JP5531121B2 - シャフトドライブ式自動二輪車 - Google Patents
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Description
加えて、ブレーキデイスクの内径には、径方向内側に延びる複数の取付座部が設けられ、これらの取付座部は、腕部の先端部に形成したデイスク取付部へ取り付けられているので、ブレーキデイスクを着脱する際に、後輪が取り付けられている側から、取付座部を、フランジ部材に設けた腕部と当たらないように、車幅方向に移動させることができる。取付座部を車幅方向に移動可能にしたので、ブレーキデイスクの着脱性が高まり、組立性およびメンテナンス性を高めることができる。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後方に延出されエンジン13を支持するメインフレーム14と、このメインフレーム14の後端上部から後方に延ばし乗員シート15を支持し、バッテリ16などの電装部品などを取り付け、且つ、リヤフェンダ17を含む車体後部18を支持するリヤフレーム19と、からなる。
なお、メインフレーム14には、このメインフレーム14の後端部に設けられスイングアーム28を支持するピボットプレート22を含む。
排気装置33は、各シリンダ35、35、36、36から延びている排気管41a〜41dと、これらの排気管41a〜41dが集合され排気ガスの浄化を行う触媒管45と、この触媒管45から延びている全体集合管46と、この全体集合管46に連結される消音器47と、から構成されている。
カウル部70には、ヘッドパイプ12から延ばし後述するカウルステー71を介して車体フレーム11の前方を覆うフロントカウル部72と、このフロントカウル部72に連続して設け車両の側方を覆うサイドカウル部73と、エンジン13の下方に設けるアンダカウル74と、が備えられており、風よけや車両の外観性を高めることなどを目的とする。
本発明に係る自動二輪車10は、エンジン(図1の符号13)の駆動力を後輪31に伝達する手段としてドライブシャフト32が用いられていることからシャフトドライブ式自動二輪車10とも云うことができる。
なお、本実施例において、ドライブシャフトは、スイングアーム内に設けられているが、スイングアームに隣接して設けることは差し支えない。
ドライブシャフトの中心軸32Jは、車体を側方から見たときに、ピボット軸27と後輪31のアクスル軸40(後輪車軸40)とを結ぶ線28Cの下側に配置され、このピボット軸27と後輪31のアクスル軸40とを結ぶ線28Cは、スイングアーム28を前後に貫通しており、スイングアーム28は、ドライブシャフト32を囲うように設けられている。
スイングアーム28には、車体フレーム11から第1揺動軸141を介して後方に延ばし揺動可能に設けられる第1腕部材142と、スイングアーム28の中間部28mから第2揺動軸143を介して前方に延ばし揺動可能に設けられる側面視略三角形状をもつ第2腕部材144と、この第2腕部材144の前端144aと車体フレーム11の間に介在されるリヤクッションユニット29(リヤクッション29)と、この第2腕部材144の中間部144に第1腕部材142の先端部を揺動可能に取り付ける第3揺動軸145とが設けられており、スイングアーム28にかかる振動などを吸収するようにした。148はブーツ、149a、149bはギヤボックスカバー126をスイングアーム28に取り付けるボルトである。
ブレーキホース139をギヤボックスカバー126で覆い、ブレーキホース139が見えなくなるようにしたので、リヤブレーキキャリパ62回りの外観性を一層高めることができる。
本実施例において、スイングアーム28およびドライブシャフト32は、後輪31の左側に配置されているが、後輪31の右側に配置することは差し支えない。
上記構成によって、ドリブンギヤとしてのファイナルギヤ118に加わった駆動力は、スリーブ151、後輪ハブ31hと伝達され、後輪31を駆動させる。
以下、等速ジョイント115およびこの等速ジョイント115に連結したピニオンギヤ117の詳細について説明する。
等速ジョイント115は、同一平面上に3つのサブ軸を有しエンジン13の駆動力を入力するトリポード部としての入力軸156と、この入力軸156に傾動およびスライド可能に連結されエンジン(図1の符号13)の駆動力を出力するカップ157と、このカップ157の前部を覆うブーツ158と、を備えている。159は前記サブ軸に嵌めたローラ部、161はローラ部に嵌合されている溝である。
カップ157の前部は、ブーツ158により塞がれ、カップ157の内部は、オイルが注入されている。
