JP5501201B2 - 周辺露光装置及びその方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばレジストが塗布された半導体ウエハやLCD用ガラス基板等の被処理基板の周辺露光装置及びその方法に関するものである。
一般に、半導体ウエハ等の製造工程においては、半導体ウエハやLCD基板等の被処理基板も表面に、レジストのパターンを形成するために、フォトリソグラフィ技術が用いられている。このフォトリソグラフィ技術は、被処理基板の表面にレジスト液を塗布するレジスト塗布工程と、形成されたレジスト膜にパターンを露光する露光処理工程と、露光処理後の基板に現像液を供給する現像処理工程とを有している。この場合、レジスト塗布工程においては、回転する被処理基板の表面にレジスト液を供給(滴下、吐出)させて、遠心力によって被処理基板表面にレジスト膜を形成している。そのため、被処理基板の周辺部のレジスト膜の膜厚が厚くなり、被処理基板表面の膜厚均一性が損なわれる。また、被処理基板の搬送中あるいは処理中に周辺部の余剰レジスト膜が剥離してパーティクルを発生する虞もあった。これら問題を解決するために、従来では、レジスト塗布後の被処理基板の周辺部を露光して、現像処理により被処理基板表面の周辺部の余剰レジスト膜を除去している(例えば、特許文献1参照)。
この周辺露光技術によれば、光源からの光束のうち液晶シャッターを透過した光束を、液晶シャッターと対向する位置に配置された受光器と、液晶シャッターと受光器に挟まれた位置に所定の露光幅に対応して配置された基板周辺部と、に照射する。この受光器で得られた信号を用いて制御手段により液晶シャッターの遮光領域を制御し、液晶シャッターを用いて周辺露光を行う領域を可変させ、液晶シャッターを光強度分布に対応してスイッチング動作させ、基板に照射される光強度を時間的・空間的に安定させることにより、露光光源やライトガイドによる光強度分布のムラ及び経時変化に左右されない安定した露光を得ることができる。
特開平7−45513号公報
しかしながら、特許文献1に記載の周辺露光技術においては、光源からの光束のうち液晶シャッターを透過した長方形の断面をもつ露光光束を基板周辺部に照射するため、周辺部と中心部の境界付近の露光量不足によりレジスト膜の除去断面の傾斜がなだらかになるダレ現象が生じる懸念がある。また、光源からの光束のうち液晶シャッターを透過した光束を、基板周辺部と受光器に照射するため、基板周辺部から受光器にかけての範囲を照射する広い光束幅が必要とされる。広い光束幅は、光学部材の表面粗さ等を起因として発生し、基板への照射角度が様々な散乱光を多く含むため、周辺露光が不要な領域例えば基板のパターン領域に光が照射され、パターン形成不良やパターン倒れが発生する懸念がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、レジスト膜の除去断面の傾斜がなだらかになるダレ現象の発生を防止して、周辺露光精度を向上させることができる周辺露光装置及びその方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、この発明の周辺露光装置は、基板に形成されるレジスト膜のパターン領域の周辺に形成される周辺領域を露光する周辺露光装置であって、 上記基板を水平に保持するための基板保持部と、 上記基板保持部を水平面上に回転させる駆動部と、 上記周辺領域に対して光束を照射するための光源と、 上記光源により照射された光束のうち少なくとも一部を遮光可能であって、透光領域の基板の半径方向の幅及び上記基板の回転方向の幅を可変可能に形成する可変遮光部材と、 上記基板保持部、上記駆動部、上記光源及び上記可変遮光部材を制御する制御部と、を具備し、 上記制御部からの信号に基づいて、上記可変遮光部材の透光領域を制御して、上記周辺領域内のパターン領域側に近接する位置に設定される開始位置に、上記基板の回転方向の幅が最も広い光束を照射して最初の露光処理を行い、次いで光束の照射位置を上記開始位置から順次外周方向に向かって移動させて露光処理を行う、ことを特徴とする(請求項1)。
ここで、パターン領域とは、例えばダブルパターニングによって既にレジストパターンが形成されている領域のみならず、周辺露光処理後に最初のレジストパターンを形成するために予約された領域を含む意味である。
また、この発明の周辺露光装置は、基板に形成されるレジスト膜のパターン領域の周辺に形成される周辺領域を露光する周辺露光装置であって、 上記基板を水平に保持するための基板保持部と、 上記基板保持部を水平面上に回転させる駆動部と、 上記周辺領域に対して光束を照射するための光源と、 上記光源により照射された光束のうち少なくとも一部を遮光可能であって、透光領域の基板の半径方向の幅及び上記基板の回転方向の幅を可変可能に形成する可変遮光部材と、上記光源と上記可変遮光部材の間に配置され、上記光源により照射された光束のうち少なくとも一部を遮光可能であって、透光領域の上記基板の半径方向の幅及び上記基板の回転方向の幅を可変可能に形成する光源側可変遮光部材と、 上記基板保持部、上記駆動部、上記光源、上記可変遮光部材及び上記光源側可変遮光部材と、を制御する制御部と、を具備し、 上記制御部からの信号に基づいて、上記可変遮光部材を制御して、上記周辺領域の上記基板の半径方向の全幅に渡って光束が照射されると共に、上記周辺領域内のパターン領域側に近接する位置に設定される開始位置に、上記基板の回転方向の幅が最も広い光束が照射されるように上記透光領域を形成し、上記光源側可変遮光部材の透光領域を制御して、上記開始位置に最初の露光処理を行い、次いで光束の照射位置を上記開始位置から順次外周方向に向かって移動させて露光処理を行う、ことを特徴とする(請求項)。
