JP5523716B2 - 抗菌opニス剤、抗菌印刷物および抗菌印刷方法 - Google Patents
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また、顔料を15〜25%、合成樹脂を25〜30%、乾性油を20〜25%、石油系溶剤を15〜20%、皮膜強化剤を1〜3%、裏移り防止剤を0.5〜2.5%、乾燥促進剤およびその他の溶剤を1〜3%含有するように組成された印刷インク1kg中に、難溶性りん酸塩に抗菌性能を有する金属系物質の銀または有機系物質のベンザルコニウムやセチルピリジニウムをインターカレートしてなる粉末状の抗菌剤を2.5%添加した印刷インクを用いて、用紙の表面に任意の意匠をオフセット印刷して、意匠印刷層を形成するノート表紙等印刷物の抗菌処理方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
本発明の抗菌OPニス剤は、固形樹脂、植物油、高沸点石油系溶剤および撥水剤を含有してなるOPニス100質量部に対して、酸化銀−リン酸亜鉛カルシウムおよびイソプロピルアルコールを含有してなる抗菌剤を2〜5質量部添加してなるものである。
OPニス100質量部に対する抗菌剤の添加量が2質量部未満では、本発明の抗菌OPニス剤によって形成された抗菌印刷層の抗菌効果が不十分である。一方、抗菌剤の添加量が5質量部を超えると、印刷適正が悪くなる。
OPニス中の撥水剤の含有率が、OPニスを構成する全成分の合計に対して1質量%未満では、本発明の抗菌OPニス剤によって形成された抗菌印刷層の撥水性が不十分であり、結果として、抗菌印刷層の抗菌効果が不十分となる。一方、撥水剤の含有率が5質量%を超えると、印刷機器のローラーを形成するゴムに撥水剤が染み込むことにより、そのローラーの劣化を早めることや、印刷物の印刷面が滑りやすくなるため、後加工に不備を生じることがある。
本発明の抗菌OPニス剤が皮膜強化剤を含む場合、OPニス中の皮膜強化剤の含有率は、OPニスを構成する全成分(固形樹脂、植物油、高沸点石油系溶剤、皮膜強化剤および撥水剤を含む)の合計に対して8〜10質量%の範囲である。
抗菌剤中の酸化銀−リン酸亜鉛カルシウムの含有率を、上記の範囲内としたので、この抗菌剤と、上記のOPニスとを均一に混合することができ、ひいては、各成分が均一に混合された抗菌OPニス剤となる。
抗菌剤中のイソプロピルアルコールの含有率を、上記の範囲内としたので、この抗菌剤と、上記のOPニスとを均一に混合することができ、ひいては、各成分が均一に混合された抗菌OPニス剤となる。
したがって、本発明の抗菌OPニス剤は、上記のOPニスと抗菌剤から構成され、無色透明の材料であるから、本発明の抗菌OPニスによれば、意匠印刷層の色彩を損なうことなく、すなわち、意匠印刷層が表示する種々の印刷情報を損なうことなく、その成分であるOPニスによって、印刷物の表面(用紙の表面および意匠印刷層の最表面を含む)を保護することができる。加えて、本発明の抗菌OPニス剤の成分である撥水剤によって、印刷物の表面(用紙の表面および意匠印刷層の最表面を含む)に撥水性を付与することができる。さらに、本発明の抗菌OPニス剤の成分である抗菌剤によって、印刷物の表面(用紙の表面および意匠印刷層の最表面を含む)に抗菌性を付与することができる。
ゆえに、本発明の抗菌OPニス剤によれば、抗菌印刷層の撥水効果により、外部からの水を弾くので、その水が抗菌印刷層、ひいては、被印刷物や意匠印刷層に染み込んで、抗菌印刷層の抗菌効果が減少するのを防止し、長期に渡って抗菌効果を維持することができる。また、抗菌印刷層に細菌やカビなどの微生物が付着したとしても、抗菌印刷層の抗菌効果により、それらの微生物は、増殖が抑えられる。
また、本発明の抗菌OPニス剤は、人体に悪影響を及ぼす成分を含まないので、印刷物などの人の手が直接触れるものに適用しても安全である。
(1)第一の実施形態
