FRは、処理工程においてウェハWの周縁部WEを疎水化処理する際に、第1のレジストパターンP1を溶解、変質させないようにするものであればよい。従って、フリージング剤以外の各種の薬液を表面処理剤FRとして用いることができる。そして、処理工程(ステップS153)は、第1のレジストパターンP1の表面と第1のレジストパターンP1の表面に塗布されている表面処理剤FRとを反応させることによって、第1のレジストパターンP1の表面を硬化させるものでなくてもよい。
(実施の形態の変形例)
次に、図15及び図16を参照し、本発明の実施の形態の変形例に係る基板処理方法について説明する。
本変形例は、熱処理することによって第1のレジストパターンP1の表面を表面処理(フリージング(硬化))した後、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面を疎水化処理剤により疎水化処理する点で、実施の形態と相違する。
本変形例でも、図1から図3を用いて説明した塗布現像処理システム1を用いることができる。また、本変形例でも、図4及び図5を用いて説明したレジスト塗布装置17を用いることができる。また、本変形例でも、図8及び図9を用いて説明した現像処理装置18を用いることができる。
ただし、本変形例では、図6及び図7を用いて説明した疎水化処理装置31に代え、ヒータ等の加熱機構を有しない点を除いて疎水化処理装置31と同様の構成を有する疎水化処理装置と、疎水化処理剤を供給する機構を有しない点を除いて疎水化処理装置31と同様の構成を有する熱処理装置とを用いてもよい。あるいは、図6及び図7を用いて説明した疎水化処理装置を用いて、同一装置内で熱処理と疎水化処理とを別々の工程として行ってもよい。
また、本変形例でも、周縁部疎水化処理工程(ステップS15)以外の工程については、図10及び図11を用いて説明した基板処理方法と同様にすることができる。
次に、図15及び図16を参照し、本変形例に係る基板処理方法である周縁部疎水化処理工程(ステップS15)について説明する。図15は、周縁部疎水化処理工程(ステップS15)の各工程の手順を説明するためのフローチャートである。図16は、周縁部疎水化処理工程(ステップS15)の各工程におけるウェハWの周縁部WE付近の状態を示す断面図である。
なお、図16でも、ウェハ130(ウェハW)の周縁部WEでの図示を容易にするため、被エッチング膜131、下部反射防止膜132の図示を省略し、ウェハ130(ウェハW)の上に直接第1のレジスト膜133が成膜されているように示している。
図15に示すように、本変形例に係る基板処理方法である周縁部疎水化処理工程(ステップS15)は、塗布工程(ステップS151)、第1の除去工程(ステップS152)、熱処理工程(ステップS153−1)、疎水化処理工程(ステップS153−2)、及び第2の除去工程(ステップS154)を有する。また、熱処理工程(ステップS153−1)及び疎水化処理工程(ステップS153−2)は、本発明における処理工程に相当する。
本変形例における塗布工程(ステップS151)、第1の除去工程(ステップS152)、及び第2の除去工程(ステップS154)は、実施の形態において図12を用いて説明した各工程と同様にすることができる。また、図16(a)、図16(b)及び図16(e)は、それぞれ塗布工程(ステップS151)、第1の除去工程(ステップS152)、及び第2の除去工程(ステップS154)におけるウェハ130(ウェハW)の周縁部WE付近の状態を示す図であり、それぞれ図13(a)、図13(b)及び図13(d)と同一である。
一方、本変形例では、処理工程が、熱処理工程(ステップS153−1)及び疎水化処理工程(ステップS153−2)を有する。なお、以下では、図6及び図7を用いて説明した疎水化処理装置31を用いて行う例について説明する。
熱処理工程(ステップS153−1)では、ウェハWを熱処理することによって、表面処理剤FRにより第1のレジストパターンP1の表面を表面処理する。図16(c)は、熱処理工程(ステップS153−1)におけるウェハ130(ウェハW)の周縁部WE付近の状態を示す。
疎水化処理装置31において、ヒータ87により載置台85の温度が、表面処理剤FRにより第1のレジストパターンP1を表面処理する第2の温度T2に制御される。主搬送装置13によりレジスト塗布装置17からウェハWを搬出し、搬出したウェハWを疎水化処理装置31の筐体80内に搬入すると、昇降ピン108を介してウェハWが冷却プレート88に受け渡され、蓋体84が上昇し、冷却プレート88が処理容器81へと移動する。冷却プレート88から昇降ピン89を介してウェハWが載置台85に受け渡され、冷却プレート88が搬送口82側に戻ると、蓋体84が下降してウェハWの周囲に区画された処理空間93が形成される。