この発明の周辺露光方法は、基板に形成されるレジスト膜のパターン領域の周辺に形成される周辺領域を露光する周辺露光方法であって、 上記基板を水平面上に回転させる工程と、 光源により照射された光束のうち少なくとも一部を遮光可能であって、透光領域の基板の半径方向の幅及び上記基板の回転方向の幅を可変可能に形成する可変遮光部材を制御して、上記周辺領域内のパターン領域側に近接する位置に設定される開始位置に、上記基板の回転方向の幅が最も広い光束を照射して最初の露光処理を行う工程と、 次いで上記可変遮光部材の透光領域を制御して、光束の照射位置を上記開始位置から順次外周方向に向かって移動させて露光処理を行う工程と、を含むことを特徴とする(請求項)。
また、この発明の周辺露光方法は、基板に形成されるレジスト膜のパターン領域の周辺に形成される周辺領域を露光する周辺露光方法であって、 上記基板を水平面上に回転させる工程と、 光源により照射された光束のうち少なくとも一部を遮光可能であって、透光領域の基板の半径方向の幅及び上記基板の回転方向の幅を可変可能に形成する光源側可変遮光部材を透光した光束のうち少なくとも一部を遮光可能であって、透光領域の上記基板の半径方向の幅及び上記基板の回転方向の幅を可変可能に形成する可変遮光部材を制御して、上記周辺領域の上記基板の半径方向の全幅に渡って光束が照射されると共に、上記周辺領域内のパターン領域側に近接する位置に設定される開始位置に、上記基板の回転方向の幅が最も広い光束が照射されるように上記透光領域を形成する工程と、 上記光源側可変遮光部材の透光領域を制御して、上記開始位置に最初の露光処理を行う工程と、 次いで上記光源側可変遮光部材の透光領域を制御して、光束の照射位置を上記開始位置から順次外周方向に向かって移動させて露光処理を行う工程と、を含むことを特徴とする(請求項)。
この発明の周辺露光装置(方法)によれば、周辺領域内のパターン領域側に近接する位置に基板の回転方向の幅が最も広い光束を照射して露光処理することにより、周辺領域内のパターン領域側に近接する位置の露光量を多くすることができるため、レジスト膜の除去断面の傾斜がなだらかになるダレ現象の発生を防止して、周辺露光精度を向上させることができる。
また、可変遮光部材の透光領域の基板の半径方向の幅及び基板の回転方向の幅を可変可能に形成することにより、光束の移動及び幅を変更するための駆動機構が不要なため、駆動機構による振動及びゴミの発生を防ぎつつ、光束を所望の幅に変更して露光処理することができる。
この発明に係る周辺露光装置を適用したレジスト塗布・現像処理システムを示す概略斜視図である。 上記レジスト塗布・現像処理システムを示す概略平面図である。 上記塗布・現像装置を構成するインターフェイス部の概略斜視図である。 第1実施形態における周辺露光装置の実施形態を示す概略断面図である。 第1実施形態における周辺露光装置に形成される光路を示した分解斜視図(a)、(a)のI部拡大平面図(b)である。 第1実施形態における液晶シャッタの透光領域の移動態様を示す概略平面図である。 第1実施形態における最初の露光処理を行う際の液晶シャッタの透光領域を示す概略平面図(a)、2回目の露光処理を行う際の液晶シャッタの透光領域を示す概略平面図(b)である。 第1実施形態における最初の露光処理を示す拡大断面図(a)、2回目の露光処理を示す拡大断面図(b)、現像処理後の基板の拡大断面図(c)である。 第2実施形態における液晶シャッタの透光領域を示す概略平面図である。 第3実施形態における液晶シャッタの透光領域を示す概略平面図である。 第4実施形態における光源側液晶シャッタの透光領域の移動態様を示す概略平面図である。 第4実施形態における最初の露光処理を行う際の液晶シャッタの透光状態を示す概略平面図(a)、2回目の露光処理を行う際の液晶シャッタの透光状態を示す概略平面図(b)である。 第4実施形態における最初の露光処理を示す拡大断面図(a)、2回目の露光処理を示す拡大断面図(b)、現像処理後の基板の拡大断面図(c)である。
<第1実施形態>
以下に、この発明の第1実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。ここでは、この発明に係る周辺露光装置(方法)を、基板であるウエハWのレジスト塗布・現像処理システムに適用した場合について説明する。
レジスト塗布・現像処理システムは、図1及び図2に示すように、ウエハWが収納されたカセットCBを搬入出するための搬入・搬出部1と、この搬入・搬出部1のカセットCB内から取り出されたウエハWをレジスト塗布・現像処理する処理部2と、この処理部2にインターフェイス部3を介して連設される露光部4とで主に構成されている。
搬入・搬出部1は、複数枚例えば25枚のウエハWを密閉収納するカセットCBを複数個載置可能な載置部5を備えたカセットステーション6と、このカセットステーション6との間に配置される壁面に設けられる開閉部7と、この開閉部7を介してカセットCBからウエハWを取り出すための受渡し手段A1とが設けられている。
上記処理部2には、手前側から順に加熱・冷却系のユニットを多段化した棚ユニットU1,U2,U3と、後述する塗布・現像ユニットを含む各処理ユニット間のウエハWの受け渡しを行う主搬送機構A2,A3が交互に配列して設けられている。すなわち、棚ユニットU1,U2,U3及び主搬送機構A2,A3は搬入・搬出部1側から見て前後一列に配列されると共に、各々の接続部位には図示しないウエハ搬送用の開口部が形成されており、ウエハWは処理部2内を一端側の棚ユニットU1から他端側な棚ユニットU3まで自由に移動できるようになっている。また主搬送機構A2,A3は、搬入・搬出部1から見て前後方向に配置される棚ユニットU1,U2,U3側の一面部と、後述する例えば右側の液処理ユニットU4,U5側の一面部と、左側の一面をなす背面部とで構成される区画壁8により囲まれる空間内に置かれている。なお、図中、符号12,13は各ユニットで用いられる処理液の温度調節装置や温湿度調節用のダクト等を備えた温湿度調節ユニットである。