図1は、本発明の抗菌印刷物の第一の実施形態を示す概略断面図である。
この実施形態の抗菌印刷物10は、被印刷物11と、被印刷物11の一方の面11aに形成された意匠印刷層12と、意匠印刷層12の被印刷物11と接している面とは反対側の面(以下、「一方の面」と言う。)12aの全面を覆うように形成された抗菌印刷層13とから概略構成されている。
また、この抗菌印刷物10では、抗菌印刷層13が、上述の本発明の抗菌OPニス剤により形成されている。
その用紙としては、上質紙、中質紙、更紙などの非塗工紙、コート紙、アート紙などの塗工紙、再生紙、非木材紙などが挙げられる。
また、用紙の厚みは、一般的に印刷に用いられる用紙の厚みと同等であれば特に限定されない。
また、この実施形態では、意匠印刷層12の一方の面12aの全面のみを覆うように抗菌印刷層13が形成された抗菌印刷物10を例示したが、本発明の抗菌印刷物はこれに限定されない。本発明の抗菌印刷物にあっては、被印刷物の意匠印刷層が形成されていない面の少なくとも一部を覆うように抗菌印刷層が設けられていてもよい。すなわち、例えば、図1に示す抗菌印刷物10では、被印刷物11の一方の面11aにおいて、意匠印刷層12が形成されていない部分を覆うように抗菌印刷層13が設けられていてもよい。
図2は、本発明の抗菌印刷物の第二の実施形態を示す概略断面図である。
図2において、図1に示した第一の実施形態の構成要素と同じ構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
この実施形態の抗菌印刷物20が、上述の第一の実施形態の抗菌印刷物10と異なる点は、意匠印刷層12の一方の面12aを部分的に覆うように抗菌印刷層23が形成されている点である。
この抗菌印刷物20にあっても、抗菌印刷層23が、上述の本発明の抗菌OPニス剤により形成されている。
図3は、本発明の抗菌印刷方法の一実施形態を示す模式図であり、印刷方法として、オフセット印刷を適用した形態を示す図である。
この実施形態の抗菌印刷方法では、オフセット印刷機30を用いる。
オフセット印刷機30は、第一のインキローラー31と、第二のインキローラー32と、第三のインキローラー33と、第四のインキローラー34と、第五のインキローラー35とを、この順に具備してなるものである。
A4サイズの用紙の一方の面に、オフセット印刷により4色印刷を施して、意匠印刷層を形成し、用紙と意匠印刷層とからなる印刷物αを作製した。
次に、この印刷物αの質量を測定した結果、6.26gであった。
次に、用紙の意匠印刷層が形成された面(意匠印刷面)の光沢度を測定した。光沢度の測定には光沢度計(商品名:光沢計グロスチェッカーIG−320、HORIBA社製)を用いて、意匠印刷面の4箇所について、3回ずつ光沢度を測定した。
印刷物αの意匠印刷面の全面に、オフセット印刷により、インク壷の開き量を調節して本発明の抗菌OPニス剤を塗布し、抗菌印刷層を形成し、用紙と意匠印刷層と抗菌印刷層とからなる抗菌印刷物β1を作製した。
抗菌OPニス剤としては、撥水剤としてシリコーンオイルを用い、OPニス中の撥水剤の含有率が、OPニスを構成する全成分の合計に対して2.0質量%であり、OPニス100質量部に対して、抗菌剤を3.5質量部添加したものを用いた。
次に、この抗菌印刷物β1の質量を測定した後、印刷物αと抗菌印刷物β1の質量差を算出した結果、0.27gであった。この算出結果は、A4サイズの抗菌印刷物β1における、単位面積(A4サイズの用紙の一方の面の面積を単位面積とする)当たりの抗菌OPニス剤の塗布量(g)である。
また、参考例と同様にして、抗菌印刷物β1の抗菌印刷層が形成された面の光沢度を測定した後、印刷物αと抗菌印刷物β1の光沢度差を算出した結果、3.92であった。この算出結果(光沢度差)は、抗菌印刷物β1の抗菌印刷層に起因するものである。