また、N2ガス供給源103からHMDS液100の貯留タンク101を迂回してガス供給管96に接続する図示しない供給管を介し、N2ガスが、ガス供給管96を通ってウェハWの中心部におけるウェハWの表面に供給される。
熱処理により、第1のレジストパターンP1の表面に塗布されている表面処理剤FRに含まれる前述した化学種が、第1のレジストパターンP1の表面又は表面近傍の内部に存在する水酸基やカルボキシル基等の官能基と、ウレタン結合等を形成する。これにより、第1のレジストパターンP1の表面を、2回目に塗布するレジスト液の溶剤及び現像液に対して実質的に不溶化させる、いわゆるフリージングプロセス(表面処理)を行うことができる。このような表面処理を第7の時間t7の間行う。
第2の温度T2は、実施の形態における第1の温度T1と同様に、60℃以上200℃以下であることが好ましく、80℃以上180℃以下であることが更に好ましく、最も好ましくは、90℃以上150℃以下である。第7の時間t7は、実施の形態における第5の時間t5と同様に、5秒以上300秒以下とすることが好ましく、10秒以上60秒以下であることが更に好ましい。
熱処理工程(ステップS153−1)が行われると、図16(c)に示すように、表面処理剤FRが塗布されている第1のレジストパターンP1の表面には、第1のレジストパターンP1がフリージング(硬化)されたフリージング層134が形成される。
次に、疎水化処理工程(ステップS153−2)を行う。疎水化処理工程(ステップS153−2)では、ウェハWを例えばHMDSよりなる疎水化処理剤の蒸気を含む雰囲気で処理することによって、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面を例えばHMDSよりなる疎水化処理剤により疎水化処理する。図16(d)は、疎水化処理工程(ステップS153−2)におけるウェハ130(ウェハW)の周縁部WE付近の状態を示す。
疎水化処理装置31において、載置台85の温度が、表面に塗布されている表面処理剤FRにより第1のレジストパターンP1を表面処理する第3の温度T3に制御される。ここでは、第3の温度T3として、例えば23℃とすることができる。このときは、ヒータ87への供給電力を停止し、載置台85の温度を室温まで低下させる。
また、実施の形態における処理工程(ステップS153)と同様にして、HMDSガスと貯留タンク101内に供給されたN2ガスとからなる混合ガスが、ガス供給管96を介してウェハWの中心部におけるウェハWの表面に供給される。ウェハWの中心部におけるウェハWの表面に供給された混合ガスは、ウェハWの周縁部WEに向かって拡散するように流れる。これにより、HMDS分子が、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面であって表面処理剤FRが除去されている領域A1においてウェハWの表面の水酸基と反応し、領域A1が疎水化される。このような疎水化処理を第8の時間t8の間行う。第8の時間t8は、実施の形態における第5の時間t5と同様に、5秒以上300秒以下とすることが好ましく、10秒以上60秒以下であることが更に好ましい。
疎水化処理工程(ステップS153−2)が行われると、図16(d)に示すように、表面処理剤が除去されている、ウェハWの周縁部WEにおけるウェハWの表面、側面及び裏面は、疎水化面130aとなる。
疎水化処理工程(ステップS153−2)の終了後、HMDSガスとN2ガスからなる混合ガスの供給が停止し、排気孔97からの排気量が減少し、蓋体84が上昇して、昇降ピン89を介して冷却プレート88にウェハWが受け渡される。
本変形例でも、ウェハWに表面処理剤FRを塗布し、ウェハWの周縁部WEにおいて、表面から表面処理剤FRを除去してウェハWの表面を露出した上で、疎水化処理を行う。これにより、第1のレジストパターンP1を溶解、変質させずに、ウェハWの周縁部WEに対して容易に疎水化処理を行うことができる。これにより、2回目の露光の際に、液残りを防止し、第2のレジスト膜135の剥離を防止することができる。
なお、本変形例でも、表面処理剤FRがフリージング剤である例について説明した。しかし、表面処理剤FRは、処理工程においてウェハWの周縁部WEを疎水化処理する際に、第1のレジストパターンP1を溶解、変質させないようにするものであればよい。従って、フリージング剤以外の各種の薬液を表面処理剤FRとして用いることができる。そして、熱処理工程(ステップS153−1)は、第1のレジストパターンP1の表面と第1のレジストパターンP1の表面に塗布されている表面処理剤FRとを反応させることによって、第1のレジストパターンP1の表面を硬化させるものでなくてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について記述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。