液処理ユニットU4,U5は、例えば図1に示すように、塗布液(レジスト液)や現像液といった薬液供給用のスペースをなす収納部14の上に、塗布ユニットCOT、現像装置を備えた現像ユニットDEV及び反射防止膜形成ユニットBARC等を複数段例えば5段に積層した構成とされている。また、上述の棚ユニットU1,U2,U3は、液処理ユニットU4,U5にて行われる処理の前処理及び後処理を行うための各種ユニットを複数段例えば10段に積層した構成とされており、ウエハWを加熱(ベーク)する加熱ユニット、ウエハWを冷却する冷却ユニット等を具備している。
処理部2における棚ユニットU3の奥側には、インターフェイス部3を介して露光部4が接続されている。このインターフェイス部3は、処理部2と露光部4との間に前後に設けられ、夫々例えば筐体で囲まれた搬送室15及び搬送室16により構成されている。図3を参照しながら説明すると搬送室15の中央部には、昇降自在、鉛直軸回りに回転自在かつ進退自在な搬送機構A4が設けられ、この搬送機構A4は受け渡しユニット(TRS)17,高精度温調ユニット18,この発明に係る周辺露光装置を備えた周辺露光ユニット19及びバッファカセット20及び上記処理部2に備えられた棚ユニットU3にアクセスし、これらの各ユニットとウエハWの受け渡しを行うことができるように構成されている。
上記のように構成されるレジスト塗布・現像処理システムにおけるウエハの流れについて一例を示すと、まず、外部からウエハWの収納されたカセットCBが搬入・搬出部1の載置台に載置されると、開閉部7と共にカセットCBの蓋体が外されて受渡し手段A1によりウエハWが取り出される。そして、ウエハWは棚ユニットU1の一段をなす受け渡しユニット(図示せず)を介して主搬送機構A2へと受け渡され、棚ユニットU1〜U3内の一の棚にて、塗布処理の前処理として例えば反射防止膜形成処理、冷却処理が行われた後、塗布ユニットCOTにてレジスト液が塗布される。次いでウエハWは棚ユニットU1〜U3の一の棚をなす加熱ユニットで加熱(ベーク処理)され、更に冷却された後棚ユニットU3の受け渡しユニットを経由してインターフェイス部3へと搬入される。インターフェイス部3へと搬入されたウエハWは搬送機構A4により搬送室15内に搬送され、周辺露光ユニット19に搬入されて後述するように周辺露光処理を受ける。周辺露光処理を受けたウエハWは搬送機構A4により高精度温調ユニット18に搬送され、この高精度温調ユニット18内においてウエハW表面の温度は露光装置4内の温度に対応した設定温度に高精度に温調される。搬送機構A4はこの温調されたウエハWを、受け渡しユニット17を介して搬送機構A5に受け渡し、ウエハWは搬送室16に搬送される。搬送されたウエハWは、搬送機構A5により露光部4へ搬送され、露光が行われる。露光後、ウエハWは逆の経路で主搬送機構A2まで搬送され、現像ユニットDEVにて現像処理され、現像液によって不要レジストが除去される。ウエハWは棚ユニットU1〜U3の一の棚をなす加熱ユニットで加熱(ポストベーク処理)し、次いで冷却ユニットで冷却された後、搬入・搬出部1の載置台上の元のカセットCBへと戻される。
次に、この発明に係る周辺露光装置について説明する。
上記周辺露光装置は、上述したようにインターフェイス部3の周辺露光ユニット19内に組み込まれており、レジストRが塗布されたウエハWを水平に保持するための基板保持部であるスピンチャック25と、このスピンチャック25を水平面上に回転させる駆動部26と、ウエハWの周辺領域Eに対して光束を照射する光源部30と、これらを制御する制御部40と、で主に構成されている。
この周辺露光装置によって周辺露光処理されるウエハWは、図5に示すように、レジスト膜Rのパターン領域Pと、パターン領域Pの周辺に形成される周辺領域Eが形成されている。ここでパターン領域Pとは、周辺露光処理後に最初のレジストパターンを形成するために予約されたウエハW中央に形成される正円形の領域である。そして、周辺領域Eは、パターン領域Pの外周を均一な幅で囲むように形成された同心円上の領域である。
図5(b)に示すように、周辺領域E内のパターン領域P側に近接する位置すなわち周辺領域Eとパターン領域Pの境界の周辺領域E側に同心円上に開始位置Sが設定される。開始位置SからウエハWの外周までの幅(カット幅C)を周辺露光処理する。開始位置Sの幅は、露光処理を行うための最小の光束幅と同一の幅にて設定されている。なお、設定された開始位置Sに関するデータ及びウエハWに関するデータ(ウエハWの直径、厚さに関する情報等)は、制御部40内の記憶部に予め記憶される。
図4に示すように、ウエハWの周辺領域Eに対して光束を照射する光源部30は、ウエハWの周辺領域Eに対して光束を照射するための光源31と、光源側可変遮光部材である光源側液晶シャッタ60と、可変遮光部材である液晶シャッタ50とで、主に構成されている。
光源31は、放射状に光束を供給する光源例えば超高圧水銀やキセノンフラッシュ等から形成され、光源31の周囲には、光源31を覆うようにリフレクタ32が設けられており、リフレクタ32は光源31から放射された光束を反射することで、導光ロッド34に光束を導く。また、図4に示すように、光源31とリフレクタ32を囲むように筺体33が設けられており、不要な光束が筺体33の外に漏れるのを防止している。
導光ロッド34は、断面矩形状の中空形材であって、その内周面には反射膜例えばクロムがメッキされている。光源31から照射された光束の光路を形成する導光ロッド34は、図4,図5に示すように、光源31と光源側液晶シャッタ60との間に配置され、その上端を光源31を囲む筺体33内に配置すると共に、光源31に対し垂直に端部開口を向けている。光源31から光束が照射されると、導光ロッド34の上端から入射した光束はクロムメッキされた内周面に反射しながら導光ロッド34内を進行し、その下端開口から均一な強度分布を形成する光束が出射されるようになっている。