本実施例では、内周部164に、加工上の都合から内周部164の全面にわたって雌スプライン168が形成され、このような形態をもつ内周部164の後半部に、ピニオン軸166が挿入され、このピニオン軸166は、サークリップ185を介してピニオンギヤ117に軸方向移動不能に取り付けられている。
かかる構成であれば、ピニオンギヤ117に、雌スプライン168とピニオン軸166とを容易に設けることができ、ピニオンギヤ117のコストアップが抑制される。
なお、筒部163の外周部165は、軸受部121によって支持され、ピニオン軸166の外周部167は、軸受部123によって支持されている。
サークリップ173をスプライン結合部172に介在させることで、スプライン結合部172において、軸部171を筒部163にしっかりと取り付けることができる上に、軸方向振動などの発生を防止することが可能となる。
なお、本実施例において、スプライン結合部を軸受部の内側に配置したが、スプライン結合部を軸受部の外側に配置することは差し支えない。
189は締結部材132がねじ込まれる締結穴である。
左軸受152は、アウタレース152aとボール152bとインナレース152cとからなる。
右軸受153は、アウタレース153aとボール153bとインナレース153cとからなるラジアル型軸受を2列に並べたものである。
後輪ハブ31hは、5本の締結ボルト154・・・を介して後輪車軸(図5の符号40)に取り付けられ、後輪ハブ31hと一体で回転するフランジ部材211に、フランジ218が備えられ、このフランジ218には、後輪車軸40の径方向に延設されている5つの腕部256・・・が含まれており、これらの腕部256・・・の先端部にリヤブレーキデイスク63が取り付けられている。
先ず、後輪車軸回りの構成部材について説明する。
ファイナルギヤ118を嵌めた後輪車軸40を右側からギヤケース175に挿入し、ギヤケース175の左側から、第2シムリング191を挿入し、左軸受152を挿入し、この左軸受152を第3ロックナット192および第4ロックナット193で止める。
フランジ部材211には、円筒部219から放射状に外方に5つの腕部256・・・が延びており、これらの5つの腕部256・・・の先端部に設けたデイスク取付部247・・・にリヤブレーキデイスク63が取り付けられ、これらの腕部256・・・に、且つ、デイスク取付部247・・・の内方に設けたリング取付部237・・・に、パルサリング216が取り付けられ、フランジ部材211の円筒部219は、後輪車軸40に挿入され取り付けられる。
210は後輪車軸40とフランジ部材211の間に介在されるシールである。
ピニオンギヤ117の内周部(図5の符号164)に、サークリップ185およびOリング186を付けた状態のピニオン軸166を挿入する。そして、ギヤケース175に、軸受部123(ニードルベアリング)をストッパリング188を付けた状態で嵌め、次いで、ピニオン軸166が挿入されたピニオンギヤアッシ223を、ピニオン軸166から延びている筒部163の外周に第1シムリング224、軸受部121をこの順に嵌めた状態でギヤケース175の前方から挿入し、第1ロックナット181および第2ロックナット182で軸受部121を保持し、その後、第1オイルシール183を嵌め、第1抜止クリップ184を取り付ける。
ギヤボックス124の構成部材としてのギヤケースカバー176は、その外端部に開けた開口226に、後輪車軸40の軸中心に向け内方壁227が延設されている。
パルサリング216は、フランジ部材211の内側面に設けられているリング取付部237に、ボルト215・・・を介して取り付けられている。
車軸オイルシール212を止める抜止リング214とパルサリング216に設けた内立壁部231の先端部231aとの間に、第1ラビリンス通路241が形成され、この第1ラビリンス通路241の外方で、内立壁部231の外面231cとギヤケースカバー176に設けた内方壁227との間に、第2ラビリンス通路242が形成されている。
上記ラビリンス構造を設けることで、車軸オイルシール212からオイルが漏れる場合の経路は、図矢印mとなり、軸受153からのオイル漏れを遅らせることができる。
図9は本発明に係るパルサリングの取付構造を説明する図および比較例図であり、ギヤボックス124内は、潤滑用のオイルで満たされており、ギヤボックス124と後輪車軸40の間に、車軸オイルシール212が設けられ、この車軸オイルシール212の外方に、シール効果を高めるためラビリンス構造が設けられている。
図5〜7を併せて参照して、後輪車軸40と後輪31の間に、フランジ部材211が備えられている。このフランジ部材211に、ブレーキデイスクとしてのリヤブレーキデイスク63を取り付けるフランジ218が備えられているので、リヤブレーキデイスク63を後輪車軸40まで延ばす必要がなくなる。
