JP5512366B2 - 唐松葉の圧縮体および装飾材 - Google Patents

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Description

本発明は、唐松の落葉松葉を平面的に圧縮成形してシート状の装飾材とするものに関する。
唐松は、別名が落葉松と言われ、日本に自生する針葉樹で唯一落葉するものである。その紅葉した落葉松葉は丈夫で腐り難いものである。しかしながらその用途がなく、唐松林の地上に堆積されたままになっている。
なお、松葉を粉状に粉砕しそれを紙等に混入する提案は存在する。しかしながら、その松葉自体をそのまま利用するものは存在しなかった。
そこで、本発明者は唐松の落葉松葉に対して、各種実験研究を繰り返した結果、多数の落葉松葉をランダムに積層した圧縮体は、その紅葉した多数の細い松葉の色合いが模様となって、味わい深いものであることを発見し、その知見に基づいて本発明を完成したものである。
請求項1に記載の本発明は、唐松の多数の落葉松葉をランダムに平面的に並べた状態で、厚み方向に圧縮し、接着剤を介して、紙状または板状に形成してなる唐松葉の圧縮体である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
前記接着剤がゴム弾性を有するものからなり、全体に可撓性を有する唐松葉の圧縮体である。
請求項3に記載の本発明は、請求項2において、
紙状の圧縮体が、ブラインドまたはランプシェード等の素材用シート材として用いられる装飾材である。
請求項4に記載の本発明は、請求項1において、
前記紙状の圧縮体が別シートの表面に接着されて壁紙等の素材用シート材として用いられる装飾材である。
請求項5に記載の本発明は、請求項1において、
板状の圧縮体が壁材として利用される装飾材である。
請求項6に記載の本発明は、請求項1において、
板状の圧縮体が敷物として利用される装飾材である。
本発明の唐松葉の圧縮体は、唐松の多数の落葉松葉をランダムに平面的に並べた状態で、厚み方向に圧縮し、接着剤を介して、紙状または板状に形成してなるものであるから、その表面の模様および紅葉色が味わい深い様相であり、しかも感触の良い装飾材として利用することができる。
また、多数の紅葉した細い松葉は、接着剤を介して圧縮固定されているため、その形状を保持し得る。しかも各松葉はランダムに平面的に並べて圧縮されたため飽きのこない装飾材となり得る。また、唐松の落葉松葉は丈夫で腐りにくいため、その圧縮体は装飾用素材として、最適である。
また、唯一落葉する針葉樹の唐松葉(別名:落葉松)の落ち葉を有効利用するものであるから、新たな天然資源を無駄にすることがない。
上記構成において、請求項2に記載のように、接着剤としてゴム弾性を有するものを使用した場合には、圧縮体全体が可撓性を有し、その圧縮体を長尺な帯状材とすることができ、それを丸めて省スペースで搬送、保管することが可能となる。
上記構成において、紙状の圧縮体を、ブラインドまたはランプシェード等の素材用シート材として用いる装飾材に利用できる。
さらには、その紙状の圧縮体を別シートの表面に接着した装飾材は、壁紙等の素材用シート材として使用できる。
また、板状の圧縮体は壁材として利用できる装飾材となる。
さらには、それを敷物として利用することも可能である。
また、圧縮体及び装飾材をそのまま表面に露出した場合には、唐松葉の香りを放出することができる。
本発明の唐松葉の圧縮体の第一製造工程の一例を示す。 同第二製造工程の一例を示す。 本発明の唐松葉の圧縮体または装飾材であってシート状に形成したものを示す。
次に、本発明の実施の形態につき説明する。
図3は、本発明の唐松葉の圧縮体または装飾材であってシート状(紙状)に形成したものである。これは、唐松の多数の落葉松葉をランダムに平面的に並べた状態で、接着剤を介して厚み方向に圧縮し、紙状に形成したものである。
このような圧縮体を成形するには、一例として次のようにすることができる。