液晶シャッタ50,光源側液晶シャッタ60は、図6に示すように、液晶パネル面50a,60aに電圧を印加することにより、液晶パネル面50a,60aに形成される2次元マトリクス状に配列された複数の区画Vをそれぞれ独立して透光領域及び遮光領域に可変して、液晶パネル面50a,60aに照射された光束を透光させたり遮断したり、光の透光率を調節したりすることができるものであって、光束の遮光領域と透光領域とを自由に瞬時かつ動的に制御することができる。これにより、液晶シャッタ50,光源側液晶シャッタ60は、光源31により照射された光束のうち少なくとも一部を遮光可能であって、透光領域のウエハWの半径方向の幅及びウエハWの回転方向の幅を可変可能に形成されている。
この場合、区画Vは、対向する2辺の間を透光する光束が、露光処理を行うための最小の光束幅を有するように、対向する2辺の間の間隔(1辺の長さ)が決定された矩形状(正方形)の領域である。このように設定される区画Vが、ウエハWの回転方向の縦列X1〜X9,ウエハWの半径方向の横列Y1〜Y14からなる2次元マトリクス状に配列されている(図6参照)。
図4,図5に示すように、光源側液晶シャッタ60は、ウエハWと水平に配置され、その上面に上述した導光ロッド34の下端開口部を塞ぐように接合されると共に、下面に筒状の筒体35の上端開口部を塞ぐように接合されている。一方、液晶シャッタ50は、ウエハWと水平に配置され、上面に筒体35の下端開口部を塞ぐように接合されている。
図4に示すように、筒体35の内部には、光束の光路を形成する光学レンズ36が配置されている。光学レンズ36は、光源側液晶シャッタ60を透光した光束を集光して、ウエハWに向けて光束を導光する。
上述したスピンチャック25の駆動部26、光源31、光源側液晶シャッタ60、液晶シャッタ50は、図4に示すように、それぞれ制御部40と電気的に接続されており、制御部40からの制御信号に基づいて作動制御されるように構成されている。
制御部40は、例えば、CPU等のマイクロプロセッサとその周辺回路を有する演算処理部を備えたコンピュータにより構成され、露光処理毎の光束幅、照射位置及び露光時間等を算出するための算出用プログラム及び上述したスピンチャック25の駆動部26、光源31、液晶シャッタ50、光源側液晶シャッタ60に周辺露光処理を実行させるための実行用プログラム等を格納するプログラム格納部と、ウエハWに関するデータや設定された開始位置Sに関するデータ等を記憶するための記憶部と、例えばオペレータがウエハW毎の露光回数等のパラメータを設定入力可能な入力部と、を主に備えている。
制御部40は、オペレータが入力部に入力したデータと、記憶部から読み出されたウエハWに関するデータ及び設定された開始位置Sに関するデータに基づいて、上述した算出用プログラムを実行して、ウエハW毎の露光処理毎の光束幅、照射位置及び露光時間等を算出し、算出されたデータを記憶部に記憶する。
制御部40は、液晶シャッタ50及び光源側液晶シャッタ60に対し、上述した光束幅及び照射位置のデータに基づいて信号を送信して、液晶パネル面50a,60aに形成される2次元マトリクス状に配列された複数の区画Vの一部または全部を透光領域に可変する制御を行う。
なお、図4に示すように、光源部30と対向する位置に受光器28を配置し、受光器28と光源部30の間に受光器側液晶シャッタ29を介在してある。この場合、受光器28は光源部30が照射した光束の光強度分布を検出して、その結果を制御部40に送信する。
受光器側液晶シャッタ29は、ウエハWの下方であって、光源部30と受光器28の間にウエハW側の端部を上に傾斜して配置されている。制御部40は、受光器側液晶シャッタ29の透光領域を制御して、受光器28の受光面に照射される光束のみを透光し、不要な光束を斜め上方に反射させる。このように構成することにより、不要な光束がウエハW周辺を反射してウエハWに形成されるパターン領域Pへ照射されるのを抑制することができる。
また、上述した光源部30には、光源部30を鉛直方向に移動可能な駆動機構(図示せず)が設けられている。制御部40は、露光前のアライメント動作時に光源部30とウエハWのギャップを測定する例えばレーザー変位計等のセンサ(図示せず)から送信されたデータ及び制御部40内の記憶部に記憶されたウエハWに関するデータ(例えばウエハWの厚さや反りに関する情報)に基づき、上記駆動機構を制御する。このように構成することにより、光源部30をウエハW毎に最小限のギャップに設定することができるため安定した露光処理ができると共に、ウエハWと光源部30の干渉リスクを軽減することができる。
次に、上述した周辺露光装置を用いてウエハWに形成されるレジスト膜Rのパターン領域Pの周辺に形成される周辺領域Eに露光処理を行う方法について説明する。
まず、インターフェイス部3へ搬入されたウエハWは、基板搬送機構A4により周辺露光装置内に搬入され、この基板搬送機構A4と昇降ピン(図示せず)との協働作用によりウエハWはスピンチャック25に受け渡される。次いで、制御部40は上述した実行用プログラムを実行し、上述した駆動機構を駆動して光源部30の垂直方向の位置を決定する。この時点では、光源側液晶シャッタ60及び液晶シャッタ50は、透光領域が形成されておらず、全域に渡って遮光領域となるように制御部40に制御されている。
次に、制御部40は、駆動部26に制御信号を送信してウエハWを水平方向に回転させると共に、光源31を点灯する。
制御部40は、光源側液晶シャッタ60に、液晶パネル面60aに形成される2次元マトリクス状に配列された複数の区画Vの全部を透光領域に可変する制御を行う。後述する最初の露光処理及び2回目の露光処理において、導光ロッド34を通過した光束は、光源側液晶シャッタ60を全区画に形成された透光領域を透光して光学レンズ36に照射される(図8(a),図8(b)参照)。すなわち、第1実施形態においては、光源側液晶シャッタ60による光束の遮光は行われない。