図10(a)において、実施例が示されており、ST01で、入力軸156とカップ157とブーツ158などを構成部材とする等速ジョイント115を組み立て、カップ157にオイルを注入する。ST02で、ドライブシャフト32の構成部材としてのドライブ軸112に等速ジョイント115の入力軸156を結合する。ST01〜ST02は、サブアセンブリーラインなどで行うことができ、等速ジョイント115の組立作業性を高めることができる。
また、サイズ・重量が大きな等速ジョイント115は、ピニオンギヤ117の軸受部121に近づけて配置されているので、振動の発生を抑えることができる。
図9(a)において、リヤブレーキデイスク63の板厚Tに対する、フランジ部材211とパルサリング216の間の隙間Gの大小関係は、T<Gとなるように構成されている。かかる構成であれば、フラットボルト217・・・を取り外したときに、リヤブレーキデイスク63の取付座部263・・・を、フランジ部材211に設けたデイスク取付部247・・・から、車幅方向左側(図下向き)に浮かせ、図6の矢印方向で想像線の位置までリヤブレーキデイスク63を回動させることで、リヤブレーキデイスク63は、車体から取り外し可能となる。
次に、フラットボルト217・・・を取り外して、リヤブレーキデイスク63をフランジ部材211から外し、デイスク取付部247から浮かせ、車幅方向左側に移動させる。最後に、フランジ部材211の腕部256・・・との位相をずらし、リヤブレーキデイスク63の締付部とフランジ部材211の腕部256・・・とが重ならない位置までリヤブレーキデイスク63の締付部を図6の矢印の方向へ回動させ、リヤブレーキデイスク63を車幅方向右側へ取り外すことができる。
Claims (4)
- 車体フレーム(11)と、この車体フレーム(11)に設けられ、後輪(31)を揺動可能に支持するスイングアーム(28)と、
このスイングアーム(28)内または前記スイングアーム(28)に隣接して設けられ、エンジン(13)の駆動力を前記後輪(31)に設けた後輪車軸(40)に伝達するドライブシャフト(32)と、
このドライブシャフト(32)の一端に設けられ、前記後輪車軸(40)に設けられるファイナルギヤ(118)と噛み合うピニオンギヤ(117)と、
前記スイングアーム(28)の後部に設けられ、前記ファイナルギヤ(118)を収容するギヤボックス(124)と、
このギヤボックス(124)と前記後輪車軸(40)との間に設けられ、前記後輪車軸(40)を回転自在に支持する軸受(153)と、
が備えられているシャフトドライブ式自動二輪車において、
前記後輪車軸(40)の径方向に、ブレーキデイスク(63)を取り付けるフランジ(218)を有するフランジ部材(211)が備えられ、
前記フランジ(218)に設けられたブレーキデイスク(63)が取り付けられるデイスク取付部(247)よりも径方向内側で且つ車幅方向で前記ギヤボックス(124)寄りに、センサ(221)によって検出される多数の小穴(234)を形成した被検出部(235)が位置するように、前記フランジ部材(211)に車輪速を計測するパルサリング(216)が取り付けられ、
前記フランジ部材(211)の同一面側に、前記ブレーキデイスク(63)と前記パルサリング(216)が取り付けられ、
前記フランジ部材(211)には、前記後輪車軸(40)の軸方向に延びる円筒部(219)から放射状に延びる腕部(256)が形成されることを特徴とするシャフトドライブ式自動二輪車。 - 前記フランジ(218)は、前記後輪車軸(40)の径方向に延設されている複数の前記腕部(256)が含まれており、これらの腕部(256)の先端部に前記ブレーキデイスク(63)が取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のシャフトドライブ式自動二輪車。
- 前記スイングアーム(28)は、前記ギヤボックス(124)側からのみ前記後輪(31)を支持する片持ち式であり、
前記腕部(256)の先端部に段部が設けられ、この段部にデイスク取付部(247)が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のシャフトドライブ式自動二輪車。 - 前記センサ(221)は、前記ギヤボックス(124)側に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のシャフトドライブ式自動二輪車。
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