また、日本工業規格JIS Z 2801に準拠して、抗菌印刷物β1の抗菌性を評価した。抗菌性の評価は、黄色ブドウ球菌に対する抗菌力、および、大腸菌に対する抗菌力について行った。抗菌性の評価では、ブランク試験片(抗菌OPニス剤が塗布されていないもの)に対する抗菌活性値が2.0以上のものを抗菌効果あり(○)と評価した。
これらの結果を表1に示す。
印刷物αの意匠印刷面の全面に、オフセット印刷により、インク壷の開き量を調節して本発明の抗菌OPニス剤を塗布し、抗菌印刷層を形成し、用紙と意匠印刷層と抗菌印刷層とからなる抗菌印刷物β2を作製した。
抗菌OPニス剤としては、実施例1−1と同様のものを用いた。
次に、この抗菌印刷物β2の質量を測定した後、印刷物αと抗菌印刷物β2の質量差を算出した結果、0.35gであった。この算出結果は、A4サイズの抗菌印刷物β2における、単位面積(A4サイズの用紙の一方の面の面積を単位面積とする)当たりの抗菌OPニス剤の塗布量(g)である。
また、参考例と同様にして、抗菌印刷物β2の抗菌印刷層が形成された面の光沢度を測定した後、印刷物αと抗菌印刷物β2の光沢度差を算出した結果、9.93であった。この算出結果(光沢度差)は、抗菌印刷物β2の抗菌印刷層に起因するものである。
また、実施例1−1と同様にして、抗菌印刷物β2の抗菌性を評価した。
これらの結果を表1に示す。
印刷物αの意匠印刷面の全面に、オフセット印刷により、インク壷の開き量を調節して本発明の抗菌OPニス剤を塗布し、抗菌印刷層を形成し、用紙と意匠印刷層と抗菌印刷層とからなる抗菌印刷物β3を作製した。
抗菌OPニス剤としては、実施例1−1と同様のものを用いた。
次に、この抗菌印刷物β3の質量を測定した後、印刷物αと抗菌印刷物β3の質量差を算出した結果、0.49gであった。この算出結果は、A4サイズの抗菌印刷物β3における、単位面積(A4サイズの用紙の一方の面の面積を単位面積とする)当たりの抗菌OPニス剤の塗布量(g)である。
また、参考例と同様にして、抗菌印刷物β3の抗菌印刷層が形成された面の光沢度を測定した後、印刷物αと抗菌印刷物β3の光沢度差を算出した結果、11.29であった。この算出結果(光沢度差)は、抗菌印刷物β3の抗菌印刷層に起因するものである。
また、実施例1−1と同様にして、抗菌印刷物β3の抗菌性を評価した。
これらの結果を表1に示す。
印刷物αの意匠印刷面の全面に、オフセット印刷により、インク壷の開き量を調節して本発明の抗菌OPニス剤を塗布し、抗菌印刷層を形成し、用紙と意匠印刷層と抗菌印刷層とからなる抗菌印刷物γ1を作製した。
抗菌OPニス剤としては、撥水剤としてシリコーンオイルを用い、OPニス中の撥水剤の含有率が、OPニスを構成する全成分の合計に対して2.0質量%であり、OPニス100質量部に対して、抗菌剤を1.5質量部添加したものを用いた。
次に、この抗菌印刷物γ1の質量を測定した後、印刷物αと抗菌印刷物γ1の質量差を算出した結果、0.29gであった。この算出結果は、A4サイズの抗菌印刷物γ1における、単位面積(A4サイズの用紙の一方の面の面積を単位面積とする)当たりの抗菌OPニス剤の塗布量(g)である。
また、参考例と同様にして、抗菌印刷物γ1の抗菌印刷層が形成された面の光沢度を測定した後、印刷物αと抗菌印刷物γ1の光沢度差を算出した結果、0.28であった。この算出結果(光沢度差)は、抗菌印刷物γ1の抗菌印刷層に起因するものである。
また、実施例1−1と同様にして、抗菌印刷物γ1の抗菌性を評価した。
これらの結果を表2に示す。
印刷物αの意匠印刷面の全面に、オフセット印刷により、インク壷の開き量を調節して本発明の抗菌OPニス剤を塗布し、抗菌印刷層を形成し、用紙と意匠印刷層と抗菌印刷層とからなる抗菌印刷物γ2を作製した。
抗菌OPニス剤としては、実施例2−1と同様のものを用いた。
次に、この抗菌印刷物γ2の質量を測定した後、印刷物αと抗菌印刷物γ2の質量差を算出した結果、0.36gであった。この算出結果は、A4サイズの抗菌印刷物γ2における、単位面積(A4サイズの用紙の一方の面の面積を単位面積とする)当たりの抗菌OPニス剤の塗布量(g)である。