周辺領域Eに対して最初の露光処理を行う。この際、図6,図7(a)及び図8(a)に示すように、制御部40は、開始位置SにウエハWの回転方向(以下、縦方向という。)の幅L1が最も広い光束H1が照射されるように、液晶シャッタ50に第1の透光領域B1を形成する。
液晶シャッタ50に透光領域B1を形成するためには、複数の区画Vのうち例えば縦列X2の4列目から11列目までの8区画から一体に形成される矩形状の透光領域B1に可変する。このように、縦方向の幅L1及びウエハWの半径方向(以下、横方向という。)の幅M1を有する透光領域B1を形成することにより、開始位置Sに最も広い縦方向の幅L1を有する光束H1を照射することができる(図6,図7(a)参照)。
上述したように、開始位置Sの横方向の幅M1は、露光処理を行うための最小の光束幅にて設定されている。一方、区画Vは、対向する2辺の間を透光する光束が、露光処理を行うための最小の光束幅を有するように、対向する2辺の間の間隔すなわち1辺が決定された正方形の領域である。したがって、区画Vの縦列X2にて形成される横方向の幅M1を有する透光領域B1を透光した光束H1の横方向の光束幅M1は、開始位置Sの幅と同様に露光処理を行うための最小の光束幅である(図6,図7(a),図8(a)参照)。
第1実施形態における光路について説明すると、図5に示すように、光源31から照射された光束のうち、導光ロッド34を通過した光束は光源側液晶シャッタ60の液晶パネル面60aに照射され、全区画Vが透光領域である光源側液晶シャッタ60をそのまま透光した光束が光学レンズ36により集光され、液晶シャッタ50の透光領域B1を透光して、ウエハWの周辺領域Eに照射される。
なお、ウエハWの周辺領域Eに照射される光束H1及び後述する光束H2は、ウエハWのウエハWの回転方向において対称に形成されるように、液晶シャッタ50の透光領域B1,B2が設定されている。このように構成することにより、露光量不足が発生するのを防止することができる。
この光束H1が照射されるウエハWは、駆動部26により回転しながら算出された露光時間に渡って露光され、最初の露光処理において、同心円上に形成される開始位置Sに光束幅M1にて第1の露光領域が形成される。これにより、最も広いウエハWの回転方向の幅L1を有する光束H1を照射して露光処理することにより、周辺領域E内のパターン領域P側に近接する位置の露光量を多くすることができるため、レジスト膜Rの除去断面の傾斜がなだらかになるダレ現象の発生を防止することができる。
次に、2回目の露光処理を行う。この際、図6,図7(b)及び図8(b)に示すように、制御部40は、液晶シャッタ50に形成された第1の透光領域B1を遮光領域すると共に、該透光領域B1の外周方向の位置に、透光領域B2を形成する。透光領域B2を形成することにより、横方向の幅M2を有する光束H2を、開始位置Sの外周から横方向のウエハ外周端までの範囲(照射位置S2)に照射することができる。すなわち、開始位置Sに光束H1を照射して最初の露光処理を行い、次いで光束H2の照射位置S2を開始位置Sから外周方向に向かって移動させて2回目の露光処理を行う。なお、光束H2のウエハWの縦方向の幅L2は、光束H1の幅L1より狭く形成されている。
液晶シャッタ50に透光領域B2を形成するためには、複数の区画Vのうち例えば横列Y7,Y8の3列目から6列目までの8区画から一体に形成される矩形状の透光領域B2に可変する。このように、縦方向の幅L2及び横方向の幅M2を有する透光領域B2を形成することにより、開始位置Sの外周側の照射位置S2に光束幅M2を有する光束H2を照射することができる(図6,図7(b),図8(b)参照)。
2回目の露光において、最初の露光処理で形成された第1の露光領域の外周を囲うと共に光束幅M2にて第2の露光領域が同心円上に形成される。以上の2回の露光処理により、カット幅C全域に渡って露光することができる。露光処理終了と同時に、制御部40は液晶シャッタ50に信号を送信して、液晶シャッタ50の第2の透光領域B2を閉鎖して全域に渡って遮光する。
露光された領域は、現像処理時に現像液によってレジスト膜Rが除去される。レジスト膜R除去後は、図8(c)に示すように、レジスト膜Rの除去断面は垂直性を保ち、不要なレジスト膜Rはほぼ残留していない。すなわち、レジスト膜Rの除去断面の傾斜がなだらかになるダレ現象の発生を防止することができる。なお、除去されたレジスト膜Rを想像線で示してある。
上記第1実施形態によれば、周辺領域E内のパターン領域P側に近接する位置に設定される開始位置Sに、最も広いウエハWの回転方向の幅L1を有する光束H1を照射して露光処理することにより、開始位置Sの露光量を多くすることができるため、レジスト膜Rの除去断面の傾斜がなだらかになるダレ現象の発生を防止して、周辺露光精度を向上させることができる。
また、液晶シャッタ50の透光領域のウエハWの半径方向の幅及びウエハWの回転方向の幅を可変可能に形成することにより、光束の移動及び幅を変更するための駆動機構が不要なため、駆動機構による振動及びゴミの発生を防ぎつつ、光束を所望の幅に変更して露光処理することができる。
また、周辺領域E内のパターン領域P側に近接する位置に設定される開始位置Sに光束H1を照射して最初の露光処理を行い、次いで光束H2の照射位置S2を開始位置Sから外周方向に向かって移動させて露光処理を行うことにより、ウエハWの半径方向の光束幅を狭くして、露光処理において照射される光束に含まれる散乱光を減少させることができるためパターン形成不良やパターン倒れの発生を抑制することができる。
<第2,3実施形態>
上記第1実施形態では、2回の露光処理によりカット幅C全域に渡って露光したが、1回の露光処理であってもよい。例えば、液晶シャッタ50の透光領域を制御して、周辺領域EのウエハWの半径方向のカット幅Cに渡って光束が照射されると共に、周辺領域E内のパターン領域P側に近接する位置に、ウエハWの回転方向の幅が最も広い光束を照射して、1回の露光処理でカット幅C全域に渡って露光してもよい。