先ず、落葉した唐松の葉を天日干し、或いは人工乾燥させ、松葉以外の各種ゴミ等を取り除く。次いで、接着剤の一例として酢酸ビニル樹脂を水で薄めた容器内に落葉松葉を投入し、各松葉外周に接着剤を付着させる。接着剤は好ましくは、固化状態で透明または半透明がよい。松葉の自然な色を発揮させるためである。
その後、松葉は、一例としてメッシュ1cm角程度のフルイ(篩)に入れ、或いは図1の如く金網籠1に投入して、水平移動又は回転させ、その網目から落下させ、移動ベルト上に多数の松葉を平面的に分散積層する。
その移動ベルトとしては、メッシュの細かい金網又はフッ素樹脂シート2(一例として商品名:テフロン加工シートまたはテフロンシート)を使用できる。ここにおいて、テフロンは登録商標である。なお、前記接着剤の付着は、上記の例に代えて、唐松葉3を細かい金網等にランダムに落下させた後に、接着剤を霧状にその落葉松葉に噴射してもよい。
次いで、図2の如く、唐松葉3を一対のフッ素樹脂シート2間に挟持すると共に、その外側に一対の板材4(鉄板等)を配置し、それらの間を高圧で圧縮固定する。そして常温の場合には、その状態を数日放置し、余分な接着剤を絞り出して乾燥させる。
なお、フッ素樹脂シート2は剥離性を有するものであり、唐松葉3の接着剤がフッ素樹脂シート2に接着されることはない。
そこで、一対の板材4及びフッ素樹脂シート2を分離することにより、唐松葉3の圧縮体を取り出すことができる。
唐松葉3の圧縮体はシート状にすることができると共に、板状に積層することも可能である。図3の如く、紙状に形成した場合には各所に空洞ができ、それから光が透過でき、模様と相まって、味わい深いものとなる。
なお、圧縮体を量産するには、一例として乾燥時間を短縮するため、加熱乾燥することも可能である。
さらには、一対の板材4及びフッ素樹脂シート2の代わりにローラを用い、そのローラの外周にフッ素樹脂を被覆し、唐松葉3の積層体を乾燥すると同時に圧縮して、連続的にその圧縮体を生産することも可能である。
また、接着剤としてゴム系その他を使用した場合には、圧縮体全体が可撓性を有し、連続した帯状体を筒体に巻き取ることが可能となる。これらの圧縮体は、紙状または板状のもので装飾材として利用できる。
一例として、紙状のものはブラインド材として使用することができる。さらにはランプシェード等に加工することが可能である。これらの場合、ランダムに並べられた松葉の隙間から光が透過し、木漏れ日の如く風情のあるものとなる。
次いで、別の紙の表面に、薄い唐松葉の圧縮体を接着することにより、それを壁紙等の素材用シート材として用いることができる。
さらには、板状の圧縮体を壁材として利用することが可能である。
さらには、その板状の圧縮体を敷物として利用することも可能である。
実験によれば、それらの圧縮体をそのまま使用する場合には、落葉松葉の香りが僅かに放出され、快い香りを味わうことができる。また、唐松の落葉松葉は紅葉したものであり、その落ち着いた色合い自体が飽きのこない風情のあるものとなる。
本発明の唐松葉の圧縮体は、ブラインドや壁紙等の素材用シート材或いは装飾材として用いることができる。
1 金網籠
2 フッ素樹脂シート
3 唐松葉
4 板材

Claims (6)

  1. 唐松の多数の落葉松葉をランダムに平面的に並べた状態で、厚み方向に圧縮し、接着剤を介して、紙状または板状に形成してなる唐松葉の圧縮体。
  2. 請求項1において、
    前記接着剤がゴム弾性を有するものからなり、全体に可撓性を有する唐松葉の圧縮体。
  3. 請求項2において、
    紙状の圧縮体が、ブラインドまたはランプシェード等の素材用シート材として用いられる装飾材。
  4. 請求項1において、
    前記紙状の圧縮体が別シートの表面に接着されて壁紙等の素材用シート材として用いられる装飾材。
  5. 請求項1において、
    板状の圧縮体が壁材として利用される装飾材。
  6. 請求項1において、
    板状の圧縮体が敷物として利用される装飾材。
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