また、参考例と同様にして、抗菌印刷物γ2の抗菌印刷層が形成された面の光沢度を測定した後、印刷物αと抗菌印刷物γ2の光沢度差を算出した結果、10.00であった。この算出結果(光沢度差)は、抗菌印刷物γ2の抗菌印刷層に起因するものである。
また、実施例1−1と同様にして、抗菌印刷物γ2の抗菌性を評価した。
これらの結果を表2に示す。
印刷物αの意匠印刷面の全面に、オフセット印刷により、インク壷の開き量を調節して本発明の抗菌OPニス剤を塗布し、抗菌印刷層を形成し、用紙と意匠印刷層と抗菌印刷層とからなる抗菌印刷物γ3を作製した。
抗菌OPニス剤としては、実施例2−1と同様のものを用いた。
次に、この抗菌印刷物γ3の質量を測定した後、印刷物αと抗菌印刷物γ3の質量差を算出した結果、0.44gであった。この算出結果は、A4サイズの抗菌印刷物γ3における、単位面積(A4サイズの用紙の一方の面の面積を単位面積とする)当たりの抗菌OPニス剤の塗布量(g)である。
また、参考例と同様にして、抗菌印刷物γ3の抗菌印刷層が形成された面の光沢度を測定した後、印刷物αと抗菌印刷物γ3の光沢度差を算出した結果、11.84であった。この算出結果(光沢度差)は、抗菌印刷物γ3の抗菌印刷層に起因するものである。
また、実施例1−1と同様にして、抗菌印刷物γ3の抗菌性を評価した。
これらの結果を表2に示す。
また、表1および表2に示した実施例1−1〜実施例2−3の結果から、単位面積当たりの抗菌OPニス剤の塗布量(g)と、抗菌印刷物の抗菌印刷層に起因する光沢度(光沢度差)との関係を示すグラフ(図4)を作成した。
図4は、単位面積当たりの抗菌OPニス剤の塗布量(g)と、抗菌印刷物の抗菌印刷層に起因する光沢度(光沢度差)との関係を示すグラフであり、縦軸は単位面積当たりの抗菌OPニス剤の塗布量(g)、横軸は抗菌印刷物の抗菌印刷層に起因する光沢度(光沢度差)を示す。なお、図4に示すグラフにおいて、(○)は実施例1に関するものであり、(△)は実施例2に関するものである。
したがって、上記の抗菌OPニス剤の塗布量(g)と光沢度の関係、および、日本工業規格JIS Z 2801に準拠した抗菌印刷物の抗菌性について一度調査すれば、次回から、抗菌OPニス剤の塗布量(g)と光沢度のみを測定すれば、抗菌効果の有無を判定できることが示唆された。すなわち、実施例1−1〜実施例2−3によれば、従来のように、抗菌効果の確認に数日以上を必要としないので、コストを削減することができる。
大きさが約50mm×50mm、厚みが約0.1mmの正方形状のポリエチレンフィルムの一方の面の全面に、オフセット印刷により、本発明の抗菌OPニス剤を塗布して、抗菌印刷層を形成し、その抗菌印刷層を覆うように、大きさが約40mm×40mm、厚みが約0.09mmの正方形状のポリエチレンフィルムを配置し、試験片aを作製した。
抗菌OPニス剤としては、撥水剤としてシリコーンオイルを用い、OPニス中の撥水剤の含有率が、OPニスを構成する全成分の合計に対して2.0質量%であり、OPニス100質量部に対して、抗菌剤を3.5質量部添加したものを用いた。
この試験片aについて、日本工業規格JIS Z 2801:2000「抗菌加工製品−抗菌性試験方法・抗菌効果」5.2プラスチック製品などの試験方法に準拠して、大腸菌または黄色ぶどう球菌に対する抗菌力試験を行った。
ただし、試験片aを高圧蒸気滅菌(121℃、15分間)した後、試験に供した。
また、それぞれの菌に対する抗菌力試験に供する試験片aの数を3個とした。
試験の結果を表3に示す。
この式において、Aは無加工(抗菌OPニス剤などを塗布していない)試験片における接種直後の生菌数の平均値、Bは無加工(抗菌OPニス剤などを塗布していない)試験片における24時間後の生菌数の平均値、Cは抗菌OPニス剤を塗布した試験片aにおける24時間後の生菌数の平均値を表す。