第2実施形態では、図6,図9に示すように、液晶シャッタ50の複数の区画Vのうち例えば縦列X2の4列目から11列目までの8区画及び横列Y7,Y8の3列目から6列目までの8区画の計16区画から一体に形成される略横T字状の透光領域B3を形成する。
このように、透光領域B3を形成することにより、透光領域B3の横方向の幅M4はカット幅Cと同一に形成されているため、周辺領域EのウエハWの半径方向のカット幅Cに渡って光束が照射されると共に、周辺領域E内のパターン領域P側に近接する位置(開始位置S)に最も広い縦方向の幅L1を有する光束を照射することができる。このため1回の露光処理によりカット幅C全域に渡って露光処理することができる。
第2実施形態に代えて以下の第3実施形態により露光してもよい。第3実施形態では、図6,図10に示すように、液晶シャッタ50の複数の区画Vのうち例えば縦列X2の4列目から11列目までの8区画及び横列Y7,Y8の3列目から6列目までの8区画の計16区画に、縦列X3の5列目,6列目,9列目,10列目及び縦列X4の6列目,9列目の区画を加えて計22区画から一体に形成される段状の透光領域B4を形成する。
このように、透光領域B4を形成することにより、透光領域B4の横方向の幅M4はカット幅Cと同一に形成されているため、周辺領域EのウエハWの半径方向のカット幅Cに渡って光束が照射されると共に、周辺領域E内のパターン領域P側に近接する位置(開始位置S)に最も広いウエハWの回転方向の幅L1を有する光束を照射することができる。このため1回の露光処理によりカット幅C全域に渡って露光処理することができる。
なお、上記第2,3実施形態において、ウエハWの周辺領域Eに照射される光束は、ウエハWの回転方向において対称に形成されるように、液晶シャッタ50の透光領域B3,B4が設定されている。このように構成することにより、露光量不足が発生するのを防止することができる。
上記第2,3実施形態によれば、周辺領域E内のパターン領域P側に近接する位置に、ウエハWの回転方向の幅が最も広い光束を照射して露光処理することにより、周辺領域E内のパターン領域P側に近接する位置の露光量を多くすることができるため、レジスト膜Rの除去断面の傾斜がなだらかになるダレ現象の発生を防止して、周辺露光精度を向上させることができる。
また、液晶シャッタ50の透光領域のウエハWの半径方向の幅及びウエハWの回転方向の幅を可変可能に形成することにより、駆動機構による振動及びゴミの発生を防ぎつつ、光束を所望の幅に変更して露光処理することができる。
また、露光処理を複数回行う場合に比べて、露光処理の回数を減らすことができるため、スループットを向上させることができる。
<第4実施形態>
上記第1実施形態では、液晶シャッタ50に透光領域B1と透光領域B2を順次形成して露光処理を行なったが、更に光源31と液晶シャッタ50の間に配置される光源側液晶シャッタ60の透光領域を制御して露光処理を行ってもよい。すなわち、液晶シャッタ50を制御して、周辺領域EのウエハWの半径方向のカット幅Cに渡って光束が照射されると共に、周辺領域E内のパターン領域P側に近接する位置に設定される開始位置Sに、ウエハWの回転方向の幅が最も広い光束が照射されるように透光領域を形成し、光源側液晶シャッタ60の透光領域を制御して、開始位置Sに最初の露光処理を行い、次いで光束の照射位置を開始位置Sから順次外周方向に向かって移動させて露光処理を行ってもよい。
以下に第1実施形態で使用した周辺露光装置を用いて、第4実施形態のウエハWに形成されるレジスト膜Rのパターン領域Pの周辺に形成される周辺領域Eに露光処理を行う方法について説明する。
第1実施形態と同様に、ウエハWが周辺露光装置内に搬入され、スピンチャック25に受け渡された後、制御部40は、駆動部26にウエハWを水平方向に回転させて光源31を点灯する。
制御部40は、液晶シャッタ50に、第2実施形態と同様にして、液晶シャッタ50の複数の区画Vのうち例えば縦列X2の4列目から11列目までの8区画及び横列Y7,Y8の3列目から6列目までの8区画の計16区画から一体に形成される略横T字状の透光領域B3を形成する。
上述したように、透光領域B3は、周辺領域EのウエハWの半径方向のカット幅Cに渡って光束が照射されると共に、周辺領域E内のパターン領域P側に近接する位置に設定される開始位置Sに、最も広い縦方向の幅L1を有する光束が照射されるように透光領域B3を形成してある。なお、液晶シャッタ50に透光領域B3を形成しても、光源31と液晶シャッタ50の間に配置される光源側液晶シャッタ60により光束が遮光されるため、露光処理はされない。
光源側液晶シャッタ60を制御して最初の露光処理を行う。この際、図11,図12(a)及び図13(a)に示すように、制御部40は、光源側液晶シャッタ60に透光領域B5を形成し、透光領域B5を透光した光束が、液晶シャッタ50の透光領域B3のうち縦列X2の4列目から11列目までの8区画を透光して開始位置Sに照射される。
光源側液晶シャッタ60に透光領域B5を形成するためには、複数の区画Vのうち例えば縦列X2の3列目から12列目までの10区画から一体に形成される矩形状の透光領域B5に可変する。このように、縦方向の幅L3及び横方向の幅M1を有する透光領域B5を形成することにより、液晶シャッタ50に対し、縦方向の幅L3及び横方向の幅M1を有する光束を照射することができる(図11,図12(a)参照)。
図12(a)に示すように、液晶シャッタ50に対し、照射される光束は、液晶シャッタ50の透光領域B3のうち縦列X2の4列目から11列目までの8区画(縦方向の幅L1及び横方向の幅M1)を含み、更に該区画を縦方向に覆った区画(縦方向の幅L3及び横方向の幅M1)まで照射され、上記8区画に確実に照射することができるため、光源側液晶シャッタ60の遮光による露光量不足の発生を防止することができる。なお、図12(a)中、斜線なき空白区画(縦列X2の4列目から11列目までの8区画)は液晶シャッタ50に照射された光束のうち光束が透光した区画である。
光源側液晶シャッタ60の透光領域B5を透光して更に液晶シャッタ50の透光領域B3(透光領域B3のうち縦列X2の4列目から11列目までの8区画)を透光した光束H1は開始位置Sに照射される(図13(a))。なお、第1実施形態の最初の露光処理と同様に、光束H1は、液晶シャッタ50の透光領域B3のうち縦列X2の4列目から11列目までの8区画を透光するため、縦方向の幅L1及び横方向の幅M1を有する。
この光束H1が照射されるウエハWは、駆動部26により回転しながら算出された露光時間に渡って露光され、最初の露光処理において、同心円上に形成される開始位置Sに光束幅M1にて第1の露光領域が形成される。これにより、最も広いウエハWの回転方向の幅L1を有する光束H1を照射して露光処理することにより、周辺領域E内のパターン領域P側に近接する位置の露光量を多くすることができるため、レジスト膜Rの除去断面の傾斜がなだらかになるダレ現象の発生を防止することができる。
次に、2回目の露光処理を行う。この際、図11,図12(b)及び図13(b)に示すように、制御部40は、光源側液晶シャッタ60に形成された透光領域B5を遮光領域にすると共に、該透光領域B5の外周方向の位置に、透光領域B6を形成する。透光領域B6を形成することにより、横方向の幅M2を有する光束H2を、開始位置Sの外周から横方向のウエハ外周端までの範囲(照射位置S2)に照射することができる。すなわち、開始位置Sに光束H1を照射して最初の露光処理を行い、次いで光束の照射位置S2を開始位置Sから外周方向に向かって移動させて2回目の露光処理を行う。
透光領域B6を形成するためには、複数の区画Vのうち例えば横列Y6〜Y9の3列目から7列目までの20区画から一体に形成される矩形状の透光領域B6に可変する(図10参照)。このように、縦方向の幅L4及び横方向の幅M3を有する透光領域B6を形成することにより、液晶シャッタ50に対し、縦方向の幅L4及び横方向の幅M3を有する光束を照射することができる(図11,図12(b)参照)。
図12(b)に示すように、液晶シャッタ50に対し、照射される光束は、液晶シャッタ50の透光領域B3のうち横列Y7,Y8の3列目から6列目までの8区画(縦方向の幅L2及び横方向の幅M2)を含み、更に該区画をコの字状に囲った区画(縦方向の幅L4及び横方向の幅M3)まで照射され、上記8区画に確実に照射することができるため、光源側液晶シャッタ60の遮光による露光量不足の発生を防止することができる。なお、図12(b)中、斜線なき空白区画(横列Y7,Y8の3列目から6列目までの8区画)は液晶シャッタ50に照射された光束のうち光束が透光した区画である。
光源側液晶シャッタ60の透光領域B6を透光して更に液晶シャッタ50の透光領域B3(透光領域B3のうち横列Y7,Y8の3列目から6列目までの8区画)を透光した光束H2は、開始位置Sの外周側の照射位置S2に照射される(図13(b))。なお、第1実施形態の2回目の露光処理と同様に、光束H2は、液晶シャッタ50の透光領域B3のうち横列Y7,Y8の3列目から6列目までの8区画を透光するため、縦方向の幅L2及び横方向の幅M2を有する。なお、光束H2のウエハWの縦方向の幅L2は、光束H1の幅L1より狭く形成されている。
2回目の露光において、最初の露光処理で形成された第1の露光領域の外周を囲うと共に光束幅M2にて第2の露光領域が同心円上に形成される。以上の2回の露光処理により、カット幅C全域に渡って露光することができる。露光処理終了と同時に、制御部40は液晶シャッタ50に信号を送信して、液晶シャッタ50の透光領域B3及び光源側液晶シャッタ60の透光領域B6を閉鎖して全域に渡って遮光する。
露光された領域は、現像処理時に現像液によってレジスト膜Rが除去される。レジスト膜R除去後は、図13(c)に示すように、レジスト膜Rの除去断面は垂直性を保ち、不要なレジスト膜Rはほぼ残留していない。すなわち、レジスト膜Rの除去断面の傾斜がなだらかになるダレ現象の発生を防止することができる。なお、除去されたレジスト膜Rを想像線で示してある。
上記第4実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。更に、光源により照射された光束が光源側液晶シャッタ60に形成される透光領域を透光し、更に液晶シャッタ50の透光領域を透光して、ウエハWの周辺領域Eに照射されることにより、狭く形成される透光領域を2回透光した光束がウエハWに照射されるため、照射される光束に含まれる散乱光を更に減少させることができるため更にパターン形成不良やパターン倒れの発生を抑制することができる。
なお、上記第1,4実施形態では2回目の露光処理によりカット幅C全域に渡って露光したが、更に露光回数を増やしてもよい。この場合、2回目の露光処理を行った周辺領域EのウエハWの半径方向の幅を、複数に分割して開始位置Sから順次外周方向に向かって移動させて露光処理を行う。このように構成することにより、ウエハWの回転方向と直交する方向の光束幅を狭くして、露光処理において照射される光束に含まれる散乱光を減少させることができるためパターン形成不良やパターン倒れの発生を抑制することができる。
上記実施形態では、ウエハWのパターン領域Pは、周辺露光処理後に最初のレジストパターンを形成するために予約された領域であったが、既にレジストパターンが形成されていてもよい。例えば上述したレジスト塗布・現像処理システムにおいて、ウエハWにパターニングを2回以上行ってレジストパターンを形成するダブルパターンニング処理を行う場合、現像ユニットDEVにて現像処理を行いレジストパターンが形成されたウエハWを、加熱ユニットで加熱(ポストベーク処理)し、所定の処理の後、再度、塗布ユニットCOTにて2回目のレジストRを塗布する。この場合、ウエハWには形成されたレジストパターンがレジストRに埋まっている新たなレジスト膜Rが形成される。上述した周辺露光処理装置は、この新たなレジスト膜Rが形成されたウエハWに対しても上述した周辺露光処理を行うことができる。この場合、ウエハWのパターン領域Pは、1度目の現像処理においてレジストパターンが形成された領域である。