抗菌活性値(R)が2.0以上であれば、抗菌効果ありと判定する。
大きさが約50mm×50mm、厚みが約0.1mmの正方形状のポリエチレンフィルムの一方の面の全面に、オフセット印刷により、従来のOPニスに抗菌剤を添加したOPニス剤を塗布して、抗菌印刷層を形成し、その抗菌印刷層を覆うように、大きさが約40mm×40mm、厚みが約0.09mmの正方形状のポリエチレンフィルムを配置し、試験片bを作製した。
OPニス剤としては、撥水剤を含まずに、OPニス100質量部に対して、抗菌剤を3.5質量部添加したものを用いた。
抗菌剤としては、本発明の抗菌OPニス剤に含まれているものと同様のものを用いた。
この試験片bについて、日本工業規格JIS Z 2801:2000「抗菌加工製品−抗菌性試験方法・抗菌効果」5.2プラスチック製品などの試験方法に準拠して、大腸菌または黄色ぶどう球菌に対する抗菌力試験を行った。
ただし、試験片bを高圧蒸気滅菌(121℃、15分間)した後、試験に供した。
また、それぞれの菌に対する抗菌力試験に供する試験片bの数を3個とした。
試験の結果を表4に示す。
また、表4の結果から、試験片bは、大腸菌に対する抗菌効果があるものの、黄色ぶどう球菌に対する抗菌効果がないことが分かった。
また、試験片bの大腸菌に対する抗菌活性値(R)は2.9〜3.6であるのに対して、試験片aの大腸菌に対する抗菌活性値(R)が7よりも大きく、試験片aの黄色ぶどう球菌に対する抗菌活性値(R)が4.3よりも大きいことから、試験片aは試験片bよりも抗菌力が強いことが分かった。
Claims (3)
- 固形樹脂、植物油、高沸点石油系溶剤および撥水剤としてシリコーンオイルを含有してなるOPニス100質量部に対して、酸化銀−リン酸亜鉛カルシウムおよびイソプロピルアルコールを含有してなる抗菌剤を2〜5質量部添加してなる抗菌OPニス剤であって、
前記OPニス中の前記固形樹脂の含有率が、前記OPニスを構成する全成分の合計に対して30〜40質量%の範囲であり、
前記OPニス中の前記植物油の含有率が、前記OPニスを構成する全成分の合計に対して18〜30質量%の範囲であり、
前記OPニス中の前記高沸点石油系溶剤の含有率が、前記OPニスを構成する全成分の合計に対して38〜50質量%の範囲であり、
前記OPニス中の前記撥水剤の含有率が、前記OPニスを構成する全成分の合計に対して1〜5質量%であり、
前記抗菌剤中の前記酸化銀−リン酸亜鉛カルシウムの含有率が、前記抗菌剤を構成する全成分の合計に対して25〜27質量%の範囲であり、
前記抗菌剤中の前記イソプロピルアルコールの含有率が、前記抗菌剤を構成する全成分の合計に対して73〜75質量%の範囲であることを特徴とする抗菌OPニス剤。 - 被印刷物と、該被印刷物の表面に形成された意匠印刷層と、該意匠印刷層の前記被印刷物と接している面とは反対側の面の少なくとも一部および/または前記被印刷物の前記意匠印刷層と接していない面の少なくとも一部を覆う抗菌印刷層とを備えた抗菌印刷物であって、
前記抗菌印刷層は、請求項1に記載の抗菌OPニス剤からなることを特徴とする抗菌印刷物。 - 被印刷物の表面に印刷を施して、意匠印刷層を形成する工程Aと、前記意匠印刷層の前記被印刷物と接している面とは反対側の面の少なくとも一部および/または前記被印刷物の前記意匠印刷層と接していない面の少なくとも一部に印刷を施して、前記意匠印刷層の前記被印刷物と接している面とは反対側の面の少なくとも一部および/または前記被印刷物の前記意匠印刷層と接していない面の少なくとも一部を覆う抗菌印刷層を形成する工程Bとを有する抗菌印刷方法であって、
前記工程Bにおいて、請求項1に記載の抗菌OPニス剤を用いて、前記抗菌印刷層を形成することを特徴とする抗菌印刷方法。
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