以上、この発明の実施の形態の一例について説明したが、この発明はこの形態に限らず種々の態様を採りうるものである。例えば液晶シャッタ50,光源側液晶シャッタ60に2次元マトリクス状に複数の区画Vを配列して透光領域を形成したが、他のパターンを形成して透光領域を形成することも可能である。例えばこの発明に係る周辺露光装置(方法)を半導体ウエハのレジスト塗布・現像処理システムに適用した場合について説明したが、LCD用ガラス基板のレジスト塗布・現像処理システムにも適用できることは勿論である。また、この発明に係る周辺露光装置を上記システムに組み込まずに、単独の装置として使用することも可能である。
W ウエハ(基板)
R レジスト膜
P パターン領域
E 周辺領域
B1,B2,B3,B4,B5,B6 透光領域
H1,H2 光束
L1,L2,L3,L4 縦方向の幅(基板の周方向と直交する方向の幅)
M1,M2,M3,M4 横方向の幅(基板の周方向の幅)
S 開始位置
S2 照射位置
25 スピンチャック(基板保持部)
26 駆動部
31 光源
40 制御部
50 光源側液晶シャッタ(光源側可変遮光部材)
60 液晶シャッタ(可変遮光部材)

Claims (4)

  1. 基板に形成されるレジスト膜のパターン領域の周辺に形成される周辺領域を露光する周辺露光装置であって、
    上記基板を水平に保持するための基板保持部と、
    上記基板保持部を水平面上に回転させる駆動部と、
    上記周辺領域に対して光束を照射するための光源と、
    上記光源により照射された光束のうち少なくとも一部を遮光可能であって、透光領域の基板の半径方向の幅及び上記基板の回転方向の幅を可変可能に形成する可変遮光部材と、
    上記基板保持部、上記駆動部、上記光源及び上記可変遮光部材を制御する制御部と、を具備し、
    上記制御部からの信号に基づいて、上記可変遮光部材の透光領域を制御して、上記周辺領域内のパターン領域側に近接する位置に設定される開始位置に、上記基板の回転方向の幅が最も広い光束を照射して最初の露光処理を行い、次いで光束の照射位置を上記開始位置から順次外周方向に向かって移動させて露光処理を行う、ことを特徴とする周辺露光装置。
  2. 基板に形成されるレジスト膜のパターン領域の周辺に形成される周辺領域を露光する周辺露光装置であって、
    上記基板を水平に保持するための基板保持部と、
    上記基板保持部を水平面上に回転させる駆動部と、
    上記周辺領域に対して光束を照射するための光源と、
    上記光源により照射された光束のうち少なくとも一部を遮光可能であって、透光領域の基板の半径方向の幅及び上記基板の回転方向の幅を可変可能に形成する可変遮光部材と、
    上記光源と上記可変遮光部材の間に配置され、上記光源により照射された光束のうち少なくとも一部を遮光可能であって、透光領域の上記基板の半径方向の幅及び上記基板の回転方向の幅を可変可能に形成する光源側可変遮光部材と、
    上記基板保持部、上記駆動部、上記光源、上記可変遮光部材及び上記光源側可変遮光部材と、を制御する制御部と、を具備し、
    上記制御部からの信号に基づいて、上記可変遮光部材を制御して、上記周辺領域の上記基板の半径方向の全幅に渡って光束が照射されると共に、上記周辺領域内のパターン領域側に近接する位置に設定される開始位置に、上記基板の回転方向の幅が最も広い光束が照射されるように上記透光領域を形成し、上記光源側可変遮光部材の透光領域を制御して、上記開始位置に最初の露光処理を行い、次いで光束の照射位置を上記開始位置から順次外周方向に向かって移動させて露光処理を行う、ことを特徴とする周辺露光装置。
  3. 基板に形成されるレジスト膜のパターン領域の周辺に形成される周辺領域を露光する周辺露光方法であって、
    上記基板を水平面上に回転させる工程と、
    光源により照射された光束のうち少なくとも一部を遮光可能であって、透光領域の基板の半径方向の幅及び上記基板の回転方向の幅を可変可能に形成する可変遮光部材を制御して、上記周辺領域内のパターン領域側に近接する位置に設定される開始位置に、上記基板の回転方向の幅が最も広い光束を照射して最初の露光処理を行う工程と、
    次いで上記可変遮光部材の透光領域を制御して、光束の照射位置を上記開始位置から順次外周方向に向かって移動させて露光処理を行う工程と、を含むことを特徴とする周辺露光方法。
  4. 基板に形成されるレジスト膜のパターン領域の周辺に形成される周辺領域を露光する周辺露光方法であって、
    上記基板を水平面上に回転させる工程と、
    光源により照射された光束のうち少なくとも一部を遮光可能であって、透光領域の基板の半径方向の幅及び上記基板の回転方向の幅を可変可能に形成する光源側可変遮光部材を透光した光束のうち少なくとも一部を遮光可能であって、透光領域の上記基板の半径方向の幅及び上記基板の回転方向の幅を可変可能に形成する可変遮光部材を制御して、上記周辺領域の上記基板の半径方向の全幅に渡って光束が照射されると共に、上記周辺領域内のパターン領域側に近接する位置に設定される開始位置に、上記基板の回転方向の幅が最も広い光束が照射されるように上記透光領域を形成する工程と、
    上記光源側可変遮光部材の透光領域を制御して、上記開始位置に最初の露光処理を行う工程と、
    次いで上記光源側可変遮光部材の透光領域を制御して、光束の照射位置を上記開始位置から順次外周方向に向かって移動させて露光処理を行う工程と、を含むことを特徴とする周辺露光方法。
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